JP7608397B2 - Absorbent article and packaging for absorbent article - Google Patents
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Description
本発明は、着用物品に装着されて使用される吸収性物品に関する。 The present invention relates to an absorbent article that is attached to a wearable article.
特許文献1には、着用物品に装着されて使用される吸収性物品が開示されている。吸収性物品は、少なくとも股下域に配置される吸収コアを有している。吸収コアは、使用時に着用者の両脚に挟まれることで、幅方向の内側に向かって押圧され、変形し易い。よって、吸収コアの変形を抑制することが求められている。特許文献1の吸収性物品は、吸収コアの肌側を覆うコアラップシートと、吸収コアの非肌側を覆うコアラップシートと、を有しており、当該コアラップシート同士が吸収コアよりも幅方向の外側において接合されている。
上述の吸収性物品によれば、吸収性物品が幅方向の内側に向かう力を受けた際に、コアラップシート同士の接合部によって吸収コアの外側部に掛かる力を低減でき、吸収コアの変形を吸収できる。しかし、吸収コアを挟んで配置されるコアラップシートの接合によって、コアラップシートの接合部に隣接する吸収コアの外側部の剛性が高くなり、吸収コアが硬くなることに起因する違和感が生じるおそれがあった。 According to the absorbent article described above, when the absorbent article is subjected to a force directed inward in the width direction, the joint between the core wrap sheets can reduce the force applied to the outer part of the absorbent core, absorbing deformation of the absorbent core. However, due to the joint between the core wrap sheets arranged to sandwich the absorbent core, the outer part of the absorbent core adjacent to the joint between the core wrap sheets becomes more rigid, which may cause discomfort due to the absorbent core becoming harder.
また、1つの吸収性物品の使用時間は、使用者によって大きく異なる。出願人が鋭意研究した結果、東南アジア及び中東においては、1つの吸収性物品を終日に亘って使用する慣習もある。このように吸収性物品を長時間使用する形態にあっては、使用前や使用開始直後に吸収コアが一旦変形すると、使用終了間近では、その変形がより顕著になり、吸収性能を確保できないことがあった。特に、着用物品に装着して使用される吸収性物品にあっては、吸収コアの変形によって吸収性物品と着用物品の接合状態を維持できなかったりずれたりすることがあり、吸収コアの変形を抑制することが特に求められている。 In addition, the length of time an absorbent article is used varies greatly depending on the user. As a result of the applicant's extensive research, it has been found that in Southeast Asia and the Middle East, it is customary to use one absorbent article for an entire day. In such cases where an absorbent article is used for long periods of time, once the absorbent core is deformed before use or immediately after the start of use, the deformation becomes more pronounced toward the end of use, and absorption performance may not be ensured. In particular, in absorbent articles that are used by being attached to worn articles, deformation of the absorbent core may cause the bond between the absorbent article and the worn article to be lost or cause misalignment, so there is a particular need to suppress deformation of the absorbent core.
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、吸収コアの外側部の剛性が高くなりすぎることを抑制しつつ、吸収コアの変形を抑制できる吸収性物品を提供することを目的とする。 The present invention was made in consideration of these problems, and aims to provide an absorbent article that can prevent the rigidity of the outer parts of the absorbent core from becoming too high while suppressing deformation of the absorbent core.
一態様に係る吸収性物品は、互いに直交する前後方向及び幅方向と、吸収コアと、前記吸収コアの肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する肌側シートと、前記吸収コアの非肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する非肌側シートと、を有する。吸収性物品は、着用物品に装着されて使用される。前記吸収コアは、前記吸収コアの前記前後方向の中央において前記幅方向の内側に括れた括れ部が設けられた中央域と、前記括れ部の前記前後方向の外端縁よりも前記前後方向の外側に位置する前後域と、を有する。前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の外側において、前記肌側シートと前記非肌側シートが積層された積層領域が設けられている。前記積層領域は、前記中央域の外側縁から前記幅方向の外側に延び、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合された第1領域と、前記前後域の外側縁から前記幅方向の外側に延び、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合されずに重なる第2領域と、を有する。 The absorbent article according to one embodiment has a front-rear direction and a width direction perpendicular to each other, an absorbent core, a skin-side sheet covering the skin side of the absorbent core and extending outward in the width direction beyond the absorbent core, and a non-skin-side sheet covering the non-skin side of the absorbent core and extending outward in the width direction beyond the absorbent core. The absorbent article is attached to a worn article for use. The absorbent core has a central region in which a constricted portion is provided at the center of the absorbent core in the front-rear direction on the inside in the width direction, and front-rear regions located outside the front-rear direction outer edges of the constricted portion. A layered region in which the skin-side sheet and the non-skin-side sheet are layered is provided outside the outer edges of the absorbent core in the width direction. The laminated region has a first region that extends outward in the width direction from the outer edge of the central region and where the skin side sheet and the non-skin side sheet are joined, and a second region that extends outward in the width direction from the outer edges of the front and rear regions and where the skin side sheet and the non-skin side sheet overlap without being joined.
一態様に係る吸収性物品の包装体は、吸収性物品を包装シートによって個別に包装する。前記吸収性物品は、互いに直交する前後方向及び幅方向と、吸収コアと、前記吸収コアの肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する肌側シートと、前記吸収コアの非肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する非肌側シートと、前記吸収性物品の非肌面に配置され、着用物品に接合する粘着部と、前記粘着部を剥離可能に覆う剥離シートと、を有する。前記吸収性物品は、前記包装シートと接合されてなく、前記包装シート内で移動可能である。前記肌側シートと前記非肌側シートが接合された接合領域は、前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の外側に設けられている。 In one embodiment, a package for absorbent articles individually packages absorbent articles with a packaging sheet. The absorbent article has a front-rear direction and a width direction that are mutually perpendicular, an absorbent core, a skin-side sheet covering the skin side of the absorbent core and extending outward in the width direction beyond the absorbent core, a non-skin-side sheet covering the non-skin side of the absorbent core and extending outward in the width direction beyond the absorbent core, an adhesive portion disposed on the non-skin side of the absorbent article and bonded to a worn article, and a release sheet releasably covering the adhesive portion. The absorbent article is not bonded to the packaging sheet and is movable within the packaging sheet. The bonded area where the skin-side sheet and the non-skin-side sheet are bonded is provided outside the outer edge of the absorbent core in the width direction.
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1に係る吸収性物品は、互いに直交する前後方向及び幅方向と、吸収コアと、前記吸収コアの肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する肌側シートと、前記吸収コアの非肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する非肌側シートと、を有する。吸収性物品は、着用物品に装着されて使用される。前記吸収コアは、前記吸収コアの前記前後方向の中央において前記幅方向の内側に括れた括れ部が設けられた中央域と、前記括れ部の前記前後方向の外端縁よりも前記前後方向の外側に位置する前後域と、を有する。前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の外側において、前記肌側シートと前記非肌側シートが積層された積層領域が設けられている。前記積層領域は、前記中央域の外側縁から前記幅方向の外側に延び、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合された第1領域と、前記前後域の外側縁から前記幅方向の外側に延び、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合されずに重なる第2領域と、を有する。吸収コアの中央域は、着用時に両脚によって挟まれ、幅方向の内側に向かう力を受け易い。また、吸収コアの中央域は、括れ部が形成されており、前後域と比較して、吸収コアの幅が短い。よって、吸収コアの中央域は、幅方向の内側に向かう力を受けた際に変形し易い。第1領域において、肌側シートと非肌側シートが接合されているため、吸収コアの中央域の外側部に掛かる力を低減でき、吸収コアの変形を抑制できる。一方、吸収コアの前後域は、括れ部が形成されてなく、中央域と比較して、吸収コアの幅が長い。そのため、吸収コアの前後域は、足を動かした際、座った際、及び寝た際に、肌に接触し易い。当該第2領域において、肌側シートと非肌側シートが接合されていないため、吸収コアの前後域の外側部の剛性が高くなり過ぎることを抑制し、吸収コアが硬くなることに起因する違和感を抑制できる。
(1) Overview of the embodiment At least the following points will become apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
The absorbent article according to
好ましい態様によれば、態様2に係る発明は、態様1に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記吸収コアの前記幅方向の中心を挟んで前記前後方向に延び、少なくとも前記吸収コアを厚み方向に圧縮した一対の圧搾部が設けられている。前記圧搾部は、少なくとも中央域において前記括れ部よりも前記幅方向の内側に設けられている。中央域は、括れ部が形成されているため、幅方向の長さが比較的短く、横漏れが発生し易い。しかし、一対の圧搾部が設けられているため、圧搾部を基点に変形することで排泄口に対するフィット性を高め、横漏れの発生を抑制できる。また、吸収コアの中央域の剛性が一対の圧搾部によって向上し、吸収コアの中央域の変形を抑制できる、加えて、圧搾部を基点に変形することで、吸収コアの幅方向の長さが短くなり、着用時における脚に対する当たりや擦れを抑制でき、吸収コアと接する違和感を低減できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to
好ましい態様によれば、態様3に係る発明は、態様2に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記圧搾部は、少なくとも前記吸収コアと前記肌側シートを肌側から非肌側に向かって圧縮している。前記中央域における前記積層領域の前記幅方向の長さは、前記圧搾部と前記括れ部の内側縁との距離よりも長い。吸収コアと肌側シートは、圧搾部において肌側から非肌側に向かって圧縮されている。圧縮に伴って相対的に肌側シートの外側縁は、吸収コアに対して浮き上がり易く、吸収コアよりも側方に位置する肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持しにくいおそれがある。しかし、中央域における前記積層領域の前記幅方向の長さが比較的長いため、吸収コアよりも側方に位置する肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持し、吸収コアの外側縁が露出することを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。また、圧搾部と前記括れ部の内側縁との距離が比較的短いため、括れ部に幅方向の内側に向かう力が掛かった際に、圧搾部に力がかかり易い。よって、吸収コアの幅入りを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to
好ましい態様によれば、態様4に係る発明は、態様1から態様3のいずれかに係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記第1領域の前記幅方向の長さは、前記圧搾部と前記括れ部の内側縁との前記幅方向の距離よりも長い。本態様によれば、吸収コアの中央域は、第1領域(2枚のシートが接合された領域)の存在によって、幅方向の内側に押圧される力が低減され、吸収コアの変形を抑制できる。また、第1領域の前記幅方向の長さが比較的長いため、肌側シートと非肌側シートの接合状態をより維持し易く、吸収コアの外側縁の変形をより抑制できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to embodiment 4 may have the following features in the invention according to any one of
好ましい態様によれば、態様5に係る発明は、態様1から態様4に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記第1領域の外側縁は、前記幅方向における前記記括れ部の内側縁と前記括れ部の外側縁との中間位置よりも前記幅方向の外側に位置する。本態様によれば、括れ部の幅方向の半分以上の領域において肌側シートと非肌側シートが接合されている。第1領域における2層のシートによって吸収コアの中央域の当たりを低減でき、吸収コアの変形を抑制できる。また、吸収コアよりも側方に位置する肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持し、吸収コアの外側縁が露出することを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to embodiment 5 may have the following features in the inventions according to
好ましい態様によれば、態様6に係る発明は、態様1から態様5のいずれかに係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記幅方向において、前記肌側シートの外側縁は、前記非肌側シートの外側縁よりも外側に位置する。本態様によれば、肌側シートの幅方向の長さと非肌側シートの幅方向の長さが異なるため、積層領域において段階的に剛性が変化する。よって、吸収コアの外側縁に掛かる外力を吸収して吸収コアの外側縁に対する当たりを抑制できる。また、吸収コアを超えて幅方向の広い範囲に肌側シートが配置されていることを、使用者が気づくことにより、吸収コアが幅方向の外側から力を受けた際にシートによって力を吸収でき、吸収コアの変形が抑制される印象を受け、吸収性能及び着用感に対する安心感を得やすい。
According to a preferred embodiment, the invention according to embodiment 6 may have the following features in the invention according to any one of
好ましい態様によれば、態様7に係る発明は、態様6に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記肌側シートと前記非肌側シートを接着する接着剤が付された接着領域が設けられている。前記接着領域は、前記肌側シートの外側縁を跨いで配置されている。本態様によれば、肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持し、吸収コアの外側縁が露出することを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。 According to a preferred embodiment, the invention according to embodiment 7 may have the following features in the invention according to embodiment 6. An adhesive region is provided to which an adhesive is applied to bond the skin side sheet and the non-skin side sheet. The adhesive region is disposed across the outer edge of the skin side sheet. According to this embodiment, the bonded state between the skin side sheet and the non-skin side sheet is maintained, exposure of the outer edge of the absorbent core is suppressed, and deformation of the outer edge of the absorbent core is suppressed.
好ましい態様によれば、態様8に係る発明は、態様1から態様7に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記幅方向において、前記非肌側シートの外側縁は、前記肌側シートの外側縁よりも外側に位置する。本態様によれば、肌側シートの幅方向の長さと非肌側シートの幅方向の長さが異なるため、積層領域において段階的に剛性が変化する。よって、吸収コアの外側縁に掛かる外力を吸収して吸収コアの外側縁に対する当たりを抑制できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to embodiment 8 may have the following features in the inventions according to
好ましい態様によれば、態様9に係る発明は、態様8に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記肌側シートと前記非肌側シートを接着する接着剤が付された接着領域が設けられている。前記接着領域は、前記非肌側シートの外側縁を跨いで配置されている。本態様によれば、肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持し、吸収コアの外側縁が露出することを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。 According to a preferred embodiment, the invention according to embodiment 9 may have the following features in the invention according to embodiment 8. An adhesive region is provided to which an adhesive is applied to bond the skin side sheet and the non-skin side sheet. The adhesive region is disposed across the outer edge of the non-skin side sheet. According to this embodiment, the bonded state between the skin side sheet and the non-skin side sheet is maintained, exposure of the outer edge of the absorbent core is suppressed, and deformation of the outer edge of the absorbent core is suppressed.
態様10に係る発明は、吸収性物品の包装体である。吸収性物品の包装体は、吸収性物品を包装シートによって個別に包装する。前記吸収性物品は、互いに直交する前後方向及び幅方向と、吸収コアと、前記吸収コアの肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する肌側シートと、前記吸収コアの非肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する非肌側シートと、前記吸収性物品の非肌面に配置され、着用物品に接合する粘着部と、前記粘着部を剥離可能に覆う剥離シートと、を有する。前記吸収性物品は、前記包装シートと接合されてなく、前記包装シート内で移動可能である。前記肌側シートと前記非肌側シートが接合された接合領域は、前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の外側に設けられている。本態様によれば、包装体は、吸収性物品は包装シート内で移動でき、包装体に力が加わった際に、包装体内で吸収性物品が移動することで変形を吸収し、吸収性物品に掛かる力を低減し、吸収性物品の変形を抑制できる。また、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合された接合領域は、前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の外側に設けられているため、吸収性物品が包装体内で移動しても、肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持し、吸収コアの外側縁が露出することを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。
The invention according to
好ましい態様によれば、態様11に係る発明は、態様10に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記吸収性物品は、前記幅方向に沿う折り目を基点に折り畳まれている。前記包装シート同士を接合する包装接合部は、前記吸収性物品の前後方向における前記包装体の両側に位置し、前記折り目に沿って配置されている。吸収性物品の幅方向の外側縁は、吸収性物品の前後方向に沿って延びている。包装接合部は、吸収性物品の前後方向における包装体の両側に位置し、幅方向に沿って延びている。吸収性物品の幅方向の外側縁と、包装接合部と、が直交して配置されているため、包装体内で吸収性物品が移動した場合であっても、吸収コアの外側縁が包装接合部に当たることによる吸収コアの変形を抑制できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to aspect 11 may have the following features in the invention according to
好ましい態様によれば、態様12に係る発明は、態様10又は態様11に係る発明において、以下の特徴を有してよい。前記肌側シート及び前記非肌側シートは、前記吸収コアよりも前記前後方向の外側に延びている。前記接合領域は、前記吸収コアの前記前後方向の外端縁よりも前記前後方向の外側に設けられている。本態様によれば、吸収性物品の前端部及び後端部においても、肌側シートと非肌側シートの接合状態を維持し、吸収コアの外側縁が露出することを抑制し、吸収コアの外側縁の変形を抑制できる。
According to a preferred embodiment, the invention according to aspect 12 may have the following features in the invention according to
(2)第1実施形態に係る吸収性物品
以下、図面を参照して、第1実施形態に係る吸収性物品1について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。吸収性物品1は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド、糞便パッドのような吸収性物品であってよい。吸収性物品1は、下着のような着用物品に装着されて使用される物品である。実施の形態の吸収性物品1は、昼用の生理用ナプキンである。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
(2) Absorbent Article According to First Embodiment The
図1は、吸収性物品1の肌側T1から見た平面図である。図2は、吸収性物品1の非肌側T2から見た平面図である。図3は、図1に示すA-A線に沿った断面図である。図4は、図1に示すB-B線に沿った断面図である。ここで、「肌側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。吸収性物品1は、互いに直交する前後方向L、幅方向W、及び厚さ方向Tを有する。吸収性物品1の前後方向Lにおいて、使用者の下腹部に当接する側を「前側」といい、使用者の臀部に当接する側を「後側」という。吸収性物品1は、前側域S1、後側域S2及び股下域S3を有する。股下域S3は、着用者の排泄口、例えば膣口に対向して配置される領域である。吸収性物品1が着用物品に装着されたときに着用物品の股下に配置され、着用者の両脚の間に配置される領域である。前側域S1は、股下域S3よりも前側に位置する。前側域S1の前端縁は、吸収性物品1の前端縁を規定する。後側域S2は、股下域S3よりも後方に位置する。後側域S2の後端縁は、吸収性物品1の後端縁を規定する。股下域S3は、後述する括れ部35が形成された領域であってよく、中央域RCと同義であってよい。また、ウイングを有する吸収性物品にあっては、股下域S3は、ウイングが設けられた領域であってよい。
1 is a plan view of the
なお、本発明における外側部とは、幅方向Wにおける外側縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、外側縁とは、幅方向Wにおける外側縁である。なお、前後方向に一定の範囲を占める構成部材の外側縁は、当該構成部材において幅方向の外側に位置する点を、構成部材全体に亘って繋いだ縁である。本発明における内側部とは、幅方向Wにおける内縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、内側縁とは、幅方向Wにおける内縁である。なお、前後方向に一定の範囲を占める構成部材の内側縁は、当該構成部材において幅方向の内側に位置する点を、構成部材全体に亘って繋いだ縁である。また、本発明における前端部及び後端部は、前後方向Lにおける縁を含む前後方向Lに一定の範囲を占める部分であり、前端縁及び後端縁は、前後方向Lにおける縁である。外端部は、前端部及び後端部を含んでおり、外端縁は、前端縁及び後端縁を含んでいる。また、内側辺は、内側縁を含み、かつ前後方向Lに沿って延びる辺である。外側辺は、外側縁を含み、かつ前後方向Lに沿って延びる辺である。なお、本明細書において、「前後方向Lに沿って」という用語は、前後方向Lに対して45°未満の角度を持った方向を意味し、「幅方向Wに沿って」という用語は、幅方向Wに対して45°未満の角度を持った方向を意味する。 In the present invention, the outer portion is a portion that occupies a certain range in the width direction W, including the outer edge in the width direction W, and the outer edge is the outer edge in the width direction W. The outer edge of a component that occupies a certain range in the front-to-rear direction is an edge that connects points located on the outside in the width direction of the component throughout the entire component. The inner portion in the present invention is a portion that occupies a certain range in the width direction W, including the inner edge in the width direction W, and the inner edge is the inner edge in the width direction W. The inner edge of a component that occupies a certain range in the front-to-rear direction is an edge that connects points located on the inside in the width direction of the component throughout the entire component. In addition, the front end and rear end in the present invention are portions that occupy a certain range in the front-to-rear direction L, including edges in the front-to-rear direction L, and the front end edge and rear end edge are edges in the front-to-rear direction L. The outer end includes the front end and rear end, and the outer edge includes the front end edge and rear end edge. In addition, the inner side is a side that includes the inner edge and extends along the front-to-rear direction L. The outer side is a side that includes the outer edge and extends along the front-to-rear direction L. In this specification, the term "along the front-to-rear direction L" means a direction that has an angle of less than 45° with respect to the front-to-rear direction L, and the term "along the width direction W" means a direction that has an angle of less than 45° with respect to the width direction W.
吸収性物品1は、吸収コア30、トップシート10及びバックシート20を少なくとも有する。吸収性物品1は、縦長の形状である。トップシート10は、吸収コア30よりも肌側T1に配置され、着用者に当接するシートである。トップシート10は、不織布、織布、有孔プラスチックシート、メッシュシート等、液体を透過する構造を有する任意のシート状の材料から構成されてよい。トップシート10は、吸収コア30の幅方向Wの中央を覆うセンターシートと、センターシートよりも幅方向Wの外側に配置される疎水性のサイドシートと、を有してよいし、1枚のシート(例えば、センターシート)のみによって構成されていてもよい。
The
バックシート20は、吸収コア30よりも非肌側T2に配置され、着用物品に当接するシートである。バックシート20は、液不透過性のシートである。バックシート20は、ポリエチレンシート、ポリプロピレン等を主体としたラミネート不織布、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド、又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムが接合されたシートなどを用いることができる。図2等に示すように、吸収性物品1は、吸収性物品1を下着等の着用物品に止着するための粘着部60を有する。粘着部60は、バックシート20の非肌面に設けられ、吸収性物品1を下着等の着用物品に止着するための止着手段が設けられた領域である。粘着部60は、少なくとも吸収コア30と重なる領域に設けられてよい。本実施の形態の粘着部60は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて複数設けられている。なお、変形例において、粘着部60は、幅方向Wに延び、前後方向Lに間隔を空けて複数設けられてよい。粘着部60は、使用前に、包装シート80又は剥離シート65によって覆われてよい。本実施の形態の粘着部60は、剥離シート65によって覆われている。図1及び図2に示すように、吸収性物品1を個別に包装する包装シート80が設けられてよい。包装シート80は、剥離シート65の非肌側T2に配置されてよい。包装シート80と剥離シート65は、固定部を介して接合され、使用時に一体化して剥がされるように構成されていてもよいし、第2実施形態(図5)に示すように、包装シート80と剥離シート65は、接合されていなくてもよい。なお、変形例において、包装シート80が設けられていなくてよい。
The
吸収コア30は、液体を吸収する吸収材料によって構成されてよい。吸収コア30を構成する吸収材料は、例えば、親水性繊維、パルプ及び高吸水性高分子(SAP)から形成できる。吸収コア30は、吸収コア30の前後方向Lの中央において幅方向Wの内側に括れた括れ部35を有する。ここで、吸収コア30の前後方向Lの中央とは、吸収コア30の前端部及び後端部を除く部分であればよく、昼用の生理用ナプキンにあっては、吸収コア30を前後方向に三等分した領域の中央であってもよいし、夜用の生理用ナプキンにあっては、ウイングが設けられた領域であってもよい。左右の括れ部35によって挟まれた領域には、着用者の排泄口(例えば、膣口)に対向する排泄口当接域が配置されている。なお、括れ部35は、少なくとも吸収コア30の前後方向Lの中央に配置されていればよく、当該中央を越えて前後方向Lの外側に配置されていてもよい。括れ部35の前端縁35Fは、後側に向かって幅方向Wの長さが短くなる開始点であり、括れ部35の後端縁35Rは、前側に向かって幅方向Wの長さが短くなる開始点である。吸収コア30は、括れ部35が設けられた中央域RCと、括れ部35の前後方向Lの外端縁35F,35Rよりも前後方向Lの外側に位置する前後域RSと、を有する。前後域RSは、括れ部35の前端縁35Fから吸収コア30の前端縁30Fまでの領域と、括れ部35の後端縁35Rから吸収コア30の後端縁30Rまでの領域と、を合わせた領域である。
The
吸収性物品1は、吸収コア30を覆うコアラップシートを有してよい。コアラップシートは、例えば不織布やティッシュから構成することができる。コアラップシートは、吸収コア30よりも肌側T1に配置された第1コアラップシート31と、吸収コア30よりも非肌側T2に配置された第2コアラップシート32と、の少なくとも一方を有してよい。本実施の形態では、第1コアラップシート31と第2コアラップシート32の両方が設けられている。第1コアラップシート31の幅方向Wの長さと第2コアラップシート32の幅方向Wの長さは異なってよい。本実施の形態では、第1コアラップシート31の幅方向Wの長さは、第2コアラップシート32の幅方向Wの長さよりも長い。
The
吸収性物品1には、少なくとも吸収コア30を圧縮した圧搾部38が設けられてよい。圧搾部38は、少なくとも吸収コア30を圧縮していればよく、吸収コア30、コアラップシート、及びトップシート10を圧縮してもよいし、吸収コア30とコアラップシートを圧縮してもよい。圧搾部38は、吸収コア30の幅方向Wの中心を挟んで一対で配置され、それぞれが前後方向Lに延びてよい。
The
吸収性物品1は、吸収コア30の肌側T1を覆い、吸収コア30よりも幅方向Wの外側に延出する肌側シート50と、吸収コア30の非肌側T2を覆い、吸収コア30よりも幅方向Wの外側に延出する非肌側シート55と、を有する。肌側シート50は、吸収コア30の肌面に当接するシートであり、本実施の形態では、第1コアラップシート31である。なお、第1コアラップシート31を有しない形態にあっては、肌側シート50は、トップシート10であってよい。非肌側シート55は、吸収コア30の非肌面に当接するシートであり、本実施の形態では、第2コアラップシート32である。なお、第2コアラップシート32を有しない形態にあっては、非肌側シート55は、バックシート20であってよい。肌側シート50と非肌側シート55の組み合わせは、本実施の形態の組み合わせの他に、以下を例示できる。肌側シート50がトップシート10によって構成され、非肌側シート55が第2コアラップシート32によって構成されてよい。また、肌側シート50が第1コアラップシート31によって構成され、非肌側シート55がバックシート20によって構成されてよい。
The
肌側シート50の非肌面と非肌側シート55の肌面の少なくとも一方には、接着剤が付された接着領域ARが設けられている。本実施の形態では、肌側シート50の非肌面に設けられ、非肌側シート55の肌面に設けられていない。しかし、変形例において、接着領域ARは、肌側シート50と非肌側シート55の両面に設けられていてもよいし、非肌側シート55に設けられ、かつ肌側シート50に設けられていなくてもよい。好適には、肌側シート50と非肌側シート55のうち幅方向Wの長さが長いシートには、接着領域ARが設けられてよい。肌側シート50は、接着領域ARが設けられた領域において、肌側シート50が重なる吸収コア30、非肌側シート55等に接着されている。同様に、非肌側シート55は、接着領域ARが設けられた形態にあっては、接着領域ARが設けられた領域において、非肌側シート55に重なる吸収コア30、肌側シート50等に接着されている。なお、接着剤は、特に制限されなく、例えば、HMA型接着剤を例示できる。また、接着剤は、非接触型の塗工方法によって、スパイラル、オメガ等の線状に配置されていてもよいし、接触型の塗工方法によって所定幅で配置されていてもよい。なお、スパイラル塗工等の線状に接着剤が配置された形態にあっては、線状の接着剤によって囲まれた部分は、居所的に非接合であるが、本発明の接着領域ARを構成する。すなわち、本実施の形態の肌側シート50と非肌側シート55が接合された部分は、肌側シート50と非肌側シート55が接合された部分のみならず、接合部分によって周囲を囲まれた部分(接着剤間の空隙部分)を含むものである。また、接着領域ARの前後方向Lの範囲は、肌側シート50の前後方向Lの全域及び非肌側シート55の前後方向Lの全域であってよい。接着領域ARは、吸収コア30の幅方向の中心から幅方向Wの外側に延びる第1接着領域AR1と、第1接着領域AR1と離間し、第1接着領域AR1よりも幅方向Wの外側に位置する第2接着領域AR2と、を有してよい。すなわち、第1接着領域AR1と第2接着領域AR2の間には、非接着領域NRが設けられてよい。
At least one of the non-skin side of the skin side sheet 50 and the skin side of the non-skin side sheet 55 is provided with an adhesive adhesive area AR. In this embodiment, the adhesive area AR is provided on the non-skin side of the skin side sheet 50 and not on the skin side of the non-skin side sheet 55. However, in a modified example, the adhesive area AR may be provided on both sides of the skin side sheet 50 and the non-skin side sheet 55, or may be provided on the non-skin side sheet 55 and not on the skin side sheet 50. Preferably, the adhesive area AR may be provided on the sheet that is longer in the width direction W of the skin side sheet 50 and the non-skin side sheet 55. The skin side sheet 50 is adhered to the
本実施の形態の吸収性物品1は、吸収コア30の外側部の剛性が高くなりすぎることを抑制しつつ、吸収コア30の変形を抑制できるように構成されている。次いで、吸収コア30の外側部の剛性が高くなりすぎることを抑制しつつ、吸収コア30の変形を抑制するための構成について、詳細に説明する。吸収コア30の外側縁30Eよりも幅方向Wの外側には、肌側シート50と非肌側シート55が積層された積層領域RPが設けられている。積層領域RPの内側縁は、吸収コア30の外側縁30Eである。本実施の形態の非肌側シート55としての第2コアラップシート32の外側縁32Eは、肌側シート50としての第1コアラップシート31の外側縁31Eよりも幅方向Wの内側に位置している。積層領域RPの外側縁は、第2コアラップシート32の外側縁32Eである。積層領域RPは、肌側シート50と非肌側シート55が接合された状態で重なった領域と、肌側シート50と非肌側シート55が接合されない状態で重なった領域と、を含んでいる。肌側シート50と非肌側シート55が接合された状態で重なった領域は、少なくともいずれかの面の接着領域ARが設けられた領域である。肌側シート50と非肌側シート55が接合されない状態で重なった領域は、非接着領域NRと重なった領域である。吸収コア30の外側縁よりも幅方向の外側の領域には、積層領域RPが設けられ、吸収コア30を挟んで配置された2枚のシート(肌側シート50と非肌側シート55)が配置されている。よって、吸収性物品1の幅方向Wの外側から外力を受けた際に、2枚のシート(肌側シート50と非肌側シート55)の存在によって吸収コア30の外側部に対する当たりを低減でき、吸収コア30の変形を抑制できる。積層領域RPは、少なくとも股下域S3に設けられていればよいが、好適には、吸収コア30の前後方向Lの全域に亘って設けられてよい。
The
図3及び図4に示すように、積層領域RPは、吸収コア30の中央域RCの外側縁から幅方向の外側に延び、肌側シート50と非肌側シート55が接合された第1領域RP1と、吸収コア30の前後域RSの外側縁31Eから幅方向Wの外側に延び、肌側シート50と非肌側シート55が接合されずに重なる第2領域RP2と、を有する。第1領域RP1は、第1接着領域AR1が設けられた領域である。第1領域RP1の内側縁は、中央域RCにおける吸収コア30の外側縁である。第1領域RP1の外側縁は、積層領域RPの外側縁であってもよいし、本実施の形態のように、積層領域RPの外側縁と離間し、積層領域RPの外側縁よりも幅方向Wの内側に位置してもよい。本実施の形態の第1接着領域AR1は、吸収コア30の前後域RSにおける外側縁よりも幅方向Wの内側に位置している。よって、吸収コア30の前後域RSにおける外側縁には、非接着領域NRが設けられている。なお、第1領域RP1の外側縁と積層領域RPの外側縁の間には、肌側シート50と非肌側シート55が接合されない状態で重なった(非接着領域NRが設けられた)領域が設けられてもよい。第2領域RP2の内側縁は、前後域RSにおける吸収コア30の外側縁30Eである。第2領域RP2の外側縁は、本実施の形態のように、積層領域RPの外側縁であってもよいし、積層領域RPの外側縁と離間し、積層領域RPの外側縁よりも幅方向Wの内側に位置してもよい。第1領域RP1の外側縁と積層領域RPの外側縁の間には、肌側シート50と非肌側シート55が接合された状態で重なった(第2接着領域AR2が設けられた)領域が設けられてもよい。第1接着領域AR1と非接着領域NRの境界は、幅方向において、括れ部35の内側縁35Iと吸収コア30の前後域RSにおける外側縁の間に位置してよい。非接着領域NRと第2接着領域AR2の境界は、幅方向において、吸収コア30の前後域RSにおける外側縁よりも外側に位置してよい。そのため、吸収コア30の前後域RSにおける外側部(外側縁から幅方向の内側に延びる一定範囲)には、肌側シート50及び非肌側シート55が接合されていない。非接着領域NRの幅方向Wの長さは、5mm以上10mm以下であってよい。非接着領域NRの幅方向Wの長さが5mm以上であるため、製造誤差が生じても、吸収コア30の前後域RSにおける外側縁に重なって非接着領域NRを配置し易い。また、非接着領域NRの幅方向Wの長さが10mm以下であるため、肌側シート50及び非肌側シート55が非接合である範囲が長くなりすぎず、肌側シート50及び非肌側シート55の浮き上がりを抑制できる。また、非接着領域NRの幅方向Wの長さは、非接着領域NRが隣接する吸収コア30の厚みよりも長くてよい。製造誤差が生じても、吸収コア30の前後域RSにおける外側縁に重なって非接着領域NRを配置し易い。
3 and 4, the laminated region RP has a first region RP1 extending outward in the width direction from the outer edge of the central region RC of the
吸収コア30の中央域RCは、着用時に両脚によって挟まれ、幅方向Wの内側に向かう力を受け易い。また、吸収コア30の中央域RCは、括れ部35が形成されており、前後域RSと比較して吸収コア30の幅が短い。よって、吸収コア30の中央域RCは、幅方向Wの内側に向かう力を受けた際に変形し易い。しかし、第1領域RP1において、肌側シート50と非肌側シート55が接合されているため、吸収コア30の中央域RCの外側部に掛かる力を低減でき、吸収コア30の中央域RCの変形を抑制できる。また、中央域RC内に排泄口当接域が位置していると、中央域RCは、経血等の体液の吸収によって部材同士の接合強度が低下し易い。しかし、中央域RCの側方に第1領域RP1が設けられているため、吸収コア30の中央域RCにおける変形を抑制できる。一方、吸収コア30の前後域RSは、括れ部35が形成されてなく、中央域RCと比較して、吸収コア30の幅が長い。そのため、吸収コア30の前後域RSは、足を動かした際、座った際、及び寝た際に、肌に接触し易い。第2領域RP2において、肌側シート50と非肌側シート55が接合されていないため、吸収コア30の前後域RSの外側部の剛性が高くなり過ぎることを抑制し、吸収コア30が硬くなることに起因する違和感を抑制できる。加えて、吸収コア30の前後域RSにおける外側部には、肌側シート50及び非肌側シート55が接合されていないため、吸収コアの前後域RSの外側部の剛性が高くなりすぎることを抑制できる。括れ部35が設けられた領域の側方に第1領域を設け、括れ部が設けられていない領域の側方に第2領域を設けることで、コアラップシート同士の接合部によって吸収コアの変形を抑制するとともに、コアラップシート同士の接合部を設けないことによって吸収コアの剛性が高くなりすぎることを両立できる。1つの吸収性物品を終日に亘って使用される場合であっても、吸収コアの変形を抑制して吸収性能を確保し続けるとともに、吸収コアの剛性を抑制して違和感なく長時間使用できる。
The central region RC of the
圧搾部38は、少なくとも中央域RCにおいて括れ部35よりも幅方向Wの内側に設けられてよい。なお、圧搾部38は、少なくとも中央域RCに配置されていればよく、前後域RSに跨がって配置されていてもよい。吸収コア30の中央域RCは、括れ部35が形成されているため、幅方向Wの長さが比較的短く、横漏れが発生し易い。しかし、一対の圧搾部38が設けられているため、圧搾部38を基点に変形することで排泄口に対するフィット性を高め、横漏れの発生を抑制できる。また、吸収コア30の中央域RCの剛性が一対の圧搾部38によって向上し、吸収コア30の中央域RCの変形を抑制できる、加えて、圧搾部38を基点に変形することで、吸収コア30の幅方向の長さが短くなり、着用時における脚に対する当たりや擦れを抑制でき、吸収コア30と接する違和感を低減できる。
The
圧搾部38は、少なくとも吸収コア30と肌側シート50を肌側T1から非肌側T2に向かって圧縮してよい。中央域RCにおける積層領域RPの幅方向の長さL1は、圧搾部38と括れ部35の内側縁(最も内側に括れた位置)35Iとの幅方向Wの距離L2よりも長くてよい。吸収コア30と肌側シート50は、圧搾部38において肌側T1から非肌側T2に向かって圧縮されている。圧縮に伴って相対的に肌側シート50の外側縁50Eは、吸収コア30に対して浮き上がり易く、吸収コア30よりも側方に位置する肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持しにくいおそれがある。しかし、中央域RCにおける積層領域RPの幅方向Wの長さL1が比較的長いため、吸収コア30よりも側方に位置する肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁30Eが露出することを抑制し、吸収コア30の外側縁30Eの変形を抑制できる。また、圧搾部38と括れ部35の内側縁35Iとの距離L2が比較的短いため、括れ部35に幅方向Wの内側に向かう力が掛かった際に、圧搾部38に力がかかり易い。よって、吸収コア30の幅入りを抑制し、吸収コア30の外側縁の変形を抑制できるとともに、圧搾部38を基点に変形して股下に対するフィット性を向上できる。なお、L1及びL2が変化する形態にあっては、中央域RCのいずれの位置でL1>L2を満たせばよいが、好適には、括れ部35の内側縁35Iにおいて、L1>L2を満たしてよい。
The
第1領域RP1の幅方向Wの長さL3は、圧搾部38と括れ部35の内側縁35Iとの幅方向Wの距離L2よりも長くてよい。吸収コア30の中央域RCは、第1領域(2枚のシートが接合された領域)RP1の存在によって、幅方向Wの内側に押圧される力が低減され、変形し難くなる。また、第1領域RP1の幅方向Wの長さL3が比較的長いため、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態をより維持し易く、吸収コア30の外側縁の変形をより抑制できる。
The length L3 in the width direction W of the first region RP1 may be longer than the distance L2 in the width direction W between the
第1領域RP1の外側縁は、幅方向Wにおける括れ部35の内側縁35Iと括れ部35の外側縁35Eとの中間位置35CWよりも幅方向Wの外側に位置してよい。本態様によれば、括れ部35の幅方向Wにおける半分以上の領域において肌側シート50と非肌側シート55が接合されている。よって、第1領域RP1における2層のシートによって吸収コア30の中央域RCの当たりを低減でき、吸収コア30の変形をより抑制できる。また、吸収コア30よりも側方に位置する肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁30Eが露出することを抑制し、吸収コア30の外側縁30Eの変形を抑制できる。より好適には、第1領域RP1の外側縁は、括れ部35の外側縁35Eよりも幅方向Wの外側に位置してよい。本態様によれば、括れ部35に対する外力の当たりをより抑制できる。
The outer edge of the first region RP1 may be located outside the width direction W of the intermediate position 35CW between the inner edge 35I of the
幅方向Wにおいて、肌側シート50の外側縁50Eは、非肌側シート55の外側縁55Eよりも外側に位置してよい。肌側シート50の幅方向Wの長さと非肌側シート55の幅方向の長さが異なるため、積層領域RPにおいて段階的に剛性が変化する。よって、吸収コア30の外側縁30Eに掛かる外力を段階的に吸収して、吸収コア30の外側部に対する当たりを抑制できる。また、肌側シート50は、吸収コア30よりも肌側T1に位置し、吸収性物品1の肌側T1から視認され易い。比較的幅が長い肌側シート50の存在に使用者が気づくことにより、広い範囲で体液を吸収できる印象を受け、吸収性能に対する安心感を得やすい。また、吸収コア30を超えて幅方向Wの広い範囲に肌側シート50が配置されていることを、使用者が気づくことにより、吸収コア30が幅方向の外側から力を受けた際にシートによって力を吸収でき、吸収コア30の変形が抑制される印象を受け、吸収性能及び着用感に対する安心感を得やすい。
In the width direction W, the
接着領域ARは、肌側シート50の外側縁50Eを跨いで配置されてよい。本態様によれば、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁30Eが露出することを抑制し、吸収コア30の外側部の変形を抑制できる。接着領域ARは、第1領域RP1の幅方向Wの全域に設けられていてもよい。また、接着領域ARは、肌側シート50の外側縁50Eを跨ぎ、かつ非肌側シート55の外側縁55Eを跨いでもよい。当該構成によれは、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態をより維持し易い。
The adhesive region AR may be disposed across the
また、変形例において、幅方向Wにおいて、非肌側シート55の外側縁55Eは、肌側シート50の外側縁50Eよりも外側に位置してもよい。当該構成によっても、肌側シート50の幅方向Wの長さと非肌側シート55の幅方向Wの長さが異なるため、積層領域RPにおいて段階的に剛性が変化する。よって、吸収コア30の外側部に掛かる外力を段階的に吸収して吸収コア30の外側部に対する当たりを抑制できる。また、非肌側シート55が肌側シート50よりも幅方向の外側に延出しているため、非肌側シート55が疎水性シートから構成されている場合には、吸収コアから多量の拡散を抑止することができるため、見た目に漏れそうな不安感を低減させることができる。当該変形例において、接着領域ARは、非肌側シート55の外側縁55Eを跨いで配置されてよい。本態様によれば、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁30Eが露出することを抑制し、吸収コア30の外側部の変形を抑制できる。
In addition, in a modified example, the
変形例において、吸収性物品1は、使用時に着用物品の非肌側に折り返されるウイングを有してよい。肌側シート50の外側縁及び非肌側シート55の外側縁の少なくとも一方は、ウイングの付け根よりも幅方向の外側に位置してよい。ウイングの付け根は、幅方向Wの内側に括れた部分であり、ウイングの前端縁及びウイングの後端縁のそれぞれに位置する。ウイングは、吸収性物品1の使用時に、ウイングの前側の付け根と後側の付け根同士を繋ぐ折り目を基点に、着用物品の非肌側に折り返される。肌側シート50と非肌側シート55の少なくとも一方が、ウイングの折り目を跨いで配置されているため、ウイングを折り返す基点の剛性を確保し、折り返し基点が安定する。よって、着用時に脚等によって幅方向に押圧された際の吸収コア30に対する当たりを抑制できる。
In a modified example, the
積層領域RPは、吸収コア30の前後方向Lの端縁よりも前後方向Lの外側にも配置されてよい。具体的には、積層領域RPは、吸収コア30の前端縁30Fから前側に延びる領域と、吸収コア30の後端縁30Rから後側に延びる領域と、の少なくとも一方に設けられてよい。また、吸収コア30の前後方向Lの端縁よりも前後方向Lの外側に位置する積層領域RPの少なくとも一部においても、肌側シート50と非肌側シート55が接合されていることが好ましい。当該構成によれば、吸収性物品1の前端部及び後端部においても、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁が露出することを抑制し、吸収コア30の外側縁の変形を抑制できる。
The laminated region RP may be located outside the front-rear direction L of the end edge of the
積層領域RPが、吸収コア30よりも幅方向の外側のみならず、吸収コア30よりも前後方向の外側にも配置された形態にあっては、吸収コア30の四隅は、直角でなく、円弧等の曲線状であってよい。当該構成によれば、吸収コア30の四隅の周囲において、積層領域RPの面積、及び肌側シート50と非肌側シート55の接合領域の面積を確保できる。特に、斜め方向からの外力を受けた際に、吸収コア30の変形を抑制できる。
When the laminated region RP is disposed not only on the widthwise outer side of the
次いで、吸収性物品の包装体(以下、包装体とする)100について、図5を参照して説明する。図5(a)は、包装体の平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すC-C線に沿った断面図である。包装体100は、上記吸収性物品1と同様に、吸収コア30の外側部の剛性が高くなりすぎることを抑制しつつ、吸収コア30の変形を抑制できるように構成されている。包装体100は、吸収性物品1を包装シート80によって個別に包装している。包装体100を構成する吸収性物品1は、上記実施形態に係る吸収性物品1であってもよいし、異なっていてもよい。包装体100を構成する吸収性物品1Xについて、以下、説明するが、上記吸収性物品1と同様の構成については、同符号を用いて説明を省略する。
Next, the absorbent article packaging body (hereinafter referred to as packaging body) 100 will be described with reference to FIG. 5. FIG. 5(a) is a plan view of the packaging body, and FIG. 5(b) is a cross-sectional view taken along line C-C shown in FIG. 5(a). The
吸収性物品1Xは、互いに直交する前後方向L及び幅方向Wと、吸収コア30と、吸収コア30の肌側T1を覆い、吸収コア30よりも幅方向Wの外側に延出する肌側シート50と、吸収コア30の非肌側T2を覆い、吸収コア30よりも幅方向Wの外側に延出する非肌側シート55と、吸収性物品1の非肌面に配置され、着用物品に接合する粘着部60と、粘着部60を剥離可能に覆う剥離シート65と、を有する。吸収性物品1は、包装シート80と接合されてなく、包装体100内で移動可能である。本実施の形態では、吸収性物品1の剥離シート65と包装シート80とは、接合されていない。すなわち、吸収性物品1と包装シート80を接合する接合手段が設けられていない。また、一般的な包装体は、包装シート上に吸収性物品を載せた状態で、吸収性物品と包装シートを共に折り畳む。しかし、本実施の形態の吸収性物品1は、幅方向に延びる折り目を基点に折り畳まれた状態で、包装シート内に収容されている。すなわち、吸収性物品1と包装シート80は、別々に折り畳まれている。よって、図5に示す個包装状態(包装シート80内に吸収性物品1を収容した状態)で、吸収性物品1は、移動可能に構成されている。一般的な包装体は、包装シート内に剥離シートが固定されており、吸収性物品は包装シート内で移動できない。一方、本発明に掛かる包装体は、吸収性物品1Xは、包装体100内で移動でき、包装体100に力が加わった際に、包装体100内で吸収性物品1Xが移動することで変形を吸収し、吸収性物品1Xに掛かる力を低減し、吸収性物品の変形を抑制できる。
The
吸収性物品は、肌側シート50と非肌側シート55が接合された接合領域(上述の実施形態のAR、RP1)が設けられている。接合領域は、平面視にて吸収コア30よりも外側に位置する領域の少なくとも一部設けられており、吸収コア30の外側縁30Eよりも幅方向Wの外側に設けられている。そのため、吸収性物品1Xが包装体100内で移動しても、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁30Eが露出することを抑制し、吸収コア30の外側部の変形を抑制できる。また、吸収コア30の外側部が部分的に変形すると、吸収コア30が局所的に硬くなることがある。しかし、吸収コア30の外側部の変形を抑制することで、吸収コア30の外側部の剛性が高くなることを抑制できる。
The absorbent article is provided with a joint region (AR, RP1 in the above-mentioned embodiment) where the skin side sheet 50 and the non-skin side sheet 55 are joined. The joint region is provided in at least a part of the region located outside the
好適には、吸収性物品1Xは、吸収性物品1と同様に、吸収コア30の外側縁よりも幅方向の外側に積層領域RPが設けられている。よって、当該積層領域の2枚のシートによっても、吸収コア30の外側縁30Eに掛かる力を低減できる。好適には、吸収性物品1Xは、吸収性物品1と同様に、第1領域RP1と第2領域RP2を有する。よって、吸収コア30の中央域RCの外側部に掛かる力を低減でき、吸収コア30の中央域RCの変形を抑制しつつ、吸収コア30の前後域RSの外側部の剛性が高くなり過ぎることを抑制し、吸収コア30が硬くなることに起因する違和感を抑制できる。
Preferably, the
好適には、吸収性物品1Xは、吸収性物品1と同様に、肌側シート50及び非肌側シート55は、吸収コア30よりも前後方向Lの外側に延び、接合領域は、吸収コア30の前後方向の外端縁よりも前後方向Lの外側に設けられてよい。当該構成によれば、吸収性物品の前端部及び後端部においても、肌側シート50と非肌側シート55の接合状態を維持し、吸収コア30の外側縁が露出することを抑制し、吸収コア30の外側縁の変形を抑制できる。
Preferably, in the
吸収性物品1Xは、幅方向に沿う折り目FLを基点に折り畳まれてよい。包装シート80同士を接合する包装接合部81は、吸収性物品の前後方向Lにおける包装体100の両側に位置し、折り目FLに沿って配置されている。吸収性物品の幅方向の外側縁は、吸収性物品の前後方向に沿って延びている。包装接合部81は、吸収性物品1Xの前後方向Lにおける包装体100の両側に位置し、幅方向Wに沿って延びている。吸収性物品1の幅方向Wの外側縁と、包装接合部81と、が直交して配置されているため、包装体100内で吸収性物品1が移動した場合であっても、吸収コア30の外側縁が包装接合部81に当たることによる吸収コアの変形を抑制できる。好適には、包装体100内の吸収性物品(折り畳まれた状態の吸収性物品)の前後方向Lの長さは、包装接合部81間の前後方向における距離よりも短く、包装接合部81間の前後方向における距離に対する80%以上90%以下であってよい。当該構成によれば、包装体100内で吸収性物品1Xが過度に移動することを抑制しつつ、包装接合部81と吸収性物品1Xの間の隙間を確保して包装体100の外側からの外力を吸収性物品に伝え難くできる。
The
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。 Although the present invention has been described in detail using the above-mentioned embodiment, it is clear to those skilled in the art that the present invention is not limited to the embodiment described in this specification. The present invention can be implemented in modified and altered forms without departing from the spirit and scope of the present invention as defined by the claims. Therefore, the description in this specification is intended to be illustrative and does not have any limiting meaning on the present invention.
1、1X:吸収性物品
10:トップシート
20:バックシート
30:吸収コア
31:第1コアラップシート
32:第2コアラップシート
35:括れ部
38:圧搾部
50:肌側シート
55:非肌側シート
60:粘着部
RC:中央域
RS:前後域
RP:積層領域
RP1:第1領域
RP2:第2領域
AR:接着領域
1, 1X: absorbent article 10: top sheet 20: back sheet 30: absorbent core 31: first core wrap sheet 32: second core wrap sheet 35: constricted portion 38: compressed portion 50: skin side sheet 55: non-skin side sheet 60: adhesive portion RC: central region RS: front and rear regions RP: laminated region RP1: first region RP2: second region AR: adhesive region
Claims (9)
吸収コアと、
前記吸収コアの肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する肌側シートと、
前記吸収コアの非肌側を覆い、前記吸収コアよりも前記幅方向の外側に延出する非肌側シートと、を有し、着用物品に装着されて使用される吸収性物品であって、
前記吸収コアは、前記吸収コアの前記前後方向の中央において前記幅方向の内側に括れた括れ部が設けられた中央域と、前記括れ部の前記前後方向の外端縁よりも前記前後方向の外側に位置する前後域と、を有し、
前記吸収コアの外側縁よりも前記幅方向の外側には、前記肌側シートと前記非肌側シートが積層された積層領域が設けられており、
前記積層領域は、前記中央域の外側縁から前記幅方向の外側に延び、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合された第1領域と、前記前後域の外側縁から前記幅方向の外側に延び、前記肌側シートと前記非肌側シートが接合されずに重なる第2領域と、を有する、吸収性物品。 A front-rear direction and a width direction perpendicular to each other;
An absorbent core;
a skin side sheet covering the skin side of the absorbent core and extending outward in the width direction beyond the absorbent core;
a non-skin side sheet covering the non-skin side of the absorbent core and extending outward in the width direction beyond the absorbent core; and
The absorbent core has a central region in which a constricted portion is provided on the inside in the width direction at the center in the front-rear direction of the absorbent core, and front-rear regions located outside in the front-rear direction relative to the outer edge of the constricted portion in the front-rear direction,
a layered region in which the skin side sheet and the non-skin side sheet are layered is provided on the outer side of the outer edge of the absorbent core in the width direction,
The laminated region has a first region extending outward in the width direction from the outer edge of the central region and in which the skin side sheet and the non-skin side sheet are joined, and a second region extending outward in the width direction from the outer edges of the front and rear regions and in which the skin side sheet and the non-skin side sheet overlap without being joined, in an absorbent article.
前記圧搾部は、少なくとも前記中央域において前記括れ部よりも前記幅方向の内側に設けられている、請求項1に記載の吸収性物品。 A pair of compression parts is provided, which extend in the front-rear direction and sandwich the center of the width direction of the absorbent core, and compresses at least the absorbent core in the thickness direction,
The absorbent article according to claim 1 , wherein the compressed portion is provided on the inner side in the width direction of the constricted portion at least in the central region.
前記中央域における前記積層領域の前記幅方向の長さは、前記圧搾部と前記括れ部の内側縁との前記幅方向の距離よりも長い、請求項2に記載の吸収性物品。 the compression section compresses at least the absorbent core and the skin side sheet from the skin side toward the non-skin side,
The absorbent article according to claim 2 , wherein a length in the width direction of the laminated region in the central region is longer than a distance in the width direction between the compressed portion and an inner edge of the constricted portion.
前記接着領域は、前記肌側シートの外側縁を跨いで配置されている、請求項6に記載の吸収性物品。 an adhesive region to which an adhesive is applied is provided on at least one of the non-skin side of the skin side sheet and the skin side of the non-skin side sheet;
The absorbent article according to claim 6 , wherein the adhesive regions are disposed across the outer edges of the skin side sheet.
前記接着領域は、前記非肌側シートの外側縁を跨いで配置されている、請求項8に記載の吸収性物品。 an adhesive region is provided to which an adhesive is applied for bonding the skin side sheet and the non-skin side sheet;
The absorbent article according to claim 8 , wherein the adhesive regions are disposed across outer edges of the non-skin side sheet.
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