[go: up one dir, main page]

JP7637551B2 - 延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー - Google Patents

延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー Download PDF

Info

Publication number
JP7637551B2
JP7637551B2 JP2021060183A JP2021060183A JP7637551B2 JP 7637551 B2 JP7637551 B2 JP 7637551B2 JP 2021060183 A JP2021060183 A JP 2021060183A JP 2021060183 A JP2021060183 A JP 2021060183A JP 7637551 B2 JP7637551 B2 JP 7637551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
battery
prevention sheet
fire
fire spread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021060183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022156468A (ja
Inventor
賢二 傳刀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2021060183A priority Critical patent/JP7637551B2/ja
Publication of JP2022156468A publication Critical patent/JP2022156468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7637551B2 publication Critical patent/JP7637551B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

本発明は、延焼防止シート、当該シートをバッテリーセルに装着したバッテリーセルユニットおよび当該セルユニットを備えたバッテリーに関する。
現在、世界中で、地球環境への負荷軽減を目的として、従来からのガソリン車あるいはディーゼル車を徐々に電気自動車に転換しようとする動きが活発化している。特に、フランス、オランダ、ドイツをはじめとする欧州諸国の他、中国でも、電気自動車の普及が進行してきている。しかしながら、電気自動車の普及には、高性能バッテリーの開発の他、多数の充電スタンドの設置などの課題がある。
上記自動車用バッテリー等の各種バッテリーは、内部短絡等が原因によりバッテリーが熱暴走し、発火や発煙等が生じる虞がある。近年、自動車用バッテリーとして、筐体内に複数のバッテリーセルを並べて装着したものが知られている。このような複数のバッテリーセルが並べて装着されたバッテリーにおいて、1つのバッテリーセルから発火や発煙等が生じた場合、周囲のバッテリーセルに熱が伝わることにより、さらに大きな発火、発煙、爆発等の不具合が生じる虞がある。このような不具合による被害を最小限に抑えるため、異常高温になったバッテリーセルの熱を周囲のバッテリーセルに伝え難くする方法が検討されている。例えば、複数のバッテリーセル同士の間に耐火材や断熱層等の延焼防止シートを設ける方法が知られている(特許文献1を参照)。
特開2018-206604号公報
延焼防止機能に優れることは、延焼防止シートにとって最もプライオリティの高い事項である。しかし、これに加えて、延焼防止シートをバッテリー内の正規位置に配置すること、および延焼防止シートをバッテリー内に挿脱容易であることも重要である。このように、延焼防止シートの確実なる設置および挿脱を容易にしてバッテリートラブルを最小限に抑えることは、「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」という本出願人の持続可能な開発目標の達成にも資する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、バッテリー内の各バッテリーセル間の延焼を防止可能であって、かつバッテリー内へのバッテリーセルの挿脱を容易にする延焼防止シート、当該延焼防止シートをバッテリーセルに装着したセルユニットおよび当該セルユニットを備えたバッテリーを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための一実施形態に係る延焼防止シートは、バッテリー内部の複数のバッテリーセルの間に配置され、前記バッテリーセルが過熱状態の際に他の前記バッテリーセルへの伝熱を抑制して延焼を防止可能な延焼防止シートであって、前記バッテリーへの配置状態において下端から上端に向けて少なくとも1つの空気の流路を備える。
(2)別の実施形態に係る延焼防止シートは、好ましくは、多孔体から主に構成されていても良い。
(3)別の実施形態に係る延焼防止シートは、好ましくは、前記多孔体の層に、前記多孔体の層よりも耐熱性の高い耐熱強化シートをさらに備えても良い。
(4)別の実施形態に係る延焼防止シートにおいて、好ましくは、前記流路は、前記耐熱強化シートの外面に形成されていても良い。
(5)別の実施形態に係る延焼防止シートにおいて、好ましくは、前記流路は、前記多孔体の層と前記耐熱強化シートとの間に形成されていても良い。
(6)別の実施形態に係る延焼防止シートにおいて、好ましくは、前記耐熱強化シートは、主としてタルクを含んでいても良い。
(7)別の実施形態に係る延焼防止シートにおいて、好ましくは、前記多孔体の層はシリコーンゴムの発泡シートであっても良い。
(8)一実施形態に係るセルユニットは、上述のいずれかの延焼防止シートを、前記バッテリーセルを並べる方向にある2つの側面の内の少なくとも1つの側面に貼付している前記延焼防止シートと前記バッテリーセルとのセルユニットである。
(9)別の実施形態に係るセルユニットにおいて、好ましくは、前記延焼防止シートの前記バッテリーセルへの貼付面の粘着性よりも、前記延焼防止シートの厚さ方向にて前記貼付面の反対側にある外面の粘着性が低くても良い。
(10)別の実施形態に係るセルユニットにおいて、好ましくは、前記貼付面よりも、前記外面の算術平均高さ(Sa)が大きくても良い。
(11)一実施形態に係るバッテリーは、上述のいずれかのセルユニットを複数並べて備える。
本発明によれば、バッテリー内の各バッテリーセル間の延焼を防止可能であって、かつバッテリー内へのバッテリーセルの挿脱を容易にする延焼防止シート、当該延焼防止シートをバッテリーセルに装着したセルユニットおよび当該セルユニットを備えたバッテリーを提供する。
図1は、第1実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(1A)および平面図(1B)を示す。 図2は、バッテリーの筐体内に図1のセルユニットを複数個装填する状況(2A,2B)を示す。 図3は、第2実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(3A)および平面図(3B)を示す。 図4は、第3実施形態に係る延焼防止シートの平面図および側面図を示す。 図5は、第4実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(5A)および平面図(5B)を示す。 図6は、第5実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(6A)および平面図(6B)を示す。 図7は、本発明の実施形態に係るバッテリーであって、内部のセルユニットの形態が異なる2種類のバッテリーの縦断面図(7A,7B)を示す。
次に、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
1.延焼防止シートおよびセルユニット
(第1実施形態)
最初に、本発明の第1実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットについて図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(1A)および平面図(1B)を示す。
第1実施形態に係る延焼防止シート1は、バッテリー内部の複数のバッテリーセル30の間に配置され、バッテリーセル30が過熱状態の際に他のバッテリーセル30への伝熱を抑制して延焼を防止可能なシートである。延焼防止シート1は、バッテリーへの配置状態において下端から上端に向けて2つの空気の流路10を備える。ただし、流路10は、少なくとも1つ存在すれば良く、また3つ以上でも良い。
延焼防止シート1は、その最も広い面をバッテリーセル30に貼り付けて用いる。延焼防止シート1をバッテリーセル30に貼り付けた1つの構成体をセルユニット35と称する。より詳細には、セルユニット35は、バッテリーセル30を並べる方向にある2つの側面の内の少なくとも1つの側面に貼付している延焼防止シート1とバッテリーセル30とを一体にしたものである。この実施形態では、延焼防止シート1は、バッテリーセル30と密着しており、接着剤などの層を介在せずに貼付することができる。
セルユニット35において、好ましくは、延焼防止シート1のバッテリーセル30への貼付面11の粘着性よりも、延焼防止シート1の厚さ方向にて貼付面11の反対側にある外面12の粘着性が低い。この結果、セルユニット35ごとに、バッテリー内に装填し、または引き出すことが容易になる。
この実施形態では、延焼防止シート1をバッテリーセル30に貼り付ける貼付面11は、高い平滑性を有する面であって、バッテリーセル30の最も広い面(側面)との間にほとんど空気が介在しない状態で密着可能な面である。延焼防止シート1の貼付面11の好ましい面粗さは、「ISO 25178表面性状」に基づく算術平均高さ(Sa)が0.05~0.4μm、より好ましくは0.05~0.3μmの範囲である。
なお、外面12を貼付面11よりも低粘着性とする手段としては、上述の面粗さに差異を設けることに限定されず、他の手段でも良い。他の手段としては、例えば、延焼防止シート1を2層のシートで構成し、外面12側のシートを、貼付面11側のシートよりも高硬度のシートとすることを挙げることができる。
この実施形態では、流路10は、延焼防止シート1をバッテリーセル30に貼り付ける貼付面11と厚さ方向反対側の外面12に形成されている。この実施形態では、流路10は、延焼防止シート1の厚さ方向に窪むと共に延焼防止シート1の外面12に開口する溝である。この実施形態では、流路10は、延焼防止シート1の長さ方向(「高さ方向」ともいう)に向かって、延焼防止シート1の下端から上端に通じるように形成されている。流路10としては、直線的な溝であるのが好ましいが、曲り角を有する曲線的な溝であっても良い。
流路10は、後述するように、セルユニット35をバッテリーの内部に入れる際に、バッテリーの筐体内部の空気を外部に排出して、セルユニット35を筐体に入れやすくする機能を有する(図1(1A)参照)。
この実施形態では、延焼防止シート1は、バッテリーセル30の最も広い面(側面)と略同一の大きさであるが、当該側面より大きく、または小さくとも良い。ただし、延焼防止を高めるには、延焼防止シート1は、バッテリーセル30の側面と同一若しくは当該側面より大きいのが好ましい。
セルユニット35では、好ましくは、延焼防止シート1のバッテリーセル30への貼付面11よりも、貼付面11から厚さ方向反対側の外面12の算術平均高さ(Sa)の方が大きい。なお、外面12を貼付面11に対して粗くする場合、好ましくは、流路10となる溝の内部を除く。溝の内部は、隣のセルユニット35に接触しないからである。Sa以外を基準とする場合には、貼付面11よりも外面12の「ISO 25178表面性状」に基づく最大高さ(Sz)を大きくするのが好ましい。延焼防止シート1の外面12の好ましい面粗さは、「ISO 25178表面性状」に基づく算術平均高さ(Sa)が0.5~500μm、より好ましくは0.6~500μmの範囲である。貼付面11および外面12の各粗さは、例えば、金型成形にて延焼防止シート1を製造する場合には、金型の内面や金型内に入れた樹脂シートの各粗さを転写して容易に得ることができる。また、外面12の面粗さを、より大きくしたい場合には、微細粒子を衝突させるブラスト処理等を行っても良い。このように、貼付面11に比べて外面12の面粗さを大きくすると、複数のセルユニット35の中から、1つのセルユニット35の単位でバッテリーの筐体内に装填もしくは引き出し容易となる。セルユニット35の装填および引き出しの際に、当該セルユニット35が隣のセルユニット35と密着しにくいからである。特に、バッテリー内の複数のセルユニット35は、バッテリーに装填された後に、セルユニット35の列方向外側から圧縮されることが多い。そのような場合でも、外面12の面粗さが大きいと、セルユニット35同士が付着してしまう状況を低減できる。また、貼付面11を平滑にすると、延焼防止シート1とバッテリーセル30の側面との密着力を高めることができ、1つのセルユニット35の単位で、バッテリー内に装填し、あるいは引き出しやすくなる。
この実施形態では、延焼防止シート1は、主に多孔体から構成され、好ましくは多孔体の層であり、より好ましくは多孔性のゴムシートである。ここで、「主に」とは、50%を超える体積を占めることを意味する。以後、「主に」の意味も同様である。延焼防止シート1は、多孔体のみ、多孔体が90%、または多孔体が80~51%を占めるシートでも良い。多孔性のゴムシートは、その内部に気泡を有するスポンジ状の部材である。スポンジの孔内の空気は、優れた断熱性を有している。このため、スポンジ状の部材は、延焼防止シート1の低熱伝導性に寄与する。ゴムとしては、例えば、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ニトリルゴム(NBR)あるいはスチレンブタジエンゴム(SBR)等の熱硬化性エラストマー; ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系、フッ素系等の熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの複合物等を含むように構成される。ゴムの中では比較的耐熱性の高いシリコーンゴムをより好適に用いることができる。すなわち、延焼防止シート1は、最も好ましくは、シリコーンゴムの発泡シートである。延焼防止シート1は、より延焼防止性能を高めるために、好ましくは、ハロゲン化物、リン化合物、白金、水酸化マグネシウムや水酸化アルミニウム等の無機化合物を含有する。延焼防止シート1の厚さは、特に制約はないが、好ましくは1~20mm、より好ましくは2~8mmである。
図2は、バッテリーの筐体内に図1のセルユニットを複数個装填する状況(2A,2B)を示す。
図2に例示するバッテリー40は、例えば、電気自動車用のバッテリーであって、多数のバッテリーセル30を備える。バッテリー40は、一方に開口する有底型の筐体41を備える。バッテリーセル30は、筐体41の内部44に配置される。複数のバッテリーセル30は、好ましくは、筐体41内において、その両側からネジ等を利用して圧縮する方向に力を与えられて、互いに密着するようになっている(不図示)。筐体41の底部42(冷却部位の一例)には、冷却剤45の一例である冷却水を流すために、1または複数の水冷パイプ43が備えられている。冷却剤45は、冷却媒体あるいは冷却材と称しても良い。バッテリーセル30は、隣接するバッテリーセル30との間に、延焼防止シート1を挟む形態で筐体41内に配置されている。延焼防止シート1は、バッテリーセル30に付着して1つのセルユニット35を形成している。図2(2A)に示すように、セルユニット35を1個ずつ筐体41の内部44に装填する場合には、特に、最後の1個を矢印D方向に装填の際、流路10を通じて空気を外部に排出しながら行うことができる。このため、セルユニット35の装填が容易になる。図2(2B)に示すように、複数のセルユニット35を筐体41の内部44に向けて矢印D方向に一度に装填する場合でも、内部44の空気を、流路10を通じて外部に排出しながら行うことができる。このため、バッテリー40内にセルユニット35を容易に装填可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットについて図面を参照しながら説明する。第2実施形態において、第1実施形態と共通する部分については、重複した説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(3A)および平面図(3B)を示す。
第2実施形態に係る延焼防止シート1aは、多孔体の層に、多孔体の層よりも耐熱性の高い耐熱強化シートをさらに備える2層構造のシートである。延焼防止シート1aにおいて、空気の流路は、耐熱強化シートの外面に形成されている。以下、より詳細に説明する。
延焼防止シート1aは、第1実施形態に係る延焼防止シート1と異なり、延焼防止シート1として使用したゴムシート3の外面12に、耐熱強化シート2を備える。ゴムシート3と耐熱強化シート2とは、耐熱性接着剤の層を介在して固定されても良いが、ゴムシート3の粘着性によって固定され、あるいは嵌め込みによって固定されても良い。
ゴムシート3は、第1実施形態における流路10に相当する溝10aを備えているが、延焼防止シート1aとして空気を排出する機能を有していない。耐熱強化シート2は、溝10aの開口側に重なり、外面22側に開口する流路20を備えている。流路20は、第1実施形態における流路10と同様、延焼防止シート1aのバッテリー40への配置状態において下端から上端に向けて2つ備えられている。ただし、流路20は、少なくとも1つ存在すれば良く、また3つ以上でも良い。また、流路20は、直線的な溝でなくとも良い。
セルユニット35aにおいて、好ましくは、延焼防止シート1aのバッテリーセル30への貼付面11の粘着性よりも、延焼防止シート1aの厚さ方向にて貼付面11の反対側にある外面22の粘着性が低い。この結果、セルユニット35aごとに、バッテリー40内に装填し、または引き出すことが容易になる。
延焼防止シート1aの貼付面11は、ゴムシート3の溝10aの無い側の面となっており、第1実施形態における貼付面11と同様の平滑性に富んだ面である。一方、延焼防止シート1aの外面22は、貼付面11よりも荒い面であり、第1実施形態における外面12と同等若しくはそれ以上に荒れた面である。外面22の面粗さは、金型の内面の粗さを転写して容易に得られるが、外面22の面粗さをより大きくしたい場合には、微細粒子を衝突させるブラスト処理等を行っても良い。なお、外面22を貼付面11に対して粗くする場合、好ましくは、流路20となる溝の内部を除く。この理由は、第1実施形態で説明した理由と同様である。
延焼防止シート1aの外面22の好ましい面粗さは、「ISO 25178表面性状」に基づく算術平均高さ(Sa)が0.5~500μm、より好ましくは0.6~500μmの範囲である。
耐熱強化シート2は、バッテリーセル30間の延焼を有効に防止する機能を有する。耐熱強化シート2は、その構成材料を問わないが、好ましくは、セラミックスシート、より好ましくはタルクを主成分として含むシートである。ここで、「主成分として」は、耐熱強化シートの全体積に対して50体積%を超える割合を意味する。耐熱強化シート2は、タルクのみ、タルクが90体積%、またはタルクが80~51体積%を占めるシートでも良い。耐熱強化シート2は、タルク以外に、セルロースなどの紙の素材、シリカやエアロゲルに代表される無機材、あるいはポリエチレンやポリプロピレンに代表される樹脂などを含んでも良い。これは、上述の耐熱強化シートの材料および機能は、以後の実施形態でも同様である。
タルクは、一般に、含水ケイ酸マグネシウムを主成分とするセラミックスであり、酸化鉄等の不純物を若干含有している。不純物の種類および量は、タルク原石の産地によって異なるが、耐熱強化シート2に含まれるタルクとしては、それらの点で特に限定されるものではない。レーザ光回折法により測定されるタルクの平均粒子径は、0.1~50μmが好ましく、1~30μmがより好ましい。また、タルクは、例えば、有機シラン系化合物、有機ボラン系化合物、エポキシ系化合物、有機チタネート系化合物、イソシアネート系化合物等の公知の表面処理剤で表面処理したものを使用しても良い。耐熱強化シート2は、上述のようなタルクを1種類のみ含んでいても良いし、平均粒子径、種類、表面処理剤等が異なる2種類以上を含んでいても良い。
耐熱強化シート2は、好ましくは、耐熱性および難燃性に優れたシートである。耐熱強化シート2は、上述のようなタルクを主成分として含むシートに限定されず、少なくともゴムシート3より耐熱性が高く、また難燃性の高い材料で構成されていれば良い。そのような材料としては、ムライト、コージライト、ステアタイト、フォルステライト、チタニア、ジルコニアのような、窒化アルミニウム、アルミナあるいはグラファイトと比べて熱伝導率の比較的低い材料を例示できる。耐熱強化シート2は、導電性に優れるか否かは問わない。耐熱強化シート2は、湾曲性(若しくは屈曲性)に優れるシートであるのが好ましく、その厚さに制約はないが、0.02~3mmが好ましく、0.1~0.5mmがより好ましい。耐熱強化シート2の厚さは、好ましくは、ゴムシート3の厚さに比べて小さい。ただし、耐熱強化シート2は、シートの強度、可撓性および耐熱性を総合的に考慮して、その厚さが決定されるのが好ましい。
セルユニット35aは、延焼防止シート1aの貼付面11をバッテリーセル30の側面(ここでは、最も広い面)に貼付したものである。延焼防止シート1aの外面22は、耐熱強化シート2の外面でもあり、上述の通り比較的粗く形成されている。また、延焼防止シート1aの貼付面11は、ゴムシート3の厚さ方向の片面であり、上述の通り非常に平滑である。このため、セルユニット35aは、隣のセルユニット35aとの密着を低減でき、筐体41の内部44への装填および引き出しが容易である。
なお、この実施形態では、耐熱強化シート2の面粗さは、ゴムシート3の面粗さよりも大きいが、それは必須ではない。耐熱強化シート2は、ゴムシート3よりも粘着性の低いセラミックス層だからである。以後の実施形態でも同様である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットについて図面を参照しながら説明する。第3実施形態において、前述の各実施形態と共通する部分については、重複した説明を省略する。
図4は、第3実施形態に係る延焼防止シートの平面図および側面図を示す。
第3実施形態に係る延焼防止シート1aは、第2実施形態に係る延焼防止シート1aと同様の形態を有する。第3実施形態に係るセルユニット35bは、バッテリーセル30の厚さ方向(幅方向ともいう)にある最も広い両側面に、延焼防止シート1aを備えている。すなわち、セルユニット35bは、2つの延焼防止シート1aの間にバッテリーセル30を挟んだ構造を有する。このように、セルユニット35bは、前述のセルユニット35,35aと異なり、バッテリーセル30の幅方向両側に延焼防止シート1aを備えている。このような構造のセルユニット35bでも、バッテリー40へのセルユニット35bの装填および引き出しが容易になる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットについて図面を参照しながら説明する。第4実施形態において、前述の各実施形態と共通する部分については、重複した説明を省略する。
図5は、第4実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(5A)および平面図(5B)を示す。
第4実施形態に係る延焼防止シート1bは、多孔体の層に、さらにセラミックス層を備える2層構造のシートである。延焼防止シート1bにおいて、空気の流路は、ゴムシートの外面に形成されている。以下、より詳細に説明する。
延焼防止シート1bは、第2実施形態に係る延焼防止シート1aと同様、延焼防止シート1として使用したゴムシート3の外面12に、耐熱強化シート2aを備える。ただし、耐熱強化シート2aは、流路を持たない平板形状のシートである。ゴムシート3と耐熱強化シート2aとは、耐熱性接着剤の層を介在して固定されても良いが、ゴムシート3の粘着性によって固定され、あるいは嵌め込みによって固定されても良い。
ゴムシート3の外面12に形成されている流路10は、第1実施形態に係る延焼防止シート1の流路10と同様である。平板形状の耐熱強化シート2aをゴムシート3の外面12に貼付すると、延焼防止シート1bの内部に流路10が形成される。すなわち、流路10は、多孔体の層としてのゴムシート3と、耐熱強化シート2aとの間に形成されている。このような位置に形成されている流路10でも、セルユニット35cのバッテリー40への装填を容易にするのに寄与する。延焼防止シート1bの貼付面11は、ゴムシート3の流路10の無い側の面となっており、第1実施形態における貼付面11と同様の平滑性に富んだ面である。一方、延焼防止シート1bの外面22は、貼付面11よりも荒い面であり、第1実施形態における外面12と同等若しくはそれ以上に荒れた面である。外面22の面粗さは、金型の内面の粗さを転写して容易に得られるが、外面22の面粗さをより大きくしたい場合には、微細粒子を衝突させるブラスト処理等を行っても良い。
延焼防止シート1bの外面22の好ましい面粗さは、第2実施形態で説明したとおりである。耐熱強化シート2aは、バッテリーセル30間の延焼を有効に防止する機能を有する。耐熱強化シート2aは、その構成材料を問わないが、好ましくは、タルクを主成分として含むシートである。耐熱強化シート2aは、形状が平板状である点を除き、第2実施形態における耐熱強化シート2と同様のシートである。このため、耐熱強化シート2aの詳細については省略する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットについて図面を参照しながら説明する。第5実施形態において、前述の各実施形態と共通する部分については、重複した説明を省略する。
図6は、第5実施形態に係る延焼防止シートおよびセルユニットの各構成を説明するための斜視図(6A)および平面図(6B)を示す。
第5実施形態に係る延焼防止シート1cは、多孔体の層に、耐熱強化シートをさらに備える2層構造のシートである。延焼防止シート1cにおいて、空気の流路は、セラミックス層の外面に形成されている。以下、より詳細に説明する。
延焼防止シート1cは、多孔体の層の一例である平板状のゴムシート3aの外面12に、耐熱強化シート2bを備える。耐熱強化シート2bは、空気の流路20を有するシートである。ただし、耐熱強化シート2bは、流路20の裏側に突出しないシートである。このため、ゴムシート3aと耐熱強化シート2bとは、接着剤の層を介するか否かを問わず、互いに平面同士で付着している。ゴムシート3aの貼付面11は、第2実施形態におけるゴムシート3の貼付面11と同様の平滑な面である。耐熱強化シート2bの外面22は、第2実施形態における耐熱強化シート2の外面22と同様の面粗さを有する。
第5実施形態に係るセルユニット35dは、バッテリーセル30の幅方向にある最も広い片面に、延焼防止シート1cを備えている。このような構造のセルユニット35dでも、バッテリー40へのセルユニット35dの装填および引き出しが容易になる。
2.バッテリー
次に、本発明の実施形態に係るバッテリーについて図面を参照しながら説明する。バッテリーの説明において、延焼防止シートおよびセルユニットについては、前述した延焼防止シートおよびセルユニットの各実施形態と同様である。このため、延焼防止シートおよびセルユニットについての重複説明は省略する。
図7は、本発明の実施形態に係るバッテリーであって、内部のセルユニットの形態が異なる2種類のバッテリーの縦断面図(7A,7B)を示す。
ここで、「縦断面図」は、バッテリーの筐体内部のバッテリーセルの長さ方向(すなわち、高さ方向)にバッテリーを切断した断面を意味する。また、図7において、バッテリーは、12個のバッテリーセルを備えているが、バッテリーセルの数は特に限定されない。
この実施形態において、バッテリー40,40aは、例えば、電気自動車用のバッテリーであって、多数のバッテリーセル30を備える。バッテリー40,40aは、一方に開口する有底型の筐体41を備える。筐体41は、好ましくは、アルミニウム若しくはアルミニウム基合金から成る。バッテリーセル30は、筐体41の内部44に配置される。バッテリーセル30の上方には、電極が突出して設けられている。複数のバッテリーセル30は、好ましくは、筐体41内において、その両側からネジ等を利用して圧縮する方向に力を与えられて、互いに密着するようになっている(不図示)。筐体41の底部42(冷却部位の一例)には、冷却剤45の一例である冷却水を流すために、1または複数の水冷パイプ43が備えられている。冷却剤45は、冷却媒体あるいは冷却材と称しても良い。バッテリーセル30は、隣接するバッテリーセル30との間に、延焼防止シート1aを挟むようにして筐体41内に配置されている。
図7(7A)に示す形態のバッテリー40は、第2実施形態に係るセルユニット35aを12個装填したものである。延焼防止シート1aは、バッテリーセル30の最も広い側面の内の一方の面に付着されている。一方、図7(7B)に示す形態のバッテリー40aは、第3実施形態に係るセルユニット35bを12個装填したものである。延焼防止シート1aは、バッテリーセル30の最も広い側面の両面に付着されている。なお、バッテリーは、セルユニット35,35c,35dを備えても良い。また、バッテリーは、1または2以上のセルユニット35,35a,35b,35c,35dを混合して備えても良い。
3.その他の実施形態
上述のように、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
例えば、セルユニット35bを構成する2つの延焼防止シート1aの少なくとも1つを、延焼防止シート1,1b,1cとしても良い。
流路10,20は、延焼防止シート1,1a,1b,1cを貼付したバッテリーセル30の高さ方向に延びる空気の通り道である。流路10,20と異なる別の流路を延焼防止シート1,1a,1b,1cの外面12,22あるいは内部に設けても良い。当該別の流路は、例えば、流路10,20と交わるように形成されても良い。また、延焼防止シート1およびゴムシート3,3aは、シリコーンゴムの発泡シートに限定されず、さらには多孔体の層にも限定されない。
上述の実施形態では、貼付面11および外面12,22の面粗さは、「ISO 25178表面性状」に基づく算術平均高さ(Sa)で表されている。しかし、これに代えて、JIS B 0601に基づき、貼付面11および外面12,22の面粗さ(線粗さともいう)を用いて、算出平均粗さ:Raで表されても良い。その場合、貼付面11のRaは、好ましくは、0.02~0.4μm、より好ましくは0.03~0.3μmの範囲である。外面12,22のRaは、好ましくは0.45~500μm、より好ましくは0.5~500μmの範囲である。
また、上述の各実施形態の複数の構成要素は、互いに組み合わせ不可能な場合を除いて、自由に組み合わせ可能である。
本発明は、バッテリーの分野にて利用可能である。
1,1a,1b,1c・・・延焼防止シート、2,2a,2b・・・耐熱強化シート、3,3a・・・ゴムシート、10・・・流路、11・・・貼付面、12・・・外面、20・・・流路、22・・・外面、30・・・バッテリーセル、35,35a,35b,35c,35d・・・セルユニット、40,40a・・・バッテリー。

Claims (5)

  1. バッテリー内部の複数のバッテリーセルの間に配置され、前記バッテリーセルが過熱状態の際に他の前記バッテリーセルへの伝熱を抑制して延焼を防止可能な延焼防止シートであって、
    多孔体から主に構成され、
    前記多孔体の層に、前記多孔体の層よりも耐熱性の高い耐熱強化シートをさらに備え、
    前記バッテリーへの配置状態において下端から上端に向けて少なくとも1つの空気の流路を備え
    前記流路は、前記多孔体の層と前記耐熱強化シートとの間に形成されていることを特徴とする延焼防止シート。
  2. 前記耐熱強化シートは、主としてタルクを含むことを特徴とする請求項に記載の延焼防止シート。
  3. 前記多孔体の層はシリコーンゴムの発泡シートであることを特徴とする請求項に記載の延焼防止シート。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の延焼防止シートを、前記バッテリーセルを並べる方向にある2つの側面の内の少なくとも1つの側面に貼付していて、
    前記延焼防止シートの前記バッテリーセルへの貼付面の粘着性よりも、前記延焼防止シートの厚さ方向にて前記貼付面の反対側にある外面の粘着性が低く、
    前記貼付面よりも前記外面の算術平均高さ(Sa)が大きいことを特徴とする前記延焼防止シートと前記バッテリーセルとのセルユニット。
  5. 請求項に記載のセルユニットを複数並べて備えることを特徴とするバッテリー。
JP2021060183A 2021-03-31 2021-03-31 延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー Active JP7637551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021060183A JP7637551B2 (ja) 2021-03-31 2021-03-31 延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021060183A JP7637551B2 (ja) 2021-03-31 2021-03-31 延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022156468A JP2022156468A (ja) 2022-10-14
JP7637551B2 true JP7637551B2 (ja) 2025-02-28

Family

ID=83559960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021060183A Active JP7637551B2 (ja) 2021-03-31 2021-03-31 延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7637551B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102758820B1 (ko) * 2023-10-06 2025-01-23 우진프라콤(주) 할로겐 가스 제거를 위한 양이온 교환성 무기화학물이 포함된 이차전지 원통형 밧데리 이송용 방청 트레이

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253149A (ja) 2005-03-11 2006-09-21 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池モジュール
WO2011121901A1 (ja) 2010-03-30 2011-10-06 パナソニック株式会社 電池パック
JP2014029808A (ja) 2012-07-31 2014-02-13 Shin-Tomoe Electric Manufacturing Co Ltd 組電池及び組電池モジュール
JP2016122587A (ja) 2014-12-25 2016-07-07 トヨタ自動車株式会社 組電池
JP2019147357A (ja) 2018-02-28 2019-09-05 リンテック株式会社 難燃断熱シートおよび蓄電モジュール
WO2020054229A1 (ja) 2018-09-11 2020-03-19 三洋電機株式会社 電源装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253149A (ja) 2005-03-11 2006-09-21 Samsung Sdi Co Ltd 二次電池モジュール
WO2011121901A1 (ja) 2010-03-30 2011-10-06 パナソニック株式会社 電池パック
JP2014029808A (ja) 2012-07-31 2014-02-13 Shin-Tomoe Electric Manufacturing Co Ltd 組電池及び組電池モジュール
JP2016122587A (ja) 2014-12-25 2016-07-07 トヨタ自動車株式会社 組電池
JP2019147357A (ja) 2018-02-28 2019-09-05 リンテック株式会社 難燃断熱シートおよび蓄電モジュール
WO2020054229A1 (ja) 2018-09-11 2020-03-19 三洋電機株式会社 電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022156468A (ja) 2022-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7292231B2 (ja) 電池用断熱材及び電池
JP5041185B2 (ja) 熱伝導プレート付きバッテリー
JP7637551B2 (ja) 延焼防止シート、セルユニットおよびバッテリー
CN216980797U (zh) 防爆阀、电池、电池模组、电池包以及车辆
WO2023029504A1 (zh) 电池的箱体、电池和用电装置
JP2021099940A (ja) セルユニット、それを備えるバッテリー、およびバッテリーの製造方法
JPWO2017122438A1 (ja) 電池パック
JPWO2020054229A1 (ja) 電源装置
WO2020253507A1 (zh) 温控组件及电池包
KR20130105945A (ko) 계면 플레이트를 이용한 배터리 셀 방열 장치
JP7603826B2 (ja) 延焼防止ユニットおよびそれを備えるバッテリー
CN111463386B (zh) 排气导管
JP2021098308A (ja) 多層シートおよびそれを備えるセルユニット
JP2010009962A (ja) 組電池装置及び組電池装置用保持部材
CN118156700A (zh) 电池单元壳体部及包括该电池单元壳体部的电池模块
JP2023034388A (ja) 延焼防止型セルユニットおよびその製造方法ならびにバッテリー
JP7428606B2 (ja) 延焼防止部材およびそれを備えるバッテリー
JP7656740B2 (ja) 延焼防止部材およびそれを備えるバッテリー
JP7573500B2 (ja) 延焼防止部材、セルユニットおよびバッテリー
KR20240006687A (ko) 연소 방지형 셀 유닛 및 그 제조 방법 그리고 배터리
CN221928289U (zh) 热传递抑制片以及电池组
JP7550092B2 (ja) 熱伝導ユニットおよびそれを備えるバッテリー
CN218827682U (zh) 防爆阀、电池、电池组、电池包和车辆
CN221315772U (zh) 车身和车辆
CN219393528U (zh) 壳体组件、电池包及具有该电池包的车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20241029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7637551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150