JP7571707B2 - 車両用ステップ構造 - Google Patents
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Description
車両用ステップ構造8について説明する前に、先ず、図1に示す車両2の後部構造を説明する。車両2の後部には、その車両ボディ3で構成された後面に、バックドア4により開閉可能に構成されたリヤドア開口部5が形成されている。またバックドア4の下側には、車幅方向(左右方向)に延びるリヤバンパカバー6がリヤドア開口部5の下辺に沿って取付けられている。そしてリヤバンパカバー6の車幅方向の中央には開口部7が形成され、この開口部7から踏台となるステップ部材10(詳細後述)が車外に突出している。
車両用ステップ構造8は、図4及び図5に示すように、上記したステップ部材10を後側のクロスメンバ14(車両ボディ3)に位置固定して取付けるための構造である。即ち、後側のクロスメンバ14の後面には、車幅方向に延びるステップリインフォース20が配設される。そして、ステップリインフォース20に配設された左右の取付け部30,30aに、概ね水平な姿勢のステップ部材10が車外に突出するように取付けられる。これにより、車両2の後面には、概ね水平な姿勢のステップ部材10が車両後側に延びるように配置される。
後側のクロスメンバ14には、図4及び図5に示すように、上記した車幅方向に延びるステップリインフォース20が取付けられている。このステップリインフォース20は、その右端部と左端部とに、板状に形成された締結部21,22がそれぞれ設けられている。そしてステップリインフォース20は、左右の締結部21,22によって後側のクロスメンバ14の後面に配設されている。即ち、左側の締結部21は、板厚方向を左右方向に向けた状態でステップリインフォース20から車両前側に張り出している。そして左側の締結部21は、その車両前側が車両外側(各図の左側)に略直角に曲げられており、この曲げられた締結部部分が、後側のクロスメンバ14後面にボルト締結されている。また右側の締結部22も、その車両前側が車両外側(各図の右側)に曲げられており、この曲げられた締結部部分が、後側のクロスメンバ14後面にボルト締結されている。ここでステップリインフォース20は、図3に示すように、車両前側が解放された縦断面U字形をなしており、そのステップリインフォース20の後面側が車両後方を臨むように配置されている。また図4及び図5に示すステップリインフォース20の後面の左端部と右端部とには、概ね垂直方向に延びる平板状の取付け座23,24がそれぞれ設けられている。そして、左右の取付け座23,24に、後述する取付け部30,30aが配設されている。
また図4に示す左右の取付け部30,30aは、ステップリインフォース20に対して後述するステップ部材10を取付けるための部材である。ここで左右の取付け部30,30aは、概ね同一の基本構成を有して左右対称となるように配設されている。例えば左側の取付け部30は、板厚方向を左右方向に向けた縦板状に形成されている。この左側の取付け部30は、図6に示す側面視において底辺部31を下側に向けた概ね直角台形をなし、底辺部31から概ね直角に上側に延びる前辺部32と、底辺部31の後端から前側且つ上側に傾斜する傾斜辺部33とを有している。そして底辺部31の下端は、右側に略直角に曲げられており、後述するステップ部材10を下から支えられるようになっている。
そして図4及び図5に示すステップ部材10は、上方から見た平面視で左右に長い角形に形成されている。ここでステップ部材10の前縁側は、図5に示すように、上方視で台形状に形成されており、中央の前端部100に比して左右の前縁部分101,102が車両後側に凹んでいる。このステップ部材10の前端部100は、最も車両前側に配置される箇所であり、本発明のステップ部材の車両ボディ側の端部に相当する。そしてステップ部材10は、図4及び図5に示すように、左右の取付け部30,30a間に位置固定されて取付けられる。これにより、ステップ部材10は、後側のクロスメンバ14に配設された左右の取付け部30、30aに対して車外に突出するように取付けられて、車両後側(車両前後方向)に延びるように配置される。そして位置固定時のステップ部材10は、図6に示すように概ね水平な姿勢とされて、その前端部100(車両ボディ側の端部)が左右の取付け部30等の底辺部31に下支えされている。
つづいて図4及び図5に示す車両用ステップ構造8の傾動機構50について説明する。この傾動機構50は、衝撃荷重が加えられて後側のクロスメンバ14(車両ボディ3)側に押されるステップ部材10を、左右の取付け部30,30aを基点に車両の高さ方向に傾動させる機構である。そして傾動機構50は、後側のクロスメンバ14(車両ボディ3)側に設けられていると共に、ステップ部材10の前端部100を車両の高さ方向下側に誘導する傾動誘導部51,52を有している。即ち、傾動機構50は、ステップリインフォース20に設けられた第一の傾動誘導部51と、左右の取付け部30,30aに設けられた第二の傾動誘導部52とを有している。
第一の傾動誘導部51は、図4及び図5に示すステップリインフォース20の後面に設けられた傾斜面である。この第一の傾動誘導部51としての傾斜面は、左右の取付け座23,24間に車幅方向に延びるように形成されており、ステップ部材10の前端部100を臨むように配置されている。そして、第一の傾動誘導部51(傾斜面)は、図3に示すように、車両前側(車両ボディ側)に向かうにつれて次第に車両の高さ方向下側に向けて傾斜している。即ち、第一の傾動誘導部51(傾斜面)は、ステップリインフォース20の下端から垂直に延びる仮想線L1に対して角度θで車両前側且つ車両の高さ方向下側に傾斜している。
また第二の傾動誘導部52は、図4及び図5に示す左右の取付け部30,30aに設けられた脆弱部であり、その他の取付け部部分に比して変形し易い箇所である(各図では、便宜上、左右の第二の傾動誘導部に共通の符号52を付す)。この第二の傾動誘導部52(脆弱部)は、例えば図6に示す左側の取付け部30を、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔Hで脆弱化することにより形成されている(各図では、便宜上、複数の貫通孔に共通の符号Hを付す)。そして第二の傾動誘導部52(脆弱部)は、位置固定時のステップ部材10を基準とした場合、その前端部100の車両の高さ方向上側の位置に形成されている。これにより、第二の傾動誘導部52(脆弱部)は、後述するステップ部材10が傾動時に尻上がりの傾斜姿勢となることで、この傾動時のステップ部材10を受けられるようになっている。
図3及び図4を参照して、ステップ部材10は、上記したように、車両2の後面から概ね水平な姿勢で車外に突出している。このような構成では、車両後突時の衝突荷重が最初にステップ部材10に加わるようになるが、このときステップ部材10が位置固定時の姿勢で後側のクロスメンバ14側に当たらないように配慮すべきである。そこで本実施例の車両用ステップ構造8は、図4に示すように、衝撃荷重が加えられて車両ボディ3側に押されるステップ部材10を、左右の取付け部30,30aを基点に車両の高さ方向に傾動させる傾動機構50を備えている。そして傾動機構50では、車両ボディ3側に設けられた各傾動誘導部51,52の働きで、ステップ部材10の前端部100が車両の高さ方向下側に導かれるようになる。
3 車両ボディ
4 バックドア
5 リヤドア開口部
6 リヤバンパカバー
7 開口部
8 車両用ステップ構造
10 ステップ部材
11,12 サイドメンバ
13 前側のクロスメンバ
14 後側のクロスメンバ
15 後部フロア
16 フロアクロスメンバ
20 ステップリインフォース
21 左側の締結部
22 右側の締結部
23 左側の取付け座
24 右側の取付け座
30 左側の取付け部
30a 右側の取付け部
31 底辺部
32 前辺部
33 傾斜辺部
34 左フランジ部
34a 右フランジ部
40 隙間
50 傾動機構
51 第一の傾動誘導部(傾斜面)
52 第二の傾動誘導部(脆弱部)
100 ステップ部材の前端部
103 ステップ部材の後端部
H 貫通孔
L1 仮想線
T スペアタイヤ
w 水
Claims (3)
- ステップ部材が車両ボディに位置固定されて取付けられている車両用ステップ構造において、
前記ステップ部材は、前記車両ボディに配設された取付け部に対して車外に突出するように取付けられて、車両前後方向又は車幅方向に延びるように配置されており、
衝撃荷重が加えられて車両ボディ側に押される前記ステップ部材を、前記取付け部を基点に車両の高さ方向に傾動させる傾動機構を備え、
前記車両ボディに設けられている前記傾動機構に、前記ステップ部材の車両ボディ側の端部を車両の高さ方向に誘導する傾動誘導部が設けられている車両用ステップ構造。 - 車両ボディ側に向かうにつれて次第に車両の高さ方向に傾斜する前記傾動誘導部としての傾斜面が、前記ステップ部材の車両ボディ側の端部に当てられる位置に設けられている請求項1に記載の車両用ステップ構造。
- 前記取付け部には、その他の取付け部部分よりも変形し易い前記傾動誘導部としての脆弱部が形成されており、
前記脆弱部は、傾動する前記ステップ部材を受けられる位置に配置されている請求項1又は請求項2に記載の車両用ステップ構造。
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