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JP7627494B2 - 蓋付容器 - Google Patents

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JP7627494B2
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Description

本発明は、物品を収容する蓋付容器に関する。
物品の運搬又は保管等に用いられる蓋付容器は、箱型の容器本体を備えており、容器本体は、上側を開放した開口部を有している。蓋付容器は、容器本体の側壁部に回動可能に設けられかつ容器本体の開口部を開閉する蓋部材を備えている。蓋部材の表面には、規制凸部が突出して形成されており、規制凸部は、スタッキング形態において蓋部材に対する上段側の容器本体の水平方向の移動を規制する(特許文献1参照)。
実公昭58-049945号公報
容器本体の開口部を開いた状態において容器をネスティング形態とすると、上段側の蓋部材の規制凸部が下段側の蓋部材に当接する。これにより、最下段以外の各段の蓋部材は、蓋部材の規制凸部の突出量に応じた分だけ、蓋部材の先端縁部が容器本体から離れるように水平方向に広がる。そのため、ネスティング形態における複数の蓋付容器の水平方向の保管スペースが拡大するおそれがある。
そこで、本発明の一態様は、ネスティング形態における複数の蓋付容器の水平方向の保管スペースを削減することを目的とする。
前述の課題を解決するため、本発明の一態様に係る蓋付容器は、上方を開口した開口部を有した容器本体と、前記容器本体の側壁部の上辺部に回動可能に設けられ、前記容器本体の前記開口部を開閉する蓋部材と、を備え、上段側の前記容器本体が下段側の前記容器本体の内側に収容されるように前記容器本体同士を上下に積み重ねるネスティング形態と、上段側の前記容器本体が下段側の前記蓋部材上に載置するように前記容器本体同士を上下に積み重ねるスタッキング形態とをとることが可能である。前記蓋部材の表面に、前記スタッキング形態において前記蓋部材に対する上段側の前記容器本体の水平方向の移動を規制する規制凸部が形成され、前記蓋部材は、その裏面側に、前記ネスティング形態において上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部を収容可能な収容部を有している。
前記の構成によれば、前記ネスティング形態において、最下段以外の各段の前記蓋部材は、その先端縁部が前記容器本体から離れるように水平方向に広がることになる。一方、前述のように、前記蓋部材は、その裏面側に、前記ネスティング形態において上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部を収容可能な前記収容部を有している。そのため、前記ネスティング形態において、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部が下段側の前記蓋部材の前記収容部に収容される分だけ、最下段以外の各段の前記蓋部材の水平方向の広がりを抑えることができる。換言すれば、前記ネスティング形態において、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部が下段側の蓋部材の輪郭(側面輪郭)の内側に入り込む分だけ、最下段以外の各段の前記蓋部材の水平方向の広がりを抑えることができる。これにより、前記ネスティング形態における複数の前記蓋付容器の水平方向の保管スペースを削減することができる。
本発明の一態様に係る蓋付容器において、前記蓋部材の裏面に、前記蓋部材を補強する補強リブが形成され、前記蓋部材の前記収容部は、前記補強リブの端面に対して前記蓋部材の裏面側に位置してもよい。
前記の構成によれば、前記ネスティング形態において、前記蓋部材の収容部は、前記蓋部材の裏面側に位置する分だけ、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部を収容することができる。
本発明の一態様に係る蓋付容器において、前記補強リブは、前記容器本体の前記開口部に嵌合する嵌合リブを含み、前記蓋部材の前記収容部は、前記蓋部材の側縁部側に位置する前記嵌合リブよりも前記蓋部材の中央側に配置され、前記蓋部材は、その裏面側に、前記収容部から前記蓋部材の基端縁部にかけて開放した開放部を有してもよい。
前記の構成によれば、前述のように、前記蓋部材は、その裏面側に、前記収容部から前記蓋部材の基端縁部にかけて開放した前記開放部を有している。そのため、前記ネスティング形態における前記蓋付容器を取り出す際に、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部が下段側の前記蓋部材の前記補強リブと引っ掛かり難くなる。これにより、前記ネスティング形態における前記蓋付容器の取出作業の作業効率を高めることができる。
本発明の一態様に係る蓋付容器において、少なくとも、前記蓋部材の側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、前記収容部に隣接する部位に、前記蓋部材の基端縁部に向かって徐々に低くなるように前記蓋部材の裏面に対して傾斜した第1傾斜面を有するか、又は前記蓋部材の基端縁部側に位置する前記嵌合リブは、前記収容部に近接する部位に、前記蓋部材の側端縁部(前記開放部)に向かって徐々に低くなるように前記蓋部材の裏面に対して傾斜した第2傾斜面を有してもよい。
前記の構成によれば、前記ネスティング形態をとる際に、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部が下段側の前記蓋部材の前記補強リブと引っ掛かり難くなる。これにより、前記ネスティング形態の前記蓋付容器の段積み作業の作業効率を高めることができる。
本発明の一態様に係る蓋付容器において、前記収容部は、前記蓋部材の両側端縁部側にそれぞれ配置され、前記蓋部材の各側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、前記収容部に隣接する部位に、前記蓋部材の基端縁部に向かって徐々に低くなるように前記蓋部材の裏面に対して傾斜した第1傾斜面を有し、前記蓋部材の各側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、それに対向する前記補強リブよりも前記蓋部材の基端縁部から離隔してもよい。
前記の構成によれば、前述のように、前記蓋部材の各側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、それに対向する前記補強リブよりも前記蓋部材の基端縁部から離隔している。そのため、前記ネスティング形態をとる際に、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部が下段側の前記蓋部材の前記補強リブとより引っ掛かり難くなる。これにより、前記ネスティング形態の前記蓋付容器の段積み作業の作業効率をより高めることができる。
本発明の一態様に係る蓋付容器において、前記蓋部材の前記規制凸部は、前記ネスティング形態をとる際に下段側の前記蓋部材の基端縁部に摺動可能に案内される案内面を有してもよい。
前記の構成によれば、前記ネスティング形態をとる際に、上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部が下段側の前記蓋部材の前記収容部に安定的に収容される。これにより、前記ネスティング形態の前記蓋付容器の段積み作業の作業効率を高めることができる。
本発明の一態様に係る蓋付容器において、前記蓋部材の基端縁部は、前記蓋部材が前記容器本体の前記開口部を開いたときに、前記容器本体の前記側壁部の上辺部に対して上方向に突出し、前記蓋部材が前記容器本体の前記開口部を閉じたときに、前記容器本体の前記側壁部の上辺部に載置されてよい。
前記の構成よれば、前述のように、前記蓋部材の基端縁部は、前記蓋部材が前記容器本体の前記開口部を閉じたときに、前記容器本体の前記側壁部の上辺部に載置される。そのため、前記スタッキング形態において、上段側の蓋付容器からの荷重による蓋部材の落ち込みを防止することができる。これにより、前記スタッキング形態において複数の前記蓋付容器を安定的に保管することができる。
本発明の一態様によれば、ネスティング形態における複数の蓋付容器の水平方向の保管スペースを削減することができる。
本実施形態に係る蓋付容器の斜視図であり、蓋部材を閉状態に切り替えた様子を示している。 本実施形態に係る蓋付容器の斜視図であり、蓋部材を開状態に切り替えた様子を示している。 本実施形態に係る蓋付容器の平面図であり、蓋部材を開状態に切り替えた様子を示している。 本実施形態に係る蓋付容器の蓋部材を表面側から見た斜視図である。 本実施形態に係る蓋付容器の蓋部材を裏縁側から見た斜視図である。 本実施形態に係る蓋付容器をネスティング形態で段積みした様子を示す斜視図である。 本実施形態に係る蓋付容器をネスティング形態で段積みした様子を示す側面図である。 図7におけるVIII部の拡大図である。 本実施形態に係る蓋付容器をスタッキング形態で段積みした様子を示す斜視図である。 図9におけるX-X線に沿った断面図である。 ネスティング形態をとる際に、上段の蓋部材の規制凸部のガイド面が下段の蓋部材の基端縁部に摺動する様子を示す部分断面図である。 本実施形態に係る蓋付容器をネスティング形態で段積みした様子を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、横方向とは、蓋付容器又は容器本体の横方向のことであり、水平方向の1つである。縦方向とは、蓋付容器又は容器本体の縦方向のことであり、横方向に直交する水平方向の1つである。外方向とは、蓋付容器又は容器本体の外側に向かう方向のことであり、内方向とは、蓋付容器又は容器本体の内側に向かう方向のことである。矩形状とは、厳密な矩形形状に限るものでなく、例えば角部が湾曲状になっていても、全体的に矩形状として視認できる形状を含む意である。図面中、「CD」は横方向、「LD」は縦方向、「HD」は上下方向をそれぞれ示している。蓋部材の表面とは、蓋部材を閉じた状態における蓋部材の上面のことであり、蓋部材の裏面とは、蓋部材を閉じた状態における蓋部材の下面のことである。
(蓋付容器10の概要)
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る蓋付容器10は、物品を収容する容器であり、例えば物品の搬送(運搬)又は保管等に用いられる。蓋付容器10は、横方向に延びており、蓋付容器10の長手方向は、横方向になっている。
(容器本体12の概要)
図1及び図2に示すように、蓋付容器10は、箱型の容器本体12を備えており、容器本体12は、例えばポリプロピレン等の樹脂からなり、射出成形によって成形される。容器本体12は、上側を開口した開口部12aを有している。なお、容器本体12の構成材料は、樹脂に限るものでなく、例えばアルミニウム等の金属であってもよい。また、容器本体12の製造手法は、射出成形に限るものでなく、射出成形以外の製造手法であってもよい。
(底壁部14、横側壁部16、縦側壁部18)
図1から図3に示すように、容器本体12は、矩形状の底壁部14(図3参照)と、底壁部14の各長辺側辺部から立ち上がる横側壁部16と、底壁部14の各短辺側辺部から立ち上がる縦側壁部18とを有している。一対の横側壁部16は、横方向に対向しており、各横側壁部16は、縦方向に延びている。一対の縦側壁部18は、縦方向に対向しており、各縦側壁部18は、横方向に延びている。
(張出部20、支持片22)
図1及び図2に示すように、各縦側壁部18には、外方向に張り出した一対の張出部20が形成されている。一対の張出部20は、縦方向に離隔しており、各張出部20は、上下方向に延びている。各張出部20の上部には、外方向に突出した支持片22が上下方向に沿って形成されている。
(軸支部24、中間軸支部26)
図1及び図2に示すように、各横側壁部16の上辺部16uには、一対の軸支部24が横方向に離隔して形成されている。各横側壁部16の上辺部16uにおける一対の軸支部24の間には、中間軸支部26が形成されており、各中間軸支部26には、切欠26nが形成されている。
(蓋部材28の概要)
図1及び図2に示すように、蓋付容器10は、各横側壁部16の上辺部16uに回動可能に設けられかつ容器本体12の開口部12aを開閉する蓋部材28を備えている。換言すれば、蓋付容器10は、容器本体12の開口部12aを開閉する一対の蓋部材28を備えている。各蓋部材28は、例えばポリプロピレン等の樹脂からなり、射出成形によって成形される。なお、各蓋部材28の構成材料は、樹脂に限るものでなく、例えばアルミニウム等の金属であってもよい。また、各蓋部材28の製造手法は、射出成形に限るものでなく、射出成形以外の製造手法であってもよい。
図1から図3に示すように、各蓋部材28は、その回動動作によって開状態と閉状態とに切り替わるように構成されている。開状態とは、容器本体12の開口部12aを開いた状態のことをいい、閉状態とは、容器本体12の開口部12aを閉じた状態のことである。なお、容器本体12の開口部12aを開くとは、容器本体12の開口部12aの一部の領域を開くことを含む意である。容器本体12の開口部12aを閉じるとは、容器本体12の開口部12aの一部の領域を閉じることを含む意である。
(ヒンジ部30)
図1、図4、及び図5に示すように、各蓋部材28の基端縁部28bには、各蓋部材28を各横側壁部16の上辺部16uに回動可能に連結するためのヒンジ部30が形成されている。各ヒンジ部30は、横方向に離隔した一対のヒンジ軸32と、一対のヒンジ軸32の中間に同軸上に配置されかつ横方向に延びた中央ヒンジ軸34とを有している。各ヒンジ軸32は、各横側壁部16の各軸支部24に回動可能に支持されており、各中間ヒンジ軸34は、各横側壁部16の中間軸支部26に回動可能に支持されている。
各蓋部材28の基端縁部28bおける横方向の両端側は、各蓋部材28が容器本体12の開口部12aを開いたときに、容器本体12の各横側壁部16の上辺部16uに対して上方向に突出する(図2参照)。各蓋部材28の基端縁部28bは、各蓋部材28が容器本体12の開口部12aを閉じたときに、容器本体12の横側壁部16の上辺部16uに載置される(図10参照)。
(係合凸部36、係合凹部38)
図1、図4、及び図5に示すように、各蓋部材28の先端縁部28tにおける横方向の中央部から一端側にかけて、ヒンジ部30側の反対側に向かって突出した係合凸部36が形成されている。各蓋部材28の先端縁部28tにおける横方向の中央部から他端側にかけて、ヒンジ部30側に向かって窪んだ係合凹部38が形成されている。各蓋部材28の一方側の係合凸部36は、一対の蓋部材28が容器本体12の開口部12aを閉じたときに、他方側の蓋部材28の係合凹部38に係合する。
(補強リブ40、嵌合リブ40A,40B)
図4及び図5に示すように、各蓋部材28の裏面28rには、各蓋部材28を補強する複数の補強リブ40が形成されている。各蓋部材28の複数の補強リブ40には、容器本体12の開口部12aに嵌合する複数の嵌合リブ40A,40Bが含まれている。各蓋部材28の2つの嵌合リブ40Aは、各蓋部材28の側端縁部28s側に位置しており、各蓋部材28の嵌合リブ40Bは、各蓋部材28の基端縁部28b側に位置する。
(スタッキング形態、ネスティング形態)
図6から図10に示すように、蓋付容器10は、段積み形態としてネスティング形態とスタッキング形態とをとることが可能である。ネスティング形態とは、上段側の容器本体12が下段側の容器本体12の内側に収容されるように容器本体12同士を上下に積み重ねる段積み形態である(図6から図8参照)。スタッキング形態とは、上段側の容器本体12が下段側の閉状態の蓋部材28上に載置するように容器本体12同士を上下に積み重ねる段積み形態である(図9及び図10参照)。ネスティング形態において、上段側の容器本体12の各支持片22の下端は、下段側の容器本体12の各横側壁部16の上辺部16uの上端に当接する。
(規制凸部42)
図4、図9から図11に示すように、各蓋部材28の表面28fにおける横方向の両端側には、規制凸部42がそれぞれ形成されており、各規制凸部42は、スタッキング形態において閉状態の蓋部材28に対する上段側の容器本体12の水平方向の移動を規制する。各蓋部材28の各規制凸部42は、スタッキング形態において上段側の容器本体12の各張出部20の下端部に当接可能である。各蓋部材28の各規制凸部42は、案内面42gを有しており、案内面42gは、ネスティング形態をとる際に下段側の蓋部材28の基端縁部28bに摺動可能に案内される(図11参照)。
(収容部44)
図2、図5、図8、図11、及び図12に示すように、各蓋部材28は、その裏面28r側における横方向の両端側に、収容部44をそれぞれ有しており、各収容部44は、ネスティング形態において上段側における開状態の蓋部材28の各規制凸部42の一部を収容する。換言すれば、各蓋部材28の各規制凸部42の一部は、ネスティング形態において側面視した場合に、下段側の蓋部材28の輪郭(側面輪郭)の内側に下段側の蓋部材28の各収容部44を介して入り込むように構成されている。なお、図8及び図12において、蓋部材28の輪郭の一部を一点鎖線で図示している。
図2、図5、及び図10に示すように、各蓋部材28の各収容部44は、各蓋部材28の嵌合リブ40Aよりも各蓋部材28の横方向の中央側に配置されている。各蓋部材28の各収容部44は、各蓋部材28の嵌合リブ40Aとそれに横方向に隣接する補強リブ40Cとの間に形成されている。各蓋部材28の各収容部44は、補強リブ40の端面40eに対して各蓋部材28の裏面28r側に位置している(図10参照)。
(開放部46)
図2及び図5に示すように、各蓋部材28は、その裏面28r側における横方向の両端側に、各収容部44から各蓋部材28の基端縁部28bにかけて開放した開放部46をそれぞれ有している。換言すれば、各蓋部材28は、その裏面28r側における横方向の両端側に、各収容部44から各蓋部材28の基端縁部28bにかけて補強リブ40の存在しない開放部(非存在部)46を有している。
(第1傾斜面40Ai等)
図5に示すように、各蓋部材28の各嵌合リブ40Aは、各収容部44に横方向に隣接する部位に、第1傾斜面40Aiを有している。各蓋部材28の各嵌合リブ40Aの第1傾斜面40Aiは、各蓋部材28の基端縁部28bに向かって徐々に低くなるように、各蓋部材28の裏面28rに対して傾斜している。各蓋部材28の各嵌合リブ40Aは、各嵌合リブ40Aに対向する補強リブ40(40C)よりも各蓋部材28の基端縁部28bから離隔している。また、各蓋部材28の嵌合リブ40Bは、各収容部に近接する部位に、第2傾斜面を有してもよい。各蓋部材28の嵌合リブ40Bの各第2傾斜面は、各蓋部材28の側端縁部28s(開放部46)に向かって徐々に低くなるように、各蓋部材28の裏面28rに対して傾斜している。なお、嵌合リブ40A,40Bを含む補強リブ40の高さは、蓋部材28の裏面28rに対する突出長さによって規定される。
換言すれば、蓋付容器10の各蓋部材28が閉じた状態において、各蓋部材28は、天板部48と、天板部48の上面から上方に突出する規制凸部42と、天板部48の下面から下方に突出する補強リブ40とを有する。各蓋部材28は、補強リブ40の端面40eよりも天板部48側に上段側の蓋付容器10の規制凸部42の一部を収容可能な収容部44を有する。
(本実施形態の作用効果)
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。
ネスティング形態において、最下段以外の各段の蓋部材28は、その先端縁部28tが容器本体12から離れるように水平方向に広がることになる。一方、本実施形態に係る蓋付容器10の構成によれば、前述のように、各蓋部材28は、その裏面側における横方向の両端側に、ネスティング形態において上段側における開状態の蓋部材28の各規制凸部42の一部を収容可能な収容部44を有している。各蓋部材28の各収容部44は、補強リブ40の端面40eに対して各蓋部材28の裏面28r側に位置している。そのため、ネスティング形態において、各蓋部材28の各収容部44は、各蓋部材28の裏面28r側に位置する分だけ、上段側の蓋部材28の各規制凸部42の一部を当接させた状態で収容することができる。
その結果、ネスティング形態において、上段側の蓋部材28の各規制凸部42の一部が下段側の蓋部材28の各収容部44に収容される分だけ、最下段以外の各段の蓋部材28の水平方向の広がりを抑えることができる。換言すれば、ネスティング形態において、上段側の蓋部材28の各規制凸部42の一部が下段側の蓋部材28の輪郭(側面輪郭)の内側に入り込む分だけ、最下段以外の各段の蓋部材28の水平方向の広がりを抑えることができる。従って、本実施形態によれば、ネスティング形態における複数の蓋付容器10の水平方向の保管スペースを十分に削減することができる。
本実施形態に係る蓋付容器10の構成によれば、前述のように、各蓋部材28は、その裏面側における横方向の両端側に、各収容部44から各蓋部材28の基端縁部28bにかけて開放した開放部46を有している。そのため、ネスティング形態における蓋付容器10を取り出す際に、上段側の蓋部材28の各規制凸部42が下段側の蓋部材28の補強リブ40と引っ掛かり難くなる。従って、本実施形態によれば、ネスティング形態における蓋付容器10の取出作業の作業効率を高めることができる。
本実施形態に係る蓋付容器10の構成によれば、前述のように、各蓋部材28の各嵌合リブ40Aは、各収容部44に横方向に隣接する部位に、第1傾斜面40Aiを有している。各蓋部材28の各嵌合リブ40Aは、それに対向する補強リブ40(40C)よりも各蓋部材28の基端縁部28bから離隔している。そのため、ネスティング形態をとる際に、上段側の蓋部材28の各規制凸部42が下段側の蓋部材28の補強リブ40とより引っ掛かり難くなる。従って、本実施形態によれば、ネスティング形態の蓋付容器10の段積み作業の作業効率を高めることができる。
特に、本実施形態に係る蓋付容器10の構成によれば、前述のように、各蓋部材28の各規制凸部42は、案内面42gを有している。そのため、ネスティング形態をとる際に、上段側の蓋部材28の各規制凸部42の一部が下段側の蓋部材28の各収容部44に安定的に収容される。従って、本実施形態によれば、ネスティング形態の蓋付容器10の段積み作業の作業効率をより高めることができる。
本実施形態に係る蓋付容器10の構成によれば、前述のように、各蓋部材28の基端縁部28bは、各蓋部材28が容器本体12の開口部12aを閉じたときに、容器本体12の横側壁部16の上辺部16uに載置される。そのため、スタッキング形態において、上段側の蓋付容器10からの荷重による蓋部材28の落ち込みを防止することができる。従って、本実施形態によれば、スタッキング形態において複数の蓋付容器10を安定的に保管することができる。
(他の実施形態)
各蓋部材28の表面28fに2つの規制凸部42が形成される代わりに、1つの規制凸部42が形成されてもよい。この場合には、各蓋部材28は、その裏面28r側に、1つの収容部44を有する。また、蓋付容器10が容器本体12の開口部12aを開閉する一対の蓋部材28を備える代わりに、容器本体12の開口部12aを開閉する1つの蓋部材を備えてもよい。
蓋付容器10が補強リブ40を有した蓋部材28を備える代わりに、補強リブ40を有していない厚肉の蓋部材を備えてもよい。この場合には、厚肉の蓋部材は、その裏面における横方向の両端側に、ネスティング形態において上段側における開状態の蓋部材28の各規制凸部42の一部を収容可能な凹状の収容部を有する。換言すれば、蓋付容器10の各蓋部材28が閉じた状態において、各蓋部材28の収容部44は、天板部48の下面から厚み方向に凹んでいる。
そして、他の実施形態においても、前述の本実施形態と同様の作用効果を奏する。
(付記事項)
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
10 蓋付容器
12 容器本体
12a 開口部
14 底壁部
16 横側壁部
16u 上辺部
18 縦側壁部
20 張出部
22 支持片
24 軸支部
26 中間軸支部
26n 切欠
28 蓋部材
28b 基端縁部
28f 表面
28r 裏面
28s 側端縁部
28t 先端縁部
30 ヒンジ部
32 ヒンジ軸
34 中央ヒンジ軸
36 係合凸部
38 係合凹部
40 補強リブ
40e 端面
40A 嵌合リブ(補強リブ)
40Ai 第1傾斜面
40B 嵌合リブ(補強リブ)
40C 隣接する補強リブ
42 規制凸部
42g 案内面
44 収容部
46 開放部
48 天板部

Claims (5)

  1. 上側を開口した開口部を有した容器本体と、
    前記容器本体の側壁部の上辺部に回動可能に設けられ、前記容器本体の前記開口部を開閉する蓋部材と、を備え、
    上段側の前記容器本体が下段側の前記容器本体の内側に収容されるように前記容器本体同士を上下に積み重ねるネスティング形態と、上段側の前記容器本体が下段側の前記蓋部材上に載置されるように前記容器本体同士を上下に積み重ねるスタッキング形態とをとることが可能であって、
    前記蓋部材の表面に、前記スタッキング形態において前記蓋部材に対する上段側の前記容器本体の水平方向の移動を規制する規制凸部が形成され、
    前記蓋部材は、その裏面側に、前記ネスティング形態において上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部を収容可能な収容部を有し
    前記蓋部材の裏面に、前記蓋部材を補強する補強リブが形成され、前記蓋部材の前記収容部は、前記補強リブの端面に対して前記蓋部材の裏面側に位置し、
    前記補強リブは、前記容器本体の前記開口部に嵌合する嵌合リブを含み、前記蓋部材の前記収容部は、前記蓋部材の側縁部側に位置する前記嵌合リブよりも前記蓋部材の中央側に配置され、
    前記蓋部材は、その裏面側に、前記収容部から前記蓋部材の基端縁部にかけて開放した開放部を有していることを特徴とする蓋付容器。
  2. 少なくとも、前記蓋部材の側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、前記収容部に隣接する部位に、前記蓋部材の基端縁部に向かって徐々に低くなるように前記蓋部材の裏面に対して傾斜した第1傾斜面を有するか、又は前記蓋部材の基端縁部側に位置する前記嵌合リブは、前記収容部に近接する部位に、前記蓋部材の側端縁部に向かって徐々に低くなるように前記蓋部材の裏面に対して傾斜した第2傾斜面を有することを特徴とする請求項に記載の蓋付容器。
  3. 前記収容部は、前記蓋部材の両側端縁部側にそれぞれ配置され、前記蓋部材の各側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、前記収容部に隣接する部位に、前記蓋部材の基端縁部に向かって徐々に低くなるように前記蓋部材の裏面に対して傾斜した第1傾斜面を有し、前記蓋部材の各側端縁部側に位置する前記嵌合リブは、それに対向する前記補強リブよりも前記蓋部材の基端縁部から離隔していることを特徴とする請求項に記載の蓋付容器。
  4. 上側を開口した開口部を有した容器本体と、
    前記容器本体の側壁部の上辺部に回動可能に設けられ、前記容器本体の前記開口部を開閉する蓋部材と、を備え、
    上段側の前記容器本体が下段側の前記容器本体の内側に収容されるように前記容器本体同士を上下に積み重ねるネスティング形態と、上段側の前記容器本体が下段側の前記蓋部材上に載置されるように前記容器本体同士を上下に積み重ねるスタッキング形態とをとることが可能であって、
    前記蓋部材の表面に、前記スタッキング形態において前記蓋部材に対する上段側の前記容器本体の水平方向の移動を規制する規制凸部が形成され、
    前記蓋部材は、その裏面側に、前記ネスティング形態において上段側の前記蓋部材の前記規制凸部の一部を収容可能な収容部を有し、
    前記蓋部材の前記規制凸部は、前記ネスティング形態をとる際に下段側の前記蓋部材の基端縁部に摺動可能に案内される案内面を有し
    前記蓋部材の基端縁部は、前記蓋部材が前記容器本体の前記開口部を開いたときに、前記容器本体の前記側壁部の上辺部に対して上方向に突出し、
    前記規制凸部は、前記蓋部材が開状態である場合に、前記蓋部材の前記基端縁部側から前記蓋部材の先端縁部側へ下がるように傾斜する案内面を有し、
    前記ネスティング形態をとる際に、上段側の前記規制凸部の前記案内面は、下段側の前記蓋部材の前記基端縁部に当接して摺動可能に案内され、上段側の前記蓋部材が外側へ変位することを特徴とする蓋付容器。
  5. 前記蓋部材の基端縁部は、前記蓋部材が前記容器本体の前記開口部を閉じたときに、前記容器本体の前記側壁部の上辺部に載置されることを特徴とする請求項に記載の蓋付容器。
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