JP7549214B2 - Light emitting device and method for manufacturing the same - Google Patents
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Description
本開示は、発光装置及びその製造方法に関する。 This disclosure relates to a light-emitting device and a method for manufacturing the same.
近年、発光ダイオード(LED)を使ったLEDモジュールは、種々の用途に用いられており、その用途に伴って、発光特性が高いLEDモジュールが提案されている。例えば、特許文献1に開示される発光装置は、発光素子が配置される基板に反射率が高い材料を使用することにより、発光装置の光取り出し効率の向上を図っている。このような発光装置の光取り出し効率のさらなる向上が求められる。
In recent years, LED modules using light-emitting diodes (LEDs) have been used for a variety of applications, and LED modules with high light-emitting properties have been proposed for these applications. For example, the light-emitting device disclosed in
本開示は、より光取り出し効率が高い発光装置及びその製造方法を提供することを目的とする。 The objective of this disclosure is to provide a light-emitting device with higher light extraction efficiency and a method for manufacturing the same.
第一の態様は、以下の発光装置である。
基板と、前記基板上に配置され、第1の厚みを有する第1平面部と、前記第1の厚みよりも厚みが小さい第2の厚みを有する第2平面部と、前記第1の厚みよりも厚みが大きい第3の厚みを有する第1凸部とを有し、第1反射材及び第1樹脂を含む反射性樹脂層と、前記反射性樹脂層の前記第2平面部上に配置された発光素子と、を備え、前記第1凸部は、その側面の一部が前記発光素子の側面に接して配置されている発光装置。
第二の態様は、以下の発光装置の製造方法である。
反射材と第1樹脂とを含む反射性樹脂を基板上に塗布する工程と、前記基板上に塗布した反射性樹脂上に発光素子を配置する工程と、前記反射性樹脂を硬化させる工程と、を含み、前記発光素子を配置する工程において、前記反射性樹脂に前記発光素子の一部を押し込むとともに、前記発光素子が配置されていない、第1の厚みを有する第1平面部と、前記発光素子が配置され、前記第1の厚みよりも厚みが小さい第2の厚みを有する第2平面部と、前記発光素子の側面に接し、前記第1の厚みよりも厚みが大きい第3の厚みを有する第1凸部とを形成する発光装置の製造方法。
A first aspect is a light emitting device as follows.
A light-emitting device comprising: a substrate; a first planar portion arranged on the substrate and having a first thickness, a second planar portion having a second thickness smaller than the first thickness, and a first convex portion having a third thickness larger than the first thickness; a reflective resin layer containing a first reflector and a first resin; and a light-emitting element arranged on the second planar portion of the reflective resin layer, wherein a portion of the side surface of the first convex portion is arranged in contact with a side surface of the light-emitting element.
The second aspect is a method for producing a light emitting device as follows.
A method for manufacturing a light emitting device, comprising the steps of: applying a reflective resin containing a reflective material and a first resin onto a substrate; arranging a light emitting element on the reflective resin applied to the substrate; and curing the reflective resin, wherein in the step of arranging the light emitting element, a part of the light emitting element is pressed into the reflective resin, and a first planar portion having a first thickness and on which the light emitting element is not arranged, a second planar portion on which the light emitting element is arranged and having a second thickness smaller than the first thickness, and a first convex portion in contact with a side surface of the light emitting element and having a third thickness larger than the first thickness are formed.
本発明の一実施形態によれば、より光取り出し効率が高い発光装置及びその製造方法を提供することができる。 According to one embodiment of the present invention, it is possible to provide a light-emitting device with higher light extraction efficiency and a method for manufacturing the same.
以下に図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明を以下に限定するものではない。また、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするために誇張していることがある。さらに、同一の名称、符号については、原則として同一もしくは同質の部材を示しており、重複した説明は適宜省略する。本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。 The following describes the embodiments of the present invention with reference to the drawings. However, the embodiments shown below are merely examples for embodying the technical ideas of the present invention, and do not limit the present invention to the following. The sizes and positional relationships of the components shown in the drawings may be exaggerated for clarity. Furthermore, the same names and symbols generally indicate the same or similar components, and duplicate explanations will be omitted as appropriate. In this specification, the term "process" includes not only independent processes, but also processes that cannot be clearly distinguished from other processes as long as the intended purpose of the process is achieved.
[発光装置]
本実施形態の発光装置10は、図1A及び1Bに示すように、基板11と、基板11上に配置される反射性樹脂層12と、反射性樹脂層12上に配置される発光素子13とを備える。
反射性樹脂層12は、第1反射材及び第1樹脂を含む。また、反射性樹脂層12は、第1平面部12Aと、第2平面部12Bと、第1凸部12Cとを有し、これら第1平面部12Aと、第2平面部12Bと、第1凸部12Cとは、基板11上に配置されている。第1平面部12A、第2平面部12B及び第1凸部12Cは、それぞれ、第1の厚み(図1C中に「H1」で示される。)、第2の厚み(図1C中「H2」で示される。)、第3の厚み(図1C中に「H1+H3」で示される。)を有する。第2平面部12Bにおける第2の厚みH2は、第1平面部12Aにおける第1の厚みH1よりも小さい。第1凸部12Cは、第1平面部12Aの上端から突出している。第1凸部12Cは、第1平面部12Aの反対側で、すなわち、第2平面部12Bの側で、その側面の一部が発光素子13の側面に接して配置されている。反射性樹脂層12のうち、発光素子13の直下に配置される部位が第2平面部12Bであり、その第2平面部12Bに接続し、側面の一部が発光素子13の側面に接して配置される部位が第1凸部12Cであり、その第1凸部12Cに接し、第1凸部12Cの外側(つまり、第1凸部12Cの周辺であり、発光素子13と反対側)に広がる部位が第1平面部12Aとなる。なお、本明細書中における各部材の「厚み」とは、各部材において、基板に垂直な方向に上端および下端を設定して測定した距離の平均値を言う。
発光素子13は、反射性樹脂層12の第2平面部12Bの上に配置されている。
このような構成を有することにより、発光素子の側面から出射される光を、第1凸部による反射を利用して、上方に導きやすくなり、より一層、発光装置の発取り出し効率を向上させることができる。
なお、発光装置は、図2A又は2B、図4E又は図5Eの発光装置10A又は10C、10B又は10Dに示すように、さらに、枠体14を有していてもよい。この場合、枠体14は、図2A又は図5Eに示すように、反射性樹脂層12の外側、つまり基体11上に配置されていてもよいし、図2B又は図4Eに示すように、反射性樹脂層12上に配置されていてもよいし、基体11上から反射性樹脂層12上に跨って配置されていてもよい。また、発光素子13は、枠体14の内側に配置される封止部材15によって被覆されていてもよい。
[Light-emitting device]
A
The
The
With this configuration, light emitted from the side surface of the light-emitting element can be more easily guided upward by utilizing reflection by the first convex portion, thereby further improving the light emission and extraction efficiency of the light-emitting device.
The light emitting device may further have a
(基板11)
基板11は、反射性樹脂層12を配置する部材であり、配線層を有する。
基板11の材料としては、例えば、樹脂、セラミックス等の絶縁性部材、表面に絶縁性部材を形成した金属基板等が挙げられる。なかでも、基板の材料は、加工性及び放熱性の観点から、アルミニウム及び銅からなる群から選択された1種以上を含む金属基板であることが好ましい。また、これらの金属基板は、その表面が、銀もしくは金又はこれらの合金等の反射率の高い材料膜で覆われていてもよい。
配線層は、発光素子に電流を供給し得るものであればよく、例えば、銅、アルミニウム、金、銀、プラチナ、チタン、タングステン、パラジウム、鉄、ニッケル等の金属又はこれらを含む合金等によって形成することができる。基板11の上面に形成される配線層は、その最表面が銀もしくは金又はこれらの合金等の反射率の高い材料で覆われていてもよい。配線層の最表面に銀又はその合金等を用いる場合、経時的に銀が硫化銀となって黒変し、初期の明るさが低減する懸念があるが、上述したように、基板11上、特に、配線層の上に反射性樹脂層12を配置することにより、外部環境から配線層を保護することで、配線層における黒変等の経時変化を効果的に防止することができる。その結果、反射性樹脂層12による発光素子から出射される光の反射のみならず、経時変化の防止により、光取り出し効率の高い発光装置の品質を長期にわたって確保することが可能となる。配線層は、電解めっき、無電解めっき、蒸着、スパッタ等によって形成することができる。例えば、発光素子の基板への実装にAuバンプを用いる場合、配線層の最表面にAuを用いることで、発光素子と基板との接合性が向上できる。
配線層は、基板11に、様々な形状や厚みで正負一対のパターンとして形成されていることが好ましい。配線層は、基板11の上面、内部または下面の少なくとも一方に配置されていてもよい。また、基板11には、上面に配置された配線層以外に、保護素子に接続するための別の配線を有していてもよい。
(Substrate 11)
The
Examples of materials for the
The wiring layer may be formed of any metal capable of supplying current to the light-emitting element, such as copper, aluminum, gold, silver, platinum, titanium, tungsten, palladium, iron, nickel, or an alloy containing these metals. The wiring layer formed on the upper surface of the
The wiring layer is preferably formed as a pair of positive and negative patterns in various shapes and thicknesses on the
(反射性樹脂層12)
反射性樹脂層12は、基板11の上面に配置される部材であって、特に、基板11として、金属基板を用いた場合には、絶縁性を付与するとともに、発光素子から出射される光が基板に吸収されることを防止し、光を効率的に反射させ、発光装置の光取り出し効率を向上させ得る部材である。
反射性樹脂層12は、第1平面部12Aと、第2平面部12Bと、第1凸部12Cとを有する。第2平面部12Bは、後述する発光素子が配置される部位であり、第2平面部の面積は、発光素子の面積と同じであることが好ましい。第2平面部12Bの厚みは、第1平面部12Aの第1の厚みよりも小さい。これは、反射性樹脂層12の材料を基板11の上面に配置した後、その材料に発光素子13の一部を押し込んで配置させることで、発光素子13の底面および側面の一部からなる外形に沿った凹みが形成され、その凹みが維持されたまま反射性樹脂層12の材料が硬化されたことに起因する。例えば、第1平面部12Aの第1の厚みH1と第2平面部12Bの第2の厚みH2との差は、1μm以上80μm以下が挙げられる。第1平面部12Aの第1の厚みH1としては、10μm以上100μm以下が挙げられ、10μm以上50μm以下が好ましく、10μm以上30μm以下がより好ましい。第2平面部12Bの第2の厚みH2としては、1μm以上20μm以下が挙げられ、1μm以上15μm以下が好ましく、1μm以上10μm以下がより好ましい。
(Reflective resin layer 12)
The
The
第1凸部12Cは、第1平面部12Aの上端から突出している。第1凸部12Cは、その側面の一部が発光素子13の側面に接触して配置している。ここでの接触とは、第1凸部12Cを構成する反射性樹脂層12が発光素子の側面に、別の部材を介在することなく、直接接触していることを意味する。第1凸部12Cの第1平面部12Aの上端からの厚み(図1C中に「H3」で示される。)は、例えば、発光素子の厚みに対して、0.3倍以下とすることができ、0.2倍以下であることが好ましく、0.1倍以下であることがより好ましい。言い換えると、発光素子の厚みに対して、第1凸部12Cの第3の厚みと第1の厚みとの差は、0.3倍以下とすることができ、0.2倍以下であることが好ましく、0.1倍以下であることがより好ましい。このような厚みとすることにより、発光素子の側面からの発光を阻害せず、発光効率の低下を抑制することができる。具体的には、第1凸部12Cの第3の厚み(H1+H3)は、30μm以下であることが好ましく、20μm以下がより好ましく、15μm以下がさらに好ましい。第1凸部12Cは、発光素子の側面からの最大幅(図1C中に「W1」で示される。)、つまり、基板11側における第1平面部12Aまでの距離を25μm以下とすることが好ましく、20μm以下がより好ましく、15μm以下がさらに好ましい。第1凸部12Cは、発光素子を包囲して配置されていることが好ましい。この場合、発光素子の周囲の全部又は一部のみを包囲していてもよい。これにより、図1Eに示すように、発光素子から基板11側に出射され、発光素子の側面の下方から出射された光Lを、効果的に上方に反射させることができ、発光装置の光取り出し効率の向上を図ることができる。
The first
第1凸部12Cは、基板の主面に対して垂直方向における断面視において、発光素子の側面に対する反対側が円弧状であり、外側に膨らむ円弧状であることが好ましい。この第1凸部12Cの形状は、発光素子の側面に対して流動性のある樹脂が這い上がって形成された、内側に凹んだ円弧状の形状よりも、複数の発光素子を基板に配置させたとき、隣の発光素子からの光を効率よく発光装置の外部へ反射させることができる。
第1凸部12Cは、上部の側面が発光素子13の側面から離れて配置している。第1凸部12Cの上方の側面と発光素子の側面との接触角(図1D中に示される角α)は、例えば、90度以上が挙げられ、105度以上が好ましく、110度以上がより好ましく、120度以上がさらに好ましい。つまり、反射性樹脂層12は、発光素子の側面に接触しているが、反射性樹脂層12が発光素子13に濡れにくい材料であることが好ましい。
In a cross-sectional view taken in a direction perpendicular to the main surface of the substrate, the first
The first
第1平面部12Aは、基板上に単数又は複数の発光素子が配置されるかどうかにかかわらず、例えば、図1A及び1Bにおいて、発光装置10に示すように、基板11の上面の広い面積で、特に、複数の発光素子が配置されている場合には、複数の発光素子13の側面のそれぞれに接して配置された複数の第1凸部13Cの周辺において一体的に配置されていてもよい。第1平面部12Aが広い面積で一体的に配置されている場合、反射性樹脂層12が基板11の上面を広い面積で被覆するため、発光素子から出射される光を効率的に光取り出し面側に反射させることができる。また、例えば、基板として、表面に銀又は銀合金の膜が形成されている場合には、銀の硫化等を効果的に防止することができる。
また、例えば、図6A、6B及び図8A、8Bにおいて、発光装置10E又は10Gに示したように、反射性樹脂層12の第1平面部12Aは、複数の発光素子13の側面のそれぞれ接して配置された複数の第1凸部13Cの周辺において、発光素子13ごとに分離して配置されていてもよいし、図7Aの発光装置10Fに示したように、隣接する発光素子13の側面に接する第1凸部12Cに対してその一部のみが互いに離間して配置されていてもよい。このように、第1平面部12Aの一部又は全部が離間して配置される場合には、発光素子13を反射性樹脂の上に配置する際、反射性樹脂が硬化するまでの間に、発光素子が反射性樹脂の上で樹脂とともに流動して、隣接する発光素子と接するなどの不具合を効果的に防止することができる。
Regardless of whether a single or multiple light-emitting elements are arranged on the substrate, the first
6A, 6B and 8A, 8B, the first
第1反射材としては、例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、ムライト、酸化ニオブ、硫酸バリウム、各種希土類酸化物(例えば、酸化イットリウム、酸化ガドリニウム)等が挙げられる。なかでも、反射性向上の観点から、酸化チタンが好ましく、熱伝導性の観点から、窒化ホウ素が好ましい。
第1反射材は、粒子径が揃ったものであることが好ましい。発光素子に傾きが生じることなく、また、複数の発光素子が配置される場合には、複数の発光素子の基板上における高さを発光素子ごとに一定に近づけることができるからである。第1反射材は、例えば、メジアン径が1μm以下のものを利用することができ、0.5μm以下であるものが好ましく、0.3μm以下であるものがより好ましい。特に、第1反射材は、メジアン径が2μmより大きい粒子が実質的には含まれていないことが好ましい。ここで実質的に含まれないとは、用いた第1反射材の5重量%以下、3重量%以下、1重量%以下又は0.5重量%以下であることを意味する。大きな粒子が含有されない場合には、発光素子を反射性樹脂層の上に配置しても、発光素子に傾きが生じることなく、また、第1平面部の表面に凹凸を発生させず、平滑な表面によって、反射効率を向上させることができる。
Examples of the first reflecting material include titanium oxide, silicon oxide, zirconium oxide, potassium titanate, aluminum oxide, aluminum nitride, boron nitride, mullite, niobium oxide, barium sulfate, various rare earth oxides (e.g., yttrium oxide, gadolinium oxide), etc. Among these, titanium oxide is preferable from the viewpoint of improving reflectivity, and boron nitride is preferable from the viewpoint of thermal conductivity.
The first reflector preferably has a uniform particle diameter. This is because the light emitting element does not tilt, and when multiple light emitting elements are arranged, the heights of the multiple light emitting elements on the substrate can be made closer to a constant for each light emitting element. The first reflector can have a median diameter of, for example, 1 μm or less, preferably 0.5 μm or less, and more preferably 0.3 μm or less. In particular, it is preferable that the first reflector does not substantially contain particles with a median diameter larger than 2 μm. Here, "substantially not contained" means that the first reflector used contains 5% by weight or less, 3% by weight or less, 1% by weight or less, or 0.5% by weight or less. When large particles are not contained, even if the light emitting element is arranged on the reflective resin layer, the light emitting element does not tilt, and no unevenness is generated on the surface of the first flat portion, and the reflection efficiency can be improved by the smooth surface.
第1樹脂としては、熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂等が挙げられる。具体的には、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂等の変性エポキシ樹脂組成物;エポキシ変性シリコーン樹脂等の変性シリコーン樹脂組成物;ハイブリッドシリコーン樹脂;ポリイミド樹脂組成物、変性ポリイミド樹脂組成物;ポリフタルアミド(PPA);ポリカーボネート樹脂;ポリフェニレンサルファイド(PPS);液晶ポリマー(LCP);ABS樹脂;フェノール樹脂;アクリル樹脂;PBT樹脂等の樹脂が挙げられる。なかでも、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、アクリル樹脂の1種以上を含む樹脂又はハイブリッド樹脂等が好ましく、特に、熱硬化性樹脂、つまり、シリコーン樹脂及びエポキシ樹脂から選択された一種以上であることがより好ましい。
反射性樹脂層12、特に、第1平面部12A又は第2平面部12Bは、例えば、波長450nmの光に対する光反射率が90%以上となるように調整することが好ましい。例えば、第1反射材を、第1樹脂の重量に対して、5重量%から80重量%に調整することが挙げられ、5重量%から50重量%が好ましく、7重量%から30重量%がより好ましい。
Examples of the first resin include thermosetting resins and thermoplastic resins. Specifically, modified epoxy resin compositions such as epoxy resin compositions, silicone resin compositions, and silicone-modified epoxy resins; modified silicone resin compositions such as epoxy-modified silicone resins; hybrid silicone resins; polyimide resin compositions, modified polyimide resin compositions; polyphthalamide (PPA); polycarbonate resins; polyphenylene sulfide (PPS); liquid crystal polymers (LCP); ABS resins; phenolic resins; acrylic resins; and PBT resins. Among these, resins or hybrid resins containing one or more of silicone resins, modified silicone resins, epoxy resins, modified epoxy resins, and acrylic resins are preferred, and in particular, thermosetting resins, that is, one or more selected from silicone resins and epoxy resins, are more preferred.
The
(発光素子13)
発光素子13は、基板11上に配置されている。発光素子13は、図1A及び1Bに示すように、基板11上に2つ以上配置されていてもよいし、図2A、2B等の発光装置10A、10Cに示すように、1つのみ配置されていてもよい。発光素子は、他の接着剤を介することなく、反射性樹脂層と直接接着されていることが好ましい。
発光素子13は、第1凸部12Cで囲まれた領域の内側に配置されている。発光素子13は、発光ダイオードを用いるのが好ましい。発光素子は、任意の波長のものを選択することができる。例えば、青色、緑色の発光素子としては、窒化物半導体、ZnSe、GaPを用いたものが挙げられる。発光素子は、例えば350nm以上500nm以下の波長範囲内に発光ピーク波長を有する。また、赤色の発光素子としては、GaAlAs、AlInGaP等を用いることができる。さらに、これ以外の材料からなる半導体発光素子を用いることもできる。
発光素子13は、例えば、透光性の支持基板上に窒化物半導体層を積層させて形成され、支持基板側が発光素子13の主な光取り出し面となる。支持基板は、例えば、研磨、レーザーリフトオフ等で除去してもよい。発光素子13は、例えば、同一面側に一対の電極を有するものが好ましい。
発光素子13は、電極が形成された面を上面として、電極が形成された面の反対側の面を基板11のほうに向けて、基板11上に配置することが好ましい。この場合、電極は、ワイヤにより、基板上の配線層と電気的に接続される。
(Light-emitting element 13)
The light-emitting
The light-emitting
The
The
(枠体14)
枠体14は、基板11上に発光素子が1つのみ配置されている場合には、図2A又は2Bに示すように、第1凸部12Cの外側において、発光素子13を包囲するように配置されている。この場合、枠体14は、第1平面部12Aの外側、つまり基板11上に配置されていてもよいし、第1平面部12A上に配置されていてもよいし、基板11上から第1平面部12A上に跨って配置されていてもよい。また、基板11上に発光素子が2つ以上配置されている場合には、図4D、5D、8A又は図8Eに示すように、枠体14は、基板11の外周の近傍かつ第1凸部12Cの外側において、発光素子13の全部を包囲するように配置されていることが好ましい。
枠体14は、発光素子から出射された光をそれらの上方に導くために用いられる。従って、枠体14は、例えば、第2樹脂を含む材料、特に、第2樹脂に第2反射材が含有された材料によって形成されていることが好ましい。第2樹脂としては、上述した第1樹脂と同様のものが挙げられる。第2反射材としては、上述した第1反射材と同様のものが挙げられる。第1樹脂と第2樹脂とで同じ材料を用いてもよく、異なる材料を用いてもよい。また、第1反射材と第2反射材とで同じ材料を用いてもよく、異なる材料を用いてもよい。
(Frame body 14)
When only one light-emitting element is disposed on the
The
枠体14の高さ、幅、位置等は適宜設定することができる。例えば、枠体14は、発光素子の上面よりもその上面が高い位置に配置されていることが好ましい。具体的には、枠体14の高さは、10μm以上500μm以下が挙げられ、50μm以上300μm以下が好ましい。このような高さの枠体とすることにより、後述する封止部材15によって発光素子13を被覆する際、その実装形態がフェイスアップ実装で、ワイヤを用いて電気的な接続を図る場合においても、ワイヤのループトップを封止部材で被覆することができる。枠体14の側面、特に、発光素子に対向する側の側面は、基板の主面に対して垂直方向における断面視において、基板に対して垂直に配置されていてもよいし、上方が幅狭となる形状の直線状又は曲線状で配置されていてもよい。
The height, width, position, etc. of the
(封止部材15)
封止部材15は、基板11上であって、発光素子13を被覆する部材であり、図2A,2B又は図4Dに示すように、反射性樹脂層12と、発光素子13の一部又は全部とを被覆することが好ましく、発光素子13の全部を被覆することがより好ましい。封止部材15は、発光素子13の厚み方向の全部及び上面を被覆する限り、どのような厚みで配置されていてもよく、例えば、枠体14の高さと同様又はそれよりも低い位置にその上面が配置されることが好ましい。
封止部材15は、例えば、第3樹脂を含む材料によって形成されていることが好ましい。第3樹脂としては、上述した第1樹脂と同様のものが挙げられる。なかでも、発光素子13から出射される光の60%以上、70%以上、75%以上、80%以上の光と透過する透光性の樹脂が好ましい。また、第3樹脂を含む材料に、入射された光の少なくとも一部を波長変換可能な蛍光体または光拡散材のうち少なくとも一方が含有されていてもよい。
(Sealing member 15)
2A, 2B or 4D, it is preferable that the sealing
The sealing
封止部材15は、蛍光体を含有することができる。蛍光体としては、発光素子からの発光で励起可能なものが使用される。例えば、青色発光素子又は紫外線発光素子で励起可能な蛍光体としては、セリウムで賦活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(YAG:Ce)、セリウムで賦活されたルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(LAG:Ce)、ユウロピウムで賦活されたシリケート系蛍光体((Sr,Ba)2SiO4:Eu)、βサイアロン蛍光体、組成式がCaAlSiN3:Euや(Sr,Ca)AlSiN3:Euで表される窒化物系蛍光体、Mnで賦活されたフッ化物蛍光体、硫化物系蛍光体、量子ドット蛍光体が挙げられる。これらの蛍光体と、青色発光素子又は紫外線発光素子と組み合わせることにより、所望の発光色の発光装置(例えば白色系の発光装置)を製造することができる。
光拡散材としては、例えば、酸化チタン、チタン酸バリウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、アエロジル、ガラス、ガラスファイバー又はワラストナイト等のフィラー、窒化アルミニウム等が挙げられる。
封止部材15を構成する材料は、ボイドの発生を防止しやすいという観点から、流動性が高く、熱又は光の照射により硬化する樹脂を含むことが好ましい。このような材料は、例えば、0.5Pa・sから30Pa・sの粘度での流動性を示すものが挙げられる。
The sealing
Examples of light diffusing materials include titanium oxide, barium titanate, aluminum oxide, silicon oxide, zirconium oxide, aerosil, glass, glass fiber, wollastonite or other fillers, and aluminum nitride.
From the viewpoint of easily preventing the occurrence of voids, it is preferable that the material constituting the sealing
[発光装置の製造方法]
本実施形態の発光装置の製造方法の一例を説明する。本実施形態の発光装置の製造方法は、図3A及び図3Bに示すように、
反射性樹脂を基板上に塗布する工程(S1)、
反射性樹脂の上に発光素子を配置する工程(S2)及び
反射性樹脂を硬化させる工程(S4)を含む。
この方法において、発光素子を配置する工程(S2)では、発光素子の一部を反射性樹脂に押し込む。これによって、反射性樹脂の硬化後に、反射性樹脂層において、発光素子が配置されていない第1平面部と、発光素子が配置され、第1平面部よりも厚みが小さい第2平面部と、発光素子の外周に第1凸部とを形成する。
このような製造方法により、上述した、光取り出し効率の良好な発光装置を容易に製造することができる。
この発光装置の製造方法では、封止部材を形成する工程(S5)等を含んでいてもよい。
また、この発光装置の製造方法では、図3A及び図4Aから4E又は図8Aから8Eに示すように、工程S2の後、発光素子の周りに枠体を形成する工程(S3)を含んでいてもよいし、図3B及び図5Aから5Eに示すように、工程S1の前に、基板上に枠体を形成する工程(S3’)を含んでいてもよい。
[Method of manufacturing the light-emitting device]
An example of a method for manufacturing the light emitting device of this embodiment will be described. The method for manufacturing the light emitting device of this embodiment includes the following steps, as shown in FIGS. 3A and 3B :
A step (S1) of applying a reflective resin onto a substrate;
The method includes a step (S2) of disposing a light-emitting element on the reflective resin, and a step (S4) of curing the reflective resin.
In this method, in the step (S2) of arranging the light-emitting element, a part of the light-emitting element is pressed into the reflective resin, so that after the reflective resin is cured, the reflective resin layer is formed with a first flat portion where the light-emitting element is not arranged, a second flat portion where the light-emitting element is arranged and has a thickness smaller than that of the first flat portion, and a first convex portion on the outer periphery of the light-emitting element.
By using such a manufacturing method, the above-mentioned light emitting device having good light extraction efficiency can be easily manufactured.
This method for manufacturing a light emitting device may include a step (S5) of forming a sealing member.
In addition, the manufacturing method of this light-emitting device may include a step (S3) of forming a frame around the light-emitting element after step S2, as shown in Figures 3A and 4A to 4E or Figures 8A to 8E, or may include a step (S3') of forming a frame on the substrate before step S1, as shown in Figures 3B and 5A to 5E.
(反射性樹脂を基板上に塗布する工程:S1)
図3A及び図4Aに示すように、反射性樹脂12aを基板11上に塗布する。反射性樹脂12aは、上述したように、第1反射材と第1樹脂とを含む。反射性樹脂12aは、基板11の上面の全面に塗布してもよいし、上面の一部の領域以外の全面に被覆してもよい。なかでも、発光素子が配置される領域及びその周辺領域を一体的に被覆するように、塗布することが好ましい。
反射性樹脂12aは、第1反射材と第1樹脂とともに、有機溶剤を含有することが好ましい。有機溶剤としては、当該分野で通常用いられるものであればよく、例えば、アルコール類(イソプロピルアルコール、3-メトキシブタノール、3-メチル-3-メトキシブタノール等)、ケトン類(シクロヘキサノン等)、エステル類(γ-ブチロラクトン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸エチル等)、エーテル類(ジエチルエーテル、THF、プロピレングリコールモノメチルエーテル等)、炭化水素類(シクロヘキサン、n-ヘキサン、ヘプタン、iso-オクタン、トリデカン等)、芳香族系の炭化水素(キシレン、トルエン等)等が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、例えば、沸点が150℃から300℃のものが好ましく、具体的には、トリデカンがより好ましい。溶剤は、例えば、反射性樹脂の全重量の25重量%から500重量%含有させればよく、特に、トリデカンを用いる場合には、反射性樹脂の全重量の200重量%から400重量%含有させることが好ましい。
反射性樹脂12aの塗布厚みは、硬化後の反射性樹脂層の最大厚みが10μmから100μmとなるように調整することが好ましい。反射性樹脂は、基板11上に、均一な厚みで塗布することが好ましい。塗布方法としては、ポッティング、各種印刷、スピンコート等、当該分野で公知の方法が挙げられる。
(Step of applying reflective resin onto a substrate: S1)
As shown in Figures 3A and 4A,
The
The thickness of the
なお、この工程においては、図8Cに示すように、反射性樹脂12aを、複数の発光素子の各載置領域に相当する領域において、互いに離間して、複数配置してもよい。ここでの反射性樹脂12aのそれぞれの大きさは、例えば、発光素子の平面積の100%から200%が挙げられ、110%から180%が好ましい。
In this process, as shown in FIG. 8C, multiple pieces of
(反射性樹脂上に発光素子を配置する工程:S2)
図3A及び図4Bに示すように、基板11上に塗布した反射性樹脂12a上に発光素子13を配置する。ここでの発光素子13の配置は、反射性樹脂12aが硬化していない状態で配置する。反射性樹脂12aの上へ発光素子13を配置する場合、発光素子13の一部を反射性樹脂に押し込む。これにより、発光素子13が配置された反射性樹脂12aの表面12aB(後に第2平面部となる)が基板11側に押し込まれて形成されるために、発光素子13が配置されていない反射性樹脂12aの表面12aA(後に第1平面部となる)の厚みよりも、発光素子13が配置された反射性樹脂12aの表面12aBの厚みを小さくすることができる。この際、発光素子13の反射性樹脂12aへの押圧により、発光素子13の直下の反射性樹脂12aの一部が発光素子13の側面側に移動する。これにより、発光素子13の外周において、反射性樹脂12aの盛り上がり12aC(後に第1凸部となる)を形成することができる。この反射性樹脂12aの盛り上がり12aCは、基板の主面に対して垂直方向における断面視において、外側に膨らむ円弧状となる。例えば、粘度が低い樹脂の層の上に発光素子の一部を押し込むように配置すると、発光素子の側面に樹脂が這い上がり、側面を被覆することとなる。この場合、這い上がった樹脂は、基板の主面に対して垂直方向における断面視において、発光素子の側面側と反対側の面において、内側に凹んだ円弧状となる。これに対して、上述した反射性樹脂12aでは、基板の主面に対して垂直方向における断面視において、発光素子13の側面に対する反対側の面において、外側に膨らんだ円弧状となる。このような外側に膨らんだ円弧形状にするためには、例えば、上述したように、反射性樹脂12aの組成を調整することが好ましい。具体的には、粘度1Pa・sから5Pa・s程度の透明性シリコーン樹脂に、光反射性の第1反射材を5重量%から200重量%の範囲で混合し、反射性樹脂12aの材料が1Pa・s以上500Pa・s以下、より好ましくは10Pa・s以上250Pa・s以下となる粘度に調整することが挙げられる。
(Step of arranging light emitting element on reflective resin: S2)
As shown in FIG. 3A and FIG. 4B, the
また、図8Dに示すように、基板11上に塗布した複数の反射性樹脂12aの上に、それぞれ発光素子13を配置してもよい。このような反射性樹脂12aの配置により、発光素子13が樹脂とともに流動して、隣接する発光素子13への接触等を効果的に防止することができる。ただし、各反射性樹脂12a量及び/又は発光素子13の押し込み程度によって、隣接する反射性樹脂12a同士の一部又は全部が連結してもよい。
Also, as shown in FIG. 8D,
(枠体を形成する工程:S3)
任意に、反射性樹脂12aの上に発光素子13を配置した後又は反射性樹脂12aを基板11上に塗布した後等の任意の段階において、図3A及び図4Cに示すように、さらに、基板11上であり、発光素子13の周りに枠体14を形成する。枠体14は、基板11上に直接形成してもよいし、図4Cに示すように、反射性樹脂12a上に形成してもよい。
枠体14は、上述したように、第2樹脂を用いて形成することができる。枠体14は、例えば、射出成形、ポッティング成形、樹脂印刷法、トランスファーモールド法、圧縮成形等を利用して形成することができる。
なお、枠体14は、反射性樹脂12aを硬化した後に、第2樹脂を硬化させて形成させてもよいが、反射性樹脂12aが基板上に塗布されている場合には、後述する反射性樹脂12aの硬化とともに、枠体14を形成するための第2樹脂をも併せて硬化することが好ましい。これにより、製造工程を簡略化することができる。
また、反射性樹脂12aの上に複数の発光素子13をそれぞれ配置した後、反射性樹脂12aの硬化の前後等の任意の段階で、図8Eに示すように、基板11上の複数の発光素子13の周りに、枠体14を形成してもよい。
(Step of forming a frame: S3)
Optionally, at an arbitrary stage, such as after arranging the
As described above, the
The
In addition, after arranging multiple light-emitting
(反射性樹脂を硬化させる工程:S4)
図3A及び図4Dに示すように、反射性樹脂12aを硬化させる。この場合、枠体14の形成のために、第2樹脂が配置されている場合には、反射性樹脂12aとともに、第2樹脂をも併せて硬化することが好ましい。
反射性樹脂12aは、例えば、50℃から200℃の温度範囲で、5分間から300分間、より好ましくは80℃から180℃で10分間から120分間加熱することにより硬化することができる。
このように反射性樹脂12aを硬化した後においては、反射性樹脂12aに含有されていた溶剤は、完全に揮発し、反射性樹脂層12中には残存しないか、実質的に残存しない。ここで実質的に残存しないとは、用いた材料、ここでは、溶剤の5重量%以下、3重量%以下、1重量%以下又は0.5重量%以下であることを意味する。これにより、反射性樹脂12aが硬化によって収縮するが、発光素子13が配置された反射性樹脂層12が第2平面部12Bとなり、発光素子13が配置されていない反射性樹脂層12である第1平面部12Aの厚みよりも小さい厚みとすることができる。また、発光素子13の直下の反射性樹脂12aの一部が発光素子13の外側に移動して形成された反射性樹脂12aの盛り上がりが、発光素子13の外周において第1凸部12Cとなり、基板の主面に対して垂直方向における断面視で、外側に膨らむ円弧状とすることができる。これらの反射性樹脂層12によって、発光素子の側面の下方から出射された光を、効果的に上方に反射させることができ、光束を高くすることができ、光取り出し効率の向上を図ることができる。また、反射性樹脂層12中の第1反射材に起因して、発光素子の側面の下方において熱引きをより効率的に行うことができ、熱抵抗を低減することができる。その結果、発光装置に大電流を流すことができるため、より光取り出し効率の向上に寄与し得る。
なお、上述したように、反射性樹脂12aを複数、互いに離間して基板上に塗布した場合には、図8Eに示すように、全部が互いに離間した又は一部のみが離間し、他の一部が連結した複数の第1平面部12Aを形成することができる。
(Step of curing the reflective resin: S4)
3A and 4D, the
The
After the
As described above, when multiple
(封止部材を形成する工程S5)
図3A及び図4Eに示すように、発光素子13を被覆するように封止部材15を形成することが好ましい。枠体14が形成されている場合には、枠体14内であって、発光素子13を被覆するように封止部材15を形成することが好ましい。
封止部材15は、例えば、射出成形、ポッティング成形、樹脂印刷法、トランスファーモールド法、圧縮成形等で成形することができる。
これによって、図4Eに示すように、発光装置10Bを製造することができる。
また、図8A及び8Bに示すように、枠体14内であって、発光素子13を被覆するように封止部材15を形成してもよい。これによって、発光装置10Gを製造することができる。
(Step S5 of forming sealing member)
3A and 4E , it is preferable to form a sealing
The sealing
This allows the manufacture of the
8A and 8B, a sealing
なお、上記の発光装置の製造方法において、反射性樹脂を基板上に塗布する工程S1の前に、図3B及び図5Aに示すように、基板11上に枠体14を形成してもよい(S3’)。
その後、図3B及び図5Bに示すように、枠体14の内側であって、基板上に反射性樹脂12aを上述したように塗布する(S1)。
次いで、図3B及び図5Cに示すように、上述したように反射性樹脂12a上に発光素子を配置し(S2)、図3B及び図5Dに示すように、反射性樹脂12aを硬化させ(S4)て、上述したように反射性樹脂層12を形成する。
続いて、図3B及び図5Eに示すように、上述したように、発光素子13を被覆するように封止部材15を形成する(S5)ことが好ましい。
これによって、図5Eに示すように、発光装置10Dを製造することができる。
In the above-described method for manufacturing a light-emitting device, a
Thereafter, as shown in FIG. 3B and FIG. 5B, the
Next, as shown in Figures 3B and 5C, a light-emitting element is placed on the
Subsequently, as shown in FIG. 3B and FIG. 5E, as described above, it is preferable to form a sealing
This allows the manufacture of a
このような発光装置の製造方法によって、上述したように、第1平面部12A、第2平面部12B及び第1凸部12Cを有する反射性樹脂層12を容易に形成することができる。従って、このような特有の形状の反射性樹脂層12により、発光素子の側面の下方から出射された光を、効果的に上方に反射させることができる。これによって、光束を高くすることができ、光取り出し効率を向上させることが可能となる。また、発光素子の側面の下方において熱引きをより効率的に行うことができ、熱抵抗を低減することができる。その結果、大電流を流すことができ、より光取り出し効率の向上に寄与し得る発光装置を簡便な方法によって製造することができる。
By using this manufacturing method for a light-emitting device, as described above, it is possible to easily form a
さらに、図3Aに示すように、反射性樹脂を基板上に塗布した後に枠体を形成する場合には、枠体への反射性樹脂層の這い上がりを低減できる。また、反射性樹脂層の剥離を抑制することができる。一方、図3Bに示しように、反射性樹脂を基板上に塗布する前に枠体を形成する場合には、基板上で、反射性樹脂の所定の箇所への塗布の位置決めを効率的に行うことができる。 Furthermore, as shown in FIG. 3A, when the frame is formed after the reflective resin is applied to the substrate, the reflective resin layer can be reduced from creeping up onto the frame. Also, peeling of the reflective resin layer can be suppressed. On the other hand, as shown in FIG. 3B, when the frame is formed before the reflective resin is applied to the substrate, the application of the reflective resin to a predetermined location on the substrate can be efficiently positioned.
実施例
上述した発光装置の製造方法によって、図4Eに示す発光装置10Bを形成した。
この発光装置10Bは、アルミニウム板からなる基板11上に配置された反射性樹脂層12と、その上に配置された複数の発光素子13を有しており、複数の発光素子13の外側を取り囲む枠体14と、枠体14内であって、複数の発光素子13を被覆する封止部材15とをさらに備えている。
反射性樹脂層12は、第1樹脂としてシリコーン樹脂に、第1反射材として、メジアン径が0.2μmの酸化チタンを樹脂に対して30重量%で含有する。反射性樹脂層12は、第1平面部12Aと、第1平面部12Aの第1の厚みよりも小さい第2の厚みを有する第2平面部12Bと、第1平面部12Aから突出した第1凸部12Cとを有する。第1平面部12A及び第2平面部12Bは、波長450nmの光に対する光反射率が93%である。発光素子13は、第2平面部12B上に配置されており、第1凸部12Cは、その側面の一部が発光素子13の側面に接して配置されている。言い換えると、第1凸部12Cの内側に発光素子13が配置されている。
この発光装置では、第1平面部12Aの第1の厚みは17μmである。第2平面部12Bの第2の厚みは2μm~5μmである。第1凸部12Cの第1平面部12Aの上端からの厚みは、10μmであり、つまり、第3の厚み(H1+H3)は、27μmであり、発光素子の側面からの最大幅は10μmであり、第1凸部12Cの上方の側面と発光素子の側面との接触角(図1D中にαで示される角)は120度である。
これに対して、比較例として、反射性樹脂層を使用することなく、変性シリコーン樹脂を用いて発光素子を基板上に配置した以外は、同様の構成の発光装置Xを作製した。
発光装置10Bと発光装置Xとで、明るさとを比較したところ、発光装置10Bは、発光装置Xよりも明るさ(全光束)が12.8%も大きくなった。発光装置10Bは、発光装置Xよりも光取り出し効率が向上することが分かった。また、発光装置10Bと発光装置Xとで、熱抵抗を比較したところ、発光装置10Bでは、熱抵抗は発光装置Xよりも10%の減少であった。
Example A light emitting
This
The
In this light emitting device, the first thickness of the first
In contrast, as a comparative example, a light emitting device X was produced having a similar configuration except that the light emitting element was disposed on the substrate using a modified silicone resin without using a reflective resin layer.
When the brightness of the
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G 発光装置
11 基板
12 反射性樹脂層
12A 第1平面部
12B 第2平面部
12C 第1凸部
12a 反射性樹脂
12aA、12aB 反射性樹脂12aの表面
12aC 反射性樹脂12aの盛り上がり
13 発光素子
14 枠体
15 封止部材
REFERENCE SIGNS
Claims (23)
前記基板上に配置され、第1の厚みを有する第1平面部と、前記第1の厚みよりも厚みが小さい第2の厚みを有する第2平面部と、前記第1の厚みよりも厚みが大きい第3の厚みを有する第1凸部とを有し、第1反射材及び第1樹脂を含む反射性樹脂層と、
前記反射性樹脂層の前記第2平面部の上に配置された発光素子と、を備え、
前記第1凸部は、その側面の一部が前記発光素子の側面に接して配置されている発光装置。 A substrate;
a reflective resin layer disposed on the substrate, the reflective resin layer having a first planar portion having a first thickness, a second planar portion having a second thickness smaller than the first thickness, and a first convex portion having a third thickness larger than the first thickness, the reflective resin layer including a first reflective material and a first resin;
a light emitting element disposed on the second planar portion of the reflective resin layer,
The first protrusion is disposed so that a part of its side surface is in contact with a side surface of the light emitting element.
前記反射性樹脂層の前記第1平面部は、前記複数の発光素子の側面のそれぞれに接して配置された複数の前記第1凸部の周辺において、一体的に又は一部もしくは全部が離間して配置されている請求項1から17のいずれか1項に記載の発光装置。 a plurality of the light emitting elements disposed on the second plane portion;
18. The light-emitting device according to claim 1, wherein the first planar portion of the reflective resin layer is arranged integrally or partially or entirely spaced apart around a periphery of a plurality of first convex portions arranged in contact with each of the side surfaces of the plurality of light-emitting elements.
前記基板上に塗布した前記反射性樹脂上に発光素子を配置する工程と、
前記反射性樹脂を硬化させる工程と、を含み、
前記発光素子を配置する工程において、前記反射性樹脂に前記発光素子の一部を押し込むとともに、前記発光素子が配置されていない、第1の厚みを有する第1平面部と、前記発光素子が配置され、前記第1の厚みよりも厚みが小さい第2の厚みを有する第2平面部と、前記発光素子の側面に接し、前記第1の厚みよりも厚みが大きい第3の厚みを有する第1凸部とを形成する、発光装置の製造方法。 A step of applying a reflective resin containing a reflective material and a first resin onto a substrate;
A step of disposing a light emitting element on the reflective resin applied to the substrate;
and curing the reflective resin.
A method for manufacturing a light emitting device, in a step of arranging the light emitting element, a part of the light emitting element is pressed into the reflective resin, and a first planar portion having a first thickness on which the light emitting element is not arranged, a second planar portion on which the light emitting element is arranged and having a second thickness smaller than the first thickness, and a first convex portion in contact with a side surface of the light emitting element and having a third thickness larger than the first thickness are formed.
前記発光素子を配置する工程において、複数の前記発光素子を、前記互いに離間した複数の反射性樹脂にそれぞれ配置し、一部又は全部が互いに離間した複数の前記第1平面部を形成する請求項19から21のいずれか1項に記載の発光装置の製造方法。 In the step of applying the reflective resin onto the substrate, a plurality of reflective resins are arranged so as to be spaced apart from each other;
22. A method for manufacturing a light emitting device according to any one of claims 19 to 21, wherein in the step of arranging the light emitting elements, a plurality of the light emitting elements are respectively arranged on a plurality of the reflective resins spaced apart from each other, thereby forming a plurality of the first planar portions, some or all of which are spaced apart from each other.
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