JP7644569B2 - 離型フィルムで保護された粘着テープ - Google Patents
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Description
以下、本発明について詳述する。
本発明は、粘着テープが後述するせん断貯蔵弾性率を満たすことで、粘着テープが離型フィルムの外側へ染み出し難い粘着テープとすることができる。
粘着テープの23℃でのせん断貯蔵弾性率G’が上記範囲であることで、室温において充分な粘着力で被着体に貼り付けることができる。より室温での粘着力が向上する観点から、上記G’(23℃)の好ましい上限は8.0×105Pa、より好ましい上限は5.0×105Paである。上記G’(23℃)の下限は特に限定されないが、粘着力の観点から1.0×104Paであることが好ましい。上記G’(23℃)は、粘着テープに用いる粘着剤の種類によって調節することができる。
なお、上記G’(23℃)は、以下の方法で得ることができる。
粘着テープを1000μmまで積層し、測定サンプルを作製する。作製した測定サンプルについて、粘弾性スペクトロメーター(例えば、アイティー計測制御社製、DVA-200)を用い、低速昇温せん断変形モードの5℃/分、1Hzの条件で、-50℃~200℃の動的粘弾性スペクトルを測定したときの23℃における貯蔵弾性率として得ることができる。
高温下でのせん断貯蔵弾性率は、長期間における流動性と相関性があり、高温下でのせん断貯蔵弾性率が低いほど長期間における流動性が大きい、つまり、粘着剤が離型フィルムの外側に染み出しやすくなる。本発明の離型フィルムで保護された粘着テープは、粘着テープの130℃でのせん断貯蔵弾性率を上記範囲とすることで、粘着テープを長期間保管した場合であっても粘着テープの離型フィルムの外側への染み出しを抑えることができる。上記G’(130℃)の好ましい下限は5.0×104Pa、より好ましい下限は1.0×105Paである。上記G’(130℃)の上限は特に限定されないが、取り扱い性の観点から1.0×106Paであることが好ましい。上記G’(130℃)は、粘着テープに用いる粘着剤の種類によって調節することができる。
なお、上記G’(130℃)は、上記G’(23℃)と同様の方法で動的粘弾性スペクトルを測定したときの130℃における貯蔵弾性率として得ることができる。
粘着テープが50μmである時の透湿度が上記範囲であることで、粘着テープを電子機器の部品等の水分に弱い部品を固定する用途に好適に用いることができる。上記透湿度の好ましい上限は80g/m2・24hr、より好ましい上限は50g/m2・24hrである。上記透湿度の下限は特に限定されず、低ければ低いほど良いものであるが、実質5g/m2・24hr程度が限度である。上記透湿度は、粘着テープに用いる粘着剤の種類によって調節することができる。
なお、上記透湿度は水蒸気透過率測定装置(例えば、MOCON社製、PERMATRAN-W 1/50)を用いて40℃、90%RHの条件で測定することによって得ることができる。
粘着テープの10kHzでの誘電率が上記範囲であることで、電気に弱い電子機器の部品を固定するのに充分な絶縁性を発揮することができる。上記10kHzでの誘電率の好ましい上限は2.8、より好ましい上限は2.5である。上記10kHzでの誘電率の下限は特に限定されないが、実質2.0程度が限界である。上記10kHzでの誘電率は、粘着テープに用いる粘着剤の種類によって調節することができる。
なお、上記10kHzでの誘電率は、LCRメーター(例えば、Keysight社製、E4980AL)、静電容量方式非誘電率/誘電正接測定システム(例えば、キーコム社製、DPT-2141-01)、恒温高温高湿機(例えば、ESPEC社製、SH-242)からなる測定装置を用いて、23℃の条件で測定することができる。
上記粘着テープのG’(130℃)とG’(23℃)との差が小さい、つまり、G’が高温でも低下しにくいことで、粘着テープの離型フィルムの外側への染み出しをより抑えることができる。上記粘着テープのG’(23℃)/G’(130℃)は、10未満であることがより好ましく、8満であることが更に好ましい。なお、上記粘着テープのG’(23℃)/G’(130℃)の下限は特に限定されず、小さいほど良いものであるが、実質2程度が限度である。上記粘着テープのG’(23℃)/G’(130℃)は粘着剤の種類によって調節することができる。
ラジアル型スチレン系エラストマーは、カップリング剤を中心にして、スチレン系ブロック共重合体(スチレン系エラストマー)が複数放射状に突出した構造を有する分岐状スチレン系ブロック共重合体である。スチレン系ブロック共重合体はハードセグメントとソフトセグメントから成っており、ハードセグメントの含有量を増加させることによって高温でのせん断貯蔵弾性率G’を高めることができる。また、スチレン系ブロック共重合体が複数放射状に突出した架橋構造をとることで、高温時の分子の緩みを抑えることができるため、高温でのせん断貯蔵弾性率G’をより高めることができる。更に、スチレン系ブロック共重合体は、ハードセグメントの分子量を増加させると粘度が高くなりすぎて塗工法で粘着テープを製造できなくなる問題があるが、ラジアル型スチレン系エラストマーとすることで、ハードセグメントの分子量を増加させた場合であっても塗工法で製造できる程度に粘度を低く保つことができる。
上記一般式中、Aは芳香族アルケニル重合体ブロック(ハードセグメント)を表し、Bは共役ジエン重合体ブロック(ソフトセグメント)を表し、A-Bはスチレン系ブロック共重合体を表し、Cはカップリング剤に由来する成分を表し、nは3以上の整数を表す。より粘着テープの離型フィルムの外側への染み出しを抑えられることから、nは4以上であることが好ましい。nの上限は特に限定されないが、上記ラジアル型スチレン系エラストマーのゲル化を抑制する観点から、通常8以下である。なお、上記スチレン系ブロック共重合体は、ハードセグメント1つとソフトセグメント1つが結合したジブロック構造のものを指す。
上記芳香族アルケニル化合物としては、例えば、スチレン、tert-ブチルスチレン、α-メチルスチレン、p-メチルスチレン、p-エチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1-ジフェニルエチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、N,N-ジエチル-p-アミノエチルスチレン、ビニルピリジン等が挙げられる。なかでも、工業的に入手しやすいことから、スチレンが好ましい。
上記共役ジエン化合物としては、例えば、1,3-ブタジエン、イソプレン、2,3-ジメチル-1,3-ブタジエン、1,3-ペンタジエン、2-メチル-1,3-オクタジエン、1,3-ヘキサジエン、1,3-シクロヘキサジエン、4,5-ジエチル-1,3-オクタジエン、3-ブチル-1,3-オクタジエン、ミルセン、クロロプレン等が挙げられる。これらの共役ジエン化合物は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、重合反応性が高く、工業的に入手しやすいことから、1,3-ブタジエン、イソプレンが好ましい。
スチレン系ブロック共重合体に含まれる芳香族アルケニル重合体ブロックの含有量が上記範囲であることで、高温でのせん断貯蔵弾性率と室温での粘着力のバランスに優れたゴム系粘着剤とすることができる。上記スチレン系ブロック共重合体における芳香族アルケニル重合体ブロックの含有量のより好ましい上限は35重量%、更に好ましい上限は20重量%である。上記スチレン系ブロック共重合体における芳香族アルケニル重合体ブロックの含有量の下限は特に限定されないが、粘着剤の染み出しをより防止する観点から5重量%であることが好ましい。
上記カップリング剤としては、ハロゲン化シラン、アルコキシシラン等のシラン化合物や、ハロゲン化スズ等のスズ化合物や、ポリカルボン酸エステル、エポキシ化大豆油等のエポキシ化合物や、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等のアクリルエステルや、エポキシシラン、ジビニルベンゼン等のジビニル化合物等が挙げられる。より具体例には、例えば、トリクロロシラン、トリブロモシラン、テトラクロロシラン、テトラブロモシラン、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラクロロスズ、ジエチルアジペート等が挙げられる。
ラジアル型スチレン系エラストマーに架橋性官能基を有するポリマーを配合することで、架橋性官能基がラジアル型スチレン系エラストマーを架橋し、ラジアル型スチレン系エラストマーの流動を抑えるため、粘着テープの離型フィルムの外側への染み出しをより抑えることができる。また、架橋性官能基を有するポリマーを配合することで、ラジアル型スチレン系エラストマーの加工時の伸びも抑制することができるため、粘着テープの打ち抜き時の圧力による変形を抑えることもできる。
架橋性官能基を有するポリマーの含有量が上記範囲であることで、ラジアル型スチレン系エラストマーを充分に架橋することができ、より粘着テープの離型フィルムの外側への染み出しと打ち抜き時の変形を抑えることができる。上記架橋性官能基を有するポリマーの含有量のより好ましい下限は8重量部、更に好ましい下限は10重量部である。上記架橋性官能基を有するポリマーの含有量の上限は特に限定されないが、ベースとなる樹脂との相溶性の観点や、ゲル分率が上がり、糊が固くなることで貼り付け性が低下することを抑える観点から50重量部であることが好ましい。
上記軟化剤を配合することで、得られる粘着テープの室温での粘着力及び水蒸気バリア性をより向上させることができる。また、ラジアル型スチレン系エラストマーは、通常粘着テープに用いられる添加剤と相溶しにくいため、透明性が低下してしまうという問題がある。しかし、上記軟化剤は上記SP値を有することで、スチレン系ブロック共重合体中の共役ジエン重合体ブロックと相溶しやすいため、ゴム系粘着剤としてラジアル型スチレン系エラストマーを用いた場合であっても、得られる粘着テープの透明性の低下を抑制することができる。上記軟化剤としては、例えば、ポリブテン、ポリイソプレン、パラフィン系オイル等が挙げられる。なかでも、経時による被着体表面へのブリードが少ないことからポリブテンが好ましい。なお、上記軟化剤は室温での粘着力及び水蒸気バリア性を向上させる一方、大量に用いすぎると高温でのせん断貯蔵弾性率を低下させてしまうことがある。そのため、室温での粘着力及び水蒸気バリア性よりも粘着剤の染み出しを抑える方をより重視する場合は、用いる量をできる限り少なくすることが好ましい。
なお、本明細書中においてSP値とは溶解性パラメータ(Solubility Parameter)と呼ばれ、溶解のしやすさを表すことのできる指標である。本明細書においてSP値の算出にはFedors法(R.F.Fedors,Polym. Eng. Sci.,14(2),147-154(1974))が用いられる。
粘着テープに軟化点が80℃以上の粘着付与樹脂を配合することで、高温での粘着力をより向上させることができる。また、粘着付与樹脂のSP値が上記範囲であることで、粘着付与樹脂が上記ラジアル型スチレン系エラストマーと相溶するため、得られる粘着テープの透明性の低下を抑えることができる。上記粘着付与樹脂の軟化点の上限は特に限定されないが、使用される温度を考慮すると140℃であることが好ましい。
なお、上記軟化点は、JIS K2207に準じ測定することができる。
上記芳香族環を含む天然物系の粘着付与樹脂としては、例えば、芳香族変性テルペン、芳香族変性水添テルペン、テルペンフェノール、水添テルペンフェノール、ロジンエステル等が挙げられる。なかでも、より芳香族アルケニル重合体ブロックとしやすく、得られる粘着テープの透明性の低下を抑えられることから、芳香族変性テルペン、芳香族変性水添テルペンが好ましい。
芳香族環を含まない天然物系又は石油樹脂系の粘着付与樹脂として、例えば、C5系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、テルペン、水添テルペン等が挙げられる。なかでも、より共役ジエン重合体ブロックと相溶しやすく、得られる粘着テープの透明性の低下を抑えられることから、脂環族系石油樹脂、テルペン、水添テルペン、超淡色ロジンエステルが好ましい。
上記粘着テープの厚みがこの範囲内であると、充分な粘着力を発揮しながらも粘着テープの離型フィルムの外側への染み出しを抑えることができる。上記粘着テープの厚みの好ましい下限は2.5μm、好ましい上限は100μmである。なお、上記粘着テープの厚みは、ダイヤルゲージ(例えば、ミツトヨ社製、デジマチックインジケーターID-S1012S)などを用いて、下記式にて測定することができる。
(粘着テープ厚み)=(テープ全体厚み)-(両側離型フィルムの厚み)
このような電子機器部品固定用途、車載部品固定用途、基地局アンテナ固定用途、基地局送受信機固定用途、スマートグラス固定用途に用いられる本発明の粘着テープもまた、本発明の1つである。
上記電子機器部品及び車載部品としては、例えば、液晶ディスプレイ等の光学部品等が挙げられる。
実施例及び比較例において、以下の方法で合成したラジアル型スチレン系エラストマー及び市販のエラストマーをベース樹脂として用いた。
窒素置換された反応容器に、脱気、脱水されたシクロヘキサン500重量部、スチレン15重量部及びテトラヒドロフラン5重量部を仕込み、重合開始温度の40℃にてn-ブチルリチウム0.13重量部を添加して、昇温重合を行い、芳香族アルケニル重合体ブロック(ブロックA)を得た。芳香族アルケニル重合体ブロックの重合転化率が約100%に達した後、反応液を15℃に冷却し、次いで、1,3-ブタジエン85重量部を加え、更に昇温重合を行い、共役ジエン重合体ブロック(ブロックB)を得た。重合転化率がほぼ100%に達した後、カップリング剤としてテトラクロロシラン0.06重量部を加え、カップリング反応を行った。カップリング反応が完結した後、水素ガスを0.4MPa-Gaugeの圧力で供給しながら10分間放置した。
・セプトン 2063:SEPSブロック共重合体、クラレ社製
・SIBSTAR 102T:SIBSブロック共重合体、カネカ社製
・OPPANOL 80:ポリイソブチレン、BASF社製
<架橋性官能基を有するポリマー>
実施例において、架橋性官能基を有するポリマーとして以下のものを用いた。
FBP002:スチレン-アクリル酸共重合体、藤倉化成社製
8660P:SEBS共重合体、JSR社製
実施例及び比較例において以下の軟化剤を用いた。
・日石ポリブテンHV-300(表中ではHV-300):n-ブテン-イソブチレン共重合体、SP値7.0~8.5、流動点-55℃軟化点℃、JXTGエネルギー社製
・日油ポリブテン30N(表中では30N):n-ブテン-イソブチレン共重合体、SP値7.0~8.5、流動点-5℃、日油社製
・日油ポリブテン200N(表中では200N):n-ブテン-イソブチレン共重合体、SP値7.0~8.5、流動点15℃、日油社製
・クラプレンLIR290(表中ではLIR290):ポリイソプレン、SP値7.0~8.5、ガラス転移点-59℃軟化点℃、クラレ社製
実施例及び比較例において以下の粘着付与樹脂を用いた。
(天然物系)
・YSレジンPX100(表中ではPX100):テルペン樹脂、SP値8.0~8.5、軟化点100℃、ヤスハラケミカル社製
・YSレジンTO105(表中ではTO105):芳香族変性テルペン樹脂、SP値8.5~9.0、軟化点105℃、ヤスハラケミカル社製
・ロジンエステルKE311(表中ではKE311):超淡色ロジンエステル樹脂、SP値8.5~9.0、軟化点100℃、荒川化学社製
(石油樹脂系)
・アルコンP100:水素化石油樹脂(脂環族炭化水素樹脂)、SP値8.0~8.5、軟化点100℃、荒川化学社製
・FTR2120:スチレン共重合体、SP値8.7~9.2、軟化点120℃、三井化学社製
・FMR0150:スチレン共重合体、SP値8.7~9.2、軟化点145℃、三井化学社製
・YSレジンSX100(表中ではSX100):スチレン共重合体系、SP値9.0~9.5、軟化点100℃、ヤスハラケミカル社製
(1)離型フィルムで保護された粘着テープの製造
350重量部の(溶媒)トルエンにSIBSTAR 102Tを100重量部、LIR290を50重量部、TO105を20重量部、FTR2120を10重量部加えて粘着剤溶液を得た。離型フィルムとして厚み50μmの離型処理が施されたポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用意した。PETフィルムの離型処理面上に、得られた粘着剤溶液を、乾燥後の厚みが25μmとなるように塗工した後、100℃で10分間乾燥させて粘着テープを形成した。その後、粘着テープのPETフィルムが積層されていない面に、同様のPETフィルムを離型処理が施された面が粘着テープ側と対向するように積層して、離型フィルムで保護された粘着テープを得た。得られた粘着テープについて、ダイヤルゲージ(ミツトヨ社製、デジマチックインジケーターID-S1012S)を用いて、離型フィルムを除いた粘着テープの厚みを測定した。結果を表1に示した。
得られた粘着テープを1000μmまで積層し、測定サンプルを作製した。作製した測定サンプルについて、粘弾性スペクトロメーター(アイティー計測制御社製、DVA-200)を用い、低速昇温せん断変形モードの5℃/分、1Hzの条件で、-50℃~200℃の動的粘弾性スペクトルを測定した。得られた動的粘弾性スペクトルの23℃及び130℃の値から、粘着テープのG’(23℃)、G’(130℃)を得た。得られたG’(23℃)、G’(130℃)から、G’(23℃)/G’(130℃)を算出した。結果を表1に示した。
粘着テープサンプルの離型フィルムを剥がし、4枚重ねることで厚み100μmの測定サンプルを作製した。作製した測定サンプルを10cm×10cm程度に切り取り、水蒸気透過率測定装置(MOCON社製、PERMATRAN-W 1/50)の測定部に設置後、40℃90%RHの条件で水蒸気透過率を測定した。
一般的に水蒸気透過率は粘着剤の厚みに概ね反比例関係があるため、得られた厚み100μmの水蒸気透過率の実測結果を2倍にすることで、50μm厚みにおける結果を算出した。結果を表1に示した。
得られた粘着テープを55×55mmにカットして試験片を得た。次いで、アルミニウム板(0.1×60×60mm)、試験片、銅箔(例:0.1×55×55mm)をこの順に気泡なく貼り合せた積層体を作製し測定サンプルとした。
作製した測定サンプルをLCRメーター(Keysight社製、E4980AL)、静電容量方式非誘電率/誘電正接測定システム(キーコム社製、DPT-2141-01)、恒温高温高湿機(ESPEC社製、SH-242)から成る測定装置を用いて、10kHz、23℃の条件での誘電率を測定した。結果を表1に示した。
粘着剤溶液の組成及び粘着テープの厚みを表1、2の通りとした以外は実施例1と同様にして離型フィルムで保護された粘着テープを得て、各測定を行った。
実施例、比較例で得られた離型フィルムで保護された粘着テープについて、以下の評価を行った。結果を表1、2に示した。
離型フィルムで保護された粘着テープを25mm幅に裁断して試験片を作製した。次いで、得られた試験片の片面の離型フィルムを剥離してガラス板に貼り付け、試験片上を1kgのゴムローラーで1往復することによって圧着して測定サンプルを作製した。その後、得られた測定サンプルについてJIS Z 0237:2009に従い、引張速度300mm/minの条件で180°剥離試験を行い、23℃での粘着力(N/25mm)を測定した。
離型フィルムで保護された粘着テープを40mm×40mmにカットして試験片を得た。次いで、得られた試験片の中央に1kgの重りを載せ、120℃で72時間静置した。静置後離型フィルムの端部からはみ出した粘着テープの幅を測定した。最大のはみ出し幅が0.1mm以下の場合を「◎」、0.1mmより大きく0.2mm以下である場合を「○」、0.2mmより大きく0.5mm以下である場合を「△」、0.5mmより大きい場合を「×」として、粘着剤の染み出しを評価した。
Claims (6)
- 粘着テープと前記粘着テープを挟持する1組の離型フィルムとからなり、
前記粘着テープは、ゴム系粘着剤を含有し、
前記粘着テープは、23℃でのせん断貯蔵弾性率G’(23℃)が1.0×106Pa以下であり、かつ、
130℃でのせん断貯蔵弾性率G’(130℃)が3.0×104Pa以上であり、
前記粘着テープは、厚みが1μm以上300μm以下であり、
前記ゴム系粘着剤は、一般式(A-B)nCで表される構造を有するラジアル型スチレン系エラストマーであることを特徴とする離型フィルムで保護された粘着テープ。
A:芳香族アルケニル重合体ブロック
B:共役ジエン重合体ブロック
C:カップリング剤に由来する成分
n:3以上の整数 - 前記粘着テープは、G’(23℃)/G’(130℃)<15であることを特徴とする請求項1記載の離型フィルムで保護された粘着テープ。
- 前記粘着テープは、SP値が8.5以下であり、23℃で液体の軟化剤及び/又はSP値が8.0~9.0であり、軟化点が80℃以上の粘着付与樹脂を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の離型フィルムで保護された粘着テープ。
- 前記粘着テープは、SP値が8.5以下であり、23℃で液体の軟化剤を含有し、
前記軟化剤の含有量が前記ラジアル型スチレン系エラストマー100重量部に対して50重量部以下であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の離型フィルムで保護された粘着テープ。 - 前記粘着テープは、前記ラジアル型スチレン系エラストマーと架橋性官能基を有するポリマーとを含有し、
前記架橋性官能基を有するポリマーの含有量が前記ラジアル型スチレン系エラストマー100重量部に対して5重量部以上である
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の離型フィルムで保護された粘着テープ。 - 電子機器部品固定用途、車載部品固定用途、基地局アンテナ固定用途、基地局送受信機固定用途、スマートグラス固定用途に用いられることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の離型フィルムで保護された粘着テープ。
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