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JP7609057B2 - ブランクシート、箱用資材および包装箱の組立方法 - Google Patents

ブランクシート、箱用資材および包装箱の組立方法 Download PDF

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JP7609057B2 JP2021212293A JP2021212293A JP7609057B2 JP 7609057 B2 JP7609057 B2 JP 7609057B2 JP 2021212293 A JP2021212293 A JP 2021212293A JP 2021212293 A JP2021212293 A JP 2021212293A JP 7609057 B2 JP7609057 B2 JP 7609057B2
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Description

特許法第30条第2項適用 令和3年11月12日に発明に係る包装箱を太田市農業協同組合に販売
本発明は、ブランクシート、箱用資材および包装箱の組立方法に関する。
段ボール製の包装箱において、前後の端壁と、左右の側壁と、隣り合う端壁と側壁との間に形成された二つの傾斜壁と、を有する六角形の筒状の胴部と、胴部の開口部に設けられた蓋部と、を備え、両傾斜壁が胴部の対角位置に配置されているものがある。
前記した六角形の包装箱を組み立てる場合には、まず、折り畳まれた箱用資材の胴部に製函用型を嵌め込んで、胴部を四角形の筒状に形成する。その後、胴部の角部に外側から成形型を押し付けて、傾斜壁を端壁および側壁に対して傾斜させることで、胴部を六角形に形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-175557号公報
前記した従来の六角形の包装箱は、製函機を用いて組み立てることを前提とした構造であるため、手作業で胴部を組み立て難いという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、手作業で胴部を六角形の筒状に形成し易いブランクシート、箱用資材および包装箱の組立方法を提供することを課題とする。
本発明に用いられる包装箱は、前後の端壁と、左右の側壁と、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成された二つの傾斜壁と、を有する六角形の筒状の胴部と、前記胴部の開口部に設けられた蓋部と、を備えている。前記両傾斜壁は、前記胴部の対角位置に配置されている。前記蓋部は、前記両端壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、前記両側壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、を備えている。前記端部フラップは、前記両側部フラップの外面に重ねられている。前記側部フラップには、前後の連結穴が形成されている。前記端部フラップの先端部には、左右の差込片と、前記両差込片の間に配置された突出片と、が形成されている。前記差込片は、前記連結穴に差し込まれるとともに、前記突出片は、前記両側部フラップの外面に重ねられている。左右に並べられた二つの前記連結穴は、前記側部フラップの前後方向の中央側の端部が、前後方向において同じ位置に配置されている。
前記課題を解決するため、第一の発明は、前記包装箱を形成するためのブランクシートであって、前記端壁と前記側壁と前記傾斜壁とが横方向に並べられるとともに、前記側壁と前記側部フラップとが縦方向に並べられている。前記側部フラップにおいて、横に並べられた二つの前記連結穴のうち、前記傾斜壁側の前記連結穴よりも、前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の方が、前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されている。
前記課題を解決するため、第二の発明は、前記包装箱を形成するための箱用資材であって、前記胴部は、前記端壁と前記傾斜壁とが平坦に並べられている。前記側部フラップにおいて、横に並べられた二つの前記連結穴のうち、前記傾斜壁側の前記連結穴よりも、前
記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の方が、前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されている。
前記課題を解決するため、第三の発明は、前記包装箱の組立方法であって、前記胴部の前記端壁と前記傾斜壁とを平坦に並べた状態では、前記側部フラップにおいて、横に並べられた二つの前記連結穴のうち、前記傾斜壁側の前記連結穴よりも、前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の方が、前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されている。まず、前記端壁と前記傾斜壁とを平坦に並べた状態で、前記傾斜壁と前記側壁とを直角に折り曲げるとともに、前記端壁と前記側壁とを直角に折り曲げて、前記胴部を四角形の筒状に形成する。続いて、前記端部フラップの前記差込片を前記側部フラップの前記連結穴に差し込み、前記差込片によって前記連結穴を前記側部フラップの前後方向の中央側に押し出すことで、前記傾斜壁を前記端壁に対して傾斜させて、前記胴部を六角形の筒状に形成する。
本発明では、六角形の包装箱を組み立てるときに、まず、胴部を四角形の筒状に形成し、その後、端部フラップの差込片を側部フラップの連結穴に差し込んでいくと、差込片によって傾斜壁側の連結穴が側部フラップの前後方向の中央側に押し出される。これにより、側壁が側部フラップとともに押し出され、傾斜壁が側壁に引っ張られることで、傾斜壁が端壁に対して折り曲げられ、胴部が六角形の筒状に形成される。したがって、本発明では、手作業で胴部を六角形の筒状に容易に形成できる。
前記したブランクシートおよび箱用資材において、前記連結穴における前記側部フラップの横方向の中央側の縁部に、前記側部フラップの横方向の中央側の反対側に向けて張り出した押さえ部を形成することが好ましい。この場合には、前記側部フラップにおいて、横方向に並べられた二つの前記連結穴のうち、前記傾斜壁側の前記連結穴の前記押さえ部よりも、前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の前記押さえ部の方を、前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置する。
このようにすることで、包装箱を組み立てたときに、左右の連結穴の押さえ部が前後方向において同じまたは近い位置に配置され、左右の押さえ部が端部フラップの先端部を均等に押さえることになるため、左右の側部フラップに対して端部フラップを安定させることができる。
本発明のブランクシート、箱用資材および包装箱の組立方法では、箱用資材を折り畳んだ状態で顧客に納品して、手作業で六角形の包装箱を容易に組み立てることができる。
本発明の本実施形態に係る包装箱を前方左上から見た斜視図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱を上下逆さにした状態の斜視図である。 本発明の本実施形態に係るブランクシートを示した図である。 本発明の本実施形態に係る箱用資材を示した底面図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱の組立方法において、端部フラップの係止片を側部フラップの連結穴に差し込む前の状態を示した斜視図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱の組立方法において、端部フラップの係止片を側部フラップの連結穴に差し込んでいく状態を示した底面図である。 本発明の本実施形態に係る包装箱を示した底面図である。 本発明の他の実施形態に係るブランクシートを示した図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱、ブランクシートおよび箱用資材の構成や使用状態を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、六角形の筒状の胴部10と、胴部10の上側開口部に設けられた上蓋部20と、胴部10の下側開口部に設けられた下蓋部30と、を備えている。
本実施形態の包装箱1は、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS(図3参照)を各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図3に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
胴部10は、図1に示すように、前後の端壁11,11と、左右の側壁12,12と、隣り合う端壁11と側壁12との間に形成された二つの傾斜壁15,15と、を備えている。図7に示すように、両傾斜壁15,15は胴部10の対角位置に配置されている。本実施形態では、両傾斜壁15,15が胴部10の左前および右後に配置されている。胴部10の上面および下面には、六角形の開口部が形成されている。
端壁11および側壁12は、図1に示すように、四角形に形成されており、端壁11に対して側壁12が垂直に配置されている。
傾斜壁15は、端壁11および側壁12の側縁部に沿って帯状に形成されており、端壁11および側壁12に対して傾斜している。
傾斜壁15は、折れ線を介して端壁11および側壁12に連設されている。また、右後の傾斜壁15の右縁部には帯状の接合片13が連設されている。この接合片13は、右側の側壁12の内面に接着剤によって接合されている。
ブランクシートS(図3参照)を各折れ線で折り曲げつつ、接合片13を右側の側壁12の内面に接合することで、平面視で六角形の筒状の胴部10が形成される。
上蓋部20は、前後の端壁11,11の上縁部にそれぞれ連設された前後の第一フラップ21,21と、左右の側壁12,12の上縁部にそれぞれ連設された左右の第二フラップ22,22と、を備えている。
第一フラップ21は、端壁11の上縁部に沿って帯状に形成されている。また、第二フラップ22は、側壁12の上縁部に沿って帯状に形成されている。上蓋部20の中央部には、四角形の開口部が形成されている。
下蓋部30は、図2に示すように、前後の端壁11,11の下縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップ31,31と、左右の側壁12,12の下縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップ32,32と、を備えている。
左側の側部フラップ32は、折れ線を介して左側の側壁12の下縁部に連設され、右側の側部フラップ32は、折れ線を介して右側の側壁12の下縁部に連設されている。
図7に示すように、左側の側部フラップ32は胴部10の下側開口部の左半分に配置され、右側の側部フラップ32は胴部10の下側開口部の右半分に配置されている。左右の側部フラップ32,32の先端縁部同士は、胴部10の左右方向の中央部において突き合わされている。
図4に示すように、左側の側部フラップ32には、第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bが前後方向に並べて形成されている。第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bは、前後方向に間隔を空けて配置されている。
左側の側部フラップ32の第一連結穴50A(左前の第一連結穴50A)は、左側の側部フラップ32の前部に形成されており、側部フラップ32の左縁部から右方に向けて延びている。
左前の第一連結穴50Aの後縁部(側部フラップ32の前後方向の中央側の縁部)の左部には、前方(側部フラップ32の前後方向の中央側の反対側)に向けて張り出した押さえ部51が形成されている。
左前の第一連結穴50Aの後縁部の右部には、後方(側部フラップ32の前後方向の中央側)に向けて窪んだ窪み部52が形成されている。窪み部52は、後方に向かうに連れて左右方向の幅が小さくなるように、平面視で三角形に形成されている。
左前の第一連結穴50Aの左端部以外の部位は、蓋板53によって塞がれている。蓋板53の右縁部は、左前の第一連結穴50Aの右縁部に折れ線を介して連設され、蓋板53の前後の縁部は、スリットを介して左前の第一連結穴50Aの前後の縁部にそれぞれ連設されている。
左側の側部フラップ32の第二連結穴50B(左後の第二連結穴50B)は、左側の側部フラップ32の後部に形成されている。左後の第二連結穴50Bは、左前の第一連結穴50Aに対して前後対称な形態を備えているが、左後の第二連結穴50Bの各部の前後方向の幅は、左前の第一連結穴50Aの各部の前後方向の幅よりも大きく形成されている。
左後の第二連結穴50Bの前縁部の左部には、後方に向けて張り出した押さえ部51が形成されている。また、左後の第二連結穴50Bの後縁部の右部には、前方(側部フラップ32の前後方向の中央側)に向けて窪んだ窪み部52が形成されている。また、左後の第二連結穴50Bの左端部以外の部位は、蓋板53によって塞がれている。
右側の側部フラップ32にも前後の第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bが形成されている。右側の側部フラップ32の第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bは、左側の側部フラップ32の第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bに対して点対称に形成されている。つまり、右側の側部フラップ32では、前部に第二連結穴50Bが配置され、後部に第一連結穴50Aが配置されている。
図7に示すように、包装箱1を組み立てた状態では、左前の第一連結穴50Aの窪み部52の底部(側部フラップ32の前後方向の中央側の端部)と、右前の第二連結穴50Bの窪み部52の底部とが、前後方向において同じ位置(図7中の一点鎖線L1)に配置されている。また、左後の第一連結穴50Aの窪み部52の底部(側部フラップ32の前後方向の中央側の端部)と、右後の第二連結穴50Bの窪み部52の底部とが、前後方向において同じ位置(図7中の一点鎖線L2)に配置されている。
前側の端部フラップ31は、図2に示すように、折れ線を介して前側の端壁11の下縁部に連設されている。前側の端部フラップ31は、左右の側部フラップ32,32の前部の外面(下面)に重ねられている。
また、端部フラップ31には、傾斜壁15の下縁部に沿って形成された傾斜縁部が形成されている(図7参照)。
また、端部フラップ31の内面には、左右方向に延びている折れ線L10が形成されている。折れ線L10は、端部フラップ31の左右の縁部に亘って形成されており、端部フラップ31の基端縁部(端壁11の下縁部)に平行である(図7参照)。
端部フラップ31の先端部には、図4に示すように、左右二つの差込片61,61と、両差込片61,61の間に配置された突出片62と、が形成されている。
端部フラップ31の先端縁部には、左右二つの係合凹部63,63が形成されている。両係合凹部63の間に突出片62が形成されている。また、左側の係合凹部63よりも左側に左側の差込片61が形成され、右側の係合凹部63よりも右側に右側の差込片61が形成されている。
両差込片61,61の先端縁部および突出片62の先端縁部は、端壁11の下縁部に平行である。両差込片61,61の先端縁部と突出片62の先端縁部とは、左右方向の直線状に揃っている。
図7に示すように、前側の端部フラップ31の左側の差込片61は、左側の側部フラップ32の第一連結穴50Aに外側から差し込まれている。蓋板53は、差込片61によって内側に押し込まれている。差込片61は、押さえ部51の内面に重ねられている。差込片61は、蓋板53と押さえ部51とによって内外から押さえ込まれている。
また、前側の端部フラップ31の左側の係合凹部63は、左側の側部フラップ32の第一連結穴50Aの窪み部52の底部に引っ掛かっている。このようにして、端部フラップ31の先端部が第一連結穴50Aに係合されている。
前側の端部フラップ31の右側の差込片61は、右側の側部フラップ32の右前の第二連結穴50Bに外側から差し込まれている。右側の差込片61は、左側の差込片61と同様に、蓋板53と押さえ部51とによって内外から押さえ込まれている。また、端部フラップ31の先端部が第二連結穴50Bに係合されている。
前側の端部フラップ31の突出片62は、左右の側部フラップ32,32の突き合わせ部を跨いだ状態で、両側部フラップ32,32の外面(下面)の前部に重ねられている(図2参照)。
後側の端部フラップ31は、後側の端壁11の下縁部に連設されている。後側の端部フラップ31は、前側の端部フラップ31に対して線対称に形成されている。
後側の端部フラップ31の左側の差込片61は、左側の側部フラップ32の第二連結穴50Bに差し込まれている。後側の端部フラップ31の右側の差込片61は、右側の側部フラップ32の第一連結穴50Aに差し込まれている。
後側の端部フラップ31の突出片62は、両側部フラップ32,32の外面(下面)の後部に重ねられている(図2参照)。
本実施形態の包装箱1を形成するためのブランクシートSは、図3に示すように、端壁11と側壁12と傾斜壁15とが横方向(図3の左右方向)に並べられている。また、ブランクシートSでは、第一フラップ21と、端壁11と、端部フラップ31とが縦方向(図3の上下方向に並べられている。また、ブランクシートSでは、第二フラップ22と、側壁12と、側部フラップ32とが縦方向に並べられている。
本実施形態の包装箱1を形成するための箱用資材2は、図4に示すように、ブランクシートS(図3参照)から接合片13を側壁12の内面に接合して胴部10を形成し、上蓋部20(図1参照)および下蓋部30は組み立てていない状態である。
箱用資材2は、端壁11と傾斜壁15とが平坦に並べられた状態で胴部10を折り畳み、全体を平坦にして顧客に納品される。
なお、胴部10を折り畳むときには、傾斜壁15と側壁12との間の折れ線において折り曲げてもよく、端壁11と側壁12との間の折れ線において折り曲げてもよい。
図3に示すブランクシートSおよび箱用資材2(図4参照)の側部フラップ32では、傾斜壁15側の第一連結穴50Aよりも、傾斜壁15側の反対側の第二連結穴50Bの方が、側部フラップ32の横方向(長手方向)の中央側に寄せて配置されている。
つまり、側部フラップ32では、第一連結穴50Aの中央側の端部(窪み部52の底部)よりも、第二連結穴50Bの中央側の端部(窪み部52の底部)の方が、側部フラップ32の横方向(長手方向)の中央に近づいている。
なお、ブランクシートSにおいて、側部フラップ32の傾斜壁15側とは、図4に示す胴部10を形成したときに、傾斜壁15が配置される側である。
また、ブランクシートSおよび箱用資材2(図4参照)の側部フラップ32では、第一連結穴50Aの押さえ部51よりも、第二連結穴50Bの押さえ部51の方が、側部フラップ32の横方向(長手方向)の中央側に寄せて配置されている。
次に、本実施形態の包装箱1の組立方法について説明する。
まず、図4に示すように、箱用資材2を折り畳まれた状態から筒状に形成する。このとき、端壁11と傾斜壁15とを平坦に並べた状態で、傾斜壁15と側壁12とを直角に折り曲げるとともに、端壁11と側壁12とを直角に折り曲げて、胴部10を四角形の筒状に形成する。
また、両側部フラップ32,32を胴部10の内側に折り曲げて、両側部フラップ32,32を胴部10の下側開口部に並べて配置する。このとき、両側部フラップ32,32の先端縁部同士は間隔を空けて配置される。
続いて、図5に示すように、端部フラップ31を外側から見て山折りとなるように、折れ線L10において折り曲げる。これにより、端部フラップ31の左右の差込片61,61を、左右に並べられた第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bよりも基端側に配置できる。
そして、端部フラップ31を平坦に伸ばしながら、図6に示すように、左右の差込片61,61を第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bにそれぞれ差し込んでいく。また、突出片62は、両側部フラップ32,32の突き合わせ部を跨いで、両側部フラップ32,32の外面に重ねる。
端部フラップ31の両差込片61,61を第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bにそれぞれ差し込んでいくと、傾斜壁15側の第一連結穴50Aの窪み部52の底部に、端部フラップ31の一方の差込片61が先に当接する。このとき、傾斜壁15側の反対側の第二連結穴50Bの窪み部52の底部に、端部フラップ31の他方の差込片61が当接していない。
この状態で、更に端部フラップ31の先端部を胴部10の前後方向の中央側に押し込んでいくと、一方の差込片61によって第一連結穴50Aが胴部10の前後方向の中央側に押し出される。
これにより、前側の端部フラップ31の先端部によって、左側の側部フラップ32が後方(前後方向において傾斜壁15側と反対側)に向けて押し出される。また、後側の端部フラップ31の先端部によって、右側の側部フラップ32が前方(前後方向において傾斜壁15側と反対側)に向けて押し出される。
また、側部フラップ32とともに側壁12が前後方向において傾斜壁15側と反対側に押し出され、左右の側壁12,12が前後方向にずれた状態となる。
そして、傾斜壁15は、側壁12に引っ張られて端壁11に対して折れ曲がり、端壁11および側壁12に対して傾斜する。
図7に示すように、端部フラップ31の係合凹部63が第二連結穴50Bの窪み部52の底部に噛み合う位置まで、端部フラップ31の先端部を胴部10の前後方向の中央側に押し込む。これにより、両側部フラップ32,32と端部フラップ31とが連結されて下蓋部30が形成される。このとき、両側部フラップ32,32の先端縁部同士が隙間なく突き合わされる。
下蓋部30を形成すると、傾斜壁15は端壁11および側壁12に対して傾斜した状態となり、胴部10が六角形の筒状に形成される。
このようにして、図1に示す胴部10および下蓋部30を形成して包装箱1を形成できる。さらに、胴部10内に内容物を収容した後に上蓋部20を閉じる。
以上のような包装箱1、ブランクシートS、箱用資材2および包装箱1の組立方法では、図1に示す六角形の包装箱1を組み立てるときに、まず、図4に示すように、箱用資材2の胴部10を四角形の筒状に形成する。続いて、端部フラップ31の両差込片61,61を側部フラップ32の第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bに差し込んでいくと、差込片61によって第一連結穴50Aが押し出され、傾斜壁15が端壁11に対して折れ曲がる。
このように、本発明では、図4に示す箱用資材2を折り畳んだ状態で顧客に納品し、図7に示すように、手作業で胴部10を六角形の筒状に容易に形成できるため、六角形の包装箱1を容易に組み立てることができる。
また、本実施形態の包装箱1を組み立てたときに、図7に示すように、左右方向に並べられた第一連結穴50Aの押さえ部51と、第二連結穴50Bの押さえ部51とが前後方向において同じ位置に配置され、左右の押さえ部51,51が端部フラップ31の先端部を均等に押さえるため、左右の側部フラップ32,32に対して端部フラップ31を安定させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
図4に示す第一連結穴50A、第二連結穴50B、差込片61および突出片62の形状や大きさは限定されるものではなく、端部フラップ31の先端部と第一連結穴50Aおよび第二連結穴50Bとの組み付け易さや抜け難さを考慮して適宜に形成される。
例えば、図8に示すブランクシートS1のように、端部フラップ31の差込片61の側縁部に切込部65および突起部66を形成してもよい。このようなブランクシートS1、このブランクシートS1から形成された箱用資材および包装箱では、差込片61を第一連結穴50Aまたは第二連結穴50Bに差し込んだときに、切込部65および突起部66が第一連結穴50Aまたは第二連結穴50Bの縁部に、差込片61の差込方向と反対方向から当接する。これにより、差込片61が連結穴50から抜け難くなる。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、胴部10の上側開口部に設けられた上蓋部20に開口部が形成されているが、上蓋部20の構成は限定されるものではない。例えば、下蓋部30と同じ構造の上蓋部を胴部10の上側開口部に設けてもよい。更には、包装箱1に上蓋部20を設けなくてもよい。
本実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって本発明の包装箱を形成できる。
1 包装箱
2 箱用資材
10 胴部
11 端壁
12 側壁
13 接合片
15 傾斜壁
20 上蓋部
21 第一フラップ
22 第二フラップ
30 下蓋部
31 端部フラップ
32 側部フラップ
50A 第一連結穴
50B 第二連結穴
51 押さえ部
52 窪み部
53 蓋板
61 差込片
62 突出片
63 係合凹部
65 切込部
66 突起部
S ブランクシート
S1 ブランクシート(他の実施形態)

Claims (5)

  1. 前後の端壁と、左右の側壁と、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成された二つの傾斜壁と、を有する六角形の筒状の胴部と、
    前記胴部の開口部に設けられた蓋部と、を備え、
    前記両傾斜壁は、前記胴部の対角位置に配置されており、
    前記蓋部は、
    前記両端壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、
    前記両側壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、を備え、
    前記端部フラップは、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
    前記側部フラップには、前後の連結穴が形成され、
    前記端部フラップの先端部には、左右の差込片と、前記両差込片の間に配置された突出片と、が形成されており、
    前記差込片は、前記連結穴に差し込まれるとともに、前記突出片は、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
    左右に並べられた二つの前記連結穴は、前記側部フラップの前後方向の中央側の端部が、前後方向において同じ位置に配置されている包装箱を形成するためのブランクシートであって、
    前記端壁と前記側壁と前記傾斜壁とが横方向に並べられるとともに、
    前記側壁と前記側部フラップとが縦方向に並べられており、
    前記側部フラップにおいて、横に並べられた二つの前記連結穴のうち、
    前記傾斜壁側の前記連結穴よりも、
    前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の方が、
    前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されていることを特徴とするブランクシート。
  2. 請求項1に記載のブランクシートであって、
    前記連結穴における前記側部フラップの横方向の中央側の縁部には、前記側部フラップの横方向の中央側の反対側に向けて張り出した押さえ部が形成されており、
    前記側部フラップにおいて、横方向に並べられた二つの前記連結穴のうち、
    前記傾斜壁側の前記連結穴の前記押さえ部よりも、
    前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の前記押さえ部の方が、
    前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されていることを特徴とするブランクシート。
  3. 前後の端壁と、左右の側壁と、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成された二つの傾斜壁と、を有する六角形の筒状の胴部と、
    前記胴部の開口部に設けられた蓋部と、を備え、
    前記両傾斜壁は、前記胴部の対角位置に配置されており、
    前記蓋部は、
    前記両端壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、
    前記両側壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、を備え、
    前記端部フラップは、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
    前記側部フラップには、前後の連結穴が形成され、
    前記端部フラップの先端部には、左右の差込片と、前記両差込片の間に配置された突出片と、が形成されており、
    前記差込片は、前記連結穴に差し込まれるとともに、前記突出片は、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
    左右に並べられた二つの前記連結穴は、前記側部フラップの前後方向の中央側の端部が、前後方向において同じ位置に配置されている包装箱を形成するための箱用資材であって、
    前記胴部は、前記端壁と前記傾斜壁とが平坦に並べられており、
    前記側部フラップにおいて、横に並べられた二つの前記連結穴のうち、
    前記傾斜壁側の前記連結穴よりも、
    前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の方が、
    前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されていることを特徴とする箱用資材。
  4. 請求項3に記載の箱用資材であって、
    前記連結穴における前記側部フラップの横方向の中央側の縁部には、前記側部フラップの横方向の中央側の反対側に向けて張り出した押さえ部が形成されており、
    前記側部フラップにおいて、横方向に並べられた二つの前記連結穴のうち、
    前記傾斜壁側の前記連結穴の前記押さえ部よりも、
    前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の前記押さえ部の方が、
    前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されていることを特徴とする箱用資材。
  5. 前後の端壁と、左右の側壁と、隣り合う前記端壁と前記側壁との間に形成された二つの傾斜壁と、を有する六角形の筒状の胴部と、
    前記胴部の開口部に設けられた蓋部と、を備え、
    前記両傾斜壁は、前記胴部の対角位置に配置されており、
    前記蓋部は、
    前記両端壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、
    前記両側壁の上下の一方の縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、を備え、
    前記端部フラップは、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
    前記側部フラップには、前後の連結穴が形成され、
    前記端部フラップの先端部には、左右の差込片と、前記両差込片の間に配置された突出片と、が形成されており、
    前記差込片は、前記連結穴に差し込まれるとともに、前記突出片は、前記両側部フラップの外面に重ねられており、
    左右に並べられた二つの前記連結穴は、前記側部フラップの前後方向の中央側の端部が、前後方向において同じ位置に配置されている包装箱の組立方法であって、
    前記胴部の前記端壁と前記傾斜壁とを平坦に並べた状態では、
    前記側部フラップにおいて、横に並べられた二つの前記連結穴のうち、
    前記傾斜壁側の前記連結穴よりも、前記傾斜壁側の反対側の前記連結穴の方が、
    前記側部フラップの横方向の中央側に寄せて配置されており、
    前記端壁と前記傾斜壁とを平坦に並べた状態で、前記傾斜壁と前記側壁とを直角に折り曲げるとともに、前記端壁と前記側壁とを直角に折り曲げて、前記胴部を四角形の筒状に形成する段階と、
    前記端部フラップの前記差込片を前記側部フラップの前記連結穴に差し込み、前記差込片によって前記連結穴を前記側部フラップの前後方向の中央側に押し出すことで、前記傾斜壁を前記端壁に対して傾斜させて、前記胴部を六角形の筒状に形成する段階と、を備えていることを特徴とする包装箱の組立方法。
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