JP7552146B2 - イバブラジンを含有する錠剤 - Google Patents
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Description
さらに、一包化調剤に錠剤を供するための包装体としては、カセットへの易充填性の観点から、バラ包装やボトル包装体が好まれる。
[1]イバブラジン又はその薬学的に許容される塩を含有する錠剤であって、0.18kgf/mm2より高い絶対硬度を有する、錠剤。
[2]一包化調剤に供するための、[1]に記載の錠剤。
[3]バラ包装又はボトル包装で包装された、[1]又は[2]に記載の錠剤。
[4]分包機の錠剤カセットに充填するための、[1]~[3]のいずれかに記載の錠剤。
[5]セルロース及びその誘導体、無水リン酸水素カルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、並びにクロスポビドンからなる群から選択される少なくとも一種の薬学的に許容される添加剤(好ましくは、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、及び無水リン酸水素カルシウムからなる群から選択される少なくとも一種の薬学的に許容される添加剤)を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の錠剤。
[6]錠剤中の前記添加剤の含有率が、1質量%以上(好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上)である、[5]に記載の錠剤。
[7]前記添加剤がセルロースであり、錠剤中のセルロースの含有率が、56.5質量%以下(好ましくは39.2質量%以下、さらに好ましくは25質量%以下、特に好ましくは22質量%以下)である、[5]又は[6]に記載の錠剤。
[8]前記添加剤が無水リン酸水素カルシウムであり、錠剤中の無水リン酸水素カルシウムの含有率が、40質量%以下である、[5]又は[6]に記載の錠剤。
[9]前記添加剤がクロスカルメロースナトリウムであり、錠剤中のクロスカルメロースナトリウムの含有率が、39.2質量%以下である、[5]又は[6]に記載の錠剤。
[10]120cmの高さからステンレス面に落下させたときの割れ発生率が10個中1個以下である、[1]~[9]のいずれかに記載の錠剤。
[11]錠剤中の水分含量が、錠剤の総量を100質量%としたとき、7.5質量%以下である、[1]~[10]のいずれかに記載の錠剤。
[12]30℃75%RH条件下で1ヶ月間保存後の錠剤の水分含量変化率が30%以下である、[1]~[11]のいずれかに記載の錠剤。
[13]30℃75%RH条件下で14日間又は1ヶ月間保存後の錠剤の錠厚変化率が4%以下(好ましくは3.84%以下)である、[1]~[12]のいずれかに記載の錠剤。
[14]フィルムコーティングを有する、[1]~[13]のいずれかに記載の錠剤。
[15]錠剤中のポリエチレングリコールの含有率が0.86質量%未満(好ましくは0.38質量%以下、より好ましくは0.19質量%以下)である、[14]に記載の錠剤。
[16]2500Lx曝光条件下で20日間保存後の錠剤中の類縁物質総量が1%以下である、[15]に記載の錠剤。
[17]40℃75%RH条件下で2ヶ月間又は60℃60%RH条件下で1ヶ月間保存後の錠剤中の類縁物質総量が1%以下である、[15]又は[16]に記載の錠剤。
[18]フィルムコーティング上に染料インクによる印刷が施されており、
前記フィルムコーティングが基剤を含有し、さらに添加剤を含有していてもよく、
前記フィルムコーティング中、添加剤としてのポリエチレングリコールの含有率が、フィルムコーティングの総量を100質量%としたとき、22.3質量%未満である、
[14]に記載の錠剤。
[19]前記フィルムコーティング中、添加剤としてのポリエチレングリコールの含有率が、10質量%以下である、[18]に記載の錠剤。
[20]前記フィルムコーティング中、添加剤としてのポリエチレングリコールの含有率が、5質量%以下である、[18]又は[19]に記載の錠剤。
[21]前記基剤が、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群から選択される少なくとも一種を含む、[18]~[20]のいずれかに記載の錠剤。
[22]前記錠剤中のポリエチレングリコールの含有率が、錠剤の総量を100質量%としたとき、0.86質量%未満である、[18]~[21]のいずれかに記載の錠剤。
[23]前記錠剤中のポリエチレングリコールの含有率が、錠剤の総量を100質量%としたとき、0.38質量%以下である、[18]~[22]のいずれかに記載の錠剤。
[24]前記錠剤中のポリエチレングリコールの含有率が、錠剤の総量を100質量%としたとき、0.19質量%以下である、[18]~[23]のいずれかに記載の錠剤。
[25]40℃75%RH条件下で6ヶ月間保存後の印字部面積変化率が30%以下である、[18]~[24]のいずれかに記載の錠剤。
本発明の錠剤(以下、単に「錠剤」という。)は、イバブラジン又はその薬学的に許容される塩を含有する。
絶対硬度(kgf/mm2)=錠剤硬度(破壊強度、kgf)/錠剤の断面積(mm2)
により算出した値である。絶対硬度は、任意の時点の絶対硬度であってもよいが、初期の絶対硬度であることが好ましい。本明細書において、「初期」とは、製造直後;最終包装(医薬品の販売又は授与のための包装であり、法令に規定された表示等を施して市場に出荷又は流通する製品としての形態)から取り出した直後;一包化調剤に供される時点(例えば、分包機の錠剤カセットへの充填直前又は充填中)などの意味で用いる。
錠剤中(又は素錠中)の賦形剤の含有率は、例えば、50質量%以上、55質量%以上、又は60質量%以上であってもよく、75質量%以下、70質量%以下、又は65質量%以下であってもよい。
錠剤中(又は素錠中)の結合剤の含有率は、例えば、1質量%以上又は5質量%以上であってもよく、20質量%以下又は15質量%以下であってもよい。
錠剤中(又は素錠中)の崩壊剤の含有率は、例えば、10質量%以上、15質量%以上、又は20質量%以上であってもよく、30質量%以下又は25質量%以下であってもよい。
錠剤中(又は素錠中)の流動化剤の含有率は、例えば、0.1質量%以上であってもよく、1質量%以下又は0.5質量%以下であってもよい。
錠剤中(又は素錠中)の滑沢剤の含有率は、例えば、0.1質量%以上であってもよく、1質量%以下又は0.5質量%以下であってもよい。
(A)イバブラジン又はその薬学的に許容される塩、賦形剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、及び滑沢剤を含む錠剤Aであって、賦形剤が結晶セルロースを含む錠剤A。
(B)イバブラジン又はその薬学的に許容される塩、賦形剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、及び滑沢剤を含む錠剤Bであって、賦形剤が無水リン酸水素カルシウムを含む錠剤B。(C)イバブラジン又はその薬学的に許容される塩、賦形剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、及び滑沢剤を含む錠剤Cであって、崩壊剤がクロスカルメロースナトリウムを含む錠剤C。
(A1)錠剤Aにおいて、結晶セルロースの含有率が、錠剤の総量を100質量%としたとき、1~56.5質量%である、錠剤A1。
(A2)錠剤A又はA1において、賦形剤が乳糖水和物を含み、結合剤がデキストリンを含み、崩壊剤がトウモロコシデンプンを含む、錠剤A2。
(A3)錠剤A、A1、又はA2において、錠剤の総量を100質量%としたとき、
イバブラジン又はその薬学的に許容される塩の含有率が、1~10質量%であり、
賦形剤の含有率が、60~70質量%であり、
結合剤の含有率が、5~15質量%であり、
崩壊剤の含有率が、15~25質量%であり、
流動化剤の含有率が、0.1~1質量%であり、
滑沢剤の含有率が、0.1~1質量%である、錠剤A3。
(B1)錠剤Bにおいて、無水リン酸水素カルシウムの含有率が、錠剤の総量を100質量%としたとき、1~40質量%である、錠剤B1。
(B2)錠剤B又はB1において、賦形剤が乳糖水和物を含み、結合剤がデキストリンを含み、崩壊剤がトウモロコシデンプンを含む、錠剤B2。
(B3)錠剤B、B1、又はB2において、錠剤の総量を100質量%としたとき、
イバブラジン又はその薬学的に許容される塩の含有率が、1~10質量%であり、
賦形剤の含有率が、60~70質量%であり、
結合剤の含有率が、5~15質量%であり、
崩壊剤の含有率が、15~25質量%であり、
流動化剤の含有率が、0.1~1質量%であり、
滑沢剤の含有率が、0.1~1質量%である、錠剤B3。
(C1)錠剤Cにおいて、クロスカルメロースナトリウムの含有率が、錠剤の総量を100質量%としたとき、1~5質量%である、錠剤C1。
(C2)錠剤C又はC1において、賦形剤が乳糖水和物を含み、結合剤がデキストリンを含み、崩壊剤がトウモロコシデンプンを含む、錠剤C2。
(C3)錠剤C、C1、又はC2において、錠剤の総量を100質量%としたとき、
イバブラジン又はその薬学的に許容される塩の含有率が、1~10質量%であり、
賦形剤の含有率が、55~65質量%であり、
結合剤の含有率が、5~15質量%であり、
崩壊剤の含有率が、20~30質量%であり、
流動化剤の含有率が、0.1~1質量%であり、
滑沢剤の含有率が、0.1~1質量%である、錠剤C3。
素錠の製造方法は特に限定されないが、例えば、イバブラジン又はその薬学的に許容される塩及び必要な添加剤を混合したのち、打錠することで素錠を得ることができる。打錠工程の前に、造粒してもよいが、造粒せずに直接打錠してもよい。
(1) 「FD&C染料」と称される、米国食品医薬品局(FDA)により施行された食品医薬品化粧品法のもとで人による摂取が認可された合成色素;
(2) 天然(通常は、植物)の供給源から由来する天然色素;
が挙げられる。
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220nm);
カラム:内径約4.6mm、長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフ用パルミトアミドプロピルシリル化シリカゲルを充填する;
移動相:33.3mMリン酸二水素カリウム溶液(pH3.0)/アセトニトリル混液(22:3);
流量:イバブラジンの保持時間が約16分になるように調整する
錠剤中の類縁物質総量(%)は、標準物質のピーク面積(イバブラジンのピーク面積)に対するサンプル中の類縁物質のピーク面積の比率に標準物質の秤取量と補正係数を乗じた値の和である。ピーク面積は自動積分法により算出される値であり、補正係数は、標準物質の純度、標準溶液の希釈倍率、及びイバブラジン塩酸塩のイバブラジンへの分子量換算係数に基づいて算出される値である。
<試験製剤Aの調製>
製剤例A1~A5の調製方法を下記に示す。打錠工程では、いずれの試験製剤も約9~10 kNの打錠圧で打錠した。またコーティング工程では、乾燥後のコーティング剤質量が素錠質量に対して約4%となるよう、必要量のコーティング液を噴霧した。
イバブラジン塩酸塩28.3g、乳糖水和物214.6g、トウモロコシデンプン87.5g、デキストリン17.5g、軽質無水ケイ酸0.7g、及びステアリン酸マグネシウム1.4gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次に精製水60.1gにタルク6.4g、酸化チタン3.8g、及び三二酸化鉄0.04gを懸濁させ10%ヒプロメロース溶液102.4gと混ぜ、コーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径11.7mm、短径5.1mm、錠厚3.2mm)。
イバブラジン塩酸塩28.3g、乳糖水和物204.1g、結晶セルロース10.5g、トウモロコシデンプン87.5g、デキストリン17.5g、軽質無水ケイ酸0.7g、及びステアリン酸マグネシウム1.4gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次に精製水105.6gにタルク9.6g、酸化チタン5.7g、及び三二酸化鉄0.06gを懸濁させ10%ヒプロメロース溶液153.6gと混ぜ、コーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径11.7mm、短径5.1mm、錠厚3.2mm)。
イバブラジン塩酸塩28.3g、乳糖水和物197.1g、結晶セルロース17.5g、トウモロコシデンプン87.5g、デキストリン17.5g、軽質無水ケイ酸0.7g、及びステアリン酸マグネシウム1.4gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次に精製水105.6gにタルク9.6g、酸化チタン5.7g、及び三二酸化鉄0.06gを懸濁させ10%ヒプロメロース溶液153.6gと混ぜ、コーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径11.7mm、短径5.1mm、錠厚3.2mm)。
イバブラジン塩酸塩28.3g、乳糖水和物134.4g、結晶セルロース80.2g、トウモロコシデンプン87.5g、デキストリン17.5g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次に精製水105.6gにタルク9.6g、酸化チタン5.7g、及び三二酸化鉄0.06gを懸濁させ10%ヒプロメロース溶液153.6gと混ぜ、コーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径11.7mm、短径5.1mm、錠厚3.1mm)。
イバブラジン塩酸塩28.3g、乳糖水和物71.6g、結晶セルロース143.0g、トウモロコシデンプン87.5g、デキストリン17.5g、軽質無水ケイ酸0.7g、及びステアリン酸マグネシウム1.4gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次に精製水105.6gにタルク9.6g、酸化チタン5.7g、及び三二酸化鉄0.06gを懸濁させ10%ヒプロメロース溶液153.6gと混ぜ、コーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径11.7mm、短径5.1mm、錠厚3.2mm)。
製剤例A1~A5の硬度を硬度計(岡田精工株式会社製、「NEW SPEED CHECKER TS-75N」)にて測定し、下記算出式に従って絶対硬度を算出した。
絶対硬度の算出式:
絶対硬度(kgf/mm2)=錠剤硬度(破壊強度,kgf)/錠剤の断面積(mm2)
<測定方法>
実施例1で調製したコーティング錠10錠を120cmの高さからステンレスバットにピンセットで長径方向を下にして1錠ずつ落下させ、その際に完全に割れた錠剤の数を評価した。
落下試験の結果を下記表3に示す。絶対硬度が0.18kgf/mm2である製剤例A1では、10錠中2錠の割れが発生した。一方、絶対硬度が0.22kgf/mm2以上である製剤例A2~A5では、錠剤の割れは0錠であった。
<結晶セルロースを用いた試験製剤Bの調製>
結晶セルロースを用いた製剤例B1~B7の調製方法を下記に示す。打錠工程では、いずれの試験製剤も約8~10 kNの打錠圧で打錠した。またコーティング工程では、乾燥後のコーティング剤質量が素錠質量に対して約4%となるよう、必要量のコーティング液を噴霧した。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物233.5g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース20.3g、タルク7.2g、酸化チタン4.9g、及び黒酸化鉄0.07gを混合し、精製水333.6gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物216.0g、結晶セルロース17.5g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース20.3g、タルク7.2g、酸化チタン4.9g、及び黒酸化鉄0.07gを混合し、精製水333.6gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物153.2g、結晶セルロース80.2g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物90.5g、結晶セルロース143.0g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物27.7g、結晶セルロース205.7g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、結晶セルロース233.5g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース20.3g、タルク7.2g、酸化チタン4.9g、及び黒酸化鉄0.07gを混合し、精製水333.6gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、結晶セルロース268.5g、トウモロコシデンプン70g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
無水リン酸水素カルシウム又はクロスカルメロースナトリウムを用いた製剤例1~4の調製方法を下記に示す。打錠工程では、いずれの試験製剤も約8 kNの打錠圧で打錠した。またコーティング工程では、乾燥後のコーティング剤質量が素錠質量に対して約4%となるよう、必要量のコーティング液を噴霧した。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物216.0g、無水リン酸水素カルシウム17.5g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物90.5g、無水リン酸水素カルシウム143.0g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.4mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物216.0g、クロスカルメロースナトリウム17.5g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
イバブラジン塩酸塩9.4g、乳糖水和物90.5g、クロスカルメロースナトリウム143.0g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース18.8g、タルク6.7g、酸化チタン4.5g、及び黒酸化鉄0.06gを混合し、精製水308.9gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た(オーバル型、長径約8.6mm、短径4.6mm、錠厚約2.6mm)。
各製剤をビンに入れ、開封した状態で30℃75%RH又は40℃75%RHの安定性試験機に設置した。設置した安定性試験検体を定期的にサンプリングして錠剤の厚みを測定した。
各製剤を加湿条件下(30℃75%RH又は40℃75%RH)におき、2週間及び1カ月後にサンプリングした際の開始時からの錠剤厚みの変化を図1~図6に示す。
結晶セルロース添加率を増加させると加湿条件下では錠剤の厚みが厚くなり、変化率が増加することが示された。また、無水リン酸水素カルシウムやクロスカルメロースナトリウムの添加率を増加させた場合でも同様に錠剤の厚みが厚くなり、変化率が増加することが示された。変化率が4%以下であれば、カセット通過性に対して悪影響を及ぼさない。
<試験製剤>
実施例3の処方表に示した製剤例B1~B7(結晶セルロース0~73.8%)及び製剤例C1~C4(無水リン酸水素カルシウム4.8%及び39.3%、並びにクロスカルメロースナトリウム4.8%及び39.3%)の製剤を用いた。
各製剤をビンに入れ、開封した状態で30℃75%RHの安定性試験機に設置した。設置した安定性試験検体を定期的にサンプリングして、錠剤中の水分含量を測定した。水分含量は、サンプリングした錠剤を乳鉢及び乳棒により粉砕し、約100mgを秤取したのち、秤取した粉末を供して、カールフィッシャー法により算出した。
図7~9に各添加剤の添加率と水分含量の変化の関係を示す。錠剤中の結晶セルロース添加率が増えるにしたがって、水分含量および水分含量変化率は増加した。実施例3において30℃75%RH条件下で1ヶ月保存した際の錠剤厚みの変化率が4%以下であった錠剤は、水分含量が7.5%以下であり、また水分含量変化率が30%以下であった。
<試験製剤の調製>
実施例3に記載した製剤例B2の素錠について、以下の製剤例D1~D6に記載した方法でコーティング錠を調製した。コーティングは、乾燥後のコーティング剤質量が素錠質量に対して約4%となるよう、必要量のコーティング液を噴霧した。
精製水270gにヒプロメロース30gを溶解しヒプロメロース溶液を調製した。精製水132.1gにタルク8g、酸化チタン5.4g、及び黒酸化鉄0.07gを懸濁させ、必要量計り取ったヒプロメロース溶液に篩(200号篩)で篩過しながら加え、コーティング剤を得た。素錠約3000錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。
精製水270gにヒプロメロース30gを溶解しヒプロメロース溶液を調製した。精製水132.1gにタルク7.3g、酸化チタン5.4g、黒酸化鉄0.07g、及びポリエチレングリコール0.72gを懸濁させ、必要量計り取ったヒプロメロース溶液に篩(200号篩)で篩過しながら加え、コーティング剤を得た。素錠約3000錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。
精製水270gにヒプロメロース30gを溶解しヒプロメロース溶液を調製した。精製水132.1gにタルク6.6g、酸化チタン5.4g、黒酸化鉄0.07g、及びポリエチレングリコール1.44gを懸濁させ、必要量計り取ったヒプロメロース溶液に篩(200号篩)で篩過しながら加え、コーティング剤を得た。素錠約3000錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。
精製水270gにヒプロメロース30gを溶解しヒプロメロース溶液を調製した。精製水132.1gにタルク6.2g、酸化チタン5.4g、黒酸化鉄0.07g、及びポリエチレングリコール1.8gを懸濁させ、必要量計り取ったヒプロメロース溶液に篩(200号篩)で篩過しながら加え、コーティング剤を得た。素錠約3000錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。
精製水270gにヒプロメロース30gを溶解しヒプロメロース溶液を調製した。精製水132.1gにタルク4.4g、酸化チタン5.4g、黒酸化鉄0.07g、及びポリエチレングリコール3.6gを懸濁させ、必要量計り取ったヒプロメロース溶液に篩(200号篩)で篩過しながら加え、コーティング剤を得た。素錠約3000錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。
精製水270gにヒプロメロース30gを溶解しヒプロメロース溶液を調製した。精製水132.1gに酸化チタン5.4g、黒酸化鉄0.07g、及びポリエチレングリコール8gを懸濁させ、必要量計り取ったヒプロメロース溶液に篩(200号篩)で篩過しながら加え、コーティング剤を得た。素錠約3000錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。
各製剤をシャーレの上にのせ、2500lx、40℃75%RH、又は60℃60%RHの安定性試験機に設置した。設置した安定性試験検体を定期的にサンプリングして純度試験を実施した。
類縁物質総量を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で分析した。HPLCの試験条件は、次のとおりである。
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:220nm);
カラム:内径約4.6mm、長さ15cmのステンレス管に5μmの液体クロマトグラフ用パルミトアミドプロピルシリル化シリカゲルを充填する;
移動相:33.3mMリン酸二水素カリウム溶液(pH3.0)/アセトニトリル混液(22:3);
流量:イバブラジンの保持時間が約16分になるように調整する
類縁物質総量(%)は、標準物質のピーク面積(イバブラジンのピーク面積)に対するサンプル中の類縁物質のピーク面積の比率に標準物質の秤取量と補正係数を乗じた値の和である。ピーク面積は自動積分法により算出される値であり、補正係数は、標準物質の純度、標準溶液の希釈倍率、及びイバブラジン塩酸塩のイバブラジンへの分子量換算係数に基づいて算出される値である。
図10に安定性検体の分解生成物の生成率を示す。
PEGの添加率を高くすると各安定性試験検体において分解生成物が増加する傾向が認められた。
<試験製剤の調製>
乳糖水和物216.0g、結晶セルロース17.5g、トウモロコシデンプン70g、デキストリン35g、軽質無水ケイ酸1.4g、及びステアリン酸マグネシウム0.7gを混合し、ロータリー式打錠機(菊水製作所株式会社製)を用いて打錠することにより素錠を得た。次にヒプロメロース20.3g、タルク7.2g、酸化チタン4.9g、黒酸化鉄0.07g、及び表7に示す割合のポリエチレングリコールを混合し、精製水333.6gに懸濁させコーティング剤を調製し、素錠を通気式コーティング機(フロイント産業株式会社製)に入れ、調製したコーティング剤を必要量噴霧しコーティング錠を得た。その後、錠剤印刷機で染料インクにて印字した。
各処方の印字錠をシャーレの上にのせ、温度40℃、相対湿度75%の安定性試験機に設置し、定期的にサンプリングして印字のにじみを観察した。また、イニシャル品及び安定性試験機に設置してから7日後及び6カ月後のサンプルについて、写真撮影又はデジタルマイクロスコープ(株式会社キーエンス製 型式:VHX-5000)を用いた画像解析を実施した。具体的には、輝度による自動面積測定(抽出:輝度0-128、整形:穴埋めON、印字部以外の小さい粒を手動で除去した。)により、印字部右側の総面積を算出した。またイニシャル品の測定と同条件下で6カ月品を測定した。
図11に安定性試験設置前の印字状態の写真、及び加湿条件下に1週間置いた後の印字状態の写真を示す。PEGの添加率が0.86%の場合、加湿条件下で保管した場合に染料インクのにじみが認められた。
続いて画像解析の結果について図12に示す。PEGの添加率が0.86%の場合、イニシャル品と比較して6カ月品の印字部の面積は大きく変化し、にじみにより文字が消えたため面積が極端に小さくなった(図13)。
上記の結果から分かるように、染料インクのにじみは、フィルムコーティング中のPEGの添加率に依存し、素錠中の成分(活性成分など)には依存しない。したがって、イバブラジン又はその薬学的に許容される塩を含有するフィルムコーティング錠であっても、表7のようにフィルムコーティング中のPEGの添加率を変化させたとき、同様の結果が得られる。
Claims (17)
- イバブラジン又はその薬学的に許容される塩及び薬学的に許容される添加剤を含有する錠剤であって、0.18kgf/mm2より高い絶対硬度を有する錠剤であり、前記添加剤がセルロース及び/又はその誘導体を含有する場合、該セルロース及び/又はその誘導体はカルメロース及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含有することなく結晶セルロース及び/又はクロスカルメロースナトリウムを含有し、錠剤中の結晶セルロースの含有率は40質量%以下である、錠剤。
- 一包化調剤に供するための、請求項1に記載の錠剤。
- バラ包装又はボトル包装で包装された、請求項1又は2に記載の錠剤。
- 分包機の錠剤カセットに充填するための、請求項1~3のいずれかに記載の錠剤。
- 前記添加剤が、結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、無水リン酸水素カルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、並びにクロスポビドンからなる群から選択される少なくとも一種の薬学的に許容される添加剤Aを含有する、請求項1~4のいずれかに記載の錠剤。
- 錠剤中の前記添加剤Aの含有率が、1質量%以上である、請求項5に記載の錠剤。
- 前記添加剤Aが結晶セルロースである、請求項5又は6に記載の錠剤。
- 前記添加剤Aが無水リン酸水素カルシウムであり、錠剤中の無水リン酸水素カルシウムの含有率が、40質量%以下である、請求項5又は6に記載の錠剤。
- 前記添加剤Aがクロスカルメロースナトリウムであり、錠剤中のクロスカルメロースナトリウムの含有率が、39.2質量%以下である、請求項5又は6に記載の錠剤。
- 120cmの高さからステンレス面に落下させたときの割れ発生率が10個中1個以下である、請求項1~9のいずれかに記載の錠剤。
- 錠剤中の水分含量が、錠剤の総量を100質量%としたとき、7.5質量%以下である、請求項1~10のいずれかに記載の錠剤。
- 30℃75%RH条件下で1ヶ月間保存後の錠剤の水分含量変化率が30%以下である、請求項1~11のいずれかに記載の錠剤。
- 30℃75%RH条件下で14日間又は1ヶ月間保存後の錠剤の錠厚変化率が4%以下である、請求項1~12のいずれかに記載の錠剤。
- フィルムコーティングを有する、請求項1~13のいずれかに記載の錠剤。
- 錠剤中のポリエチレングリコールの含有率が0.86質量%未満である、請求項14に記載の錠剤。
- 2500Lx曝光条件下で20日間保存後の錠剤中の類縁物質総量が1%以下である、請求項15に記載の錠剤。
- 40℃75%RH条件下で2ヶ月間又は60℃60%RH条件下で1ヶ月間保存後の錠剤中の類縁物質総量が1%以下である、請求項15又は16に記載の錠剤。
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