JP7543618B2 - Push Switch - Google Patents
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Description
本発明は、プッシュスイッチに関する。 The present invention relates to a push switch.
従来より、導電性皿ばねの頂部に押ボタンのうちの弾性体で形成した押圧突部を当接させるとともに、導電性皿ばねの周縁の一部に押ボタンのうちの弾性体で形成した支持部を当接させて、押圧突部を押し下げて導電性皿ばねを反転させるプッシュスイッチがある。導電性皿ばねの頂部と周縁の一部に当接する弾性体(押圧突部、支持部)が振動を吸収して、振動による動作音を抑えている。導電性皿ばねは、反転の途中の状態で選択接点に接触する(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, there is a push switch in which a pressing protrusion formed of an elastic body of a push button is abutted against the top of a conductive disc spring, and a support part formed of an elastic body of a push button is abutted against part of the periphery of the conductive disc spring, thereby depressing the pressing protrusion and reversing the conductive disc spring. The elastic body (pressing protrusion, support part) abutting against the top and part of the periphery of the conductive disc spring absorbs vibrations and suppresses operating noise caused by vibrations. The conductive disc spring comes into contact with the selection contact in the middle of reversing (see, for example, Patent Document 1).
ところで、従来のプッシュスイッチは、導電性皿ばねは、反転の途中の状態で選択接点に接触するので、押圧操作を行ったときの感触が良好ではない。 However, in conventional push switches, the conductive disc spring comes into contact with the selection contact while it is in the middle of reversing, so the feel when pressed is not good.
そこで、押圧操作を行ったときの感触が良好で、可動接点と固定接点とが接する際の衝突音を低減したプッシュスイッチを提供することを目的とする。 Therefore, the objective is to provide a push switch that provides a good feel when pressed and reduces the impact noise when the movable contact and fixed contact come into contact.
本発明の実施形態のプッシュスイッチは、収納部を有する筐体と、前記収納部内に収納され、ドーム部を有する可動接点部材と、前記収納部内に収納され、前記ドーム部の反転動作により前記可動接点部材と接する第1固定接点を有する第1固定接点部材と、前記可動接点部材と接する第2固定接点部材と、前記ドーム部の中央部に当接する操作部材と、を備え、前記第1固定接点は、平面視において前記ドーム部の中央部より外側に位置し、前記操作部材の押し下げ操作による前記ドーム部の反転動作が完了した状態において、又は、前記反転動作が完了した状態よりもさらに前記ドーム部の中央部が押し下げられた状態において、前記ドーム部と前記第1固定接点とが接する。 The push switch according to an embodiment of the present invention includes a housing having a storage section, a movable contact member having a dome section that is stored in the storage section, a first fixed contact member that is stored in the storage section and has a first fixed contact that contacts the movable contact member when the dome section is reversed, a second fixed contact member that contacts the movable contact member, and an operating member that abuts against the center of the dome section, and the first fixed contact is located outside the center of the dome section in a plan view, and the dome section and the first fixed contact come into contact when the dome section has been reversed by pressing down the operating member, or when the center of the dome section is pressed down further than when the reverse operation is completed.
押圧操作を行ったときの感触が良好で、可動接点と固定接点とが接する際の衝突音を低減したプッシュスイッチを提供することができる。 It is possible to provide a push switch that provides a good feel when pressed and reduces the impact noise when the movable contact and fixed contact come into contact.
以下、本発明のプッシュスイッチを適用した実施形態について説明する。 The following describes an embodiment in which the push switch of the present invention is applied.
<実施形態>
図1は、実施形態のプッシュスイッチ100を示す斜視図である。図2は、プッシュスイッチ100の分解図である。以下では、XYZ座標系を定義して説明する。また、以下では、説明の便宜上、-Z方向側を下側又は下、+Z方向側を上側又は上と称すが、普遍的な上下関係を表すものではない。また、以下では平面視とはXY面視をいう。
<Embodiment>
Fig. 1 is a perspective view showing a
プッシュスイッチ100は、筐体110、金属プレート120A、120B、メタルコンタクト130A、リーフスプリング130B、130C、絶縁シート135、メタルスプリング140、操作部材150、及びフレーム160を含む。以下では、メタルコンタクト130Aについては、単独で示す図3も用いて説明する。図3は、メタルコンタクト130Aを示す図である。図3(A)は斜視図であり、図3(B)は図3(A)のA-A矢視断面を示す図である。また、リーフスプリング130B、130Cは、メタルコンタクト130Aの下面に施されている銀めっきを省略した構成を有するため、構造的にはメタルコンタクト130Aと同様である。
The
また、以下では、図1乃至図3に加えて図4を用いて説明する。図4は、プッシュスイッチ100を示す図である。図4(A)は、プッシュスイッチ100のメタルコンタクト130A、リーフスプリング130B、130C、絶縁シート135、メタルスプリング140、操作部材150、及びフレーム160を取り外した状態を平面視で示し、図4(B)には図4(A)のB-B矢視断面を示す。
The following description will be given using FIG. 4 in addition to FIG. 1 to FIG. 3. FIG. 4 is a diagram showing the
プッシュスイッチ100は、メタルコンタクト130Aによって金属プレート120Aと金属プレート120Bとの電気的な導通状態が変化することでオン(導通状態)とオフ(非導通状態)とが切り替わる。
The
プッシュスイッチ100がオフ(非導通状態)の時には、メタルコンタクト130Aは金属プレート120Bの周辺固定接点121Bには接触しているが、金属プレート120Aのプレート部121Aには接触していない。すなわち、金属プレート120Aと金属プレート120Bとは電気的に接続されておらず、プッシュスイッチ100はオフ(非導通状態)である。
When the
また、プッシュスイッチ100は、操作部材150を下方向に押圧していない初期位置(図1参照)から操作部材150を下方向に押圧し始めると、まずメタルスプリング140のみが弾性変形し、リーフスプリング130B、130Cとメタルコンタクト130Aは弾性変形しない動作領域に入る。この動作領域における操作部材150の下方向のストローク(変位)をプリストロークと称す。プリストロークの状態では、メタルコンタクト130Aは反転動作せず、金属プレート120Aに接触していないため、プッシュスイッチ100はオフ(非導通状態)である。
When the
また、メタルスプリング140の中央部がリーフスプリング130Cに接触し始めると、プッシュスイッチ100は、プリストロークの動作領域からメインストロークの動作領域に遷移する。
In addition, when the center of the
メインストロークの動作領域で操作部材150を下方向に押圧すると、メタルスプリング140の中央部がリーフスプリング130C、130Bの中央部を下方向に押圧し、リーフスプリング130C、130Bの中央部がメタルコンタクト130Aの中央部を下方向に押圧する。そして、リーフスプリング130C、130Bとメタルコンタクト130Aとが反転動作を行うと、メタルコンタクト130Aが金属プレート120Aに接触して、金属プレート120Aと金属プレート120Bとがメタルコンタクト130Aを介して電気的に接続され、プッシュスイッチ100がオン(導通状態)になる。
When the
次に、操作部材150が下方向に押圧されていない初期位置にある状態(図1参照)における各構成要素について説明する。
Next, we will explain each component when the
筐体110は、樹脂製であり、金属プレート120A、120Bを保持する。筐体110と金属プレート120A、120Bは、インサート成型によって一体的に作製される。筐体110は、開口部111と、開口部111に連通する収納部112と、係合部113とを有する。開口部111は、+Z方向側の面に形成されている。収納部112は、開口部111から下側に向かって形成されており、4つの凹部112A、段差部112B、及び底面112Cを有する。
The
開口部111及び収納部112は、平面視で円形であり、4つの凹部112Aの部分は、円形からさらに筐体110の四隅に向かって凹んでいる。4つの凹部112Aは、メタルスプリング140の4つの脚部141を収納し、脚部141の位置決めを行うために設けられている。なお、開口部111及び収納部112は、平面視で円形に限らず他の形状であってもよい。
The
段差部112Bは、平面視で収納部112の中央部に位置する底面112Cの周囲を囲むように設けられており、凹部112Aの底面と同じ高さであり、底面112Cよりも一段高い。段差部112Bが底面112Cを囲む輪郭は、4つの凹部112Aと同様に、筐体110の平面視における四隅において外側に凹んでいる。段差部112Bは、後述する底面112Cの2つの当接部112C1と、金属プレート120Bの周辺固定接点121Bの2つの接触部121B2とを避けるために平面視で凹んだ凹部112B1(図4(A)参照)を有する。
The
底面112Cには、金属プレート120Aのプレート部121A及びストッパ124Aと、金属プレート120Bの周辺固定接点121Bとが配置され、収納部112内に表出している。底面112Cは、収納部112の底部に位置し、プレート部121A、ストッパ124A、及び周辺固定接点121Bは、底面112Cから露出する形で設けられている。底面112Cは、段差部112Bよりも一段低いが、底面112Cの高さは位置によって異なっていてもよい。
On the
底面112Cは、平面視で-X方向側に位置する2つの凹部112Aに対応する位置に、2つの当接部112C1を有する。2つの当接部112C1には、メタルコンタクト130Aの4つの脚部131Aのうちの-X方向側に位置する2つの脚部131Aの下面が当接する。このため、メタルコンタクト130Aの-X方向側に位置する2つの脚部131Aは、金属プレート120Aには接触していない。
The
収納部112内では、プレート部121A、ストッパ124A、及び周辺固定接点121Bの上側に、メタルコンタクト130Aとリーフスプリング130B、130Cがこの順に重ねて配置され(図2参照)、さらにその上に絶縁シート135、メタルスプリング140、及び操作部材150が重ねられている。メタルスプリング140は、収納部112に収納され、操作部材150の操作部152は開口部111から上方向に突出している。
In the
また、係合部113は、±Y方向側でX方向に延在する外壁部の上部でY方向に突出している。係合部113は、フレーム160を筐体110に固定するために設けられている。
The
金属プレート120Aは、第1固定接点部材の一例であり、プレート部121A、端子122A、固定部123A、及びストッパ124Aを有する。ストッパ124Aは、金属板材の一例であり、金属プレート120Aを平面視におけるドーム部132Aの中央部側に延長した部分である。金属プレート120Aは、一例として銅製である。プレート部121A、端子122A、固定部123A、及びストッパ124Aは、一体的に作製されている。
The
プレート部121Aは、収納部112の底面112Cの中央よりも-X方向側の約半分の領域内で、底面112Cの中央から表出するストッパ124Aを囲むように設けられている。プレート部121Aは、2つの第1固定接点121A1を有する。2つの第1固定接点121A1は、平面視においてドーム部132Aの中央部132A1より外側に位置している。また、2つの第1固定接点121A1は、2つの当接部112C1と、ストッパ124Aとの間に設けられている。2つの当接部112C1のストッパ124Aの平面視における中心124A1からの距離は等しい。2つの第1固定接点121A1は、プレート部121Aの上面から上方向に突出した部分である。2つの第1固定接点121A1のプレート部121Aの上面に対する高さは等しい。
The
操作部材150が下方向に押圧されていない初期位置にある状態(図1参照)では、メタルコンタクト130Aは第1固定接点121A1には接触しておらず、操作部材150が下方向に押圧されてメタルコンタクト130Aが反転動作を行うと、メタルコンタクト130Aは第1固定接点121A1に接触する。
When the operating
端子122A及び固定部123Aは、筐体110の-X方向側に突出している。端子122Aは、プッシュスイッチ100の外部にある装置等に接続される。固定部123Aは、筐体110と金属プレート120Aをインサート成型によって一体的に作製する際に、フープ材に繋がれて保持される部分であり、インサート成型の後にフープ材から切断された部分である。固定部123Aとフープ材との切断箇所は、筐体110の外側であればどこであってもよいが、固定部123Aが筐体110の内部に残存することにより、金属プレート120Aと筐体110とがより安定的に固定される。なお、金属プレート120Aは、固定部123Aを有さない構成であってもよい。
The terminal 122A and the fixing
ストッパ124Aは、メタルコンタクト130Aが反転動作して操作部材150によってさらに下方に押圧されたときに、メタルコンタクト130Aの中央部に位置するドーム部132Aを受け止めて押圧操作を止めるために設けられている。このため、ストッパ124Aは、平面視において収納部112の底部の中央部に設けられている。
The
ここでは一例としてストッパ124Aが金属プレート120Aの一部として一体的に作製されている形態について説明するが、金属プレート120Aはストッパ124Aを有していなくてもよい。この場合には、例えば、筐体110の底面112Cを有する底壁をストッパとして用いればよい。ただし、樹脂製の筐体110の底壁よりも金属プレート120Aの一部であるストッパ124Aを用いた方が高い強度が得られるため、ストッパ124Aを用いることにより、プッシュスイッチ100の動作の安定性を向上させることができる。
As an example, a form in which the
金属プレート120Bは、第2固定接点部材の一例であり、周辺固定接点121B、端子122B、及び固定部123Bを有する。金属プレート120Bは、一例として銅製である。周辺固定接点121Bは、収納部112の底部の周縁部において底面112Cから表出しており、第2固定接点121B1と2つの接触部121B2を有する。
The
第2固定接点121B1は、周辺固定接点121Bの上面から上方向に突出した部分であり、ストッパ124Aと端子122Bとの間に位置する。第2固定接点121B1は、一例として+Y方向側の部分と、-Y方向側の部分とに分割されているが、分割されていなくてもよい。第2固定接点121B1とストッパ124Aの中心124A1との間の距離は、第1固定接点121A1とストッパ124Aの中心124A1との間の距離と等しい。また、金属プレート120A及び120BのZ方向の位置は等しいため、周辺固定接点121Bの表面と、プレート部121Aの表面との高さは等しい。周辺固定接点121Bに対する第2固定接点121B1の高さは、プレート部121Aに対する第1固定接点121A1の高さと等しくてもよいが、ここでは一例として、周辺固定接点121Bに対する第2固定接点121B1の高さは、プレート部121Aに対する第1固定接点121A1の高さよりも低く設定されている。換言すれば、第1固定接点121A1の高さは、第2固定接点121B1の高さよりも高い。このような高さ関係にする理由については後述する。
The second fixed contact 121B1 is a portion that protrudes upward from the upper surface of the peripheral
2つの接触部121B2は、第2固定接点121B1の+Y方向側と-Y方向側とに設けられている。2つの接触部121B2は、ストッパ124Aと、筐体110の4つの凹部112Aのうちの+X方向側にある2つの凹部112Aとの間に位置する。
The two contact portions 121B2 are provided on the +Y and -Y sides of the second fixed contact 121B1. The two contact portions 121B2 are located between the
操作部材150が下方向に押圧されていない初期位置にある状態(図1参照)では、2つの接触部121B2には、メタルコンタクト130Aの4つの脚部131Aのうちの+X方向側に位置する2つの脚部131Aの下面が当接しているが、第2固定接点121B1にはメタルコンタクト130Aは接触していない。
When the operating
端子122B及び固定部123Bは、筐体110の+X方向側に突出している。端子122Bは、プッシュスイッチ100の外部の装置等に接続される。固定部123Bは、筐体110と金属プレート120Bをインサート成型によって一体的に作製する際に、フープ材に繋がれて保持される部分であり、インサート成型の後にフープ材から切断された部分である。固定部123Bとフープ材との切断箇所は、筐体110の外側であればどこであってもよいが、固定部123Bが筐体110の内部に残存することにより、金属プレート120Bと筐体110とがより安定的に固定される。なお、金属プレート120Bは、固定部123Bを有さない構成であってもよい。
The terminal 122B and the fixing
メタルコンタクト130Aは、金属部材製の金属ばねであり、4つの脚部131Aと、上側にドーム状に突出し反転動作可能なドーム部132Aを有する(図2参照)。メタルコンタクト130Aは、可動接点部材の一例である。4つの脚部131Aは、可動接点部材の端部の一例である。また、メタルコンタクト130Aは、一例として、ステンレス製である。
The
メタルコンタクト130Aは、リーフスプリング130B、130Cが重ねられた状態で、収納部112のうちの段差部112Bに囲まれた底部に配置される。段差部112Bに囲まれた底部とは、段差部112Bよりも低く、底面112C、金属プレート120Aのプレート部121Aとストッパ124A、及び金属プレート120Bの周辺固定接点121Bが位置する部分であり、収納部112の底部である。
The
4つの脚部131Aは、平面視でドーム部132Aから等間隔(90度間隔)で外側に向かうように、かつ、側面視でドーム部132Aから斜め下方向に向かうように延在している。このようなメタルコンタクト130Aは、板金にパンチング処理で脚部131Aを形成することによって作製される。
The four
各脚部131Aは、折り曲げ部131A1を有する。脚部131Aは、ドーム部132Aから折り曲げ部131A1に向かって斜め下方向に延在し、折り曲げ部131A1で折り曲げられ、先端に向かって斜め上方向に延在する形状を有する。
Each
4つの脚部131Aのうちの+X方向側の2つは、金属プレート120Bの周辺固定接点121Bの2つの接触部121B2に当接している。また、-X方向側の2つの脚部131Aは、筐体110の底面112Cの2つの当接部112C1に当接している。筐体110の段差部112Bは、2つの接触部121B2と2つの当接部112C1とを平面視で避けるための凹部112B1を有するため、4つの脚部131Aは、段差部112Bの4つの凹部112B1によって位置決めされている。4つの脚部131Aは、平面視で段差部112Bが底面112Cを囲む形状及びサイズに合わせた形状を有し、ドーム部132Aの四隅に位置する。
Two of the four
ドーム部132Aは、4つの脚部131Aの中央部に位置し、脚部131Aに対して上側に凸の状態から下側に凸の状態に反転動作可能である。すなわち、ドーム部132Aの反転動作方向は、ドーム部132Aが凸となる向きが変化する方向であり、上側に凸の状態から下側に凸の状態に変化する方向である。
ドーム部132Aは、中央部132A1と周辺部132A2とを有する。中央部132A1はドーム部132Aの中央部分に位置する部分であり、周辺部132A2は中央部132A1を囲む円環状の部分である。ドーム部132Aの反転動作による変位量は、中央部132A1の方が周辺部132A2よりも大きい。
ドーム部132Aの頂部(平面視における中央部分)は、ストッパ124Aの上方に位置する。脚部131Aは、段差部112Bの凹部112B1によって位置決めされた状態で、金属プレート120Bの周辺固定接点121Bの2つの接触部121B2と、筐体110の底面112Cの2つの当接部112C1とに当接している。
The top of the
ドーム部132Aは、上側から押圧されて反転動作して下側に凸になると、反転したドーム部132Aが第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接触し、メタルコンタクト130Aが金属プレート120Aと金属プレート120Bを導通させる。メタルコンタクト130Aは、下面に銀めっきが施されている。下面は、電流が流れる金属プレート120A及び120Bと接触するからである。また、ドーム部132Aが反転動作することで、操作者に操作感触を与えることができる。なお、反転動作に伴うプッシュスイッチ100の動作の詳細については後述する。
When the
このようなメタルコンタクト130Aは、平面視で略矩形状に成型された板金にパンチング処理でドーム部132Aを形成することによって作製される。
Such a
リーフスプリング130Bは、メタルコンタクト130Aから銀めっきを取り除いた構成を有する。このため、リーフスプリング130Bは、脚部131Bとドーム部132Bと有する。リーフスプリング130Bは、メタルコンタクト130Aに重ねて配置される。
The
リーフスプリング130Cは、リーフスプリング130Bと同一の構成を有するため、脚部131Cとドーム部132Cと有する。リーフスプリング130Cは、リーフスプリング130Bに重ねて配置される。
絶縁シート135は、平面視で円形の絶縁体製のシート部材であり、リーフスプリング130Cとメタルスプリング140とを絶縁するために設けられている。絶縁シート135の平面視でのサイズは、メタルコンタクト130Aとリーフスプリング130B及び130Cよりも大きい。絶縁シート135の外周部は収納部112の内部で段差部112Bの上に位置しており、絶縁シート135の中央部は、リーフスプリング130Cの上に接触している。
The insulating
メタルスプリング140は、4本の脚部141と、中央部142とを有する金属製の板ばねである。中央部142は、4本の脚部141の中央に位置し、平面視で円形の平板状の部分である。
The
4本の脚部141は、平面視で中央部142から等間隔(90度間隔)で外側に向かうように、かつ、側面視で中央部142から斜め下方向に向かうように延在している。このようなメタルスプリング140は、略十字状に切断された板金にパンチング処理で脚部141を形成することによって作製される。また、各脚部141は、収納部112の四隅に向かって延在しているため、脚部141を長くすることができる。
The four
各脚部141は、折り曲げ部141Aを有する。脚部141は、中央部142から折り曲げ部141Aに向かって斜め下方向に延在し、折り曲げ部141Aで折り曲げられ、先端に向かって斜め上方向に延在する形状を有する。
Each
脚部141の高さ(折り曲げ部141Aから中央部142に接続される付け根までのZ軸方向の長さ)は、リーフスプリング130Cのドーム部132Cの高さ(脚部131Cに対するドーム部132Cの頂部の高さ)よりも高く設定されている。また、4個の折り曲げ部141Aの位置は、平面視でリーフスプリング130Cのドーム部132Cよりも外側にある。
The height of the legs 141 (the length in the Z-axis direction from the
メタルスプリング140は、平面視で4本の脚部141を筐体110凹部112Aに収納した状態で収納部112に配置される。この状態では、中央部142とドーム部132Cとの間に隙間が生じている。
The
メタルスプリング140は、操作部材150によって中央部142が下方向に押圧されると、脚部141が中央部142から外側に押し広げられるように弾性変形するので、中央部がリーフスプリング130Cのドーム部132Cに近づく。
When the
このようにメタルスプリング140が弾性変形して、脚部141の折り曲げ部141Aよりも中央部142側の部分、又は、中央部142のどちらかがリーフスプリング130Cのドーム部132Cに接触するまでの動作領域が、プリストロークの動作領域になる。
The prestroke operating range is the range in which the
メタルスプリング140は、操作部材150によってさらに下方に押圧されると、リーフスプリング130Cのドーム部132Cを下方に押し下げるメインストロークの動作領域に遷移する。
When the
操作部材150は、基部151、操作部152、及び凸部153を有し、基部151と凸部153とが収納部112に収納される。基部151は、円錐台形の操作部152の下端の周囲に設けられた円盤状の部分であり、基部151の中央部の上面から操作部152が上方向に突出している。凸部153は、図4(B)に示すように、操作部152の下側に突出している部分である。凸部153は、基部151の下面よりも下方に突出している。操作部材150は、所謂ステムである。
The operating
操作部材150は、硬質材料製であり、一例として、弾性変形が殆ど生じない合成樹脂、金属、又はセラミック等で作製される。すなわち、硬質材料とは、弾性変形が殆ど生じない合成樹脂、金属、又はセラミック等であり、理想的には弾性を有しない材料である。プッシュスイッチ100は、メインストロークの動作領域において、操作部材150の弾性変形によるストロークの増大を抑制するために、操作部材150を弾性変形が殆ど生じない硬質材料製にしている。
The operating
フレーム160は、基部161及び板ばね部162を有する。基部161は、平面視で矩形状であり、開口部161Aを有する。基部161は、筐体110の上面に重ねて配置され、開口部161Aは、操作部材150の操作部152を挿通させることができる開口径を有する。
The
板ばね部162は、基部161の±Y方向側に1つずつ設けられており、筐体110の係合部113に係合可能な矩形ループ状の板ばねである。板ばね部162は、基部161に対して下方に折り曲げられており、筐体110の側面の係合部113に係合する。
The leaf springs 162 are provided on each of the ±Y direction sides of the
図2に示すメタルコンタクト130A、リーフスプリング130B、130C、絶縁シート135、メタルスプリング140を筐体110の収納部112に収納し、メタルスプリング140の上に操作部材150を配置した状態で、筐体110の上からフレーム160を被せて固定すると、図1に示すようにプッシュスイッチ100が完成する。
The
この状態で、メタルコンタクト130A、リーフスプリング130B、130C、絶縁シート135、メタルスプリング140、及び操作部材150は、ガタつかないように保持されている。
In this state, the
なお、基部161のX方向の両側に、板ばね部162を設けて筐体110のX方向の両側の側面に設けた係合部113に係合させてもよい。
In addition,
以上のような構成を有するプッシュスイッチ100は、一例として、車両の室内における各種操作系のスイッチとして用いることが可能である。このような場合には、操作部材150の操作部152を薄い樹脂シート等で覆ってもよい。
The
また、車両の走行によって生じる振動によってプッシュスイッチ100のメタルコンタクト130A、リーフスプリング130B、130C、メタルスプリング140、及び操作部材150がガタつかないようにするために、図1に示す初期位置よりも操作部材150を少し下方に押し込んだ状態で取り付けられることがある。このような場合には、プリストロークの範囲内で操作部材150を下方向に押圧した状態で取り付ければよい。なお、このように操作部材150を下方向に押圧した状態で取り付けることにより、プッシュスイッチ100の個体差を吸収するようにしてもよい。
In order to prevent the
図5は、プッシュスイッチ100のFS(Force-Stroke)特性を示す図である。横軸が操作部材150を下方に押し込むストローク(S)であり、縦軸が操作部材150を下方に押し込む際に必要な力(F)である。力(F)は操作荷重である。図5に示すFS特性は、プッシュスイッチ100全体のFS特性である。
Figure 5 is a diagram showing the FS (Force-Stroke) characteristics of the
図5に示すように、プリストロークが終了してメインストロークが開始するのは、約0.2mmであり、ストロークが約0.35mmで操作荷重が極大値(約4.6N)になり、ストロークが約0.48mmで操作荷重が極小値(約2.0N)になる。操作荷重が極小値になった位置からさらに押圧すると操作荷重は増大し、ストロークが約0.58mmで操作部材150を完全に押し下げた状態になる。
As shown in Figure 5, the prestroke ends and the main stroke begins at approximately 0.2 mm, the operating load reaches its maximum value (approximately 4.6 N) at a stroke of approximately 0.35 mm, and reaches its minimum value (approximately 2.0 N) at a stroke of approximately 0.48 mm. If pressure is applied further from the position where the operating load is at its minimum value, the operating load increases, and at a stroke of approximately 0.58 mm the operating
ここで、FS特性とプッシュスイッチ100の動作を関連付けて説明するために、図6を用いてプッシュスイッチ100の動作について説明する。図6は、プッシュスイッチ100の動作を段階的に示す図である。なお、図6(A)~図6(D)ではプッシュスイッチ100を簡略化した断面形状で示し、当接部112C1、金属プレート120A、プレート部121A、第1固定接点121A1、ストッパ124A、金属プレート120B、周辺固定接点121B、第2固定接点121B1、及びメタルコンタクト130Aのみを示す。
Here, in order to explain the relationship between the FS characteristic and the operation of the
図6(A)は、操作部材150(図1参照)が下方向に押圧されていない初期位置にある状態を示し、破線の楕円で示すように、メタルコンタクト130Aの+X方向側の脚部131Aが金属プレート120Bの周辺固定接点121Bに接触している。また、このとき、-X方向側の脚部131Aは当接部112C1に接触している。このため、メタルコンタクト130Aは、金属プレート120Bに接しているが金属プレート120Aには接しておらず、プッシュスイッチ100はオフの状態である。これは、図5のFSカーブでは、ストロークが0.0mm~約0.2mmのプリストロークの領域に相当する。
Figure 6 (A) shows the state in which the operating member 150 (see Figure 1) is in the initial position where it is not pressed downward, and as shown by the dashed oval, the
図6(B)は、操作部材150(図1参照)が下方向に押圧されてドーム部132Aが反転動作を行い、周辺部132A2が第1固定接点121A1に接している状態を示す。図6(B)では、ドーム部132Aの反転動作は完了している。第1固定接点121A1と第2固定接点121B1とは、ストッパ124Aの中心124A1(図4(A)参照)からの距離が等しく、第1固定接点121A1の高さの方が第2固定接点121B1の高さよりも高いので、ドーム部132Aの周辺部132A2は、第2固定接点121B1よりも先に第1固定接点121A1に接触する。
Figure 6 (B) shows a state in which the operating member 150 (see Figure 1) is pressed downward, causing the
この状態では、2つの破線の楕円で示すように、メタルコンタクト130Aの+X方向側の脚部131Aが金属プレート120Bの周辺固定接点121Bに接触するとともに、周辺部132A2が第1固定接点121A1に接触している。このため、メタルコンタクト130Aは、金属プレート120A及び120Bの両方に接しており、プッシュスイッチ100はオンの状態である。これは、図5のFSカーブでは、操作荷重が極小になる領域に相当する。操作荷重が極大値から極小値に変化することで、操作者の手等にはクリック感が提供される。
In this state, as shown by the two dashed ellipses, the
図6(C)は、図6(B)よりもストロークが微小に増えた状態を示している。すなわち、図6(C)では、ドーム部132Aの反転動作は完了した状態(図6(B)の状態)から、さらにドーム部132Aの中央部132A1が押し下げられている。図6(C)では、周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接している。第1固定接点121A1と第2固定接点121B1とは、ストッパ124Aの中心124A1(図4(A)参照)からの距離が等しく、第2固定接点121B1の高さの方が第1固定接点121A1の高さよりも低いので、図6(B)の状態からさらに押圧操作を行うことにより、図6(C)に示すように周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接した状態になる。
Figure 6(C) shows a state where the stroke is slightly increased compared to Figure 6(B). That is, in Figure 6(C), the central portion 132A1 of the
この状態では、3つの破線の楕円で示すように、メタルコンタクト130Aの+X方向側の脚部131Aが金属プレート120Bの周辺固定接点121Bに接触するとともに、周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接触している。このため、メタルコンタクト130Aは、金属プレート120A及び120Bの両方に接した状態に保持され、プッシュスイッチ100はオンの状態に保持される。これは、図5のFSカーブでは、図6(B)に示す状態と略等しい領域であり、操作荷重が極小になる領域に相当する。図6(A)の状態から図6(B)及び図6(C)に示す状態に遷移し、操作荷重が極大値から極小値に変化して操作者の手にクリック感が提供されるときに、プッシュスイッチ100がオフからオンに切り替わるので、オフからオンに切り替える押圧操作を行ったときの感触が良好である。
In this state, as shown by the three dashed ellipses, the
ここで、周辺部132A2が第2固定接点121B1よりも先に第1固定接点121A1に接触するようにするために、第1固定接点121A1の高さを第2固定接点121B1の高さよりも高くしているのは、次のような理由によるものである。第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1の高さを等しくすると、製造誤差等によって第1固定接点121A1の高さよりも第2固定接点121B1の高さの方が高くなることが有り得る。このように高さの関係が逆になると、押圧操作が行われてドーム部132Aが反転動作を行ってクリック感が提供されても、周辺部132A2が第1固定接点121A1に接触せずに第2固定接点121B1にのみ接触する状態が生じうる。この状態でそれ以上押圧操作が行われなくなると、クリック感が提供されて操作者が触感を通じてオンになったと認識しても、プッシュスイッチ100がオフの状態に保持される状況が生じうる。このような状況の発生を抑制し、クリック感を提供した場合にはプッシュスイッチ100が確実にオンに切り替わっている状態にするために、第1固定接点121A1の高さを第2固定接点121B1の高さよりも高くしている。
Here, the height of the first fixed contact 121A1 is made higher than the height of the second fixed contact 121B1 so that the peripheral portion 132A2 contacts the first fixed contact 121A1 before the second fixed contact 121B1 for the following reason. If the heights of the first fixed contact 121A1 and the second fixed contact 121B1 are made equal, the height of the second fixed contact 121B1 may be higher than the height of the first fixed contact 121A1 due to manufacturing errors, etc. If the height relationship is reversed in this way, even if a pressing operation is performed and the
なお、製造誤差等による問題が生じないような場合には、第1固定接点121A1の高さと、第2固定接点121B1の高さとを等しくして、押圧操作が行われたときに、周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に同時に接触するようにしてもよい。 In addition, if there are no problems due to manufacturing errors, etc., the height of the first fixed contact 121A1 and the height of the second fixed contact 121B1 may be made equal so that the peripheral portion 132A2 contacts the first fixed contact 121A1 and the second fixed contact 121B1 simultaneously when a pressing operation is performed.
図6(D)では、図6(C)の状態よりもドーム部132Aの中央部132A1がさらに押し下げられて、中央部132A1の下面がストッパ124Aの上面に当接している。すなわち、操作部材150(図1参照)が完全に押し下げられた状態であり、これ以上は操作部材150を押し下げることができないところまで押圧操作が行われた状態である。
In FIG. 6(D), the central portion 132A1 of the
これは、図5のFSカーブでは、ストロークが約0.58mmで操作荷重が約7.0Nの状態である。中央部132A1の下面がストッパ124Aの上面に当接しているため、操作者には操作部材150を押し下げきったことによる反力が提供される。
In the FS curve of FIG. 5, this corresponds to a state where the stroke is about 0.58 mm and the operating load is about 7.0 N. Because the lower surface of the central portion 132A1 abuts against the upper surface of the
また、このときには、3つの破線の楕円で示すように、周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接触するとともに、中央部132A1がストッパ124Aに当接するため、メタルコンタクト130Aはストッパ124Aにおいても金属プレート120Aと導通している。また、メタルコンタクト130Aの脚部131Aの上側はフリーであって、特に押さえつけられていないため、図6(D)に示す状態では、+X方向側の脚部131Aが周辺固定接点121Bから離間している。図6(C)の状態よりもさらにドーム部132Aの中央部132A1が押し下げられた反動で、脚部131Aが上方向に反ったためである。しかしながら、メタルコンタクト130Aは、金属プレート120Bの第2固定接点121B1と接触しているため、メタルコンタクト130Aと金属プレート120Bとの電気的な接続は安定した状態に保持される。
At this time, as shown by the three dashed ellipses, the peripheral portion 132A2 contacts the first fixed contact 121A1 and the second fixed contact 121B1, and the central portion 132A1 abuts against the
また、このときには-X方向側の脚部131Aが当接部112C1から離間する場合が有り得るが、当接部112C1は筐体110の一部であってメタルコンタクト130Aとは導通していないため、メタルコンタクト130Aと金属プレート120Aとの電気的な接続状態に影響を及ぼさない。
In addition, at this time, the
次に、図7及び図8を用いて、プッシュスイッチ100のより具体的な断面構造での動作状態について説明する。図7は、プッシュスイッチ100を平面視で示す図である。また、図8は、図7(A)のC-C矢視断面でプッシュスイッチ100の動作を示す図である。図7(B)は、図7(A)のC-C矢視断面の位置を説明するために、メタルコンタクト130A、リーフスプリング130B、130C、絶縁シート135、メタルスプリング140、操作部材150、及びフレーム160を取り外した状態で、C-C矢視断面の位置を示す図である。図7(B)に示すように、C-C矢視断面は、+Y方向側の第1固定接点121A1と、ストッパ124Aの中心124A1と、第2固定接点121B1の分割された2つの部分の中心とを通る断面である。
Next, the operation state of the
図8(A)は、操作部材150を下方向に押圧していない初期位置(図1参照)におけるC-C矢視断面を示す。図8(A)に示すように、メタルコンタクト130Aの+X方向側の脚部131Aが金属プレート120Bの周辺固定接点121Bに接触している。また、このとき、-X方向側の脚部131Aは当接部112C1に接触している。メタルコンタクト130Aは、金属プレート120Bに接しているが金属プレート120Aには接していないため、プッシュスイッチ100はオフの状態である。
Figure 8 (A) shows a cross section taken along the line CC in the initial position (see Figure 1) where the operating
また、図8(B)には、メタルコンタクト130Aの周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1の両方に接触していて、中央部132A1はストッパ124Aに接触していない状態を示す。図8(B)に示す状態は、図6(C)に示す状態に対応する。図8(B)に示すように、メタルコンタクト130Aの+X方向側の脚部131Aが金属プレート120Bの周辺固定接点121Bに接触するとともに、周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接触しているため、メタルコンタクト130Aは、金属プレート120A及び120Bの両方に接した状態に保持され、プッシュスイッチ100はオンの状態に保持される。
Also, FIG. 8(B) shows a state in which the peripheral portion 132A2 of the
図9は、プッシュスイッチ100におけるドーム部132Aの反転速度を説明する図である。図9(A)、図9(B)には比較用のプッシュスイッチにおけるドーム部の反転動作を示す。図9(C)は、プッシュスイッチ100におけるドーム部132Aの反転動作を示す図である。
Figure 9 is a diagram explaining the reversal speed of the
図9(A)には、2つの第1固定接点11、第2固定接点12、メタルコンタクト13A、及び操作部材15Aを示す。メタルコンタクト13Aは、メタルコンタクト130Aと同様に中央部に位置するドーム部を有するものであり、反転動作を行う前の初期位置を破線で示し、反転動作を行った状態を実線で示す。メタルコンタクト13Aは、端部が2つの第1固定接点11に接しており、操作部材15Aに押圧されて反転動作を行うと、ドーム部が第2固定接点12に接触する。このときのメタルコンタクト13Aのドーム部の中央の反転速度をVとする。
Figure 9 (A) shows two first
図9(B)には、2つの第1固定接点11、2つの第2固定接点12A、メタルコンタクト13B、及び操作部材15Bを示す。メタルコンタクト13Bは、メタルコンタクト130Aのドーム部132Aの中央部に開口部を設けた形状を有するものである。メタルコンタクト13Bが反転動作を行う前の初期位置を破線で示し、反転動作を行った状態を実線で示す。メタルコンタクト13Bは、端部が2つの第1固定接点11に接しており、操作部材15Bの2つの凸部に押圧されて反転動作を行うと、ドーム部の開口部のエッジの部分が2つの第2固定接点12Aに接触する。このときのメタルコンタクト13Bのドーム部の開口部のエッジ部分の反転速度はVである。メタルコンタクト130Aのドーム部132Aの開口部のエッジ部分が操作部材15Bの2つの凸部によって直接的に押圧されるため、図9(A)に示す場合と略等しい反転速度になる。
9B shows two first
図9(C)に示す実施形態のプッシュスイッチ100の場合は、次のようになる。メタルコンタクト130Aのドーム部132Aの中心が反転動作で変位する距離をd1とする。また、メタルコンタクト130Aの周辺部132A2が反転動作によって第1固定接点121A1に接触する際に変位する距離をd2とする。距離d2は、距離d1よりも短い。メタルコンタクト130Aは中心ほど変位が大きく、中心から離れるほど変位が小さくなるからである。また、ドーム部132Aの端から端までの距離をD1、第1固定接点121A1と第2固定接点121B1との間の距離をD2とする。距離D1は、ドーム部132Aの直径に等しい。
In the case of the
また、メタルコンタクト130Aの中心が反転動作によって変位する際の速度は、図9(A)、図9(B)に示す比較用のプッシュスイッチと同様に速度Vである。ここで、距離d1、d2、D1、D2を用いると、図9(C)に示すプッシュスイッチ100における周辺部132A2の反転速度V1は、次式(1)で表すことができる。
The speed at which the center of the
式(1)は、速度V1は、速度Vに対して距離d1、d2の比で比例して低減されることを表しており、また、距離D1、D2の比に略比例して低減されることを表している。距離d1、d2は、反転動作による移動距離であるため、速度V1は、速度Vに対して距離d1、d2の比を乗じて得られる。また、距離D1、D2は、メタルコンタクト130Aの径方向の寸法であり、メタルコンタクト130Aのドーム部132Aは球面状に湾曲しているため、速度V1は、速度Vに対して距離D1、D2の比を乗じた値に略等しいと考えることができる。
Equation (1) indicates that the speed V1 is reduced in proportion to the ratio of the distances d1 and d2 relative to the speed V, and also indicates that the speed V1 is reduced approximately in proportion to the ratio of the distances D1 and D2. Since the distances d1 and d2 are the moving distances due to the reversal operation, the speed V1 is obtained by multiplying the speed V by the ratio of the distances d1 and d2. Furthermore, the distances D1 and D2 are the radial dimensions of the
式(1)で表されるように、実施形態のプッシュスイッチ100の周辺部132A2が第2固定接点121B1に当接する際の速度V1は、図9(A)、図9(B)に示す比較用のプッシュスイッチにおいてメタルコンタクト13A、13Bが第2固定接点12、12Aにそれぞれ当接する際の速度Vよりも低減される。
As expressed by formula (1), the speed V1 at which the peripheral portion 132A2 of the
このため、図9(A)、図9(B)に示す比較用のプッシュスイッチに比べて、メタルコンタクト130Aが第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に当接する際の衝突音を低減することができる。なお、ここではメタルコンタクト130Aのみについて説明したが、メタルコンタクト130Aに重ねて配置され、同様の構成を有するリーフスプリング130B、130Cについても同様である。
As a result, compared to the comparative push switch shown in Figures 9(A) and 9(B), it is possible to reduce the impact sound when the
以上のように、プッシュスイッチ100は、メタルコンタクト130Aが反転動作を行うときに、メタルコンタクト130Aの周辺部132A2と、第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1とが接触してオンに切り替わる。メタルコンタクト130Aが反転動作を行うときには、操作者にはクリック感が提供される。このため、プッシュスイッチ100をオンに切り替える際の感触が良好である。
As described above, when the
また、平面視でメタルコンタクト130Aの中央よりも外側に位置する第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に周辺部132A2が当接する際の速度は、上述のように低減されている。このため、メタルコンタクト130Aが第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接する際の衝突音が低減される。
In addition, the speed at which the peripheral portion 132A2 comes into contact with the first fixed contact 121A1 and the second fixed contact 121B1, which are located outside the center of the
したがって、押圧操作を行ったときの感触が良好で、可動接点(メタルコンタクト130A)と固定接点(第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1)とが接する際の衝突音を低減したプッシュスイッチ100を提供することができる。なお、ここでは、可動接点(メタルコンタクト130A)と固定接点(第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1)とが接する際の衝突音と記したが、メタルコンタクト130Aが第1固定接点121A1に接してから第2固定接点121B1に接する際に、第1固定接点121A1と接する際の衝突音が支配的になる場合がある。この場合でも、周辺部132A2が第1固定接点121A1に接する際に変位する距離は図9(C)に示すd2であって、メタルコンタクト130Aの中心が変位する距離d1よりも短いため、衝突音の低減を図ることができる。
Therefore, it is possible to provide a
また、距離D1、D2の比は、10:4から10:7の範囲が理想的である。距離d2が短すぎると、操作部材150が下方向に押圧されていない初期位置にあるときのメタルコンタクト130Aと第1固定接点121A1との耐電圧の確保が難しくなり、距離d2が長すぎるとメタルコンタクト130Aが第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接する際の衝突音の低減効果が薄れる。距離D1を10とした場合に、耐電圧を考慮した場合の距離D2の最小値は4であり、衝突音の低減効果を考慮した場合の距離D2の最大値は7である。このため、距離D1、D2の比は、10:4から10:7の範囲が理想的である。
The ratio of the distances D1 and D2 is ideally in the range of 10:4 to 10:7. If the distance d2 is too short, it becomes difficult to ensure the withstand voltage between the
また、第1固定接点121A1は、筐体110の収納部112の底面112Cよりも操作部材150の押し下げ操作の押し下げ方向における上側に設けられているので、第1固定接点121A1の高さを設定することで、メタルコンタクト130Aの周辺部132A2が第1固定接点121A1に接するタイミングを決めることができる。換言すれば、第1固定接点121A1の高さを設定することで、プッシュスイッチ100がオンになるタイミングを決めることができる。
In addition, since the first fixed contact 121A1 is provided above the
また、プッシュスイッチ100は、収納部112の底面112Cに設けられ、ドーム部132Aの中央部132A1が当接するストッパ124Aを含むので、メタルコンタクト130Aのドーム部132Aが反転動作を行って完全に押し下げられたときに、中央部132A1の衝突を金属製のストッパ124Aで受けることができる。金属製のストッパ124Aは剛性が高いので、繰り返し衝突を受けても破損し難く、長期にわたって安定した動作を可能にするプッシュスイッチ100を提供することができる。近年の小型化や薄型化によってプッシュスイッチ100にも小形化や薄型化が求められることがある。金属製のストッパ124Aの代わりに筐体110の収納部112の底壁で衝突を受ける構成であってもよいが、特に底壁の薄型化が求められるような場合には、金属製のストッパ124Aを用いることは、動作の安定性を担保するために有用である。
The
また、金属製のストッパ124Aは、金属プレート120Aを平面視におけるドーム部132Aの中央部側に延長した部分であるので、金属プレート120Aの一部として一体的に作製可能であり、また、インサート成型で筐体110と一体的に作製する際に、ストッパ124Aも同時に作製することができる。このため、部品点数を減らすことができ、製造コストの低減を図ることができる。
In addition, the
また、金属プレート120Bは、ドーム部132Aが反転動作を行っていない状態でメタルコンタクト130Aの+X方向側の脚部131Aと接する接触部121B2と、平面視においてドーム部132Aの中央部より外側に位置する第2固定接点121B1とを有する。また、メタルコンタクト130Aの反転動作が完了した状態において、又は、反転動作が完了した状態よりもさらにドーム部132Aの中央部132A1が押し下げられた状態において、ドーム部132Aの中央部132A1よりも外側の周辺部132A2が第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に接する。このため、第1固定接点121A1及び第2固定接点121B1に周辺部132A2が当接する際の速度を低減することができ、当接の際の衝突音の低減を図ることができる。したがって、操作時に発生する衝突音を低減したプッシュスイッチ100を提供することができる。
The
メタルコンタクト130Aの+X方向側の2つの脚部131Aは、反転動作が完了した状態よりもさらにドーム部132Aの中央部132A1が押し下げられた状態において、金属プレート120Bの接触部121B2から離間する。このため、周辺部132A2がより動きやすい状態になり、反転動作が完了した状態よりもさらにドーム部132Aの中央部132A1が押し下げられた状態において、周辺部132A2と第2固定接点121B1とが接しやすい構成を実現できる。したがって、反転動作が完了した状態よりもさらにドーム部132Aの中央部132A1が押し下げられた状態において、メタルコンタクト130Aと金属プレート120Bとの安定的な電気的な接続状態を担保することができ、信頼性の高いプッシュスイッチ100を提供することができる。
The two
また、第1固定接点121A1の高さは、第2固定接点121B1の高さよりも高い、又は、第1固定接点121A1の高さは、第2固定接点121B1の高さと等しいので、反転動作を行ったときに、第1固定接点121A1と周辺部132A2とを確実に接触させることができ、クリック感を提供したタイミングでオンになるプッシュスイッチ100を提供することができる。
In addition, the height of the first fixed contact 121A1 is higher than the height of the second fixed contact 121B1, or the height of the first fixed contact 121A1 is equal to the height of the second fixed contact 121B1, so that when a reversal operation is performed, the first fixed contact 121A1 and the peripheral portion 132A2 can be reliably brought into contact with each other, and a
なお、以上では、メタルコンタクト130Aが脚部131Aを有する形態について説明したが、上述の動作と同様の動作を実現できるのであれば、メタルコンタクト130Aは脚部131Aを有していなくてもよい。これは、リーフスプリング130B、130Cについても同様である。
In the above, the
また、以上では、メタルスプリング140が脚部141を有する形態について説明したが、上述の動作と同様の動作を実現できるのであれば、メタルスプリング140は脚部141を有していなくてもよい。
In addition, the above describes a configuration in which the
以上、本発明の例示的な実施形態のプッシュスイッチについて説明したが、本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。 The above describes a push switch according to an exemplary embodiment of the present invention, but the present invention is not limited to the specifically disclosed embodiment, and various modifications and variations are possible without departing from the scope of the claims.
100 プッシュスイッチ
110 筐体
111 開口部
112 収納部
112B 段差部
112C 底面
120A 金属プレート
121A1 第1固定接点
124A ストッパ
120B 金属プレート
121B1 第2固定接点
130A メタルコンタクト
131A 脚部
132A ドーム部
132A1 中央部
132A2 周辺部
150 操作部材
REFERENCE SIGNS
Claims (6)
前記収納部内に収納され、ドーム部を有する可動接点部材と、
前記収納部内に収納され、前記ドーム部の反転動作により前記可動接点部材と接する第1固定接点を有する第1固定接点部材と、
前記可動接点部材と接する第2固定接点部材と、
前記ドーム部の中央部に当接する操作部材と、
前記収納部の底面に設けられ、前記ドーム部の中央部が当接する金属板材と、を備え、
前記第1固定接点は、平面視において前記ドーム部の中央部より外側に位置し、
前記操作部材の押し下げ操作による前記ドーム部の反転動作が完了した状態において、又は、前記反転動作が完了した状態よりもさらに前記ドーム部の中央部が押し下げられた状態において、前記ドーム部と前記第1固定接点とが接する、プッシュスイッチ。 A housing having a storage section;
a movable contact member housed in the housing portion and having a dome portion;
a first fixed contact member that is accommodated in the accommodation portion and has a first fixed contact that comes into contact with the movable contact member by an inverted movement of the dome portion;
a second fixed contact member in contact with the movable contact member;
an operating member that abuts against a central portion of the dome portion;
a metal plate provided on a bottom surface of the storage section and against which a center portion of the dome section abuts ;
the first fixed contact is located outside a center of the dome portion in a plan view,
A push switch in which the dome portion and the first fixed contact come into contact when the inversion movement of the dome portion due to the pressing operation of the operating member is completed, or when the center of the dome portion is pressed further down than when the inversion movement is completed.
前記収納部内に収納され、ドーム部を有する可動接点部材と、
前記収納部内に収納され、前記ドーム部の反転動作により前記可動接点部材と接する第1固定接点を有する第1固定接点部材と、
前記可動接点部材と接する第2固定接点部材と、
前記ドーム部の中央部に当接する操作部材と、を備え、
前記第1固定接点は、平面視において前記ドーム部の中央部より外側に位置し、
前記操作部材の押し下げ操作による前記ドーム部の反転動作が完了した状態において、又は、前記反転動作が完了した状態よりもさらに前記ドーム部の中央部が押し下げられた状態において、前記ドーム部と前記第1固定接点とが接し、
前記第2固定接点部材は、前記ドーム部が反転動作を行っていない状態で前記可動接点部材の端部と接する接触部と、平面視において前記ドーム部の中央部より外側に位置する第2固定接点とを有し、
前記反転動作が完了した状態において、又は、前記反転動作が完了した状態よりもさらに前記ドーム部の中央部が押し下げられた状態において、前記ドーム部の前記中央部よりも外側の周辺部が前記第1固定接点及び前記第2固定接点に接する、プッシュスイッチ。 A housing having a storage section;
a movable contact member housed in the housing portion and having a dome portion;
a first fixed contact member that is accommodated in the accommodation portion and has a first fixed contact that comes into contact with the movable contact member by an inverted movement of the dome portion;
a second fixed contact member in contact with the movable contact member;
an operating member that abuts against a central portion of the dome portion,
the first fixed contact is located outside a center of the dome portion in a plan view,
When the inverting operation of the dome portion due to the pressing down operation of the operating member is completed, or when the center of the dome portion is pressed down further than when the inverting operation is completed, the dome portion and the first fixed contact are in contact with each other,
the second fixed contact member has a contact portion that comes into contact with an end portion of the movable contact member when the dome portion is not performing an inverting motion, and a second fixed contact that is located outside a center portion of the dome portion in a plan view,
A push switch in which, when the reversal operation is completed, or when the central portion of the dome portion is pressed further down than when the reversal operation is completed, a peripheral portion of the dome portion outer than the central portion contacts the first fixed contact and the second fixed contact .
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