JP7560414B2 - 液体含浸皮膚被覆シート用不織布およびその製造方法、液体含浸皮膚被覆シート、ならびにフェイスマスク - Google Patents
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湿潤時強度が1.2cN/dtex以下および/または湿潤時見掛ヤング率が930N/mm2以下である第2セルロース系繊維とを含む、セルロース系繊維層を含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量%以上であり、
前記セルロース系繊維層の目付は、40g/m2以上である、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布が提供される。
前記第1セルロース系繊維は灰分が0.5質量%以下の溶剤紡糸セルロース繊維であり、
前記第2セルロース系繊維が、下記(1)ないし(3)
(1)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.0以下である、ビスコースレーヨン、
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
(2)横断面が単一構造を有し、横断面の輪郭が円形、楕円形もしくは繭玉形、または切れ目を有する円形、楕円形もしくは繭玉形である、ビスコースレーヨン、
(3)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の扁平度が1.80以上であり、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.50以下である、ビスコースレーヨン
扁平度=a/b
(式中、aは横断面の任意の二点を結ぶ最長の線分Aの長さであり、bは線分Aに対して垂直であり、かつ線分Aと平行な線分とともに横断面に外接する長方形または正方形を構成する線分の長さである。)
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
から選択される1または複数のビスコースレーヨンであり、
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量%以上であり、
前記セルロース系繊維層の目付は、40g/m2以上である、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布が提供される。
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量% 以上であり、
前記セルロース系繊維層の表面の湿潤状態でのCD方向における平均摩擦係数の変動が0.013以下であり、前記セルロース系繊維層の表面について測定される15分後密着力が180gf以上である、液体含浸皮膚被覆シート用不織布が提供される。
上記のとおり、液体含浸皮膚被覆シート(以下、単に「シート」とも呼ぶ)の基材の構成およびその構成繊維として種々のものが提案されている。シートは、液体を含浸できるよう、親水性繊維を含むことが多く、親水性繊維としては、工業的に量産されるセルロース系繊維(例えば、レーヨンやリヨセル等)やコットン等の天然セルロース系繊維が汎用されている。
このように、特定のセルロース系繊維を使用して、またはあるセルロース系繊維を別のセルロース系繊維もしくは他の繊維と組み合わせて、またはセルロース系繊維を含む層の構成を特定のものにして、所望の性能を発揮する不織布を得ることが試みられてきた。
上記特許文献1ないし4は、透明性や汚れの視認性の向上という観点で提案された構成であり、密着性の検討は特になされていなかった。
第1セルロース系繊維は、第2セルロース系繊維よりも高い湿潤時強度を有し、例えば湿潤時強度が1.5cN/dtex以上であるセルロース系繊維であってよい。湿潤時強度は、JIS L 1015 8.7(引張強さ及び伸び率):2010に従って測定される。 第1セルロース系繊維は、その高い強度により「骨材」的な役割をする。第1セルロース系繊維は、低強度で柔らかな第2セルロース系繊維を使用することに起因して、不織布が過度に柔軟なものとなり、またその強度が低下することを抑制して、第2セルロース系繊維による密着性の向上を損なわずに、不織布に強度とコシを付与し得る。
本実施形態においては、素材、繊維長および繊度のうち一つまたは複数が異なる、複数種類のセルロース系繊維を、第1セルロース系繊維として用いてもよい。
第2セルロース系繊維は、第1セルロース系繊維よりも小さい湿潤時強度を有し、例えば湿潤時強度が1.2cN/dtex以下であるセルロース系繊維であってよい。低強度であり、したがって柔軟である第2セルロース系繊維は、不織布の密着性を向上させるとともに、不織布の表面を滑らかなものとし得る。
不織布の密着性は不織布とその密着対象との間に剪断力を加えたときに、不織布が密着対象の上に留まろうとする性質に相当する。第2セルロース系繊維が低強度であり、柔軟なものであると、外部から力が作用したときに変形および伸長しやすいため、剪断力が作用しても不織布を変形させつつ密着対象に留まることを可能にし、もって密着力を向上させると考えられる。
(1)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.0以下である、ビスコースレーヨン、
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
(2)横断面が単一構造を有し、横断面の輪郭が円形、楕円形もしくは繭玉形、または切れ目を有する円形、楕円形もしくは繭玉形である、ビスコースレーヨン、
(3)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の扁平度が1.80以上であり、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.50以下である、ビスコースレーヨン
扁平度=a/b
(式中、aは横断面の任意の二点を結ぶ最長の線分Aの長さであり、bは線分Aに対して垂直であり、かつ線分Aと平行な線分とともに横断面に外接する長方形または正方形を構成する線分の長さである。)
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
から選択される1または複数のビスコースレーヨンを用いてよい。
また、単一構造レーヨンは、横断面の輪郭が平滑であるために、それ自体高い透明性を有し、不織布に透明性を付与しやすい。したがって、単一構造レーヨンを使用することで、乾燥時および湿潤時の透明性がより高い不織布を得ることができる。
なお、市販されている単一構造レーヨンにおいては、横断面の形態が異なる繊維が含まれていることがあるが、各繊維の横断面が上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のものであれば、横断面の形態が種々異なる繊維が含まれている製品を、本実施形態で使用してよい。
本実施形態においては、素材、繊維長および繊度のうち一つまたは複数が異なる、複数種のセルロース系繊維を、第2セルロース系繊維として用いてもよい。
本実施形態の不織布において、セルロース系繊維層には接着性繊維が含まれてよい。接着性繊維は、不織布において繊維同士を接着して、不織布の強度を向上させ、不織布の過度の伸びを抑制し、不織布表面での毛羽立ちおよび毛羽抜けを抑制する役割をする。接着性繊維は、一般には、熱可塑性樹脂からなる合成繊維であり、加熱により接着性を示す熱接着性繊維であるが、接着性を有する限りにおいて熱接着性のものでなくてよく、また、合成繊維以外のものであってよい。
本実施形態の不織布において、セルロース系繊維層は、上述の第1のセルロース系繊維および第2のセルロース系繊維以外の繊維、ならびに接着性繊維以外の繊維を含んでいてよい。例えば、第1繊維層は、第1セルロース系繊維および第2セルロース系繊維以外の他の繊維として、第3のセルロース系繊維を含んでよい。第3のセルロース系繊維は、第2セルロース系繊維として単一構造レーヨンを用い、第1セルロース系繊維として湿潤時強度の比較的大きいセルロース系繊維(例えば、溶剤紡糸セルロース繊維)を使用した場合には、第1セルロース系繊維の湿潤時強度よりも小さく、第2セルロース系繊維の湿潤時強度よりも大きい湿潤時強度を有するセルロース系繊維(例えば、通常のビスコースレーヨン)であってよい。
本実施形態の不織布は、第1セルロース系繊維と、第2セルロース系繊維とを含むセルロース系繊維層を含む。セルロース系繊維層において、第1セルロース系繊維は、セルロース系繊維層の総質量を基準として、5質量%以上50質量%以下の割合で含まれ、第2セルロース系繊維は、30質量%以上95質量%以下の割合で含まれる。また、セルロース系繊維層において、第1セルロース系繊維と第2セルロース系繊維とを合わせた割合がセルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量%以上である。ここで、セルロース系繊維層に含まれる繊維の割合は、他の層と一体化される場合には一体化される前のセルロース系繊維層に含まれる繊維の割合である。したがって、他の層との一体化により、他の層を構成する繊維の一部がセルロース系繊維層に混入しているとしても、当該混入した繊維はセルロース系繊維層に含まれるものとはならない。
セルロース系繊維層に含まれる第1セルロース系繊維の割合は、特に7質量%以上45質量%以下であってよく、より特には10質量%以上35質量%以下であってよい。
セルロース系繊維層に含まれる第2セルロース系繊維の割合は、特に40質量%以上85質量%以下であってよく、より特には45質量%以上80質量%以下であってよい。
15分後密着力は、一般にシートが皮膚に比較的長い時間貼付されて使用されることを考慮し、使用中に液体が皮膚に移動して、あるいは蒸発してシート中の液体量が減少したときでもシートが皮膚になお密着し得るものであるかを評価する指標である。また、使用開始直後のシートには液体が大量に含浸されて、シートそれ自体の密着性を正確に評価することが難しいことも、15分後密着力を採用する理由である。
後述するように、剛軟度はハンドルオメーター法に準じて測定され、本実施形態では試料の四辺について測定した値の和を当該試料の剛軟度とし、これを不織布の柔軟性の指標として採用する。ハンドルオメーターの値が大きいほど、剛性の大きい不織布であるといえる。
剛軟度が小さすぎると、取り扱い性が悪い。剛軟度が大きすぎると、皮膚へ貼り付けた際に、シートが皮膚に沿いにくくなり、浮き上がることがある。
本実施形態の不織布は、例えば、
第1セルロース系繊維を5質量%以上50質量%以下の割合で、
湿潤時強度及び/又は湿潤時見掛ヤング率が第1セルロース系繊維のそれよりも低い第2セルロース系繊維を30質量%以上95質量%以下の割合で含む繊維ウェブであって、
第1セルロース系繊維と第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、繊維ウェブを構成する繊維全体の80質量%以上であるセルロース系繊維ウェブを作製すること、および
セルロース系繊維ウェブを、高圧水流を用いた交絡処理に付して繊維同士を交絡させること
を含む製造方法によって製造することができる。
セルロース系繊維ウェブを作製後、他の繊維ウェブを積層して、積層繊維ウェブを作製すれば、積層不織布を得ることができる。他の繊維ウェブは、上記公知の方法で作製されたものであってよく、あるいは不織布(例えば長繊維不織布、メルトブローン不織布)、編物または織物等、繊維間がある程度一体化されたシート状物であってよい。
E:1kg当たりの繊維ウェブに対し、1m幅当たりに1時間で印加するエネルギー(kWh/kg/m)
W:ノズルのオリフィス1孔当たりの流体(本実施形態においては水)の仕事率(W)
N:ノズルに1m幅当たりに開いているオリフィス数
T:噴射回数
M:水流交絡処理対象の目付(g/m2)
U:搬送速度(m/分)
W=P1×(F/100)×0.163
W:ノズルのオリフィス1孔当たりの流体の仕事率(W)
P1:水圧(kgf/cm2)
F:ノズルの1つのオリフィスから吐出される水の流量(cm3/分)
F=S×V
F:ノズルの1つのオリフィスから吐出される水の流量(cm3/分)
S:ノズルの1つのオリフィスから吐出される流体の面積(mm2)
V:ノズルから吐出される流体の流速(m/分)
V=(20×g×(P1-P2)/ρ)1/2×60
V:ノズルから吐出される流体の流速(m/分)
g:重力加速度、9.8m/s2
P1:水圧(kgf/cm2)
P2:大気圧(kgf/cm2)
ρ:流体の密度(g/cm3)
E等の決定方法についての詳細は、特許第4893256号公報に記載されている。
本実施形態の不織布に液体を含浸させることにより、人または動物の皮膚を被覆するための液体含浸皮膚被覆シートが得られる。含浸させる液体および含浸量は、用途に応じて適宜選択される。シートを、対人用フェイスマスク、角質ケアシートおよびデコルテシートといった、対人用液体含浸皮膚被覆シートとして提供する場合には、有効成分を含む液体(例えば化粧料)を不織布100質量部に対して、500質量部以上2000質量部以下の含浸量で含浸させてよく、特に600質量部以上1800質量部以下の含浸量で含浸させてよく、より特には700質量部以上1500質量部以下の含浸量で含浸させてよい。有効成分は、例えば、保湿成分、角質柔軟成分、制汗成分、香り成分、美白成分、血行促進成分、紫外線防止成分、および痩身成分等であるが、これらに限定されるものではない。
本実施例で使用する繊維として以下のものを用意した。
セルロース系繊維A:繊度1.7dtex、繊維長38mmの酸化チタンを含有しない、灰分0.11質量%の溶剤紡糸セルロース繊維(商品名テンセルスキン、Lenzing社製)。
セルロース系繊維B:繊度1.7dtex、繊維長38mmの酸化チタンを含有する、灰分0.67質量%の溶剤紡糸セルロース繊維(商品名レンチングリヨセル、Lenzing社製)。
セルロース系繊維C:繊度1.7dtex、繊維長40mmの酸化チタンを含有しない、灰分0.14質量%の単一構造レーヨン(商品名ベーリービーズ、ダイワボウレーヨン(株)製)。
セルロース系繊維D:繊度1.7dtex、繊維長44mmの酸化チタンを含有しない、灰分0.14質量%のビスコースレーヨン(商品名:コロナBH、ダイワボウレーヨン(株)製)。
セルロース系繊維E:繊度1.7dtex、繊維長40mmの酸化チタンを含有する、灰分0.56質量%のビスコースレーヨン(商品名コロナCD、 ダイワボウレーヨン(株)製)
接着性繊維A:繊度1.7dtex、繊維長51mm、芯がポリプロピレン、鞘が高密度ポリエチレン(融点:約133℃)である同心芯鞘型複合繊維(商品名:NBF(H)P、大和紡績(株)製)。
セルロース系繊維Aを15質量%、セルロース系繊維Bを70質量%、接着性繊維Aを15質量%混合して、パラレルカード機を用いて、狙い目付50g/m2でセルロース系繊維ウェブを作製した。この繊維ウェブを、90メッシュの平織の支持体に載置して、4m/分の速度で搬送しつつ、繊維ウェブの一方の表面に2.0MPaの水圧の水流を1回噴射し、続いて第1繊維ウェブの他方の表面に2.0MPaの水圧の水流を1回噴射する水流交絡処理を行った。水流交絡処理で使用したノズルは、孔径0.12mmのオリフィスが0.6mm間隔で設けられたノズルであり、処理中、ノズルと繊維ウェブとの間の間隔は20mmとした。高圧水流によりウェブに印加されるエネルギー(E)の総和は、0.38kWh/kg/mであった。
セルロース系繊維ウェブを構成する繊維の種類および割合、ならびに繊維ウェブの狙い目付を表2~4に示すとおりとしたこと以外は、実施例1と同様の手順で不織布を得た。
セルロース系繊維ウェブを構成する繊維の種類および割合、ならびに繊維ウェブの狙い目付を表2および表3に示すとおりとした。
繊維ウェブを、90メッシュの平織の支持体に載置して、10m/分の速度で搬送しつつ、繊維ウェブの一方の表面に2.0MPaの水圧の水流を1回噴射し、続いて第1繊維ウェブの他方の表面に3.0MPaの水圧の水流を1回、4.0MPaの水圧の水流を2回噴射する水流交絡処理を行った。水流交絡処理で使用したノズルは、孔径0.12mmのオリフィスが0.6mm間隔で設けられたノズルであり、処理中、ノズルと繊維ウェブとの間の間隔は20mmとした。高圧水流によりウェブに印加されるエネルギー(E)の総和は、0.66kWh/kg/mであった。
次いで、水流交絡処理後の繊維ウェブを、80℃に設定した熱風貫通式熱処理機を用いて乾燥させた後、135℃に設定した熱風貫通式熱処理機を用いて、接着性繊維Aの接着成分(高密度ポリエチレン、鞘成分)により繊維同士を熱接着させて、比較例5~8の不織布を得た。
<不織布の厚さ>
厚み測定機((株)大栄科学精器製作所製のTHICKNESS GAUGE モデル CR-60A(商品名))を用い、不織布に294Pa又は1.96kPaの荷重を加えた状態で、不織布の厚さを測定した。
強伸度は、JIS L 1913:2010 6.3に準じて、定速緊張形引張試験機を用いて、試料片の幅5cm、つかみ間隔10cm、引張速度30±2cm/分の条件で引張試験に付し、切断時の荷重値(引張強さ)、伸び率、ならびに10%伸長時応力(10%伸長させるのに必要な力)を測定した。引張試験は、不織布の縦方向(MD方向)および横方向(CD方向)を引張方向として実施した。評価結果はいずれも3点の試料について測定した値の平均で示している。
乾燥時(標準時、DRY)及び湿潤時(WET)の引張強さ等について測定した。湿潤時の測定は試料100質量部に対し、250質量部の蒸留水を含浸させて実施した。
不織布の剛軟度は、JIS L 1913:2010 6.7.5 ハンドルオメーター法に準じて測定した。具体的には、次の手順で測定した。
試料台の上に縦:15cm、横:15cmの試料片(試料片100質量部に500質量部の蒸留水を含浸させたもの)を試料片の測定方向がスロット(隙間幅10mm)と直角になるように置く。
なお、湿潤状態の試料の剛軟度は、試料に資料の質量の500%に相当する蒸留水を含浸させて測定した。また、湿潤時の試料の測定に際しては、試料台の上にポリエチレン製シート(縦:23cm、横:23cm、厚み0.06mm)を置き、その上に試料を置いて測定を実施した。さらに、ポリエチレン製シートのみの剛軟度を測定し、試料について測定した値からシートのみについて測定した値を引き、湿潤状態の試料の剛軟度とした。
平均摩擦係数の変動は、KES(Kawabata Evaluation System)法に基づいて測定した。具体的には、カトーテック社製の「KES-SE」摩擦感テスターを使用した。測定面は、セルロース系繊維層の表面とし、摩擦子に対し静荷重を25gf(245N)かけ、摩擦子を不織布のMD方向およびCD方向に平行な方向に、移動速度1mm/secで移動させて、各方向の不織布の平均摩擦係数(MIU)および平均摩擦係数の変動(MMD)を測定した。一つの試料につき、各方向において6回測定を実施し、最低値と最高値を除く4つの値の平均値をその試料の当該方向におけるMMDとした。
5cm×6cmの試料片(MD×CD)を用意し、試料片の質量を測定した後、試料片100質量部に対して1000質量部の蒸留水を含浸させた。蒸留水を含浸させた試料片を32℃に調整した金属製プレートの上に置いて15分後の質量を測定して、下記の式に従って15分後水分率を算出した。
15分後水分率(%)=[(m2-m1)/m1]×100
m1:蒸留水を含浸させる前の不織布の質量(g)
m2:32℃の金属製プレートの上に15分置いた後の不織布の質量(g)
密着力は、静・動摩擦測定機(トライボマスターTL201Ts、株式会社トリニティラボ製)を用いて測定した。試料片として、15分後水分率を求めた試料片と同じサンプルから採取した12cm×5cmの試料片を用意した。試料片は不織布のMD方向、CD方向が長辺となるものをそれぞれ用意した。測定機(テーブル摺動型)の測定テーブルに人工皮膚(縦24cm×横12cm、商品名:BIO SKIN PLATE、製造販売元:株式会社ビューラックス)を取り付けた。
不織布を縦(MD)方向×横(CD)方向=100mm×100mmに切断し、不織布の質量を測定した後、蒸留水に2分間浸した。それから、蒸留水を含浸させた不織布の三隅を洗濯ばさみで挟んで吊し、10分経過後の質量を測定して、下記の式に従って保水率を算出した。なお測定は温度23±5℃、相対湿度50±20%の条件で行った。
保水率(%)=[(M2-M1)/M1]×100
M1:蒸留水を含浸させる前の不織布の質量(g)
M2:蒸留水を含浸させてから10分間吊した後の不織布の質量(g)
特許文献1に記載の方法に準じて、乾燥時および湿潤時の不織布の白度(WI値)をSCI方式で測定することにより、評価した。具体的には、10cm×10cm(MD×CD)の試料片を用意し、これを黒色のアクリル板の上に載置し、試料の白度を色差計(コニカミノルタ製、商品名CM-700d)で測定した。湿潤時の不織布の白度の測定は、試料片100質量部に対して蒸留水を350質量部、および700質量部含浸させた状態のものを用意し、この状態で試料を黒色アクリル板の上に載置して実施した。
乾燥時および湿潤時のいずれの測定に際しても、不織布を黒色アクリル板の上に密着させるために、ローラ(幅7.5cm、質量190g、線圧25.3gf/cm)で押さえた。
この方法で測定される白色度が小さいほど、透明度は高いこととなる。
比較例4は、実施例2よりも小さい目付を有しており、実施例2と比較して、密着力が小さく、湿潤状態でのCD方向における平均摩擦係数の変動が高かった。これは、目付の減少に伴い、厚さが小さくなってクッション性が低下したことに起因すると推察される。厚さが小さくなることで、15分後水分率が小さくなって、不織布と皮膚との間の液体量が減少することで、液体に起因する密着力が低下したと考えられる。また、クッション性が低下することで、不織布表面の小さな凹凸を摩擦子が検知しやすくなり、平均摩擦係数の変動が高くなったと推察される。
(態様1)
湿潤時強度が1.5cN/dtex以上および/または湿潤時見掛ヤング率が1000N/mm2以上である第1セルロース系繊維と、
湿潤時強度が1.2cN/dtex以下および/または湿潤時見掛ヤング率が930N/mm2以下である第2セルロース系繊維とを含む、セルロース系繊維層を含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量%以上であり、
前記セルロース系繊維層の目付は、40g/m2以上である、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様2)
前記第1セルロース系繊維は、湿潤時強度が2.9cN/dtex以下および/または湿潤時見掛ヤング率が3200N/mm2以下である、態様1の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様3)
第1セルロース系繊維と第2セルロース系繊維とを含む、セルロース系繊維層を含み、
前記第1セルロース系繊維は灰分が0.5質量%以下の溶剤紡糸セルロース繊維であり、
前記第2セルロース系繊維が、下記(1)ないし(3)
(1)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.0以下である、ビスコースレーヨン、
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
(2)横断面が単一構造を有し、横断面の輪郭が円形、楕円形もしくは繭玉形、または切れ目を有する円形、楕円形もしくは繭玉形である、ビスコースレーヨン、
(3)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の扁平度が1.80以上であり、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.50以下である、ビスコースレーヨン
扁平度=a/b
(式中、aは横断面の任意の二点を結ぶ最長の線分Aの長さであり、bは線分Aに対して垂直であり、かつ線分Aと平行な線分とともに横断面に外接する長方形または正方形を構成する線分の長さである。)
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
から選択される1または複数のビスコースレーヨンであり、
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量%以上であり、
前記セルロース系繊維層の目付は、40g/m2以上である、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様4)
前記第2セルロース系繊維は灰分が0.5質量%以下のものである、態様2の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様5)
第1セルロース系繊維と、湿潤時強度及び/又は湿潤時見掛ヤング率が第1セルロース系繊維のそれよりも低い第2セルロース系繊維とを含む、セルロース系繊維層を含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量% 以上であり、
前記セルロース系繊維層の表面の湿潤状態でのCD方向における平均摩擦係数の変動が0.013以下であり、前記セルロース系繊維層の表面について測定される15分後密着力が180gf以上である、液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様6)
前記第1セルロース系繊維および前記第2セルロース系繊維の一方または両方は、その灰分が0.5質量%以下である、態様1、2または5の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様7)
前記セルロース系繊維層の表面の湿潤状態でのCD方向における平均摩擦係数の変動が0.013以下であり、前記セルロース系繊維層の表面について測定される15分後密着力が180gf以上である、態様1~4のいずれかの液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様8)
前記セルロース系繊維層が接着性繊維を含み、前記セルロース系繊維層を構成する繊維が前記接着性繊維で接着されている、態様1~7のいずれかの液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様9)
目付が40g/m2以上70g/m2以下である、態様1~8のいずれかの液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様10)
前記セルロース系繊維層のみからなる単層不織布である、態様1~9のいずれかの液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
(態様11)
湿潤時強度が1.5cN/dtex以上および/または湿潤時見掛ヤング率が1000N/mm2以上である第1セルロース系繊維を5質量%以上50質量%以下の割合で、湿潤時強度1.2cN/dtex以下及び/又は湿潤時見掛ヤング率が930N/mm2以下である第2セルロース系繊維を30質量%上95質量%以下の割合で含む繊維ウェブであって、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記繊維ウェブを構成する繊維全体の80質量%以上である、目付が40g/m2以上であるセルロース系繊維ウェブを作製すること、および
前記セルロース系繊維ウェブを、高圧流体流を用いた交絡処理に付して繊維同士を交絡させること
を含む、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布の製造方法。
(態様12)
前記高圧流体流が高圧水流であり、
前記高圧水流により前記セルロース系繊維ウェブに印加されるエネルギー(E)の総和が0.6kWh/kg/m以下である、態様11の液体含浸皮膚被覆シート用不織布の製造方法。
(態様13)
態様1~10のいずれかの液体含浸皮膚被覆シート用不織布100質量部に対して、液体を500質量部以上2000質量部以下の量で含浸させてなる、液体含浸皮膚被覆シート。
(態様14)
態様1~10のいずれかの液体含浸皮膚被覆シート用不織布100質量部に対して、液体を500質量部以上2000質量部以下の量で含浸させてなる、フェイスマスク。
Claims (12)
- 湿潤時強度が1.5cN/dtex以上および/または湿潤時見掛ヤング率が1000N/mm2以上である第1セルロース系繊維と、
湿潤時強度が1.2cN/dtex以下および/または湿潤時見掛ヤング率が930N/mm2以下である第2セルロース系繊維とを含む、セルロース系繊維層を含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第1セルロース系繊維を、5質量%以上50質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層は、前記第2セルロース系繊維を、30質量%以上95質量%以下の割合で含み、
前記セルロース系繊維層において、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記セルロース系繊維層を構成する繊維全体の80質量%以上であり、
前記セルロース系繊維層の目付は、40g/m2以上である、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布。 - 前記第2セルロース系繊維が、下記(1)ないし(3)
(1)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.0以下である、ビスコースレーヨン、
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
(2)横断面が単一構造を有し、横断面の輪郭が円形、楕円形もしくは繭玉形、または切れ目を有する円形、楕円形もしくは繭玉形である、ビスコースレーヨン、
(3)横断面が単一構造を有し、かつ以下の式により求められる横断面の扁平度が1.80以上であり、かつ以下の式により求められる横断面の凹凸度が2.50以下である、ビスコースレーヨン
扁平度=a/b
(式中、aは横断面の任意の二点を結ぶ最長の線分Aの長さであり、bは線分Aに対して垂直であり、かつ線分Aと平行な線分とともに横断面に外接する長方形または正方形を構成する線分の長さである。)
凹凸度=L2/(4π・S)
(式中、Lは横断面の周長、Sは横断面の面積である。)
から選択される1または複数のビスコースレーヨンである、請求項1に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。 - 前記セルロース系繊維層の表面の湿潤状態でのCD方向における平均摩擦係数の変動が0.013以下であり、前記セルロース系繊維層の表面について測定される15分後密着力が180gf以上である、請求項1または2に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
- 前記第1セルロース系繊維は、湿潤時強度が2.9cN/dtex以下および/または湿潤時見掛ヤング率が3200N/mm2以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
- 前記第1セルロース系繊維および前記第2セルロース系繊維の一方または両方は、その灰分が0.5質量%以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
- 前記セルロース系繊維層が接着性繊維を含み、前記セルロース系繊維層を構成する繊維が前記接着性繊維で接着されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
- 目付が40g/m2以上100/m2以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
- 前記セルロース系繊維層のみからなる単層不織布である、請求項1~7のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布。
- 湿潤時強度が1.5cN/dtex以上および/または湿潤時見掛ヤング率が1000N/mm2以上である第1セルロース系繊維を5質量%以上50質量%以下の割合で、湿潤時強度1.2cN/dtex以下及び/又は湿潤時見掛ヤング率が930N/mm2以下である第2セルロース系繊維を30質量%上95質量%以下の割合で含む繊維ウェブであって、前記第1セルロース系繊維と前記第2セルロース系繊維とを合わせた割合が、前記繊維ウェブを構成する繊維全体の80質量%以上であり、目付が40g/m2以上であるセルロース系繊維ウェブを作製すること、および
前記セルロース系繊維ウェブを、高圧流体流を用いた交絡処理に付して繊維同士を交絡させること
を含む、
液体含浸皮膚被覆シート用不織布の製造方法。 - 前記高圧流体流が高圧水流であり、
前記高圧水流により前記セルロース系繊維ウェブに印加されるエネルギー(E)の総和が0.6kWh/kg/m以下である、請求項9に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布の製造方法。 - 請求項1~8のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布100質量部に対して、液体を500質量部以上2000質量部以下の量で含浸させてなる、液体含浸皮膚被覆シート。
- 請求項1~8のいずれか1項に記載の液体含浸皮膚被覆シート用不織布100質量部に対して、液体を500質量部以上2000質量部以下の量で含浸させてなる、フェイスマスク。
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