[go: up one dir, main page]

JP7521585B2 - 経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラム - Google Patents

経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7521585B2
JP7521585B2 JP2022548329A JP2022548329A JP7521585B2 JP 7521585 B2 JP7521585 B2 JP 7521585B2 JP 2022548329 A JP2022548329 A JP 2022548329A JP 2022548329 A JP2022548329 A JP 2022548329A JP 7521585 B2 JP7521585 B2 JP 7521585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
paths
route calculation
route
index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022548329A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022054217A1 (ja
Inventor
和都 豊鷲見
賢 高橋
諭士 中務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Publication of JPWO2022054217A1 publication Critical patent/JPWO2022054217A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7521585B2 publication Critical patent/JP7521585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/28Routing or path finding of packets in data switching networks using route fault recovery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/12Shortest path evaluation
    • H04L45/123Evaluation of link metrics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/22Alternate routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/24Multipath
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/42Centralised routing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/50Routing or path finding of packets in data switching networks using label swapping, e.g. multi-protocol label switch [MPLS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L45/00Routing or path finding of packets in data switching networks
    • H04L45/54Organization of routing tables
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • H04L47/125Avoiding congestion; Recovering from congestion by balancing the load, e.g. traffic engineering

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラムに関するものである。
ネットワークのパス(転送経路)として、送信元から宛先まで通過する中継装置を転送ラベルで明示的に指定するソースルーティング方式が検討されている。
非特許文献1には、ソースルーティング方式の代表的な技術として、SR(Segment Routing)が提案されている。SRでは、SID(セグメントID)リストと呼ばれる転送ラベルリストをパスとして生成し、そのパスに従う転送を行う。
同じ送信元から同じ宛先まで中継するパスは、途中の経路が分岐していることもあり、さまざまな候補が生成される。そこで、パスの候補から採用するパスを決定するためのTE(Traffic Engineering)指標としては、以下の情報が例示される。
・IGP(Interior Gateway Protocol)によるトポロジ情報
・BGP(Border Gateway Protocol)による経路情報
・TEリンク情報
・拡張TEリンク情報(遅延情報、損失情報)
遅延情報としては、双方向アクティブ測定プロトコル(TWAMP:Two-Way Active Measurement Protocol)など実測値を用いることで、宛先まで最小遅延となるパスを選択できる。
IETF RFC8402、"Segment Routing Architecture"、[online]、July 2018、[2020年9月2日検索]、インターネット〈URL:https://tools.ietf.org/html/rfc8402〉
SRにおけるルーティングでは、複数のパスをロードバランスさせて使用することで、トラヒックを複数方向に分散できる。複数のパスとは、同じ送信元から同じ宛先まで中継するが、途中の経路が互いに異なるパスである。
図8は、SRによる転送例を示す説明図である。
符号801に示すネットワークトポロジ図では、ホストH1からエッジノードPE1、各ルータR1-R6を介してエッジノードPE2に収容されているホストH2にデータが転送される。エッジノードPE1は、エッジノードPE2までのパスP11,P12を生成し、そのパスに沿ってデータを転送する。
符号802は、エッジノードPE1が保有する仮想ルーティングテーブルを示す。仮想ルーティングテーブルには、VPNユーザごとのVRF(Virtual Routing and Forwarding)が登録されている。
例えば、第1ユーザが使用するVRF1には、送信元のエッジノードPE1から、ルータR1,R2,R3を順に通過してエッジノードPE2まで届くパスP11が登録される。第2ユーザが使用するVRF2には、送信元のエッジノードPE1から、ルータR4,R5,R6を順に通過してエッジノードPE2まで届くパスP12が登録される。これにより、エッジノードPE1からエッジノードPE2へのトラヒックは、2つのパスP11,P12をロードバランスして使用することで、適切に分散される。
なお、図8の2つのパスP11,P12は、互いに同じルータを経由しないので、経路間の結合度が低く信頼性(耐障害性)が高い経路と言える。例えば、ルータR2が故障した場合、パスP11が不通でもパスP12からトラヒックを迂回できる。
しかし、従来技術で述べたパス生成手法を用いて複数経路を構築した場合、信頼性の低い経路が構築される場合がある。
図9は、信頼性の低い経路の転送例を示す説明図である。
符号811に示すネットワークトポロジ図では、図8のパスP11と、ルータR4,R1,R2,R3を順に通過する新たなパスP13とが形成される。符号812に示すエッジノードPE1の仮想ルーティングテーブルにも、パスP11,P13が登録されている。
なお、図8のパスP12は、ルータR4,R5,R6を順に通過するため、エッジノードPE1-PE2間の遅延は、1+1+3+1=6[ms]である。一方、図9のパスP13は、ルータR4,R1,R2,R3を順に通過するため、エッジノードPE1-PE2間の遅延は、1+1+1+1+1=5[ms]である。よって、遅延が最小となるパスを選択するTE指標が指定された場合、パスP12ではなくパスP13が採用される。
しかし、パスP11,P13間では、中継区間の全6ノード中(ルータR1~R6)の3ノード(ルータR1,R2,R3)を共有しており、信頼性は低くなる。例えば、ルータR2が故障した場合、パスP11,P13がともに不通となってしまい、トラヒックが迂回できない。
このように、複数パスによるロードバランスを行う場合、単一のTE指標では信頼性が考慮されない経路が構築されることがある。
そこで、本発明は、所望の指標を満たしつつ、信頼性が高い経路を構築することを主な課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の経路計算装置は、以下の特徴を有する。
本発明は、通信システムに設定するパスを選択するためのパス単体を評価可能な複数の指標と、各指標の許容範囲とを含む入力パラメータを受け付ける入力部と、
前記指標をもとに基準パスを選択するとともに、前記基準パスとは別の経路を通過する1つ以上の他パスについて、前記他パスのうちの各指標の許容範囲を満たさないパスを除外した後、前記基準パスが通過するノードを別の経路として共有する度合いが低いほど、優先的に他パスを選択する経路計算部と、
前記経路計算部が選択した前記基準パスおよび前記他パスを、前記通信システムに設定する経路設定部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、所望の指標を満たしつつ、信頼性が高い経路を構築することができる。
本実施形態に係わる経路計算装置および通信システムの構成図である。 本実施形態に係わる経路計算装置のハードウェア構成図である。 本実施形態に係わる経路計算装置のメイン処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係わる図3のパスの計算処理の詳細を示すフローチャートである。 本実施形態に係わる第1TE指標(遅延)に着目した各パスの優先度テーブルを示す。 本実施形態に係わる第1TE指標~第3TE指標それぞれの各パスの優先度テーブルを示す。 本実施形態に係わる図6の優先度テーブルから優先度の合計を計算した結果である。 SRによる転送例を示す説明図である。 信頼性の低い経路の転送例を示す説明図である。
図1は、経路計算装置1および通信システム20の構成図である。
通信システム20は、エッジノードPEと、ルータRとを有する。なお、図1の通信システム20は、簡略して記載したものである。しかし、通信システム20は、実際には、図8の符号801に示すネットワークトポロジ図のように、エッジノードPEに収容されるホストH1,H2も存在する。また、通信システム20のエッジノードPE間のルータRを通過する経路は、1本道ではなく、複数に分岐させることもできる。
経路計算装置1は、通信システム20内に設定するパスの経路を計算する装置である。そのため、経路計算装置1は、入力部11と、経路計算部12と、情報収集部13と、経路格納部14と、経路設定部15とを有する。
情報収集部13は、通信システム20内のツールと連携して、パス計算に必要となるトポロジ等の情報を収集する。ツールとは、例えば、Cisco社が提供するSR-PCE(Segment Routing-Path Computation Engine)というアプリケーションである。SR-PCEは、SNMP(Simple Network Management Protocol)やBGP-LS(Border Gateway Protocol-Link State)を用いて、回線帯域、トポロジ情報等を収集する。
入力部11は、パス計算のための入力パラメータをオペレータから受け付ける。
経路計算部12は、入力部11の入力パラメータおよび情報収集部13のNW情報をもとに、これから通信システム20内に設定する予定のパスを計算して経路格納部14に格納する。
経路設定部15は、通信システム20内のパスの起点となるエッジノードPEに、経路格納部14に格納されたパスを設定する。
図2は、経路計算装置1のハードウェア構成図である。
経路計算装置1は、CPU901と、RAM902と、ROM903と、HDD904と、通信I/F905と、入出力I/F906と、メディアI/F907とを有するコンピュータ900として構成される。
通信I/F905は、外部の通信装置915と接続される。入出力I/F906は、入出力装置916と接続される。メディアI/F907は、記録媒体917からデータを読み書きする。さらに、CPU901は、RAM902に読み込んだプログラム(アプリケーションや、その略のアプリとも呼ばれる)を実行することにより、各処理部を制御する。そして、このプログラムは、通信回線を介して配布したり、CD-ROM等の記録媒体917に記録して配布したりすることも可能である。
図3は、経路計算装置1のメイン処理を示すフローチャートである。
入力部11は、パス計算のための入力パラメータをオペレータから受け付ける(S101)。入力パラメータは、計算されるパスが満たすべきSLA(Service Level Agreement)などの要望を示す情報を含む。入力パラメータは、例えば、以下の情報である。
・1つ以上のTE指標。例えば、第1TE指標=遅延、第2TE指標=ジッタ、第3TE指標=帯域使用率。そして、第1TE指標が1位のパスを初回の基準パスとする。
・各TE指標において満たすべき許容範囲を示す目標値。例えば、遅延(10%)、ジッタ(10%)、帯域使用率(30%)。なお、遅延(10%)とは、基準パスの遅延が10msの場合、11ms以下の(100%+10%以下の)の遅延となるパスが許容範囲内である。
・各TE指標における重み。例えば重みa=1.2が指定された場合、第1TE指標の重み(aの0乗=1)、第2TE指標の重み(aの1乗=1.2)、第3TE指標の重み(aの2乗=1.44)が順に設定される。つまり、第NのTE指標の重みは、aの(N-1)乗である。
・計算する経路数。例えば3つの経路を計算することで、3方向にトラヒックをロードバランスするなど。
経路計算部12は、通信システム20の状態を示すNW(Network)情報の更新があるか否かを判定する(S102)。S102でYesならS103に進み、NoならS104に進む。S103では、情報収集部13は、通信システム20内のツールにNW情報を要求し、その応答として更新されたNW情報を取得する。NW情報は、例えば、以下の情報である。
・トポロジ情報
・メトリック情報
・遅延、ジッタ
・帯域使用率
経路計算部12は、S101の入力パラメータおよびS103のNW情報をもとに、これから通信システム20内に設定する予定のパスを計算して経路格納部14に格納する(S104、詳細は図4)。
経路計算部12は、S104で計算したパスを経路格納部14から読み取り、S101の入力パラメータで指定された条件(1つ以上のTE指標の目標値)に適合するか否かを判定する(S105)。S105でYesならS106に進み、NoならS107に進む。
S106では、経路設定部15は、計算したパスを通信システム20内のパスの起点となるエッジノードPEに設定(インストール)し、処理をS102に戻す。
一方、S107では、今回のS104で計算したパスは採用できないので、次点のパスを計算する必要がある。例えば、第1TE指標の目標値と、第2TE指標の目標値との双方を満たす必要がある旨のSLAが、入力パラメータで指定されたとする。今回の基準パスは、第1TE指標では優先度1位であったが、第2TE指標では目標値を満たしておらず、結果として、指定された条件に適合しない(S105,No)。その場合、次点のパスとして、第1TE指標では優先度2位の新たな基準パスを設定し、再度S104を実行すればよい。
このような次点のパスとなる候補が存在しているうちは(S107,Yes)、経路計算部12は、S104に戻って未計算の新たな基準パスを次々に試せばよい。
しかし、次点のパスとなる候補が存在しないとき(S107,No)、経路計算部12は、今回の入力パラメータに適合するパスが見つからなかった旨をオペレータに通知する(S108)。
図4は、図3のパスの計算処理(S104)の詳細を示すフローチャートである。
以下、図5~図7の各テーブルを参照しつつ、図4に沿ってパスの計算処理(S104)を説明する。
経路計算部12は、S101で与えられた第1TE指標(遅延)に基づき複数のパス生成を行う。このとき、経路計算部12は、第1TE指標に最も適合するパスから順位をつけ、最も順位の高いパスを基準パスとする(S111)。
図5は、第1TE指標(遅延)に着目した各パスの優先度テーブルを示す。優先度テーブル内の数値(1~5)は、パス集合での相対的な順位(1位~5位)である。ここでは、遅延が少ない1位から順に、パスA,B,C,D,Eの順位となるので、1位の基準パスAが設定される。
図6は、第1TE指標~第3TE指標それぞれの各パスの優先度テーブルを示す。
各パスA,B,C,D,Eの第1TE指標における順位(1~5)は、図5で説明した通りである。
図6の優先度テーブルは、第1TE指標に加え、第2TE指標(ジッタ)と、第3TE指標(帯域使用率)と、基準パスから見た冗長度とを示す列が追加される。
図6の優先度テーブルは、基準パスAの優先度を示す行と、他パスB~Eの優先度を示す行とに加え、各TE指標における目標値(基準パスとの許容差分を示す値)の行と、各TE指標における重みの行とが追加される。
目標値の行では、S101の入力パラメータとして、以下が定義されている。
・基準パスAの遅延(例えば10ms)を100%とし、100+10%を超過する(>10%)遅延(例えば13msは130%)の他パスを目標値外とする。
・基準パスAのジッタを100%とし、100+10%を超過する(>10%)ジッタの他パスを目標値外とする。
・基準パスAの帯域使用率を100%とし、100+30%を超過する(>30%)帯域使用率の他パスを目標値外とする。
・基準パスAと他パスとで、通過するルータRが重複する割合を示す冗長度(通過するSIDの共有度)が25%以上の他パスを目標値外とする。例えば、基準パスが経由するルータRが4つあり、他パスが経由するルータRの内の1つのルータRが基準パスにも用いられる場合は、1/4で25%の冗長度となる。冗長度は低いほど基準パスからの独立性が高くなり、信頼性の高いパスである。
重みの行では、S101の入力パラメータとして、重みa=1.2が反映されている。
・第1TE指標には、重みを反映せず、5つのパスの順位の数値をそのまま優先度とする。なお、優先度は数値が小さいほど優先して採用されるパスを示す。
・第2TE指標には、5つのパスの順位の数値に、重みa=1.2を乗算した積を優先度とする。例えば、第2TE指標で2位のパスBは、2[位]×(重みa=1.2)=2.4が優先度である。
・第3TE指標には、5つのパスの順位の数値に、重みaの2乗=1.44を乗算した積を優先度とする。例えば、第3TE指標で3位のパスDは、3[位]×(重みa^2=1.44)=4.32が優先度である。
経路計算部12は、第1TE指標の目標値を外れたパスを除外する(S112)。図6では、基準パスAの遅延(=10ms)から110%(>10%)を超過する遅延の他パスは無いので、除外は行われない(図6の優先度のセルに「×」は記入されない)。
経路計算部12は、S101で複数の(追加の)TE指標が与えられた場合(S113,Yes)、次のTE指標(=ジッタ)を第2TE指標とし、第2TE指標の順位に基づく他パスの優先度を設定する(S114)。なお、第2TE指標以降の優先度は、順位に重みづけを行った値とする。そして、経路計算部12は、基準パスAの第2TE指標を100%とし、そこから目標値を外れたパスを除外する(S115)。
なお、図6では、ジッタの順位は、2位(パスC)、3位(パスD)、4位(パスB)、5位(パスE)となる。そして、5位(パスE)のジッタは、基準パスAのジッタから110%(>10%)を超過するので、除外される(優先度「×」)。
経路計算部12は、第3TE指標(帯域使用率)以降についても同様の処理を行う(S113~S115)。
図6では、帯域使用率の順位は、1位(パスB)、2位(パスD)、3位(パスC)となる。そして、1~3位の各帯域使用率は、基準パスAの帯域使用率から130%(>30%)を超過しないので、除外は行われない(優先度「×」は記入されない)。なお、パスEは、前回のジッタですでに除外されたので、帯域使用率でも除外される(優先度「-」)。
経路計算部12は、入力されたすべてのTE指標で優先度を計算し終えた場合(S113,No)、基準パスと他パスとの冗長度に基づく優先度付けを行う(S121)。
経路計算部12は、設定した冗長度の目標値を外れたパスを除外する(S122)。目標値を外れたパスの除外方法については、対象パスを削除する他、著しく優先度を下げるなどの方法が考えられる。
図6では、冗長度が低い順に、1位(パスE)、2位(パスC)、3位(パスD)、4位(パスB)となる。1位(パスE)はジッタですでに除外されたので、冗長度でも除外される。4位(パスB)は、基準パスAとの冗長度が25%を超過してしまったので、S122で除外されてしまう。
経路計算部12は、算出した優先度の合計をパスごとに計算し、優先度の合計が小さい順に入力パラメータで指定された経路数(例えば3つの経路)を有効なパスとして選択する(S123)。経路計算部12は、S123の有効なパスを経路格納部14に格納する(S131)。
図7は、図6の優先度テーブルから優先度の合計を計算した結果である。
・基準パスAは、第1TE指標の1[位]がそのまま合計値となる。
・パスCは、3+2.4+5.76+2=13.16が合計値となる。
・パスDは、4+3.6+4.32+3=14.92が合計値となる。
よって、合計値が小さい順に、基準パスA、パスC、パスDの合計3つのパスが、有効なパスとして選択される(S123)。なお、第2TE指標で悪い順位のパスよりも、第3TE指標で悪い順位のパスのほうが、大きい重みが乗算されるので合計値も大きくなり、選ばれにくくなる。
これにより、各TE指標の順位を単純に合計しても同点になる場合でも、重みづけした優先度を合計すると同点にはならなくなり、有効なパスを一意に決定できる。
[効果]
本発明の経路計算装置1は、通信システム20に設定するパスを選択するための指標を含む入力パラメータを受け付ける入力部11と、
指標をもとに基準パスを選択するとともに、基準パスとは別の経路を通過する1つ以上の他パスについて、基準パスが通過するルータRを共有する度合いが低いほど優先的に選択する経路計算部12と、
経路計算部12が選択した基準パスおよび他パスを、通信システム20に設定する経路設定部15とを有することを特徴とする。
これにより、TE指標を用いたパス生成の利点を生かしつつ、複数経路への冗長度を考慮した信頼性の高いパスを生成できる。よって、例えばSRで複数のパスによりロードバランスを行う場合においても、信頼性の高い経路で分散できる。
本発明の経路計算装置1は、入力部11が、入力パラメータとして、複数の前記指標と、各指標の許容範囲とを受け付け、
経路計算部12が、他パスのうちの各指標の許容範囲を満たさないパスを除外することを特徴とする。
これにより、複数のTE指標を経路選択に活用することで、複雑なユースケースに対応できる。
本発明の経路計算装置1は、経路計算部12が、基準パスが各指標の許容範囲を満たさないときには、基準パスを変更することを特徴とする。
これにより、基準パスを選択したときに使用した指標とは別の指標で、所望の水準を満たさない基準パスを適切に除外できる。
本発明の経路計算装置1は、経路計算部12が、各指標における他パスの順位と、各指標において互いに異なる重みづけ値とをもとに、各指標における他パスの優先度を計算し、計算した優先度をもとに、他パスを選択するときの優先順位を決定することを特徴とする。
これにより、指標が3つ以上指定されたときでも、他パスの優先順位が同点にならずに済む。
1 経路計算装置
11 入力部
12 経路計算部
13 情報収集部
14 経路格納部
15 経路設定部
20 通信システム

Claims (5)

  1. 通信システムに設定するパスを選択するためのパス単体を評価可能な複数の指標と、各指標の許容範囲とを含む入力パラメータを受け付ける入力部と、
    前記指標をもとに基準パスを選択するとともに、前記基準パスとは別の経路を通過する1つ以上の他パスについて、前記他パスのうちの各指標の許容範囲を満たさないパスを除外した後、前記基準パスが通過するノードを別の経路として共有する度合いが低いほど、優先的に他パスを選択する経路計算部と、
    前記経路計算部が選択した前記基準パスおよび前記他パスを、前記通信システムに設定する経路設定部とを有することを特徴とする
    経路計算装置。
  2. 前記経路計算部は、前記基準パスが各指標の許容範囲を満たさないときには、前記基準パスを変更することを特徴とする
    請求項1に記載の経路計算装置。
  3. 前記経路計算部は、各指標における前記他パスの順位と、各指標において互いに異なる重みづけ値とをもとに、各指標における前記他パスの優先度を計算し、計算した優先度をもとに、前記他パスを選択するときの優先順位を決定することを特徴とする
    請求項1に記載の経路計算装置。
  4. 経路計算装置は、入力部と、経路計算部と、経路設定部とを有しており、
    前記入力部は、通信システムに設定するパスを選択するためのパス単体を評価可能な複数の指標と、各指標の許容範囲とを含む入力パラメータを受け付け、
    前記経路計算部は、前記指標をもとに基準パスを選択するとともに、前記基準パスとは別の経路を通過する1つ以上の他パスについて、前記他パスのうちの各指標の許容範囲を満たさないパスを除外した後、前記基準パスが通過するノードを別の経路として共有する度合いが低いほど、優先的に他パスを選択し、
    前記経路設定部は、前記経路計算部が選択した前記基準パスおよび前記他パスを、前記通信システムに設定することを特徴とする
    経路計算方法。
  5. コンピュータを、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の経路計算装置として機能させるための経路計算プログラム。
JP2022548329A 2020-09-11 2020-09-11 経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラム Active JP7521585B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/034394 WO2022054217A1 (ja) 2020-09-11 2020-09-11 経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022054217A1 JPWO2022054217A1 (ja) 2022-03-17
JP7521585B2 true JP7521585B2 (ja) 2024-07-24

Family

ID=80632263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022548329A Active JP7521585B2 (ja) 2020-09-11 2020-09-11 経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230379238A1 (ja)
JP (1) JP7521585B2 (ja)
WO (1) WO2022054217A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239426A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Univ Of Tokyo 経路探索方法およびシステム
WO2017179534A1 (ja) 2016-04-15 2017-10-19 日本電気株式会社 光ネットワーク制御装置および光パス設定方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100703499B1 (ko) * 2000-12-09 2007-04-03 삼성전자주식회사 다중 프로토콜 레이블 교환 시스템에서 트래픽 엔지니어링기능을 구현하기 위한 데이터구조 및 구축 방법
US8312145B2 (en) * 2003-12-22 2012-11-13 Rockstar Consortium US L.P. Traffic engineering and bandwidth management of bundled links
US9794123B2 (en) * 2013-02-01 2017-10-17 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Highly reliable path accommodation design apparatus and method
JP6805195B2 (ja) * 2018-02-16 2020-12-23 日本電信電話株式会社 ルート算出方法、ルート算出装置及びプログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239426A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Univ Of Tokyo 経路探索方法およびシステム
WO2017179534A1 (ja) 2016-04-15 2017-10-19 日本電気株式会社 光ネットワーク制御装置および光パス設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20230379238A1 (en) 2023-11-23
JPWO2022054217A1 (ja) 2022-03-17
WO2022054217A1 (ja) 2022-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101406878B1 (ko) 네트워크 시스템 및 라우팅 방법
TW535068B (en) Method and system for optimizing routing through multiple available internet route providers
JP3546764B2 (ja) ネットワークに備えられた負荷分散サーバ及び負荷分散サーバを備えるノード
US6363319B1 (en) Constraint-based route selection using biased cost
US7864751B2 (en) Traffic engineering method, system and computer program product for managing traffic over dynamic networks during both normal and unexpected traffic scenarios
US8155126B1 (en) Method and apparatus for inferring network paths
US6744727B2 (en) Apparatus and method for spare capacity allocation
GB2412033A (en) Traffic flow determination in communications networks
Kashyap et al. Routing and traffic engineering in hybrid RF/FSO networks
US20090259769A1 (en) Dynamic Component Placement in an Event-Driven Component-Oriented Network Data Processing System
US7835286B2 (en) Dynamic multi-objective grid resources access
JP7521585B2 (ja) 経路計算装置、経路計算方法、および、経路計算プログラム
JP4271665B2 (ja) オーバレイネットワーク対応ルーチング方法およびオーバレイノード
JP4749392B2 (ja) オーバーレイネットワークにおける通信経路決定方法とオーバーレイノードおよびオーバーレイネットワークとプログラム
KR100772524B1 (ko) 망 관리 시스템에서 레이블 교환 경로 선정 장치 및 방법
JP4845858B2 (ja) 網トポロジ・リンク容量設計処理方法とシステムおよびプログラム
JP5212503B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、および、通信制御プログラム
JP2010199882A (ja) 通信システム、経路計算装置、経路計算方法及びプログラム
Girão-Silva et al. A network-wide exact optimization approach for multiobjective routing with path protection in multiservice multiprotocol label switching networks
EP2237494A1 (en) Routing traffic in a communications network
Salles et al. Efficient routing heuristics for Internet traffic engineering
CN109151621B (zh) 基于分层pce与双矩阵博弈的多域光网络静态组播保护方法
Sousa et al. A framework for improving routing configurations using multi-objective optimization mechanisms
JP7100967B2 (ja) ネットワーク制御装置、通信システム、ネットワーク制御方法、及びプログラム
JP2006174156A (ja) ネットワーク輻輳規模判定方法及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240311

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7521585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150