JP7617413B2 - 跨座式シート - Google Patents
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Description
また、上記の構成では、開口部の周囲におけるロック部材とカバー部材の間の隙間を埋めることで異物が入ることを抑制することが可能となる。
上記の構成では、適切に調整部材を覆うことが可能となるため、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
上記の構成では、ロックを解除するためにロック部材をスライドさせた状態においても異物が入ることを抑制することが可能となる。
上記の構成では、操作部をコンパクトにすることが可能となる。
上記の構成では、操作部を操作する際に、指で連結部及び側壁を挟み込んで掴むことが可能となり、操作性が向上する。
上記の構成では、バックレストを移動させる際に、隙間から水が入って調節部材が濡れることを防止し、保護部の上側を長くすることで調節部材を最前部まで移動させた場合においても調節部材とロック部材の嵌合部に水が入り込むことが抑制される。
上記の構成では、保護部の内表面とパイプフレームの外表面の間の隙間を適切に封鎖することが可能となるため、水がシート本体の内部に入り込むことが抑制される。
上記のように構成された本発明の跨座式シートでは、調節部材の表面には、調節部材を滑らかに摺動させるためにグリスが塗布されているが、カバー部材で調整部材を完全に覆うことで、グリスが下方へと垂れて車体などに付着してしまうことを防ぐことが可能となる。
また、上記の構成では、操作部がボルトである場合には、調節部材の数だけボルトも必要になり、カバー部材におけるボルトの受容孔が複数になるため、ボルトの受容孔の間の脆弱な部分を補強して強度を上げることが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部をコンパクトに配置することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、開口部の周囲におけるロック部材とカバー部材の間の隙間を埋めることで異物が入ることを抑制することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、ロックを解除するためにロック部材をスライドさせた状態においても異物が入ることを抑制することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部をコンパクトにすることが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部を操作する際に、指で連結部及び側壁を挟み込んで掴むことが可能となり、操作性が向上する。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作者が、操作部の操作方向を直感的に理解することが可能となる。
また、本発明の跨座式シートによれば、バックレストを移動させる際に、隙間から水が入って調節部材が濡れることを防止し、保護部の上側を長くすることで調節部材を最前部まで移動させた場合においても調節部材とロック部材の嵌合部に水が入り込むことが抑制される。
また、本発明の跨座式シートによれば、保護部の内表面とパイプフレームの外表面の間の隙間を適切に封鎖することが可能となるため、水がシート本体の内部に入り込むことが抑制される。
また、本発明の跨座式シートによれば、操作部がボルトである場合には、調節部材の数だけボルトも必要になり、カバー部材におけるボルトの受容孔が複数になるため、ボルトの受容孔の間の脆弱な部分を補強して強度を上げることが可能となる。
本実施形態に係る自動二輪車用シートVS(以下、自動二輪車用シートVS)は、図1に示すように、車体VB(自動二輪車本体)に対して取り付けられることで自動二輪車Vに搭載される。自動二輪車用シートVSは、シート本体Sと、バックレストBと、を主構成要素として備えている。
シート本体Sは、運転者の着座する前方着座部S1(前部シート)と、この前方着座部S1よりも一段高く形成されて他の乗車員が着座する後方着座部S2(後部シート)とを備えている。つまり、自動二輪車用シートVSは、前方に前方着座部S1、後方に後方着座部S2を有する二人乗り用のシートとなっている。前方着座部S1及び後方着座部S2は、自動二輪車Vの乗員(すなわち、着座者)の臀部や大腿部が載る部分である。シート本体Sは、後述するボトムプレート10の上にクッション材Cが載置され、クッション材Cの表面を表皮材Tで覆うことによって構成されている。
前方着座部S1と後方着座部S2間の段差凹部に、運転者の凭れかかるバックレストBが設けられている。このバックレストBは、シート本体Sに対して可動式、すなわち手動により前後方向に移動調整できるように構成されている。
図3に、自動二輪車用シートVSの裏面図を示す。自動二輪車用シートVSの下面を構成する底板としてのボトムプレート10は、樹脂材料で形成されている。ボトムプレート10は、表面11及び裏面12を備えており、ボトムプレート10の表面11と裏面12の間には、一対のパイプフレーム24(調節部材)がそれぞれ挿通される一対の貫通孔11aが形成されている。
次に、図4乃至図11を参照してバックレストBをシート本体Sに対して前後方向に複数段に位置調整してロックするロック機構Rの構造について説明する。
ロックプレート31は、図5乃至図10に示されるように、主にシート幅方向に延在する板部材の下端に操作部としてのロック解除レバー31dが一体的に形成されて設けられている。ロック解除レバー31dは、下端に配置される底部31eと、底部31eから上方に向かって屈曲した側壁31f及び連結部31gと、を備えている。シート幅方向において、側壁31fと連結部31gは対向しており、連結部31gの方が側壁31fよりも上下方向において長く形成されている。
ロックカバー32(カバー部材)は、その下面に下方から上方に向かって窪んだカバー凹部32aと、カバー凹部32aに形成された開口部32bを備えている。開口部32bは、シート幅方向においてロックカバー32の中央に配置されている。シート幅方向においてカバー凹部32aの両側部は、カバー凹部32aよりも下方へと隆起しており、一対のガイド筒34及び一対のパイプフレーム24が収容される。
図9及び図10に示すように、操作者がロックプレート31の下端に設けたロック解除レバー31dを操作することで、ロックプレート31をロック解除方向(図11の矢印b方向、つまり左方向)に移動する。具体的には、操作者がロック解除レバー31dをロック解除方向に移動させることでロックプレート31は、図11に示すように、ロックバネ35の付勢力に抗してロック解除方向(図10の矢印b方向)に移動される。このとき、嵌合孔31bは、パイプフレーム24の嵌合スリット24aから外れて、バックレストBは前後方向に移動調整が可能になる(ロック解除状態)。
図12乃至図14に示されるように、ボトムプレート10に形成された一対の貫通孔11aの前側には保護部材40が設けられている。保護部材40は、その外周を取り囲むリング状の周縁部40aと、中心部に設けられた筒状の保護部40bと、を備えている。なお、図13では、シート本体Sの表皮材T及びバックレストBの表皮材22の図示を省略している。
本実施形態の自動二輪車用シートVSは、その裏面に工具などの物品を収容可能となっている。図8に示されるように、収納袋50は、その内部に物品を収容する袋体である。収納袋50は、丸められた状態でボトムプレート10の裏面12に設けられた凹部である袋収容部14に収容される。
以上までに、本発明の一実施形態に係る自動二輪車用シートVSの構成について説明してきたが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
VB 車体
VS 自動二輪車用シート(跨座式シート)
S シート本体
S1 前方着座部(前部シート)
S2 後方着座部(後部シート)
10 ボトムプレート
11 表面
11a 貫通孔
12 裏面
12a ストライカー
13 収容凹部
14 袋収容部
15a 前方係止部
15b 後方係止部
16 係合凹部
C クッション材
T 表皮材
B バックレスト
20 バックレストボトム
21 クッション材
22 表皮材
23 支持フレーム
24 パイプフレーム(調節部材)
24a 嵌合スリット
R ロック機構(ロック装置)
30 ロックブラケット
30a 挿入孔
30b 挿入孔
30c バネ係止部
31 ロックプレート(ロック部材)
31a 長孔
31b 嵌合孔
31c バネ係止部
31d ロック解除レバー(操作部)
31e 底部(最下部)
31f 側壁
31g 連結部
31h 折曲部
31i 突出部
32 ロックカバー(カバー部材)
32a カバー凹部(凹部)
32b 開口部
32d 係合爪
32e ガイド受容部
32f 切り欠き
32g 延出部
33 連結ピン
34 ガイド筒
34a 係合片
34b 係合片
34c 通口
35 ロックバネ
40 保護部材
40a 周縁部
40b 保護部
40c 防水リブ(リブ部)
50 収納袋
51 ベルト
51a 前方リング
52a 後方リング
110 ボトムプレート
111 表面
111a 貫通孔
111b ナット取付穴
112 裏面
112a 挟持部
113 収容凹部
123 支持フレーム
124 調節部材
124a プレート部
124b 嵌合孔
140 ナット
141 ボルト
150 ロックカバー(カバー部材)
151 リブ
Claims (8)
- シート本体に対して移動可能なバックレストを備えた跨座式シートであって、
前記バックレストは、前記バックレストの移動方向に延在する調節部材を備え、
前記シート本体は、
前記調節部材が挿通されるボトムプレートと、
前記調節部材に当接することで前記バックレストの移動を阻止するロック部材と、
前記ロック部材を覆うカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、前記調節部材を完全に覆っており、
前記ロック部材は、前記バックレストを移動させる際に操作される操作部を有し、
前記操作部は、
前記カバー部材の外側に突出しており、
前記カバー部材は、上方に向かって窪んだ凹部を有し、
前記操作部は、前記凹部に配置されており、前記カバー部材に形成された開口部から外側に突出しており、
前記ロック部材は、前記操作部から折り曲げられた折曲部を有し、
前記折曲部は、前記跨座式シートの下面視において前記操作部と前記開口部との間の隙間を埋めるように配置されていることを特徴とする跨座式シート。 - 前記カバー部材には、前記調節部材の移動方向に延在する延出部が形成されており、
前記跨座式シートの上下方向において、前記延出部は前記調節部材と重なっていることを特徴とする請求項1に記載の跨座式シート。 - 前記バックレストの移動が阻止されているロック状態において、前記折曲部と前記カバー部材が前記跨座式シートの上下方向で重なっている部分の長さは、前記ロック部材の最大移動量よりも長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の跨座式シート。
- 前記操作部は、前記跨座式シートの幅方向に延びる底部と、
前記底部と前記折曲部を連結する連結部と、を有し、
前記折曲部は、前記連結部よりも短いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の跨座式シート。 - 前記操作部は、前記跨座式シートの幅方向において前記連結部と対向する位置に前記底部から屈曲して形成された側壁を備えていることを特徴とする請求項4に記載の跨座式シート。
- 前記ボトムプレートには、前記調節部材が挿通される貫通孔が形成されており、
前記貫通孔の前側には保護部材が設けられており、
前記保護部材は、前記調節部材が挿通される保護部を備え、
前記保護部は下側より上側の方が長く形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の跨座式シート。 - 前記保護部の内側に、内側に向かって突出したリング状のリブ部を有しており、
前記リブ部が前記調節部材の外表面に当接していることを特徴とする請求項6に記載の跨座式シート。 - シート本体に対して移動可能なバックレストを備えた跨座式シートであって、
前記バックレストは、前記バックレストの移動方向に延在する調節部材を備え、
前記シート本体は、
前記調節部材が挿通されるボトムプレートと、
前記調節部材に当接することで前記バックレストの移動を阻止するロック部材と、
前記ロック部材を覆うカバー部材と、を備え、
前記カバー部材は、前記調節部材を完全に覆っており、
前記ロック部材は、前記バックレストを移動させる際に操作される操作部を有し、
前記調節部材は複数設けられており、
前記操作部は、複数の前記調節部材に係合するように設けられた複数のボルトであり、
複数の前記ボルトの間には補強部が設けられていることを特徴とする跨座式シート。
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WO2016021414A1 (ja) | 2014-08-05 | 2016-02-11 | テイ・エス テック株式会社 | 自動二輪車のシート装置 |
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