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JP7625980B2 - 画像形成システム、光沢度検出方法 - Google Patents

画像形成システム、光沢度検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成システム、及び、光沢度検出方法に関する。
従来、画像形成装置内の給紙経路や、メディア(記録媒体)の搬送経路にメディアの光沢を検出するセンサを設ける構成が提案されている。光沢を検出するセンサは、例えば1次元に配列された受光素子(リニアセンサ)で構成され、受光素子において、正反射光の光量分布を検出することでメディアの光沢を検出する。
特許文献1では、光沢度判定装置において、光源の発光量を、基準値から飽和画像を出力するまでに徐々に増加させ、光沢度を検知する方法が開示されている。
特開2015-78975号公報
ところで、リニアセンサにおける露光時間を一定にした場合、その露光時間は、一般的には、光沢の高いメディアから検出される反射光を基準として、リニアセンサで取得される画像が飽和しないように設定されている。このような設定では、光沢の低いメディアから反射される正反射光を受光する場合、リニアセンサの出力が低くなり、ノイズ等により光沢を正確に検出できない可能性がある。
そこで、本発明は、条件の異なる種々のメディアにおける光沢度を精度よく検出することのできる画像形成システム及び光沢度検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の画像形成システムは、搬送されてくるメディアに光を照射する光源部、及び、光源部から照射され、メディア上で正反射した光を受光し、メディアにおける光の拡散分布を検出する光沢センサで構成されるセンサ部を備える。また、搬送されるメディアの種類を特定し、メディアの種類に応じて、光沢度検出時における光源部の光量及び/又は光沢センサの露光時間を設定する検出条件設定部と、検出条件設定部で設定された検出条件下において光沢センサで検出された光の拡散分布から、メディアの光沢度を検出する光沢度検出部とを備える。
本発明の光沢度検出方法は、搬送されてくるメディアに光を照射する光源部、及び、光源部から照射され、メディア上で正反射した光を受光し、メディアにおける光の拡散分布を検出する光沢センサを有するセンサ部を用いた光沢度検出方法である。まず、搬送されるメディアの種類を特定し、メディアの種類に応じて、光沢度検出時における光源部の光量及び/又は光沢センサの露光時間を設定する。そして、設定された光源部の光量及び/又は光沢センサの露光時間において、メディアにおける光の拡散分布を光沢センサで検出する。その後、検出された光の拡散分布から、メディアの光沢度を検出する。
本発明によれば、条件の異なる種々のメディアにおける光沢度を精度よく検出することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの全体構成図である。 図2Aは、第1センサ部の概略構成図であり、図2Bは、第2センサ部の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムの制御系の構成例を示すブロック図である 低光沢紙と高光沢紙において検出された光の拡散分布を示した図である 図5Aは、図4に示す低光沢紙の拡散分布における縦軸を反射率に変換して示した図である。図5Bは、図4に示す高光沢紙の拡散分布における縦軸を反射率に変換して示した図である。 各種用紙において検出される光の拡散分布を、ピークの広がり角と、反射率ピーク値とでプロットした図である。 トナーの色の違いによる光沢分布(光の拡散分布)の違いを示した図である。 単位面積当たりの描画面積(BW比)の違いによる光沢分布(光の拡散分布)の違いを示した図である。 単位面積当たりの描画質量(トナーの付着量)の違いによる光沢分布(光の拡散分布)の違いを示した図である。 紙種及び画像情報に応じた光沢度の検出条件を示すテーブルの一例を示す図である。 図11Aは、トナー画像が形成され、定着部を通過した後のグロスコート紙における光の拡散分布を測定した測定結果である。図11Bは、トナー画像が形成され、定着部28を通過した後のキャストコート紙における光の拡散分布を測定した測定結果である。 本発明の一実施形態に係る画像形成システムを用いた光沢検出方法の一例を示すフローである。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成システム、光沢度検出方法の一例を、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではない。以下で説明する各図において、共通の部材には同一の符号を付している。
1.画像形成システムの構成
図1は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態という)に係る画像形成システム1の全体構成図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成システム1は、給紙ユニット2と、画像形成装置3と、排紙ユニット4とを備える。
[給紙ユニット]
給紙ユニット2は、給紙トレイ23を備える。給紙トレイ23には、大量の用紙(記録材の一部で、「メディア」とも呼ぶ)を収納可能である。給紙ユニットでは、ジョブの指示内容に基づいて、給紙トレイ23から画像形成装置3側に用紙を供給(給紙)する。給紙トレイ23からの用紙の送り出しは、給紙トレイ23に対応して設けられた給紙ローラ(図示せず)の駆動によって行われる。給紙トレイ23から送り出された用紙は、その後、用紙搬送部18の用紙搬送路10に沿って画像形成装置3側に搬送される。
用紙搬送部18は、用紙搬送路10と、複数の搬送ローラ12とを有している。用紙搬送路10は、給紙ユニット2から、画像形成装置3を介して排紙ユニット5に渡って設けられている。用紙搬送部18では、後述する制御部6の指示に基づいて、複数の搬送ローラによって用紙を搬送する。
[画像形成装置]
画像形成装置3は、電子写真式の画像形成装置であって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を重ね合わせてフルカラーの画像を形成可能なタンデム方式のカラー画像形成装置である。
画像形成装置3は、画像読取部21と、操作表示部22と、画像処理部33と、画像形成部24と、中間転写ベルト部25と、二次転写ローラ27と、定着部28と、制御部6とを備えている。また、画像形成装置3は、第1センサ部40と、第2センサ部50とを備える。
画像読取部21は、原稿の画像を読み取るものである。画像読取部21は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿送り装置21aと、原稿画像走査装置(スキャナー)21bとを備える。自動原稿送り装置21aは、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置21bへと送り出す。画像読取部21は、自動原稿送り装置21aと原稿画像走査装置21bとの協働により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像を連続して読み取ることができる。原稿画像走査装置21bは、自動原稿送り装置21aによってコンタクトガラス上に搬送された原稿、又はユーザーによってコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー等の受光面上に結像させることで、原稿の画像を読み取る。画像読取部21は、原稿画像走査装置21bによる読取結果に基づいて、画像データを生成する。
操作表示部22は、ユーザーの入力操作を受け付ける操作部としての機能と、ユーザーに足して種々の情報を表示する表示部としての機能とを有する。操作表示部22は、例えばタッチパネル式の液晶表示部によって構成されており、ユーザーによる操作の受け付け、及び、ユーザーに対する情報の表示が可能となっている。なお、操作部をマウスやタブレット等で構成し、表示部とは別体で操作部を構成することも可能である。
画像処理部33は、画像読取部21によって読み取られた画像データ、あるいは、通信部70(図2参照)を介して受信した画像データに所定の画像処理を施すものである。所定の画像処理には、たとえば、階調補正処理や中間調処理等が含まれる。階調補正処理は、用紙に形成された画像の濃度が目標の濃度と一致するように、画像データの各画素の階調値を補正する処理である。中間調処理は、例えば誤差拡散処理、組織的デザイン法を用いたスクリーン処理等である。
画像形成部24は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kを備えている。4つの画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kの各々は、感光体ドラム、帯電器、露光器、現像器、除電器、ドラムクリーナーなどを備えている。画像形成部24は、各々の画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kの動作を制御することにより、各色のトナー画像を形成する。
画像形成部24は、各々の画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kが有する感光体ドラムの表面にトナー画像を形成する。トナー画像の形成は、次のようなプロセスで行われる。まず、感光体ドラムの表面を帯電器によって帯電させる。次に、帯電した感光体ドラムの表面を露光器で露光して電荷を消去することにより、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する。次に、感光体ドラムの表面に現像器によってトナーを供給することにより、静電潜像をトナーの付着により現像する。以上のプロセスにより、感光体ドラムの表面にトナー画像が形成される。その際、画像形成ユニット26Yの感光体ドラムにはイエローのトナー画像が形成され、画像形成ユニット26Mの感光体ドラムにはマゼンタのトナー画像が形成される。また、画像形成ユニット26Cの感光体ドラムには、シアンのトナー画像が形成され、画像形成ユニット26Kの感光体ドラムにはブラックのトナー画像が形成される。
中間転写ベルト部25は、回転する無端状のベルトで構成されている。中間転写ベルト部25では、各々の画像形成ユニット26Y、26M、26C、26Kが有する感光体ドラムの表面に形成された各色のトナー画像が、その表面に順に転写される。感光体ドラムから中間転写ベルト部25へのトナー画像の転写は、図示を省略する一次転写ローラによって行われる。このとき、中間転写ベルト部25には、各色のトナー画像が重ねて転写される。この段階の転写は一次転写と呼ばれる。これにより、中間転写ベルト部25にカラーのトナー画像が形成される。
二次転写ローラ27(本発明の転写部)は、中間転写ベルト部25に形成されたカラーのトナー画像を搬送されてきた用紙に一括転写する。この段階の転写は二次転写と呼ばれる。二次転写に際して、二次転写ローラ27にトナー画像が到着するタイミングに合わせて、用紙は、用紙搬送路10に設けられたレジスト部14から二次転写ローラ27へ送り込まれる。
レジスト部14は、例えば一対のレジストローラによって構成されている。一対のレジストローラは、互いに所定の加圧力で接触する状態に配置されている。レジスト部14では、用紙搬送路10によって搬送されてくる用紙が、一対のレジストローラの接触部に突き当てられる。これにより、用紙のスキューが補正されると共に、用紙の搬送が一時的に停止される。また、一対のレジストローラは、用紙を挟持しながら回転することにより、二次転写ローラ27に向けて用紙を送り込むと共に、この送り込みの途中で用紙搬送方向と直交する方向に揺動することにより、用紙の幅方向の位置ずれを補正する。
そして、二次転写ローラ27にトナー画像が到着するタイミングで、レジスト部14から二次転写ローラ27に用紙が送り込まれることにより、中間転写ベルト部25上のカラーのトナー画像が、用紙に二次転写される。その結果、用紙にカラーのトナー画像が形成される。その後、用紙は定着部28へと搬送される。
定着部28は、定着ローラと加圧ローラとで構成される一対のローラで構成されている。定着ローラにはヒータが内蔵されており、定着ローラと加圧ローラとは、互いに圧接した状態に配置されている。定着部28では、二次転写ローラ27を経て搬送されてきた用紙を、一対のローラでニップして加圧及び加熱することにより、用紙上のトナーが加熱されて溶融し溶融したトナーが用紙に圧着される。これにより、用紙に、トナー画像を定着させることができる。定着部28において、定着処理が行われた用紙は、画像検査ユニットに搬送される。
第1センサ部40は、給紙ユニット2から画像形成装置3側に送り込まれる用紙の用紙搬送路10上に設置されており、用紙搬送方向における二次転写ローラ27の上流側に配置されている。図2Aは、本実施形態の第1センサ部40の概略構成図である。図2Aに示すように、第1センサ部40は、第1光源部42及び第1光沢センサを備える。第1光源部42及び第1光沢センサ41は、用紙搬送路10の上下方向における上方において、用紙搬送路10から所定の距離だけ離れた位置に配置され、用紙搬送方向に沿う方向に上流側から第1光沢センサ41、第1光源部42の順に配置されている。
第1光源部42は、例えばLED(Light Emitting Diode)や、レーザ発振器等で構成され、白色光や紫外線を搬送される用紙に照射するように構成されている。本実施形態では、第1光源部42は、照射される光の用紙Sの表面に対する入射角が所定の角度(本実施形態では60度)となるように配置されている。本実施形態では、第1光沢センサ41によって正反射光を検出するため、第1光源部42から照射される光はある程度の指向性を有することが好ましい。
第1光沢センサ41は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の受光素子が用紙Sの搬送方向に沿う方向に一次元状に配列されたリニアセンサで構成されている。第1光沢センサ41では、第1光源部42から照射され、用紙Sの表面で反射された正反射光を取得する。本実施形態では、第1センサ部40における第1光源部42の光量、及び、第1光沢センサ41における露光時間は一定であるものとする。
本実施形態では、第1光沢センサ41は、用紙Sで反射された光の光量に応じた信号を出力する。これにより、第1光沢センサ41では、用紙Sで反射された光の拡散分布を取得する。本実施形態では、第1光沢センサ41で検出された光の拡散分布の情報を元に、後述する検出条件設定部60(図3参照)において用紙Sの紙種(メディアの種類)を特定する。
第2センサ部50は、図1に示すように、用紙の搬送方向における定着部28の下流側に配置され、排紙ユニット4側に送り込まれる用紙の用紙搬送路上に設置されている。図2Bは、本実施形態の第2センサ部50の概略構成図である、図2Bに示すように、第2センサ部50は、第2光源部53、第2光沢センサ51、及び、画像センサ52を備える。第2センサ部50は、定着部28から排出された用紙の画像形成面側である、用紙搬送路10の上下方向における上側に配置されている。また、第2光源部53、画像センサ52及び第2光沢センサ51は、用紙搬送路10から所定の距離だけ離れた位置に配置され、用紙Sの搬送方向に沿う方向に上流側から第2光沢センサ51、画像センサ52、第2光源部53の順に配置されている。
第2光源部53は、第1光源部42と同様、例えばLEDや、レーザ発振器等で構成され、白色光を搬送される用紙Sに照射するように構成されている。本実施形態では、第2光源部53は、照射される光の用紙Sの表面に対する入射角が所定の角度(本実施形態では60度)となるように配置されている。本実施形態では、第2光沢センサ51によって正反射光を検出するため、第2光源部53から照射される光はある程度の指向性を有することが好ましい。
画像センサ52は、CCDやCMOS等の受光素子で構成され、少なくとも1画素で構成されている。本実施形態では、画像センサ52は、例えば、R画素、G画素及びB画素を含む複数の画素で構成されている。その他、画像センサ52は、例えば、固体撮像素子が2次元アレイ状に配列された撮像素子で構成されてもよく、リニアセンサで構成されていてもよい。画像センサ52は、第2光源部53から照射され、用紙Sの表面で乱反射した乱反射光を取得可能な位置に配置されている。本実施形態では、画像センサ52は、第2光源部53から照射され用紙搬送方向に垂直な方向に乱反射する光を取得可能な位置に配置されている。
画像センサ52では、定着部28によって用紙Sの表面に定着されたトナー画像の画像情報が取得される。本実施形態では、画像センサ52で取得された画像情報を元に、後述する検出条件設定部60(図3参照)において、用紙に形成されたトナー画像のトナー又はインクの色、単位面積当たり描画面積(BW比)及び単位面積当たりの描画質量(トナー付着量)が検出される。
第2光沢センサ51は、CCDやCMOS等の受光素子が用紙Sの搬送方向に沿う方向に一次元状に配列されたリニアセンサで構成されている。第2光沢センサ51では、第2光源部53から照射され、用紙Sの表面で反射された正反射光を取得可能な位置に配置されている。本実施形態では、第2光源部53から照射される光は用紙Sの表面に対する入射角が60度となるように配置されているため、第2光沢センサ51は、反射角が60度の正反射光を取得可能な位置に配置されている。
本実施形態では、第2光源部53の光量、及び/又は、第2光沢センサ51における露光時間は、検出条件設定部60において検出される用紙の紙種、及び、用紙に形成されたトナー画像の画像情報に基づいて用紙別に設定される。検出条件設定部60における第2光源部53の光量、及び/又は、第2光沢センサ51の露光時間の設定方法については後述する。
また、本実施形態では、第2光沢センサ51は、用紙Sで正反射された光の光量に応じた信号を出力する。これにより、第2光沢センサ51では、用紙Sで正反射された光の拡散分布を検出することができる。本実施形態では、第2光沢センサ51で検出された拡散分布に応じて、後述する光沢度検出部61(図3参照)において、用紙Sの光沢度が検出される。
制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、例えばHDD(Hard Disc Drive)で構成される記憶部とを備えている。記憶部は、CPUが各部を制御するためのプログラム、コンピューター等の外部端末から受信した印刷ジョブ、印刷ジョブから生成した画像データ、第1センサ部40及び第2センサ部50で取得した画像情報、光沢度の検出条件、画像形成条件等を格納する。
また、制御部6は、ROM、又は、記憶部に格納された所定の処理プログラムをCPUが読み出してRAMに展開し、展開したプログラムをCPUが実行することにより、画像形成システム1の各部を統括的に制御する。制御部における各部の制御については後で詳述する。
[排紙ユニット]
排紙ユニット5は、搬送路切替部30と、排紙トレイ32と、サブトレイ31とを備える。搬送路切替部30は、制御部6からの指示に基づいて、搬送されてくる用紙を用紙搬送路10a側か用紙搬送路10b側かに切り替える。これにより、搬送されてくる用紙は、排紙トレイ32か、サブトレイ31かに分配されて排出される。
2.画像形成システムの制御構成
次に、本実施形態の画像形成システム1の制御構成について説明する。図3は、本実施形態の画像形成システム1の制御系の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の画像形成システムは、述した給紙ユニット2、画像形成装置3、排紙ユニット4で構成されている。
画像形成装置3は、操作表示部22、用紙搬送部18、画像形成部24、画像処理部33、定着部28、通信部70、第1センサ部40、第2センサ部50、検出条件設定部60、光沢度検出部61、及び、画像形成条件調整部62の各部が制御部6に接続されている。そして、各部が、制御部6に制御されている。操作表示部22、用紙搬送部18、画像形成部24、画像処理部33、定着部28、第1センサ部40及び第2センサ部50で実行される各処理は、上述した通りである。以下では、通信部70、検出条件設定部60、光沢度検出部61、及び、画像形成条件調整部62について説明する。
通信部70は、制御部6の制御の下、給紙ユニット2、排紙ユニット4及び、図示を省略する外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)の各部の通信部(図示を省略する)とネットワークを介して各種データの送受信を行う。通信部70は、例えば、LAN(Local Area Network)や、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークを介して各部の通信部と通信を行う。
検出条件設定部60は、制御部6の制御の下、第1センサ部40の第1光沢センサ41で検出される光の拡散分布に基づいて、検査対象となる用紙の紙種を特定する。そして、検出条件設定部60は、特定された用紙の紙種と、第2センサ部50の画像センサ52で検出された画像情報に基づいて、光沢度検出時における第2光源部53及び/又は第2光沢センサ51の検出条件を設定する。
ここで、第1光沢センサ41で検出される光の拡散分布と、紙種との関係について説明する。図4は、低光沢紙と高光沢紙において検出された光の拡散分布を示した図である。図4は、第1センサ部40と同様に構成された光源と光沢センサを有するセンサ装置によって用紙における正反射光の拡散分布を検出した結果である。
図4の横軸は、正反射光の検出角度であり、縦軸は光沢センサによって出力される出力電圧である。図4では、低光沢紙における拡散分布の検出時と、高光沢紙における拡散分布の検出時において、光源から照射される光の光量及び光沢センサの露光時間は一定としている。
図4に示すように、高光沢紙では、光沢センサによる出力電圧は、検出角度が60度付近で急峻なピークを有する。一方、低光沢紙では、光沢センサによる出力電圧は低く、検出角度の変化に対してもあまり変化がない。
図5Aは、図4に示す低光沢紙の拡散分布における縦軸を反射率に変換して示した図である。また、図5Bは、図4に示す高光沢紙の拡散分布における縦軸を反射率に変換して示した図である。出力電圧を反射率に変換した場合にも、拡散分布は同様の傾向を示す。
このように、光沢センサでは、検査対象となる用紙の拡散分布を取得することができる。しかしながら、低光沢紙における拡散分布の検出時と、高光沢紙における拡散分布の検出時において、光源から照射される光の光量及び光沢センサの露光時間を一定とした場合、低光沢の用紙に対しては出力が低いため、光沢度の検出としては精度が低い。
一方、図5A、図5Bに示すように、高光沢紙ではピーク値が明確であり、拡がり角(幅)は小さく、低光沢になるにつれて、用紙のピーク値は低くなり、広がり角が大きくなるという特徴を有する。図6は、各種の用紙において検出される光の拡散分布を、ピークの広がり角と、反射率ピーク値とでプロットした図である。図6に示すように、普通紙等の低光沢紙は、ピーク値が低く、広がり幅は大きい。一方、キャストコート等の高光沢紙はピーク値が大きく、拡がり角が小さい。したがって、図6に示すような光の拡散分布を用いて用紙の紙種を特定することが可能である。
本実施形態では、検出条件設定部60は、第1光沢センサ41で検出された光の拡散分布を用いることで、検査対象となった用紙が、高光沢紙であるか、中光沢紙であるか、低光沢紙であるかを特定し、紙種の特定を行う。ここで特定される紙種としては、例えば、普通紙、コート紙、エンボス紙等が挙げられる。紙種は、例えば、図6に示すように、拡がり角に基づいて特定してもよく、また、拡がり角及び反射率ピーク値に基づいて特定してもよい。
次に、用紙に形成されたトナー画像と光沢度の関係について説明する。図7は、トナーの色の違いによる光沢分布(光の拡散分布)の違いを示した図である。図8は、単位面積当たりの描画面積(BW比)の違いによる光沢分布(光の拡散分布)の違いを示した図である。図9は、単位面積当たりの描画質量(トナーの付着量)の違いによる光沢分布(光の拡散分布)の違いを示した図である。図7~図8は、画像形成後、定着部28を通過した後の用紙における光の拡散分布を、図3Bに示す第2光源部53及び第2光沢センサ51と同様の構成を有するセンサ部で検出したときの検出結果である。図7~図8では、用紙としてはキャストコート紙を用い、定着条件は同じとしている。また、図7~図8では、センサ部における光量及び露光時間は一定としている。
図7に示すように、トナーの色がブラック(K)の場合には、トナーの色がイエロー(Y)の場合に比較して反射率が低くなる。また、図8に示すように、単位面積当たりの描画面積が大きい場合は、小さい場合に比較して反射率が低くなる。また、図9に示すように、トナーの付着量が多い、すなわち、描画面積当たりのトナーの質量が大きい場合には、トナー付着量が少ない、すなわち、描画面積当たりのトナーの質量が小さい場合に比較して反射率が低くなる。このように、画像形成後の用紙の光沢度は、トナーの色、単位面積当たりの描画面積(BW比)、単位面積当たりの描画質量(トナーの付着量)によっても異なる。
したがって、反射率が低くなるような条件でトナー画像が描画された用紙における光の拡散分布を、反射率が高くなるような条件で描画された用紙と同様の条件下で検出する場合、光沢度を精度よく検出できない可能性がある。
そこで、本実施形態では、上述の特徴を用いて、検出条件設定部60は、画像センサ52から検出される画像情報からトナーの色、BW比、トナーの付着量のうち、少なくとも1つを検出し、検出された画像情報に応じて、第2光沢センサ51で検出する光の拡散分布の検出条件を調整する。
図10は、紙種及び画像情報に応じた光沢度の検出条件を示すテーブルの一例を示す図である。図10に示すテーブルは、紙種及び画像情報のそれぞれの条件と、それぞれの条件に適した露光時間及び光量とを対応付けたものであり、制御部6の記憶部に記憶されている。図10に示すテーブルにおいて設定されている第2光沢センサ51の露光時間及び第2光源部53の発光量の値は、予め実験値等から算出されたものである。
例えば、普通紙等の低光沢の用紙では、コート紙等の高光沢の用紙に比較して、第2光沢センサ51の露光時間が長く設定されている。また、普通紙等の低光沢の用紙では、コート紙等の高光沢の用紙に比較して、第2光源部53の発光量(図10では電流量で示している)が高く設定されている。
本実施形態では、検出条件設定部60は、第1光沢センサ41で検出された光の拡散分布から紙種を特定すると共に、画像センサ52から検出される画像情報からトナーの色、BW比、トナーの付着量を検出する。そして、検出条件設定部60は、検出されたこれらの条件を、記憶部に予め記憶されている検出条件を示すテーブル(図10参照)に照合することで、光沢度検出時における第2光源部53の光量、及び、第2光沢センサ51の露光時間を設定する。
光沢度検出部61は、第2光沢センサ51で検出された拡散分布に基づいて用紙の光沢度を検出する。光沢度検出部61では、第2光沢センサ51で検出された拡散分布の測定結果に基づいて、用紙の光沢度を検出する。ここでは、例えば、第2光沢センサ51で検出された拡散分布の測定結果及び検出条件設定部60で設定された検出条件と、光沢度とを対応付けたテーブル(図示を省略する)を参照することで、光沢度を検出することができる。
本実施形態では、検査対象となる用紙の種類(紙種)に応じて、光沢度検出時における第2光源部53の光量及び第2光沢センサ51の露光時間が適正に設定されている。このため、例えば、低光沢の用紙において光の拡散分布が平坦になるために正確な反射率を検出できないといった問題を回避することができる。これにより、より精度よく光沢度を検出することができる。
画像形成条件調整部62は、光沢度検出部61において検出された光沢度に応じて、画像形成条件(定着条件)を調整する。ここで、定着条件を異ならせたときの光沢度の違いについて説明する。
図11Aは、トナー画像が形成され、定着部28を通過した後のグロスコート紙における光の拡散分布を測定した測定結果である。また、図11Bは、トナー画像が形成され、定着部28を通過した後のキャストコート紙における光の拡散分布を測定した測定結果である。図11A及び図11Bでは、定着部28における定着温度を、それぞれ、低温、中温、高温と変化させたときの検出結果を示しており、図11Aでは、比較のため、トナー画像を形成していない用紙地肌の検出結果も示している。図11A及び図11Bに示す祖測定結果は、第2センサ部50に構成された第2光源部53及び第2光沢センサ51と同様の構成を有するセンサ部で測定したものである。
図11A及び図11Bに示すように、一般的に、定着温度が高いと光沢度が高くなり、定着温度が低いと光沢度が低くなる。したがって、例えば、第2光沢センサ51で検出された光沢度が基準(目標)となる光沢度よりも低い場合には、画像形成条件調整部62は、定着温度が高くなるように調整する。一方、第2光沢センサ51で検出された光沢度が基準となる光沢度よりも高い場合には、画像形成条件調整部62は定着温度が低くなるように調整する。これにより、目標の光沢度を有する印刷物を得ることができる。その他、光沢度は、定着部28のニップ幅、搬送速度を変化させることでも調整することができる。
このように、本実施形態では、画像形成条件調整部62において、予め設定されている基準(目標)となる光沢度と、光沢度検出部61で検出された光沢度とを比較する。そして、画像形成条件調整部62は、その差異に基づいて、定着部28を通過した後の用紙の光沢度が基準の光沢度を有するように定着条件を調整する。なお、基準の光沢度、及び、光沢度の変化率に応じた定着条件に関する情報は予め記憶部に記憶されており、画像形成条件調整部62は、制御部6の制御の下、記憶部に記憶されたそれらの情報を用いて、定着条件を調整する。
3.光沢度検知方法
次に、本実施形態における光沢検出方法の一例について、説明する。図12は、本実施形態の画像形成システム1を用いた光沢検出方法の一例を示すフローである。図12に示すように、まず、検出条件設定部60において、給紙ユニット2から供給された用紙の紙種を判別する(ステップS1)。ステップS1では、まず、給紙ユニット2から供給された用紙が、第1センサ部40の配置位置を通過するタイミングで第1光沢センサ41によって用紙における光の拡散分布を検出する。その後、検出条件設定部60が、その検出された光の拡散分布に基づいて用紙の紙種を特定する。
次に、用紙が定着部28を通過する(ステップS2)。これにより、転写部(二次転写ローラ27)において用紙にトナー画像が転写されている場合には、転写されたトナー画像が用紙に定着する。ステップS2では、制御部6の制御の下、定着部28は、予め設定されていた定着条件に基づいて制御されている。
次に、用紙が、第2センサ部50の配置位置を通過するタイミングで、用紙に形成されたトナー画像の画像情報を画像センサ52で検出する(ステップS3)。
次に、検出条件設定部60は、用紙にトナー画像が形成されているか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において、「NO」と判定された場合、すなわち、トナー画像が形成されていないと判定された場合には、ステップS3の処理に戻る。
一方、ステップS4において、「YES」と判定された場合、すなわち、トナー画像が形成されていると判定された場合には、検出条件設定部60は、トナー画像の画像情報及び、ステップS1で特定した紙種に基づいて、光沢度検出時における第2センサ部50の検出条件を設定する。ステップS5において設定される検出条件は、第2センサ部50における第2光源部53の光量及び第2光沢センサ51の露光時間である。
その後、第2光沢センサ51において検出された光の拡散分布に基づいてトナー画像が形成された用紙の光沢度を検出する(ステップS6)。ステップS6では、まず、ステップS5で設定された検出条件に基づいて、第2光沢センサ51において用紙における光の拡散分布が検出される。そして、第2光沢センサ51で検出された光の拡散分布に基づいて、光沢度検出部61において光沢度が検出される。
以上のように、本実施形態では、紙種と、用紙に形成されたトナー画像の画像情報に基づいて、光沢度検出時における第2光源部53の光量及び第2光沢センサ51の露光時間を適切に設定することにより、光沢度を精度よく検出することができる。
なお、本実施形態において、第2光沢センサ51で検出された拡散分布に基づいて検出される用紙の光沢度が、紙種及び画像情報から予め推定されていた光沢度と大きく異なっている場合には、再度、ステップS1~ステップS6の工程を繰り返す構成としてもよい。この場合、紙種及び画像情報から推定される光沢度の推定値は、例えば、制御部6の記憶部に予め記憶されている値を用いることができる。これにより、トナー画像が形成された用紙の光沢度の検出精度を高め、より正確な光沢度を検出することができる。
そして、本実施形態では、トナー画像が形成された用紙の光沢度を精度よく検出することができることにより、さらに、画像形成条件調整部62によって定着条件を適切に設定することができる。これにより、トナー画像が形成された用紙の光沢度を所望の光沢度となるように設定することができ、用紙に形成される画像の再現性を高めることができる。
本実施形態では、紙種及び用紙に形成された画像情報に基づいて、第2光源部53の光量及び第2光沢センサ51の露光時間を設定(変更)する構成としたが、第2光源部53の光量又は第2光沢センサ51の露光時間のいずれかを調整する例としてもよい。
また、本実施形態では、紙種を、第1センサ部40の第1光沢センサ41で検出した光の拡散分布に基づいて特定する例としたがこれに限られるものではない。例えば、通信部70を介して給紙ユニット2から送信された情報に基づいて紙種を特定してもよく、また、画像形成装置3の記憶部に記憶された情報から特定してもよい。さらには、用紙が定着部28を通過した後において、用紙の先端で印字されていない部分からの正反射光を第2光沢センサ51で検出し、その検出結果から紙種を特定してもよい。この場合には、第2光沢センサ51で検出した光の拡散分布を用いて紙種を特定した後、特定された紙種に応じて、光沢度検出時における第2光源部53の光量、又は/及び、第2光沢センサ51の露光時間を設定する。これにより、定着後の用紙の画像形成が為された部分の光沢度を検出することができる。
なお、用紙の先端部分にも印字がされており、用紙の先端からの正反射光を用いて紙種を特定することができない場合には、1枚目にトナー画像を形成していない用紙を搬送させ、その搬送された用紙において紙種を特定する。そして、特定された紙種に応じて、光沢度検出時における第2光源部53の光量、又は/及び、第2光沢センサ51の露光時間を設定する。その後、2枚目の用紙において、トナー画像が形成された用紙における光沢度を検出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、用紙に形成されたトナー画像の画像情報については、第2センサ部50の画像センサ52で検出する例としたが、画像情報は、記憶部に記憶された情報を用いてもよい。記憶部に記憶された情報を用いることにより、第2光源部53の光量、又は/及び、第2光沢センサ51の露光時間の設定処理を、用紙が第2センサ部50に到達する前に行うことができる。これにより、光沢度検出時において、第2光沢センサ51における光の拡散分布の検出のタイミング精度を向上させることができ、リアルタイムで用紙の光沢度を検出することができる。
ところで、本実施形態では、トナー画像が形成された用紙の光沢度を検出するために、定着部28を通過した用紙の光沢度を検出する例としたが、本発明は、これに限られるものではない。トナー画像が形成されていない用紙の光沢度を精度よく検出するために本発明の構成を用いることができる。
トナー画像が形成されていない用紙の光沢度を検出する場合、例えば、検出条件設定部60は、検査対象となる用紙の紙種を、記憶部に予め記憶された情報か、又は、給紙ユニット2から通信部70を介して送信されてくる情報に基づいて特定する。次に、検出条件設定部60は、特定した紙種に応じて、第1センサ部40における第1光源部42の光量、又は/及び、第1光沢センサ41の露光時間を設定する。その後、第1センサ部40において、搬送されてくる用紙における光の拡散分布を検出する。そして、光沢度検出部61が、第1光沢センサ41で検出された光の拡散分布と、検出条件とに基づいて、用紙の光沢度を検出する。このように、トナー画像が形成されていない用紙の光沢度を検出することも可能である。
その他、第1センサ部40で検出される光の拡散分布に基づいて、トナー画像が形成されていない用紙の光沢度を検出する場合、光沢度検出の前に、第1センサ部40で検出された光の拡散分布から紙種を特定することもできる。
この場合には、搬送されてきた用紙の先端部分における光の拡散分布を第1光沢センサ41で検出し、検出条件設定部60は、検出した拡散分布に基づいて紙種を特定する。その後、検出条件設定部60は、特定された紙種に応じて、光沢度検出時における第1光源部42の光量、又は/及び、第1光沢センサ41の露光時間を設定する。そして、設定された検出条件で、再度、第1光沢センサ41において、搬送されている用紙における光の拡散分布を検出する。その後、光沢度検出部61は、検出条件設定部60で設定された条件下において検出された拡散分布に基づいて光沢度を検出する。このように、搬送されてくる用紙の紙種の特定のための光の拡散分布の検出と、光沢度の検出のための光の拡散分布の検出とを、第1光沢センサ41において順に行うことで、トナー画像が形成されていない用紙の光沢度の検出を精度よく行うことができる。
また、本実施形態では、第1センサ部40は、画像形成装置3内に配置する例としたが、給紙ユニット2等、用紙の搬送方向において画像形成装置3の上流側に配置される前処理装置内に配置してもよい。さらに、本実施形態では、第2センサ部50は、画像形成装置3内に配置する例としたが、排紙ユニット4等、用紙の搬送方向において画像形成装置3の下流側に設けられる後処理装置内に配置してもよい。
さらに、本実施形態では、搬送される用紙の表面側の光沢度を検出する例としたが、用紙の両面にトナー画像が形成される場合には、裏面側の光沢度を検出する構成とすることもできる。
上述した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成について他の構成を加えることも可能である。また、実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…画像形成システム、2…給紙ユニット、3…画像形成装置、4…排紙ユニット、5…排紙ユニット、6…制御部、10…用紙搬送路、12…搬送ローラ、14…レジスト部、18…用紙搬送部、21…画像読取部、22…操作表示部、23…給紙トレイ、24…画像形成部、25…中間転写ベルト部、27…二次転写ローラ、28…定着部、30…搬送路切替部、33…画像処理部、40…第1センサ部、41…第1光沢センサ、42…第1光源部、50…第2センサ部、51…2光沢センサ、51…第2光沢センサ、52…画像センサ、53…第2光源部、60…検出条件設定部、61…光沢度検出部、62…画像形成条件調整部、70…通信部

Claims (12)

  1. 搬送されてくるメディアに光を照射する光源部、及び、前記光源部から照射され、前記メディア上で正反射した光を受光し、前記メディアにおける光の拡散分布を検出する光沢センサを備えるセンサ部と、
    搬送されるメディアの種類を特定し、前記メディアの種類に応じて、光沢度検出時における前記光源部の光量及び/又は前記光沢センサの露光時間を設定する検出条件設定部と、
    前記検出条件設定部で設定された検出条件下において前記光沢センサで検出された前記光の拡散分布から、前記メディアの光沢度を検出する光沢度検出部と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記メディアにトナー画像を転写する転写部と、
    前記転写部において前記メディアに転写されたトナー画像を前記メディアに定着するための定着部と、を備え、
    前記センサ部は、前記メディアの搬送方向において、前記定着部の下流側に配置されている
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 搬送されてくるメディアに光を照射する他の光源部、及び、前記他の光源部から照射され前記メディア上で正反射した光を受光し、前記メディアにおける光の拡散分布を検出する他の光沢センサで構成される他のセンサ部を備え、
    前記他のセンサ部は、前記メディアの搬送方向において、前記転写部の上流側に配置され、
    前記検出条件設定部は、前記他の光沢センサで検出された光の拡散分布に基づいて、前記メディアの種類を特定する
    請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記検出条件設定部は、前記光沢センサで検出された前記メディアのトナー画像が形成されていない部分における光の拡散分布に基づいて、前記メディアの種類を特定する
    請求項2に記載の画像形成システム。
  5. 前記センサ部は、前記メディア上で乱反射した光を受光し、前記メディアに形成されたトナー画像の画像情報を検出する画像センサを備え、
    前記検出条件設定部は、前記特定された前記メディアの種類と、前記画像センサにおいて検出された画像情報に基づいて、光沢度検出時における前記光源部の光量、及び/又は前記光沢センサの露光時間を設定する
    請求項2に記載の画像形成システム。
  6. 前記検出条件設定部における前記メディアの種類は、前記光沢センサで検出された光の拡散分布におけるピーク値又は拡がり幅によって特定される
    請求項1に記載の画像形成システム。
  7. 前記画像センサで検出される画像情報は、少なくとも、トナーの色、単位面積当たりの描画面積、又は、単位面積当たりの描画質量のいずれか1つを含む
    請求項5に記載の画像形成システム。
  8. 前記メディアにトナー画像を転写する転写部と、
    前記転写部において前記メディアに転写されたトナー画像を前記メディアに定着するための定着部と、を備え、
    前記センサ部は、前記メディアの搬送方向における定着部の上流側に配置され、
    前記メディアの種類は、前記光沢センサで検出された光の拡散分布に基づいて特定される
    請求項1に記載の画像形成システム。
  9. 前記メディアの種類を記憶した記憶部を備え、
    前記メディアの種類は、前記記憶部に記憶された情報から特定される
    請求項1に記載の画像形成システム。
  10. 前記メディアに形成されるトナー画像の画像情報が記憶された記憶部を備え、
    前記検出条件設定部は、前記特定された前記メディアの種類と、前記記憶部に記憶された画像情報に基づいて、光沢度検出時における前記光源部の光量及び/又は前記光沢センサの露光時間を設定する
    請求項2に記載の画像形成システム。
  11. 前記光沢センサは、一次元状又は二次元状に配列された複数の受光素子で構成されている
    請求項1に記載の画像形成システム。
  12. 搬送されてくるメディアに光を照射する光源部、及び、前記光源部から照射され、前記メディア上で正反射した光を受光し、前記メディアにおける光の拡散分布を検出する光沢センサを有するセンサ部を用いた光沢度検出方法であって、
    搬送されるメディアの種類を特定し、前記メディアの種類に応じて、光沢度検出時における前記光源部の光量及び/又は前記光沢センサの露光時間を設定し、
    設定された光量及び/又は露光時間で、前記メディアにおける光の拡散分布を前記光沢センサで検出した後、検出された前記光の拡散分布から、前記メディアの光沢度を検出する
    光沢度検出方法。
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