JP7613315B2 - 燃料電池用のセパレータ及び燃料電池の単セル - Google Patents
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Description
MEGAは、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly 、以下、MEA)と、MEAを挟持するアノード側及びカソード側のガス拡散層(Gas Diffusion Layer 、以下、GDL)とを備えている。
図1に示すように、燃料電池スタックの単セル90は、膜電極接合体10(以下、MEA10)と、MEA10を保持する枠部材20と、MEA10及び枠部材20を挟持する一対のセパレータ30,50とを有している。
なお、以降では、セパレータ30、MEA10及び枠部材20、セパレータ50の積層方向を第1方向Xとして説明する。
また、第1方向X及び第2方向Yの双方に直交する方向を第3方向Zとして説明する。
図1に示すように、MEA10は、第2方向Yに長い平面視長方形状である。
MEA10は、図示しない固体高分子電解質膜(以下、電解質膜)と、電解質膜の両面に設けられた電極11A,11Bとを有している。なお、本実施形態では、第1方向Xにおける電解質膜(図示略)の一側(図1の上下方向における上側)の面に接合された電極が、カソード電極11Aである。また、第1方向Xにおける電解質膜の他側(図1の下側)の面に接合された電極が、アノード電極11Bである。
なお、MEA10が本発明に係る燃料電池の発電部に相当する。
図1に示すように、枠部材20は、第2方向Yに長い長方形枠状である。
枠部材20は、例えば合成樹脂材料によりシート状に形成されている。
枠部材20は、中央に第2方向Yに長い平面視長方形状の開口部27を有している。開口部27の縁部には、第1方向Xの一側(図1の上側)からMEA10が接合されている。すなわち、枠部材20は、MEA10の外周側に位置している。
図1及び図2に示すように、セパレータ30は、第2方向Yに長い平面視長方形板状である。
セパレータ30は、MEA10に対向する内側対向面30aと、枠部材20に対向する外側対向面30bとを有している。
<基材30A>
基材30Aは、例えばチタンやステンレス鋼などの金属部材をプレス成形することにより形成されている。
各溝流路37は、内側対向面30aに設けられた波状部37aと、波状部37aから外側対向面30bに延出された延出部37bとを有している。
図3に示すように、複数のリブ38は、第1方向Xの一側(図3の上下方向における上側)に突出している。
各リブ38は、内側対向面30aに設けられた波状部38aと、波状部38aから外側対向面30bに延出された延出部38bとを有している。なお、本実施形態では、複数の波状部38aのうち第3方向Zにおいて最も外側に位置する波状部38aは、内側対向面30aの外縁よりも外側に位置する部分を有している。
<当接部材40>
図3に示すように、当接部材40は、MEA10のGDL12に当接するものであり、基材30Aとは異なる導電性材料により形成されている。詳しくは、当接部材40は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる結合材と、カーボン等の導電性粒子とを含む導電性材料により形成されている。
ベース部41は、突部42同士の間においてMEA10の面方向に延びるとともにMEA10に対向する底面41aと、第1方向Xにおいて底面41aとは反対側に位置するとともにリブ38の先端面38cと接合される接合面41bとを有している。
<セパレータ50>
図1に示すように、セパレータ50は、第2方向Yに長い平面視長方形板状である。
セパレータ50は、MEA10のカソード電極11A側に設けられている。セパレータ50は、MEA10に対向する対向面を含む第1面50aと、第1面50aとは反対側の第2面50bとを有している。
複数の溝流路58は、貫通孔53と、貫通孔54とを連通する溝である。溝流路58内では、冷却媒体が溝流路57を流れる酸化剤ガスと同方向に流れる。
図4に示すように、燃料電池の単セル90を製造すべくセパレータ30と、MEA10及び枠部材20とを積層する。このとき、セパレータ30の内側対向面30aにおいては、リブ38の波状部38aに接着された当接部材40の一対の突部42と、MEA10のGDL12とが当接した状態となる。これにより、図5に示すように、当接部材40の一対の突部42がMEA10のGDL12に食い込むとともに、当接部材40において突部42同士の間に形成される凹部43内にGDL12が沈み込むようになる。また、ベース部41の底面41aにGDL12が当接するようになる。その結果、GDL12のうち溝流路37と対向する部分が張った状態となる。なお、図4及び図5においては、MEA10のうちGDL12のみを示している。
(1)セパレータ30は、複数の溝流路37、及び溝流路37同士の間に位置するとともにMEA10に向かって突出する複数のリブ38を有する基材30Aと、リブ38に接合されるとともにMEA10に当接する当接部材40とを備えている。当接部材40は、リブ38に接合されたベース部41と、ベース部41から突出するとともに複数の溝流路37の並び方向である第3方向Zにおいて互いに間隔をおいて設けられた一対の突部42とを有している。
また、上記構成によれば、当接部材40を設けることにより、基材30Aのリブ38の突出高さを当接部材40の高さの分だけ小さくすることができる。したがって、セパレータ30の基材30Aの成形、ひいてはセパレータ30の製造を容易にすることができる。
こうした構成によれば、リブ38の延在方向の全体にわたって溝流路37へのGDL12の沈み込みを抑制できる。また、リブ38の延在方向において配置される当接部材40の数を1つにすることが可能となる。このため、リブ38の延在方向において複数の当接部材40を設ける場合に比べて、セパレータ30の製造をより容易にすることができる。
こうした構成によれば、複数の溝流路37の各々について、溝流路37へのGDL12の沈み込みを抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・セパレータ30は、本実施形態で例示したように、波状部37aの各々が同一の形状を有するものに限定されない。すなわち、各溝流路37は、波状部37aの各々の波長λ及び振幅Aが波状部37aの延在方向の全体にわたって一定であるものに限定されず、例えば各波状部37aの3つの波の波長λ及び振幅Aがそれぞれ異なるものであってもよい。
・溝流路37の各々の溝幅、すなわち流路断面積は、本発明に係る作用効果を奏するのであれば、溝流路37の延在方向の全体にわたって一定でなくてもよい。
・セパレータ30の基材30Aは、金属部材をプレス成形することにより形成されるものに限定されず、例えば切削加工やエッチング加工により成形することもできる。
・本発明に係る燃料電池用のセパレータは、本実施形態で例示したようなMEA10のアノード電極11B側に接合されるセパレータ30に限定されず、カソード電極11A側に接合されるセパレータ50に対して適用することもできる。
λ…波長
A…振幅
H…高さ
X…第1方向
Y…第2方向
Z…第3方向
10…膜電極接合体、MEA
11A…カソード電極
11B…アノード電極
12…ガス拡散層、GDL
20…枠部材
21…貫通孔
22…貫通孔
23…貫通孔
24…貫通孔
25…貫通孔
26…貫通孔
27…開口部
30…セパレータ
30A…基材
30a…内側対向面
30b…外側対向面
30c…面
31…貫通孔
32…貫通孔
33…貫通孔
34…貫通孔
35…貫通孔
36…貫通孔
37…溝流路
37a…波状部
37b…延出部
37A…リブ
38…リブ
38a…波状部
38b…延出部
38c…先端面
38A…溝流路
40…当接部材
41…ベース部
41a…底面
41b…接合面
42…突部
42a…内側面
43…凹部
50…セパレータ
50a…第1面
50b…第2面
51…貫通孔
52…貫通孔
53…貫通孔
54…貫通孔
55…貫通孔
56…貫通孔
57…溝流路
58…溝流路
90…単セル
91…導入孔
92…導入孔
93…導入孔
94…導出孔
95…導出孔
96…導出孔
Claims (7)
- 燃料電池の発電部に対向する対向面を有し、前記対向面には、反応ガスが流通する複数の溝流路が並んで設けられている燃料電池用のセパレータであって、
前記複数の溝流路、及び前記溝流路同士の間に位置するとともに前記発電部に向かって突出する複数のリブを有する基材と、
前記リブに接合されるとともに前記発電部に当接する当接部材と、を備えており、
前記当接部材は、
前記リブに接合されたベース部と、
前記ベース部から突出するとともに複数の前記溝流路の並び方向において互いに間隔をおいて設けられた一対の突部と、を有している、
燃料電池用のセパレータ。 - 前記ベース部は、前記突部同士の間において前記発電部の面方向に延びるとともに前記発電部と対向する底面を有しており、
前記一対の突部は、前記並び方向において前記底面の端から立ち上がる内側面を有しており、
前記内側面は、前記発電部と前記セパレータとの対向方向において前記発電部に近づくほど前記並び方向において前記底面から離れるように傾斜している、
請求項1に記載の燃料電池用のセパレータ。 - 前記ベース部の前記底面から前記一対の突部の先端までの高さは、10μm以上、30μm以下であり、
前記底面に対する一対の前記内側面の傾斜角度は、1度以上、5度以下である、
請求項2に記載の燃料電池用のセパレータ。 - 前記当接部材は、前記対向面において前記リブの延在方向の全体にわたって設けられている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池用のセパレータ。 - 前記当接部材は、複数の前記リブの各々に設けられている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料電池用のセパレータ。 - 前記発電部は、前記発電部の外周に位置する枠部材によって保持されるものであり、
前記対向面を内側対向面とするとき、
前記枠部材に対向する外側対向面を有しており、
複数の前記溝流路及び複数の前記リブは、それぞれ前記外側対向面に延出された延出部を有しており、
前記当接部材は、前記延出部にも設けられている、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池用のセパレータ。 - 一対のセパレータと、
前記一対のセパレータに挟持されるとともに、前記一対のセパレータの各々に当接する一対のガス拡散層を有する発電部と、を備え、
前記一対のセパレータのうち少なくとも1つは、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のセパレータであり、
前記ベース部における前記突部同士の間の部分には、前記発電部が沈み込んでいる、
燃料電池の単セル。
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