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JP7617413B2 - 跨座式シート - Google Patents

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JP7617413B2 JP2021066650A JP2021066650A JP7617413B2 JP 7617413 B2 JP7617413 B2 JP 7617413B2 JP 2021066650 A JP2021066650 A JP 2021066650A JP 2021066650 A JP2021066650 A JP 2021066650A JP 7617413 B2 JP7617413 B2 JP 7617413B2
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Description

本発明は、跨座式シートに係り、特にバックレストを備える跨座式シートに関する。
自動二輪車用シートにおいて、運転者の着座する前部シートの後方に他の乗員の着座する後部シートが一段高く形成され、それらのシートの境界に位置する段部に、運転者の凭れ掛かるバックレストを設けたものがある。そのような自動二輪車用シートにおいて、バックレストを前後方向に移動調節可能として運転者の着座位置を変更する技術が知られている。
特許文献1には、ロックプレートの一端に結着された操作部材としてのストラップを側方のロック解除方向に牽引することで、ロックプレートの嵌合孔がパイプフレームの嵌合スリットから外れて、バックレストが前後方向に移動調整が可能になることが記載されている。
国際公開第2016/021414号
特許文献1に記載されている技術では、ロックプレートにストラップを取り付けており、部品点数が多くなっていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、移動可能なバックレストを備えつつ部品点数が削減された跨座式シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、シート本体に対して移動可能なバックレストを備えた跨座式シートであって、前記バックレストは、前記バックレストの移動方向に延在する調節部材を備え、前記シート本体は、前記調節部材が挿通されるボトムプレートと、前記調節部材に当接することで前記バックレストの移動を阻止するロック部材と、前記ロック部材を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記調節部材を完全に覆っており、前記ロック部材は、前記バックレストを移動させる際に操作される操作部を有し、前記操作部は、前記カバー部材の外側に突出しており、前記カバー部材は、上方に向かって窪んだ凹部を有し、前記操作部は、前記凹部に配置されており、前記カバー部材に形成された開口部から外側に突出しており、前記ロック部材は、前記操作部から折り曲げられた折曲部を有し、前記折曲部は、前記跨座式シートの下面視において前記操作部と前記開口部との間の隙間を埋めるように配置されていることにより解決される。
上記のように構成された本発明の跨座式シートでは、調節部材の表面には、調節部材を滑らかに摺動させるためにグリスが塗布されているが、カバー部材で調整部材を完全に覆うことで、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
また、上記の構成では、開口部の周囲におけるロック部材とカバー部材の間の隙間を埋めることで異物が入ることを抑制することが可能となる。
上記の跨座式シートにおいて、前記カバー部材には、前記調節部材の移動方向に延在する延出部が形成されており、前記跨座式シートの上下方向において、前記延出部は前記調節部材と重なっているとよい。
上記の構成では、適切に調整部材を覆うことが可能となるため、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
上記の跨座式シートにおいて、前記バックレストの移動が阻止されているロック状態において、前記折曲部と前記カバー部材が前記跨座式シートの上下方向で重なっている部分の長さは、前記ロック部材の最大移動量よりも長いとよい。
上記の構成では、ロックを解除するためにロック部材をスライドさせた状態においても異物が入ることを抑制することが可能となる。
上記の跨座式シートにおいて、前記操作部は、前記跨座式シートの幅方向に延びる底部と、前記底部と前記折曲部を連結する連結部と、を有し、前記折曲部は、前記連結部よりも短いとよい。
上記の構成では、操作部をコンパクトにすることが可能となる。
上記の跨座式シートにおいて、前記操作部は、前記跨座式シートの幅方向において前記連結部と対向する位置に前記底部から屈曲して形成された側壁を備えているとよい。
上記の構成では、操作部を操作する際に、指で連結部及び側壁を挟み込んで掴むことが可能となり、操作性が向上する。
上記の跨座式シートにおいて、前記ボトムプレートには、前記調節部材が挿通される貫通孔が形成されており、前記貫通孔の前側には保護部材が設けられており、前記保護部材は、前記調節部材が挿通される保護部を備え、前記保護部は下側より上側の方が長く形成されているとよい。
上記の構成では、バックレストを移動させる際に、隙間から水が入って調節部材が濡れることを防止し、保護部の上側を長くすることで調節部材を最前部まで移動させた場合においても調節部材とロック部材の嵌合部に水が入り込むことが抑制される。
上記の跨座式シートにおいて、前記保護部の内側に、内側に向かって突出したリング状のリブ部を有しており、前記リブ部が前記調節部材の外表面に当接しているとよい。
上記の構成では、保護部の内表面とパイプフレームの外表面の間の隙間を適切に封鎖することが可能となるため、水がシート本体の内部に入り込むことが抑制される。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、シート本体に対して移動可能なバックレストを備えた跨座式シートであって、前記バックレストは、前記バックレストの移動方向に延在する調節部材を備え、前記シート本体は、前記調節部材が挿通されるボトムプレートと、前記調節部材に当接することで前記バックレストの移動を阻止するロック部材と、前記ロック部材を覆うカバー部材と、を備え、前記カバー部材は、前記調節部材を完全に覆っており、前記ロック部材は、前記バックレストを移動させる際に操作される操作部を有し、前記調節部材は複数設けられており、前記操作部は、複数の前記調節部材に係合するように設けられた複数のボルトであり、複数の前記ボルトの間には補強部が設けられていることにより解決される。
上記のように構成された本発明の跨座式シートでは、調節部材の表面には、調節部材を滑らかに摺動させるためにグリスが塗布されているが、カバー部材で調整部材を完全に覆うことで、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
また、上記の構成では、操作部がボルトである場合には、調節部材の数だけボルトも必要になり、カバー部材におけるボルトの受容孔が複数になるため、ボルトの受容孔の間の脆弱な部分を補強して強度を上げることが可能となる。
本発明の跨座式シートによれば、ロック部材をカバー部材で覆うことで外観を良好にしつつ、跨座式シートの幅方向における中央部に設けられた操作部でロック部材を直接移動させるため、部品点数を削減することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部をコンパクトに配置することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、開口部の周囲におけるロック部材とカバー部材の間の隙間を埋めることで異物が入ることを抑制することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、ロックを解除するためにロック部材をスライドさせた状態においても異物が入ることを抑制することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部をコンパクトにすることが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部を操作する際に、指で連結部及び側壁を挟み込んで掴むことが可能となり、操作性が向上する。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作者が、操作部の操作方向を直感的に理解することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、バックレストを移動させる際に、隙間から水が入って調節部材が濡れることを防止し、保護部の上側を長くすることで調節部材を最前部まで移動させた場合においても調節部材とロック部材の嵌合部に水が入り込むことが抑制される。
また、本発明の跨座式シートによれば、保護部の内表面とパイプフレームの外表面の間の隙間を適切に封鎖することが可能となるため、水がシート本体の内部に入り込むことが抑制される。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部がボルトである場合には、調節部材の数だけボルトも必要になり、カバー部材におけるボルトの受容孔が複数になるため、ボルトの受容孔の間の脆弱な部分を補強して強度を上げることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車用シートを備える自動二輪車の外観図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車用シートの外観図である。 自動二輪車用シートの裏面図である。 ロック機構の分解斜視図である。 ロックプレート及びロックカバーの斜視図である。 ロックプレート及びロックカバーの下面図である。 ボトムプレートに取り付けたロックカバーを示す図である。 ロックカバーを取り除いた状態のボトムプレートの裏面の一部を拡大した図である。 ロックプレートの斜視図である。 図8のA-A断面図である。 ロックプレートの操作を示す模式図である。 クッションパッド及び表皮材の図示を省略した状態の自動二輪車用シートの斜視図である。 図2のB-B断面図である。 バックレストを最も前側に配置した状態において、保護部材の周囲を拡大して示した図2のB-B断面図に対応する図である。 変形例に係る自動二輪車用シートを説明する模式図である。 図15のC-C断面図である。 変形例に係る自動二輪車用シートの裏面図である。 変形例に係る自動二輪車用シートのボトムプレートに取り付けたロックカバーを示す図である。
以下、図1乃至図18を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る跨座式シートとしての自動二輪車用シートVSについて説明する。自動二輪車用シートVSは、着座者(乗員、運転者)が跨った状態で着座する鞍上型のシートである。自動二輪車用シートVSは、自動二輪車Vの車体VBに対して着脱可能に設けられるものであり、図2では車体VBから取り外した状態の自動二輪車用シートVSについて説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
本明細書における方向を示す用語に関し、図1及び図2のように各方向を定義する。具体的には、以下の説明中、「前後方向」とは、自動二輪車用シートVSの着座者から見たときの前後方向を意味する。「シート幅方向」とは、自動二輪車用シートVSの着座者から見たときの左右方向と一致する。また、「上下方向」とは、自動二輪車用シートVSの着座者から見たときの上下方向と一致する。
<自動二輪車用シートVSの主要構成>
本実施形態に係る自動二輪車用シートVS(以下、自動二輪車用シートVS)は、図1に示すように、車体VB(自動二輪車本体)に対して取り付けられることで自動二輪車Vに搭載される。自動二輪車用シートVSは、シート本体Sと、バックレストBと、を主構成要素として備えている。
図2は、自動二輪車用シートVSの外観図であり、図示の都合上、シート本体Sの一部分については、表皮材Tが外されてクッション材Cが露出している状態で図示されている。同様に、バックレストBの一部分については、表皮材22が外されてクッション材21が露出している状態で図示されている。
(シート本体S)
シート本体Sは、運転者の着座する前方着座部S1(前部シート)と、この前方着座部S1よりも一段高く形成されて他の乗車員が着座する後方着座部S2(後部シート)とを備えている。つまり、自動二輪車用シートVSは、前方に前方着座部S1、後方に後方着座部S2を有する二人乗り用のシートとなっている。前方着座部S1及び後方着座部S2は、自動二輪車Vの乗員(すなわち、着座者)の臀部や大腿部が載る部分である。シート本体Sは、後述するボトムプレート10の上にクッション材Cが載置され、クッション材Cの表面を表皮材Tで覆うことによって構成されている。
(バックレストB)
前方着座部S1と後方着座部S2間の段差凹部に、運転者の凭れかかるバックレストBが設けられている。このバックレストBは、シート本体Sに対して可動式、すなわち手動により前後方向に移動調整できるように構成されている。
また、バックレストBは、ボトムプレート10の段差部に対向するバックレストボトム20にクッション材21を配置し、そのクッション材21の外側を表皮材22により被覆して構成され、表皮材22はバックレストボトム20に固定されている。
バックレストBは、運転者の腰を覆うべく、凹状の前面を有して枕状に形成されている。バックレストBの下面は前方着座部S1の後部上面に前後方向に移動可能に配置されている。バックレストBの上面は後方着座部S2の前部上面と連続するように配置されている。
図4及び後述する図13に示すように、バックレストBのバックレストボトム20の背面には、左右方向に長い板状の支持フレーム23が複数のボルト及びナット(不図示)により固定されている。支持フレーム23の左右には、バックレストBの取付フレームとしての一対のパイプフレーム24の前端が溶接されている。
一対のパイプフレーム24は、互いに平行であって、シート本体Sの、ボトムプレート10と表皮材Tとに開口した開口部を貫通し、後述のロック機構Rに、前後方向に移動可能に貫通支持されている。後述するように、バックレストBは、ロック機構Rのロック作動により固定され、またロック解除により手動で前後方向に移動調整可能とされている。
(ボトムプレート10)
図3に、自動二輪車用シートVSの裏面図を示す。自動二輪車用シートVSの下面を構成する底板としてのボトムプレート10は、樹脂材料で形成されている。ボトムプレート10は、表面11及び裏面12を備えており、ボトムプレート10の表面11と裏面12の間には、一対のパイプフレーム24(調節部材)がそれぞれ挿通される一対の貫通孔11aが形成されている。
ボトムプレート10の裏面12のシート幅方向における略中央には、後述するロック機構Rのロックプレート31やロックブラケット30などが収容される収容凹部13が形成されている。収容凹部13は、ボトムプレート10の裏面12から表面11に向かう方向(つまり、上方)に向かって窪んだ凹部である。この収容凹部13にロック機構Rが受容された状態で、後述するロックカバー32が取り付けられている。
収容凹部13の後方には、シート幅方向に延在する袋収容部14が形成されている。この袋収容部14には、後述する収納袋50が配置される。袋収容部14は、ボトムプレート10の裏面12から表面11に向かう方向(つまり、上方)に向かって窪んだ凹部である。袋収容部14の前方には前方係止部15aが形成されており、袋収容部14における後端部には、後方係止部15bが形成されている。前方係止部15aは前方に突出するように形成された切り起こし部であり、後方係止部15bは後方に突出するように形成された切り起こし部である。
また、収容凹部13の前端部には、ロックカバー32の係合爪32dが嵌合して係合する係合凹部16(被係合部)が複数形成されている。図3に示されるように、ボトムプレート10の裏面12には、自動二輪車用シートVSを車体VBに取り付けるためのストライカー12aが設けられている。ストライカー12aは、車体VB側に設けられた不図示のストライカー係合部と係合する公知の構造を採用することが可能である。
<ロック機構R>
次に、図4乃至図11を参照してバックレストBをシート本体Sに対して前後方向に複数段に位置調整してロックするロック機構Rの構造について説明する。
ロック機構Rは、ボトムプレート10の裏面12(下面)に一体に支持されており、ロックブラケット30と、ロックブラケット30内に左右方向に摺動可能に設けられるロックプレート31と、ロックブラケット30及びロックプレート31を覆うロックカバー32とを備えている。
ロックブラケット30は、横断面門型に形成されてシート幅方向に延長されており、その左右部の前後壁に開口した挿入孔30a及び挿入孔30bに、ガイド筒34が、それぞれ挿入されて固定されている。
図4に示すように、各ガイド筒34は、その外周面に、挿入孔30a,挿入孔30bに係合する係合片34a,係合片34bが一体に突設されている。一対のガイド筒34内には、バックレストBに連結される、一対のパイプフレーム24がそれぞれ摺動自在に貫通される。本実施形態において調節部材は、ピラーとしてのパイプフレーム24である。
図4に示すように、各パイプフレーム24の中間部分の外側面には、複数(3つ)の円弧状の嵌合スリット24aが、その軸方向に間隔をあけて形成されている。各ガイド筒34の前部外周には、複数の嵌合スリット24aの一つに選択的に一致する通口34cが形成されている。
ロックブラケット30に左右方向に摺動可能に設けられるロックプレート31は板状に形成されており、その両端部に開口した長孔31aが連結ピン33をもってロックブラケット30の両端部にピン連結されている。ロックプレート31は、長孔31aの長さ範囲でロックブラケット30に対して左右方向(シート幅方向)に摺動可能である。ロックプレート31の左右にはパイプフレーム24の複数の嵌合スリット24aの一つに、ガイド筒34の通口34cを通って選択的に嵌入し得る一対の嵌合孔31bが開口されている。
図10に示すように、ロックブラケット30(詳細にはバネ係止部30c)とロックプレート31(詳細にはバネ係止部31c)との間には、コイルバネよりなるロックバネ35が張架されており、このロックバネ35は、ロックプレート31をロック方向(図10の矢印a方向、つまり右方向)に付勢して、ロックプレート31の嵌合孔31bを、通口34cを通して複数の嵌合スリット24aの一つに選択的に嵌入し、2本のパイプフレーム24、すなわちバックレストBをロックすることができる。
(ロックプレート31)
ロックプレート31は、図5乃至図10に示されるように、主にシート幅方向に延在する板部材の下端に操作部としてのロック解除レバー31dが一体的に形成されて設けられている。ロック解除レバー31dは、下端に配置される底部31eと、底部31eから上方に向かって屈曲した側壁31f及び連結部31gと、を備えている。シート幅方向において、側壁31fと連結部31gは対向しており、連結部31gの方が側壁31fよりも上下方向において長く形成されている。
図9に示されるように、ロックプレート31は、ロック解除レバー31dの連結部31gから折り曲げられた折曲部31hを有している。折曲部31hは、連結部31gの上端からシート幅方向において外側に延在する板部である。図9に示されるように、ロック解除レバー31dは、板部材の突出部31iと接続されている。換言すると、シート幅方向及び上下方向に延在する板部材の略中央から下方に向けて突出した突出部31iの下端からロック解除レバー31dの底部31eが接続されている。
(ロックカバー32)
ロックカバー32(カバー部材)は、その下面に下方から上方に向かって窪んだカバー凹部32aと、カバー凹部32aに形成された開口部32bを備えている。開口部32bは、シート幅方向においてロックカバー32の中央に配置されている。シート幅方向においてカバー凹部32aの両側部は、カバー凹部32aよりも下方へと隆起しており、一対のガイド筒34及び一対のパイプフレーム24が収容される。
パイプフレーム24の表面には、パイプフレーム24を滑らかに摺動させるためにグリスが塗布されている。図7に示されるように、ロックカバー32は、パイプフレーム24を完全に覆っており、自動二輪車用シートVSの下面視及び側面視においてパイプフレーム24が視認できなくなっている。より詳細には、ロックカバー32には、パイプフレーム24の移動方向(つまり、前後方向)において、後方に突出して延在する一対の延出部32gが形成されている。一対の延出部32gは、下方へ向かって突出した膨出形状を有している。一対の延出部32gは、上下方向において、一対のパイプフレーム24とそれぞれ重なっている。換言すると、一対の延出部32gは、一対のパイプフレーム24を下方から覆うようにして配置されている。
ロックカバー32でパイプフレーム24を含むロック機構Rを覆うことで、特に、ロックカバー32がパイプフレーム24を完全に覆うことで、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。また、ロックカバー32があることで、操作者がパイプフレーム24に触れてグリスが操作者の手に付着することを防ぐことが可能となる。特に、一対の延出部32gが上下方向において、一対のパイプフレーム24とそれぞれ重なっていることで、適切にパイプフレーム24を覆うことが可能となるため、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
図5及び図7に示されるように、ロック解除レバー31d(操作部)が、ロックカバー32に形成された開口部32bから下方に向かって外側に突出している。ロック解除レバー31dは、ロックカバー32の外側に突出しており、シート幅方向における中央部に設けられている。ここで、シート幅方向における中央部とは、シート幅方向において一対のパイプフレーム24の間の領域、換言すると、一対のガイド筒34の間の領域である。
ロックカバー32の前端部には、収容凹部13の係合凹部16(被係合部)に嵌合して係合する係合爪32dが複数形成されている。係合爪32dは、前方に向かって突出したフック形状の爪であり、シート幅方向において3つ並んで形成されている。
ロックカバー32の裏面(上方の面)には、一対のガイド筒34を挟み込んで受容するガイド受容部32eが一対形成されている。各ガイド受容部32eは、ロックカバー32の裏面から上方に向かって突出する一対の突出部である。
開口部32bは、前方における左側(詳細には、ロック解除方向)に切り欠き32fを備えている。この切り欠き32fは、ロックプレート31のロック解除方向への移動時にロックプレート31を受容可能な深さを有している。
ロック解除レバー31d(つまり、ロックプレート31)と、ロックカバー32(カバー部材)の色を異なるものとすることで、ロック解除レバー31d(操作部)を認識しやすくなるため好適である。
(ロック解除レバー31dの操作について)
図9及び図10に示すように、操作者がロックプレート31の下端に設けたロック解除レバー31dを操作することで、ロックプレート31をロック解除方向(図11の矢印b方向、つまり左方向)に移動する。具体的には、操作者がロック解除レバー31dをロック解除方向に移動させることでロックプレート31は、図11に示すように、ロックバネ35の付勢力に抗してロック解除方向(図10の矢印b方向)に移動される。このとき、嵌合孔31bは、パイプフレーム24の嵌合スリット24aから外れて、バックレストBは前後方向に移動調整が可能になる(ロック解除状態)。
そして、操作者がロック解除レバー31dへの牽引力を解除すれば、ロックプレート31は、図10に示すように、ロックバネ35の付勢力でロック方向(図10の矢印a方向)移動してロック位置に戻され、バックレストBは固定される(ロック状態)。
上記の通り、本実施形態の自動二輪車用シートVSによれば、シート本体Sに対して移動可能なバックレストBを備えた自動二輪車用シートVSであって、バックレストBは、バックレストBの移動方向(前後方向)に延在するパイプフレーム24(調節部材)を備え、シート本体Sは、パイプフレーム24が挿通されるボトムプレート10と、パイプフレーム24に当接することでバックレストBの移動を阻止するロックプレート31(ロック部材)と、ロックプレート31を覆うロックカバー32(カバー部材)と、を備え、ロックプレート31は、バックレストBを移動させる際に操作されるロック解除レバー31d(操作部)を有し、ロック解除レバー31dは、ロックカバー32の外側に突出しており、シート幅方向における中央部に設けられている。
より詳細には、ロック解除レバー31dは、ロックカバー32のカバー凹部32aに形成された開口部32bから下方へと外側に突出している。このような構成によれば、ロックプレート31をロックカバー32で下方から覆うことで外観を良好にしつつ、シート幅方向における中央部に設けられたロック解除レバー31dでロックプレート31を直接移動させるため、部品点数を削減することが可能となる。
また、自動二輪車用シートVSにおいて、ロックカバー32は、上方に向かって窪んだカバー凹部32aを有し、ロック解除レバー31dは、シート前後方向、シート幅方向及び上下方向においてカバー凹部32aの内部に配置されており、ロック解除レバー31dの最下部、つまり、底部31eは、ロックカバー32のカバー凹部32aの周りの領域の最下端よりも上方に位置している(図11)。換言すると、底部31eは、ロックカバー32の係合爪32dの基端部(固定端部)よりも上方に位置している(図11)。このような構成によれば、ロック解除レバー31dがロックカバー32の最下端よりも下方にはみ出ることがなくコンパクトに配置することが可能となる。
また、ロック解除レバー31dは、シート幅方向において連結部31gと対向する位置に底部31eから屈曲して形成された側壁31fを備えている(図9乃至図11)。このような構成によれば、ロック解除レバー31dを操作する際に、シート幅方向から指で連結部31g及び側壁31fを挟み込んで掴むことが可能となり、ロック解除時の操作性が向上する。
また、ロック解除レバー31dは、ロックカバー32に形成された開口部32bから下方に向けて外側に突出しており、ロックプレート31は、ロック解除レバー31dから折り曲げられた折曲部31hを有し、折曲部31hは、シート本体S(つまり、自動二輪車用シートVS)の下面視においてロック解除レバー31dと開口部32bとの間の隙間を埋めるように配置されている(図6及び図11)。このような構成によれば、開口部32bの周囲におけるロックプレート31とロックカバー32の間の隙間を埋めることで、ロック機構の内部へと異物が入ることを抑制することが可能となる。
また、バックレストBの移動が阻止されているロック状態において、折曲部31hとロックカバー32が上下方向で重なっている部分の長さL1は、ロックプレート31(つまり、ロック解除レバー31d)の最大移動量L2よりも長い(図11)。このような構成によれば、ロックを解除するためにロックプレート31のロック解除レバー31dをスライドさせた状態(ロック解除状態)においても、開口部32bの周囲におけるロックプレート31とロックカバー32の間の隙間を埋めることが可能であるため、異物が入ることが抑制される。
また、ロック解除レバー31dは、シート幅方向に延びる底部31eと、底部31eと折曲部31hを連結する連結部31gと、を有し、シート幅方向における折曲部31hの長さは、上下方向における連結部31gの長さよりも短い(図9乃至図11)。このような構成によれば、ロック解除レバー31dをコンパクトにすることが可能となる。
(保護部材40)
図12乃至図14に示されるように、ボトムプレート10に形成された一対の貫通孔11aの前側には保護部材40が設けられている。保護部材40は、その外周を取り囲むリング状の周縁部40aと、中心部に設けられた筒状の保護部40bと、を備えている。なお、図13では、シート本体Sの表皮材T及びバックレストBの表皮材22の図示を省略している。
保護部材40は、その周囲にリング状の周縁部40aを有しており、降雨時に後方着座部S2から前方へと流れる水を、周縁部40aの外周を伝って、上方から下方へと案内することが可能となっている。また、周縁部40aによれば、保護部40bの周囲に水が入り込むことを抑制することが可能となる。周縁部40aは、上端側よりも下端側の方が前方に位置するように傾斜していることで、降雨時に後方着座部S2から前方へと流れる水が、より適切に上方から下方へと案内される。
保護部40bには、パイプフレーム24が挿通される。筒状の保護部40bは、下側より上側の方が長く形成されている。このような構成によれば、バックレストBを移動させる際に、貫通孔11aの隙間から水が入ってパイプフレーム24が濡れることを防止することが可能となる。また、保護部40bの上側を長くすることで、パイプフレーム24を最前部まで移動させた場合においてもパイプフレーム24とロックプレート31の嵌合部に水が入り込むことが抑制される(図14に示す状態では、保護部40bの内部に最も前側の嵌合スリット24aが配置されている)。
また、保護部40bは、その内部にリング状に突出した防水リブ40cが2つ形成されている。保護部材40を樹脂材料で形成することで、バックレストBの前後移動や、バックレストBに下方への荷重が加わった場合であっても、防水リブ40cがパイプフレーム24の動きに追従する。このような構成によれば、保護部40bの内表面とパイプフレーム24の外表面の間の隙間が適切に封鎖されるため、水がシート本体Sの内部、つまり、ボトムプレート10の裏面12側に入り込むことが抑制される。
さらに、バックレストBを最も前側に配置した状態(図14)において、各防水リブ40cが、最も前側の嵌合スリット24aよりも前側に配置されている。このような構成によれば、バックレストB(パイプフレーム24)を最前部まで移動させた場合においてもパイプフレーム24の嵌合スリット24aから水が入り込むことが抑制される。
(収納袋50)
本実施形態の自動二輪車用シートVSは、その裏面に工具などの物品を収容可能となっている。図8に示されるように、収納袋50は、その内部に物品を収容する袋体である。収納袋50は、丸められた状態でボトムプレート10の裏面12に設けられた凹部である袋収容部14に収容される。
シート幅方向において、一対の複数のパイプフレーム24(調節部材)の間に、引っ掛け部としての前方係止部15aが配置されており、後方の引っ掛け部としての後方係止部15bにベルト51を繋いで収納袋50を支持する。
ベルト51は、前端部に前方リング51a、後端部に後方リング52aを備えている。前方リング51aが前方係止部15aに引っ掛けられ、後方リング51bが後方係止部15bに引っ掛けられることで、ベルト51によって収納袋50が袋収容部14に支持される。
<変形例>
以上までに、本発明の一実施形態に係る自動二輪車用シートVSの構成について説明してきたが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、自動二輪車用シートVSを構成する各要素の構造、材質、形状及び寸法等については、上記の実施形態の中で説明した内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて任意に設計することが可能である。
以下、変形例に係る自動二輪車用シートが備えるロック機構について、図15乃至図18を参照して説明をする。図15は、変形例に係る自動二輪車用シートを説明する模式図であり、図16は、図15のC-C断面図であり、図17は、変形例に係る自動二輪車用シートの裏面図であり、図18は、変形例に係る自動二輪車用シートのボトムプレート110に取り付けたロックカバー150を示す図である。以下の説明では、上記の実施形態と異なる部分のみを説明する。
ボトムプレート110の表面111と裏面112の間には、一対の調節部材124がそれぞれ挿通される一対の貫通孔111aが形成されている。また、一対の貫通孔111aの後方には、ナット140が取り付けられるナット取付穴111bが一対設けられている。
図15に示すように、バックレストBの支持フレーム123の左右には、バックレストBの取付フレームとしての一対の調節部材124の前端が溶接されている。一対の調節部材124は、互いに平行であって、ボトムプレート110に開口した貫通孔111aを貫通し、ロック機構としてのナット140及びボルト141によって支持されている(図16及び図17)。
一対の調節部材124は、前後方向に延在する板状のプレート部124aを後方に備えている。このプレート部124aには、上下方向に貫通する嵌合孔124bが複数(3つ)形成されている(図15及び図16)。
調節部材124は2つ設けられており、操作部としてのボルト141も2つ設けられている。操作者がボルト141を操作して、ナット140から取り外すことで、調節部材124のプレート部124aが開放されてバックレストBを前後方向において自由に移動させることが可能となる(ロック解除状態)。そして、操作者は、バックレストBが所定の前後位置にあるときに、対応する嵌合孔124bにボルト141を挿入し、ナット140に係合させることでバックレストBは固定される(ロック状態)。
このとき、図17に示されるように、ボトムプレート110の裏面112に設けられた挟持部112aによって、プレート部124aがシート幅方向において挟持されている。このような構成によれば、バックレストBを貫通孔111aに挿通したときに、シート幅方向における位置が安定なものとなる。
また、ボトムプレート110の裏面112のシート幅方向における略中央には、プレート部124aやボルト141などが収容される収容凹部113が形成されている。収容凹部113は、ボトムプレート110の裏面112から表面111に向かう方向(つまり、上方)に向かって窪んだ凹部である。この収容凹部113にプレート部124aやボルト141(ロック機構の一部)が受容された状態で、ロックカバー150が取り付けられている。
ロックカバー150は、一対のボルト141の間には補強部としてのリブ151を備えている。操作部がボルト141である場合には、調節部材124に対応する数だけボルト141も必要になり、ロックカバー150におけるボルト141の受容孔(不図示)が複数になるため、ボルト141の受容孔の間の脆弱な部分をリブ151で補強して強度を上げることが可能となる。
以上、本実施形態に係る跨座式シートを、主として二輪車に用いられる車両用シートを例に説明した。本実施形態に係る跨座式シートは、二輪車用の車両用シートに限定されるものではなく、例えば、スノーモービル、水上バイク、三輪バギー車又は建機シートに適用可能である。
V 自動二輪車
VB 車体
VS 自動二輪車用シート(跨座式シート)
S シート本体
S1 前方着座部(前部シート)
S2 後方着座部(後部シート)
10 ボトムプレート
11 表面
11a 貫通孔
12 裏面
12a ストライカー
13 収容凹部
14 袋収容部
15a 前方係止部
15b 後方係止部
16 係合凹部
C クッション材
T 表皮材
B バックレスト
20 バックレストボトム
21 クッション材
22 表皮材
23 支持フレーム
24 パイプフレーム(調節部材)
24a 嵌合スリット
R ロック機構(ロック装置)
30 ロックブラケット
30a 挿入孔
30b 挿入孔
30c バネ係止部
31 ロックプレート(ロック部材)
31a 長孔
31b 嵌合孔
31c バネ係止部
31d ロック解除レバー(操作部)
31e 底部(最下部)
31f 側壁
31g 連結部
31h 折曲部
31i 突出部
32 ロックカバー(カバー部材)
32a カバー凹部(凹部)
32b 開口部
32d 係合爪
32e ガイド受容部
32f 切り欠き
32g 延出部
33 連結ピン
34 ガイド筒
34a 係合片
34b 係合片
34c 通口
35 ロックバネ
40 保護部材
40a 周縁部
40b 保護部
40c 防水リブ(リブ部)
50 収納袋
51 ベルト
51a 前方リング
52a 後方リング
110 ボトムプレート
111 表面
111a 貫通孔
111b ナット取付穴
112 裏面
112a 挟持部
113 収容凹部
123 支持フレーム
124 調節部材
124a プレート部
124b 嵌合孔
140 ナット
141 ボルト
150 ロックカバー(カバー部材)
151 リブ

Claims (8)

  1. シート本体に対して移動可能なバックレストを備えた跨座式シートであって、
    前記バックレストは、前記バックレストの移動方向に延在する調節部材を備え、
    前記シート本体は、
    前記調節部材が挿通されるボトムプレートと、
    前記調節部材に当接することで前記バックレストの移動を阻止するロック部材と、
    前記ロック部材を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、前記調節部材を完全に覆っており、
    前記ロック部材は、前記バックレストを移動させる際に操作される操作部を有し、
    前記操作部は、
    前記カバー部材の外側に突出しており、
    前記カバー部材は、上方に向かって窪んだ凹部を有し、
    前記操作部は、前記凹部に配置されており、前記カバー部材に形成された開口部から外側に突出しており、
    前記ロック部材は、前記操作部から折り曲げられた折曲部を有し、
    前記折曲部は、前記跨座式シートの下面視において前記操作部と前記開口部との間の隙間を埋めるように配置されていることを特徴とする跨座式シート。
  2. 前記カバー部材には、前記調節部材の移動方向に延在する延出部が形成されており、
    前記跨座式シートの上下方向において、前記延出部は前記調節部材と重なっていることを特徴とする請求項1に記載の跨座式シート。
  3. 前記バックレストの移動が阻止されているロック状態において、前記折曲部と前記カバー部材が前記跨座式シートの上下方向で重なっている部分の長さは、前記ロック部材の最大移動量よりも長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の跨座式シート。
  4. 前記操作部は、前記跨座式シートの幅方向に延びる底部と、
    前記底部と前記折曲部を連結する連結部と、を有し、
    前記折曲部は、前記連結部よりも短いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の跨座式シート。
  5. 前記操作部は、前記跨座式シートの幅方向において前記連結部と対向する位置に前記底部から屈曲して形成された側壁を備えていることを特徴とする請求項に記載の跨座式シート。
  6. 前記ボトムプレートには、前記調節部材が挿通される貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔の前側には保護部材が設けられており、
    前記保護部材は、前記調節部材が挿通される保護部を備え、
    前記保護部は下側より上側の方が長く形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の跨座式シート。
  7. 前記保護部の内側に、内側に向かって突出したリング状のリブ部を有しており、
    前記リブ部が前記調節部材の外表面に当接していることを特徴とする請求項に記載の跨座式シート。
  8. シート本体に対して移動可能なバックレストを備えた跨座式シートであって、
    前記バックレストは、前記バックレストの移動方向に延在する調節部材を備え、
    前記シート本体は、
    前記調節部材が挿通されるボトムプレートと、
    前記調節部材に当接することで前記バックレストの移動を阻止するロック部材と、
    前記ロック部材を覆うカバー部材と、を備え、
    前記カバー部材は、前記調節部材を完全に覆っており、
    前記ロック部材は、前記バックレストを移動させる際に操作される操作部を有し、
    前記調節部材は複数設けられており、
    前記操作部は、複数の前記調節部材に係合するように設けられた複数のボルトであり、
    複数の前記ボルトの間には補強部が設けられていることを特徴とする跨座式シート。
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