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JP7629360B2 - 真空断熱材および冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、真空断熱材および冷蔵庫に関する。
近年のCO削減や省エネルギーの観点から、家電においても低消費電力化が求められている。たとえば、冷蔵庫や保冷車などにおいては、低消費電力化を達成するために断熱性能の向上が求められる。断熱性能を向上するために、冷蔵庫や保冷車の断熱を要する壁面を構成する金属製薄板と樹脂成形品との間には、真空断熱材が設けられる。
真空断熱材は、外気の侵入を遮断して内部の真空を維持する外殻機能を保有する外包材(ガスバリヤ性フィルム)と、外包材の内部にあって、主として大気圧による加圧に対して形状を保持するとともに、初期の断熱特性を長期にわたり保持する機能を有する芯材とを備えたものである。一般に、外包材の外殻には、外部からのガスの侵入を遮蔽または抑制し、内部の真空度を維持して断熱性能を確保するために、高分子フィルムと金属薄膜層が併用されるが、長期間の使用による経時的な劣化の主因である外包材の外部からの透過ガスによる真空度の悪化を阻止することも重要となる。
特許文献1には、ガスバリア積層フィルム1を構成するガスバリア層4が、互いに隣接して配置される無機フィラー領域4aとバインダー領域4bとを有し、無機フィラー領域4aは、バインダー領域4bよりも無機フィラー成分を多く含み、バインダー領域4bは、無機フィラー領域4aよりもバインダー成分を多く含む構成が記載されている。特許文献1によれば、無機フィラー領域4aとバインダー領域4bとが隣接する部分において、バインダー領域4bのバインダー成分により第1層3と第2層5とが接着されることで、無機フィラー領域4aと重なる部分で第1層3と第2層5との剥離が防止される。これにより、無機フィラー成分により良好なガスバリア性が得られると共に、仮に無機フィラー領域4aの第1層3及び第2層5に対する接着性が低い場合でも、第1層3と第2層5との間が剥離するのを防止でき、ガスバリア性が低下するのを防止できると記載されている。
特開2020-138358号公報
冷蔵庫等の長期使用において、真空断熱材を構成する外包材の外部からの透過ガスにより、真空断熱材内部の真空度が低下する場合がある。真空断熱材の断熱性能の更なる向上のために、このガスの侵入を抑制する必要がある。
上述した特許文献1では、ガスバリア層として無機フィラー成分とバインダー成分からなる層を備えているが、無機フィラーがリッチな無機フィラー領域4aは柔軟性が低下し、折り曲げに弱く、無機フィラーが破断してしまうことによりガスバリア性が低下する恐れがある。また、バインダリッチなバインダー領域4bは折り曲げには強くなるが、無機フィラーが少なくなるため、ガスバリア性が十分ではない恐れがある。
本発明は、上記事情に鑑み、真空断熱材の外包材からのガスの侵入を抑制し、真空断熱材の真空度を維持して断熱性能の劣化を抑制できる真空断熱材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、芯材と、ガス吸着剤と、芯材およびガス吸剤を減圧封止する外包材と、を備え、上記外包材は高分子結晶を含み、高分子結晶は、外包材に透過ガスが透過する際における透過ガスの透過方向に対して垂直な方向である面内方向に配向し、外包材は、最外層を構成する第1層と、金属蒸着層と、第2層と、第3層とがこの順で積層された積層体であり、第1層は、オレフィン系フィルムまたはポリエステル系フィルムであり、第2層は、ポリエーテルエーテルケトンまたはポリフェニレンスルフィドであり、第3層は、未配向ポリプロピレンまたは線状低密度ポリエチレンであり、金属蒸着層が、アルミニウムの蒸着層であることを特徴とする真空断熱材である。
また、上記課題を解決するための本発明の他の態様は、上記本発明の真空断熱材を備える冷蔵庫である。
本発明のより具体的な構成は、特許請求の範囲に記載される。
本発明によれば、真空断熱材の外包材からのガスの侵入を抑制し、真空断熱材の真空度を維持して断熱性能の劣化を抑制できる真空断熱材を提供できる。
上記した以外の課題、構成および効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の真空断熱材の一例を示す断面模式図 図1のA-A線断面図 本発明の真空断熱材が適用される冷蔵庫の一例を示す模式図
以下、本発明の真空断熱材の実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書に記載される「~」は、その前後に記載される数値を下限値および上限値として有する意味で使用する。本明細書に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された下限値または上限値は、他の段階的に記載されている下限値または上限値に置き換えてもよい。本明細書に記載される数値範囲の下限値または上限値は、実施例中に示されている値に置き換えてもよい。
本明細書で説明している各部材は、各部材を構成する材料群の中から選択された材料を単独でまたは複数組み合わせて使用してもよい。また、本明細書で説明している各部材や材料は、本明細書で記載した材料のみで構成されていてもよく、本発明の効果を損なわない範囲で本明細書に記載していない他の材料を有していてもよい。
本発明の真空断熱材は、例えば冷蔵庫の真空断熱パネルにおいて、冷蔵庫の箱体を構成する発泡ウレタンとともに使用される。一般的な真空断熱パネルの形状は、厚さが10~20mmの板状であり、冷蔵庫の箱体の壁に組み込んだ状態で用いられる。真空断熱材を貼り付けた外箱に内箱を挿入して合体させたのち、発泡ウレタンの原料混合液を注入して発泡成形させることによって断熱壁が形成される。
真空断熱パネルは、大気圧および発泡ウレタンの発泡圧、さらには大気中および発泡ウレタンの発泡ガス雰囲気中に曝させるとともに、発泡ウレタン発泡時の発熱による加熱も受けることとなる。必要な断熱性能を確保維持するために、芯材を構成する物質を伝わる熱量を抑制すること以外に、経時的な悪化の主因である外包材の外部からの透過ガスおよび内部で発生したガスによる真空度の悪化を阻止することも重要となる。真空度の悪化を招くガスには、外包材の金属薄膜層が有するピンホールを通じて外部から経時的に侵入する空気と水蒸気、ウレタンの構成材料から発生するガス、さらに各種構成材が吸着していた水、未反応原料、副性生物である炭酸ガスや各種低分子有機物の蒸発などがある。
本発明では、上述した外包材外部からの透過ガスを抑制し、真空断熱材の真空度を保持できる外包材を用いる。以下、本発明の真空断熱材の構成について詳述する。
[真空断熱材]
図1は本発明の真空断熱材の一例を示す断面模式図である。図1に示すように、本発明の真空断熱材1は、芯材2と、ガス吸着剤3と、芯材2およびガス吸着剤3を減圧封止する外包材5とを備える。
芯材2は、真空断熱材1の構造を維持するための構造体であり、芯材2を、ガスバリア性を有する外包材5で包み、内部を真空にした後、外包材5を熱圧着することで内部の真空を保持したまま封止する。芯材2の材料としては、真空断熱材1の内部を真空にした後でも真空断熱材1の厚みを維持できる強度を有しているもので、かつ、脱ガス成分の少ないものを用いることが好ましい。そのような材料としては、グラスウール、樹脂不織布、無機酸化物多孔体粒子および樹脂多孔体粒子などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ガス吸着剤3は、真空断熱材1の外部から侵入もしくは内部部材より発生した水分を吸着するための物質である。吸着剤3の材料としては、無機多孔体であるシリカゲル、ゼオライトおよびモレキュラーシーブ、金属酸化物である酸化アルミニウム、酸化カルシウムおよび酸化マグネシウム等の粉末が好ましいが、水分吸収が可能なものであれば良く、これらに限定されるものではない。
芯材2およびガス吸着剤3をガスバリア性を有する外包材5で包み、内部を真空にした後、外包材を熱圧着することで内部の真空を保持する。
図2は図1のA-A線断面図である。図2に示すように、外包材5は、第1層6と、金属蒸着層8と、第2層7と、第3層9とがこの順で積層された積層体であり、外部から真空断熱材1の内部への透過ガス4の侵入を防止する構成を有している。
本発明の真空断熱材は、外包材5が高分子結晶10を有し、その高分子結晶10が、外包材5の面内方向に配向する。図2に示すように、高分子結晶10は、真空断熱材1の外部から侵入する透過ガス4の透過方向(図2の矢印方向)に対して垂直な方向に配向することになる。このような構成を有することによって、高分子結晶10が真空断熱材1内部へのガスの透過を防止することができる。
高分子結晶10の配向度は、1.5以上5以下であることが好ましい。高分子結晶10の配向度が1.5以上であれば、十分なガスバリア性を確保することができる。また、高分子結晶10の配向度が5より大きくなると、結晶が剛直になり柔軟性が失われ、機械的強度が低下する恐れがあるため、5以下とすることが好ましい。なお、配向性の評価方法については、後述する実施例において詳述する。
高分子結晶10は、高結晶性であることが好ましい。結晶性が高いほど、ガスバリア性が高くなる。配向度と同様に、結晶性が低いとガスバリア性が低下し、また、結晶性が高すぎると、外包材の柔軟性が失われて強度が低下する。さらに、高分子結晶10は、冷蔵庫への適用を考慮し、耐冷熱衝撃性の高い材料であることが好ましい。
上述した配向度、結晶性および耐冷熱衝撃性を満足する材料として、ポリエーテルエーテルケトン、ポリフェニレンスルフィドおよびポリブチレンテレフタラートが好ましい。
本発明の真空断熱材1は、外包材5が有する高分子結晶10を外包材の面内方向に配向させることで、高いガスバリア性を達成することができる。高分子結晶10に代えて無機結晶を用いた場合、柔軟性が失われて機械的強度が低下する。高分子結晶10を用いることで、無機結晶を用いた場合よりも柔軟であるため、膜厚を厚くしても十分な機械的強度を有しつつ、ガスバリア性を高めることができる。
外包材5の最外層を構成する第1層6は、内側に配置された金属蒸着層8を物理的に保護すると同時にガス溶解性の低い高分子フィルムを用いることが好ましい。このような材料として、配向ポリプロピレン等のオレフィン系フィルムやポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系フィルムが好ましい。
金属蒸着層8はアルミニウムが蒸着されたポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましいが、これに限定されるものではない。
第3層9は熱融着層として機能するとともに溶融時にガス発生量が少ないフィルムとする必要があり、未配向ポリプロピレンや線状低密度ポリエチレンなどが好ましいがこれらに限定されるものではない。
[冷蔵庫]
図3は本発明の真空断熱材が適用される冷蔵庫の一例を示す模式図である。図3に示すように、本発明の冷蔵庫11は、冷蔵庫11の扉を構成する真空断熱パネルに、本発明の真空断熱材1を適用したものである。本発明の冷蔵庫11は、上述した本発明の真空断熱材1を用いることで、外包材外部からの透過ガスを抑制し、真空断熱材の真空度を保持できるため、長期にわたり低消費電力化を実現することができる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1~3および比較例1の真空断熱材の作製と評価]
[実施例1]
以下のようにして実施例1に係る外包材を作製し、さらにこれを用いて真空断熱材を作製して水蒸気透過速度、熱伝導率および配向度の評価を行った。
<実施例1の外包材5の製造>
図2に示す構成を有する外包材5を作製した。第1層6として配向ポリプロピレンフィルムと、金属蒸着層8として予めアルミニウムが蒸着されたポリエチレンテレフタレートフィルムと、第2層7として二軸延伸高結晶性ポリエーテルエーテルケトンフィルムと、第3層として線状低密度ポリエチレンフィルムを用い、ウレタン系接着剤を用いてラミネートすることで外包材5を得た。
<外包材5の水蒸気透過性評価>
上述した構成を有する外包材5を12cm×12cmに切り出し、3辺を熱圧着した後、乾燥材である酸化カルシウムを約10g入れた後、投入口を熱圧着し密封した。これを40℃90%RHの恒温恒湿槽に所定時間入れ、重量の変化を測定し、水分透過速度(g/m/day)を算出した。
<真空断熱材の作製>
芯材2としてグラスウールを30cm×30cmに切り出し、上述した外包材5で包み、ガス吸着剤3として酸化カルシウム10gと上述した吸着剤シートを入れ、内部を真空にした後、ヒートシールし実施例1の真空断熱材1を作製した。
<断熱性の評価>
NETXSCH社製保護熱板法(GHP法)熱伝導率測定装置を用いて、真空断熱材作製直後の熱伝導率の測定を行った。結果を後述する表1に示す。
<劣化試験>
作製した真空断熱材を70℃の恒温槽に入れ、30日後および90日後の熱伝導率を測定した。結果を後述する表1に併記する。
<配向度の評価>
上述した外包材フィルムよりサンプルを切り出し、これをエポキシ樹脂に包埋し、ミクロトームによりフィルム断面を加工した。この試料を用いて、顕微レーザーラマン分光法により配向度を評価した。具体的には、偏光角度に対しフィルム面内方向を0°と90°にサンプルをセットしそれぞれ計測を行い、それぞれのポリエーテルエーテルケトンのC=O伸縮バンド由来のピーク強度をそれぞれI0°とI90°とし、配向パラメータをI0°/I90°として求めた。配向度を表1に併記する。レーザーラマン分光法に用いた装置および測定条件は、下記の通りである。

装置:レーザーラマン顕微鏡(nanophoton)
条件:対物レンズ:×100
ビーム径:1μm
励起波長:532nm
[実施例2]
実施例2では、外包材5の第2層7の高結晶性ポリエーテルエーテルケトンの代わりに、二軸延伸ポリフェニレンスルフィドを用いたこと以外は、実施例1と同様に外包材5を製造し、水蒸気透過性を評価した。また、実施例1と同様にグラスウールと酸化カルシウムを外包材5で包み、内部を真空にした後、ヒートシールして真空断熱材1を作製し、初期および劣化試験後の熱伝導率を測定した。結果を後述する表1に併記する。なお、配向度の評価の際には、フェニル環-S伸縮バンド由来のピーク(1080cm-1付近)のピーク強度を用いた。
[実施例3]
実施例3では、外包材5の第2層7の高結晶性ポリエーテルエーテルケトンの代わりに、二軸延伸ポリブチレンテレフタラートを用いたこと以外は、実施例1と同様に外包材5を製造し、水蒸気透過性を評価した。また、実施例1と同様にグラスウールと酸化カルシウムで包み、内部を真空にした後、ヒートシールして真空断熱材1を作製し、初期および劣化試験後の熱伝導率を測定した。結果を後述する表1に併記する。なお、配向度の評価の際には、C=O伸縮バンド由来のピークのピーク強度を用いた。
[比較例1]
比較例1では、外包材5の第2層7の高結晶性ポリエーテルエーテルケトンの代わりに、二軸延伸したポリエチレン‐ビニルアルコール共重合体フィルムを用いたこと以外は、実施例1と同様に外包材5を製造した。外包材5の水蒸気透過性を評価した。また、実施例1と同様にグラスウールと酸化カルシウムで包み、内部を真空にした後、ヒートシールし真空断熱材1を作製し、初期および劣化試験後の熱伝導率を測定した。結果を後述する表1に併記する。
Figure 0007629360000001
<結果>
表1に示すように、実施例1~3に係る外包材は、比較例1の外包材と比較して、2桁も水蒸気透過率が低く、ガス透過を防止する性能が非常に高いことが分かる。また、実施例1~3の外包材を備えた真空断熱材の熱伝導率の上昇(劣化率)は、比較例1のエチレン‐ビニルアルコール共重合体を用いたものと比較し、大幅に抑制できることが分かる。
以上、説明したように、本発明によれば、真空断熱材の外包材外部からのガスの侵入を抑制し、真空断熱材の真空度を維持して断熱性能の劣化を抑制できる真空断熱材を提供できることが示された。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…真空断熱材、2…芯材、3…ガス吸着剤、4…透過ガス、5…外包材、6…第1層、7…第2層、8…金属蒸着層、9…第3層、10…高分子結晶、11…冷蔵庫。

Claims (6)

  1. 芯材と、ガス吸着剤と、前記芯材および前記ガス吸剤を減圧封止する外包材と、を備え、
    前記外包材は高分子結晶を含み、
    前記高分子結晶は、前記外包材に透過ガスが透過する際における前記透過ガスの透過方向に対して垂直な方向である面内方向に配向し
    前記外包材は、最外層を構成する第1層と、金属蒸着層と、第2層と、第3層とがこの順で積層された積層体であり、
    前記第1層は、オレフィン系フィルムまたはポリエステル系フィルムであり、
    前記第2層は、ポリエーテルエーテルケトンまたはポリフェニレンスルフィドであり、
    前記第3層は、未配向ポリプロピレンまたは線状低密度ポリエチレンであり、
    前記金属蒸着層が、アルミニウムの蒸着層であることを特徴とする真空断熱材。
  2. 前記高分子結晶の結晶配向度が1.5以上であることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。
  3. 前記高分子結晶がポリエーテルエーテルケトンであることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱材。
  4. 前記高分子結晶がポリフェニレンスルフィドであることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱材。
  5. 前記高分子結晶がポリブチレンテレフタラートであることを特徴とする請求項1または2に記載の真空断熱材。
  6. 請求項1または2に記載の真空断熱材を備えることを特徴とする冷蔵庫。
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