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JP7568075B2 - マルチパス干渉解析装置及びマルチパス干渉解析方法 - Google Patents

マルチパス干渉解析装置及びマルチパス干渉解析方法 Download PDF

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JP7568075B2 JP2023516907A JP2023516907A JP7568075B2 JP 7568075 B2 JP7568075 B2 JP 7568075B2 JP 2023516907 A JP2023516907 A JP 2023516907A JP 2023516907 A JP2023516907 A JP 2023516907A JP 7568075 B2 JP7568075 B2 JP 7568075B2
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Description

本発明は、光伝送路で発生するマルチパス干渉を解析するマルチパス干渉解析装置及びマルチパス干渉解析方法に関する。
近年、光信号の伝送性能を向上可能なITU-T G.654.E準拠の光ファイバを商用の陸上系ネットワークとして導入する計画が進行中である。この光ファイバは、光信号が伝送されるコア領域を拡大してファイバ非線形の影響を低減する一方で、シングルモードとマルチモードとの境界の波長であるカットオフ波長が長波長側へシフトする特徴がある。なお、最大(最長)のカットオフ波長は1530nmである。
しかし、カットオフ波長が長波長側へシフト(例えば1400nm超側にシフト)した場合、光ファイバ上で、波長1530nm~1565nmのCバンドより短波長側のバンド(例えば、波長1460nm~1530nmのSバンド)を使用することになる。
Cバンドやこれよりも長波長側のLバンドは、上記1530nmより長波長なので問題はないが、Cバンドより短波長側のSバンドを使うと、伝送波長がカットオフ波長以下となり光信号の伝送性能が劣化する懸念がある。
更に、上記シフトによって、伝送損失特性及び伝送帯域特性が優れた基本モード(シングルモード)に、光パワーの損失が大きい高次モードが励振(入力)されることがある。この励振が生じると、高次モードが基本モードに干渉するマルチパス干渉(Multipath interference:MPI)が発生し、光信号の伝送に悪影響を及ぼしてしまう。マルチパス干渉の主要因として、光ファイバ同士のスプライス箇所(融着箇所)において、高次モードと基本モードとの光パワーが相互に結合するモード結合が知られている。モード結合が生じると伝送品質が劣化する。
マルチパス干渉を解析する方法としては、後述のスプライス損失及びモード依存損失をパラメータとする簡易な方法が知られている。スプライス損失は、光ファイバコアの融着箇所にズレがあると伝送損失や反射が生じる損失であり、コアが大きい程に形が歪み易く融着箇所にズレが生じ易くなる。モード依存損失(Differential mode loss:MDL)は、基本モードと高次モードとが光ファイバを通過時に損失値が変わる損失である。この種のマルチパス干渉解析方法として例えば非特許文献1に記載の技術がある。
Sui Q,et al.,"Long-haul quasi-single-mode transmissions using few-mode fiber in presence of multi-path interference",[online],2015,[令和3年4月9日検索],インターネット〈URL:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/stat〉
しかし、上述したマルチパス干渉解析方法では、実際上、スプライス損失やカットオフ波長がバラツキを持ち、結果的にMDLがバラツキを持つため、解析が困難となっている。スプライス損失は、光ファイバ接続時の軸ずれ、角度ずれや、長手方向の隙間等が要因となり、例えば100本の光ファイバを融着した際に、全ての融着箇所のスプライス損失が異なる。このため、解析が困難となっている。カットオフ波長は、光ファイバピース毎に製造バラツキがあり、例えば異なる製造ロットで製造された中からランダムに選択した光ファイバを融着すると、任意の融着点間の区間でカットオフ波長が変化してしまう。この結果、MDLもバラツクことになり解析が困難となっている。
このため、現実的な光伝送路の条件を想定してマルチパス干渉を見積っている。しかし、その見積った条件で光伝送路の設備を構成すると光伝送に不具合が生じるケースがある。そこで、従来のマルチパス干渉解析方法では、過剰にマルチパス干渉を見積っておき、光伝送の確実性を実現する最悪値解析に頼るしかなかった。しかし、その最悪値解析による過剰見積では、過剰設備の光伝送路を作り出してしまうので、無駄なコストが生じてしまう問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光伝送路のマルチパス干渉を見積る際に、見積条件で実現される光伝送路設備に生じる無駄なコストを抑制できるようにマルチパス干渉を解析することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のマルチパス干渉解析装置は、光伝送路を構成するための複数本の所定長さの光ファイバピースから計測されたスプライス損失の計測値と、当該光ファイバピースから計測されたカットオフ波長の計測値との各々の平均値及び分散値の統計量の計算によりカットオフ波長の正規分布を得る統計量計算部と、前記カットオフ波長の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定する決定部と、前記決定された切断正規分布に基づき、前記光伝送路を形成するスプライス接続対象の所定本数の光ファイバピースを選択するための乱数を生成する乱数生成部と、前記乱数に応じて選択された所定本数の光ファイバピースで形成される光伝送路において、基本モードのモード依存損失と、当該光伝送路のスプライス間隔とを用いて、カットオフ波長及びスプライス損失が起因するマルチパス干渉の値であるMPI値を計算するMPI値計算部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、光伝送路のマルチパス干渉を見積る際に、見積条件で実現される光伝送路設備に生じる無駄なコストを抑制できるようにマルチパス干渉を解析することができる。
本発明の実施形態に係るマルチパス干渉解析装置の構成を示すブロック図である。 光伝送路と、スプライス、セクション、LP01モードの光信号及び光パワー、LP11モードの光信号及び光パワーを示す図である。 横軸にカットオフ波長の正規分布、左縦軸に確率密度、右縦軸に立下りカーブの分布に係るLP11モードの損失(モード依存損失)を示す図である。 カットオフ波長の周波数分布を示す図である。 切断正規分布を示す図である。 横軸にカットオフ波長の取り得る範囲、左縦軸にカットオフ波長の標準偏差、右縦軸にMPI値を示す図である。 横軸にスプライス損失の取り得る範囲、左縦軸にスプライス損失の標準偏差、右縦軸にMPI値を示す図である。 マルチパス干渉解析装置を構成するコンピュータのブロック図である。 本実施形態のマルチパス干渉解析装置によるマルチパス干渉解析処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において機能が対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係るマルチパス干渉解析装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すマルチパス干渉解析装置(干渉解析装置ともいう)10は、光伝送路21(図2)で発生するマルチパス干渉を解析するものである。この干渉解析装置10は、スプライス損失取得部11と、カットオフ波長取得部12と、統計量計算部13と、切断正規分布決定部14と、乱数生成部15と、MPI値計算部16と、MPI平均値計算部17とを備えて構成されている。スプライス損失取得部11は、スプライス損失計測部11aに接続されている。カットオフ波長取得部12は、カットオフ波長計測部12aに接続されている。
図2に示す光伝送路21は、(K+1)本の所定長さの光ファイバピース(ピースともいう)1a,1b,1c,…,1(k-1),1k,…,1K,1(K+1)が、×印で示すように隣接同士が溶着(スプライス)されて所定長さに形成されている。
×印のスプライス部分を更に破線枠で囲んで示す。この破線枠において、ピース1aとピース1bとのスプライス部分×を囲んだ破線枠をスプライス(Splice)1という。ピース1bとピース1cとのスプライス部分×を囲んだ破線枠をスプライス2、ピース1(k-1)とピース1kとのスプライス部分×を囲んだ破線枠をスプライスk、ピース1Kとピース1(K+1)とのスプライス部分×を囲んだ破線枠をスプライス(K+1)という。
スプライス1とスプライス2との間をセクション(Section)1といい、スプライス2と図示せぬスプライス3との間をセクション2、スプライスkと図示せぬスプライスk+1との間をセクションk、図示せぬスプライスKとスプライス(K+1)との間をセクションKという。また、光伝送路21の前後のスプライス(例えばスプライス1,2)の間隔を、スプライス間隔ΔLという。
図2に上下で平行に連続して連なる矢印で、光伝送路21に伝送されるLP01モード(基本モード)の光信号23(基本光信号23ともいう)と、LP11モード(高次モード)の光信号24(高次光信号24ともいう)とを示す。基本光信号23は主信号であり、スプライス1に入力され、スプライス1,2,…,k,…を経由してスプライス(K+1)から出力される。高次光信号24は、スプライス1からスプライス2,…,k,…を経由してスプライス(K+1)から出力される。
また、基本光信号23と高次光信号24との連続矢印間の斜め下方向の矢印23aは、基本光信号23の所定の光パワー23aが高次光信号24に励振(入力)されることを示す。斜め上方向の矢印24aは、高次光信号24の所定の光パワー24aが基本光信号23に励振されることを示す。なお、斜め矢印で示すように励振される所定の光パワー23a,24aは、以降では光パワー23a,24aとのみ記述する。
例えば、スプライス1では、右下方向の矢印23aで示すように、基本光信号23の光パワー23aが高次光信号24へ励振される。この励振された光パワー23aが、LP01モードの高次光信号24に結合(モード結合)する。モード結合により、伝送損失や反射損失であるスプライス損失を受ける。この高次光信号24は、次のスプライス2まで進み、右上方向の矢印24aで示すように、高次光信号24の光パワー24aが基本光信号23へ励振される。この励振された光パワー24aが、LP01モードの基本光信号23にモード結合する。
このように、LP01モードの基本光信号23の光パワー23aがLP11モードにモード結合された後、LP11モードからLP01モードへ再結合される過程が1回だけ行われると仮定する。ここで、モード結合及び再結合の過程は1回を超えて行われることはないとする。1回の過程の高次光信号24の光パワー24aが、マルチパス干渉(MPI)としてLP01モードの基本光信号23に重畳されると仮定する。この重畳が各スプライス1~(K+1)箇所でのモード結合で繰り返されて、マルチパス干渉が累積する。
更に、光信号を出射する光源のコヒーレンス長よりもスプライス間隔ΔLが長く、このため、光パワーがインコヒーレントに重畳されると仮定する。
これらの仮定を基に、次式(1)でLP01モードの光信号が受けるMPI(マルチパス干渉)の量(MPI値)を求める。
Figure 0007568075000001
…(1)
式(1)において、
η=1-10―εk/10であり、
Δα=α11,(k)-α01である。
上記α11,(k)=(19.34/ΔL)X{λsig-λc,(k)}/10…(2)である。
この式(2)において、λc,(k)は、×(図2参照)で示すスプライス間のカットオフ波長を表す。λsig-λc,(k)は、入力光信号波長とカットオフ波長との差分である。この差分からα11,(k)のLP11モードの光信号(高次光信号24)の伝送損失が導き出される。
但し、
k:スプライス番号であり、例えばk=1は、スプライス1を示す。
Δα :モード依存損失(DML:Differential Mode Loss)。
α11,(k):LP11モードの伝送損失。
α01:LP01モードの伝送損失。
ΔL:スプライス間隔。
η:パワー結合係数、相手側モードへ結合される光パワーの量。
ε:スプライス損失。
λ c,(k) :図2の×で示すセクション(スプライス間隔)のカットオフ波長。
lは、LP01モードからLP11モードへ光パワー23aが遷移するスプライスを表す。
mは、LP11モードの光パワー24aが跨ぐスプライス数を表す。
式(1)で求められるMPIは、図2に示す光伝送路21の光信号入力から出力までの全長のマルチパス干渉の量を表す。即ち、最後段のスプライス(K+1)の出力側において、LP01モードの基本光信号23が、LP11モードから励振してきた光パワー24aの影響によるマルチパス干渉の量を表す。
式(1)の二重和のΣにおいて、例えば、l=1の場合は、スプライス1(図2参照)でLP01モードからLP11モードへ光パワー23aが励振されたことを示す。この際、m=1であれば、スプライス1の高次光信号24の光パワー24aが、セクション1を伝送してスプライス2でLP11モードからLP01モードへ励振されて戻ることを示す。m=2であれば、高次光信号24の光パワー24aが、セクション2を伝送してスプライス3でLP11モードからLP01モードへ励振されて戻ることを示す。
式(1)において、(1-η)は、光パワーが戻らない割合を表す。この割合の光パワーは伝送方向の次のスプライスへ進む。(1-ηm+l)は、l番目にLP01モードからLP11モードに励振した光パワー23aが何個のスプライス1,…を伝送するかを示す。ηηm+l/(1-η)(1-ηm+l)は、全スプライスの光パワーの結合係数を表す。
式(1)において、eの乗数式の部分は、基本光信号23の入力から出力までのセクション毎の光パワーのdB損失を全部加算することを表す。
図1に戻って、スプライス損失計測部11aは、光伝送路21の各スプライス1~(K+1)に光接続された計測装置にスプライス損失計測機能として組み込まれており、各スプライス1~(K+1)におけるスプライス損失を計測する。
カットオフ波長計測部12aは、光伝送路21において、各光ファイバピース1a~1(K+1)に光接続された計測装置にカットオフ波長計測機能として組み込まれており、各光ファイバピース1a~1(K+1)の基本モードとマルチモードとの境界の波長であるカットオフ波長を計測する。
干渉解析装置10のスプライス損失取得部11は、上記計測された各スプライス1~(K+1)におけるスプライス損失の実測値(計測値)を取得する。カットオフ波長取得部12は、上記計測された各ピース1a~1(K+1)のカットオフ波長の実測値(計測値)を取得する。
統計量計算部13は、上記取得された各スプライス1~(K+1)のスプライス損失の実測値と、各ピース1a~1(K+1)のカットオフ波長の実測値との各々の平均値及び分散値との統計量を計算する。この計算によって、図3に破線の山形カーブ31で示すカットオフ波長(カットオフ波長31ともいう)の正規分布が得られる。
カットオフ波長は、一般的に光ファイバピースの製造バラツキによりランダムに分布するが、カットオフ波長の標準的なものから外れたものは存在しない。このため、上述したG.654.E光ファイバのカットオフ波長の実測値は、図4に棒グラフで示すカットオフ波長の周波数分布となり、図3の破線の山形カーブ31による正規分布で表される。
この山形カーブで示すカットオフ波長31は、図1に示す切断正規分布決定部(決定部ともいう)14で次のように切断正規分布に変換される。但し、カットオフ波長31は、敷設した実際設備、製造のバラツキを評価し、この結果の正規分布相当で評価し、更に、その正規分布における仕様値を超えるものは存在しないとして上限値及び下限値でカットした切断正規分布を用いる。
即ち、決定部14は、カットオフ波長31の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定する。この切断正規分布は、図5に示すように、山形カーブ30で示す正規分布の両端が、上記下限値と対応する最小値(Xmin)と、上記上限値と対応する最大値(Xmax)とで分布が0となるグラフである。なお、μは平均値、σは分散値を示す。
このように、カットオフ波長31を上限値及び下限値で切断するのは、カットオフ波長の全てを用いマルチパス干渉(MPI)を解析し見積った場合、過剰にMPIを見積って光伝送の確実性を実現する最悪値解析となってしまい、結果的に過剰設備の光伝送路を招くことになるためである。また、全てのカットオフ波長の平均値は、突出した値が混じるため、必ずしも精度良く見積もれないためである。
カットオフ波長31は、図3に示す平均値1367nm周辺での発生確率が高く、平均値1367nmから離れる程に発生確率が低くなっている。カットオフ波長31の平均値1367nmよりも短波側(1300nm側)の波長は、マルチモードで伝送し易くなる。長波長側(1460nm側)の波長では、極端に高次モード(高次光信号24)が存在し難くなる。
つまり、G.654.E光ファイバのカットオフ波長の実測値では、図3に右縦軸で示すLP11モードの損失(モード依存損失)が、立下りカーブ32の分布を持つ。この立下りカーブ32で表すように、1500nmより長くなるとカットオフ波長は殆ど存在せず、LP11モードの損失も少なくなる。
また、光伝送路21への入力光信号23(図2)の波長を1460nmとすると、1460nmよりも短波長側ではカットオフ波長31が存在し易くなるので、右縦軸で示すLP11モードの損失(モード依存損失)が小さくなる。この短波長側ではLP11モードが存在出来なくなるので、高次モード(図2に示す高次光信号24)はモード依存損失が大きくなる。仮に高次光信号24が発生しても直ぐに消滅する。
図1に戻って、乱数生成部15は、決定部14で決定された切断正規分布に基づき、スプライス接続対象の所定本数(例えば10本)の光ファイバピースを選択するための乱数を、ランダムサンプリング法により生成する。
つまり、統計量計算部13で計算された各ピース1a~1(K+1)(図2参照)のカットオフ波長31と、各スプライス1~(K+1)のスプライス損失との統計的バラツキに基づき、決定部14でカットオフ波長31に係る切断正規分布を決定する。この切断正規分布に基づき、乱数生成部15で各ピース1a~1(K+1)を選択するための乱数を生成する。
MPI値計算部16は、上記乱数に応じて選択された所定本数のピース1a~1(K+1)で構成される光伝送路21(図2)において、LP01モードの損失係数(モード依存損失係数)α01と、スプライス間隔ΔLとを、前述した式(1)に代入し、MPI値を計算する。この計算は規定の試行回数分、繰り返される。
MPI平均値計算部17は、上記の規定試行回数分のMPI値の平均値を計算する。この計算によって、光伝送路21のマルチパス干渉値が得られる。
ここで、上記のMPI値計算部16により、スプライス間隔ΔLが4kmの各ピース1a~1(K+1)で構成した100kmの光伝送路21における累積MPI値を、MPI平均値計算部17によるモンテカルロシミュレーションにより計算したとする。モンテカルロシミュレーションとは、予測値の設定が困難な指標等について、乱数を用いてシミュレーションを十分に何度も繰り返すことにより近似的に解を求める計算手法である。
統計解析におけるMPI値の指標として、1000回試行時のμMPI+3σMPIを用いた。μMPIは平均値、3σMPIは平均値からどれ位バラツキが有るかを示す分散値である。
統計バラツキを有する現実的な光伝送路21に対して、従来のような最悪値解析は過剰にMPI値を見積もる一方で、上記統計解析は下記のように適切にMPI値を評価可能である。
ここで、MPI値計算部16によるMPI値の計算時の共通条件として、光伝送路21に入力される光信号23の波長λsigが1460nmであり、LP01モードの損失係数が0.17dB/kmであるとする。更に、カットオフ波長[nm]の取り得る範囲(切断正規分布の最小値と最大値間の範囲)は、図6に横軸で示す1300nm(最小値)~1530nm(最大値)であるとする。スプライス損失[dB]の取り得る範囲は、図7に横軸で示す0.00~0.10dB(最悪値の想定値)であるとする。
これらの共通条件を基にMPI値を計算した。この結果、図6に示すように、カットオフ波長分布の、平均値は1367nm(横軸)であり、左縦軸の標準偏差(バラツキ)は38であった。この場合、カットオフ波長の実測値の分布を考慮した統計解析値のMPI値が-44dBとなる。
図6に示す横軸のカットオフ波長が長い程(1530nm側程)に、マルチパス干渉(MPI)の影響を受け易く、右縦軸のMPI値(MPI量)が-20[dB]側に大きくなる。カットオフ波長が1530nmの場合に、MPI値が最悪値の-18dBとなる。つまり、MPI値はマイナス数値が大きいほど小さくなり、マルチパス干渉の影響を受け難くなるので、主信号である基本光信号23の伝送性能が高くなる。
上記の-18dBでは、マルチパス干渉の影響を受け易くなるので、光伝送路21に基本光信号23が伝送出来なくなる。MPI値が、閾値の-24dBよりも小さい値にならないと伝送できない。閾値-24dBは、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)で伝送される光信号にマルチパス干渉の影響があると規定されている周知のXT(干渉)閾値である。なお、変調方式が16QAM以外に変わると、閾値が-24dBから上下する。
カットオフ波長が、LP01モードの光信号波長=1460nmであれば、マルチパス干渉の影響が無い。本例では、カットオフ波長の実測値の分布を考慮した統計解析値のMPI値が-44dBなので基本光信号23が伝送可能となる。
図7に示す横軸のスプライス損失が大きい程(0.10側程)に、マルチパス干渉の影響を受け易く、右縦軸のMPI値が-40dB側に大きくなる。スプライス損失が0.10dBの場合に、MPI値が最悪値の-39dBとなる。
また、スプライス損失が平均値の0.05dBの場合に、左縦軸の標準偏差(バラツキ)が0.100となる。この場合、スプライス損失の実測値の分布を考慮した統計解析値のMPI値が-57dBとなるので基本光信号23が伝送可能となる。
このように、カットオフ波長の実測値の分布を考慮したMPI値が-44dBで、プライス損失の実測値の分布を考慮したMPI値が-57dBであれば、カットオフ波長並びにスプライス損失の影響を無視できる。このため、上述したスプライス間隔ΔLが4kmの各ピース1a~1(K+1)で構成した100kmの光伝送路21において、適正に基本光信号23が伝送される。
<ハードウェア構成>
上述した実施形態に係るマルチパス干渉解析装置10は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ100によって実現される。コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、入出力I/F(Interface)105、通信I/F106、及びメディアI/F107を有する。
CPU101は、ROM102又はHDD104に記憶されたプログラムに基づき作動し、各機能部の制御を行う。ROM102は、コンピュータ100の起動時にCPU101により実行されるブートプログラムや、コンピュータ100のハードウェアに係るプログラム等を記憶する。
CPU101は、入出力I/F105を介して、プリンタやディスプレイ等の出力装置111及び、マウスやキーボード等の入力装置110を制御する。CPU101は、入出力I/F105を介して、入力装置110からデータを取得し、又は、生成したデータを出力装置111へ出力する。
HDD104は、CPU101により実行されるプログラム及び当該プログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信I/F106は、通信網112を介して図示せぬ他の装置からデータを受信してCPU101へ出力し、また、CPU101が生成したデータを、通信網112を介して他の装置へ送信する。
メディアI/F107は、記録媒体113に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM103を介してCPU101へ出力する。CPU101は、目的の処理に係るプログラムを、メディアI/F107を介して記録媒体113からRAM103上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体113は、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気記録媒体、磁気記録媒体、導体メモリテープ媒体又は半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ100が実施形態に係るマルチパス干渉解析装置10として機能する場合、コンピュータ100のCPU101は、RAM103上にロードされたプログラムを実行することにより、マルチパス干渉解析装置10の機能を実現する。また、HDD104には、RAM103内のデータが記憶される。CPU101は、目的の処理に係るプログラムを記録媒体113から読み取って実行する。この他、CPU101は、他の装置から通信網112を介して目的の処理に係るプログラムを読み込んでもよい。
<実施形態の動作>
次に、本実施形態に係るマルチパス干渉解析装置10によるマルチパス干渉解析の動作を、図9のフローチャートを参照して説明する。
図9に示すステップS1において、干渉解析装置10のスプライス損失取得部11は、スプライス損失計測部11aで計測された各スプライス1~(K+1)におけるスプライス損失の実測値を取得する。
ステップS2において、カットオフ波長取得部12は、カットオフ波長計測部12aで計測された各ピース1a~1(K+1)のカットオフ波長の実測値を取得する。
ステップS3において、統計量計算部13は、上記取得された各スプライス1~(K+1)のスプライス損失の実測値と、各ピース1a~1(K+1)のカットオフ波長の実測値との各々の平均値及び分散値との統計量を計算する。この計算によって、図3に破線の山形カーブ31で示すカットオフ波長の正規分布が得られる。
ステップS4において、切断正規分布決定部14は、カットオフ波長31の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定する。
ステップS5において、乱数生成部15は、決定部14で決定された切断正規分布に基づき、スプライス接続対象の所定本数の光ファイバピース1a~1(K+1)を選択するための乱数を、ランダムサンプリング法により生成する。
ステップS6において、MPI値計算部16は、上記乱数に応じて選択された所定本数のピース1a~1(K+1)で構成される光伝送路21において、LP01モードの損失係数(モード依存損失係数)α01と、スプライス間隔ΔLとを、前述した式(1)に代入し、MPI値を計算する。この計算は規定の試行回数分、繰り返される。
ステップS7において、MPI値計算部16は、MPI値の計算の試行回数が規定値に達したか否かを判断する。この判断結果、規定値に達していなければ(No)、上記ステップS5に戻って処理が継続される。
一方、規定値に達していれば(Yes)、ステップS8において、MPI平均値計算部17は、上記の規定試行回数分のMPI値の平均値を計算する。この計算によって、光伝送路21のMPI値が得られる。
<実施形態の効果>
本発明の実施形態に係るマルチパス干渉解析装置10の効果について説明する。
(1a)マルチパス干渉解析装置10は、統計量計算部13と、決定部14と、乱数生成部15と、MPI値計算部16とを備える。
統計量計算部13は、光伝送路21を構成するための複数本の所定長さの光ファイバピース1a~1(K+1)から計測されたスプライス損失の計測値と、各ピース1a~1(K+1)から計測されたカットオフ波長の計測値との各々の平均値及び分散値の統計量の計算によりカットオフ波長の正規分布を得る。
決定部14は、カットオフ波長の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定する。
乱数生成部15は、その決定された切断正規分布に基づき、光伝送路21を形成するスプライス接続対象の所定本数の各ピース1a~1(K+1)を選択するための乱数を生成する。
MPI値計算部16は、その乱数に応じて選択された所定本数の各ピース1a~1(K+1)で形成される光伝送路21において、基本モードのモード依存損失と、光伝送路21のスプライス間隔とを用いて、カットオフ波長及びスプライス損失が起因するマルチパス干渉の値であるMPI値を計算する構成とした。
この構成によれば、MPI値計算部16で計算されるカットオフ波長及びスプライス損失が起因するMPI値が、カットオフ波長が長く及びスプライス損失が大きい場合の最悪値解析によるMPI値よりも小さく、且つカットオフ波長及びスプライス損失の影響を無視できる値となる。このため、所定本数の光ファイバピース1a~1(K+1)で形成される光伝送路21において、適正に基本モードの光信号23を伝送できる。
このように、本実施形態のマルチパス干渉の解析によれば、最悪値解析によるMPI値よりも小さくMPI値を見積ることができるので、見積条件で実現される光伝送路設備に生じる無駄なコストを抑制できる。
(2a)
MPI値計算部16は、基本モードの損失係数:α01とスプライス間隔:ΔLとを次式に代入し、MPI値を計算する構成とした。
Figure 0007568075000002
この構成によれば、最悪値解析によるMPI値よりも小さくMPI値を見積ることができるので、見積条件で実現される光伝送路設備に生じる無駄なコストを抑制できる。
(3a)MPI値計算部16は、MPI値の計算を所定回数繰り返す。この所定回数繰り返して計算されたMPI値の平均値を計算するMPI平均値計算部17を備える構成とした。
この構成によれば、光伝送路のMPI値をより正確に求めることができる。
<効果>
(1)光伝送路を構成するための複数本の所定長さの光ファイバピースから計測されたスプライス損失の計測値と、当該光ファイバピースから計測されたカットオフ波長の計測値との各々の平均値及び分散値の統計量の計算によりカットオフ波長の正規分布を得る統計量計算部と、前記カットオフ波長の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定する決定部と、前記決定された切断正規分布に基づき、前記光伝送路を形成するスプライス接続対象の所定本数の光ファイバピースを選択するための乱数を生成する乱数生成部と、前記乱数に応じて選択された所定本数の光ファイバピースで形成される光伝送路において、基本モードのモード依存損失と、当該光伝送路のスプライス間隔とを用いて、カットオフ波長及びスプライス損失が起因するマルチパス干渉の値であるMPI値を計算するMPI値計算部とを備えることを特徴とするマルチパス干渉解析装置である。
この構成によれば、MPI値計算部で計算されるカットオフ波長及びスプライス損失が起因するMPI値が、カットオフ波長が長く及びスプライス損失が大きい場合の最悪値解析によるMPI値よりも小さく、且つカットオフ波長及びスプライス損失の影響を無視できる値となる。このため、所定本数の光ファイバピースで形成される光伝送路において、適正に基本モードの光信号を伝送できる。
このように、本発明のマルチパス干渉の解析によれば、最悪値解析によるMPI値よりも小さくMPI値を見積ることができるので、見積条件で実現される光伝送路設備に生じる無駄なコストを抑制できる。
(2)前記MPI値計算部は、前記基本モードの損失係数:α01と前記スプライス間隔:ΔLとを次式に代入し、前記MPI値を計算することを特徴とする請求項1に記載のマルチパス干渉解析装置である。
Figure 0007568075000003
この構成によれば、最悪値解析によるMPI値よりも小さくMPI値を見積ることができるので、見積条件で実現される光伝送路設備に生じる無駄なコストを抑制できる。
(3)前記MPI値計算部は、前記MPI値の計算を所定回数繰り返し、前記所定回数繰り返して計算されたMPI値の平均値を計算するMPI平均値計算部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチパス干渉解析装置である。
この構成によれば、光伝送路のMPI値をより正確に求めることができる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10 マルチパス干渉解析装置
11 スプライス損失取得部
11a スプライス損失計測部
12 カットオフ波長取得部
12a カットオフ波長計測部
13 統計量計算部
14 切断正規分布決定部(決定部)
15 乱数生成部
16 MPI値計算部
17 MPI平均値計算部
21 光伝送路
23 基本モードの光信号
23a 基本モードの光信号の所定光パワー
24 高次モードの光信号
24a 高次モードの光信号の所定光パワー
1a~1K,1(K+1) 光ファイバピース
1~1(K+1) スプライス

Claims (4)

  1. 光伝送路を構成するための複数本の所定長さの光ファイバピースから計測されたスプライス損失の計測値と、当該光ファイバピースから計測されたカットオフ波長の計測値との各々の平均値及び分散値の統計量の計算によりカットオフ波長の正規分布を得る統計量計算部と、
    前記カットオフ波長の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定する決定部と、
    前記決定された切断正規分布に基づき、前記光伝送路を形成するスプライス接続対象の所定本数の光ファイバピースを選択するための乱数を生成する乱数生成部と、
    前記乱数に応じて選択された所定本数の光ファイバピースで形成される光伝送路において、基本モードのモード依存損失と、当該光伝送路のスプライス間隔とを用いて、カットオフ波長及びスプライス損失が起因するマルチパス干渉の値であるMPI値を計算するMPI値計算部と
    を備えることを特徴とするマルチパス干渉解析装置。
  2. 前記MPI値計算部は、
    前記基本モードの損失係数:α01と前記スプライス間隔:ΔLとを次式に代入し、前記MPI値を計算する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチパス干渉解析装置。
    l:基本モードから高次モードへの光パワーが遷移するスプライス
    m:高次モードの光パワーが跨ぐスプライス数
    k:スプライス番号
    Δα =α 11,(k) -α01:モード依存損失
    α11,(k)=(19.34/ΔL)X{λsig-λc,(k)}/10:高次モードの伝送損失
    X:確率変数
    η=1-10-εk/10:光パワー結合係数
    ε:スプライス損失
    ηηm+l/(1-η)(1-ηm+l):全スプライスの光パワー結合係数
    λc,(k):スプライス間のカットオフ波長
    λsig-λc,(k):光伝送路への入力光信号波長とカットオフ波長との差分
  3. 前記MPI値計算部は、前記MPI値の計算を所定回数繰り返し、
    前記所定回数繰り返して計算されたMPI値の平均値を計算するMPI平均値計算部を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチパス干渉解析装置。
  4. マルチパス干渉解析装置によるマルチパス干渉解析方法であって、
    前記マルチパス干渉解析装置は、
    光伝送路を構成するための複数本の所定長さの光ファイバピースから計測されたスプライス損失の計測値と、当該光ファイバピースから計測されたカットオフ波長の計測値との各々の平均値及び分散値の統計量の計算によりカットオフ波長の正規分布を得るステップと、
    前記カットオフ波長の正規分布を、予め定められたカットオフ波長の下限値及び上限値で切断して切断正規分布を決定するステップと、
    前記決定された切断正規分布に基づき、前記光伝送路を形成するスプライス接続対象の所定本数の光ファイバピースを選択するための乱数を生成するステップと、
    前記乱数に応じて選択された所定本数の光ファイバピースで形成される光伝送路において、基本モードのモード依存損失と、当該光伝送路のスプライス間隔とを用いて、カットオフ波長及びスプライス損失が起因するマルチパス干渉の値であるMPI値を計算するステップと
    を実行することを特徴とするマルチパス干渉解析方法。
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