JP7640928B1 - 鉱石の脱リン方法 - Google Patents
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Description
(1)本開示の一態様に係る鉱石の脱リン方法は、キルン式又は流動層式の加熱炉内において、鉱石を100℃以上の温度で加熱する工程を備える。
(2)好ましくは、上記(1)に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石を加熱する工程の際に、前記加熱炉内に還元性ガスを供給する。
(3)好ましくは、上記(1)又は(2)に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石を加熱する工程の際に、前記加熱炉内に非還元性ガスを供給する。
(4)好ましくは、上記(1)~(3)の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法では、前記加熱炉は、第1の加熱炉と第2の加熱炉で構成され、前記第1の加熱炉に非還元性ガスを供給し、前記第2の加熱炉に還元性ガスを供給し、前記加熱する工程において、まず前記第1の加熱炉に鉱石を供給して加熱し、次いで前記第2の加熱炉に、前記第1の加熱炉で加熱した前記鉱石を供給して加熱する。
(5)好ましくは、上記(4)に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石を、前記第1の加熱炉で加熱した後かつ前記第2の加熱炉に供給する前に、粗粒部、及び前記粗粒部よりも細かい細粒部に分級する工程をさらに備え、前記第2の加熱炉に供給される前記鉱石から、前記粗粒部を除く。
(6)好ましくは、上記(5)に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石を、前記第1の加熱炉で加熱した後かつ前記第2の加熱炉に供給する前に分級する工程において、篩目が0.5mm以上3.0mm以下の篩機を用いる。
(7)好ましくは、上記(1)~(6)の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石を前記加熱炉内で加熱する工程の前に、篩目が3.0mm以上5.0mm以下の篩機を用いて、前記鉱石を粗粒部及び細粒部に分級する工程をさらに備え、前記加熱炉を、前記キルン式の加熱炉とし、前記加熱炉に、前記粗粒部のみを供給し、前記加熱炉における前記粗粒部の加熱温度を400℃以上とする。
(8)好ましくは、上記(1)~(7)の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石の種類が2以上であり、前記鉱石がゲーサイトを含有し、前記鉱石を前記加熱炉内で加熱する工程の前に、前記ゲーサイト中のリン濃度が最も高い前記鉱石を選択する工程をさらに備え、前記ゲーサイト中の前記リン濃度が最も高い前記鉱石を、優先的に前記加熱炉に供給する。
(9)好ましくは、上記(1)~(8)の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法では、前記鉱石がゲーサイトを含有し、前記ゲーサイト中のリン濃度が1.0mass%以上の前記鉱石だけを前記加熱炉に供給する。
加熱炉は、鉱石を100[℃]以上の所定温度まで加熱することができるとともに、鉱石に対して物理的な衝撃を与えることができるものであればよい。具体的には、加熱炉として、キルン式又は流動層式の加熱炉を用いることができる。
キルン式の加熱炉では、加熱炉が回転して加熱炉内の鉱石を流動させる。これにより、鉱石に物理的な衝撃が与えられる。この物理的な衝撃には、鉱石が加熱炉の内壁面に衝突したときの衝撃や、鉱石の粒子同士が互いに衝突したときの衝撃がある。
流動層式の加熱炉では、鉱石の粒子に高熱のガスを吹き付ける。ガスは、鉱石の粒子を流動させて流動層を形成する。さらに、ガスは鉱石を加熱する。流動層式の加熱炉では、加熱炉内で鉱石を流動させることにより、鉱石に物理的な衝撃が与えられる。この物理的な衝撃には、鉱石が加熱炉の内壁面に衝突したときの衝撃や、鉱石の粒子同士が互いに衝突したときの衝撃がある。
加熱炉における鉱石の加熱温度は100℃以上とする。鉱石を100[℃]以上の所定温度まで加熱することにより、鉱石を乾燥させ、鉱石に水で付着している微粉を離脱しやすい状態にできる。乾燥した状態で鉱石に物理的な衝撃を与えることにより、微粉を鉱石から効率的に離脱させることができる。微粉部分には高濃度のリンが含まれやすいため、微粉を鉱石から物理的に分離させることにより、鉱石からリンを離脱させることができる。また、流動層式又はキルン式の加熱炉において鉱石を100℃以上の所定温度で加熱することにより、脱水反応を生じさせて、鉱石に含まれるゲーサイト中のリンを除去することができる。ゲーサイトとは、鉱石を構成する鉱物の一種であり、その化学組成はFeO(OH)である。JIS M 8700:2013「鉄鉱石及び還元鉄-用語」は、ゲーサイトを含水酸化鉄に分類している。
加熱炉内の雰囲気は、適宜決めることができる。例えば、加熱炉内の雰囲気を非還元性雰囲気又は還元性雰囲気とすることができる。用語「非還元性雰囲気」は、酸化性雰囲気及び不活性雰囲気の両方を包含する概念である。
加熱炉から排出された鉱石に対して分級処理を行ってもよい。分級処理により、鉱石から分離された微粉と鉱石とを分けることができる。これにより、鉱石から分離された微粉を取り除くことができる。なお、後述する中間分級処理とは異なり、加熱後の分級処理の後で、さらに鉱石の加熱が行われることは想定されない。鉱石の加熱が2回以上行われる場合、加熱後の分級処理は、全ての加熱処理の終了後に実施される。
図1に例示される上記の実施形態では、加熱炉における鉱石の加熱を非還元性雰囲気下及び還元性雰囲気下のいずれかで一度行うとした。しかし本実施形態に係る鉱石の脱リン方法は、この構成に限られない。例えば、非還元性雰囲気下での鉱石の加熱の後、還元性雰囲気下での鉱石の加熱を行ってもよい。
第1の加熱炉21と第2の加熱炉22の間において、中間分級処理をさらに行ってもよい。中間分級処理は第1の加熱炉21から排出された鉱石を粗粒部と細粒部とに分ける処理である。上述した加熱後の分級処理とは異なり、中間分級処理の後には必ず鉱石の第2の加熱が実施される。中間分級処理は、鉱石を第1の加熱炉で加熱した後かつ第2の加熱炉に供給する前に、鉱石を分級する工程と定義される。
粒度の調整は、篩機6の篩目の大きさで調整できる。篩目の範囲が0.5mm以上3.0mm以下の篩機を用いることで、細粒部の粒度を0.5mm以上3.0mm以下に設定することができる。中間分級処理を行う篩機6の篩目は、微粉除去のために実施される加熱後の分級処理を行う篩機5の篩目よりも大きい。中間分級処理を実施する分級装置は篩機に限定されず、他の分級装置を用いてもよい。
本実施形態に係る鉱石の脱リン方法は、鉱石を加熱炉内で加熱する工程の前に、鉱石を粗粒部及び細粒部に分級する工程をさらに備えてもよい。以下、加熱される前の鉱石の分級処理を「加熱前の分級処理」と称する。図4に、加熱前の分級処理を行う鉱石の脱リン方法の工程図を例示的に示す。
本実施形態に係る鉱石の脱リン方法は、鉱石の種類が2以上である場合に、鉱石を加熱炉内で加熱する工程の前に、ゲーサイトのリン濃度が最も高い鉱石を選択する工程をさらに備え、ゲーサイトのリン濃度が最も高い鉱石を優先的に加熱炉に供給してもよい。以下に、鉱石を加熱する前に鉱石を選別する実施形態の具体的構成について、詳細に説明する。
(鉱石)
後述する比較例及び実施例1~5では、下記表1に示す成分を有する鉱石を用いた。比較例では、2[kg]の鉱石を後述するバッチ式の加熱炉に充填した。実施例1~4では、300[kg/h]の一定の供給速度で、鉱石を後述するキルン式の加熱炉に供給した。
比較例では、加熱炉として、鉱石を流動させずに加熱だけを行うバッチ式の箱型炉を用いた。箱型炉の内径は、幅300[mm]、奥行き300[mm]、及び高さ300[mm]とした。実施例1~4では、加熱炉として、外燃式のキルンを用いた。キルンの内部の空間は、直径が0.90[m]であり、長さが2.0[m]であった。また、キルンの回転数は2.0[rpm]とした。
比較例及び実施例1では、加熱炉の数は1とした。比較例及び実施例1では、酸化性ガスである空気を15[Nm3/h]の流量で加熱炉内に供給し、加熱炉内の雰囲気を非還元性雰囲気とした。
実施例2では、加熱炉の数は1とした。実施例2では、33%のH2を含み、残部がN2である還元性ガスを、15[Nm3/h]の流量で加熱炉内に供給し、加熱炉内の雰囲気を還元性雰囲気とした。
実施例3及び4では、加熱炉の数は2とした。第1の加熱炉では、実施例1の条件にて非還元性雰囲気で加熱処理をした。その後、鉱石を室温まで冷却した。そして第2の加熱炉では、実施例2の条件にて還元性雰囲気で加熱処理を実施した。
比較例、及び実施例1~4においては、鉱石を加熱する温度としては、複数の温度を設定した。具体的には、加熱炉において、100[℃]、300[℃]、500[℃]、750[℃]、1000[℃]及び1100[℃]のそれぞれの温度まで昇温した後、この温度を維持した。実施例3及び4では、非還元性雰囲気での加熱温度と還元性雰囲気での加熱温度は同じとした。
実施例1及び2では、加熱炉内における鉱石の滞留時間は120[min]とした。
実施例3及び4では、第1の加熱炉内、及び第2の加熱炉内における鉱石の滞留時間の合計を120[min]とした。実施例3及び4においては、第1の加熱炉における非還元性雰囲気での加熱を60[min]行い、第2の加熱炉における還元性雰囲気での加熱を60[min]行った。
比較例では、加熱炉での加熱時間を120[min]とした。
実施例5では、第1の加熱炉において非還元性雰囲気で加熱処理後、第1の加熱炉から鉱石を排出し、篩目が3.0mmの篩機を用いて中間分級処理を行った。中間分級処理で、鉱石を細粒部と粗粒部に分けた。そして、粗粒部だけを第2の加熱炉に投入し、還元性雰囲気で加熱処理を実施した。なお、比較例及び実施例1~4については、中間分級処理を行わなかった。
加熱炉で加熱処理が行われた鉱石に対して脱リン率の測定を行った。
比較例及び実施例1~3では、加熱炉から排出された鉱石に対して脱リン率の測定を行った。
実施例4の脱リン率は、以下の手順で求めた。まず、第1の加熱炉における非還元性雰囲気の加熱後の中間分級処理で得られた細粒部の脱リン率を求めた。また、中間分級処理後の粗粒部を、第2の加熱炉において還元性雰囲気で加熱して得られたものの脱リン率を求めた。細粒部の脱リン率、及び加熱後の粗粒部の脱リン率の両方から、実施例5の全体の脱リン率を求めた。全体の脱リン率は、粗粒部と細粒部のそれぞれの質量の割合と各脱リン率とを掛け合わせた値の合計で求めた。即ち、以下の式によって全体の脱リン率を求めた。
(全体の脱リン率)={(細粒部の脱リン率)×(細粒部の重量)+(粗粒部の脱リン率)×(粗粒部の重量)}/{(細粒部の重量)+(粗粒部の重量)}
加熱前の分級処理の作用効果を、オフライン実験の結果を用いて以下に検証する。
脱リン対象とされる鉱石は、豪州鉄鉱石粉鉱とした。当該鉱石の成分は、鉄分:62.6%、P:0.29%、SiO2:2.7%、アルミナ:2.2%、及び結晶水分[CW]:4.5%であった。
加熱前の分級処理は、篩機を用いて行われた。篩機の篩目は、2mm、3mm、5mm、又は7mmとした。
加熱炉はキルン式とした。加熱条件は以下の通りとした。
・加熱炉の内部空間の大きさ:直径0.90m、及び長さ2.0m
・加熱炉の回転数:2.0rpm
・加熱炉の数:1
・加熱炉への鉱石の投入量:1kg/h(投入速度一定)
・加熱炉に供給するガス種類:還元性ガス(N2-33%H2)
・加熱炉に供給するガスの流量:15Nm3/h
・加熱温度:700℃
・上記加熱温度での滞留時間:60min
(全体の脱リン率)={(細粒部の脱リン率)×(細粒部の重量)+(粗粒部の脱リン率)×(粗粒部の重量)}/{(細粒部の重量)+(粗粒部の重量)}
実験結果を表5に示す。
加熱前の鉱石の選別の作用効果を、オフライン実験の結果を用いて以下に検証する。
脱リン対象とされる高リン鉱石は、2種類の豪州鉄鉱石粉鉱A、Bとした。
高リン鉱石Aの成分は、鉄分:62.6%、P:0.29%、SiO2:2.7%、アルミナ:2.2%、結晶水分[CW]:4.5%であった。高リン鉱石Aが含有するゲーサイト中のリン濃度は1.33%であった。高リン鉱石Aを発明例の鉱石として用いた。
高リン鉱石Bの成分は、鉄分:61.6%、P:0.19%、SiO2:1.6%、アルミナ:1.8%、結晶水分[CW]:7.1%であった。高リン鉱石Bが含有するゲーサイト中のリン濃度が0.37%であった。高リン鉱石Bを比較例の鉱石として用いた。
加熱炉はキルン式とした。加熱条件は以下の通りとした。
・加熱炉の内部空間の大きさ:直径0.90m、及び長さ2.0m
・加熱炉の回転数:2.0rpm
・加熱炉の数:1
・加熱炉への鉱石の投入量:1kg/h(投入速度一定)
・加熱炉に供給するガス種類:空気(N2-21%O2)または還元性ガス(N2-30%H2)
・加熱炉に供給するガスの流量:ガスが還元性ガスである場合は15Nm3/h、ガスが空気である場合は6Nm3/h
・加熱温度:ガスが還元性ガスである場合は700℃、ガスが空気である場合は280℃
・蒸気加熱温度での滞留時間:ガスが還元性ガスである場合は55min、ガスが空気である場合は22min
・加熱後の分級処理:加熱炉から排出された鉄鉱石を、篩目0.25mmの篩機で分級
リン除去量は、求めた脱リン率に鉄鉱石の初期リン含有量を乗じて算出した。鉄鉱石の初期リン含有量とは、上述の通り105℃にて2時間乾燥させ、次いで振動篩にて5~10mmに整粒した後の鉄鉱石のリン含有量である。脱リン率は、リン含有量を鉄分含有量で規格化した値(P/Fe)について、処理前後の差分を百分率で表現した。結果を表6に示す。
Claims (13)
- キルン式又は流動層式の加熱炉内において、鉱石を100℃以上750℃未満の温度で加熱する工程を備える鉱石の脱リン方法。
- 前記鉱石を加熱する工程の際に、前記加熱炉内に還元性ガスを供給することを特徴とする請求項1に記載の鉱石の脱リン方法。
- 前記鉱石を加熱する工程の際に、前記加熱炉内に非還元性ガスを供給することを特徴とする請求項1に記載の鉱石の脱リン方法。
- 前記加熱炉は、第1の加熱炉と第2の加熱炉で構成され、
前記第1の加熱炉に非還元性ガスを供給し、
前記第2の加熱炉に還元性ガスを供給し、
前記加熱する工程において、まず前記第1の加熱炉に鉱石を供給して加熱し、次いで前記第2の加熱炉に、前記第1の加熱炉で加熱した前記鉱石を供給して加熱する
ことを特徴とする請求項1に記載の鉱石の脱リン方法。 - キルン式又は流動層式の加熱炉内において、鉱石を100℃以上の温度で加熱する工程を備え、
前記加熱炉は、第1の加熱炉と第2の加熱炉で構成され、
前記第1の加熱炉に非還元性ガスを供給し、
前記第2の加熱炉に還元性ガスを供給し、
前記加熱する工程において、まず前記第1の加熱炉に鉱石を供給して加熱し、次いで前記第2の加熱炉に、前記第1の加熱炉で加熱した前記鉱石を供給して加熱し、
前記鉱石を、前記第1の加熱炉で加熱した後かつ前記第2の加熱炉に供給する前に、粗粒部、及び前記粗粒部よりも細かい細粒部に分級する工程をさらに備え、
前記第2の加熱炉に供給される前記鉱石から、前記細粒部を除く
鉱石の脱リン方法。 - 前記鉱石を、前記第1の加熱炉で加熱した後かつ前記第2の加熱炉に供給する前に分級する工程において、篩目が0.5mm以上3.0mm以下の篩機を用いる
ことを特徴とする請求項5に記載の鉱石の脱リン方法。 - キルン式又は流動層式の加熱炉内において、鉱石を100℃以上の温度で加熱する工程を備え、
前記鉱石を前記加熱炉内で加熱する工程の前に、篩目が3.0mm以上5.0mm以下の篩機を用いて、前記鉱石を粗粒部及び細粒部に分級する工程をさらに備え、
前記加熱炉を、前記キルン式の加熱炉とし、
前記加熱炉に、前記粗粒部のみを供給し、
前記加熱炉における前記粗粒部の加熱温度を400℃以上とする
鉱石の脱リン方法。 - 前記鉱石の種類が2以上であり、
前記鉱石がゲーサイトを含有し、
前記鉱石を前記加熱炉内で加熱する工程の前に、前記ゲーサイト中のリン濃度が最も高い前記鉱石を選択する工程をさらに備え、
前記ゲーサイト中の前記リン濃度が最も高い前記鉱石を、優先的に前記加熱炉に供給する
ことを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法。 - 前記鉱石がゲーサイトを含有し、
前記ゲーサイト中のリン濃度が1.0mass%以上の前記鉱石だけを前記加熱炉に供給することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法。 - 前記加熱炉内において加熱された前記鉱石から生じた微粉を除去する工程をさらに備えることを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法。
- 前記微粉を、前記加熱炉に還元性ガス又は非還元性ガスを供給し、前記加熱炉の内部で前記ガスを流動させることにより除去することを特徴とする請求項10に記載の鉱石の脱リン方法。
- 前記微粉を、前記加熱炉から排出された前記鉱石に対して分級処理をすることによって除去することを特徴とする請求項10に記載の鉱石の脱リン方法。
- 前記加熱炉内において、前記鉱石を100℃以上500℃以下の温度で加熱することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の鉱石の脱リン方法。
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JP2020020010A (ja) | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 日本製鉄株式会社 | 高燐鉄鉱石の還元方法 |
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