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JP7619281B2 - 接触子、検査治具、検査装置、及び接触子の製造方法 - Google Patents

接触子、検査治具、検査装置、及び接触子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、検査対象の検査に使用される接触子、この接触子を検査対象に接触させるための検査治具、その検査治具を備えた検査装置、及びこの接触子の製造方法に関する。
従来より、測定対象物の導電パッドに接触する接触子を有する接触ピンと、この接触ピンの接触子の一直線上に延設された円柱状案内子が挿入される円筒状の筒体とを具備し、筒体の周壁の一部がスプリングとなっているコイルスプリングプローブが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-24664号公報
ところで、近年、測定対象物の半導体基板や回路基板の微細化が進んでいる。測定対象物の検査点や、検査点間の隣接ピッチも小さくなっている。そのため、検査に使用されるプローブの径は、0.1mm程度となる。
しかしながら、上述のコイルスプリングプローブで径を0.1mmにしようとすると、直径0.1mmの筒体の中に、さらに細い円柱状案内子を手作業で挿入する必要があり、手間がかかる。
本発明の目的は、製造が容易な接触子、これを用いた検査治具、検査装置、及びこの接触子の製造方法を提供することである。
本発明の一例に係る接触子は、筒状体にスリットが形成されたコイルばねと、略棒状の第一導体と、略棒状の第二導体とを備え、前記筒状体は、底壁部、前記底壁部にそれぞれ連なる第一側壁部と第二側壁部、及び前記底壁部に対向する頂壁部を備え、前記底壁部、前記第一側壁部、前記第二側壁部、及び前記頂壁部は、前記筒状体の軸方向視の断面形状が矩形となるように構成され、前記スリットは、前記第一側壁部に設けられる第一スリット、前記第二側壁部に設けられる第二スリット、前記頂壁部に設けられる第三スリット、及び前記底壁部に設けられる第四スリットを含み、前記第三スリットは、前記第一スリット及び前記第二スリットに連なり、前記第四スリットは、前記第二スリットに連なり、前記筒状体の側面視において、前記第一スリット及び前記第二スリットは、矩形状であり、前記第一導体は、前記筒状体の一方端部と連結され、前記第二導体は、前記筒状体の他方端部と連結されている。
また、本発明の一例に係る検査治具は、上述の接触子と、前記接触子を支持する支持部材とを備える。
また、本発明の一例に係る検査装置は、上述の検査治具と、前記接触子を検査対象に設けられた検査点に接触させることにより得られる電気信号に基づき、前記検査対象の検査を行う検査処理部とを備える。
また、本発明の一例に係る接触子の製造方法は、上述の接触子の製造方法であって、前記底壁部を形成した後に、前記第一側壁部および前記第二側壁部を形成する。
このような構成の接触子、検査治具、及び検査装置は、製造が容易である。また、このような製造方法によれば、接触子を容易に製造することができる。
本発明の一実施形態に係る接触子Prを備えた検査装置1の構成を概略的に示す概念図である。 図1に示す検査治具3の構成の一例を簡略化して示す模式的な断面図である。 図2に示す接触子Prの構成の一例を示す斜視図である。 図3に示すコイルばねCSの構成の一例を示す斜視図である。 図3に示す第一導体P1、及び第二導体P2の構成の一例を示す斜視図である。 コイルばねCSに荷重が加わり、コイルばねCSが圧縮された状態における、第一導体P1と第二導体P2の相対位置を示す説明図である。 図3に示す接触子PrのVII-VII断面を示す断面図である。 図3に示す接触子Prの製造方法の一例を説明するための説明図である。 図3に示す接触子Prの製造方法の一例を説明するための説明図である。 第一スリットSL1及び第二スリットSL2が傾斜していたと仮定した場合を示す説明図である。 図2に示す検査治具3がピッチ変換ブロック35に取り付けられた状態を示す模式的な断面図である。 図2に示す接触子PrがバンプBPに圧接された検査状態を示す模式的な断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1に示す検査装置1は、検査対象物の一例である半導体ウェハ101に形成された回路を検査するための半導体検査装置である。
半導体ウェハ101には、例えばシリコンなどの半導体基板に、複数の半導体チップに対応する回路が形成されている。なお、検査対象物は、半導体チップ、CSP(Chip Size Package)、半導体素子(IC:Integrated Circuit)等の電子部品であってもよく、その他電気的な検査を行う対象となるものであればよい。
また、検査装置は半導体検査装置に限られず、例えば基板を検査する基板検査装置であってもよい。検査対象物となる基板は、例えばプリント配線基板、ガラスエポキシ基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、半導体パッケージ用のパッケージ基板、インターポーザ基板、フィルムキャリア等の基板であってもよく、液晶ディスプレイ、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、タッチパネルディスプレイ等のディスプレイ用の電極板や、タッチパネル用等の電極板であってもよく、種々の基板であってよい。
図1に示す検査装置1は、検査部4と、試料台6と、検査処理部8とを備えている。試料台6の上面には、半導体ウェハ101が載置される載置部6aが設けられており、試料台6は、検査対象の半導体ウェハ101を所定の位置に固定するように構成されている。
載置部6aは、例えば昇降可能にされており、試料台6内に収容された半導体ウェハ101を検査位置に上昇させたり、検査済の半導体ウェハ101を試料台6内に格納したりすることが可能にされている。また、載置部6aは、例えば半導体ウェハ101を回転させて、オリエンテーション・フラットを所定の方向に向けることが可能にされている。また、検査装置1は、図略のロボットアーム等の搬送機構を備え、その搬送機構によって、半導体ウェハ101を載置部6aに載置したり、検査済の半導体ウェハ101を載置部6aから搬出したりする。
検査部4は、検査治具3、ピッチ変換ブロック35、及び接続プレート37を備えている。検査治具3は、半導体ウェハ101に複数の接触子Prを接触させて検査するための治具であり、例えば、いわゆるプローブカードとして構成されている。
半導体ウェハ101には、複数のチップが形成されている。各チップには、複数のパッドやバンプBP等の検査点が形成されている。検査治具3は、半導体ウェハ101に形成された複数のチップのうち一部の領域(例えば図1にハッチングで示す領域、以下、検査領域と称する)に対応して、検査領域内の各検査点に対応するように、複数の接触子Prを保持している。
検査領域内の各検査点に接触子Prを接触させて当該検査領域内の検査が終了すると、載置部6aが半導体ウェハ101を下降させ、試料台6が平行移動して検査領域を移動させ、載置部6aが半導体ウェハ101を上昇させて新たな検査領域に接触子Prを接触させて検査を行う。このように、検査領域を順次移動させつつ検査を行うことによって、半導体ウェハ101全体の検査が実行されるようになっている。
なお、図1は、検査装置1の構成の一例を、発明の理解を容易にする観点から簡略的及び概念的に示した説明図であり、接触子Prの本数、密度、配置や、検査部4及び試料台6の各部の形状、大きさの比率、等についても、簡略化、概念化して記載している。例えば、接触子Prの配置の理解を容易にする観点で、一般的な半導体検査装置よりも検査領域を大きく強調して記載しており、検査領域はもっと小さくてもよく、もっと大きくてもよい。
接続プレート37は、ピッチ変換ブロック35を着脱可能に構成されている。接続プレート37には、ピッチ変換ブロック35と接続される図略の複数の電極が形成されている。接続プレート37の各電極は、例えば図略のケーブルや接続端子等によって、検査処理部8と電気的に接続されている。ピッチ変換ブロック35は、接触子Pr相互間の間隔を、接続プレート37の電極ピッチに変換するためのピッチ変換部材である。
検査治具3は、後述する先端部Tと基端部Bとを有する複数の接触子Prと、複数の接触子Prを、先端部Tを半導体ウェハ101へ向けて保持する支持部材31とを備えている。
ピッチ変換ブロック35には、各接触子Prの基端部Bと接触して導通する後述の電極34aが設けられている。検査部4は、接続プレート37、及びピッチ変換ブロック35を介して、検査治具3の各接触子Prを、検査処理部8と電気的に接続したり、その接続を切り替えたりする図略の接続回路を備えている。
これにより、検査処理部8は、接続プレート37、及びピッチ変換ブロック35を介して、任意の接触子Prに対して検査用信号を供給したり、任意の接触子Prから信号を検出したりすることが可能にされている。
検査処理部8は、例えば電源回路、電圧計、電流計、及びマイクロコンピュータ等を備えている。検査処理部8は、図略の駆動機構を制御して検査部4を移動、位置決めし、半導体ウェハ101の各検査点に、各接触子Prを接触させる。これにより、各検査点と、検査処理部8とが電気的に接続される。
検査処理部8は、上述の状態で検査治具3の各接触子Prを介して半導体ウェハ101の各検査点に検査用の電流又は電圧を供給し、各接触子Prから得られた電圧又は電流等の電気信号に基づき、例えば回路パターンの断線や短絡等の半導体ウェハ101の検査を実行する。あるいは、検査処理部8は、交流の電流又は電圧を各検査点に供給することによって各接触子Prから得られた電圧又は電流等の電気信号に基づき、検査対象のインピーダンスを測定するものであってもよい。
図2に示す支持部材31は、例えば板状の支持プレート311,312が積層されることにより構成されている。支持プレート311,312を貫通する貫通孔Hが複数、形成されている。貫通孔Hは、軸方向に垂直な断面形状が略正方形の矩形の孔である。各貫通孔Hには、接触子Prが挿入されている。
支持プレート312には、所定径の開口孔からなる複数の挿通孔Hbが形成されている。支持プレート311には、挿通孔Hbよりも細径の支持孔Haが形成されている。支持プレート312の挿通孔Hbと、支持プレート311の支持孔Haとが連通されることにより、貫通孔Hが形成されている。
なお、支持プレート312を、複数の支持プレートを積層することによって構成してもよい。また、支持プレート312に代え、複数の支持プレートを互いに離間させた状態で、例えば支柱等により連結した構成としてもよい。また、支持部材31は、板状の支持プレート311,312が積層されて構成される例に限らず、例えば一体の部材に貫通孔Hが設けられた構成としてもよい。
支持プレート312の一端部側には、例えば絶縁性の樹脂材料により構成されたピッチ変換ブロック35が取り付けられ、このピッチ変換ブロック35によって貫通孔Hの一端部側開口部が閉塞されるようになっている(図11参照)。ピッチ変換ブロック35には、貫通孔Hの開口部に対向する位置において、ピッチ変換ブロック35を貫通するように配線34が取り付けられている。
ピッチ変換ブロック35の、支持プレート312に対向する面と、配線34の端面とが面一になるように設定されている。この配線34の端面が、電極34aとされている。各配線34は、ピッチを拡げつつ、接続プレート37の各電極と接続されている。ピッチ変換ブロック35は、配線34の代わりに、例えばMLO(Multi Layer Organic)又はMLC(Multi Layer Ceramic)等の多層配線基板を用いて構成されていてもよい。
図3を参照して、接触子Prは、コイルばねCS、第一導体P1、及び第二導体P2を備えている。各図には、方向関係を明確にするために適宜XYZ直交座標軸を示している。各図において、接触子Pr(コイルばねCS、第一導体P1、及び第二導体P2)の水平方向に向けた軸方向をX方向とし、X方向と垂直且つ水平な方向をY方向、X及びY方向と垂直な方向をZ方向としている。
コイルばねCS、第一導体P1、及び第二導体P2は、例えばNi、NiCo、ニッケル合金、Pd等の導電性の材料で構成されている。また、後述するように、第一導体P1、及び第二導体P2には、上述のNi等よりも導電性の高い材料、例えば銅などが埋め込まれている。
図4を参照して、図3に示すコイルばねCSは、軸方向に垂直な断面形状が矩形の筒状形状を有する筒状体Fの周壁に沿って螺旋状に延びるスリットSLによって、コイル状にされている。
スリットSLは、第一スリットSL1、第三スリットSL3、第二スリットSL2、及び第四スリットSL4が連通することによって形成されている。
筒状体Fの周壁は、互いに対向する第一側壁部F1及び第二側壁部F2と、第一側壁部F1及び第二側壁部F2の間に架け渡された頂壁部F3及び底壁部F4とを含んでいる。すなわち、第一側壁部F1及び第二側壁部F2は、底壁部F4にそれぞれ連なっている。これにより、底壁部F4、第一側壁部F1、第二側壁部F2、及び頂壁部F3は、筒状体Fの軸方向視の断面形状が矩形となるように構成されている。
第一側壁部F1、第二側壁部F2、頂壁部F3、及び底壁部F4は、略平坦な形状を有している。第一側壁部F1及び第二側壁部F2は、XZ平面に沿って延びる。頂壁部F3及び底壁部F4は、XY平面に沿って延びる。
第一スリットSL1は、第一側壁部F1に形成され、軸方向に対して垂直に延びる。第二スリットSL2は、第二側壁部F2に形成され、軸方向に対して垂直に延びる。すなわち、第一スリットSL1及び第二スリットSL2は、Z方向に沿って延びる。筒状体Fの側面視において、第一スリットSL1及び第二スリットSL2は、矩形状となる。
第三スリットSL3は、頂壁部F3に形成され、軸方向に対して傾斜して延びる。第三スリットSL3は、第一スリットSL1と第二スリットSL2とを連通させる。
第四スリットSL4は、底壁部F4に形成され、軸方向に対して傾斜して延びる。第四スリットSL4は、第二スリットSL2と第一スリットSL1とを連通させる。第三スリットSL3及び第四スリットSL4は、Z方向に直交し、X方向及びY方向に対して傾斜している。
頂壁部F3及び底壁部F4の一端部には、第一部P1bと固着される固着部Fx1が設けられている。頂壁部F3及び底壁部F4の他端部には、第二部P2bと固着される固着部Fx2が設けられている。固着部Fx1の厚さt1、及び固着部Fx2の厚さt2とは、コイルばねCSの中央部付近における頂壁部F3及び底壁部F4の厚さt3よりも厚い。
図5を参照して、第一導体P1、及び第二導体P2は、略棒状の形状を有している。第一導体P1の先端は、接触子Prの先端部Tとなる。第二導体P2の先端は、接触子Prの基端部Bとなる。
第一導体P1は、コイルばねCSの一端部側内部に位置する第一部P1bと、コイルばねCSの一端部から突出する第一突出部P1aとが連なって構成されている。第一部P1bにおける、第一突出部P1aとの境界近傍には、固着領域P1cが設けられている。
固着領域P1cは、図4に示すコイルばねCSの一端部における、固着部Fx1に固着される。これにより、第一部P1bにおける固着領域P1c以外の部分は、頂壁部F3及び底壁部F4に対して、厚さt1と厚さt3との差に相当する間隔を空けた状態でコイルばねCSの内部に構成される。後述するように、コイルばねCSと第一導体P1とは一体に形成される。これにより、コイルばねCSと第一導体P1とは、固着部Fx1及び固着領域P1cで一体に連続した状態で連結される。
第一部P1bの先端部には、その一側辺部が切り欠かれた形状の第一切欠部N1が設けられている。第一切欠部N1は、軸方向に沿って延びる略平坦な第一接触面NF1を有している。第一切欠部N1の先端部には、第一接触面NF1に連なって、第一テーパ部TP1が形成されている。第一テーパ部TP1は、第一部P1bの先端に向かうにつれて厚さが薄くなるように構成されている。
第一切欠部N1は、Y方向に凹んでいる。第一接触面NF1は、XZ平面に沿って延びている。第一テーパ部TP1は、Z方向に延び、X,Y方向に対して第二導体P2から先端が離れる方向に傾斜している。
第二導体P2は、コイルばねCSの他端部側内部に位置する第二部P2bと、コイルばねCSの他端部から突出する第二突出部P2aとが連なって構成されている。第二部P2bにおける、第二突出部P2aとの境界近傍には、固着領域P2cが設けられている。
固着領域P2cは、図4に示すコイルばねCSの他端部における、固着部Fx2に固着される。これにより、第二部P2bにおける固着領域P2c以外の部分は、頂壁部F3及び底壁部F4に対して、厚さt2と厚さt3との差に相当する間隔を空けた状態でコイルばねCSに挿入される。後述するように、コイルばねCSと第二導体P2とは一体に形成される。これにより、コイルばねCSと第二導体P2とは、固着部Fx2及び固着領域P2cで一体に連続した状態で連結される。
第二部P2bの先端部には、その一側辺部が切り欠かれた形状の第二切欠部N2が設けられている。第二切欠部N2は、軸方向に沿って延びる略平坦な第二接触面NF2を有している。第二切欠部N2の先端部には、第二接触面NF2に連なって、第二テーパ部TP2が形成されている。第二テーパ部TP2は、第二部P2bの先端に向かうにつれて厚さが薄くなるように構成されている。
第二切欠部N2は、第一切欠部N1とは逆向きにY方向に凹んでいる。第二接触面NF2は、XZ平面に沿って延びている。第二テーパ部TP2は、Z方向に延び、X,Y方向に対して第一導体P1から先端が離れる方向に傾斜している。
第二突出部P2aの先端部、すなわち接触子Prの基端部Bは、Z方向中央部が、Z方向両側部よりも突出している。接触子Prの先端部T及び基端部Bは、平坦であってもよく、クラウン形状、円錐状等、検査点や電極34aとの接触に適した種々の形状とすることができる。
第一導体P1の第一切欠部N1以外の部分、及び第二導体P2の第二切欠部N2以外の部分は、軸方向に垂直な断面形状が矩形である。この断面形状の一辺の長さは、コイルばねCSの軸方向に垂直な断面形状における内壁の一辺の長さよりも僅かに短い。このように、断面形状を矩形にすることによって、断面が円形の接触子に比べて第一導体P1及び第二導体P2の断面積を増大させ、第一導体P1及び第二導体P2の電気抵抗を低減することができる。
図5は、コイルばねCSに荷重が加わっておらず、コイルばねCSが圧縮されていない状態における、第一導体P1と第二導体P2の相対位置を示している。コイルばねCSに荷重が加わっていないとき、第一接触面NF1と第二接触面NF2とは離間し、第一テーパ部TP1と第二テーパ部TP2とが離間して対向配置される。第一接触面NF1と第二接触面NF2とは、同一平面内に位置している。
図3を参照して、先端部Tと基端部Bの間に荷重が加わると、コイルばねCSが圧縮される。第一導体P1、第二導体P2は、固着領域P1c,P2cでコイルばねCSに固着されているので、コイルばねCSが圧縮されると、図6に示すように、第一導体P1と、第二導体P2とが相対的に近接方向に移動する。
このとき、第一接触面NF1と第二接触面NF2とが、同一平面内に位置しているので、第一接触面NF1と第二接触面NF2とが摺動する。このようにして、コイルばねCSに所定の荷重が加わったとき、第一接触面NF1と第二接触面NF2とが接触する。
また、コイルばねCSに荷重が加わっていないとき、第一テーパ部TP1と第二テーパ部TP2とが離間して対向配置されている。従って、この状態からコイルばねCSが圧縮されると、第一テーパ部TP1と第二テーパ部TP2とが、第一接触面NF1と第二接触面NF2との相対位置を摺動可能な位置に案内する。
これにより、第一接触面NF1と第二接触面NF2との摺動がスムーズになり、第一接触面NF1と第二接触面NF2とが安定的に接触する。その結果、先端部Tから基端部Bまで電気的に導通する確実性が向上する。
図3を参照して、加重が加えられていない状態で、接触子Prの全体の長さLは例えば1.15mm程度、コイルばねCSの長さLcは例えば0.6mm程度である。第一突出部P1aの長さL1aは例えば0.4mm程度、第二突出部P2aの長さL2aは例えば0.15mm程度である。第一導体P1及び第二導体P2の、Y方向の幅Wyは例えば0.068mm程度、Z方向の幅Wzは例えば0.068mm程度である。
図4を参照して、コイルばねCSのY方向の幅Wcyは例えば0.1mm程度、Z方向の幅Wczは例えば0.1mm程度である。コイルばねCSのX方向に沿う線幅Wfは例えば0.08mm程度である。スリットSLのX方向の幅Wsは、加重が加えられていない状態で、例えば0.04mm程度である。
図7を参照して、第一,第二導体P1,P2の内部には、その外殻を構成する材料よりも導電率の高い材料から構成された第一,第二内部導体P1d,P2dが埋め込まれている。第一導体P1における、第一内部導体P1dを包み込む外側部分が第一外部導体P1eに相当する。第二導体P2における、第二内部導体P2dを包み込む外側部分が第二外部導体P2eに相当する。
第一内部導体P1dは、第一外部導体P1eよりも筒状体Fの軸方向視において中心側に位置している。第二内部導体P2dは、第二外部導体P2eよりも筒状体Fの軸方向視において中心側に位置している。
第一,第二内部導体P1d,P2dの抵抗値は、第一,第二外部導体P1e,P2eの抵抗値よりも低い。第一,第二外部導体P1e,P2eとして上述のNi等を用いた場合、第一,第二内部導体P1d,P2dとしては、例えば銅を用いることができる。これにより、接触子Prの電気抵抗を低減することができる。
次に、本発明の一例に係る接触子Prの製造方法について説明する。接触子Prの製造方法としては、露光、めっき、及び研磨等を含むMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)や、半導体製造プロセス、電鋳、及び3Dプリンタによる立体成型等、種々の製造技術を用いることができる。
図8を参照して、まず、Ni等を、電鋳等によってX方向に沿って、水平に、帯状に厚さt3になるまで堆積させ、例えばエッチングによって複数の第四スリットSL4を形成する。これにより、第一層L1として水平に底壁部F4が形成される。
次に、第一層L1の上に、底壁部F4のX方向両端部と、底壁部F4のY方向両端部とに、厚さt1,t2になるまでNi等を積層させる。これにより、第一側壁部F1及び第二側壁部F2の一部と、固着部Fx1,Fx2とが第二層L2として形成される。
次に、第二層L2の上にNi等を積層させて、第一導体P1及び第二導体P2の一部を形成し、第一側壁部F1及び第二側壁部F2をZ方向に成長させる。これにより、第三層L3を形成する。第一導体P1及び第二導体P2は、固着領域P1c及び固着領域P2cが、固着部Fx1,Fx2に固着された状態で連結されて一体に形成される。
次に、第三層L3の上にNi等を積層させて、第一導体P1及び第二導体P2と、第一側壁部F1及び第二側壁部F2とをZ方向に成長させる。これにより、第四層L4-1を形成する。第四層L4-1では、第一導体P1及び第二導体P2の外縁を立ち上げ、第一導体P1及び第二導体P2の内側に空洞C1,C2を形成する。
次に、第四層L4-2として、空洞C1,C2に、銅等の、Ni等よりも導電率の高い材料を充填する。これにより、第一,第二内部導体P1d,P2dが形成される。第一,第二内部導体P1d,P2dは、例えば犠牲層として用いた銅が空洞C1,C2内に残存したものであってもよい。
次に、図9を参照して、第四層L4-2の上にNi等を積層させて、第一導体P1及び第二導体P2を形成する。また、第一側壁部F1及び第二側壁部F2をZ方向に成長させる。これにより、第五層L5を形成する。
次に、第五層L5の上にNi等を積層させて、第一導体P1の固着領域P1cの上に固着部Fx1を形成し、第二導体P2の固着領域P2cの上に固着部Fx2を形成する。また、第一側壁部F1及び第二側壁部F2をZ方向に成長させる。これにより、第六層L6を形成する。第六層L6においても、第一導体P1及び第二導体P2は、固着領域P1c及び固着領域P2cが、固着部Fx1,Fx2に固着された状態で連結されて一体に形成される。
次に、第六層L6の上にNi等を積層させて、頂壁部F3を形成する。これにより、第七層L7を形成する。これにより、接触子Prが完成する。
接触子Prの構成によれば、第一層L1~第七層L7を積層することによって、コイルばねCSに第一部P1b及び第二部P2bが予め挿入された状態の接触子Prを製造することが容易である。従って、接触子Prは、特許文献1に記載のプローブのように、微細なコイルスプリングの筒体に円柱状案内子を手作業で挿入する必要がない。その結果、接触子Prは、特許文献1に記載のプローブよりも製造が容易である。
また、上記製造方法によれば、第一層L1~第七層L7を積層することによって、水平に形成された底壁部F4の上に、垂直方向に銅等又はNi等の材料が積層され、接触子Prが製造される。この場合、第一スリットSL1及び第二スリットSL2が延びる方向と、積層方向とが一致する。その結果、第一スリットSL1及び第二スリットSL2の外縁が滑らかとなり、コイルばねCSの強度が向上する。
具体的には、もし仮に、第一スリットSL1及び第二スリットSL2が傾斜していた場合、図10に示すスリットSL’のように、第一層L1~第七層L7の各層毎に段ができる。そのため、スリットSL’のように、ギザギザができてしまう。このようにギザギザができると、ばね部の幅が不均一になり、スリットの外縁が滑らかな場合と比べてばね部の最小幅が小さくなる。また、ばね部に加わる力も不均一になる。その結果、コイルばねCSの強度が低下する。
すなわち、コイルばねCSが、第一側壁部F1に形成され、軸方向に対して垂直に延びる第一スリットSL1と、第二側壁部F2に形成され、軸方向に対して垂直に延びる第二スリットSL2とを備えていることによって、コイルばねCSの強度の低下を抑制しつつ、容易に接触子Prを製造することができる。
また、第三層L3~第五層L5の積層過程で、第一テーパ部TP1及び第二テーパ部TP2は、その面方向に沿って垂直方向に成長する。従って、第一スリットSL1及び第二スリットSL2と同様の理由により、第一テーパ部TP1及び第二テーパ部TP2がギザギザにならずに滑らかに形成される。
その結果、第一テーパ部TP1及び第二テーパ部TP2は、互いに滑らかに摺動して第一接触面NF1と第二接触面NF2とが摺動するように案内することが可能となる。
接触子Prは、第一テーパ部TP1及び第二テーパ部TP2の延びる面方向がZ方向に沿い、第一スリットSL1及び第二スリットSL2の延びる方向に沿っている。その結果、第一層L1として底壁部F4を水平に形成し、その上に第二層L2~第七層L7を積層することによって、外縁が滑らかな第一スリットSL1及び第二スリットSL2と、滑らかで平坦な第一テーパ部TP1及び第二テーパ部TP2とを、同時に形成することが可能となる。
また、第一導体P1、第二導体P2、及びコイルばねCSの軸方向に垂直な断面形状が略矩形であるため、断面形状が円形の場合と比べて、第一層L1~第七層L7を積層する過程で第一導体P1、第二導体P2、及びコイルばねCSの壁面を滑らかに形成することができる。
また、もし仮に、コイルばねCSに荷重が加わっていないとき、第一テーパ部TP1と第二テーパ部TP2、又は第一接触面NF1と第二接触面NF2が接触する構造であった場合、第三層L3~第五層L5を積層する際に、第一導体P1と第二導体P2とが分離されずに一部材になってしまう。
しかしながら、接触子Prは、コイルばねCSに荷重が加わっていないとき、第一テーパ部TP1と第二テーパ部TP2とが離間して対向配置され、第一接触面NF1と第二接触面NF2とが離間している。その結果、第三層L3~第五層L5を積層する際に、第一導体P1と第二導体P2とを、分離された別部材として製造することが可能となる。
なお、接触子Prは固着部Fx1,Fx2を備えなくてもよく、第二層L2及び第六層L6を形成しなくてもよい。また、第三層L3~第五層L5において、コイルばねCSの両端部近傍(図8、図9で破線で囲んだ部分)の第一側壁部F1及び第二側壁部F2を、第一導体P1及び第二導体P2と連結してもよい。
図2を参照して、検査治具3がピッチ変換ブロック35に取り付けられる前の状態では、第二導体P2は支持プレート312から僅かに突出している。そして、図11に示すように、支持プレート312がピッチ変換ブロック35に取り付けられると、第二導体P2の上端、すなわち接触子Prの基端部Bが、ピッチ変換ブロック35の電極34aに押圧される。
この結果、接触子PrのコイルばねCSが圧縮されて弾性変形する。第二導体P2は、コイルばねCSの付勢力に抗して支持部材31に押し込まれる。そして、第二導体P2の先端、すなわち基端部Bが、コイルばねCSの付勢力に応じて電極34aに圧接される。その結果、接触子Prの基端部Bと電極34aとが安定した導電接触状態に保持される。
この状態で、図11に示すように、第一導体P1の第一接触面NF1と、第二導体P2の第二接触面NF2とが接触していることが好ましい。接触子PrにバンプBPが接触していない状態であっても、第一接触面NF1と第二接触面NF2とが接触状態に保たれることによって、先端部Tから基端部Bに至る接触子Prの抵抗値が、安定的に低抵抗に保たれる。
しかしながら、接触子PrにバンプBPが接触していない状態では、第一接触面NF1と第二接触面NF2とは、必ずしも接触していなくてもよい。
図12に示すように、検査治具3が半導体ウェハ101に圧接されると、接触子Prの先端部Tが半導体ウェハ101のバンプBPに押圧される。
この結果、接触子PrのコイルばねCSがさらに圧縮されて弾性変形する。第一導体P1は、コイルばねCSの付勢力に抗して支持部材31に押し込まれる。そして、第一導体P1の先端、すなわち先端部Tが、コイルばねCSの付勢力に応じてバンプBPに圧接される。その結果、接触子Prの先端部TとバンプBPとが安定した導電接触状態に保持される。
この状態で、図12に示すように、第一導体P1の第一接触面NF1と、第二導体P2の第二接触面NF2とが接触する。これにより、検査時に、先端部Tから基端部Bに至る接触子Prの抵抗値を低抵抗にすることができる。
なお、第一導体P1及び第二導体P2の軸方向に垂直な断面形状は、必ずしも矩形に限られず、略円形であってもよい。また、第一接触面NF1及び第二接触面NF2が延びる面方向は、必ずしも第一スリットSL1及び第二スリットSL2が延びる方向と一致していなくてもよい。
また、第一導体P1、第二導体P2の先端には、必ずしも第一テーパ部TP1、第二テーパ部TP2が形成されていなくてもよい。また、第一接触面NF1と第二接触面NF2とは、検査時に接触すればよく、必ずしも同一平面内に位置していなくてもよい。
また、接触子Prは、第二導体P2を備えていなくてもよい。第一導体P1には、第一切欠部N1が形成されていなくてもよい。
すなわち、本発明の一例に係る接触子は、筒状体にスリットが形成されたコイルばねと、略棒状の第一導体と、略棒状の第二導体とを備え、前記筒状体は、底壁部、前記底壁部にそれぞれ連なる第一側壁部と第二側壁部、及び前記底壁部に対向する頂壁部を備え、前記底壁部、前記第一側壁部、前記第二側壁部、及び前記頂壁部は、前記筒状体の軸方向視の断面形状が矩形となるように構成され、前記スリットは、前記第一側壁部に設けられる第一スリット、前記第二側壁部に設けられる第二スリット、前記頂壁部に設けられる第三スリット、及び前記底壁部に設けられる第四スリットを含み、前記第三スリットは、前記第一スリット及び前記第二スリットに連なり、前記第四スリットは、前記第二スリットに連なり、前記筒状体の側面視において、前記第一スリット及び前記第二スリットは、矩形状であり、前記第一導体は、前記筒状体の一方端部と連結され、前記第二導体は、前記筒状体の他方端部と連結されている。
この構成によれば、コイルばねは、第一スリット、第三スリット、第二スリット、及び第四スリットが連通して筒状体の周壁に沿う螺旋状のスリットとなる。この螺旋状のスリットによって、軸方向に垂直な断面形状が矩形のコイルばねが形成されている。このコイルばねの一端に、略棒状の第一導体が連結されている。このような形状の接触子は、接触子の軸方向を水平にして、底壁部の上に材料を積層することによって、積層方向に沿って、鉛直方向に第一スリット及び第二スリットを形成することができる。積層方向に沿って延びる形状は、滑らかに形成することができる。そして、積層によって、コイルばねと第一導体とを一体に製造することが容易である。従って、特許文献1に記載のプローブのように、手作業で接触子をコイルばねに挿入する作業が不要となるから、このような接触子は、製造が容易である。
また、前記第一導体は、前記筒状体の内部に位置する第一部と、前記筒状体の一方端部から突出する第一突出部とを備え、前記第二導体は、前記筒状体の内部に位置する第二部と、前記筒状体の他方端部から突出する第二突出部とを備え、前記第一部は、前記筒状体の軸方向に沿って延びる第一接触面を備え、前記第二部は、前記第一接触面と同じ平面に位置する第二接触面を備え、前記第一接触面と前記第二接触面とは、前記コイルばねに荷重が加わっていない場合に離間し、前記第一接触面と前記第二接触面とは、前記コイルばねに荷重が加わった場合に接触する。
この構成によれば、第一接触面と第二接触面とは、コイルばねに荷重が加わっていないとき離間するので、材料を積層して接触子を製造する場合に、第一導体と第二導体とを分離した部材として製造することが容易である。また、コイルばねに所定の荷重が加わったとき第一接触面と第二接触面とが接触するので、第一導体と第二導体とが面接触で導通する。その結果、接触子に荷重が加わる検査時に、第一導体から第二導体に至る接触子の抵抗値が低減される。
また、前記第一接触面の面方向は、前記底壁部の面方向と直交することが好ましい。
この構成によれば、第一及び第二接触面が延びる面方向と、第一及び第二スリットが延びる方向とを、共に積層方向と一致させることができる。その結果、接触子を積層により
製造した場合に、第一及び第二スリットの形状と共に、第一及び第二接触面を滑らかに形成することが容易となる。
また、前記第一部には、第一テーパ部が構成され、前記第二部には、第二テーパ部が構成され、前記第一テーパ部は、前記第一部の先端に向かうにつれて厚さが薄くなるように構成され、前記第二テーパ部は、前記第二部の先端に向かうにつれて厚さが薄くなるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、接触子に荷重が加わってコイルばねが圧縮されたとき、第一テーパ部と第二テーパ部とが、互いの傾斜によって、第一接触面と第二接触面とを摺動させるように案内することができる。
また、前記第一部は、前記筒状体の軸方向視の断面形状が矩形であることが好ましい。
この構成によれば、第一部の軸方向に垂直な断面の導体面積を円形よりも増大させて、接触子を低抵抗にすることが容易である。また、接触子を積層により製造する際に、第一部の外周面を滑らかに形成することが容易となる。
また、前記第一導体は、第一内部導体と第一外部導体とを有し、前記第一内部導体は、前記第一外部導体よりも前記筒状体の軸方向視において中心側に位置する部分を有し、前記第一内部導体の抵抗値は、前記第一外部導体の抵抗値よりも低いことが好ましい。
この構成によれば、第一導体は、第一外部導体よりも低抵抗の第一内部導体を有しているので、第一導体の抵抗値を低減することが容易である。
また、本発明の一例に係る検査治具は、上述の接触子と、前記接触子を支持する支持部材とを備える。
この構成によれば、製造が容易な接触子を用いて検査治具が構成されるので、検査治具を製造することが容易になる。
また、本発明の一例に係る検査装置は、上述の検査治具と、前記接触子を検査対象に設けられた検査点に接触させることにより得られる電気信号に基づき、前記検査対象の検査を行う検査処理部とを備える。
この構成によれば、製造が容易な接触子を用いて検査装置が構成されるので、検査装置を製造することが容易になる。
また、本発明の一例に係る接触子の製造方法は、上述の接触子の製造方法であって、前記底壁部を形成した後に、前記第一側壁部および前記第二側壁部を形成する。
この方法によれば、上述の接触子を容易に製造することができる。
1 検査装置
3 検査治具
4 検査部
6 試料台
6a 載置部
8 検査処理部
31 支持部材
34 配線
34a 電極
35 ピッチ変換ブロック
37 接続プレート
101 半導体ウェハ(検査対象物)
311,312 支持プレート
B 基端部
BP バンプ(検査点)
C1,C2 空洞
F 筒状体
F1 第一側壁部
F2 第二側壁部
F3 頂壁部
F4 底壁部
Fx1,Fx2 固着部
H 貫通孔
Ha 支持孔
Hb 挿通孔
L1 第一層
L2 第二層
L3 第三層
L4-1,L4-2 第四層
L5 第五層
L6 第六層
L7 第七層
N1 第一切欠部
N2 第二切欠部
NF1 第一接触面
NF2 第二接触面
P1 第一導体
P1a 第一突出部
P1b 第一部
P1c,P2c 固着領域
P1d 第一内部導体
P1e 第一外部導体
P2 第二導体
P2a 第二突出部
P2b 第二部
P2c 固着領域
P2d 第二内部導体
P2e 第二外部導体
Pr 接触子
SL’ スリット
SL1 第一スリット
SL2 第二スリット
SL3 第三スリット
SL4 第四スリット
T 先端部
TP1 第一テーパ部
TP2 第二テーパ部
Wcy,Wcz,Ws,Wy,Wz 幅
Wf 線幅

Claims (9)

  1. 筒状体にスリットが形成されたコイルばねと、
    略棒状の第一導体と、
    略棒状の第二導体とを備え、
    前記筒状体は、底壁部、前記底壁部にそれぞれ連なる第一側壁部と第二側壁部、及び前記底壁部に対向する頂壁部を備え、
    前記底壁部、前記第一側壁部、前記第二側壁部、及び前記頂壁部は、前記筒状体の軸方向視の断面形状が矩形となるように構成され、
    前記スリットは、前記第一側壁部に設けられる第一スリット、前記第二側壁部に設けられる第二スリット、前記頂壁部に設けられる第三スリット、及び前記底壁部に設けられる第四スリットを含み、
    前記第三スリットは、前記第一スリット及び前記第二スリットに連なり、
    前記第四スリットは、前記第二スリットに連なり
    記第一導体は、前記筒状体の一方端部と連結され、
    前記第二導体は、前記筒状体の他方端部と連結され
    前記第一スリット及び前記第二スリットは、前記軸方向に対して垂直に延び、
    前記第三スリット及び前記第四スリットは、前記軸方向に対して傾斜して延び、
    前記第一スリットが延びる方向に積層して形成された接触子。
  2. 前記第一導体は、
    前記筒状体の内部に位置する第一部と、
    前記筒状体の一方端部から突出する第一突出部とを備え、
    前記第二導体は、
    前記筒状体の内部に位置する第二部と、
    前記筒状体の他方端部から突出する第二突出部とを備え、
    前記第一部は、前記筒状体の軸方向に沿って延びる第一接触面を備え、
    前記第二部は、前記第一接触面と同じ平面に位置する第二接触面を備え、
    前記第一接触面と前記第二接触面とは、前記コイルばねに荷重が加わっていない場合に離間し、前記第一接触面と前記第二接触面とは、前記コイルばねに荷重が加わった場合に接触する請求項1に記載の接触子。
  3. 前記第一接触面の面方向は、前記底壁部の面方向と直交する請求項2に記載の接触子。
  4. 前記第一部には、第一テーパ部が構成され、
    前記第二部には、第二テーパ部が構成され、
    前記第一テーパ部は、前記第一部の先端に向かうにつれて厚さが薄くなるように構成され、
    前記第二テーパ部は、前記第二部の先端に向かうにつれて厚さが薄くなるように構成される請求項2又は3に記載の接触子。
  5. 前記第一導体の少なくとも一部は、前記筒状体の軸方向視の断面形状が矩形である請求項1~4のいずれか1項に記載の接触子。
  6. 前記第一導体は、第一内部導体と第一外部導体とを有し、
    前記第一内部導体は、前記第一外部導体よりも前記筒状体の軸方向視において中心側に位置する部分を有し、
    前記第一内部導体の抵抗値は、前記第一外部導体の抵抗値よりも低い請求項1~5のいずれか1項に記載の接触子。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の接触子と、
    前記接触子を支持する支持部材とを備える検査治具。
  8. 請求項7に記載の検査治具と、
    前記接触子を検査対象に設けられた検査点に接触させることにより得られる電気信号に基づき、前記検査対象の検査を行う検査処理部とを備える検査装置。
  9. 請求項1~6のいずれか1項に記載の接触子の製造方法であって、
    前記底壁部を形成した後に、前記第一側壁部および前記第二側壁部を形成する接触子の製造方法。
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