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JP7595831B2 - 車両後部構造 - Google Patents

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JP7595831B2 JP2021072299A JP2021072299A JP7595831B2 JP 7595831 B2 JP7595831 B2 JP 7595831B2 JP 2021072299 A JP2021072299 A JP 2021072299A JP 2021072299 A JP2021072299 A JP 2021072299A JP 7595831 B2 JP7595831 B2 JP 7595831B2
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泰隆 能條
真治 四方
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Toyota Motor East Japan Inc
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Description

本発明は、車両の後部構造に関する。
車両の後部には、リアシートが車体に設けられる。リアシートには、シートベルトが設けられる。車両が急激に減速した場合には、シートの乗員に慣性力が作用してシートベルトに荷重が作用する。シートベルトに荷重が作用した場合は、シートベルト及びシートが固定される車体の部材(クロスメンバ等)に当該荷重が作用する。
例えば、特許文献1には、シートベルトアンカーが設けられると共に車幅方向に沿って配置される第2リヤクロスメンバと、第2リヤクロスメンバに接続されると共にフロアパネルの前後方向に沿って配置される第2フロアリインフォースとを備える車両後部構造が開示されている。
特許文献1に開示される車両後部構造では、シートベルトに荷重が作用した場合は、フロアパネル、第2リヤクロスメンバ及び第2フロアリインフォースに当該荷重が作用する。換言すれば、シートベルトの荷重をフロアパネル、第2リヤクロスメンバ及び第2フロアリインフォースに分散させている。
特開2014-189248号公報
しかし、上述した特許文献1に開示される車両後部構造では、シートベルトに荷重が作用した場合に、フロアパネルの一部に応力が集中する場合がある。このような事態を回避するために、シートベルトの荷重を車体においてより多くの部材に分散させることが望ましい。
そこで、本発明は、シートベルトの荷重を車体においてより多くの部材に分散させることができる車両後部構造を提供することを目的とする。
本発明に係る車両後部構造は、シートを前後方向にスライド可能に支持するシートレールと、シートレールのうちで車幅方向内側に設けられ、シートベルトを固定するラップインナが設けられる内側シートレールと、内側シートレールが接続される第1クロスメンバと、第1クロスメンバの後方に設けられる第2クロスメンバと、第1クロスメンバと第2クロスメンバとを接続する補強部材と、を備え、補強部材は、少なくとも第2クロスメンバと接続される側が二つに分かれて第2クロスメンバの車幅方向の左右側にそれぞれ接続されることを特徴とする。
本発明の車両後部構造によれば、シートベルトの荷重を車体においてより多くの部材に分散させることができる。同時に、シートバックの前後振動を低減することができる。
実施形態の一例である車両後部構造を示す斜視図である。 実施形態の一例である車両後部構造を示す別の斜視図である。 補強部材の有無についてシートレールと第1クロスメンバとの接続部に作用する荷重を示すグラフである。 補強部材の有無についてシートバックの前後振動の振動レベルを示すグラフである。 実施形態の他の一例である車両後部構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。
図1及び図2を用いて、実施形態の一例である車両後部構造10について説明する。図1は、実施形態の一例である車両後部構造10を示す斜視図である。図2は、実施形態の一例である車両後部構造10を示す別の斜視図である。なお、図2では、リアシート11及び外側のシートレール12の図示を省略している。
以下では、車両後部構造10について、互いに直交する車両前後方向(図中FR)、車幅方向(図中RH)、車高方向(図中UP)によって表すものとする。
車両後部構造10は、いわゆるフレーム型の車両の後部構造である。車両後部構造10は、車室内の後方に設けられたリアシート11と、リアシート11の前後位置を調整するシートレール12と、シートレール12のうちの内側シートレール12Aが接続される第1クロスメンバ13と、第1クロスメンバ13の後方に設けられる第2クロスメンバ14と、第1クロスメンバ13と第2クロスメンバ14とを接続する補強部材15とを備える。
リアシート11は、車室内の後部座席のシートであって、本例では2席設けられる。リアシート11は、乗員の背中を支える背もたれ部分であるシートバック11Aと、乗員の身体をリアシート11に拘束する3点式のシートベルトとを有する。
シートレール12は、リアシート11を前後方向にスライド可能に支持する、車両前後方向に平行な一対のレールである。シートレール12の車幅方向の内側に配置されるシートレール12を内側シートレール12Aとする。本例では、2席のリアシート11をそれぞれ支持する2本の内側シートレール12Aが設けられる。
内側シートレール12Aには、ラップインナが設けられる。ラップインナは、シートベルトを固定するバックルを支持するものである。シートベルトのタングプレートがバックルに固定されることによって、リアシート11に着座した乗員が拘束される。
内側シートレール12Aは、ブラケット16を介して第1クロスメンバ13に接続されている。より詳細には、2つの内側シートレール12Aの後端部がボルトによってブラケット16に締結され、ブラケット16がボルトによって第1クロスメンバ13の車幅方向の中央部に締結されている。ブラケット16を有さない車両後部構造10の場合には、内側シートレール12Aの後端部がボルトによって第1クロスメンバ13に締結される。
ここで、例えば車両が急激に減速してシートベルトに荷重が作用した場合には、シートベルトを固定するバックルを支持するラップインナが設けられる内側シートレール12Aに前方斜め上方向の荷重が作用する。内側シートレール12Aに作用する荷重は、ブラケット16に作用し、さらには第1クロスメンバ13に作用することになる。
第1クロスメンバ13は、上述したように内側シートレール12Aが接続される部材である。第1クロスメンバ13は、車幅方向の両端部において車両前後方向に沿って設けられるロッカ17の間において車幅方向に沿って設けられる。
第2クロスメンバ14は、第1クロスメンバ13の後方に設けられる部材である。第2クロスメンバ14は、第1クロスメンバ13の後方においてロッカ17の間において車幅方向に沿って設けられる。
図1乃至図4を用いて、補強部材15について説明する。図3は、補強部材15の有無について第1クロスメンバ13のブラケット16が接続される接続部分に作用する荷重を示すグラフである。図4は、補強部材15の有無についてシートバック11Aの前後振動の振動レベルを示すグラフである。
補強部材15は、第1クロスメンバ13と第2クロスメンバ14とを接続する部材である。補強部材15によれば、詳細は後述するがシートベルトの荷重を車体においてより多くの部材に分散させることができる。
具体的には、補強部材15によれば、上述したブラケット16及び第1クロスメンバ13に作用するシートベルトの荷重を第2クロスメンバ14に分散させることができる。これにより、車両が急激に減速し、リアシート11の乗員に慣性力が作用してシートベルトに荷重が作用した場合に、内側シートレール12Aと第1クロスメンバ13との締結部に作用するねじりモーメントを低減することができる。その結果、第1クロスメンバ13に作用するせん断応力を低減させることができる。
補強部材15は、平面視において少なくとも後方が二つに分かれるY字状に形成される。補強部材15の前端部は、ボルトによってブラケット16に締結される。ブラケット16を有さない車両後部構造10の場合には、補強部材15の前端部がボルトによって第1クロスメンバ13に締結される。
補強部材15の二股に分かれたそれぞれの後端部は、第2クロスメンバ14の車幅方向の左右側にそれぞれ接続される。より詳細には、補強部材15の後端部のそれぞれは、ボルトによって第2クロスメンバ14の車幅方向の左右側にそれぞれ締結される。これにより、補強部材15に作用する荷重を第2クロスメンバ14の車幅方向の左右側にそれぞれ分散させることができる。
図3は、シートベルトに引張荷重を加えた場合の、第1クロスメンバ13のブラケット16が接続される接続部分に作用する荷重を示している。図3では、ベルトアンカー試験における引っ張り荷重の法規入力に対する荷重負荷率毎に当該接続部に作用する荷重を示している。
図3に示すように、補強部材15有りの車両後部構造10における上記接続部分の荷重(実線)は、補強部材15無しの車両後部構造10における接続部の荷重(破線)と比較して、大幅に低減されている。また、補強部材15無しの車両後部構造10における上記接続部分では、荷重負荷率が60%を超えると破断が生じるが、補強部材15有りの車両後部構造10における上記接続部では、荷重負荷率が100%を超えても破断が生じない。
また、補強部材15によれば、リアシート11のシートバック11Aの車幅方向を軸とした回転モード(ピッチングモード)の共振に伴うシートバック11Aの前後振動を低減することができる。より詳細には、補強部材15を設けることによって、リアシート11の前後方向の変位を抑制して、ピッチング共振に伴うシートバック11Aの前後振動を低減することができる。
図4は、上述したピッチング共振に伴うシートバック11Aの前後振動の振動レベルを示している。図4に示すように、補強部材15有りの車両後部構造10におけるシートバック11Aの振動レベル(実線)は、補強部材15無しの車両後部構造10におけるリアシート11の振動レベル(破線)に比べて低減されている。これにより、アイドル振動時及び走行時の乗り心地を改善することができる。
図5を用いて、実施形態の他の一例である車両後部構造110について説明する。図5は、車両後部構造110を示す斜視図である。なお、図5では、シート及びシートレール12の図示を省略している。
車両後部構造110において、リアシート、シートレール、第1クロスメンバ113、第2クロスメンバ114及びブラケット116については、車両後部構造10におけるリアシート11、シートレール12、第1クロスメンバ13、第2クロスメンバ14及びブラケット16と同様の構成であるため、説明を省略する。
補強部材115は、第1クロスメンバ113と第2クロスメンバ114とを接続する部材である。補強部材115は、平面視において後方のみではなく全体が2つに分かれ、車幅方向の左右側にそれぞれ設けられる一対の互いに平行な長尺状の部材として構成される。補強部材115の前端部のそれぞれは、ボルトによってブラケット116の車幅方向の左右端側にそれぞれ締結される。補強部材115の後端部のそれぞれは、ボルトによって第2クロスメンバ114の車幅方向の左右側にそれぞれ締結される。
補強部材115であっても、上述した補強部材15と同様の作用及び効果を奏する。
なお、本発明は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
10 車両後部構造、11 リアシート、11A シートバック、12 シートレール、12A 内側シートレール、13 第1クロスメンバ、14 第2クロスメンバ、15 補強部材、16 ブラケット、17 ロッカ、110 車両後部構造、113 第1クロスメンバ、114 第2クロスメンバ、115 補強部材、116 ブラケット

Claims (1)

  1. シートを前後方向にスライド可能に支持するシートレールのうちで車幅方向内側に設けられ、シートベルトを固定するラップインナが設けられる内側シートレールと、
    前記内側シートレールが接続される第1クロスメンバと、
    前記第1クロスメンバの後方に設けられる第2クロスメンバと、
    前記第1クロスメンバと前記第2クロスメンバとを接続する補強部材と、
    複数の前記内側シートレールを車幅方向に沿って連結するブラケットと、
    を備え、
    前記補強部材は、前記ブラケットの上面と、前記第2クロスメンバの上面と、を接続し、少なくとも前記第2クロスメンバと接続される側が二つに分かれて前記第2クロスメンバの車幅方向の左右側にそれぞれ接続されることを特徴とする、
    車両後部構造。
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