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JP7619830B2 - 医療情報収集支援装置、医療情報収集支援方法、プログラム - Google Patents

医療情報収集支援装置、医療情報収集支援方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、医師等の医療従事者が医療情報を収集することを支援する医療情報収集支援装置等に関する。
医療情報担当者(Medical Representative。以下、「MR」という。)は、医療従事者に対して医療に関する情報を提供する専門家であり、MRへのアクセスは、現代の医療活動において、なくてはならないものとなっている。特に近年は、医療に関する情報の蓄積スピードが速いため、医療活動におけるMRの役割は、以前にもまして大きいものとなっている。
これまで、医療従事者がMRから情報を得るには、勤務する病院や薬局等へのMRの訪問を待ち、訪問してきたMRの話を聞くことによって情報を得る、あるいは、MR及びその所属企業が開催する説明会に参加するといった方法が主流であった。
最近では、インターネットを通じてMRとの面談スケジュールを調整するシステムも現れてきている。特許文献1は、インターネットテレビ電話やWeb会議システム等を用いて、医療従事者に対する医療用医薬品の適正使用の情報提供を行う際に、当該スケジュールをより容易に設定することができる仕組みを提供するスケジュール予約サーバの発明を開示している。特許文献2は、医師等の医療関係者とMR等の営業担当者との面会スケジュールを簡易に調整する面会スケジュール調整システムの発明を開示している。
特開2020-87081号公報 特開2016-110600号公報
上記した特許文献1,2に記載されたような面談のスケジュール予約システムは、医療従事者からMRへのアクセスを容易にする一つの方法であり、一定の効果が見込まれるが、タイムリーに情報を得るということは依然として困難であった。
情報を得たい医療従事者が、面識のあるMRに電話やメール等の通信手段を用いて連絡するといったことも行われるが、MRが不在で連絡がつかない場合や、連絡を受けたMRに対応する時間がなかった場合などには、タイムリーに必要な情報を得ることができない。
また、仮にMRに時間があったとしても、医療従事者を始めとする顧客が医薬メーカーに求める情報は多種多様であり、医療従事者が求めるあらゆる質問や要望に応えることは困難であった。医薬メーカーは顧客からのあらゆる質問や情報提供に関する要望に対応する必要があるが、あらゆる情報に精通している者が存在することはまれである。このため、従来は、医療従事者にとって本当に必要な情報をタイムリーに提供することが難しい場合があった。
一方、MRにとっては、医療従事者から相談を受けるまでは医療従事者が情報を必要としているといった事実を知ることができない。そのため、空いている時間があっても、その時間が十分に有効に活用できていないといった問題があった。
本システムは、「必要なのに顧みられない医薬品の提供」を行うといった使命に基づき、発明者等が鋭意検討を行った結果、完成されたものである。
本発明の医療情報収集支援装置は、複数のMRのスケジュールデータが記憶されているスケジュール記憶部と、前記スケジュール記憶部に記憶されたスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索するMR検索部と、前記検索部にて検索されたMRを顧客端末に表示させる表示処理部と、前記顧客端末にて表示されたMRの中から、MRの選択を受け付ける選択受付部と、選択されたMRのMR端末に対してアラートを送信するアラート送信部と、前記MR端末から前記顧客との面談を受ける旨の返信があったときに、前記顧客端末及び前記MR端末に面談の設定情報を送信する面談設定情報送信部とを備えた構成を有する。
このようにMRのスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索し、顧客端末に表示させるので、顧客は、顧客端末に表示されたMRと連絡をとることで、タイムリーに医療情報を取得することができる。ここで、顧客は、MRからの情報提供を直接受け取る者であり、例えば、医師、看護師、技師、薬剤師といった医療従事者である。MRがアラートに対して面談を受ける旨の返信をすると、医療情報収集支援装置から顧客端末とMR端末の双方に面談の設定情報が送信されるので、スムーズに面談を実現することができる。
本発明の医療情報収集支援装置は、MRが情報提供を行うことができる医薬品を記憶したMR情報記憶部と、前記顧客端末から医薬品を特定する情報の入力を受け付ける検索条件入力部とを備え、前記MR検索部は、MR情報記憶部に記憶された情報に基づいて、入力された医薬品について情報提供ができるMRを検索してもよい。
この構成により、顧客のニーズに合ったMRを選択することがより容易になる。すなわち、顧客は、情報を得たい医薬品について情報提供可能なMRを検索することができ、必要な情報をタイムリーに得ることができる。
本発明の医療情報収集支援装置は、前記検索条件入力部は、MRとの面談形式の入力を受け付け、前記面談設定情報送信部は、指定された面談形式での面談の設定情報を送信してもよい。
この構成により、顧客が所望の面談の形式を決めることができる。面談形式には、例えば、対面面談、Web会議、電話、チャット等がある。
本発明の医療情報収集支援装置において、前記面談設定情報送信部は、前記面談形式としてWeb面談の形式が選択された場合に、Web面談へのアクセス情報を前記顧客端末及び前記MR端末に送信してもよい。ここで、Web面談へのアクセス情報とは、例えば、所定のアプリケーションで設定された仮想空間上の会議スペースへのURLと会議スペースへアクセスするパスワードである。
本発明の医療情報収集支援装置は、MRの所在地に関する情報を取得するMR所在地取得部を備え、前記検索条件入力部にて入力された面談形式が、対面面談である場合、前記MR検索部は、前記MRの所在地に関する情報を用いて、現在対応可能なMRを検索してもよい。
この構成により、即時に顧客の元へ行って面談することできるMRを顧客端末に表示することができる。なお、MRの所在地に関する情報は、スケジュールデータの一部として記憶された位置情報を用いてもよいし、GPSによりMR端末の位置情報を取得した結果を用いてもよい。
本発明の医療情報収集支援装置は、前記アラート送信部は、選択されなかったMRのMR端末に対して、選択されたMRに対して送信するアラートとは異なるアラートを送信してもよい。
選択されなかったMRのMR端末にもアラートを送信することで、他のMRは顧客からの面談希望があったことを気にかけておくことができる。これにより、顧客によって選択されたMRが離席しているなどしてアラートの確認が遅れたり、急用で即時の対応が困難な場合に、他のMRがバックアップに入ることができ、データ提供の即時性を担保することができる。
本発明の医療情報収集支援装置において、前記MR検索部は、前記スケジュールデータに基づいて、現在の予定がなく、かつ、次の予定の開始時刻までの時間が所定の閾値以上であるMRを検索してもよい。
この構成により、情報提供に必要な時間を確保できるMRを検索することができる。面談の時間を十分に確保できるので、時間に追われて駆け足での情報提供になったり、説明が尻切れトンボになったりすることがなく、顧客へ充実した情報提供を行える。
本発明の医療情報収集支援装置は、前記顧客端末にて顧客にMRの評価を入力させる評価情報入力部と、入力されたMRの評価を記憶する評価記憶部とを備え、前記表示処理部は、前記顧客端末にMRを表示させる際に、前記評価記憶部に記憶されたMRの評価を表示してもよい。
このようにMRの評価を表示することにより、顧客は評価を参考にしながらMRを選択することができる。
本発明の医療情報収集支援装置において、前記評価は評価値を含んでおり、前記評価記憶部は、複数の顧客から入力された評価点に基づいて算出された評価値を記憶してもよい。
このようにMRの評価を定量的な評価値として記憶しておき、MRを表示する際に評価値を含む評価を表示することにより、顧客が対応を希望するMRを容易に選択することができ、問題の即時解決により資する結果となる。なお、評価値は、複数の顧客から得られた評価点の平均値、評価分布、又は最高及び最低値であってよい。
本発明の医療情報収集支援装置において、前記評価情報入力部は、情報提供を受けた医薬品を特定する情報と共に、MRの情報提供に関する評価を入力し、前記評価記憶部は、前記医薬品ごとの評価値を記憶してもよい。
同じMRでも医薬品によって特に得意とするものがある場合があるが、この構成により、医薬品ごとの評価を得られるので、医薬品に応じて適切なMRを選択することができる。
本発明の医療情報収集支援装置は、前記MRが顧客に対して情報提供を行った際に、その対応情報を入力する対応情報入力部と、入力された対応情報を記憶する対応情報記憶部とを備えてもよい。
このように対応情報を記憶して蓄積していくことにより、蓄積された対応情報に基づいて、よく質問される内容やそれに対する回答などの有用な情報を得られる。また、対応情報を収集して取りまとめることにより、製品に関するデータベースを構築することが可能となる。
さらに、このデータベースの中から医療関係者以外に開示できる情報を峻別してまとめて公開することにより、患者が医薬品の情報を得ることも可能となる。希少疾患についての信頼性の高い情報を得ることは難しいが、このようなデータベースを構築することで信頼性の高い情報を提供できる。これにより、ひいては、必要なのに顧みられない医薬品・医療機器の提供を通して社会に貢献することができる。
本発明の医療情報収集支援装置において、前記表示処理部は、前記顧客端末に、所定のメッセージを表示させてもよい。
メッセージとしては、例えば、患者優先の理念でもあってもよい。このような理念を表示することにより、医療従事者に、常に自らを顧みることを促し、患者の利益に資することができる。なお、メッセージは一定期間ごとに順次変更させて表示させるといった構成としてもよい。一定期間で変更することにより、メッセージの新鮮味を維持し、医療従事者の注意を惹くことができる。
本発明の医療情報収集支援装置において、前記表示処理部は、前記顧客端末にMRのスケジュールデータを表示させてもよい。この構成により、スケジュールデータを参照して、MRとの面談を予約することができる。
本発明の医療情報収集支援方法は、医療情報収集支援装置によって顧客が医療情報を収集することを支援する方法であって、スケジュール記憶部に記憶された複数のMRのスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索するステップと、検索されたMRを顧客端末に表示させるステップとを備える。
本発明のプログラムは、顧客が医療情報を収集することを支援するためのプログラムであって、コンピュータに、スケジュール記憶部に記憶された複数のMRのスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索するステップと、検索されたMRを顧客端末に表示させるステップとを実行させる。
本発明によれば、顧客はタイムリーに医療情報を取得することができる。
実施の形態の医療情報収集支援システムの構成を示す図である。 医療情報収集支援装置の構成を示す図である。 MR情報記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 スケジュールデータ記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 顧客情報記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 評価情報記憶部に記憶されたデータの例を示す図である。 顧客端末にて表示される検索条件の入力画面の例である。 MR選択画面の例を示す図である。 MR選択画面の別の例を示す図である。 (a)アラートの表示画面の例を示す図である。(b)面談形式がWeb面談の場合の面談設定情報の例を示す図である。 (a)バックアップアラートの表示画面の例を示す図である。(b)顧客が対応を求めるバックアップアラートの表示画面を示す図である。 評価を入力するためのアンケート画面の例を示す図である。 対応情報を入力するための画面の例を示す図である。 医療情報収集支援装置の動作を示すフローチャートである。 医療情報収集支援装置の動作を示すフローチャートである。 面談形式の判定の詳細な動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る医療情報収集支援システムについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明はあくまでも好ましい態様の一例を示したものであり、本発明の技術的範囲を限定する意図ではない。
図1は、実施の形態の医療情報収集支援システム1の構成を示す図である。医療情報収集支援システム1は、複数のMRが使用するMR端末60と、複数の医療従事者が使用する顧客端末50とが、医療情報収集支援装置10に接続されて構成されている。医療情報収集支援装置10は、医師等の医療従事者が医療情報を収集することを支援する装置である。医療情報収集支援装置10は、医療従事者が医薬品についての情報提供(ディテーリング)を受けたいときに、その医薬品についての情報を持っているMRとの面談を実現し、タイムリーな医療情報の収集を支援する。
医療情報収集支援装置10は、顧客端末50およびMR端末60との間で通信を行う通信部40と、各種のデータを記憶したデータベース30と、顧客端末50およびMR端末60からの入力に基づいて処理を行う制御部20とを備える。
図2は、医療情報収集支援装置10の構成を示す図である。制御部20は、表示処理部21と、検索条件入力部22と、MR検索部23と、MR選択受付部24と、アラート送信部25と、面談設定情報送信部26と、評価情報入力部27と、対応情報入力部28とを有している。また、データベース30には、MR情報と、スケジュールデータと、顧客情報と、評価情報と、対応情報とが記憶されている。これらのデータを記憶したデータベース30の各ファイルが、MR情報記憶部31、スケジュールデータ記憶部32、顧客情報記憶部33、評価情報記憶部34、対応情報記憶部35を構成する。
最初に、データベース30に記憶されたデータについて説明する。
図3は、MR情報記憶部31に記憶されたデータの例を示す図である。MR情報記憶部31は、MRのID、氏名、所属、電話番号、メールアドレス、得意品目、訪問可能エリア、顔画像、メッセージを記憶している。
IDはこのシステムにおいてMRを特定する識別情報である。所属は、MRが所属する企業や研究所を示すデータである。得意品目は、MRが情報提供をすることができる医薬品の品目であり、MRの自己申告によりMR情報として登録される。訪問可能エリアは、MRが情報提供のために訪問可能なエリアである。顔画像は、MRの顔画像であり、MRの候補を表示する際に用いられる画像である。メッセージは、MRから医療従事者へ向けてのメッセージである。なお、MR情報記憶部31に記憶されるデータは、図3に列挙したデータに限定されるものではなく、他のデータを含んでもよい。
図4は、スケジュールデータ記憶部32に記憶されたデータの例を示す図である。図4では、一人分のスケジュールデータを示している。図4では、MRの10:00-12:00までのスケジュールを30分刻みで記憶している。10:00-10:30、10:30-11:00、11:30-12:00の予定は「-」となっているが、これは打合せ等の予定がなく、医療従事者から問合せがあれば対応が可能なことを意味している。11:00-11:30は「打合せ」が入っており、この時間は顧客との面談に対応できない時間帯である。
また、スケジュールデータ記憶部32は、MRがその時間帯にいることが予定されている場所の情報を記憶している。図4では、10:00-12:00は大手町にいる予定であることが分かる。このようにMRの居場所の情報を有していることにより、顧客が対面面談を求めたときに、訪問対応が可能か否かを判断することができる。なお、場所のデータは必須ではなく、特にMR端末60のGPS機能でMRのいる場所を把握できる場合には、スケジュールデータとして場所のデータを有していなくてもよい。
図5は、顧客情報記憶部33に記憶されたデータの例を示す図である。顧客情報記憶部33は、ID、氏名、所属、電話番号、住所、メールアドレス、パスワード、専門、ディテーリング履歴を記憶している。
IDはこのシステムにおいて顧客を特定する識別情報である。所属は、顧客が所属する病院や大学等の名称である。パスワードは、医療情報収集支援装置10にログインするためのパスワードである。専門は、医療従事者の専門についての情報であり、例えば、内科、外科、眼科、皮膚科等のような科目である。ディテーリング履歴は、顧客が受けたディテーリングの履歴である。このようにディテーリング履歴を記憶しておくことにより、その顧客がどのような知識を持っているのかを把握でき、情報提供をスムーズに行うことができる。なお、顧客情報記憶部33に記憶されるデータは、図5に列挙したデータに限定されるものではなく、他のデータを含んでもよい。
図6は、評価情報記憶部34に記憶されたデータの例を示す図である。評価情報記憶部34には、医薬品ごとにMRの評価値を有している。これは、同じMRでも対応可能な品目の中で、特に詳しい知識を持っている医薬品がある場合があるからである。評価値の項目は、詳細情報として、対応日時、5段階評価および顧客コメントのデータを有している。対応日時は医薬品についての情報提供を行った日時、5段階評価はユーザが与えた5段階評価の点数、顧客コメントは顧客からのコメントである。ここでは、各回の情報提供について5段階評価を与えることとしているが、段階は5段階に限定されることなく、例えば、3段階でもよいし、100点を満点とする評価でもよい。
医薬品についての評価値は、各回の情報提供に対する5段階評価と対応件数とに基づいて計算される。例えば、医薬品ごとに、「対応件数×5段階評価(例えば、真ん中を0とし、-2~+2までの満足度点数)」を算出してもよい。なお、ここで示した評価値の計算例は一例にすぎない。医薬品ごとのMRの評価を客観的に表すことができる手法であれば、他の方法によって評価値を計算してもよい。また、将来的にシステムの活用が進んで多くのデータが得られるようになった際には、評価項目をより細分化してもよい。例えば、医薬品の処方上の注意、効能・効果、副作用等の詳細項目についてMRの評価を行ってもよい。
図2に戻って、医療情報収集支援装置10の制御部20が備える構成について説明する。表示処理部21は、顧客端末50に表示させる画面を生成し、生成した画面を顧客端末50に送信して、顧客端末50上で画面表示させる機能を有する。また、表示された画面上において、情報の入力を促すことにより、顧客端末50から情報を入力させることができる。例えば、MRの検索条件を入力させたり、MRの選択を受け付けたりする。つまり、表示処理部21は、情報を入力させるUIの画面を生成して、顧客端末50に表示させる機能を有する。
また、表示処理部21は、MR端末60に対しても同様に、MR端末60に表示させる画面を生成し、生成した画面をMR端末60に送信して、MR端末60上で画面表示させる機能を有する。
検索条件入力部22は、顧客がMRを検索する検索条件の入力を受け付ける機能を有する。顧客端末50上に表示した画面を通じて顧客に検索条件を入力させ、顧客端末50は入力された検索条件を医療情報収集支援装置10に送信する。検索条件入力部22は、顧客端末50から送信された検索条件の入力を受け付ける。
図7は、顧客端末50にて表示される検索条件の入力画面の例である。検索条件の入力画面「MR検索画面」は、検索条件として、「医薬品名」「面談形式」「いつ」という3項目がある。「医薬品名」は、顧客が情報提供を受けたい医薬品を医薬品名で特定するための項目である。入力用ボックスの右端のボタンを押すことで、医薬品の候補のプルダウンリストを表示し、顧客に医薬品を選択させることができる。また、医薬品名の一部の文字列を入力させることで、当該文字列を含む医薬品名の候補を表示するオートコンプリート機能を有してもよい。これにより医薬品名の入力ミスを防止できる。
「面談形式」は、顧客が希望する面談形式をラジオボックスで選択することが可能である。選択できる面談形式として、「Web会議」、「電話」、「対面面談」、「メール」、「郵送」がある。「メール」と「郵送」は、即時性のある方式ではないが、本実施の形態の医療情報収集支援装置10は、こうした形式での情報提供を求めることができるようになっている。
「いつ」は、いつの面談を希望するかを指定する項目である。デフォルトは、「いま」であり、デフォルトにすると即時にMRとつながり情報提供を受けることができる。検索条件の入力画面は、日にちと時刻を指定することにより、指定の時刻に情報提供の面談をアレンジすることができるオプションを有している。
画面最下部にある「検索」ボタンを押すことにより、入力された検索条件のデータが医療情報収集支援装置10に送信され、検索条件に合ったMRの検索が行われる。なお、画面の最上部にある「迷ったら患者の利益を優先する」というメッセージは出願人の理念である。理念をメッセージとして表示することにより、システムの利用者に出願人の理念を浸透させ、患者の利益がいっそう保護されるようになる。このメッセージは固定ではなく、定期的に変更してもよい。
検索条件入力部22は、顧客端末50から送信された検索条件のデータを受信する。ここで、検索条件としては、例えば、情報提供を希望する医薬品や面談形式である。
MR検索部23は、検索条件入力部22にて入力された検索条件に基づいて、データベース30のMR情報とスケジュールデータを検索し、現在対応可能なMRを検索する機能を有する。ここで、検索条件が「医薬品A」である場合を例としてMR検索部23の処理を説明する。MR検索部23は、まず、MR情報を参照して「医薬品A」を得意品目とするMRを抽出する。
続いて、MR検索部23は、スケジュールデータを参照し、抽出されたMRの現在の予定を確認し、打合せ等の予定が入っていないMRに絞り込む。この際、好ましい態様において、MR検索部23は、現在予定が入っていないだけでなく、30分後まで予定が入っていないMRへの絞込みを行う。なぜなら、現在予定が入っていないとしても、例えば、10分後から予定がある場合には、落ち着いて情報提供を行うことができない虞があるからである。以上の処理により、MR検索部23は、「医薬品A」の情報提供を行うことができる現在対応可能なMRを検索する。
なお、検索条件に、面談形式「対面面談」が含まれる場合には、MR検索部23は、顧客の元へとすぐに訪問できるMRを検索する。具体的には、顧客情報に含まれる顧客の住所を参照し、当該住所から所定の範囲内にいるMRに絞り込む。
表示処理部21は、MR検索部23にて検索されたMRを表示した画面データを顧客端末50に送信し、顧客端末50にて、即時に情報提供を行えるMRを表示させる。
図8は、MR選択画面の例を示す図である。「医薬品Aに対応可能なMR」の画面は、対応可能なMRが表示されている。図8では、「MR1」「MR2」「MR3」が候補として表示されている。各MRに関する情報として、MRの名前の下に括弧書きでMRの所属が表示されている。
また、MRの名前の横に表示されている「~17時まで」は、MRが対応可能な時間である。このように対応可能な時間を表示することにより、顧客は、自分が聞きたい質問に対する回答時間を見積もって、どのMRとコンタクトするかを選ぶことができる。また、MRの評価の情報も表示される。評価は、検索にかかる「医薬品A」についての評価と、そのMRが取り扱う医薬品全部についての「全般」の評価である。MRの評価の情報は、顧客がMRを選択する重要な手がかりとなる。なお、図示していないが、MRの評価として、過去に情報提供を受けた顧客のコメントを見られるようにしてもよい。
MR選択画面では、「MR1」「MR2」「MR3」のボックスをクリックすることで、MRを選択することができる。その状態で、画面の下部にある「コンタクト」のボタンを押すことで、顧客端末50は、MRの選択データを医療情報提供支援装置に送信する。画面の下部にある「次ページ」のボタンは、さらに他のMRの候補がある場合に表示される。「次ページ」のボタンが押されることにより、次ページに遷移し、さらなるMRの候補が表示される。
図8では、面談形式としてWeb面談を選択した場合のMR選択画面の例を示したが、面談形式として対面面談を選択した場合には、図9に示す画面を表示する。対面面談を選択した場合には、候補のMRが顧客の元へ到着するまでの所要時間が表示される。この所要時間は、顧客の所在地とMRの現在地に基づいて計算される時間である。これにより、顧客は、所要時間を考慮してMRを選択することができる。また、図9には図示されていないが、好ましい態様において、対面面談を選択した場合においても、Web面談を選択した場合と同様に、対応可能な時間を合わせて表示する様にしても良い。
MR選択受付部24は、顧客からMRの選択を受け付ける機能を有する。すなわち、MR選択受付部24は、顧客端末50から送信されたMRの選択データを受信する。アラート送信部25は、選択されたMRのMR端末60に対してアラートを送信する。アラートには、情報提供を求めている顧客、医薬品、および面談形式のデータが含まれる。
図10(a)は、アラートの表示画面の例を示す図である。アラートは、MRが見落とすことがないように、MR端末60の画面にポップアップ表示される。この際に、何らかの音声やバイブレーション機能で注意喚起することとしてもよい。アラートのメッセージは「〇〇病院の〇〇先生から医薬品Aについてのディテーリング依頼がきています(Web会議)。」であり、上述した顧客、医薬品および面談形式の情報を含む。アラート画面には、「断る」「受ける」の2つのボタンがある。「受ける」ボタンを押すと、顧客との面談の設定に遷移する。急な用事などにより、MRが面談を受けられない場合には「断る」を選択し、面談を断ることもできる。
アラート送信部25は、選択されなかったMRのMR端末60にもアラートを送信する。このアラートを「バックアップアラート」という。図11(a)はバックアップアラートの画面を示す図である。バックアップアラートは、全MRに対して送信しても良いし、一部のMRに対してのみ送信することとしても良い。例えば、MR検索部23にて検索されたMRのうち、選択されなかったMR全員に送信することとしても良い。また、特に対面面談が選択された場合は、前記選択されなかったMRのうち、顧客の所在地を訪問可能エリアとするMRに送信してもよいし、近い場所にいる方から所定数のMRに送信してもよい。また、ランダムに所定数のMRを選択してもよい。選択されなかったMRに対してアラートを送信するのは、選択されたMRが対応できないときのバックアップであり、多くの場合、例えば、5人程度の所定数のMRに送れば足りる。以下の説明において、このバックアップアラートの送信されたMRを、「バックアップアラートの送信されたMR」と呼ぶこともある。顧客端末50と選択されたMR端末60との間で面談が設定されたときに、バックアップアラートの送信されたMRのMR端末60からバックアップアラート(図11(a))を消去してもよい。バックアップによる対応の詳細については、後述する。
図10(a)のアラート表示画面の説明に戻る。MRがMR端末60で「受ける」ボタンを押すと、医療情報提供支援装置の面談設定情報送信部26は、顧客端末50とMR端末60の双方に対して面談設定情報を送信する。
図10(b)は、面談形式がWeb面談の場合の面談設定情報の例を示す図である。面談設定情報は、仮想空間上での会議スペースのURLと、会議コードと、パスワードとを含んでいる。顧客とMRの双方がURLをクリックし、同じ会議スペースに入ることにより、Web会議が開始される。Web会議では互いの映像が見えるだけでなく、資料を共有することも可能である。ここでは、Web会議の場合の面談設定情報の例を示しているが、例えば、電話の場合には、面談設定情報は顧客とMRの互いの電話番号であり、チャットの場合には、チャットルームのURLである。
一方、図10(a)において「断る」が選択された場合は、その旨の通知を顧客端末50及びバックアップアラートの送信されたMRのMR端末60に送信すると共に、顧客端末50に、希望する対応の選択を促す画面を表示する。具体的には、顧客端末50において、「すぐに情報が欲しい」又は「選択されたMRからの連絡が欲しい」といった趣旨の、何れかの対応の選択を促す画面を表示する。
「すぐに情報が欲しい」といった対応が選択された場合は、その旨がバックアップアラートの送信されたMRのMR端末60に通知される。図11(b)は、顧客が対応を求めるバックアップアラートの表示画面を示す図である。バックアップアラート画面に、当該依頼を引き受け可能であることを通知するための「受ける」ボタンが表示される。図11(a)に示すバックアップアラートは、選択されたMRが依頼を受けられない可能性があることに鑑みた準備の画面であるのに対し、図11(b)に示すバックアップアラートは、顧客の依頼を受けることができるインターフェースを有している。
当該通知を受け取ったMRのうち、対応可能なMRが、対応を引き受け可能であることを通知するための「受ける」ボタンを押すと、その旨が顧客端末50に送信されるとともに、図10(a)に示すアラート画面で「受ける」ボタンが押された場合と同様に、医療情報提供支援装置10の面談設定情報送信部26は、顧客端末50とMR端末60の双方に対して面談設定情報を送信する。この際、バックアップアラートの送信されたMRのMR端末60から、顧客が対応を求めるバックアップアラート(図11(b))を消去してもよい。これにより、バックアップアラートが送信されたMRのうちのいずれかのMRが引き受けた場合に、重ねて他のMRが、引き受け可能であることを通知してしまうことがなくなる。
一方、顧客によって「選択されたMRからの情報が欲しい」といった対応が選択された場合は、選択されたMRのMR端末60に、その旨が通知される。通知を受け取った当該MRは、連絡可能なタイミングで顧客への連絡を行い、要求された情報の提供を行う。この場合も、バックアップアラートの送信されたMRのMR端末60からバックアップアラートを消去してもよい。
図2に戻り、医療情報収集支援装置10の制御部20の備える機能について説明する。評価情報入力部27は、情報提供が終了した後に顧客からMRについての評価の入力を受け付ける機能を有する。図12は、評価を入力するためのアンケート画面の例を示す図である。アンケート画面は、情報提供の面談の終了に続いて顧客端末50に表示される。アンケート画面は、情報提供を受けた医薬品を特定する入力項目と、情報提供を5段階評価する入力項目と、自由記載欄とを有している。情報提供を行ったMRは、MRを選択したときに特定されているため、アンケート画面にMRを特定する情報の入力項目はない。顧客がアンケートに答えて、画面下部にある「送信」ボタンを押すと、入力された評価情報が医療情報収集支援装置10に送信される。医療情報収集支援装置10は、評価情報入力部27にて、顧客端末50から送信された評価情報を受信して評価情報記憶部34に記憶する。
対応情報入力部28は、顧客に対して情報提供を行った内容の入力を受け付ける機能を有する。図13は、対応情報を入力するための画面の例を示す図である。対応情報入力画面は、情報提供の面談の終了に続いてMR端末60に表示される。対応情報入力画面は、情報提供を行った医薬品を特定する入力項目と、対応内容を記載する記載欄を有している。また、対応内容を分類しやすいように、対応内容を簡潔に表すタグを付けてもよい。タグは、例えば、「処方」「効能」「副作用」「禁忌」等である。
MRが対応内容を入力して、画面下部にある「送信」ボタンを押すと、入力された対応内容の情報が医療情報収集支援装置10に送信される。医療情報収集支援装置10は、対応情報入力部28にて、MR端末60から送信された対応情報を受信して対応情報記憶部35に記憶する。
図14及び図15は、医療情報収集支援装置10の動作を示すフローチャートである。好ましい態様において、まず、顧客が顧客端末50にて医療情報収集支援装置10にアクセスしてログインする(S10)。顧客は、顧客のIDとパスワードを入力してログインするが、2回目以降に同じ顧客端末からログインする際には、IDとパスワードの入力の省略を許してもよい。顧客が顧客端末50にログインすると、医療情報収集支援装置10は、顧客端末50にMR検索画面(図7)を送信し、顧客端末50にMR検索画面を表示させる。
顧客がMR検索画面にて、医薬品の特定情報と面談形式を入力して検索ボタンを押すと(S11)、顧客端末50は医薬品の特定情報と面談形式の情報を医療情報収集支援装置10に送信する。なお、顧客は、将来の日時の面談を希望することもできるが、本実施の形態では、即時の面談を希望する例を挙げている。
医療情報収集支援装置10は、顧客端末50から送信された医薬品の特定情報に基づいて、対応可能なMRを検索する(S12)。具体的には、医療情報収集支援装置10は、特定情報にかかる医薬品を得意品目とするMRを検索し、検索されたMRの中から現在予定が入っていないMRを検索する。また、医療情報収集支援装置10は、面談形式が対面面談かどうかを判断し(S13)、面談形式が対面面談である場合には(S13でYES)、さらに、MRのいる場所と顧客の所在地とに基づいて、MRの絞込みを行う(S14)。
医療情報収集支援装置10は、検索されたMRを対応可能なMRとして表示する画面(図8)を生成し、顧客端末50に送信し、顧客端末50に対応可能なMRの候補を表示させる(S15)。この画面において、顧客が面談を希望するMRの選択を受け付け(S16)、コンタクトのボタンを押すと、顧客端末50は、選択されたMRの特定情報を医療情報収集支援装置10に送信する。
医療情報収集支援装置10は、顧客端末50から送信されたMRの特定情報を受信すると、面談形式が即時の面談を希望する形式かどうかに基づいて、アラートを発するかどうかを判定する(S17)。この判定においてアラートを発すると判定された場合には、医療情報収集支援装置10は、特定情報にかかるMRのMR端末60に対してアラートを送信する(S18)。
図16は、面談形式の判定(S17)の詳細な動作を示すフローチャートである。医療情報収集支援装置10は、面談形式が対面面談か否かを判定し(S30)、対面面談であると判定された場合には(S30でYES)、アラートを選択する(S36)。対面面談ではないと判定された場合(S30でNO)、医療情報収集支援装置10は、面談形式がWeb会議であるか否かを判定する(S31)。Web会議であると判定された場合には(S31でYES)、アラートを選択する。以下同様に、Web会議でないと判定された場合には(S31でNO)、電話を希望していか否かを判定し(S32)、チャットを希望しているか否かを判定する(S33)。電話を希望している場合(S32でYES)、チャットを希望している場合(S33でYES)、アラートを選択する(S36)。チャットを希望していない場合(S33でNO)、メールを希望しているか否か(S34)、郵送を希望しているか否か(S35)を判定する。これらの判定で、メール希望している(S34でYES)、郵送を希望している場合(S35でYES)、メールを選択する(S37)。メールを選択した場合には、MR端末に対してアラートを送信するのではなく、メールを送信し、メールまたは郵送での情報提供を希望していることを知らせる。
図15での説明に戻る。医療情報収集支援装置10からアラートを受信したMR端末60は、アラート(図10(a))を表示する。アラート画面において、MRが「受ける」ボタンを押すと(S19でYES)、その情報が医療情報収集支援装置10に送信され、医療情報収集支援装置10は、顧客端末50とMR端末60の両方に対して面談設定情報を送信する(S20)。顧客端末50およびMR端末60は、面談設定情報を表した画面(図10(b))を表示する。本実施の形態では、面談形式がWeb面談である場合を例として説明している。
顧客とMRが面談設定情報で示されるURLにアクセスすることで、Web面談が開始する(S21)。Web面談が終了すると(S22)、Web面談の終了を示す通知が医療情報収集支援装置10に送信される。
医療情報収集支援装置10は、Web面談の終了通知を受けて、顧客端末50に対して、MRの評価情報を入力させるアンケート画面(図12)を送信する。顧客端末50にて、MRの評価情報が入力され、評価情報が医療情報収集支援装置10に送信されると、医療情報収集支援装置10は、MRの評価情報をデータベース30に記憶する(S23)。
また、医療情報収集支援装置10は、Web面談の終了通知を受けて、MR端末60に対して、対応情報を入力させる画面(図13)を送信する。MR端末60にて、対応情報が入力され、対応情報が医療情報収集支援装置10に送信されると、医療情報収集支援装置10は、対応情報をデータベース30に記憶する(S24)。
以上、本実施の形態の医療情報収集支援装置10を含む医療情報収集支援システム1について説明したが、上記した医療情報収集支援装置10のハードウェアの例は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、ディスプレイ、キーボード、マウス、通信インターフェース等を備えたコンピュータである。上記した各機能を実現するモジュールを有するプログラムをRAMまたはROMに格納しておき、CPUによって当該プログラムを実行することによって、上記した医療情報収集支援装置10の制御部20が実現される。このようなプログラムも本発明の範囲に含まれる。
本実施の形態の医療情報収集支援装置10は、顧客が対応可能なMRの中から希望のMRを選択すると、MR端末60にアラートが送信されて面談が実現するので、タイムリーに医療情報を取得することができる。
また、MRが面談を受けると、医療情報収集支援装置10は、顧客端末50とMR端末60の両方の面談設定情報を送信するので、顧客およびMRは送信された面談設定情報にアクセスするだけで面談を行うことができる。
面談終了後に、医療情報収集支援装置10は、MRの評価情報の入力を受け付け、MRの評価情報を蓄積し、MR選択画面(図8)でMRの医薬品ごとの評価値を表示するので、顧客はMRを選択する際に参考にすることができる。
また、面談終了後に、医療情報収集支援装置10は、MRから対応内容の入力を受け付け、医薬品ごとの対応情報を記憶するので、よくある問合せについて情報を蓄積することができる。特に希少疾患を対象とした薬剤の様に、専門性の高い情報が多い場合には、情報を整理して集約するとともに、要求された情報を即時提供できるシステムの重要性が高いので、希少疾患を対象とした薬剤の情報蓄積に好適である。
以上、本発明の医療情報収集支援装置を含む医療情報収集支援システムについて、実施の形態を挙げて説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、MRを検索する条件として、医薬品名、面談形式を挙げたが、検索条件はこれらに限定されない。例えば、MRの評価値を検索条件とし、「評価値が〇〇ポイント以上のMR」という指定をしてもよい。
また、顧客が得たい情報から想定される所要時間を、検索条件として指定できるようにしてもよい。例えば、10分以内、10分~30分、30分以上といった選択肢で指定を行わせる。上記した実施の形態では、現在予定が入っていないだけでなく、30分後まで予定が入っていないMRへの絞込みを行うようにしたが、例えば、10分以内で終わる質問であれば、対応可能なMRが増えるので、顧客のニーズによりマッチしたMRを選択できる可能性が広がる。
本実施の形態においては複数の会社に所属するMRから検索及び選択する構成について説明したが、単一の企業内のMRのみを検索対象とする構成としても良い。この場合、MR情報記憶部31に記録される「所属」には、当該MRの属する支店や営業所を登録することとしても良い。
本発明は、医師等の医療従事者が医療情報を収集することを支援する装置として有用である。
1 医療情報収集支援システム
10 医療情報収集支援装置
20 制御部
21 表示処理部
23 MR検索部
24 MR選択受付部
25 アラート送信部
26 面談設定情報送信部
27 評価情報入力部
28 対応情報入力部
30 データベース
31 MR情報記憶部
32 スケジュールデータ記憶部
33 顧客情報記憶部
34 評価情報記憶部
35 対応情報記憶部

Claims (13)

  1. 複数のMRのスケジュールデータが記憶されているスケジュール記憶部と、
    顧客端末からMRとの面談形式の入力を受け付ける検索条件入力部と、
    前記スケジュール記憶部に記憶されたスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索するMR検索部と、
    前記MR検索部にて検索されたMRを前記顧客端末に表示させる表示処理部と、
    前記顧客端末にて表示されたMRの中から、MRの選択を受け付ける選択受付部と、
    選択されたMRのMR端末に対してアラートを送信するアラート送信部と、
    前記面談形式としてWeb会議、電話またはチャットの面談形式が選択された場合に、前記MR端末から顧客との面談を受ける旨の返信があったときに、前記顧客端末及び前記MR端末に指定された面談形式での面談の設定情報を送信する面談設定情報送信部と、
    を備えた医療情報収集支援装置。
  2. MRが情報提供を行うことができる医薬品を記憶したMR情報記憶部と、
    前記顧客端末から医薬品を特定する情報の入力を受け付ける検索条件入力部と、
    を備え、
    前記MR検索部は、前記MR情報記憶部に記憶された情報に基づいて、入力された医薬品について情報提供ができるMRを検索する請求項1に記載の医療情報収集支援装置。
  3. MRの所在地に関する情報を取得するMR所在地取得部を備え、
    前記検索条件入力部にて入力された面談形式が、対面面談である場合、前記MR検索部は、前記MRの所在地に関する情報を用いて、現在対応可能なMRを検索する請求項に記載の医療情報収集支援装置。
  4. 前記アラート送信部は、選択されなかったMRのMR端末に対して、選択されたMRに対して送信するアラートとは異なるアラートを送信する請求項1に記載の医療情報収集支援装置。
  5. 前記MR検索部は、前記スケジュールデータに基づいて、現在の予定がなく、かつ、次の予定の開始時刻までの時間が所定の閾値以上であるMRを検索する請求項1乃至のいずれか1項に記載の医療情報収集支援装置。
  6. 前記顧客端末にて顧客にMRの評価を入力させる評価情報入力部と、
    入力されたMRの評価を記憶する評価情報記憶部と、
    を備え、
    前記表示処理部は、前記顧客端末にMRを表示させる際に、前記評価情報記憶部に記憶されたMRの評価を表示する請求項1乃至のいずれか1項に記載の医療情報収集支援装置。
  7. 前記評価は評価値を含んでおり、
    前記評価情報記憶部は、複数の顧客から入力された評価点に基づいて算出された評価値を記憶する請求項に記載の医療情報収集支援装置。
  8. 前記評価情報入力部は、情報提供を受けた医薬品を特定する情報と共に、MRの情報提供に関する評価を入力し、
    前記評価情報記憶部は、医薬品ごとの評価値を記憶する請求項またはに記載の医療情報収集支援装置。
  9. 前記MRが顧客に対して情報提供を行った際に、その提供情報の内容を対応情報として入力する対応情報入力部と、
    入力された対応情報を記憶する対応情報記憶部と、
    を備える請求項1乃至のいずれか1項に記載の医療情報収集支援装置。
  10. 前記表示処理部は、前記顧客端末に、所定のメッセージを表示させる請求項1乃至のいずれか1項に記載の医療情報収集支援装置。
  11. 前記表示処理部は、前記顧客端末にMRのスケジュールデータを表示させる請求項1乃至10のいずれか1項に記載の医療情報収集支援装置。
  12. 医療情報収集支援装置によって顧客が医療情報を収集することを支援する医療情報収集支援方法であって、
    顧客端末からMRとの面談形式の入力を受け付けるステップと、
    スケジュール記憶部に記憶された複数のMRのスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索するステップと、
    検索されたMRを前記顧客端末に表示させるステップと、
    前記顧客端末にて表示されたMRの中から、MRの選択を受け付けるステップと、
    選択されたMRのMR端末に対してアラートを送信するステップと、
    前記面談形式としてWeb会議、電話またはチャットの面談形式が選択された場合に、前記MR端末から前記顧客との面談を受ける旨の返信があったときに、前記顧客端末及び前記MR端末に指定された面談形式での面談の設定情報を送信するステップと、
    を備えた医療情報収集支援方法。
  13. 顧客が医療情報を収集することを支援するためのプログラムであって、コンピュータに、
    顧客端末からMRとの面談形式の入力を受け付けるステップと、
    スケジュール記憶部に記憶された複数のMRのスケジュールデータに基づいて、現在対応可能なMRを検索するステップと、
    検索されたMRを前記顧客端末に表示させるステップと、
    前記顧客端末にて表示されたMRの中から、MRの選択を受け付けるステップと、
    選択されたMRのMR端末に対してアラートを送信するステップと、
    前記面談形式としてWeb会議、電話またはチャットの面談形式が選択された場合に、前記MR端末から前記顧客との面談を受ける旨の返信があったときに、前記顧客端末及び前記MR端末に指定された面談形式での面談の設定情報を送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
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