JP7644684B2 - Fuel Pump - Google Patents
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Description
本発明は、燃料を高圧にしてエンジンに供給する燃料ポンプに関する。 The present invention relates to a fuel pump that supplies fuel at high pressure to an engine.
燃料ポンプとしては、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された高圧燃料供給ポンプは、ハウジングと、吸入弁と、吐出弁とリリーフ弁とを備えている。ハウジングは、プランジャを摺動自在に保持するシリンダライナを収容するとともに加圧室を形成する段付きの筒型状の空間であるシリンダを有している。吸入弁は、電磁ソレノイドに電流を供給しない状態で開弁し、電磁ソレノイドに電流を供給すると、開弁して加圧室に燃料を吸入する。
An example of a fuel pump is described in
吐出弁は、ハウジングの吐出弁収容部に組付けられており、吐出弁収容部は、燃料吐出孔を介して加圧室に連通している。加圧室で加圧された高圧の燃料は、吐出弁に供給される。吐出弁は、供給された燃料の圧力が所定の圧力以上になった場合に開弁し、吐出弁を通過した燃料が蓄圧器に圧送される。 The discharge valve is attached to the discharge valve housing of the housing, and the discharge valve housing is connected to the pressurization chamber via the fuel discharge hole. High-pressure fuel pressurized in the pressurization chamber is supplied to the discharge valve. The discharge valve opens when the pressure of the supplied fuel reaches or exceeds a predetermined pressure, and the fuel that passes through the discharge valve is pumped to the pressure accumulator.
また、リリーフ弁は、ハウジングのリリーフ弁収容部に組付けられており、リリーフ弁収容部は、吐出弁よりも下流側の高圧領域に連通すると共に連通路を介して加圧室に連通している。リリーフ弁は、高圧領域の燃料の圧力が特定の圧力以上になった場合に開弁し、高圧の燃料を加圧室に還流する(例えば、特許文献1参照)。そして、リリーフ弁は、リリーフ弁ホルダとシート部材の間に介在されている。 The relief valve is mounted in a relief valve accommodating portion of the housing, which is connected to a high-pressure region downstream of the discharge valve and to the pressurizing chamber via a communication passage. The relief valve opens when the pressure of the fuel in the high-pressure region reaches or exceeds a specific pressure, and returns the high-pressure fuel to the pressurizing chamber (see, for example, Patent Document 1). The relief valve is interposed between a relief valve holder and a seat member.
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、リリーフバルブが開弁し、高圧燃料を解放する際に、リリーフ弁がリリーフ弁ホルダとシート部材の間から外れるおそれがあった。そのため、特許文献1に記載された技術では、リリーフ弁が所定の位置に戻らず、解放したリリーフ弁機構を復帰させることが困難なものとなっていた。
However, with the technology described in
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、リリーフ弁機構を解放した後に、容易に閉弁状態に復帰させることができる燃料ポンプを提供することにある。 The object of the present invention is to provide a fuel pump that takes into consideration the above problems and can easily return to a closed state after the relief valve mechanism is released.
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の燃料ポンプは、吸入弁室と、加圧室と、リリーフ弁室と、リリーフ弁機構とを備えている。加圧室は、吸入弁室の下流側に形成される。リリーフ弁室は、加圧室の下流側に形成される。リリーフ弁機構は、リリーフ弁室に配置される。また、リリーフ弁機構は、リリーフ弁室に配置されるリリーフ弁ホルダと、リリーフ弁ホルダに係合するリリーフ弁と、リリーフ弁及びリリーフ弁ホルダを閉弁方向に付勢するリリーフばねと、リリーフ弁及びリリーフ弁ホルダにおける開弁方向の移動量を規制する規制部とを備える。 In order to solve the above problems and achieve the object of the present invention, the fuel pump of the present invention includes a suction valve chamber, a pressurization chamber, a relief valve chamber, and a relief valve mechanism. The pressurization chamber is formed downstream of the suction valve chamber. The relief valve chamber is formed downstream of the pressurization chamber. The relief valve mechanism is disposed in the relief valve chamber. The relief valve mechanism also includes a relief valve holder disposed in the relief valve chamber, a relief valve that engages with the relief valve holder, a relief spring that biases the relief valve and the relief valve holder in a valve closing direction, and a regulating portion that regulates the amount of movement of the relief valve and the relief valve holder in a valve opening direction.
上記構成の燃料ポンプによれば、リリーフ弁機構を解放した後に、容易に閉弁状態に復帰させることができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
According to the fuel pump having the above configuration, the relief valve mechanism can be easily returned to the closed state after being released.
Problems, configurations and effects other than those described above will become apparent from the following description of the embodiments.
1.高圧燃料ポンプの一実施形態
以下、本発明の一実施形態に係る高圧燃料ポンプについて図1から図7を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1. One embodiment of the high-pressure fuel pump Hereinafter, a high-pressure fuel pump according to one embodiment of the present invention will be described with reference to Figures 1 to 7. Note that the same reference numerals are used to designate common members in each figure.
[燃料供給システム]
まず、本実施形態に係る高圧燃料ポンプを用いた燃料供給システムについて、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る高圧燃料ポンプを用いた燃料供給システムの全体構成図である。
[Fuel supply system]
First, a fuel supply system using a high-pressure fuel pump according to this embodiment will be described with reference to FIG.
FIG. 1 is a diagram showing the overall configuration of a fuel supply system using a high-pressure fuel pump according to this embodiment.
図1に示すように、燃料供給システムは、高圧燃料ポンプ(燃料ポンプ)100と、ECU(Engine Control Unit)101と、燃料タンク103と、コモンレール106と、複数のインジェクタ107とを備えている。高圧燃料ポンプ100の部品は、ポンプボディ1に一体に組み込まれている。
As shown in FIG. 1, the fuel supply system includes a high-pressure fuel pump (fuel pump) 100, an ECU (Engine Control Unit) 101, a
燃料タンク103の燃料は、ECU101からの信号に基づいて駆動するフィードポンプ102によって汲み上げられる。汲み上げられた燃料は、不図示のプレッシャレギュレータにより適切な圧力に加圧され、低圧配管104を通して高圧燃料ポンプ100の吸入ジョイント5(図3参照)に設けた低圧燃料吸入口51に送られる。
Fuel in the
高圧燃料ポンプ100は、燃料タンク103から供給された燃料を加圧して、コモンレール106に圧送する。コモンレール106には、複数のインジェクタ107と、燃料圧力センサ105が装着されている。複数のインジェクタ107は、気筒(燃焼室)数にあわせて装着されており、ECU101から出力される駆動電流に従って燃料を噴射する。本実施形態の燃料供給システムは、インジェクタ107がエンジンのシリンダ筒内に直接、燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジンシステムである。
The high-
燃料圧力センサ105は、検出した圧力データをECU101に出力する。ECU101は、各種センサから得られるエンジン状態量(例えばクランク回転角、スロットル開度、エンジン回転数、燃料圧力等)に基づいて適切な噴射燃料量(目標噴射燃料長)や適切な燃料圧力(目標燃料圧力)等を演算する。
The
また、ECU101は、燃料圧力(目標燃料圧力)等の演算結果に基づいて、高圧燃料ポンプ100や複数のインジェクタ107の駆動を制御する。すなわち、ECU101は、高圧燃料ポンプ100を制御するポンプ制御部と、インジェクタ107を制御するインジェクタ制御部を有する。
The ECU 101 also controls the operation of the high-
高圧燃料ポンプ100は、プランジャ2と、圧力脈動低減機構9と、容量可変機構である電磁吸入弁機構3と、リリーフ弁機構4(図2参照)と、吐出弁機構8とを有している。低圧燃料吸入口51から流入した燃料は、圧力脈動低減機構9、吸入通路10bを介して電磁吸入弁機構3の吸入ポート31bに到達する。
The high-
電磁吸入弁機構3に流入した燃料は、弁部32を通過し、ポンプボディ1に形成された供給用連通孔1g(図2参照)を流れた後に加圧室11に流入する。ポンプボディ1は、プランジャ2を摺動可能に保持する。プランジャ2は、エンジンのカム91(図2参照)により動力が伝えられて往復運動する。プランジャ2の一端部は、加圧室11に挿入されており、加圧室11の容積を増減させる。
The fuel that flows into the electromagnetic
加圧室11では、プランジャ2の下降行程において電磁吸入弁機構3から燃料が吸入され、プランジャ2の上昇行程において燃料が加圧される。加圧室11の燃料圧力が設定値を超えると、吐出弁機構8が開弁し、吐出ジョイント12の吐出通路12aを経てコモンレール106へ高圧燃料が圧送される。高圧燃料ポンプ100による燃料の吐出は、電磁吸入弁機構3の開閉によって操作される。そして、電磁吸入弁機構3の開閉は、ECU101によって制御される。
In the pressurizing
インジェクタ107の故障等によりコモンレール106等に異常高圧が発生した場合に、コモンレール106に連通する吐出ジョイント12の吐出通路12aと加圧室11との差圧がリリーフ弁機構4の開弁圧力(所定値)以上になると、リリーフ弁機構4が開弁する。これにより、異常高圧となった燃料は、リリーフ弁機構4内を通って加圧室11へと戻される。その結果、コモンレール106等の配管が保護される。
When abnormally high pressure occurs in the
[高圧燃料ポンプ]
次に、高圧燃料ポンプ100の構成について、図2~図6を用いて説明する。
図2は、高圧燃料ポンプ100の水平方向に直交する断面で見た縦断面図(その1)である。図3は、高圧燃料ポンプ100の水平方向に直交する断面で見た縦断面図(その2)である。図4は、高圧燃料ポンプ100の垂直方向に直交する断面で見た水平方向断面図である。また、図5は、高圧燃料ポンプ100の水平方向に直交する断面で見た縦断面図(その3)である。図6は、リリーフ弁機構4を拡大して示す説明図である。
[High-pressure fuel pump]
Next, the configuration of the high-
Fig. 2 is a first longitudinal sectional view of the high-
図2から図5に示すように、高圧燃料ポンプ100のポンプボディ1は、略円柱状に形成されている。図2及び図3に示すように、ポンプボディ1は、内部に第1室1aと、第2室1bと、第3室1cと、遮断壁1dと、供給用連通孔1gと、吸入弁室30が設けられている。また、ポンプボディ1は、燃料ポンプ取付け部90に密着し、図示しない複数のボルト(ねじ)で固定されている。
As shown in Figures 2 to 5, the
第1室1aは、ポンプボディ1に設けた円柱状の空間部であり、第1室1aの中心線1Aは、ポンプボディ1の中心線に一致している。この第1室1aには、プランジャ2の一端部が挿入されており、プランジャ2は、第1室1a内を往復動する。この第1室1aとプランジャ2の一端により加圧室11が形成される。また、第1室1aは、後述する供給用連通孔1gを介して吸入弁室30と連通している。加圧室11の下流側には、リリーフ弁室である第2室1bが形成されている。
The
第2室1bは、ポンプボディ1に設けた円柱状の空間部であり、第2室1bの中心線は、ポンプボディ1(第1室1a)の中心線に直交している。この第2室1bには、後述するリリーフ弁機構4が配置されて、リリーフ弁室を形成している。なお、リリーフ弁室である第2室1bの径は、第1室1aの径よりも小さい。
The
また、第1室1aと第2室1bは、円形の連通孔1eによって連通している。連通孔1eの径は、第1室1aの径と同一であり、連通孔1eは、第1室1aの一端を延長している。そして、連通孔1eの直径は、プランジャ2の外径よりも大きい。これにより、加圧室11を往復動するプランジャ2が、連通孔1eの周囲に衝突することがなく、プランジャ2の耐久性を向上させることができる。
The
また、連通孔1eの中心線は、第2室1bの中心線に直交している。これにより、リリーフ弁機構4を通過した燃料を、効率よく連通孔1eに通すことができ、リリーフ性能の向上を妨げないようにすることができる。また、ポンプボディ1の形状が複雑にならないようにすることができ、ポンプボディ1、及び高圧燃料ポンプ100の生産性の向上を図ることができる。
The center line of the
図3及び図5に示すように、連通孔1eの径は、第2室1bの径よりも大きい。そして、連通孔1eは、第2室1bの中心線に直交する断面において、第2室1bに向かうにつれて径を小さくするテーパー面1fを有している。これにより、第2室1bに配置されるリリーフ弁機構4を通過した燃料が、テーパー面1fを伝って円滑に加圧室11に戻ることができる。
As shown in Figures 3 and 5, the diameter of the
第3室1cは、ポンプボディ1に設けた円柱状の空間部であり、第1室1aの他端に連続している。第3室1cの中心線は、第1室1aの中心線1A及びポンプボディ1の中心線に一致しており、第3室1cの径は、第1室1aの径よりも大きい。この第3室1cには、プランジャ2の往復動をガイドするシリンダ6が配置されている。これにより、シリンダ6の端面を、第1室1aと第3室1cとの間の段部に当接させることができ、シリンダ6が第1室1a側にずれてしまうことを防止することができる。
The
シリンダ6は、筒状に形成されており、その外周側においてポンプボディ1の第3室1cに圧入されている。そして、シリンダ6の一端は、第3室1cの天面である第1室1aと第3室1cとの間の段部に当接している。プランジャ2は、シリンダ6の内周面に摺動可能に接触している。
The
図2に示すように、燃料ポンプ取付け部90とポンプボディ1との間には、Oリング93が介在されている。このOリング93は、エンジンオイルが燃料ポンプ取付け部90とポンプボディ1との間を通ってエンジン(内燃機関)の外部に漏れることを防止している。
As shown in FIG. 2, an O-
プランジャ2の下端には、タペット92が設けられている。タペット92は、エンジンのカムシャフトに取り付けられたカム91の回転運動を上下運動に変換し、プランジャ2に伝達する。プランジャ2は、リテーナ15を介してばね16によりカム91側に付勢されており、タペット92に圧着されている。プランジャ2は、タペット92と一緒に往復動し、加圧室11の容積を変化させる。
A
また、シリンダ6とリテーナ15との間には、シールホルダ17が配置されている。シールホルダ17は、プランジャ2が挿入される筒状に形成されている。シールホルダ17のシリンダ6側である上端部には、副室17aが形成されている。一方、シールホルダ17のリテーナ15側である下端部は、プランジャシール18を保持している。
A
プランジャシール18は、プランジャ2の外周に摺動可能に接触している。プランジャシール18は、プランジャ2が往復動したとき、副室17aの燃料をシールし、副室17aの燃料がエンジン内部へ流入しないようにしている。また、プランジャシール18は、エンジン内の摺動部を潤滑する潤滑油(エンジンオイルも含む)がポンプボディ1の内部に流入することを防止している。
The
図2において、プランジャ2は、上下方向に往復動する。プランジャ2が下降すると、加圧室11の容積が拡大し、プランジャ2が上昇すると、加圧室11の容積が減少する。すなわち、プランジャ2は、加圧室11の容積を拡大及び縮小させる方向に往復動するように配置されている。
In FIG. 2, the
プランジャ2は、大径部2aと小径部2bを有している。プランジャ2が往復動すると、大径部2a及び小径部2bは、副室17aに位置する。したがって、副室17aの体積は、プランジャ2の往復動によって増減する。
The
副室17aは、燃料通路10c(図5参照)により低圧燃料室10と連通している。プランジャ2の下降時は、副室17aから低圧燃料室10へ燃料の流れが発生し、プランジャ2の上昇時は、低圧燃料室10から副室17aへ燃料の流れが発生する。これにより、高圧燃料ポンプ100の吸入行程もしくは、戻し行程におけるポンプ内外への燃料流量を低減することができ、高圧燃料ポンプ100内部で発生する圧力脈動を低減することができる。
The
また、ポンプボディ1における第2室1bには、加圧室11に連通するリリーフ弁機構4が設けられている。リリーフ弁機構4は、シート部材44と、リリーフ弁43と、リリーフ弁ホルダ42と、リリーフばね41と、を有している。なお、リリーフ弁機構4の詳細な構成については、後述する。
The
図3に示すように、ポンプボディ1の上部には、低圧燃料室10が設けられている。ポンプボディ1の側面部には、吸入ジョイント5が取り付けられている。吸入ジョイント5は、燃料タンク103(図1参照)から供給された燃料を通す低圧配管104に接続されている。燃料タンク103の燃料は、吸入ジョイント5から高圧燃料ポンプ100の内部に供給される。
As shown in FIG. 3, a low-
吸入ジョイント5は、低圧配管104に接続された低圧燃料吸入口51と、低圧燃料吸入口51に連通する吸入流路52とを有している。吸入流路52には、吸入フィルタ53が設けられている。吸入流路52を通過した燃料は、ポンプボディ1の内部に設けられた吸入フィルタ53を通過して低圧燃料室10に供給される。吸入フィルタ53は、燃料に存在する異物を除去し、高圧燃料ポンプ100内に異物が進入することを防ぐ。
The
低圧燃料室10には、低圧燃料流路10aと、吸入通路10b(図2参照)が設けられている。低圧燃料流路10aには、圧力脈動低減機構9が設けられている。加圧室11に流入した燃料が再び開弁状態の電磁吸入弁機構3を通って吸入通路10b(図2参照)へと戻されると、低圧燃料室10に圧力脈動が発生する。圧力脈動低減機構9は、高圧燃料ポンプ100内で発生した圧力脈動が低圧配管104へ波及することを低減する。
The low-
圧力脈動低減機構9は、波板状の円盤型金属板2枚をその外周で張り合わせ、内部にアルゴンのような不活性ガスを注入した金属ダイアフラムダンパで形成されている。圧力脈動低減機構9の金属ダイアフラムダンパは、膨張・収縮することで圧力脈動を吸収或いは低減する。
The pressure
吸入通路10bは、電磁吸入弁機構3の吸入ポート31b(図2参照)に連通しており、低圧燃料流路10aを通った燃料は、吸入通路10bを介して電磁吸入弁機構3の吸入ポート31bに到達する。
The
図2及び図4に示すように、電磁吸入弁機構3は、ポンプボディ1に形成された吸入弁室30に挿入されている。吸入弁室30は、加圧室11の上流側(吸入通路10b側)に設けられており、水平方向に延びる横穴に形成されている。電磁吸入弁機構3は、吸入弁室30に圧入された吸入弁シート31と、弁部32と、ロッド33と、ロッド付勢ばね34と、電磁コイル35と、アンカー36と、ストッパ37と、吸入弁付勢ばね38と、を有している。
As shown in Figures 2 and 4, the electromagnetic
吸入弁シート31は、筒状に形成されており、内周部に着座部31aが設けられている。また、吸入弁シート31には、外周部から内周部に到達する吸入ポート31bが形成されている。この吸入ポート31bは、上述した低圧燃料室10における吸入通路10bに連通している。
The
吸入弁室30には、吸入弁シート31の着座部31aに対向するストッパ37が配置されている。そして、弁部32は、ストッパ37と着座部31aとの間に配置されている。また、ストッパ37と弁部32との間には、吸入弁付勢ばね38が介在されている。吸入弁付勢ばね38は、弁部32を着座部31a側に付勢する。
A
弁部32は、着座部31aに当接することにより、吸入ポート31bと加圧室11との連通部を閉鎖する。弁部32が吸入ポート31bと加圧室11との連通部を閉鎖すると、電磁吸入弁機構3は、閉弁状態になる。一方、弁部32は、ストッパ37に当接することにより、吸入ポート31bと加圧室11との連通部を開放する。弁部32が吸入ポート31bと加圧室11との連通部を開放すると、電磁吸入弁機構3は、開弁状態になる。
The
ロッド33は、吸入弁シート31の筒孔を貫通している。ロッド33の一端は、弁部32に当接している。ロッド付勢ばね34は、ロッド33を介して弁部32をストッパ37側である開弁方向に付勢する。ロッド付勢ばね34の一端は、ロッド33の外周部に設けられたフランジ部に係合している。ロッド付勢ばね34の他端は、ロッド付勢ばね34を囲うように配置された磁性コア39に係合している。
The
アンカー36は、磁性コア39の端面に対向している。このアンカー36は、ロッド33の外周部に設けられたフランジ部に係合している。電磁コイル35は、磁性コア39の周りを一周するように配置されている。この電磁コイル35には、端子部材40が電気的に接続されており、端子部材40を介して電流が流れる。
The
電磁コイル35に電流が流れていない無通電状態において、ロッド33がロッド付勢ばね34による付勢力によって開弁方向に付勢され、弁部32を開弁方向に押圧している。その結果、弁部32が着座部31aから離れてストッパ37に当接し、電磁吸入弁機構3が開弁状態になっている。すなわち、電磁吸入弁機構3は、無通電状態において開弁するノーマルオープン式となっている。
In a non-energized state where no current flows through the
電磁吸入弁機構3の開弁状態において、吸入ポート31bの燃料は、弁部32と着座部31aとの間を通り、ストッパ37の複数の燃料通過孔(不図示)及び供給用連通孔1gを通って加圧室11に流入する。電磁吸入弁機構3の開弁状態では、弁部32は、ストッパ37と接触するため、弁部32の開弁方向の位置が規制される。そして、電磁吸入弁機構3の開弁状態において、弁部32と着座部31aの間に存在する隙間は、弁部32の可動範囲であり、これが開弁ストロークとなる。
When the electromagnetic
ECU101からの制御信号が電磁吸入弁機構3に印加されると、電磁コイル35には端子部材40を介して電流が流れる。電磁コイル35に電流が流れることにより、磁気吸引面においてアンカー36が磁性コア39の磁気吸引力により閉弁方向に引き寄せられる。その結果、アンカー36は、ロッド付勢ばね34の付勢力に抗して移動し、磁性コア39に接触する。
When a control signal from the
アンカー36が磁性コア39に吸引されて移動する際に、アンカー36とともにロッド33が閉弁方向に移動する。その結果、弁部32は、開弁方向への付勢力から解放され、弁付勢ばね38による付勢力により閉弁方向に移動する。そして、弁部32が、吸入弁シート31の着座部31aに接触すると、電磁吸入弁機構3が閉弁状態になる。
When the
図4及び図5に示すように、吐出弁機構8は、加圧室11の出口側(下流側)に設けられた吐出弁室80に配置されている。吐出弁機構8は、加圧室11に連通する吐出弁シート部材81と、吐出弁シート部材81と接離する吐出弁82を備える。また、吐出弁機構8は、吐出弁82を吐出弁シート部材81側へ付勢する吐出弁ばね83と、吐出弁82のストローク(移動距離)を決める吐出弁ストッパ84とを備える。さらに、吐出弁機構8は、燃料の外部への漏洩を遮断するプラグ85を有している。
As shown in Figures 4 and 5, the
吐出弁ストッパ84は、プラグ85に圧入されている。プラグ85は、溶接部86で溶接によりポンプボディ1に接合されている。吐出弁室80は、吐出弁82によって開閉される。この吐出弁室80は、吐出弁室通路87に連通している。吐出弁室通路87は、ポンプボディ1に形成されている。
The
ポンプボディ1には、図2に示す第2室1b(リリーフ弁室)に連通する横穴が設けられている。この横穴には、吐出ジョイント12が挿入されている。吐出ジョイント12は、ポンプボディ1の横穴及び吐出弁室通路87に連通する上述の吐出通路12aと、吐出通路12aの一端である燃料吐出口12bを有している。吐出ジョイント12の燃料吐出口12bは、コモンレール106に連通している。なお、吐出ジョイント12は、溶接部12cにより溶接でポンプボディ1に固定されている。
The
加圧室11と吐出弁室80及び吐出弁室通路87の間に燃料圧力の差、いわゆる燃料差圧が無い状態では、吐出弁82に作用する差圧力及び吐出弁ばね83による付勢力により、吐出弁82が吐出弁シート部材81に圧着されている。その結果、吐出弁機構8は閉弁状態となる。一方、加圧室11の燃料圧力が、吐出弁室80及び吐出弁室通路87の燃料圧力よりも大きくなり、吐出弁82に作用する差圧力が吐出弁ばね83の付勢力よりも大きくなると、吐出弁82が吐出弁ばね83の付勢力に抗して吐出弁シート部材81から離れる。その結果、吐出弁機構8は開弁状態となる。
When there is no difference in fuel pressure between the pressurizing
吐出弁機構8が開弁状態になると、加圧室11内の高圧の燃料は、吐出弁機構8を通過し、吐出弁室80及び吐出弁室通路87に到達する。そして、吐出弁室通路87に到達した燃料は、吐出ジョイント12の燃料吐出口12bを経てコモンレール106(図1参照)へと吐出される。以上のような構成により、吐出弁機構8は、燃料の流通方向を制限する逆止弁として機能する。
When the
図2及び図6に示すリリーフ弁機構4は、コモンレール106やその先の部材に何らかの問題が生じ、コモンレール106が予め定めた所定の圧力を超えて高圧になった場合に作動し、吐出通路12a内の燃料を加圧室11に戻すよう構成された弁である。吐出通路12aは、吐出弁室通路87を介して吐出弁室80に連通している。したがって、吐出通路12aの圧力は、吐出弁室80の圧力は等しい。
The
リリーフ弁機構4は、吐出弁室80(吐出弁室通路87)の圧力と、第2室1b(リリーフ弁室)の圧力との差が設定値を超えた場合に開弁状態になる。このリリーフ弁機構4は、プランジャ2が往復運動する方向(上下方向)において、吐出弁機構8(図5参照)よりも高い位置に配置されている。
The
リリーフ弁機構4は、リリーフばね41と、リリーフ弁ホルダ42と、球状のリリーフ弁43及びシート部材44を有している。このリリーフ弁機構4は、吐出ジョイント12から挿入され、第2室1b(リリーフ弁室)に配置される。
The
リリーフばね41は、コイル状のばねであり、一端部がポンプボディ1(第2室1bの一端)に当接している。また、リリーフばね41の他端部は、リリーフ弁ホルダ42に当接している。リリーフ弁ホルダ42は、リリーフ弁43に係合しており、リリーフ弁43には、リリーフばね41の付勢力がリリーフ弁ホルダ42を介して作用する。
The
リリーフ弁ホルダ42は、当接部42aと、当接部42aに連続する挿通部42bを有している。当接部42aは、適当な厚みを有する円板状に形成されている。当接部42aの一方の平面には、リリーフ弁43が係合される係合溝が形成されている。また、当接部42aの他方の平面には、挿通部42bが突出すると共に、リリーフばね41の他端部が当接する。
The
挿通部42bは、円柱状に形成されており、リリーフばね41の径方向内側に挿通される。挿通部42bにおける当接部42aと反対側である先端は、円形の平面に形成されており、リリーフばね41の一端部であるリリーフばね41の座面付近に配置されている。リリーフばね41の一端部は、リリーフばね41における挿通部42bが挿入される挿入側(他端部)と反対側の端部である。挿通部42bは、先端に向かうにつれて外径が小さくなるテーパー部42cを有している。テーパー部42cは、リリーフばね41における隣り合うリングに隙間が形成されている部分よりもリリーフ弁43側から始まる。
The
さらに、挿通部42bにおけるテーパー部42cが設けられた先端部は、吸入弁室30と第2室1bとを仕切る遮断壁1dと対向する。そして、挿通部42bと遮断壁1dによりリリーフ弁ホルダ42の移動規制部が構成される。また、リリーフ弁機構4が閉弁状態において、挿通部42bの先端部と遮断壁1dとの間には、間隔Sが形成されている。
Furthermore, the tip of the
リリーフばね41は、圧縮された状態で第2室1bと吸入弁室30を仕切る遮断壁1dと、とリリーフ弁ホルダ42の当接部42aとの間に介在されている。そして、リリーフばね41は、圧縮されることでリリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43をシート部材44側へ付勢している。そのため、リリーフばね41の両端部では、隣り合うリングが接触することが考えられる。この隣り合うリングが接触した部分にテーパー部42cを配置しても、リリーフばね41とテーパー部42cとの間にある燃料がリリーフばね41の径方向外側へ進行することを抑制してしまう。
When the
これに対して、本例では、リリーフばね41における隣り合うリングに隙間が形成されている部分にテーパー部42cを配置されている。これにより、リリーフばね41とテーパー部42cとの間にある燃料がリリーフばね41における隣り合うリング間から、リリーフばね41の径方向外側へ進行し易くなる。その結果、加圧室11へ効率よくの燃料を吸入させることができる。
In contrast, in this example, the tapered
リリーフ弁43は、例えば、直径Tからなる球状に形成されている。そして、リリーフ弁43リは、リーフばね41の付勢力により押圧され、シート部材44の燃料通路を塞いでいる。リリーフ弁43(リリーフ弁ホルダ42)の移動方向は、プランジャ2が往復動する方向に直交しており、電磁吸入弁機構3における弁部(吸入弁)32の移動方向と同じである。そして、リリーフ弁機構4の中心線(リリーフ弁ホルダ42の中心線)は、プランジャ2の中心線に直交している。
The
シート部材44は、リリーフ弁43に対向する燃料通路44aを有しており、燃料通路44aにおけるリリーフ弁43と反対側は、吐出通路12aに連通している。加圧室11(上流側)とシート部材44(下流側)との間における燃料の移動は、リリーフ弁43がシート部材44に接触(密着)して燃料通路44aを塞ぐことにより遮断される。
The
また、シート部材44は、リリーフ弁ホルダ42のリリーフ弁43と係合する当接部42aと対向する。そして、シート部材44とリリーフ弁ホルダ42の当接部42aとの間には、隙間Hが形成されている。
The
ここで、リリーフ弁ホルダ42の挿通部42bの先端部と遮断壁1dの間隔Sは、リリーフ弁43の直径Tからシート部材44とリリーフ弁ホルダ42の当接部42aの隙間Hの引いた長さよりも小さく設定されている。
The distance S between the tip of the
吐出弁室80(吐出弁室通路87)及びコモンレール106やその先の部材内の圧力が高くなると、第2室1b(リリーフ弁室)の圧力との差が設定値を超える。その結果、シート部材44側の燃料がリリーフ弁43を押圧して、リリーフばね41の付勢力に抗してリリーフ弁43を移動させる。その結果、リリーフ弁43が開弁し、吐出通路12a内の燃料が、シート部材44の燃料通路44aを通って加圧室11に戻る。したがって、リリーフ弁43を開弁させる圧力は、リリーフばね41の付勢力によって決定される。
When the pressure in the discharge valve chamber 80 (discharge valve chamber passage 87) and the
リリーフ弁機構4におけるリリーフ弁43及びリリーフ弁ホルダ42の移動方向は、上述の吐出弁機構8における吐出弁82の移動方向と異なる。すなわち、吐出弁機構8における吐出弁82の移動方向は、ポンプボディ1の第1径方向であり、リリーフ弁機構4におけるリリーフ弁43の移動方向は、ポンプボディ1の第1径方向と異なる第2径方向である。これにより、吐出弁機構8とリリーフ弁機構4を上下方向において互いに重ならない位置に配置することができ、ポンプボディ1の内部のスペースを有効に活用して、ポンプボディ1の小型化を図ることができる。
The movement direction of the
また、上述したように、リリーフ弁室である第2室1bには、遮断壁1dが設けられている。遮断壁1dは、ポンプボディ1における吸入弁室30と第2室1bとの間に配置されている。そして、本例では、遮断壁1dは、第2室1bを形成する壁、すなわち吸入弁室30と第2室1bとを仕切る壁として構成されている。この遮断壁1dにより、リリーフ弁室である第2室1bと吸入弁室30の間で直接燃料が行き来することはない。
As described above, the
また、遮断壁1dはリリーフ弁ホルダ42における挿通部42bの先端と対向している。遮断壁1dには、リリーフばね41におけるリリーフ弁ホルダ42の当接部42aに当接する一端部とは反対側の他端部が当接している。すなわち、遮断壁1dは、リリーフ弁機構4が解放した際に、リリーフ弁ホルダ42の移動方向の下流側に配置されている。
The blocking
加圧室11を構成する第1室1aと、吸入弁室30は、供給用連通孔1gにより連通している。供給用連通孔1gは、第1室1aの中心線と直交する方向に延在している。また、供給用連通孔1gは、第1室1aと第2室1bとを連通する連通孔1eよりもプランジャ2側に形成されている。そして、供給用連通孔1gは、第1室1aの側面部に接続される
The
また、供給用連通孔1gの開口端部は、加圧室11の容積が最も縮小するプランジャ2の上始点において、プランジャ2の端部よりも第2室1b側、すなわちプランジャ2の移動方向の上流側に位置している。すなわち、加圧室11の容積が最も縮小するプランジャ2の上始点において、2つの供給用連通孔1gは、プランジャ2の側周面によって塞がれない位置に形成されている。
The open end of the
また、プランジャ2が、加圧室11の容積が最も拡大する下始点に向かうにつれて、供給用連通孔1gの加圧室に連通する面積が大きくなる。これにより、プランジャ2の位置に関係なく、供給用連通孔1gを介して加圧室11と吸入弁室30を連通させることができる。その結果、吸入弁室30から加圧室11へ、または加圧室11から吸入弁室30への燃料の流量を十分に確保することができる。
In addition, as the
また、プランジャ2が下降運動し燃料を吸入弁室30から加圧室11に吸入する際の圧力損失が大きく、燃料圧力が飽和蒸気圧より小さくなった場合、燃料の一部が気化してしまい加圧室11が完全な液体で満たされず容積効率が減少してしまう問題があった。容積効率とは、加圧室11の容積が最も拡大するプランジャ2の下始点から、加圧室11の容積が最も縮小するプランジャ2の上始点までの移動距離に対する、吐出弁機構8から吐出される燃料の吐出量の割合である。
In addition, when the
これに対して、上述したように、供給用連通孔1gにより吸入弁室30から加圧室11へ、または加圧室11から吸入弁室30への燃料の流量を十分に確保することができるため、圧力損失を低減することができる。
In response to this, as described above, the
1-2.燃料ポンプの動作
次に、本実施形態に係る高圧燃料ポンプ100の動作について説明する。
図1に示すプランジャ2が下降した場合に、電磁吸入弁機構3が開弁していると、供給用連通孔1gから加圧室11に燃料が流入する。以下、プランジャ2が下降する行程を吸入行程と称する。一方、プランジャ2が上昇した場合に、電磁吸入弁機構3が閉弁していると、加圧室11内の燃料は昇圧され、吐出弁機構8を通過してコモンレール106(図1参照)へ圧送される。以下、プランジャ2が上昇する工程を上昇行程と称する。
1-2. Operation of the Fuel Pump Next, the operation of the high-
1, if the electromagnetic
上述したように、上昇行程中に電磁吸入弁機構3が閉弁していれば、吸入行程中に加圧室11に吸入された燃料が加圧され、コモンレール106側へ吐出される。一方、上昇行程中に電磁吸入弁機構3が開弁していれば、加圧室11内の燃料は供給用連通孔1g側へ押し戻され、コモンレール106側へ吐出されない。このように、高圧燃料ポンプ100による燃料の吐出は、電磁吸入弁機構3の開閉によって操作される。そして、電磁吸入弁機構3の開閉は、ECU101によって制御される。
As described above, if the electromagnetic
吸入行程では、加圧室11の容積が増加し、加圧室11内の燃料圧力が低下する。この吸入行程において、加圧室11と吸入ポート31b(図2参照)との間の流体差圧が小さくなる。そして、弁部32の前後の流体差圧よりもロッド付勢ばね34の付勢力が大きくなると、ロッド33が開弁方向に移動して、弁部32が吸入弁シート31の着座部31aから離れ、電磁吸入弁機構3が開弁状態になる。
During the intake stroke, the volume of the
電磁吸入弁機構3が開弁状態になると、吸入ポート31bの燃料は、弁部32と着座部31aとの間を通り、ストッパ37の複数の燃料通過孔(不図示)を通って、供給用連通孔1gから加圧室11に流入する。電磁吸入弁機構3の開弁状態では、弁部32は、ストッパ37と接触するため、弁部32の開弁方向の位置が規制される。そして、電磁吸入弁機構3の開弁状態における弁部32と着座部31aの間に存在する隙間は、弁部32の可動範囲であり、これが開弁ストロークとなる。
When the electromagnetic
吸入行程を終了した後に、上昇行程に移る。このとき、電磁コイル35は、無通電状態を維持したままであり、アンカー36と磁性コア39との間に磁気吸引力は作用していない。そして、弁部32には、ロッド付勢ばね34と弁付勢ばね38の付勢力の差に応じた開弁方向への付勢力と、燃料が加圧室11から低圧燃料流路10aへ逆流する時に発生する流体力による閉弁方向へ押圧する力が働く。
After the intake stroke is completed, the ascending stroke begins. At this time, the
この状態において、電磁吸入弁機構3が開弁状態を維持するために、ロッド付勢ばね34と弁付勢ばね38の付勢力の差は、流体力よりも大きく設定されている。加圧室11の容積は、プランジャ2の上昇に伴い減少する。そのため、加圧室11に吸入されていた燃料は、再び弁部32と着座部31aとの間を通り、吸入ポート31bへと戻されることになり、加圧室11内部の圧力が上昇することは無い。この行程を戻し行程と称する。
In this state, in order to maintain the electromagnetic
戻し工程において、ECU101(図1参照)からの制御信号が電磁吸入弁機構3に印加されると、電磁コイル35には、端子部材40を介して電流が流れる。電磁コイル35に電流が流れると、磁性コア39とアンカー36との間に磁気吸引力が作用し、アンカー36(ロッド33)が磁性コア39に引き寄せられる。その結果、アンカー36(ロッド33)は、ロッド付勢ばね34による付勢力に抗して閉弁方向(弁部32から離れる方向)へ移動する。
In the return stroke, when a control signal from the ECU 101 (see FIG. 1) is applied to the electromagnetic
アンカー36(ロッド33)が閉弁方向へ移動すると、弁部32は、開弁方向への付勢力から解放され、弁付勢ばね38による付勢力と、燃料が吸入通路10bに流れ込むことによる流体力により閉弁方向に移動する。そして、弁部32が、吸入弁シート31の着座部31aに接触する(弁部32が着座部31aに着座する)と、電磁吸入弁機構3が閉弁状態になる。
When the anchor 36 (rod 33) moves in the valve closing direction, the
電磁吸入弁機構3が閉弁状態になった後、加圧室11の燃料は、プランジャ2の上昇と共に昇圧され、所定の圧力以上になると、吐出弁機構8を通過してコモンレール106(図1参照)へ吐出される。この行程を吐出行程と称する。すなわち、プランジャ2の下死点から上死点までの間の上昇行程は、戻し行程と吐出行程からなる。そして、電磁吸入弁機構3の電磁コイル35への通電タイミングを制御することで、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。
After the electromagnetic
電磁コイル35へ通電するタイミングを早くすれば、上昇行程中における戻し行程の割合が小さくなり、吐出行程の割合が大きくなる。その結果、吸入通路10bに戻される燃料が少なくなり、高圧吐出される燃料は多くなる。一方、電磁コイル35へ通電するタイミングを遅くすれば、上昇行程中における戻し行程の割合が大きくなり、吐出行程の割合が小さくなる。その結果、吸入通路10bに戻される燃料が多くなり、高圧吐出される燃料は少なくなる。このように、電磁コイル35への通電タイミングを制御することで、高圧吐出される燃料の量をエンジン(内燃機関)が必要とする量に制御することができる。
If the timing of energizing the
2.リリーフ弁機構の動作例
次に、上述した構成を有するリリーフ弁機構4が動作した状態について図7を参照して説明する。
図7は、リリーフ弁機構が動作(開弁)した状態を示す断面図である。
2. Example of Operation of Relief Valve Mechanism Next, a state in which the
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which the relief valve mechanism is in operation (opened).
吐出弁室80(吐出弁室通路87)及びコモンレール106やその先の部材内の圧力が高くなると、第2室1b(リリーフ弁室)の圧力との差が設定値を超える。その結果、シート部材44側の燃料がリリーフ弁43を押圧して、リリーフばね41の付勢力に抗してリリーフ弁43を移動させる。そして、図7に示すように、リリーフ弁43により塞がれていたシート部材44の燃料通路44aが解放される。これにより、吐出通路12a内の燃料が、シート部材44の燃料通路44aを通って加圧室11に戻る。
When the pressure in the discharge valve chamber 80 (discharge valve chamber passage 87) and the
このとき、リリーフ弁ホルダ42は、リリーフ弁43と共に開弁方向(遮断壁1dに接近する方向)に移動する。そして、リリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43が開弁方向に移動すると、図7に示すように、リリーフ弁ホルダ42の挿通部42bの先端が遮断壁1dに当接する。これにより、リリーフ弁ホルダ42とリリーフ弁43の開弁方向への移動が規制される。そのため、リリーフ弁43がリリーフ弁ホルダ42とシート部材44との間から抜け落ちることを防ぐことができる。
At this time, the
また、吐出弁室80(吐出弁室通路87)及びコモンレール106やその先の部材内の圧力が低くなり、第2室1b(リリーフ弁室)の圧力との差が設定値以下になると、リリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43は、リリーフばね41の付勢力により閉弁方向、すなわちシート部材44に接近する方向に移動する。上述したように、リリーフ弁43は、開弁状態においても、リリーフ弁ホルダ42とシート部材44の間に配置されている。そのため、シート部材44の燃料通路44aは、リリーフ弁43により塞がれる。このように、本例の燃料ポンプ100によれば、リリーフ弁機構4を解放した後に、容易に閉弁状態に復帰させることができる
In addition, when the pressure in the discharge valve chamber 80 (discharge valve chamber passage 87) and the
また、リリーフ弁ホルダ42の挿通部42bの先端部と遮断壁1dの間隔Sは、リリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43の開弁方向の移動量となる。そして、この間隔Sは、リリーフ弁43の直径Tからシート部材44とリリーフ弁ホルダ42の当接部42aの隙間Hの引いた長さよりも小さく設定されている。これにより、リリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43が開弁方向に大きく移動した場合でも、リリーフ弁43は、確実にリリーフ弁ホルダ42とシート部材44の間に存在し続ける。その結果、燃料ポンプ100の信頼性の向上を図ることができる。
The distance S between the tip of the
以上、本発明の燃料ポンプの実施形態について、その作用効果も含めて説明した。しかしながら、本発明の燃料ポンプは、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。 The above describes the embodiment of the fuel pump of the present invention, including its effects. However, the fuel pump of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible without departing from the spirit of the invention described in the claims. Furthermore, the above-described embodiment has been described in detail to clearly explain the present invention, and is not necessarily limited to having all of the configurations described.
上述した実施形態例では、リリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43の開弁動作の移動量を規制する規制部を、リリーフ弁ホルダ42の挿通部42bの先端部と遮断壁1dで構成する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、遮断壁1dに挿通部42bの先端部に向けて突出する突起を規制部としてもよい。あるいは、リリーフ弁ホルダ42の挿通部42bと遮断壁1dの間に、リリーフ弁ホルダ42の移動量を規制する部材を新たに設けてもよい。このように、リリーフ弁ホルダ42及びリリーフ弁43の開弁動作の移動量を規制する規制部としては、上述した例に限定されるものではなく、その他各種の機構が適用できるものである。
In the above-described embodiment, the restricting portion that restricts the amount of movement of the
また、上述した実施形態例では、リリーフ弁室である第2室1bと吸入弁室30が隣接し、第2室1bの中心線と吸入弁室30の中心線が同一平面内に配置した例を説明したが、これに限定されるものではない。リリーフ弁室である第2室1bと吸入弁室30は、別平面上に存在してもよく、例えば、第2室1bの中心線と吸入弁室30の中心線が平行ではなく角度を有していてもよい。また、第2室1bの中心線と吸入弁室30の中心線は平行であるが、オフセットしていてもよく、あるいは第2室1bの中心線と吸入弁室30の中心線がオフセットしており、さらに平行ではなく角度を有していてもよい。
In the above embodiment, the
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。 In this specification, the words "parallel" and "orthogonal" are used, but these do not mean only "parallel" and "orthogonal" in the strict sense, but also include "parallel" and "orthogonal" and may also mean a "nearly parallel" or "nearly orthogonal" state within a range in which the functions can be exerted.
1…ポンプボディ、 1a…第1室、 1b…第2室(リリーフ弁室)、 1c…第3室、 1d…遮断壁(壁面部)、 1e…連通孔、 1f…テーパー面、 1g…供給用連通孔、 2…プランジャ、 3…電磁吸入弁機構、 4…リリーフ弁機構、 5…吸入ジョイント、 6…シリンダ、 8…吐出弁機構、 9…圧力脈動低減機構(ダンパ)、 10…低圧燃料室、 10a…低圧燃料流路、 10b…吸入通路、 10c…燃料通路、 11…加圧室、 12…吐出ジョイント、 30…吸入弁室、 41…リリーフばね、 42…リリーフ弁ホルダ、 42a…当接部、 42b…挿通部、 42c…テーパー部、 43…リリーフ弁、 44…シート部材、 44a…燃料通路、 51…低圧燃料吸入口、 52…吸入流路、 53…吸入フィルタ、 80…吐出弁室、 87…吐出弁室通路、 100…高圧燃料ポンプ、 101…ECU、 102…フィードポンプ、 103…燃料タンク、 104…低圧配管、 105…燃料圧力センサ、 106…コモンレール、 107…インジェクタ
REFERENCE SIGNS LIST 1...pump body, 1a...first chamber, 1b...second chamber (relief valve chamber), 1c...third chamber, 1d...blocking wall (wall surface portion), 1e...communication hole, 1f...tapered surface, 1g...supply communication hole, 2...plunger, 3...electromagnetic suction valve mechanism, 4...relief valve mechanism, 5...suction joint, 6...cylinder, 8...discharge valve mechanism, 9...pressure pulsation reduction mechanism (damper), 10...low-pressure fuel chamber, 10a...low-pressure fuel flow path, 10b...suction passage, 10c...fuel passage, 11...pressurizing chamber, 12...discharge joint, 30...suction valve chamber, 41...relief spring, 42...relief valve holder, 42a...contact portion, 42b...insertion portion, 42c...tapered portion, 43...relief valve, 44...seat member, DESCRIPTION OF THE REFERENCE NUMERALS 44a...fuel passage, 51...low pressure fuel intake port, 52...intake passage, 53...intake filter, 80...discharge valve chamber, 87...discharge valve chamber passage, 100...high pressure fuel pump, 101...ECU, 102...feed pump, 103...fuel tank, 104...low pressure piping, 105...fuel pressure sensor, 106...common rail, 107...injector
Claims (5)
前記吸入弁室の下流側に形成される加圧室と、
前記加圧室の下流側に形成されるリリーフ弁室と、
前記リリーフ弁室に配置されるリリーフ弁機構と、を備え、
前記リリーフ弁機構は、
前記リリーフ弁室に配置されるリリーフ弁ホルダと、
前記リリーフ弁ホルダに係合するリリーフ弁と、
前記リリーフ弁及び前記リリーフ弁ホルダを閉弁方向に付勢するコイル状のリリーフばねと、
前記リリーフ弁及びリリーフ弁ホルダにおける開弁方向の移動量を規制する規制部と、
を備え、
前記リリーフ弁ホルダは、前記リリーフばねが当接する当接部と、
前記当接部に連続し、前記リリーフばねの径方向内側に挿通される挿通部を有し、
前記挿通部は、先端に向かうにつれて外径が小さくなるテーパー部を有しており、
前記テーパー部は、前記リリーフばねにおける隣り合うリングに隙間が形成されている部分よりも前記リリーフ弁側から形成されている
燃料ポンプ。 A suction valve chamber;
a pressurizing chamber formed downstream of the suction valve chamber;
a relief valve chamber formed downstream of the pressurizing chamber;
a relief valve mechanism disposed in the relief valve chamber,
The relief valve mechanism includes:
a relief valve holder disposed in the relief valve chamber;
a relief valve engaged with the relief valve holder;
a coil-shaped relief spring that biases the relief valve and the relief valve holder in a valve closing direction;
a restriction portion that restricts a movement amount of the relief valve and the relief valve holder in a valve opening direction;
Equipped with
The relief valve holder includes a contact portion against which the relief spring contacts;
a through-portion that is continuous with the abutment portion and is inserted into a radially inner side of the relief spring;
The insertion portion has a tapered portion whose outer diameter decreases toward the tip,
The tapered portion is formed on the relief valve side from a portion where a gap is formed between adjacent rings of the relief spring.
Fuel pump.
請求項1に記載の燃料ポンプ。 The fuel pump according to claim 1 , wherein the amount of movement regulated by the regulating portion is set smaller than a diameter of the relief valve.
前記リリーフ弁ホルダと対向して配置され、前記リリーフ弁が前記リリーフ弁ホルダとの間に介在されるシート部材と、を備え、
前記規制部が規制する移動量は、前記リリーフ弁の直径から前記シート部材と前記リリーフ弁ホルダの隙間の引いた長さよりも小さく設定されている
請求項2に記載の燃料ポンプ。 The relief valve mechanism includes:
a seat member disposed opposite the relief valve holder, the relief valve being interposed between the relief valve and the relief valve holder;
3. The fuel pump according to claim 2, wherein the amount of movement restricted by the restriction portion is set to be smaller than a length obtained by subtracting a gap between the seat member and the relief valve holder from a diameter of the relief valve.
請求項1に記載の燃料ポンプ。 The fuel pump according to claim 1 , wherein the restriction portion is formed by a leading end portion of the relief valve holder in a valve opening direction and a wall portion of the relief valve chamber opposed to the leading end portion of the relief valve holder.
請求項4に記載の燃料ポンプ。 The fuel pump according to claim 4 , wherein the wall portion is a wall that separates the relief valve chamber and the suction valve chamber.
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