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JP7625655B1 - 電子機器 - Google Patents

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JP7625655B1
JP7625655B1 JP2023120622A JP2023120622A JP7625655B1 JP 7625655 B1 JP7625655 B1 JP 7625655B1 JP 2023120622 A JP2023120622 A JP 2023120622A JP 2023120622 A JP2023120622 A JP 2023120622A JP 7625655 B1 JP7625655 B1 JP 7625655B1
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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ、蓋部材の不適切な閉状態を回避する。
【解決手段】カード蓋300は、ベース部材301に対して相対的に回転可能で且つスライド可能である。規制部材306は、カード蓋300の厚み方向とスライド方向とに対して交差するY方向を移動方向とする。カード蓋300の回転は、スライド閉じ状態においては規制され、スライド開き状態においては第3の位置から回転全開状態までの角度範囲で許容される。ベース当接リブ306cと斜面部301eとが協働して、カード蓋300が第2の角度θ2未満の角度範囲にある場合は、スライド閉方向へのカード蓋300のスライド移動を規制しない位置へ規制部材306を移動させ、カード蓋300が第2の角度θ2以上の角度範囲にある場合は、スライド閉方向へのカード蓋300のスライド移動を規制する位置へ規制部材306を移動させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、蓋部材を備える電子機器が知られている。このような電子機器の例として、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置が挙げられる。蓋部材は一般に、機器本体内部の接続部、収容された記録メディア、電池などを保護するために、接続開口部または収容部を覆うように開閉可能に取り付けられる。
蓋体の開閉機構としては、特許文献1に示されるように、機器本体に対してスライド可能で且つ回転可能な構成が知られている。特許文献1では、蓋部材であるカード蓋がスライド方向に閉じられたときに、弾性部材により防滴を実現している。しかし、カード蓋が回転方向における完全な閉状態となっていないままスライド閉方向にスライド操作される場合がある。この場合、カード蓋は不適切な閉じ状態となる。例えば、弾性部材が適切に押圧されず、ユーザはカード蓋を閉じたと誤認している一方で、防滴性が確保されないおそれがある。
また、特許文献2では、規制部材を設けたスライド式且つ回転式の蓋体を開示する。回転方向において蓋体が閉じていない状態では規制部材が規制位置に位置するので、閉じ方向へ蓋体をスライドさせようとしても、蓋体を支持する支持部材に規制部材が当接することで、閉じ方向への蓋体のスライドが規制される。一方、回転方向において蓋体が閉じた状態では規制部材が撓んで非規制位置に位置するので、閉じ方向への蓋体のスライドが許容される。
特開2015-145905号公報 特許第3802306号公報
しかしながら、特許文献2の技術では、回転方向において蓋体が閉じた状態で閉じ方向へ蓋体をスライドさせた場合、蓋体の厚み方向において蓋体と支持部材との間の空間に規制部材が待避する構成である。そのため、特に厚み方向において蓋体が大型化するおそれがある。
このように、電子機器の大型化を抑制しつつ、蓋部材の不適切な閉状態を回避する観点で改善の余地があった。
本発明は、大型化を抑制しつつ、蓋部材の不適切な閉状態を回避することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の電子機器は、ベース部と、回転軸と、前記回転軸を中心に前記ベース部に対して相対的に回転可能であり、且つ、前記回転軸の軸線方向に直交するスライド方向へ前記ベース部に対して相対的にスライド移動可能に、前記回転軸に支持される蓋部材と、前記蓋部材の厚み方向と前記スライド方向とに対して交差する方向を移動方向とする移動部材と、前記蓋部材の回転に応じて前記移動部材を前記移動方向に移動させる移動手段と、を有し、前記スライド方向における閉じ側の端位置である第1スライド端位置においては、前記蓋部材の回転が規制され、且つ、前記スライド方向における開き側の端位置である第2スライド端位置においては、前記回転軸を中心とした回転方向における閉じ側の端位置である第1回転端位置から前記回転軸を中心とした回転方向における開き側の端位置である第2回転端位置までの角度範囲で前記蓋部材の回転が許容され、前記移動手段は、前記蓋部材が前記第1回転端位置を基準として第1所定角度未満の角度範囲にある場合は、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制しない位置へ前記移動部材を移動させ、且つ、前記蓋部材が前記第1所定角度以上の角度範囲にある場合は、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制する位置へ前記移動部材を移動させることを特徴とする。
本発明によれば、大型化を抑制しつつ、蓋部材の不適切な閉状態を回避することができる。
電子機器の斜視図である。 カメラ本体の背面斜視図である。 カード蓋ユニットの分解斜視図、カード蓋の全開状態を示す斜視図、規制部材の斜視図である。 スライド閉じ状態のカード蓋ユニット等を示す図である。 スライド開き状態のカード蓋ユニット等を示す図である。 カード蓋がスライド開き状態から回転開方向へ第1の角度だけ回転した状態を示す図である。 カード蓋がスライド開き状態から回転開方向へ第2の角度だけ回転した状態、スライド開き状態を示す図である。 カード蓋のスライド閉途中状態、スライド閉じ状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る電子機器の斜視図である。本実施形態では、電子機器として、撮像装置であるカメラ本体1を例示する。カメラ本体1と不図示の交換レンズからカメラシステムが構成される。本発明が適用される撮像装置はレンズ一体型のカメラであってもよい。また、本発明は撮像装置に限られず、各種の電子機器に適用されてもよい。
以降、各部の方向を、図1等に示したX、Y、Z座標軸を基準として呼称する。ここでは便宜上、光軸中心と平行な方向において、被写体側を前方と称する。例えば、図1(a)、(b)において、+Y方向が上方、+X方向が後方である。+Z方向は、被写体側から見て右方である。従って、図1(a)はカメラ本体1の前面斜視図であり、図1(b)はカメラ本体1の背面斜視図である。
カメラ本体1の背面側に表示部101が配置される。表示部101は、画像や各種情報を表示する。表示部101はタッチパネルを搭載しており、表示部101の表示面(操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。
カメラ本体1の上部には、ファインダ外表示部102や各種の操作部が配置される。ファインダ外表示部102には、シャッタ速度や絞りをはじめとする様々なカメラ設定値が表示される。シャッターボタン103は撮影指示を行うための操作部である。モード切り替えスイッチ104は各種モードを切り替えるための操作部である。
端子カバー105は、外部機器等を接続する接続ケーブルとカメラ本体1とを接続するコネクタ(不図示)を保護するカバーである。メイン電子ダイヤル106は回転操作部材であり、ユーザは、メイン電子ダイヤル106を回すことで、シャッタ速度や絞りなどの設定値を変更することができる。電源スイッチ107はカメラ本体1の電源のONとOFFとを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル108は、選択枠の移動や画像送りなどを行うための回転操作部材である。
カメラ本体1の背面にも各種の操作部が配置される。マルチコントローラ109においては、キートップの押し込み操作に加えて、キートップ倒し方向の操作による入力が可能である。キートップ倒し方向の操作については、上下左右に加え、斜め方向も含む8方向の操作が可能である。マルチコントローラ109により、主に選択枠の移動や各メニューにおける選択などを行うことができる。
背面電子ダイヤル110は、選択枠の移動や画像送りなどを行うための回転操作部材である。背面電子ダイヤル110は、表示部101に撮影画像を再生させながら直観的に操作しやすく、カメラを縦に構えた際にも操作しやすい位置に配置されている。背面電子ダイヤル110の中央部にはSETボタン111が設けられている。SETボタン111は押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン112は、動画撮影(記録)の開始、停止の指示に用いられる。AEロックボタン113はフォーカス・露出に関わる操作ボタンであり、横に3連で並べられたAFスタートボタン、AEロックボタン、AFフレーム選択ボタンの3つで構成される。ユーザは、撮影待機状態でAEロックボタン113を押下することにより、AF制御やAF範囲の変更、露出固定を行うことができる。
拡大ボタン114は、撮影モードのライブビュー表示において拡大モードのON、OFFの切り替えを行うことができ、再生モードにおいては再生画像を拡大モードのON、OFFの切り替えを行うことができる。再生ボタン115は撮影モードと再生モードとを切り替える操作ボタンである。撮影モード中にユーザが再生ボタン115を押下することで再生モードに移行し、後述する記録カード(記録媒体)に記録された画像のうち最新の画像を表示部101に表示させることができる。
メニューボタン116は、押されることで、各種の設定可能なメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面に合わせてタッチ操作、マルチコントローラ109、背面電子ダイヤル110、SETボタン111を用いて、直感的に各種設定を行うことができる。
マウント部121には、不図示の交換レンズが着脱される。通信端子117はマウント部121の内側に設けられており、カメラ本体1がレンズ側と通信を行うための通信端子である。
ファインダ118は接眼部であり、電子ビューファインダで構成されている。ユーザは、ファインダ118を覗きこむことで内部に表示された映像を視認することができる。接眼検知窓119には、ファインダ118に撮影者が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサが設けられる。
グリップ部120は、ユーザがカメラ本体1を構えた際に右手で握りやすい形状とした保持部であり、グリップ前面からグリップ背面に亘って手にフィットしやすい形状とされ、滑りにくいようにゴム部材が設けられる。
カード蓋ユニット3にはカード蓋300が含まれる。カード蓋300は、記録カードを格納するスロットを保護するための蓋部材である。カード蓋300はグリップ部120内におけるユーザの手の平が当たる部分に設けられており、内部のカードスロットの制約や操作性を考慮した上で、その位置およびサイズが決定されている。
図2は、カメラ本体1の背面斜視図である。図2では、背面カバーおよびカード蓋ユニット3を取り外した状態が示されている。
カメラ本体1の内部には主基板4およびカード基板5が配置されている。主基板4には、画像処理システムIC400が実装されており、不図示の撮像素子から得られたデータから画像が生成される。
カード基板5には2つのカードスロットが取り付けられており、主基板4に接続されている。本体背面側に第1のカードスロット401、本体前面側に第2のカードスロット(不図示)が取り付けられている。記録カードとして、第1のカード501および第2のカード502が例示される。一例として、第1のカードスロット401は第1のカード501が挿入されるスロットであり、第2のカードスロットは第2のカード502が挿入されるスロットである。第1のカード501、第2のカード502は例えば、XQDカードまたはCFエクスプレスカードである。ただし、記録カードの種類はこれに限らない。また、スロットの数は1以上であればよい。従って、異種のダブルスロット、その他の組み合わせのスロットでもよい。
第1のカードスロット401には第1のイジェクトボタン401aが設けられている。第1のカード501が挿入されると第1のレバー401bが回動し、第1のイジェクトボタン401aが図中-Z方向へ突出移動する。一方、ユーザが第1のイジェクトボタン401aを押し込むと、カード挿入時とは逆方向に第1のレバー401bが回動し、第1のカード501が-Z側へ押し出される。第2のカードスロットもこれと同様に構成される。
図3(a)は、カード蓋ユニット3の分解斜視図である。図3(b)は、カード蓋300を回転方向において全開となった状態を示す斜視図である。カード蓋ユニット3は、主な構成要素として、ベース部材301(ベース部)、カード蓋300、規制部材306(移動部材)、シャフト302(回転軸)などを有する。図3(c)は、規制部材306の斜視図である。このほか、カード蓋ユニット3は、第1のばね部材307、防滴クッション304、ロックレバー308(ロック部材)を有する。
図3(a)に示すように、ベース部材301は、カード蓋300を回転可能且つスライド移動可能に保持する。ベース部材301に設けられたカード挿入口301bは、第1のカード501、第2のカード502をそれぞれ第1のカードスロット401、第2のカードスロットへ挿入するための開口である。カード蓋300は第1のカードスロット401、第2のカードスロットを保護する。カード蓋300の外観面はグリップ部120の一部を構成する。ベース部材301には、カード挿入口301bを囲うように防滴クッション304(シール部材)が設置されている。
カード蓋300には、一対の軸受け長孔300aが形成されている(-Y側のもののみ図示)。軸受け長孔300aは、Y方向に貫通しX方向に長い孔である。ベース部材301には、Y方向に貫通する一対の軸受け穴301aが形成されている。シャフト302の両端部は、ベース部材301の軸受け穴301aに対してY方向に挿通されて保持されると共に、カード蓋300の軸受け長孔300aに対してY方向に挿通されている。
従って、カード蓋300は、ベース部材301に対して相対的に、Y軸回転方向に回転可能であり、且つ、ベース部材301に対して相対的に、軸受け長孔300aの形成方向にスライド移動可能に保持される。これにより、カード蓋300は、ベース部材301に対して開閉可能である。ここで、軸受け長孔300aの形成方向は、シャフト302の軸線方向(Y方向)に直交する方向であり、スライド方向(後述するF方向)である。従って、カード蓋300は、ベース部材301に対して相対的にスライド方向へスライド移動可能である。
カード内蓋303には一対の軸受け穴303aがY方向に貫通して形成されている。軸受け穴303aにシャフト302が挿通されることで、カード内蓋303はベース部材301に対して回転可能に保持される。カード内蓋303には防滴リブ303bが設けられている。カード蓋300が回転方向における全開方向へ全く回転していない状態では、防滴リブ303bがベース部材301の防滴クッション304と圧接する。
ここで、防滴クッション304は防滴リブ303bによってカード挿入口301bを囲む全周に亘って圧縮される。これにより、カード内蓋303とベース部材301との間がシールされ、カード挿入口301bへの浸水が抑制される。なお、これにより、カード蓋300とベース部材301との間が間接的にシールされるが、カード内蓋303を介することは必須でなく、カード蓋300とベース部材301との間を直接シールするシール部材を設けてもよい。
なお、カード蓋300が全開方向へ回転するとカード内蓋303も連動して回転するため、防滴リブ303bと防滴クッション304とが離間し、防滴性が確保されない状態となる。一方で、カード挿入口301bに挿通された記録カードにユーザがアクセスできる状態となる。
また、カード内蓋303にはスライド開規制リブ303cが設けられている。後述するように、スライド開規制リブ303cが、ロックレバー308と接触することで、+X方向へのカード蓋300のスライド移動が規制される。
クリック板305はばね性を持つ金属板である。クリック板305の固定部305aがカード蓋300にビスで固定される。固定部305aから延出した2本の可動部305bがシャフト302と接触し、カード蓋300はシャフト302に対して付勢される。クリック板305の詳細な機能については後述する。
規制部材306は、軸受け穴306a、Y規制リブ306b、ベース当接リブ306c、スライド規制リブ306d、ばね受け部306e、蓋当接部306fを備える。軸受け穴306aにシャフト302が挿通されている。これにより、規制部材306は、シャフト302を中心に回転可能に且つ、シャフト302の軸線方向(Y方向)へ移動可能にシャフト302に支持される。
第1のばね部材307(付勢手段)は、ねじリコイルばねで且つ圧縮ばねである。第1のばね部材307は、シャフト302に挿通され保持される。規制部材306に対するシャフト302回りの+Y軸回転方向への付勢と+Y方向への付勢とを、第1のばね部材307が実現している。ここで、+Y軸回転方向は、-Y側からみて時計方向であり、カード蓋300の開き方向である。
まず、ねじリコイルばねとしての第1のばね部材307に関しては、ばね先端の一方がベース部材301に保持され、他方が規制部材306のばね受け部306eに保持されている。これにより、ベース部材301に対して規制部材306は+Y軸回転方向に付勢される。
また、規制部材306の蓋当接部306fがカード蓋300と常に当接している。そのため、蓋当接部306fによってカード蓋300も+Y軸回転方向に付勢されている。規制部材306が+Y軸回転方向に回転すると、蓋当接部306fによって駆動されてカード蓋300も+Y軸回転方向に回転する。
つまり、第1のばね部材307は、規制部材306を+Y軸回転方向に付勢し、規制部材306は、第1のばね部材307からの付勢力によってカード蓋300を+Y軸回転方向に付勢する。また、カード蓋300が-Y軸回転方向に回転すると規制部材306も同じ方向へ回転する。これにより、規制部材306とカード蓋300とは一緒に(連動して)回転する。
一方、圧縮ばねとしての第1のばね部材307に関しては、ばねの一端が規制部材306に接触し、他端はカード内蓋303に接触している。ここで、カード内蓋303はベース部材301に対してY方向に移動しない。従って、規制部材306はベース部材301に対してY方向に移動可能で且つ、移動方向における一方向(+Y方向)に付勢されている。規制部材306の移動方向はシャフト302の軸線方向と略平行(完全な平行を含む)である。
このように、共通の付勢手段である第1のばね部材307により、規制部材306に対し、+Y方向への付勢と+Y軸回転方向への付勢とがなされる。つまり、第1のばね部材307はねじリコイルばねの機能と圧縮ばねの機能とを兼ねている。これにより、構成の複雑化を抑制できる。しかしこれらの機能を別々のばねで実現してもよい。Y規制リブ306b、ベース当接リブ306c、スライド規制リブ306dの機能については後述する。
ロックレバー308は、Y方向にスライド可能にカード蓋300に保持される。ロックレバー308は、ユーザによって操作される操作面308aを備えている。操作面308aは、カード蓋300の操作部開口300bから外観に露出しているため、ユーザによる操作が可能となる。第2のばね部材309は、ロックレバー308を+Y方向に付勢する圧縮ばねである。従って、ユーザは通常、ロックレバー308の操作面308aを-Y方向に操作する。ロックレバー308の詳細な機能については後述する。
次に、図4~図8を参照して、規制部材306、ロックレバー308、クリック板305の機能を含むカード蓋ユニット3の構成や動作について説明する。
図4(a)は、カード蓋300が回転方向において閉状態で且つスライド方向においても閉状態のカード蓋ユニット3を-Z側からみた図である。図4(b)は、図4(a)と同じ状態のカード蓋ユニット3からカード蓋300を不図示とし、ロックレバー308を透過させた図と、透過部分の拡大図である。図4(c)は、図4(a)のA-A線に沿う断面図である。
ここで、カード蓋300の移動方向、状態、位置などを定義する。まず、図4(a)~(c)に示す状態を、「スライド閉じ状態」と称し、この状態でのカード蓋300等の位置を「第4の位置」と称する。スライド閉じ状態は、カード蓋300がベース部材301に対して回転もスライドもしていない状態である。カード蓋300は、スライド閉じ状態にあるときにカード挿入口301b(図3)を覆う。
カード蓋300のスライド方向は図4(c)に示すF方向であり、スライド閉じ状態においては、F方向はX方向と平行である。また、カード蓋300の厚み方向は、F方向とY方向とに垂直な方向であり、スライド閉じ状態においてはZ方向と平行である。スライド方向のうち、-F方向を「スライド閉方向」と称し、+F方向を「スライド開方向」と称する場合もある。
ところで、規制部材306の移動方向は、上述したように、カード蓋300の厚み方向と、ベース部材301に対するカード蓋300の相対的なスライド方向(X方向)と、に対して直交する方向(Y方向)である。しかし、規制部材306の移動方向は必ずしもY方向と平行でなくてもよく、カード蓋300の厚み方向とカード蓋300のスライド方向(X方向)とに対して交差する方向であればよい。
図5(a)~(c)は、図4(c)に示す距離X3だけカード蓋300が+F方向へスライドした状態を示す図である。図5(a)は、カード蓋ユニット3を-Z側からみた図である。図5(b)は、カード蓋ユニット3からカード蓋300を不図示とし、ロックレバー308を透過させた図である。図5(c)は、図5(a)のB-B線に沿う断面図である。
図5(a)~(c)に示す状態を、「スライド開き状態」と称し、この状態でのカード蓋300等の位置を「第3の位置」と称する。スライド閉じ状態、スライド開き状態、およびこれらの間の状態では、カード蓋300がベース部材301に対して回転していない。
図3(b)に示す状態を「回転全開状態」と称する。回転全開状態は、-Y側からみて、スライド開き状態から時計方向(+Y軸回転方向)における回転限界までカード蓋300が回転した状態である。カード蓋300の回転方向のうち、スライド開き状態から回転全開状態への回転方向(時計方向)を「回転開方向」と称し、回転全開状態からスライド開き状態への回転方向(反時計方向)を「回転閉方向」と称する場合もある。スライド開き状態は、回転方向に限って把握すれば回転全閉状態と同じと言える。
スライドに関する位置については、スライド閉じ状態(図4(c)等)でのカード蓋300の第4の位置は、スライド方向における閉じ側の端位置である「第1スライド端位置」である。スライド開き状態(図5(c)等)でのカード蓋300の第3の位置は、スライド方向における開き側の端位置である「第2スライド端位置」である。
また、シャフト302を中心とした回転方向に関する角度位置については、スライド開き状態(図5(c)等)でのカード蓋300の角度位置(第3の位置)は、回転方向における閉じ側の端位置である「第1回転端位置」である。回転全開状態(図3(b)等)でのカード蓋300の角度位置は、回転方向における開き側の端位置である「第2回転端位置」である。
スライド閉じ状態(第1スライド端位置;図4(c))においては、カード蓋300の回転規制爪300cとベース部材301の回転規制面301cとの係合によって、カード蓋300の回転開方向への回転が規制される。スライド開き状態(第2スライド端位置;図5(c))においては、回転規制爪300cと回転規制面301cとが係合せず、第1回転端位置から第2回転端位置までの角度範囲でカード蓋300の回転が許容される。
図4(b)に示すように、ロックレバー308の操作面308aの反対側(+Z側)には、スライド開規制溝308b(破線部)が設けられる。スライド開規制溝308b内にはカード内蓋303のスライド開規制リブ303cが挿入される。スライド開規制溝308bは、スライド開非規制部308dとスライド開規制部308cとにより構成される。Y方向における領域のうち、X方向の幅が大きい領域がスライド開非規制部308dであり、X方向の幅が小さい領域がスライド開規制部308cである。
スライド開規制リブ303cがスライド開規制部308c内に保持される位置を「規制位置」とする(図4(b))。スライド開規制リブ303cがスライド開非規制部308d内に保持される位置を「非規制位置」とする(図5(b))。
ロックレバー308は第2のばね部材309により+Y方向に常に付勢されている。そのため、図4(a)~(c)に示すようなスライド閉じ状態で、且つ操作面308aが何ら操作されていない状態では、スライド開規制リブ303cはスライド開規制部308c内に保持され規制位置に位置する(図4(b))。
規制位置においては、スライド開規制リブ303cとスライド開規制部308cの-X側端面とは、X方向において距離X1を有して対向する。ここで、ロックレバー308はカード蓋300に保持されるため、ロックレバー308とカード蓋300とはベース部材301に対してX方向に同時にスライドする。一方で、カード内蓋303はベース部材301に対しX方向においてスライドできない。つまり、カード蓋300およびロックレバー308のX方向へのスライドに対しカード内蓋303はスライドしない。従って、スライド閉じ状態(且つ規制位置)でカード蓋300を+X方向へスライドさせた場合、カード蓋300は距離X1しかスライドできない。すなわち、スライド閉じ状態ではカード蓋300の+X方向へのスライドは規制される。
クリック板305の可動部305bの先端部には、閉じ部305cおよび開き部305dが設けられる(図4(c))。シャフト302はクリック板305に対して、閉じ部305cから開き部305dまでの間で接触する。閉じ部305cは、シャフト302が接触した際にクリック板305を-X方向に付勢する斜面であり、開き部305dは、シャフト302が接触した際にクリック板305を+X方向に付勢する斜面である。なお、クリック板305はカード蓋300に固定されるため、クリック板305と共にカード蓋300も付勢される。
従って、スライド閉じ状態(図4(c))では、カード蓋300は-X方向に付勢される。また、カード蓋300のカード側規制面300dとベース部材301のベース側規制面301dとがX方向において接触するため、X方向におけるカード蓋300の位置が安定する。
また、スライド閉じ状態では、カード蓋300の回転規制爪300cがベース部材301の回転規制面301cの+Z側に潜り込む。これにより、スライド閉じ状態ではカード蓋300が+Y軸回転方向へ回転しないように規制される。なお、スライド閉じ状態からカード蓋300が+X方向に距離X1だけスライドしても、シャフト302は閉じ部305cと接触している。
次に、スライド閉じ状態からロックレバー308を操作してカード蓋300をスライド開方向へスライドさせる動作について説明する。
ユーザがロックレバー308の操作面308aを押圧しながら-Y方向へスライドさせると、スライド開規制溝308bも同様に-Y方向へ移動する。
スライド開規制リブ303cが完全にスライド開非規制部308d内に入る直前までは、スライド開規制リブ303cとスライド開非規制部308dの-X側端面とは、距離X2(図4(b))を有して対向している。スライド開規制リブ303cが完全にスライド開規制溝308bのスライド開非規制部308d内に入ると、ロックレバー308は非規制位置に位置するようになる。ロックレバー308が非規制位置に位置すると、カード蓋300がスライド開き状態までスライド開方向へスライド可能となる。
ユーザがカード蓋300をスライド閉じ状態からスライド開き状態まで+X方向(+F方向)へスライドさせると、カード蓋300の軸受け長孔300aの-X側端面とシャフト302とが接触し、カード蓋300が停止する(図5(c))。スライド閉じ状態からスライド開き状態までのスライド量を距離X3(図4(c))とすると、距離X3<距離X2が成立する。なお、距離X1<距離X2である。
つまり、スライド閉じ状態でユーザがロックレバー308を非規制位置へ操作すると、カード蓋300を+X方向へ距離X3だけスライドさせることができる。しかし、スライド開規制リブ303cとスライド開非規制部308dの-X側端面とはX方向において接触しない。
ロックレバー308は第2のばね部材309により+Y方向に付勢されている。そのため、スライド開き状態(図5(b))では、ロックレバー308のスライド開非規制部308dの-Y側の端面とカード内蓋303のスライド開規制リブ303cとがY方向において当接する。従って、スライド開き状態ではロックレバー308は非規制位置に安定維持される。
また、スライド開き状態においてユーザがカード蓋300を-X方向(-F方向)へスライドさせると、ロックレバー308は、やがて、操作されることなく規制位置へ復帰するので、スライド閉じ状態へ円滑に移行させることができる。
このように、ロックレバー308は、カード蓋300がスライド閉じ状態にあるときに規制位置に位置することで、スライド開方向(+F方向)へのカード蓋300のスライド移動を規制する。また、ロックレバー308は、カード蓋300がスライド閉じ状態にあるときに非規制位置に位置することで、スライド開方向(+F方向)へのカード蓋300のスライド移動を許容する。
スライド開き状態(図5(c)等)においては、シャフト302は開き部305dと接触しているため、カード蓋300は+X方向に付勢される。この際、カード蓋300の軸受け長孔300aの+X側端面とシャフト302とがX方向において接触するので、カード蓋300はベース部材301に対して安定保持される。なお、カード蓋300の回転規制爪300cは回転規制面301cから外れるため、カード蓋300の+Y軸回転方向への回転は規制されなくなる。
また、クリック板305の閉じ部305cと開き部305dとはX方向において互いに逆向きの成分を有する斜面である。そのため、カード蓋300がスライド閉じ状態とスライド開き状態との間でスライドする際、閉じ部305cと開き部305dとのつなぎ部である頂点をシャフト302が乗り越える。この乗り越える際の係合離脱動作によりクリック感が発生する。
また、カード蓋300は、第1のばね部材307により間接的に回転開方向に付勢され、スライド開き状態では回転開方向に回転しようとする。次に、図6、図7を用いて、スライド開き状態からカード蓋300が回転開方向へ回転した状態について説明する。
図6(a)~(d)は、カード蓋300がスライド開き状態から回転開方向へ第1の角度θ1だけ回転した状態を示す図である。
図6(a)は、カード蓋ユニット3を-Z側からみた図である。図6(b)は、図6(a)のC-C線に沿う断面図である。図6(c)は、図6(b)のD-D線に沿う断面図であり、図6(d)は、図6(b)のE-E線に沿う断面図である。
図7(a)~(c)は、カード蓋300がスライド開き状態から回転開方向へ第2の角度θ2だけ回転した状態を示す図である。図7(a)は、図6(b)に相当する断面図である。図7(b)は、図7(a)のG-G線に沿う断面図である。図7(c)は、図7(a)のH-H線に沿う断面図である。図7(d)、(e)はそれぞれ、スライド開き状態におけるG-G線、H-H線に相当する線に沿う断面図である。
なお、回転開方向へのカード蓋300の回動角度については、スライド開き状態を基準とするので、スライド開き状態における回転開方向への回転角度は0度である。また、第2の角度θ2(第1所定角度)<第1の角度θ1(第2所定角度)である。第1の角度θ1は例えば7度であり、第2の角度θ2は例えば2.5度である。
なお、上述したように、スライド開き状態においては、F方向(スライド閉方向、スライド開方向)はX方向と平行である。しかしカード蓋300が回転開方向へ0度より大きい角度だけ回転している状態では、F方向はX方向とは平行でない。図6(b)ではD-D線はF方向と平行であり、図7(a)ではG-G線はF方向と平行である。
カード蓋300が第1の角度θ1まで回転した位置(図6(b)等)を「第1の位置」と称する。カード蓋300が第2の角度θ2まで回転した位置(図7(a)等)を「第2の位置」と称する。
図6(c)、図7(b)、(d)に示すように、規制部材306において、Y規制リブ306b、スライド規制リブ306dは、それぞれ+Y側、+F側に突出した突部である。また、図6(d)、図7(c)、(e)に示すように、ベース当接リブ306cは、+Z側に突出した突部である。
図6(c)、図7(b)、(d)に示すように、カード蓋300は、スライド規制面300g、保持面300m、斜面部300k(第2斜面)、軸スライド規制面300fを有する。保持面300m、軸スライド規制面300fはいずれも、Y方向に垂直で-Y側を向いた平面である。保持面300mの方が、軸スライド規制面300fよりも-Y側且つ+F側に位置する。スライド規制面300gは、F方向に垂直で-F側を向いた平面である。スライド規制面300gにおける-Y側の端位置が端位置300hである。斜面部300kは、保持面300mとスライド規制面300gとの間をつないでおり、その法線方向は-Y方向および-F方向の成分を有する。
図6(c)等に示すように、カード蓋300が第1の角度θ1(第1の位置)まで回転した状態では、規制部材306は第1のばね部材307により+Y方向に付勢されている。従って、規制部材306のY規制リブ306bがカード蓋300のY規制面300fに圧接している。
この状態では、カード蓋300がスライド閉方向(-F方向)にスライドしようとすると、カード蓋300のスライド規制面300gと規制部材306のスライド規制リブ306dとが当接する。これにより、規制部材306がカード蓋300のスライド閉方向へのスライド移動を規制する。また、カード蓋300が第1の位置にあるとき、規制部材306のベース当接リブ306cはベース部材301の斜面部301e(第1斜面)と接触している(図6(d))。
なお、第1の位置(図6)においては、ロックレバー308は非規制位置に保持されたままであり、規制位置に復帰することはない。また、カード蓋300はクリック板305によりスライド開方向(+F方向)へ付勢されており、付勢の方向は変わらない。
カード蓋300が第1の角度θ1からさらに回転開方向へ回転する行程においては、Y規制リブ306bとY規制面300fとは当接したままであり、ベース当接リブ306cは斜面部301eから-Z方向へ離れていく(不図示)。
一方、カード蓋300が第1の角度θ1から回転閉方向へ回転する行程においては、規制部材306も回転閉方向へ回転するので、ベース当接リブ306cは斜面部301eに沿って移動し、-Y方向且つ+Z方向へスライド移動していく(不図示)。
従って、第1の角度θ1(第1の位置)は、回転全開状態とスライド開き状態(第3の位置)との間をカード蓋300が回転する行程において、ベース当接リブ306cが斜面部301eに対してZ方向に当接・離間する境界となる角度位置である。
次に、図7を用いて、カード蓋300が第1の角度θ1から回転閉方向に回転してスライド開き状態となるまでの規制部材306等の動作について説明する。また、図8を用いて、カード蓋300がスライド開き状態からスライド閉じ状態までスライドする際の規制部材306等の動作について説明する。
図8(a)、(b)は、カード蓋300がスライド開き状態からスライド閉じ状態へ移行する行程の途中(以下、スライド閉途中状態と称する)におけるG-G線、H-H線に相当する線に沿う断面図である。図8(c)、(d)は、スライド閉じ状態におけるG-G線、H-H線に相当する線に沿う断面図である。図8(c)、(d)に示すスライド閉じ状態は、図4(a)~(c)に示す状態と同じである。
カード蓋300が第1の角度θ1(第1の位置;図6(b)等)から回転閉方向に回転する行程で、ベース当接リブ306cは斜面部301eを摺動する。斜面部301eによって規制部材306のベース当接リブ306cが駆動されることで、第1のばね部材307による付勢力に抗して、規制部材306が、第1のばね部材307による付勢方向(+Y方向)とは反対の方向(-Y方向)へ移動する。やがてカード蓋300が第2の角度θ2(図7(a))まで回転すると、Y方向において、規制部材306のスライド規制リブ306dの位置は、カード蓋300の端位置300hとほぼ一致する(第2の位置;図7(b)等)。
なお、第2の位置においては、ロックレバー308は非規制位置に保持されたままであり、規制位置に復帰することはない。また、カード蓋300はクリック板305によりスライド開方向(+F方向)へ付勢されており、付勢の方向は変わらない。
第2の角度θ2(第2の位置)は、回転全開状態とスライド開き状態(第3の位置)との間をカード蓋300が回転する行程において、カード蓋300のスライド閉方向へのスライド移動が規制される/規制されない、の境界となる角度位置である。端位置300hが、規制部材306のスライド規制リブ306dが当接し得る相手が切り替わる境界位置である。すなわち、仮に、ユーザがカード蓋300をスライド閉方向へスライドさせようとした場合に、回転角度が第2の角度θ2を境として、スライド規制リブ306dが当接する相手がスライド規制面300gと斜面部300kとに切り替わる。
カード蓋300の回転角度が第2の角度θ2以上(第1所定角度以上)の角度範囲にある場合、仮にカード蓋300をスライド閉方向へスライドさせようとしても、スライド規制リブ306dとスライド規制面300gとがスライド方向において当接する。これによりスライド閉方向へのスライド移動が規制される。
一方、カード蓋300の回転角度が第2の角度θ2未満(第1所定角度未満)の角度範囲にある場合、スライド規制リブ306dとスライド規制面300gとがスライド方向において当接しない。従って、カード蓋300をスライド閉方向へスライドさせようとすると、カード蓋300はスライド閉方向へスライド移動する。
なお、カード蓋300が第1の角度θ1以上の回転角度にある場合は、Y規制リブ306bとY規制面300fとは接触し、ベース当接リブ306cと斜面部301eとは離れている。従って、規制部材306はベース部材301には保持されず、カード蓋300により保持される。
一方、カード蓋300が第1の角度θ1未満の回転角度にある場合は、Y規制リブ306bとY規制面300fとは離れ、ベース当接リブ306cと斜面部301eとは接触している。従って、規制部材306はカード蓋300に保持されずベース部材301により保持される。
次に、カード蓋300がスライド開き状態からスライド閉じ状態までスライド移動する行程について説明する。
スライド開き状態(図7(d)、(e))から、ユーザがカード蓋300をスライド閉方向へ移動させると、やがてスライド閉途中状態(図8(a)、(b))となる。ユーザがさらにカード蓋300をスライド閉方向へ移動させると、スライド閉じ状態(図8(c)、(d))となる。
スライド開き状態からスライド閉途中状態(図8(a)、(b))へ移行した時点では、規制部材306のY規制リブ306b(またはそれに連接する斜面)がカード蓋300の斜面部300kと当接している。なおかつ、ベース当接リブ306cが斜面部301eに当接している。カード蓋300がスライド閉方向へさらに移動すると、Y規制リブ306b(またはそれに連接する斜面)が斜面部300kを摺動する。これにより、第1のばね部材307による付勢力に抗して、規制部材306が、第1のばね部材307による付勢方向(+Y方向)とは反対の方向(-Y方向)へ移動していく。それと並行して、ベース当接リブ306cは斜面部301eから-Y方向へ離れていく。従って、スライド閉途中状態は、ベース当接リブ306cが斜面部301eに対してY方向に当接・離間する境界となる状態である。
スライド閉途中状態からカード蓋300がスライド閉方向へさらに移動すると規制部材306は-Y方向へ移動していき、やがてスライド閉じ状態(第4の位置)となる(図8(c)、(d))。スライド閉じ状態においては、規制部材306は第1のばね部材307によって+Y方向に付勢されており、Y規制リブ306bがカード蓋300の保持面300mに圧接している。
従って、カード蓋300がスライド開き状態とスライド閉途中状態との間をスライド移動する行程においては、規制部材306は、Y規制面300f、スライド規制面300g、斜面部300k、保持面300mのいずれとも接触しない。しかしベース当接リブ306cと斜面部301eとは接触している。従って、規制部材306はカード蓋300に保持されず、ベース部材301により保持される。
一方、カード蓋300がスライド閉途中状態とスライド閉じ状態との間をスライド移動する行程においては、規制部材306は、斜面部300kまたは保持面300mのいずれかと接触する。しかしベース当接リブ306cと斜面部301eとは接触していない。従って、規制部材306はベース部材301には保持されず、カード蓋300により保持される。
ところで、ベース側規制面301d(図5(c)、図6(c)等参照)は、ベース部材301に設けられたスライド方向に垂直な面(+X側の端面)である。カード蓋300における第2の位置(第2の角度θ2)と第3の位置(0度)との間の回転角度範囲のうち、回転規制爪300cの先端が規制面301dに対してF方向に対向する角度範囲が存在する。この角度範囲のうち最も回転閉方向の角度位置は、回転規制爪300cの先端(-F側端)が規制面301dの下端位置と対向する角度位置である。この角度位置でのカード蓋300の回転角度を、「第3所定角度」と称する。
なお、回転規制爪300cの先端が規制面301dに対してF方向に対向する角度範囲のうち最も回転開方向の角度位置は、回転規制爪300cの先端が規制面301dの上端位置と対向する角度位置である。この角度位置は、第2の角度θ2より大きい角度位置である。
従って、上述したように、カード蓋300の回転角度位置が第2の角度θ2以上にある状態では、仮にカード蓋300をスライド閉方向へスライドさせようとしても、規制部材306によってスライド移動が規制される。一方、カード蓋300の回転角度位置が第2の角度θ2と第3所定角度との間にある状態では、仮にカード蓋300をスライド閉方向へスライドさせようとしても、回転規制爪300cの先端が規制面301dとが当接する。従って、規制面301dによってカード蓋300のスライド移動が規制される。なお、第3所定角度より小さい角度位置では、スライド閉方向へのカード蓋300のスライド移動は、規制部材306、規制面301dのいずれによっても規制されない。
なお、規制面301dによるスライド閉方向へのカード蓋300のスライド移動の規制の機能を設けることは必須でない。
本実施形態によれば、ベース当接リブ306cと斜面部301eとが協働して、カード蓋300の回転に応じて規制部材306を移動方向に移動させる「移動手段」として機能する。第1スライド端位置(スライド閉じ状態)においてはカード蓋300の回転が規制される。第2スライド端位置(スライド開き状態)においては、第1回転端位置(第3の位置)から第2回転端位置(回転全開状態)までの角度範囲でカード蓋300の回転が許容される。
そして、移動手段は、カード蓋300が第2の角度θ2未満の角度範囲にある場合は、第1スライド端位置の方向(スライド閉方向)へのカード蓋300のスライド移動を規制しない位置へ規制部材306を移動させる。すなわち、規制部材306のスライド規制リブ306dとカード蓋300のスライド規制面300gとがスライド方向において当接しない。また移動手段は、カード蓋300が第2の角度θ2以上の角度範囲にある場合は、第1スライド端位置の方向(スライド閉方向)へのカード蓋300のスライド移動を規制する位置へ規制部材306を移動させる。すなわち、規制部材306のスライド規制リブ306dとカード蓋300のスライド規制面300gとがスライド方向において当接する。
これにより、回転方向における閉状態が不十分なままカード蓋300がスライド方向における閉状態になってしまうことが回避される。また、規制部材306は、カード蓋300の厚み方向とスライド方向とに対して交差する方向(Y方向)を移動方向とする移動部材である。これにより、カード蓋ユニット3が厚み方向に大型化しない。よって、大型化を抑制しつつ、蓋部材であるカード蓋300の不適切な閉状態を回避することができる。
特に、カード蓋300が第2の角度θ2以上の角度範囲にある状態では、防滴リブ303bと防滴クッション304とが離間し、防滴性が確保されない。しかし、カード蓋300は、このような防滴性が確保されない回転角度においてはスライド閉方向へスライド移動できず、防滴性が確保されるような回転角度においてだけスライド閉方向へスライド移動できる。従って、カード蓋ユニット3の防滴性が適切に確保され、カードスロットも適切に保護される。
また、ロックレバー308は、カード蓋300がスライド閉じ状態にあるときに、それぞれ規制位置/非規制位置に位置することで、スライド開方向へのカード蓋300のスライド移動を規制/許容する。しかも、ロックレバー308は、規制位置の方向へ常に付勢されている。従って、カード蓋300をスライド閉じ状態に維持しやすく、カード蓋300が意図せずにスライド開方向へ移動することを回避することができる。
しかも、ロックレバー308は、スライド閉じ状態では、操作されることで規制位置から非規制位置へ移動するが、スライド開き状態では非規制位置に維持される。従って、スライド開き状態を維持するのが容易で、スライド閉じ状態へ戻すことも容易である。
なお、本実施形態においては、規制部材306にはシャフト302が挿通され、Y方向への移動がガイドされる。しかし、シャフト302によらず、規制部材306は例えばカード蓋300によりガイドされてもよい。
なお、カード蓋300の回転方向に関し、規制部材306は、第1のばね部材307からの付勢力によって蓋当接部306fがカード蓋300と当接することで、カード蓋300と一緒に回転する。しかし、規制部材306とカード蓋300とは、これとは別の態様で係合することで一緒に回転する構成であってもよい。
なお、カード蓋300が第2の角度θ2未満の角度範囲にある場合にカード蓋300がスライド閉方向へ移動する行程において、規制部材306が斜面部300kに対して摺動する構成であった。しかし、摺動する斜面部は規制部材306またはカード蓋300の少なくとも一方に設けられればよい。すなわち、規制部材306またはカード蓋300の少なくとも一方に設けられた斜面部に対して他方が摺動する構成であってもよい。
また、同様に、ベース部材301の斜面部301eに対して規制部材306のベース当接リブ306cが摺動する構成であった。しかし、ベース部材301または規制部材306の少なくとも一方に設けられた斜面部に対して他方が摺動する構成であってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1) ベース部と、
回転軸と、
前記回転軸を中心に前記ベース部に対して相対的に回転可能であり、且つ、前記回転軸の軸線方向に直交するスライド方向へ前記ベース部に対して相対的にスライド移動可能に、前記回転軸に支持される蓋部材と、
前記蓋部材の厚み方向と前記スライド方向とに対して交差する方向を移動方向とする移動部材と、
前記蓋部材の回転に応じて前記移動部材を前記移動方向に移動させる移動手段と、を有し、
前記スライド方向における閉じ側の端位置である第1スライド端位置においては、前記蓋部材の回転が規制され、且つ、前記スライド方向における開き側の端位置である第2スライド端位置においては、前記回転軸を中心とした回転方向における閉じ側の端位置である第1回転端位置から前記回転軸を中心とした回転方向における開き側の端位置である第2回転端位置までの角度範囲で前記蓋部材の回転が許容され、
前記移動手段は、前記蓋部材が前記第1回転端位置を基準として第1所定角度未満の角度範囲にある場合は、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制しない位置へ前記移動部材を移動させ、且つ、前記蓋部材が前記第1所定角度以上の角度範囲にある場合は、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制する位置へ前記移動部材を移動させることを特徴とする電子機器。
(構成2) 前記蓋部材が前記第1所定角度以上の角度範囲にある場合は、前記蓋部材に設けられた前記スライド方向に垂直な面と前記移動部材とが前記スライド方向において当接することで、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動が規制されることを特徴とする構成1に記載の電子機器。
(構成3) 前記蓋部材が前記第1所定角度未満の角度範囲にある場合は、前記垂直な面と前記移動部材とが前記スライド方向において当接しないことを特徴とする構成2に記載の電子機器。
(構成4) 前記蓋部材と前記移動部材とは一緒に回転することを特徴とする構成1乃至3のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成5) 前記移動部材を前記移動方向における一方向へ付勢する付勢手段を有することを特徴とする構成1に記載の電子機器。
(構成6) 前記蓋部材と前記移動部材とは一緒に回転し、
前記移動手段は、前記ベース部に設けられた第1斜面を含み、
前記第1所定角度より大きい第2所定角度から前記第1回転端位置の方向へ前記蓋部材が回転する行程において、前記第1斜面によって前記移動部材が駆動されることで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記移動部材が前記一方向とは反対の方向へ移動することを特徴とする構成5に記載の電子機器。
(構成7) 前記蓋部材が前記第1所定角度未満の角度範囲にある場合に、前記第1スライド端位置の方向へ前記蓋部材がスライド移動する行程において、前記蓋部材または前記移動部材の少なくとも一方に設けられた第2斜面に対して前記蓋部材または前記移動部材の他方が摺動することで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記移動部材が前記一方向とは反対の方向へ移動することを特徴とする構成6に記載の電子機器。
(構成8) 前記蓋部材が前記第1所定角度未満の角度範囲にある場合に、前記第1スライド端位置の方向へ前記蓋部材がスライド移動する行程において、前記第2斜面に対して前記蓋部材または前記移動部材の前記他方が摺動することで、前記第1斜面と前記移動部材とが離れることを特徴とする構成7に記載の電子機器。
(構成9) 前記移動部材は、前記回転軸を中心に回転可能に且つ前記回転軸の前記軸線方向へ移動可能に前記回転軸に支持されることを特徴とする構成1乃至8のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成10) 前記移動部材は、前記回転軸に設けられた付勢手段によって前記移動方向における一方向へ付勢されることを特徴とする構成9に記載の電子機器。
(構成11) 前記付勢手段は、さらに、前記移動部材を前記回転方向における前記第2回転端位置の方向へ付勢し、前記移動部材は、前記付勢手段からの付勢力によって前記蓋部材を前記第2回転端位置の方向へ付勢することを特徴とする構成10に記載の電子機器。
(構成12) 前記蓋部材が、前記第1所定角度から、前記第1所定角度と前記第1回転端位置の角度との間の第3所定角度までの角度範囲にある場合は、前記ベース部に設けられた前記スライド方向に垂直な面と前記蓋部材とが前記スライド方向において当接することで、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動が規制されることを特徴とする構成1乃至11のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成13) 前記移動方向は前記回転軸の前記軸線方向と略平行であることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成14) 前記蓋部材が前記第1スライド端位置にあるときに、前記蓋部材と前記ベース部との間をシールするシール部材を有することを特徴とする構成1乃至13のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成15) 記録媒体を挿入する挿入口を有し、
前記蓋部材は、前記第1スライド端位置にあるときに前記挿入口を覆うことを特徴とする構成1乃至14のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成16) 規制位置と非規制位置との間を移動可能に前記蓋部材に設けられたロック部材を有し、
前記ロック部材は、前記蓋部材が前記第1スライド端位置にあるときに前記規制位置に位置することで前記第2スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制し、前記蓋部材が前記第1スライド端位置にあるときに前記非規制位置に位置することで前記第2スライド端位置の方向へのスライドを許容することを特徴とする構成1乃至15のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成17) 前記ロック部材は、前記規制位置の方向へ常に付勢されていることを特徴とする構成16に記載の電子機器。
(構成18) 前記ロック部材は、前記蓋部材が前記第2スライド端位置にある状態では前記非規制位置に維持されることを特徴とする構成17に記載の電子機器。
(構成19) 前記電子機器は撮像装置であることを特徴とする構成1乃至18のいずれか1つに記載の電子機器。
300 カード蓋
301 ベース部材
301e 斜面部
302 シャフト
306 規制部材
306c ベース当接リブ
θ2 第2の角度

Claims (19)

  1. ベース部と、
    回転軸と、
    前記回転軸を中心に前記ベース部に対して相対的に回転可能であり、且つ、前記回転軸の軸線方向に直交するスライド方向へ前記ベース部に対して相対的にスライド移動可能に、前記回転軸に支持される蓋部材と、
    前記蓋部材の厚み方向と前記スライド方向とに対して交差する方向を移動方向とする移動部材と、
    前記蓋部材の回転に応じて前記移動部材を前記移動方向に移動させる移動手段と、を有し、
    前記スライド方向における閉じ側の端位置である第1スライド端位置においては、前記蓋部材の回転が規制され、且つ、前記スライド方向における開き側の端位置である第2スライド端位置においては、前記回転軸を中心とした回転方向における閉じ側の端位置である第1回転端位置から前記回転軸を中心とした回転方向における開き側の端位置である第2回転端位置までの角度範囲で前記蓋部材の回転が許容され、
    前記移動手段は、前記蓋部材が前記第1回転端位置を基準として第1所定角度未満の角度範囲にある場合は、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制しない位置へ前記移動部材を移動させ、且つ、前記蓋部材が前記第1所定角度以上の角度範囲にある場合は、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制する位置へ前記移動部材を移動させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記蓋部材が前記第1所定角度以上の角度範囲にある場合は、前記蓋部材に設けられた前記スライド方向に垂直な面と前記移動部材とが前記スライド方向において当接することで、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記蓋部材が前記第1所定角度未満の角度範囲にある場合は、前記垂直な面と前記移動部材とが前記スライド方向において当接しないことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記蓋部材と前記移動部材とは一緒に回転することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記移動部材を前記移動方向における一方向へ付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記蓋部材と前記移動部材とは一緒に回転し、
    前記移動手段は、前記ベース部に設けられた第1斜面を含み、
    前記第1所定角度より大きい第2所定角度から前記第1回転端位置の方向へ前記蓋部材が回転する行程において、前記第1斜面によって前記移動部材が駆動されることで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記移動部材が前記一方向とは反対の方向へ移動することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記蓋部材が前記第1所定角度未満の角度範囲にある場合に、前記第1スライド端位置の方向へ前記蓋部材がスライド移動する行程において、前記蓋部材または前記移動部材の少なくとも一方に設けられた第2斜面に対して前記蓋部材または前記移動部材の他方が摺動することで、前記付勢手段による付勢力に抗して前記移動部材が前記一方向とは反対の方向へ移動することを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記蓋部材が前記第1所定角度未満の角度範囲にある場合に、前記第1スライド端位置の方向へ前記蓋部材がスライド移動する行程において、前記第2斜面に対して前記蓋部材または前記移動部材の前記他方が摺動することで、前記第1斜面と前記移動部材とが離れることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記移動部材は、前記回転軸を中心に回転可能に且つ前記回転軸の前記軸線方向へ移動可能に前記回転軸に支持されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記移動部材は、前記回転軸に設けられた付勢手段によって前記移動方向における一方向へ付勢されることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記付勢手段は、さらに、前記移動部材を前記回転方向における前記第2回転端位置の方向へ付勢し、前記移動部材は、前記付勢手段からの付勢力によって前記蓋部材を前記第2回転端位置の方向へ付勢することを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記蓋部材が、前記第1所定角度から、前記第1所定角度と前記第1回転端位置の角度との間の第3所定角度までの角度範囲にある場合は、前記ベース部に設けられた前記スライド方向に垂直な面と前記蓋部材とが前記スライド方向において当接することで、前記第1スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  13. 前記移動方向は前記回転軸の前記軸線方向と略平行であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  14. 前記蓋部材が前記第1スライド端位置にあるときに、前記蓋部材と前記ベース部との間をシールするシール部材を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  15. 記録媒体を挿入する挿入口を有し、
    前記蓋部材は、前記第1スライド端位置にあるときに前記挿入口を覆うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  16. 規制位置と非規制位置との間を移動可能に前記蓋部材に設けられたロック部材を有し、
    前記ロック部材は、前記蓋部材が前記第1スライド端位置にあるときに前記規制位置に位置することで前記第2スライド端位置の方向への前記蓋部材のスライド移動を規制し、前記蓋部材が前記第1スライド端位置にあるときに前記非規制位置に位置することで前記第2スライド端位置の方向へのスライドを許容することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  17. 前記ロック部材は、前記規制位置の方向へ常に付勢されていることを特徴とする請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記ロック部材は、前記蓋部材が前記第2スライド端位置にある状態では前記非規制位置に維持されることを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
  19. 前記電子機器は撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の電子機器。
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