JP7569195B2 - 送信装置および受信装置 - Google Patents
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Description
なお、映像符号化方式の一例として用いられるHEVC(High Efficiency Video Coding)の規格上ではGOPという用語は使用されていない。ただし、MPEG-2 Videoなどの従来方式にならい、イントラフレームを先頭とするフレームの集合を便宜上、GOPと呼ぶことがある。
そこで、非特許文献2では、このDTS-PTS差分情報等の情報を別途記述する「MPU拡張タイムスタンプ記述子」を定義し、制御情報であるMMT Package Table(MPテーブル)内の記述子として伝送することを規定した。MPU拡張タイムスタンプ記述子には、MPU(GOP)内の全てのフレームのDTS-PTS差分情報を列挙する。
なお、映像を符号化したビットストリーム上は、受信装置において復号処理を実行する順に映像フレームが符号化されている。したがって、復号タイミングを指示するDTSは、送信装置から受信装置へ明示的に送信されなくとも、受信装置でフレームレートの逆数を加算していくことで計算により容易に求められる。例えば、毎秒60フレームの映像であれば、各映像フレームのDTSは、受信した順に60分の1秒を一定間隔で加算していくことで求められる。
(1)「うるう秒」を挿入する日(UTC基準)の「うるう秒」を挿入する前の時刻を基準とする(Leap Indicator=1)、
(2)「うるう秒」を削除する日(UTC基準)の「うるう秒」を削除する前の時刻を基準とする(Leap Indicator=2)、
(3)「うるう秒」のない日(UTC基準)の時刻や「うるう秒」の挿入・削除された後の時刻を基準とする(Leap Indicator=0)。
送信装置は、TAI時刻で表したMPUタイムスタンプを使用して、MPUの提示時刻を伝送することができる。また、送信装置によれば、TAI時刻で表したMPUタイムスタンプがMPUに付与されたのと同じタイミングにおけるUTC時刻とTAI時刻の差分を示すUTC-TAIオフセットをMMT信号により伝送することができる。TAI時刻で表したMPUタイムスタンプは、うるう秒の挿入・削除に関わらず単純増加するため、このMMT信号を受信する受信装置は、TAI時刻を基準クロックとすることで、うるう秒の挿入・削除について特別に考慮した制御を必ずしもする必要がなく、映像・音声等の提示制御が可能となる。また、受信装置は、MMT信号に多重され伝送されてきたタイムスタンプ記述子から抽出されたUTC-TAIオフセットを利用することによって、UTC時刻を提供する時刻サーバから取得したUTC時刻をTAI時刻に変換し、映像・音声等の提示制御に使用することができる。
(第1実施形態)
ここでは、説明の都合上、1.伝送システムの全体構成、2.MPUに付与されるタイムスタンプ記述子、3.UTC-TAIオフセット、4.送信装置の構成、5.送信装置の動作、6.受信装置の構成、7.受信装置の動作、の各章に分けて説明する。
まず、第1実施形態に係る伝送システムの全体構成について図1を参照して説明する。
伝送システム1は、送信装置300と、受信装置500と、を含んでいる。
送信装置300は、映像音声信号源100から入力された映像音声信号を符号化して送出するものである。一例として、送信装置300は、映像を映像符号化方式のHEVCでエンコードを行い、また、音声を音声符号化方式のAACでエンコードを行い、MMTで多重化して送信している。MMTでは、符号化された映像・音声データの処理単位であるMPUに、絶対時刻のMPUタイムスタンプを付与して送信することになっている。送信装置300は、TAI時刻サーバ200をリファレンスクロックとして利用してTAI(国際原子時)時刻を参照し、TAI時刻を基準とした映像・音声等のMPUの提示時刻と、提示時刻と同じタイミングのUTC時刻とTAI時刻の差分情報をMMT制御情報の記述子に記載して伝送する。以下では、この記述子を、TAI-MPUタイムスタンプ記述子と呼称して説明する。
TAI時刻サーバ200は、GPS等から時刻情報を取得して、ネットワークを介して各種機器にTAI時刻を分配する時刻サーバである。本実施形態では、TAI時刻サーバ200は、例えば、PTP(Precision Time Protocol)サーバであるものとする。PTPサーバは、UTC時刻とTAI時刻との差分情報も配信するため、各種機器は、UTC時刻を得ることもできる。なお、PTPサーバには、GPS等の信号源を直接参照するグランドマスターと、グランドマスターに同期するスレイブとの種別があるが、どちらであってもよい。
PTPサーバの場合、Announce Messageにより、過去に行ったうるう秒の挿入・削除の積算によるUTC時刻とTAI時刻の差分をcurrentUTCOffsetとして配信している。このcurrentUTCOffsetの値は、2020年6月時点では37秒である。また、この37秒のうちの10秒は、1972年にUTCが制定された際の初期値である。つまり、37秒のうちの27秒は、過去に27回行われたうるう秒の挿入による積算値である。
次に、本実施形態に係る送信装置300が、MPUに付与されるタイムスタンプ記述子として生成するTAI-MPUタイムスタンプ記述子(図3参照)について、既存のMPUタイムスタンプ記述子(図2参照)と対比しながら説明する。図2は、非特許文献1で規定されるMPUタイムスタンプ記述子のデータ構造を示している。また、図3は、本実施形態に係るTAI-MPUタイムスタンプ記述子のデータ構造の一例を示している。
「descriptor_length」には、記述子のバイトサイズを示す数値が格納される。
forループの中で、「mpu_sequence_number」と、「mpu_presentation_time」とについて、複数の組み合わせを格納することができる。
「mpu_sequence_number」には、対象のMPUを指定するMPUシーケンス番号が格納される。
「mpu_presentation_time」には、NTP形式のUTC時刻のMPUタイムスタンプが格納される。
その他の記述フォーマットの例として、PTP形式と同様のタイムスタンプを用いることもでき、この場合は合計80ビットで、前半48ビットで秒数を表し、後半32ビットで小数点以下(ナノ秒)を表す。
「utc_tai_offset」には、そのMPUに「tai_mpu_presentation_time」が付与されたのと同じタイミングにおける、秒で表したUTC時刻とTAI時刻との差分が格納される。以下では、このUTC時刻とTAI時刻との差分のことをUTC-TAIオフセットと呼称し、詳細に説明する。
次に、UTC-TAIオフセットについて図4を参照して説明する。図4は、「うるう秒」を挿入する場合の概念図である。図4の横軸において、時間T1は、日本時間でうるう秒挿入日の午前8時59分59秒である。時間T2は、日本時間でうるう秒挿入日の午前8時59分60秒(うるう秒)である。時間T3は、日本時間でうるう秒挿入日の午前9時00分00秒である。図4の縦軸は、UTC時刻(NTP形式)の起点日時からのカウンタ値と、TAI時刻(PTP形式)の起点日時からのカウンタ値をそれぞれ示している。
以下では、分かりやすくするために、うるう秒の挿入前後のUTC-TAIオフセットΔ1,Δ2を区別せずに、単にUTC-TAIオフセットと表記する。
UTC-TAIオフセットは、例えば、(i)UTC時刻の起点とTAI時刻の起点との違いによる70年分のオフセット値と、(ii)過去のうるう秒の挿入が積算された秒数を示すオフセット値と、の和によって定義することができる。このように、前記(i)のオフセット値と前記(ii)のオフセット値との和で定義された場合、UTC-TAIオフセットのデータは、例えば32ビットの整数で表現できる。具体例として、(i)が-2208988800(秒)、(ii)が37(秒)とすると、UTC-TAIオフセットは(i)と(ii)の和である-2208988763(秒)を伝送する。
次に、送信装置300の構成例について図5を参照して説明する。なお、説明を簡略化するために、特にピクチャリオーダー(フレームの復号順序と表示順序の並び替え)情報が必要な映像処理に特化して説明し、音声処理の説明を省略し、送信装置300は、HEVC/MMTエンコーダであるものとする。
HEVCエンコーダ部330は、符号化された映像信号(HEVC符号化データ)をMMT多重化部340に出力する。MMT多重化部340では、イントラフレームを先頭とするGOPをMPUとして扱うため、HEVCエンコーダ部330は、イントラフレームを符号化したタイミングで、PTS決定部350とMPUシーケンス番号カウンタ部360にGOP開始トリガを送信する。HEVCエンコーダ部330は、各フレームのピクチャリオーダー情報としてDTS-PTS差分情報を、ISOBMFFメタデータ生成部380に出力する。
GOP開始トリガ信号とは、HEVCエンコーダ部330が、あるフレームをフレーム内符号化のみでイントラフレームとして符号化し、新規のMPU(GOP)が開始することを送信装置300内の各部に通知するトリガ信号である。なお、GOP開始トリガ信号の実現のためにインターフェースやデータの形式が限定されるものではない。一例として、HEVCエンコーダ部330が、符号化処理中のフレームの符号化モードをイントラフレームと決定した時点でGOP開始トリガ信号を出力しても良い。また、既存のエンコーダへの軽微な機能付加によってGOP開始トリガ信号を実現することができる。例えば、HEVCエンコーダ部330が、既存のエンコーダと、このエンコーダから実際にイントラフレームとして符号化された符号データが出力されたこと検知するとGOP開始トリガ信号を生成する付加機能部と、を備える構成としても良い。このようにGOP開始トリガ信号の実現のためには様々な実装が可能である。
なお、PTS決定部350がGOP開始トリガ信号を受けたUTC時刻をそのまま該当MPUのPTSとすると、処理タイミングによる誤差を生じる可能性がある。このような誤差を防止するため、本実施形態では、PTS決定部350は、新規に開始するMPUに付与するPTSを次のように決定する。すなわち、PTS決定部350は、新規に開始するMPUの直前のMPU内のフレーム数に基づいて当該直前のMPUのデュレーション(時間長)を計算する。そして、PTS決定部350は、当該直前のMPUに付与されたPTS(UTC時刻)に、当該直前のMPUのデュレーション(時間長)を加算した値(UTC時刻)を、新規に開始するMPUのPTSとして決定する。つまり、前のMPUの先頭時刻にそのMPUの継続時間を加算した時刻を次のMPUの先頭時刻とすることを再帰的に繰り返す。PTS決定部350は、このようにすることで正確なPTSを算出してMPUに付与できる。
なお、DTS-PTS差分情報を含むISOBMFFメタデータは、MPU(GOP)を分割したチャンク単位で生成して送信することもできる。例えば、MPU(GOP)が32フレームで構成される場合に、8フレームをチャンクとし、8フレーム分のDTS-PTS差分情報を含むISOBMFFメタデータを生成し、ムービーフラグメントメタデータとして送信することができる。
次に、図6を参照(適宜図1および図5参照)して、本発明の第1実施形態に係る送信装置の動作について説明する。
送信装置300のTAIクロック再生部310は、TAI時刻サーバ200と通信してTAI時刻を表現するカウンタ値を再生する(ステップS101)。一方、HEVCエンコーダ部330は、入力する映像信号の符号化を行ってHEVC符号データとGOP開始トリガ信号とを出力する。
そして、PTS決定部350は、TAIクロック再生部310で再生されたTAI時刻を表現するカウンタ値に基づいて、HEVCエンコーダ部330からのGOP開始トリガ信号に従って、TAI-MPUタイムスタンプを決定する(ステップS102)。
そして、MMT多重化部340は、HEVCエンコーダ部330からのHEVC符号データと、記述子生成部370からのTAI-MPUタイムスタンプ記述子と、DTS-PTS差分を含むメタデータと、を多重化してMMT信号を生成し、伝送路400から受信装置500へ送信する(ステップS104)。
次に、受信装置500の構成例について図7を参照して説明する。なお、説明を簡略化するために、特にピクチャリオーダー(復号順序と表示順序の並び替え)情報が必要な映像処理に特化して説明し、音声処理の説明を省略している。
なお、送信装置300と受信装置500の間に伝送遅延がある場合においては、PTSで指示されたTAI時刻が、TAIオフセット加算部540で変換されたTAI時刻に対して過去の時刻になる場合がある。この場合、ピクチャリオーダーバッファ580は、PTSに加算するオフセット時間を調整し、各フレームのPTSにこのオフセット時間を加算したTAI時刻と、TAIオフセット加算部540で変換されたTAI時刻と、を比較して提示制御を行う。オフセット時間については、バッファアンダーフローが起きる場合にはオフセット時間を大きくし、バッファオーバーフローが起きる場合にはオフセット時間を小さくするように制御を行うことで、安定した再生が可能となる。
次に、図8を参照(適宜図1および図7参照)して、本発明の第1実施形態に係る受信装置の動作について説明する。
受信装置500のUTCクロック再生部510は、UTC時刻サーバ800と通信してUTC時刻を表現するカウンタ値を再生する(ステップS201)。一方、MMT多重分離部520は、伝送されてきたMMT信号から、制御情報、MPUシーケンス番号、メタデータ、HEVC符号データを分離して、制御情報からTAI-MPUタイムスタンプ記述子を抽出する。
そして、記述子解析部530は、MMT信号から多重分離されたTAI-MPUタイムスタンプ記述子から、TAI-MPUタイムスタンプと、UTC-TAIオフセットと、を抽出する(ステップS202)。そして、TAIオフセット加算部540は、UTCクロック再生部510で再生されたUTC時刻を表現するカウンタ値にUTC-TAIオフセットを加算して、TAI時刻へ変換する(ステップS203)。
そして、ピクチャリオーダーバッファ580は、TAI時刻を表現するカウンタ値と、各フレームのTAI時刻で表したPTS(必要に応じてオフセット時間を加算)と、を比較し、必要に応じて映像フレームを並べ替えてモニタ600に出力する(ステップS206)。
次に、第2実施形態に係る伝送システムについて説明する。第2実施形態に係る伝送システムの全体構成は第1実施形態と同様であり(図1参照)、送信装置の構成が異なっている。図9は、第2実施形態に係る送信装置を模式的に示すブロック図である。なお、図9において、図5に示した送信装置の構成と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
前記各実施形態に係る送信装置および受信装置において、映像コーデックはHEVCの場合を例に説明したが、これ限定されるものではない。例えば、AVC(Advanced Video Coding)、VVC(Versatile Video Coding)やAV1(AOMedia Video 1)のようなその他の映像符号化方式であっても適用が可能である。
100 映像音声信号源
200 TAI時刻サーバ(時刻サーバ)
300,300B 送信装置
310 TAIクロック再生部
320 フレームバッファ部
330 HEVCエンコーダ部(映像エンコーダ部)
340 MMT多重化部
350 PTS決定部
360 MPUシーケンス番号カウンタ部
370 記述子生成部
380 ISOBMFFメタデータ生成部
390 起点オフセット加算部
400 伝送路
500 受信装置
510 UTCクロック再生部
520 MMT多重分離部
530 記述子解析部
540 TAIオフセット加算部
550 ISOBMFFメタデータ解析部
560 PTS計算部
570 HEVCデコーダ部
580 ピクチャリオーダーバッファ
600 モニタ
700 スピーカ
800 UTC時刻サーバ(時刻サーバ)
Claims (4)
- 符号化された映像信号と、MPU(Media Processing Unit)に付与されるタイムスタンプ記述子と、メタデータとを多重化したMMT(MPEG Media Transport)信号を送信する送信装置であって、
TAI(International Atomic Time)時刻を提供する時刻サーバと通信してTAI時刻を表現するカウンタ値を再生するTAIクロック再生部と、
映像フレームの符号化を行って符号化された映像信号とGOP(Group Of Picture)開始トリガ信号とを出力する映像エンコーダ部と、
前記TAIクロック再生部で再生されたTAI時刻を表現するカウンタ値に基づいて、前記映像エンコーダ部からの前記GOP開始トリガ信号に従って、MPUに付与するPTS(Presentation Timestamp)として、TAI時刻で表したMPUタイムスタンプを決定するPTS決定部と、
MPUシーケンス番号と、前記TAI時刻で表したMPUタイムスタンプと、前記TAI時刻で表したMPUタイムスタンプが前記MPUに付与されたのと同じタイミングにおける秒で表したUTC(Coordinated Universal Time)時刻とTAI時刻との差分を示すUTC-TAIオフセットと、を含む記述子を前記タイムスタンプ記述子として生成する記述子生成部と、
前記映像エンコーダ部から、各フレームのピクチャリオーダー情報としてDTS(Decoding Timestamp)とPTSとの差分値を指示する情報であるDTS-PTS差分情報を取得し、前記メタデータとして、MPU単位または前記MPUを分割したチャンク単位で前記DTS-PTS差分情報を含むISOベース・メディア・ファイル・フォーマット(ISOBMFF)のメタデータを生成するISOBMFFメタデータ生成部と、
前記符号化された映像信号と、前記MPUに付与されるタイムスタンプ記述子と、前記DTS-PTS差分情報を含む前記メタデータと、を多重化して前記MMT信号を生成するMMT多重化部と、を備える
ことを特徴とする送信装置。 - 前記TAIクロック再生部で再生されたTAI時刻を表現するカウンタ値に秒で表した所定のオフセットを加算して、TAI時刻を表現するカウンタ値の起点を変更する起点オフセット加算部を備え、
前記PTS決定部は、前記起点オフセット加算部で前記オフセットが加算されたTAI時刻を表現するカウンタ値と、前記GOP開始トリガ信号と、に従って、前記TAI時刻で表したMPUタイムスタンプを決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。 - 前記TAI時刻を提供する時刻サーバはPTP(Precision Time Protocol)サーバであり、
前記起点オフセット加算部は、TAI時刻を表現するカウンタ値の起点を1970年1月1日0:00:00(UTC)とするPTP形式のTAI時刻を表現するカウンタ値に、秒で表した所定の正のオフセットまたは負のオフセットを加算することで、1970年1月1日0:00:00(UTC)よりも前の日時または後の日時を起点としたTAI時刻を表現するカウンタ値を生成する、
ことを特徴とする請求項2に記載の送信装置。 - 送信装置から送信されるMMT信号を受信する受信装置であって、
UTC時刻を提供する時刻サーバと通信してUTC時刻を表現するカウンタ値を再生するUTCクロック再生部と、
前記MMT信号に多重され伝送されたタイムスタンプ記述子から、所定のMPUにおけるTAI時刻で表したMPUタイムスタンプと、UTC-TAIオフセットと、を抽出する記述子解析部と、
前記UTCクロック再生部で再生されたUTC時刻を表現するカウンタ値に前記UTC-TAIオフセットを加算することで前記カウンタ値をTAI時刻を表現するカウンタ値へ変換するTAIオフセット加算部と、
前記MMT信号に多重され伝送されたメタデータから各フレームのピクチャリオーダー情報としてDTSとPTSとの差分値を指示する情報であるDTS-PTS差分情報を抽出するISOBMFFメタデータ解析部と、
前記TAI時刻で表したMPUタイムスタンプと、前記ISOBMFFメタデータ解析部から抽出された各フレームのDTS-PTS差分情報と、から各フレームのTAI時刻で表したPTSを計算するPTS計算部と、
前記MMT信号に多重され伝送された映像信号を復号した映像フレームが入力され、前記TAIオフセット加算部で変換されたTAI時刻を表現するカウンタ値と、各フレームのTAI時刻で表したPTSと、を比較して必要に応じて前記映像フレームを並べ替えて出力するピクチャリオーダーバッファと、を備える
ことを特徴とする受信装置。
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