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JP7652437B2 - ガスタービン - Google Patents

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Description

本開示は、ガスタービンに関する。
本願は、2020年5月18日に、日本に出願されたPCT/JP2020/019693号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
下記特許文献1には、天然ガスとアンモニアを燃焼器で混焼させる燃焼装置及びガスタービンシステムが開示されている。この燃焼装置等は、気体のアンモニアを燃焼用アンモニアとして燃焼器で混焼させると共に燃焼ガスに含まれる窒素酸化物(NO)を還元するために還元用アンモニアとしてタービンの下流側かつ還元触媒チャンバの上流側に供給する。
また、下記特許文献2には、アンモニアを主燃焼器で唯一の燃料として燃焼(専焼)させると共に再熱器に供給して排ガスの窒素酸化物(NO)の濃度を低減する再熱型アンモニアガスタービンが開示されている。このガスタービンは、再熱器の排ガスを、脱硝触媒を介して再熱ガスタービンに供給する。
日本国特開2018-162752号公報 日本国特開2015-031215号公報
ところで、上述した各ガスタービンでは、還元触媒チャンバあるいは脱硝触媒を用いて燃焼ガスあるいは排ガスの窒素酸化物濃度を低減させるが、アンモニアを燃料として燃焼させるので、アンモニア(NH)に含まれる窒素原子由来の窒素酸化物(NO)の生成が不可避である。すなわち、アンモニア燃焼型のガスタービンでは、大型の排気脱硝装置が不可欠である。
しかしながら、排気脱硝装置の大型化は、コスト、スペース、総合効率の低下及び負荷変動追従性の悪化等、様々な問題を招来させる。したがって、排気脱硝装置の前段で燃焼ガスに含まれる窒素酸化物(NO)の濃度を低減する必要がある。
また、アンモニアは燃焼時に二酸化炭素(CO)を発生しないが、再生可能エネルギ由来のCOフリーアンモニアは製造量が限られるため、その効率的利用、すなわち熱効率の向上が必要である。大型ガスタービンほど熱効率向上が容易であるが、大型ガスタービンほどアンモニア使用量も大きいため、製造量の限られるCOフリーアンモニアを大量消費する大型ガスタービンは適合しにくい。したがって、アンモニア燃焼の特性を生かした中小型ガスタービンの熱効率の向上策が必要である。
本開示は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、以下の点を目的とする。
(1)排気脱硝装置の大型化させることなく窒素酸化物(NO)の濃度を排出基準に適合させる。
(2)アンモニアを燃料とするガスタービンの熱効率の向上を図る。
本開示の上記第1の態様のガスタービンは、圧縮機、燃焼器及びタービンを少なくとも備え、アンモニアを燃料として燃焼器で燃焼させるガスタービンであって、アンモニアの燃焼によって発生する水蒸気を回収して燃焼器に循環供給する水蒸気循環手段を備える。
本開示の上記第1の態様のガスタービンにおいて、水蒸気循環手段は、タービンの排ガスに含まれる水蒸気を水として回収する回収装置と、水を気化させて燃焼器に供給する水蒸気供給装置とを備え、排ガスと水との熱交換によって水蒸気を凝縮させると共に水を気化させてもよい。
本開示の上記第1の態様のガスタービンにおいて、回収装置は、排ガスを水と熱交換させる熱交換器と、該熱交換器から出力される水と排ガスの残ガスとを気液分離する気液分離器とを備え、水蒸気供給装置は、気液分離器から出力される水を熱交換器に供給する水ポンプと、熱交換器とを備えてもよい。
本開示の上記第1の態様のガスタービンにおいて、前記水蒸気供給装置が前記燃焼器に供給する水蒸気の少なくとも一部を、前記燃焼器に燃料として供給される前の前記アンモニアに混合させる第1混合手段を備えてもよい。
本開示の上記第1の態様のガスタービンにおいて、前記燃焼器に燃料として供給される前のアンモニアの少なくとも一部を、前記回収装置が回収した水に混合させる第2混合手段を備えてもよい。
本開示の上記第1の態様のガスタービンにおいて、前記燃焼器に燃料として供給される前のアンモニアの一部を、前記タービンに燃焼ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤として供給する還元剤供給手段を備えてもよい。
本開示の第2の態様のガスタービンは、圧縮機、燃焼器及びタービンを少なくとも備え、アンモニアを燃料として燃焼器で燃焼させるガスタービンであって、燃焼器とタービンとの間の燃焼ガス流路あるいは/及びタービンに燃焼ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤を供給する還元剤供給装置を備える。
本開示の上記第2の態様のガスタービンにおいて、タービンは、複数の個別タービンが組み合わされた多段タービンであり、還元剤供給装置は、脱硝効果が期待される段の個別タービンあるいは/及び個別タービンを接続する個別燃焼ガス流路に還元剤を供給してもよい。
本開示の上記第2の態様のガスタービンにおいて、タービンに冷却流体を供給する冷却流体供給装置をさらに備え、還元剤は冷却流体に混合されて供給してもよい。
本開示の上記第2の態様のガスタービンにおいて、還元剤はアンモニアであってもよい。
本開示によれば、排気脱硝装置の大型化させることなく窒素酸化物(NO)の濃度を排出基準に適合させることが可能である。
また、本開示によれば、アンモニアを燃料とするガスタービンの熱効率の向上を図ることが可能である。
本開示の第1実施形態に係るガスタービンの全体構成を示すシステム構成図である。 本開示の第1実施形態におけるタービン構成及び還元剤注入箇所を示す第1の模式図である。 本開示の第1実施形態におけるタービン構成及び還元剤注入箇所を示す第2の模式図である。 本開示の第1実施形態における脱硝率のシミュレーション結果を示すグラフである。 本開示の第2実施形態に係るガスタービンの全体構成を示すシステム構成図である。 本開示の第3実施形態に係るガスタービンの全体構成を示すシステム構成図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
最初に、本開示の第1実施形態について図1~図3を参照して説明する。第1実施形態に係るガスタービンAは、図1に示すように、圧縮機1、燃焼器2、タービン3、燃料供給装置4、冷却空気供給装置5、還元剤供給装置6、排熱回収ボイラ7及び排気脱硝装置8を備える。このガスタービンAは、燃料供給装置4から供給されるアンモニアを燃焼器2で唯一の燃料X3として燃焼(専焼)させるアンモニア専焼型のガスタービンである。
圧縮機1は、例えば回転軸に沿って多段かつ交互に配置された動翼と静翼とを備える軸流圧縮機であり、大気から取り込んだ空気X1を所定圧まで昇圧して燃焼器2に供給する。この圧縮機1は、上記回転軸がタービン3の回転軸と軸結合しており、当該タービン3によって回転駆動される。
燃焼器2は、圧縮機1から供給される圧縮空気X2と燃料供給装置4から供給される燃料X3とをチャンバ内に噴射するバーナを備え、圧縮空気X2を酸化剤として燃料X3を燃焼させる。この燃焼器2は、燃料X3の燃焼反応によって発生する高温かつ高圧な燃焼ガスX4を駆動流体としてタービン3に供給する。
タービン3は、例えば回転軸に沿って多段かつ交互に配置された動翼と静翼とを備える軸流タービンであり、燃焼ガスX4(駆動流体)の運動エネルギを動力に変換する原動機である。このタービン3は、自らが発生させた動力によって上記回転軸が軸結合する圧縮機1を回転駆動する。また、このタービン3は、負荷に接続される出力軸を備えており、負荷を回転駆動する。
このようなタービン3は、図2A、図2Bに示すように、複数(4つ)の個別タービン3a~3dと5つの燃焼ガス流路3e~3iを備えており、これら個別タービン3a~3d及び燃焼ガス流路3e~3iが組み合わされた多段タービンである。このタービン3は、各段の個別タービン3a~3dで動力回収した後の排ガスX5を排熱回収ボイラ7に排出する。
4つの個別タービン3a~3dのうち、個別タービン3aは、燃焼ガスX4の流れ方向において最上流に位置する第1段タービンである。この個別タービン3aは、燃焼ガスX4の流入口が燃焼ガス流路3eを介して燃焼器2の流出口に接続されている。また、この個別タービン3aは、燃焼ガスX4の流出口が燃焼ガス流路3fを介して個別タービン3bの流入口に接続されている。
個別タービン3bは、燃焼ガスX4の流れ方向において上流から2番目に位置する第2段タービンである。この個別タービン3bは、燃焼ガスX4の流入口が燃焼ガス流路3fを介して個別タービン3aの流出口に接続されている。また、この個別タービン3bは、燃焼ガスX4の流出口が燃焼ガス流路3gを介して個別タービン3cの流入口に接続されている。
個別タービン3cは、燃焼ガスX4の流れ方向において上流から3番目に位置する第3段タービンである。この個別タービン3cは、燃焼ガスX4の流入口が燃焼ガス流路3gを介して個別タービン3bの流出口に接続されている。また、この個別タービン3cは、燃焼ガスX4の流出口が燃焼ガス流路3hを介して個別タービン3dの流入口に接続されている。
個別タービン3dは、燃焼ガスX4の流れ方向において最下流に位置する第4段タービンである。この個別タービン3dは、燃焼ガスX4の流入口が燃焼ガス流路3hを介して個別タービン3cの流出口に接続されている。また、この個別タービン3dは、燃焼ガスX4の流出口が燃焼ガス流路3iを介して排熱回収ボイラ7の流入口に接続されている。
燃料供給装置4は、燃料タンクと燃料ポンプとを少なくとも備え、所定流量の燃料X3を燃焼器2に供給する。より具体的には、燃料供給装置4は、アンモニアを単独の燃料X3として燃焼器2に供給する。なお、アンモニアは、周知のように液化ガスとして一般的に流通している。燃料供給装置4は、このようなアンモニアを燃料X3として外部から受け入れて燃焼器2に供給する。
冷却空気供給装置5は、少なくとも空気縮機を備え、冷却空気X6を冷却流体としてタービン3に供給する。この冷却空気X6は、タービン3を構成する動翼及び静翼等の内部に供給され、当該内部から外部に流出することによって高温な燃焼ガスに曝されるタービン3の疲労劣化を抑制する。このような冷却空気供給装置5は、本開示の冷却流体供給装置に相当する。
還元剤供給装置6は、還元剤タンクと還元剤ポンプとを少なくとも備え、所定流量の還元剤X7をタービン3及び排気脱硝装置8に供給する。この還元剤X7は、燃焼ガス中に含まれる窒素酸化物(NO)について還元作用が期待できる物質であり、例えばアンモニアである。より具体的には、還元剤供給装置6は、上述した個別タービン3a~3dあるいは/及び燃焼ガス流路3e~3iの何れかに選択的に還元剤X7を供給する。
すなわち、還元剤供給装置6は、燃焼器2とタービン3との間の燃焼ガス流路あるいは/及びタービン3のうち、脱硝効果が期待される段の個別タービンあるいは/及び個別燃焼ガス流路に還元剤X7を供給する。このような還元剤供給装置6は、本開示の還元剤供給装置に相当する。
排熱回収ボイラ7は、排ガスX5が流通するガス流通管と水が流通する水流通管とを少なくとも備え、タービン3から供給される排ガスX5を熱源として水蒸気を発生させる蒸気発生器である。排熱回収ボイラ7は、排熱回収後の排ガスX8を排気脱硝装置8に排出する。
排気脱硝装置8は、脱硝触媒が充填された触媒チャンバと脱硝触媒の前段に還元剤X7を噴霧する噴霧器とを少なくとも備え、排ガスX8を還元剤X7と共に脱硝触媒に流通させることにより排ガスX8中に含まれる窒素酸化物(NO)を分解する。排気脱硝装置8は、窒素酸化物の濃度が環境基準まで低減された排ガスX9を大気放出する。
このような排気脱硝装置8は、排ガスX8の流量あるいは/及び排ガスX8に含まれる窒素酸化物の濃度に依存して装置規模が大型化する性質を有する。すなわち、排気脱硝装置8は、排ガスX8の流量が増えると排ガスX9を環境基準に適合させるために装置規模が大きくなり、また排ガスX8における窒素酸化物の濃度が上昇すると、排ガスX9を環境基準に適合させるために装置規模が大きくなる。
したがって、排気脱硝装置8の大型化を抑制するためには、排気脱硝装置8の前段、つまり燃焼ガスX4あるいは排ガスX5,X8,X9が流通する燃焼器2から排熱回収ボイラ7までの間で窒素酸化物の濃度を十分に低減させる必要がある。
次に、第1実施形態に係るガスタービンAの動作について、図3をも参照して詳しく説明する。
図3は、アンモニア(燃料X3)を専焼させた場合に燃焼器2で発生する燃焼ガスX4について、還元剤X7の存在場(還元場)における温度(K)及び圧力(bar)に対する脱硝率の変化をシミュレーションした結果である。なお、この図3において、実線は圧力が1barの場合を示し、点線は圧力が10barの場合を示し、また破線は圧力が20barの場合を示している。
より具体的には、燃焼ガスX4は、窒素(N)内に17%の酸素(O)、6%の水蒸気(HO)及び500ppmの一酸化窒素(NO)を含む混合ガスである。このシミュレーションでは、一酸化窒素(NO)と等量である500ppmのアンモニア(NH)を燃焼ガスX4に転化した場合の脱硝率の変化を求めた。なお、1bar(バール)は周知のように0.1MPa(メガパスカル)である。
このシミュレーション結果は、圧力が高い程に脱硝率が大きいことを示し、また所定の温度範囲で脱硝率が正の値を取り、当該範囲を超える温度域では脱硝率が負の値を取ることを示している。すなわち、このシミュレーション結果は、つまり1100℃近傍~1500℃近傍の温度範囲では窒素酸化物濃度が低下し、1500℃近傍を超える温度域では窒素酸化物濃度が逆に上昇することを示している。
本第1実施形態に係るガスタービンAは、このようなシミュレーション結果に鑑みたものであり、還元剤供給装置6は、図2A、図2Bに示すように、タービン3において脱硝率が正の値を取り得る箇所に還元剤X7を供給する。
図2Aは、比較的大型のガスタービンに本第1実施形態に係るガスタービンAを適用した場合を示している。この場合、燃焼器2の出口における燃焼ガスX4の性状は、圧力:20bar、温度:1673K、窒素酸化物濃度:500ppmである。また、各個別タービン3a~3dのタービン膨張率を1.7とした場合、各個別タービン3a~3dの入口及び出口における圧力、温度及び窒素酸化物濃度は、上下三段に示した数値の通りとなる。
すなわち、第1段の個別タービン3aの入口における圧力は、燃焼器2の出口と同様に圧力:20bar、温度:1673K、窒素酸化物濃度:500ppmであり、第1段の個別タービン3aの出口及び第2段の個別タービン3bの入口における圧力は、圧力:11.8bar、温度:1480Kである。
また、第2段の個別タービン3bの出口及び第3段の個別タービン3cの入口における圧力は、圧力:6.9bar、温度:1310Kであり、第3段の個別タービン3cの出口及び第4段の個別タービン3dの入口における圧力は、圧力:4.1bar、温度:1159Kであり、さらに第4段の個別タービン3dの出口における圧力は、圧力:2.4bar、温度:1025Kである。
このような各個別タービン3a~3dの入口及び出口における圧力及び温度のうち、脱硝率が正の値を取るという条件を満足する箇所は、第2段の個別タービン3bの出口及び第3段の個別タービン3cの入口、また第3段の個別タービン3cの出口及び第4段の個別タービン3dの入口である。
すなわち、本第1実施形態における還元剤供給装置6は、図示するように2段の個別タービン3bの出口及び第3段の個別タービン3cの出口に還元剤X7を供給する。この結果、第3段の個別タービン3cの入口における窒素酸化物濃度は240ppmまで低下し、また第4段の個別タービン3dの入口における窒素酸化物濃度は154ppmまで低下する。
本第1実施形態によれば、比較的大型のガスタービンについて、トータル的に約69%の脱硝率を確保することが可能であり、また154ppmという窒素酸化物濃度は通常規模の排気脱硝装置8で処理可能なレベルである。したがって、本第1実施形態によれば、比較的大型のガスタービンについて、排気脱硝装置8の大型化させることなく窒素酸化物(NO)の濃度を排出基準に適合させることが可能である。
また、図2Bは、中小型のガスタービンに本第1実施形態に係るガスタービンAを適用した場合を示している。この場合には、燃焼器2の出口における燃焼ガスX4の性状は、圧力:20bar、温度:1373K、窒素酸化物濃度:500ppmである。また、各個別タービン3a~3dのタービン膨張率を1.7とした場合、各個別タービン3a~3dの入口及び出口における圧力、温度及び窒素酸化物濃度は、上下三段に示した数値の通りとなる。
すなわち、第1段の個別タービン3aの入口における圧力は、燃焼器2の出口と同様に圧力:20bar、温度:1373K、窒素酸化物濃度:500ppmであり、第1段の個別タービン3aの出口及び第2段の個別タービン3bの入口における圧力は、圧力:11.8bar、温度:1215Kである。
また、第2段の個別タービン3bの出口及び第3段の個別タービン3cの入口における圧力は、圧力:6.9bar、温度:1075Kであり、第3段の個別タービン3cの出口及び第4段の個別タービン3dの入口における圧力は、圧力:4.1bar、温度:951Kであり、さらに第4段の個別タービン3dの出口における圧力は、圧力:2.4bar、温度:841Kである。
このような各個別タービン3a~3dの入口及び出口における圧力及び温度のうち、脱硝率が正の値を取るという条件を満足する箇所は、燃焼器2の出口及び第1段の個別タービン3aの入口、また第1段の個別タービン3aの出口及び第2段の個別タービン3bの入口である。
したがって、還元剤供給装置6は、図示するように燃焼器2の出口及び第1段の個別タービン3aの出口に還元剤X7を供給する。この結果、第1段の個別タービン3aの入口における窒素酸化物濃度は276ppmまで低下し、また第2段の個別タービン3bの入口における窒素酸化物濃度は132ppmまで低下する。
本第1実施形態によれば、中小型のガスタービンについて、トータル的に約74%の脱硝率を確保することが可能であり、また132ppmという窒素酸化物濃度は通常規模の排気脱硝装置8で処理可能なレベルである。したがって、本第1実施形態によれば、中小型のガスタービンにおいても、排気脱硝装置8の大型化させることなく窒素酸化物(NO)の濃度を排出基準に適合させることが可能である。
また、本第1実施形態によれば、アンモニアを燃料X3と還元剤X7とに共用することができるので、装置構成を単純化することが可能である。また、冷却能力に優れたアンモニアを還元剤X7としてタービン3に供給するので、タービン3の冷却能力を向上させることが可能である。
〔第2実施形態〕
次に、本開示の第2実施形態について図4を参照して説明する。
なお、この図4では、上述した図1の機能構成要素と同一な機能構成要素については同一符号を付している。
第2実施形態に係るガスタービンBは、図4に示すように、圧縮機1、燃焼器2、タービン3及び燃料供給装置4に加え、熱交換器12、気液分離器13及び水ポンプ14を備える。燃料供給装置4は、燃料タンク10と、燃料ポンプ11とを備える。新たな機能構成要素である熱交換器12、気液分離器13及び水ポンプ14は、本開示の水蒸気循環手段を構成するものであり、燃料X3であるアンモニアの燃焼によって発生する水蒸気を回収して燃焼器2に循環供給する。
下式(1)に示すように、アンモニアの燃焼反応で発生する燃焼ガスX4には多量の水分が含まれる。本第2実施形態に係るガスタービンBは、このようなアンモニアの燃焼反応の特徴を熱効率の向上に利用するものである。
4NH+3O→2N+6HO (1)
熱交換器12は、タービン3から供給される排ガスX5と水ポンプ14から供給される水X11を熱交換させることにより、排ガスX5に含まれる水蒸気を選択的に凝縮させて気液混合水X10を生成すると共に水X11を気化させて水蒸気X13にする。この熱交換器12は、気液混合水X10を気液分離器13に供給し、水蒸気X13を燃焼器2に供給する。
気液分離器13は、気液混合水X10を気液分離することにより水X11と気液混合水X10における水X11以外の残ガスX12とを分離する。気液分離器13は、水X11を水ポンプ14に供給し、残ガスX12を後続する排熱回収ボイラまたは排気脱硝装置(図示略)に排出する。
すなわち、上記熱交換器12及び気液分離器13は、本開示の回収装置を構成しており、タービン3の排ガスX5に含まれる水蒸気つまりアンモニアの燃焼によって発生する水蒸気を水X11として回収する。
水ポンプ14は、気液分離器13から供給される水X11を加圧して熱交換器12に供給する。この水X11は、熱交換器12で加熱されることにより気化して水蒸気X13となり、燃焼器2に供給される。すなわち、上記熱交換器12及び水ポンプ14は、本開示の水蒸気供給装置を構成しており、水X11を気化させて燃焼器2に供給する。
このように構成されたガスタービンBを出力11MW級の中小型のガスタービンに適用した場合に関してトータル的な熱効率をシミュレーションによって求めると、35.7%となる。このシミュレーションにおける条件は以下の通りである。
(1)燃料X3(アンモニア)供給量:123kmol/h
(2)燃料(アンモニア)供給温度:常温
(3)燃料(アンモニア)供給圧:10atm
(4)タービン3の入口温度:1100℃
(5)タービン3の入口圧:20atm
また、このシミュレーション結果として上記熱効率(35.7%)と共に得られる燃料供給装置4の動力(供給ポンプ動力)は1kW、水ポンプ14の動力は6kW、圧縮機1の動力は2281kW(空気流量:600kmol/h)、タービン3の出力は6156kW、また正味出力は3867kWである。
このようなシミュレーション結果に対して、ガスタービンBから熱交換器12、気液分離器13及び水ポンプ14つまり本開示の水蒸気循環手段を削除し、排ガスX5と燃料X3(アンモニア)とを熱交換させる熱交換器を付加したガスタービンについて熱効率を求めると、29.0%となる。なお、この場合のシミュレーション条件は、上述したガスタービンBの場合と略同様であるが、タービン3の入口温度が1400℃である。
また、このシミュレーション結果として上記熱効率(29.0%)と共に得られる燃料供給装置4の動力(供給ポンプ動力)は1kW、圧縮機1の動力は4068kW(空気流量:1070kmol/h)、タービン3の出力は7207kW、また正味出力は3138kWである。
すなわち、本第2実施形態に係るガスタービンBよれば、燃料X3(アンモニア)の燃焼によって発生する水蒸気を回収して燃焼器2に循環供給するので、アンモニアを燃料X3とする場合熱効率の向上を図ることが可能である。
また、このガスタービンBよれば、燃焼器2に水蒸気X13を供給するので、燃焼ガスX4の温度を低下させることが可能であり、よってタービン3の腐食を抑制することが可能である。また、このガスタービンBよれば、同じく燃焼器2に水蒸気X13を供給するので、燃焼器2への空気の供給量を削減することが可能であり、よって圧縮機1の動力を下げることが可能である。
〔第3実施形態〕
次に、本開示の第3実施形態について図5を参照して説明する。
なお、この図5では、上述した図4の機能構成要素と同一な機能構成要素については同一符号を付している。
第3実施形態に係るガスタービンCは、図5に示すように、圧縮機1、燃焼器2、タービン3、燃料供給装置4、熱交換器12、気液分離器13及び水ポンプ14に加え、第1混合配管21、第2混合配管22及び還元剤供給配管23を備える。なお、新たな機能構成要素である第1混合配管21、第2混合配管22及び還元剤供給配管23は、上述した図4のガスタービンBに個別に追加しても構わない。つまり、図4のガスタービンBに第1混合配管21のみを追加してもよい。また、図4のガスタービンBに第2混合配管22のみを追加してもよい。また、図4のガスタービンBに還元剤供給配管23のみを追加してもよい。
第1混合配管21は、熱交換器12と燃焼器2とを接続する水蒸気供給配管31から分岐し、燃料ポンプ11と燃焼器2とを接続する燃料供給配管32に接続された分岐配管である。第1混合配管21及び水蒸気供給配管31には、ガスタービンCの様々な負荷に応じて、水蒸気の分配量を0~100%で調整できる流量調整弁21a,31aが設けられている。この第1混合配管21は、水蒸気供給装置が燃焼器2に供給する水蒸気の少なくとも一部を、燃焼器2に燃料X3として供給される前のアンモニアに混合させる、本開示の第1混合手段に相当する。
第2混合配管22は、燃料ポンプ11と燃焼器2とを接続する燃料供給配管32から分岐し、水ポンプ14と熱交換器12とを接続する水供給配管33に接続された分岐配管である。第2混合配管22及び燃料供給配管32には、ガスタービンCの様々な負荷に応じて、アンモニアの分配量を0~100%で調整できる流量調整弁22a,32aが設けられている。この第2混合配管22は、燃焼器2に燃料X3として供給される前のアンモニアの少なくとも一部を、回収装置が回収した水に混合させる、本開示の第2混合手段に相当する。
還元剤供給配管23は、燃料ポンプ11と燃焼器2とを接続する燃料供給配管32から分岐し、タービン3に接続された分岐配管である。還元剤供給配管23には、アンモニアの流量を調整できる流量調整弁23aが設けられている。なお、還元剤供給配管23のタービン3との接続位置は、上述した第1実施形態の還元剤供給装置6のタービン3との接続位置と同じであるとしてよい。この還元剤供給配管23は、燃焼器2に燃料X3として供給される前のアンモニアの一部を、タービン3に燃焼ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤として供給する、本開示の還元剤供給手段に相当する。
第1混合配管21によれば、燃料X3となる液体のアンモニアと、回収した水蒸気を気液混合し、水蒸気を吸水した液体のアンモニアを燃焼器2に供給することができる。アンモニアは水と非常によく混ざり合うため、液体のアンモニアと回収した水蒸気を混合することができる。燃料X3となる液体のアンモニアに、水分が含まれることにより、発熱量が低下し、燃焼器2における燃焼時に局所の火炎温度が低下する。このため、アンモニアの燃焼で課題となる燃焼器2でのNOの生成を低下させることができる。また、燃料X3となる液体のアンモニアと、回収した水蒸気との混合により、溶解熱が発生し、燃料X3の予熱になる。このため、ガスタービンCの熱効率を向上させることができる。
また、第2混合配管22によれば、燃料X3となる液体のアンモニアと、回収した水を混合し、熱交換器12を通過させ、燃料供給配管32を介して燃焼器2に供給することができる。アンモニアは水と非常によく混ざり合うため、液体のアンモニアと回収した水を混合することができる。燃料X3となる液体のアンモニアに、水分が含まれることにより、発熱量が低下し、燃焼器2における燃焼時に局所の火炎温度が低下する。このため、アンモニアの燃焼で課題となる燃焼器2でのNOの生成を低下させることができる。また、燃料X3となる液体のアンモニアと、回収した水との混合により、溶解熱が発生し、燃料X3の予熱になる。この液液混合による溶解熱は、上述した気液混合による溶解熱よりも効果が大きい。また、燃料X3となる液体のアンモニアが熱交換器12を通過することで、燃料X3の予熱および気化が可能となる。これらにより、ガスタービンCの熱効率を向上させることができる。
また、還元剤供給配管23によれば、燃料X3となる液体のアンモニアと、上述した図1に示す還元剤X7(脱硝剤)となる液体のアンモニアを共有できる。このため、還元剤供給装置6を別途設置する必要がなくなり、装置規模の大型化を抑制することができる。
なお、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態では、アンモニア専焼型のガスタービンA,Bについて説明したが、本開示はこれに限定されない。本開示は、アンモニアに他の燃料を混焼させるアンモニア混焼型のガスタービンにも適用可能である。
(2)上記各実施形態では、ガスタービンA,Bの用途について説明しなかったが、ガスタービンA,Bの用途は例えば発電用である。すなわち、タービン3の出力軸には発電機の回転軸が連結され、タービン3の動力によって発電機が駆動される。
(3)上記第1実施形態では、タービン3が4つ(4段)の個別タービン3a~3dを備える場合について説明してが、本開示はこれに限定されない。個別タービンの段数(個数)は、例えば高圧タービンと低圧タービンとからなる2段構成でも良い。
(4)上記第1実施形態では、還元剤X7と冷却空気X6(冷却流体)と個別にタービン3に供給したが、本開示はこれに限定されない。例えば、冷却空気X6に還元剤X7を混合させてタービン3に供給してもよい。この場合、冷却空気X6の流路に還元剤X7の吐出ノズルを設けたエゼクタを利用することが考えられる。このようなエゼクタを利用することにより、冷却空気X6の運動エネルギを用いて還元剤X7をタービン3に供給することができるので、還元剤X7の供給用動力を削減することが可能である。
(5)上記第1実施形態では、還元剤X7としてアンモニアを用いたが、本開示はこれに限定されない。窒素酸化物に対して還元作用を呈する物質であれば、アンモニア以外のものを用いてもよい。
(6)上記第2実施形態では、熱交換器12、気液分離器13及び水ポンプ14を備える水蒸気循環手段を採用したが、本開示はこれに限定されない。また、水蒸気循環手段と別系統で給水した水を気体(アンモニアなど)に混合することも可能である。
本開示は、ガスタービンに利用することができる。
A,B,C ガスタービン
1 圧縮機
2 燃焼器
3 タービン
3a~3d 個別タービン
3e~3i 燃焼ガス流路
4 燃料供給装置
5 冷却空気供給装置
6 還元剤供給装置
7 排熱回収ボイラ
8 排気脱硝装置
10 燃料タンク
11 燃料ポンプ
12 熱交換器
13 気液分離器
14 水ポンプ
21 第1混合配管
22 第2混合配管
23 還元剤供給配管

Claims (3)

  1. 圧縮機、燃焼器及びタービンを少なくとも備え、アンモニアを燃料として前記燃焼器で燃焼させるガスタービンであって、
    前記アンモニアの燃焼によって発生する水蒸気を回収して前記燃焼器に循環供給する水蒸気循環手段と、
    前記水蒸気循環手段が前記燃焼器に供給する水蒸気の少なくとも一部を、前記燃焼器に燃料として供給される前の前記アンモニアに混合させる第1混合手段と、を備え、
    前記水蒸気循環手段は、
    前記タービンから排出された排ガスに含まれる水蒸気を凝縮させる熱交換器と、
    前記熱交換器が凝縮させた水と前記排ガスの残ガスとを気液分離する気液分離器と、
    前記気液分離器が分離した水を前記熱交換器に供給する水ポンプと、を備え、
    前記熱交換器は、前記水ポンプから供給された水を、前記排ガスとの熱交換によって気化させて前記燃焼器に供給する、
    ガスタービン。
  2. 前記燃焼器に燃料として供給される前の前記アンモニアの少なくとも一部を、前記水ポンプから前記熱交換器に供給する水に混合させる第2混合手段を備える、
    請求項1に記載のガスタービン。
  3. 前記燃焼器に燃料として供給される前の前記アンモニアの一部を、前記タービンに燃焼ガス中の窒素酸化物を還元する還元剤として供給する還元剤供給手段を備える、
    請求項1または2に記載のガスタービン。
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