JP7514438B2 - 二軸配向ポリエステルフィルム、積層体、および包装容器 - Google Patents
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Description
[1]
ケミカルリサイクルポリエステルを含み、
固有粘度が0.50dl/g以上0.70dl/g以下であり、
融点が251℃以上である、
二軸配向ポリエステルフィルム。
ここで、「ケミカルリサイクルポリエステル」とは、使用済みポリエステル製品に含まれるポリエステルをモノマーレベルまで分解したうえで、再度重合して得られるポリエステルである。
前記二軸配向ポリエステルフィルム中の全ジカルボン酸成分のモル数を100モル%としたとき、イソフタル酸成分のモル数は0.1モル%以上3.0モル%以下である、[1]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
二軸配向ポリエステルフィルムにシーラント層を設けた場合、二軸配向ポリエステルフィルムとシーラント層とのはく離強度を向上することができる。いっぽう、イソフタル酸成分のモル数が3.0モル%以下であることによって、結晶性が過度に低下することを防止でき、したがって耐熱性や機械的性質(具体的には、引張強さや突刺し強さ)が過度に低下することを防止できる。
前記二軸配向ポリエステルフィルムの突刺し強さが0.50N/μm以上である、[1]または[2]に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
前記ケミカルリサイクルポリエステルの含有量が20質量%以上である、[1]~[3]のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
[1]~[4]のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムと、
シーラント層とを含む、
積層体。
印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記印刷層、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記シーラント層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
[5]に記載の積層体。
ここで、「前記印刷層、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記シーラント層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる」は、印刷層および二軸配向ポリエステルフィルムの間や、二軸配向ポリエステルフィルムおよびシーラント層の間に、他の層が存在することを許容する表現である。
印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記印刷層、前記シーラント層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
[5]に記載の積層体。
ここで、「前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記印刷層、前記シーラント層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる」は、二軸配向ポリエステルフィルムおよび印刷層の間や、印刷層およびシーラント層の間に、他の層が存在することを許容する表現である。
[1]~[4]のいずれかに記載の二軸配向ポリエステルフィルムと、
粘着層とを含む、
積層体。
印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記印刷層、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記粘着層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
[8]に記載の積層体。
ここで、「前記印刷層、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記粘着層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる」は、印刷層および二軸配向ポリエステルフィルムの間や、二軸配向ポリエステルフィルムおよび粘着層の間に、他の層が存在することを許容する表現である。
印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記印刷層、前記粘着層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
[8]に記載の積層体。
ここで、「前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記印刷層、前記粘着層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる」は、二軸配向ポリエステルフィルムおよび印刷層の間や、印刷層および粘着層の間に、他の層が存在することを許容する表現である。
[5]~[10]のいずれかに記載の積層体を含む、包装容器。
以下、本発明の実施形態について説明する。
なお、以下では、ポリエチレンテレフタレートをペットやPETと言うことがある。すなわち、これらを同義語として用いる。
Machine Direction(以下、「MD」と言う。)を長手方向と言うことがある。すなわち、MDと長手方向とを同義語として用いる。
Transverse Direction(以下、「TD」と言う。)を幅方向と言うことがある。すなわち、TDと幅方向とを同義語として用いる。
本発明の実施形態を説明するに当たり、「第一層81、第二層82、第三層83は、二軸配向ポリエステルフィルム8の厚み方向でこの順に並んでいる」といった表現をすることがある。この表現は、第一層81および第二層82の間や、第二層82および第三層83の間に、他の層が存在することを許容する。複数の層が「この順に並んでいる」という記載を含む他の表現(つまり類似の表現)も、同様である。
図1に示すように、本実施形態の二軸配向ポリエステルフィルム8はフィルム状をなす。
ペットボトルベールを粉砕機に投入し、湿式粉砕する。湿式粉砕では、洗浄水(たとえば、必要に応じて洗剤が添加された水道水や地下水)中のペットボトルベールを粉砕することができる。なお、洗浄水は常温であってもよく、温められていてもよい。
ペットボトルのフレークとともに洗浄水を粉砕機から排出し、比重分離おこなって、異物(たとえば、金属、石、ガラス、砂)を除去する。
次いで、フレークをイオン交換水ですすぎ、必要に応じて遠心脱水をおこなう。
フレークを溶融させたうえで、触媒や、過剰のエチレングリコールを加え、加熱する(つまり解重合をおこなう)。これによって、フレークを構成するポリエチレンテレフタレートを解重合することができ、その結果、エチレングリコールにBHETが溶解した解重合液を得ることができる。なお、フレークは、水分を含む状態(たとえば、遠心脱水後の水分を含む状態)で溶融させることが好ましい。
解重合液に浮遊したり沈殿する異物(たとえば異種プラスチック、金属、ガラス)を除去する。なお、解重合液中の環状オリゴマーの融点はポリエチレンテレフタレートよりも高いため、ろ過によって環状オリゴマーのような低分子量成分を除去することもできる。
解重合液を活性炭に通し(すなわち通液し)、さらにイオン交換樹脂に通す。解重合液を活性炭に通すことによって、着色成分(たとえば、顔料、染料、有機物が熱劣化することによって生成した化合物)を除去することができる。解重合液をイオン交換樹脂に通すことによって、触媒(たとえば、重合触媒、解重合触媒)や、金属イオンを除去することができる。
次いで、解重合液を冷却し、BHETを析出させたうえで、BHETとエチレングリコールとを固液分離する。
BHETに残存するエチレングリコールを除去するために(つまりBHETを濃縮するために)、真空蒸発をおこなう。
濃縮されたBHETについて分子蒸留をおこなう。
このような手順で、高純度のBHETを得ることができる。なお、ここでは、BHETとエチレングリコールとを固液分離したうえで真空蒸発をおこなう、という操作を説明したものの、この操作に代えて、解重合液からエチレングリコールを留出してもよい。
ここで、アルカリ土類金属化合物の含有量は、ケミカルリサイクルポリエステルの質量に対する、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量(つまり、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量/ケミカルリサイクルポリエステルの質量)である。
なお、ケミカルリサイクルポリエステルは、このような好適なアルカリ土類金属化合物含有量を満たす一種、または二種以上を含んでいてもよい。
ここで、リン化合物の含有量は、ケミカルリサイクルポリエステルの質量に対する、リン原子基準でのリン化合物の質量(つまり、リン原子基準でのリン化合物の質量/ケミカルリサイクルポリエステルの質量)である。
なお、ケミカルリサイクルポリエステルは、このような好適なリン化合物含有量を満たす一種、または二種以上を含んでいてもよい。
ここで、アルカリ土類金属化合物の含有量は、化石燃料由来ポリエステルの質量に対する、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量(つまり、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量/化石燃料由来ポリエステルの質量)である。
なお、化石燃料由来ポリエステルは、このような好適なアルカリ土類金属化合物含有量を満たす一種、または二種以上を含んでいてもよい。
ここで、リン化合物の含有量は、化石燃料由来ポリエステルの質量に対する、リン原子基準でのリン化合物の質量(つまり、リン原子基準でのリン化合物の質量/化石燃料由来ポリエステルの質量)である。
なお、化石燃料由来ポリエステルは、このような好適なリン化合物含有量を満たす一種、または二種以上を含んでいてもよい。
ここで、粒子の含有量は、二軸配向ポリエステルフィルム8の質量に対する、粒子の質量(つまり、粒子の質量/二軸配向ポリエステルフィルム8の質量)である。
この面積割合が5.5%以下であることによって、二軸配向ポリエステルフィルム8にシーラント層を形成した場合、二軸配向ポリエステルフィルム8とシーラント層とのはく離強度を向上することもできる。これは、塑性成分として作用し得る低分子量成分によるはく離強度の低下を抑制できるためである、と考えられる。
この面積割合は、5.4%以下であってもよく、5.3%以下であってもよく、5.2%以下であってもよく、5.1%以下であってもよく、5.0%以下であってもよい。
1.9%以上であることによって、すなわち、低分子量成分の含有量の下限が設けられることによって、可塑剤のように働くことが可能な低分子量成分の含有量を確保することができる。
1.9%以上であることによって、二軸配向ポリエステルフィルム8に含まれるポリエステルの分子量をある程度以下に制限することもできる。これについて説明する。低分子量成分は、重合過程でポリエステルに取り込まれるため、ポリエステルの分子量が大きいほど低分子量成分が少なく、ポリエステルの分子量が小さいほど低分子量成分が多くなる傾向がある。本実施形態によれば、分子量1000以下の領域の面積割合が1.9%以上であるため、つまり、低分子量成分がある程度以上存在するため、二軸配向ポリエステルフィルム8に含まれるポリエステルの分子量をある程度以下に制限することができる。
したがって、二軸配向ポリエステルフィルム8製造過程における延伸時の応力(つまり延伸応力)が過度に大きくなることをいっそう防止でき、その結果、延伸時に生じ得るフィルムの破断をいっそう抑制または低減することができる。
この面積割合は、2.0%以上であってもよく、2.2%以上であってもよく、2.4%以上であってもよく、2.6%以上であってもよく、2.8%以上であってもよく、3.0%以上であってもよい。
結晶化速度は、ポリエステルの分子量が小さいほど速くなるため、二軸配向ポリエステルフィルム8の表面結晶化度は、二軸配向ポリエステルフィルム8に含まれるポリエステルの分子量が低いほど高くなる。
表面結晶化度が1.10以上であると、二軸配向ポリエステルフィルム8に含まれるポリエステルの分子量をある程度以下に制限できるだけでなく、可塑剤のように働くことが可能な低分子量成分の量をある程度以上に制限することができる。したがって、二軸配向ポリエステルフィルム8製造過程における延伸時の応力(つまり延伸応力)が過度に大きくなることをいっそう防止でき、その結果、延伸時に生じ得るフィルムの破断を、いっそう抑制または低減することができる。
ATR-IR測定は、以下の条件でおこなわれる。
FT-IR:Bio Rad DIGILAB社製 FTS-60A/896
1回反射ATRアタッチメント:golden gate MKII(SPECAC製)
内部反射エレメント:ダイヤモンド
入射角:45°
分解能:4cm-1
積算回数:128回
ここで、アルカリ土類金属化合物の含有量は、二軸配向ポリエステルフィルム8の質量に対する、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量(つまり、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量/二軸配向ポリエステルフィルム8の質量)である。
ここで、リン化合物の含有量は、二軸配向ポリエステルフィルム8の質量に対する、リン原子基準でのリン化合物の質量(つまり、リン原子基準でのリン化合物の質量/二軸配向ポリエステルフィルム8の質量)である。
ここで、粒子の含有量は、第一層81の質量に対する、粒子の質量(つまり、粒子の質量/第一層81の質量)である。
ここで、粒子の含有量は、第二層82の質量に対する、粒子の質量(つまり、粒子の質量/第二層82の質量)である。
一つ目の組成パターン(以下、「組成パターンA」とも言う。)として、第一層81がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第二層82がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第三層83がケミカルリサイクルポリエステルを含む、というパターンを挙げることができる。組成パターンAによれば、不純物が少ないケミカルリサイクルポリエステルが、二軸配向ポリエステルフィルム8の両表層を構成するため、二軸配向ポリエステルフィルム8中の欠点を低減することができる。組成パターンAにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明は、上述の説明(すなわち第一層81や第二層82、第三層83の説明)と重複するため省略する。よって、上述の説明は、組成パターンAにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明としても扱うことができる。よって、第一層81が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよく、第二層82が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよく、第三層83がケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよい。
二つ目の組成パターン(以下、「組成パターンB」とも言う。)として、第一層81がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第二層82も第三層83もケミカルリサイクルポリエステルを含まない、というパターンを挙げることができる。組成パターンBによれば、不純物が少ないケミカルリサイクルポリエステルが、二軸配向ポリエステルフィルム8の表層を構成するため、二軸配向ポリエステルフィルム8中の欠点を低減することができる。組成パターンBにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明は、上述の説明(すなわち第一層81や第二層82、第三層83の説明)と重複するため省略する。よって、上述の説明は、組成パターンBにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明としても扱うことができる。よって、第一層81が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよい。
なお、組成パターンBにおいて、第二層82および/または第三層83がメカニカルリサイクルポリエステルを含むことが好ましい。これによれば、リサイクル原料比率をいっそう高めることができる。つまり、環境負荷をいっそう軽減することができる。
三つ目の組成パターン(以下、「組成パターンC」とも言う。)として、第二層82がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第一層81も第三層83もケミカルリサイクルポリエステルを含まない、というパターンを挙げることができる。組成パターンCにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明は、上述の説明(すなわち第一層81や第二層82、第三層83の説明)と重複するため省略する。よって、上述の説明は、組成パターンCおける第一層81や第二層82、第三層83の説明としても扱うことができる。よって、第二層82が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよい。
なお、組成パターンCにおいて、第一層81および/または第三層83がメカニカルリサイクルポリエステルを含むことが好ましい。これによれば、リサイクル原料比率をいっそう高めることができる。つまり、環境負荷をいっそう軽減することができる。
四つ目の組成パターン(以下、「組成パターンD」とも言う。)として、第一層81がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第二層82がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第三層83がケミカルリサイクルポリエステルを含まない、というパターンを挙げることができる。組成パターンDによれば、不純物が少ないケミカルリサイクルポリエステルが、二軸配向ポリエステルフィルム8の表層を構成するため、二軸配向ポリエステルフィルム8中の欠点を低減することができる。組成パターンDにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明は、上述の説明(すなわち第一層81や第二層82、第三層83の説明)と重複するため省略する。よって、上述の説明は、組成パターンDおける第一層81や第二層82、第三層83の説明としても扱うことができる。よって、第一層81が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよく、第二層82が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよい。
なお、組成パターンDにおいて、第三層83がメカニカルリサイクルポリエステルを含むことが好ましい。これによれば、リサイクル原料比率をいっそう高めることができる。つまり、環境負荷をいっそう軽減することができる。
五つ目の組成パターン(以下、「組成パターンE」とも言う。)として、第一層81がケミカルリサイクルポリエステルを含み、第二層82がケミカルリサイクルポリエステル含まず、第三層83がケミカルリサイクルポリエステルを含む、というパターンを挙げることができる。組成パターンEによれば、不純物が少ないケミカルリサイクルポリエステルが、二軸配向ポリエステルフィルム8の両表層を構成するため、二軸配向ポリエステルフィルム8中の欠点を低減することができる。組成パターンEにおける第一層81や第二層82、第三層83の説明は、上述の説明(すなわち第一層81や第二層82、第三層83の説明)と重複するため省略する。よって、上述の説明は、組成パターンEおける第一層81や第二層82、第三層83の説明としても扱うことができる。よって、第一層81が、ケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよく、第三層83がケミカルリサイクルポリエステル以外のポリエステルを含んでいてもよい。
なお、組成パターンEにおいて、第二層82がメカニカルリサイクルポリエステルを含むことが好ましい。これによれば、リサイクル原料比率をいっそう高めることができる。つまり、環境負荷をいっそう軽減することができる。
ここで、粒子の含有量は、粒子含有マスターバッチの質量に対する、粒子の質量(つまり、粒子の質量/粒子含有マスターバッチの質量)である。
ここで、アルカリ土類金属化合物の含有量は、MPマスターバッチの質量に対する、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量(つまり、アルカリ土類金属原子基準でのアルカリ土類金属化合物の質量/MPマスターバッチの質量)である。
ここで、リン化合物の含有量は、MPマスターバッチの質量に対する、リン原子基準でのリン化合物の質量(つまり、リン原子基準でのリン化合物の質量/MPマスターバッチの質量)である。
図2に示すように、一実施形態において、積層体9は、二軸配向ポリエステルフィルム8とシーラント層21とを含む。積層体9がシーラント層21を含むため、積層体9を含む製品(たとえば包装容器)をヒートシールによって製造することができる。
式1 R1 nM(OR2)m
R1は、炭素数1~8の有機基を表す。R2は、炭素数1~8の有機基を表す。Mは金属原子を表す。nは0以上の整数を表す。mは1以上の整数を表す。n+mは、Mの原子価を表す。
なお、式1において、R1が複数ある場合、複数のR1はそれぞれ独立していることができる。式1において、R2が複数ある場合、複数のR2はそれぞれ独立していることができる。
なお、二軸配向ポリエステルフィルム8が、支持体としての役割を担う場合、他の層(たとえば、樹脂フィルム、紙層)が、基材としての役割を担うことができる。
基材層51と、シーラント層21または粘着層とを含み、
基材層51が二軸配向ポリエステルフィルム8を含む、という構成であり得る。
基材層51と、中間層61と、シーラント層21または粘着層とを含み、
中間層61が二軸配向ポリエステルフィルム8を含む、という構成でもあり得る。
それに先立ち、略語の意味を、次に示す。
CRF 二軸配向ポリエステルフィルム8
PET ポリエチレンテレフタレート
ONY 延伸ナイロン
OPP 延伸ポリプロピレン
CPP 未延伸ポリプロピレン
PVC ポリ塩化ビニル
PE ポリエチレン
PEF ポリエチレンフィルム
Al アルミニウム
MO 金属酸化物
MOR 金属アルコキシド
(1)基材層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(2)基材層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(3)基材層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(4)基材層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(5)基材層(CRF)/粘着層
(6)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(7)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/ヒートシール層(PE)
(8)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(9)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(10)基材層(CRF)/無機薄膜層(Al)/粘着層
(11)基材層(CRF)/無機薄膜層(Al)/ヒートシール層(PE)
(12)基材層(CRF)/無機薄膜層(Al)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(1)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(2)基材層(CRF)/印刷層/ヒートシール層(PE)
(3)基材層(CRF)/印刷層/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(4)基材層(CRF)/印刷層/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(5)基材層(CRF)/印刷層/粘着層
(6)印刷層/基材層(CRF)/無機薄膜層(Al)/粘着層
(7)印刷層/基材層(CRF)/無機薄膜層(Al)/ヒートシール層(PE)
(8)印刷層/基材層(CRF)/無機薄膜層(Al)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(1)基材層(CRF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(2)基材層(CRF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(3)基材層(CRF)/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(4)基材層(CRF)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(5)基材層(CRF)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(6)基材層(CRF)/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(7)基材層(CRF)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(8)基材層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/金属箔(Al)/ヒートシール層(PE)
(9)基材層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/金属箔(Al)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(10)基材層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(11)基材層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/金属箔(Al)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(12)基材層(CRF)/接着剤層/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(13)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(14)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(15)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(16)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(17)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(18)基材層(CRF)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(19)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/基材層(CRF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(20)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/基材層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(21)ヒートシール層(PE)/基材層(CRF)/接着剤層/支持体層(PEF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(22)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/基材層(CRF)/接着剤層/支持体層(PEF)/接着剤層/支持体層(PET)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(23)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/基材層(CRF)/接着剤層/支持体層(PEF)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(1)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(2)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(3)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(4)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(5)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(6)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(7)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/支持体層(ONY)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(8)基材層(CRF)/印刷層/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/金属箔(Al)/ヒートシール層(PE)
(9)基材層(CRF)/印刷層/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/金属箔(Al)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(10)基材層(CRF)/印刷層/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/無機薄膜層(Al)/支持体層(PET)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(11)基材層(CRF)/印刷層/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/金属箔(Al)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(12)基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(13)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(14)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(15)ヒートシール層(PE)/基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/支持体層(PEF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(16)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/支持体層(PEF)/接着剤層/支持体層(PET)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(17)ヒートシール層(PEF)/接着剤層/基材層(CRF)/印刷層/接着剤層/支持体層(PEF)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(PET)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(1)基材層(紙)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PVC)
(2)基材層(ONY)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(3)基材層(PET)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(4)基材層(紙)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(5)基材層(OPP)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(6)基材層(ONY)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(7)基材層(PET)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(8)基材層(OPP)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(9)基材層(PET)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(10)ヒートシール層(PE)/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/アンカーコート層/金属箔(Al)/接着剤層/支持体層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(11)基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(12)基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(13)基材層(OPP)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(OPP)
(14)基材層(PET)/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(15)基材層(ONY)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/無機薄膜層(Al)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(16)基材層(紙)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(17)基材層(OPP)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(18)基材層(PET)/無機薄膜層(MO)/保護層(MOR)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(19)基材層(ONY)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(20)基材層(PET)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(21)基材層(OPP)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(22)基材層(PET)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(23)基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(24)基材層(OPP)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(OPP)
(25)基材層(PET)/接着剤層/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(26)基材層(PET)/接着剤層/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(27)ヒートシール層(PE)/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(28)ヒートシール層(PE)/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(29)ヒートシール層(PE)/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(1)印刷層/基材層(紙)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PVC)
(2)基材層(ONY)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/金属箔(Al)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(3)印刷層/基材層(紙)/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(4)基材層(OPP)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(5)基材層(ONY)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(6)基材層(PET)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(7)基材層(OPP)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(8)ヒートシール層(PE)/印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/アンカーコート層/金属箔(Al)/接着剤層/支持体層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(9)印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(10)印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(11)基材層(OPP)/接着剤層/支持体層(CRF)/印刷層/接着剤層/ヒートシール層(OPP)
(12)基材層(PET)/印刷層/接着剤層/無機薄膜層(Al)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(13)基材層(ONY)/印刷層/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/無機薄膜層(Al)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/接着樹脂層(PE)/ヒートシール層(PEF)
(14)印刷層/基材層(紙)/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(15)基材層(OPP)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(16)基材層(ONY)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(17)基材層(PET)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)/ホットメルト層(ホットメルト接着剤)
(18)基材層(OPP)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(19)基材層(PET)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(CPP)
(20)印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(21)印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(22)基材層(OPP)/印刷層/接着剤層/保護層(MOR)/無機薄膜層(MO)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(OPP)
(23)基材層(PET)/接着剤層/印刷層/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(24)基材層(PET)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(25)基材層(PET)/接着剤層/印刷層/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(26)基材層(PET)/印刷層/接着剤層/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
(27)ヒートシール層(PE)/印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/接着剤層/ヒートシール層(PEF)
(28)ヒートシール層(PE)/印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/ヒートシール層(PE)
(29)ヒートシール層(PE)/印刷層/基材層(紙)/接着樹脂層(PE)/支持体層(CRF)/アンカーコート層/ヒートシール層(PE)
本実施形態の包装容器は積層体9を含む。すなわち、本実施形態の包装容器は積層体9を用いて作製することができる。ここで、「包装容器は積層体9を含む」とは、包装容器が、複数の部材で構成される場合、少なくとも一つの部材が積層体9を含むことを意味する。包装容器として、たとえば、包装袋(すなわちパウチ)、蓋材、ラミネートチューブ、紙容器、紙カップを挙げることができる(たとえば特許第6984717号公報参照)。包装容器は、食品包装容器であってもよく、非食品用の包装容器であってもよい。つまり、内容品は食品であってもよく、非食品であってもよい。なかでも、包装容器は、食品包装容器であることが好ましい。
上述の実施形態には、種々の変更を加えることができる。たとえば、以下の変形例から、一つまたは複数を選択して、上述の実施形態に変更を加えることができる。
(固有粘度)
試料(具体的には、原料ポリエステルおよび二軸配向ポリエステルフィルム)0.2gをフェノール/1,1,2,2-テトラクロルエタン(60/40(質量比))の混合溶媒50ml中に溶解したうえで、30℃でオストワルド粘度計を用いて固有粘度(IV)を測定した。なお、固有粘度の単位はdl/gである。
クロロホルムD(ユーリソップ社製)およびトリフルオロ酢酸-D1(ユーリソップ社製)を10:1(体積比)で混合した溶媒に試料(具体的には、原料ポリエステルおよび二軸配向ポリエステルフィルム)を溶解させた。この試料溶液について、核磁気共鳴(NMR)分光計(「GEMINI-200」Varian社製)を用いて、温度23℃、積算回数64回の測定条件でプロトンのNMRを測定した。このNMR測定では、所定のプロトンのピーク強度を算出したうえで、酸成分100モル%中のテレフタル酸成分およびイソフタル酸成分の含有率(モル%)を算出した。
試料(具体的には、原料ポリエステルおよび二軸配向ポリエステルフィルム)を白金ルツボにて灰化分解したうえで、6モル/L塩酸を加え、蒸発乾固した。これを1.2モル/L塩酸で溶解したうえで、誘導結合プラズマ(ICP)発光分析装置(株式会社島津製作所製「ICPS-2000」)でマグネシウムを定量した。
試料(具体的には、原料ポリエステルおよび二軸配向ポリエステルフィルム)を炭酸ソーダ共存下において乾式灰化分解する方法、または、硫酸・硝酸・過塩素酸系および硫酸・過酸化水素水系のどちらかで湿式分解する方法によってリンを正リン酸とした。次いで、1モル/L硫酸溶液中においてモリブデン酸塩を反応させてリンモリブデン酸とし、これを硫酸ヒドラジンで還元して生ずるヘテロポリ青の830nmの吸光度を吸光光度計(株式会社島津製作所製「UV-150-02」)で測定した(つまり比色定量をおこなった)。
試料(具体的には、原料ポリエステルおよび二軸配向ポリエステルフィルム)を285℃で溶融したうえで、これに一対の電極板を挿入し、120Vの電圧を印加した。その際の電流を測定し、下記式に基づいて溶融比抵抗Si(Ω・cm)を算出した。
Si=(A/I)×(V/io)
ここで、Aは、電極の面積(cm2)であり、Iは、電極間距離(cm)であり、Vは電圧(V)であり、ioは電流(A)である。
試料(具体的には、原料ポリエステルおよび二軸配向ポリエステルフィルム)10gを30mLバイアル瓶に入れたうえで秤量した。このバイアル瓶内に、クロロホルム/HFIP=98/2(体積比)の混合液を加えたうえで12時間静置することによって試料を溶解させた。次いで、これを、クロロホルム/ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)=98/2(体積比)で希釈し、0.1%溶液に調製した。0.1%溶液を、0.45μmのフィルター(GLサイエンス社製 GLクロマトディスク非水系Nタイプ 13N)でろ過した。ろ液について、以下の条件で、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)測定をおこなった。
使用カラム:東ソー株式会社製、TSKgel SuperHM-H×2、およびTSKgel SuperH2000
カラム温度:40℃
移動相:クロロホルム/HFIP=98/2(体積比)
流量:0.6mL/min
注入量:20μL
検出:254nm(紫外可視検出器)
分子量較正:単分散ポリスチレン(東ソー株式会社製)
装置:東ソー株式会社製 HLC-8300GPC
GPC測定によって得られた分子量分布曲線において、分子量1000以下の領域の面積割合を求めた。
なお、通常、GPC解析では、検量線の圏外は、GPC解析の算出範囲から外すことが一般的であるものの、このたびの解析においては、分子量1000以下の領域の面積割合をより正確に求めるために、検量線の圏内だけでなく検量線の圏外も含めてGPCクロマトグラム面積(すなわち全ピーク面積)を算出した。
二軸配向ポリエステルフィルムの厚みを、JIS K7130-1999 A法に準拠しダイアルゲージを用いて測定した。
試料(具体的には二軸配向ポリエステルフィルム)5mgについて示差走査熱量計(株式会社島津製作所製「DSC60」)を用いて、25℃から320℃に10℃/minで昇温し、融解に伴う吸熱曲線のメインピークトップ温度を融点として求めた。
二軸配向ポリエステルフィルムから、15mm幅、100mm長の試験片を切り出した。JIS K 7127に準拠し、引張試験機(株式会社島津製作所製「オートグラフAG-I」)を用いて、標線間距離50mm、引張速度200mm/minで、この試験片を引っ張った。これによって得られた応力/ひずみ曲線から試験片の引張強さ、すなわち引張破断強度を算出した。この手順で、MD(すなわち0°方向)、45°方向、TD(すなわち90°方向)、および135°方向の引張強さを求めた。
二軸配向ポリエステルフィルムから、幅10mm、長さ250mmの試験片を切り出した。この試験片の長さ方向に200mm間隔で一対の印(すなわちの一対の標線)を付け、5gfの張力下で標線間距離を測定した。この試験片を無荷重下の状態で、150℃で30分間加熱処理したうえで標線間距離を測定した。これらの測定結果から、下記式によって熱収縮率を求めた。
熱収縮率(%)={(A-B)/A}×100
ここで、Aは、加熱処理前の標線間距離であり、Bは、熱処理前の標線間距離である。
この手順で、MDおよびTDの熱収縮率を求めた。
二軸配向ポリエステルフィルム10枚を重ねた状態で測色色差計(日本電色工業株式会社製「ZE2000」)にセットし、反射方式でカラーb*値を求めた。厚み1μm当たりのカラーb*値を下記式で算出した。
厚み1μm当たりのカラーb*値
=(二軸配向ポリエステルフィルム10枚重ねでのカラーb*値)/(10×二軸配向ポリエステルフィルムの厚み)
二軸配向ポリエステルフィルムのコロナ処理面および非処理面の両面について、以下の条件でFT-IR ATR測定を行った。すなわち、フーリエ変換赤外分光光度計を用いて全反射減衰法でスペクトルを得た。
FT-IR:Bio Rad DIGILAB社製 FTS-60A/896
1回反射ATRアタッチメント:golden gate MKII(SPECAC製)
内部反射エレメント:ダイヤモンド
入射角:45°
分解能:4cm-1
積算回数:128回
表面結晶化度は、1340cm-1付近に現れる吸収と、1410cm-1付近に現れる吸収との強度比(1340cm-1の強度/1410cm-1の強度)により算出した。1340cm-1付近に現れる吸収は、エチレングリコールのCH2(トランス構造)の変角振動による吸収である。いっぽう、1410cm-1付近に現れる吸収は、結晶とも配向とも無関係の吸収である。
二軸配向ポリエステルフィルムから切り出した5cm角の試験片の突刺し強さを、デジタルフォースゲージ(株式会社イマダ製「ZTS-500N」)、電動計測スタンド(株式会社イマダ製「MX2-500N」)、および、フィルム突刺し試験用治具(株式会社イマダ製「TKS-250N」)を用いて、JIS Z1707に準じて測定した。この測定によって求められた突刺し強さ(すなわち二軸配向ポリエステルフィルムの突刺し強さ)に基づいて、厚み1μm当たりの突刺し強さも算出した。
二軸配向ポリエステルフィルムのコロナ処理面側に、ウレタン系2液硬化型接着剤(具体的には、三井化学株式会社製「タケラック(登録商標)A525S」と、三井化学株式会社製「タケネート(登録商標)A50」とを13.5:1(質量比)で配合した接着剤)を用いてドライラミネート法で、ポリオレフィンシーラント層として厚み70μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡株式会社製「P1147」)を貼り合わせたうえで、40℃にて4日間エージングを施す、という手順で積層体を作製した。この積層体から切り出した幅15mm、長さ200mmの試験片について、二軸配向ポリエステルフィルムのコロナ処理面とポリオレフィン樹脂層との接合面のはく離強度(N/15mm)を測定した。はく離強度の測定は、温度23℃、相対湿度65%の条件下、株式会社東洋ボールドウイン製「テンシロンUMT-II-500型」を用いて、引張速度20cm/分、はく離角度180度でおこなった。
冷却ドラムの回転速度を段階的に変更しながら作製した未延伸フィルムについて、偏光板(西田工業株式会社製)を使用してピンナーバブルの有無を目視で判別した。これによって、ピンナーバブルが発生しなかった最大回転速度から最大キャスト速度を求めた。
二軸配向ポリエステルフィルムの製膜性を次の基準で評価した。
○:60分以上破断しなかった。すなわち60分以上の連続製膜が可能であった。
△:30分以上60分未満の間に少なくとも一回破断した。
×:30分未満で少なくとも一回破断した。
(ポリエステルB)
分別収集・回収されたペットボトルベールを洗浄液(具体的には、水1000リッターに液体台所洗剤500gを加えた洗浄液)とともに湿式粉砕機内を循環させながら粉砕した。湿式粉砕機に接続している比重分離機によって金属、砂、ガラスなど、比重の大きい異物を沈殿させ、上層部からフレークを取り出した。このフレークを純水ですすぎ、遠心脱水した。このような手順で回収フレークを得た。
回収フレークを未乾燥の状態で溶融したもの30kgを、予め加熱しておいた混合液、具体的には、エチレングリコール150kgおよび酢酸亜鉛2水和物150gの混合液と攪拌式オートクレーブ内で混ぜたうえで、水や酢酸の如きエチレングリコールよりも沸点の低い溜分を除去した。次いで、還流コンデンサーを用いて195℃~200℃の温度で4時間反応させた。
反応終了後、反応器内容物温度が97℃~98℃になるまで降温したうえで、フィルターで熱時ろ過し、それによって浮遊物や沈殿物を除去した。
ろ液をさらに冷却し、粗製BHETが完全に溶解していることを確認した後、ろ液を、50℃~51℃で活性炭床、次いでアニオン/カチオン交換混合床に30分間かけて通した。つまり前精製処理を施した。
前精製処理液を攪拌式オートクレーブに仕込んだうえで、加熱して余剰のエチレングリコールを常圧留出させることによって濃縮BHETの溶融液を得た。
濃縮BHETの溶融液を、窒素ガス雰囲気下で攪拌しつつ自然降温した後、攪拌式オートクレーブから取り出し、濃縮BHETの細片ブロックを得た。
細片ブロックを130℃まで加熱し溶融させた後、これを定量ポンプで薄膜真空蒸発器に供給し、蒸発させ、冷却凝縮することによって精製BHETを得た。
この精製BHETを2650kgを、窒素で置換した溶解槽に一度に供給し、再度窒素置換した後、溶解槽温度を150℃として溶解を行った。溶解完了後、撹拌機しながら同時に溶解槽温度を30分間掛けて230℃まで昇温した。得られたBHET溶液2650kgを重縮合反応槽に移送し、そのBHET溶液に、得られるPET量(BHET2650kgからは約2000kgのPETが得られる)に対し、三酸化アンチモン300ppm、酢酸コバルト170ppm、リン酸55ppm、二酸化チタン0.3重量%を添加し、10~40rpmで攪拌しながら重縮合反応槽温度を230℃から290℃まで徐々に昇温するとともに、圧力を40Paまで下げた。その後所定の撹拌トルクに到達したら重縮合反応槽を窒素パージして常圧に戻して重縮合反応を停止させ、ストランド状に吐出して冷却後、直ちにカッティングしてチップ状のポリエステルを得た。
このような手順で、固有粘度0.59dl/gのケミカルリサイクルポリエステル、すなわちポリエステルBを得た。
ポリエステルB(すなわち固有粘度0.59dl/gのケミカルリサイクルポリエステル)を結晶化装置に連続的に供給し、150℃で結晶化させた後、乾燥機に供給し130℃で10時間乾燥させた。乾燥後のポリエステルBを、予備加熱器機に送り180℃まで加熱したうえで固相重合機へ供給した。窒素ガス下にて固相重合反応を190℃で24時間おこない、固有粘度が0.79dl/gのケミカルリサイクルポリエステル、すなわちポリエステルAを得た。
固相重合反応のための時間を24時間から50時間に変更したこと以外はポリエステルAと同様の方法で、固有粘度0.83dl/gのケミカルリサイクルポリエステル、すなわちポリエステルCを得た。
飲料用ペットボトルから、残りの飲料などの異物を洗い流した後、飲料用ペットボトルを粉砕することによってフレークを得た。フレークを、3.5質量%の水酸化ナトリウム溶液に混ぜ、フレーク濃度10質量%、85℃、30分の条件で攪拌することによって洗浄した(つまりアルカリ洗浄をおこなった)。アルカリ洗浄後に取り出したフレークを蒸留水を用いて、フレーク濃度10重量%、25℃、20分の条件で攪拌することによって洗浄した。この水洗を、都度蒸留水を交換して、さらに2回おこなった。水洗後のフレークを乾燥したうえで押出機で溶融し、それをフィルターに通すことによって異物をろ別した。フィルターは、目開きサイズが順次小さくなるように三段目のフィルターまで押出機内に設置された。三段目のフィルターの目開きサイズは50μmであった。このような手順で、固有粘度0.69dl/gのメカニカルリサイクルポリエステル、すなわちポリエステルDを得た。
ポリエステルE-1として、すなわち化石燃料由来ポリエステルとして、固有粘度0.62dl/g、かつテレフタル酸/エチレングリコール=100モル%/100モル%のポリエステル(東洋紡製)を用いた。つまり、固有粘度0.62dl/gのホモポリエチレンテレフタレート(すなわちホモPET)を用いた。なお、テレフタル酸もエチレングリコールも、使用済みポリエステル製品由来ではなく、化石燃料由来であったことを念のため断っておく。
ポリエステルE-2として、すなわち化石燃料由来ポリエステルとして、固有粘度0.75dl/g、かつテレフタル酸/エチレングリコール=100モル%/100モル%のポリエステル(東洋紡製)を用いた。つまり、固有粘度0.75dl/gのホモポリエチレンテレフタレート(すなわちホモPET)を用いた。なお、テレフタル酸もエチレングリコールも、使用済みポリエステル製品由来ではなく、化石燃料由来であったことを念のため断っておく。
ポリエステルE-3として、すなわち化石燃料由来ポリエステルとして、固有粘度0.63dl/g、かつテレフタル酸/エチレングリコール/イソフタル酸=92.1モル%/98モル%/7.9モル%のポリエステル(東洋紡製)を用いた。つまり、固有粘度0.63dl/gのイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート(すなわちIPA共重合PET)を用いた。なお、テレフタル酸もエチレングリコールもイソフタル酸も、使用済みポリエステル製品由来ではなく、化石燃料由来であったことを念のため断っておく。
エステル化反応缶を昇温して200℃に到達した時点で、テレフタル酸86.4質量部およびエチレングリコール64.4質量部からなるスラリーを仕込み、撹拌しながら、触媒として三酸化アンチモン0.017質量部およびトリエチルアミン0.16質量部を添加した。次いで加熱昇温をおこない、ゲージ圧0.34MPa、240℃の条件で加圧エステル化反応をおこなった。
その後、エステル化反応缶内を常圧に戻し、酢酸マグネシウム4水塩0.071質量部、次いでリン酸トリメチル0.014質量部を添加した。15分かけて260℃に昇温した後、リン酸トリメチル0.012質量部、次いで酢酸ナトリウム0.0036質量部を添加した。これらを添加してから15分後に、平均粒子径2.7μmの不定形シリカ粒子のエチレングリコールスラリーを、粒子含有量を基準として3.0質量部添加した。得られたエステル化反応生成物を重縮合反応缶に移送し、280℃で減圧下重縮合反応をおこない、極限粘度0.61dl/gのポリエステルFを得た。
ここで、上述した不定形シリカ粒子のエチレングリコールスラリーは、不定形シリカ粒子をエチレングリコールに混合し、高圧分散機で分散処理をおこなった後に遠心分離処理して粗粒部を35%カットし、その後、目開き5μmの金属フィルターでろ過処理をおこなって得られたスラリーである。
なお、テレフタル酸もエチレングリコールも、使用済みポリエステル製品由来ではなく、化石燃料由来であったことを念のため断っておく。
エステル化反応缶を昇温して200℃に到達した時点で、テレフタル酸86.4質量部およびエチレングリコール64.4質量部からなるスラリーを仕込み、撹拌しながら、触媒として三酸化アンチモン0.025質量部およびトリエチルアミン0.16質量部を添加した。次いで加熱昇温をおこない、ゲージ圧0.34MPa、240℃の条件で加圧エステル化反応をおこなった。
その後、エステル化反応缶内を常圧に戻し、酢酸マグネシウム4水塩0.34質量部、次いでリン酸トリメチル0.042質量部を添加した。15分かけて260℃に昇温した後、リン酸トリメチル0.036質量部、次いで酢酸ナトリウム0.0036質量部を添加した。得られたエステル化反応生成物を重縮合反応缶に移送し、減圧下で260℃から280℃へ徐々に昇温した後、285℃で重縮合反応をおこなった。重縮合反応終了後、孔径5μm(初期ろ過効率95%)のステンレススチール焼結体製フィルターでろ過処理をおこない、極限粘度0.62dl/gのポリエステルGを得た。なお、テレフタル酸もエチレングリコールも、使用済みポリエステル製品由来ではなく、化石燃料由来であったことを念のため断っておく。
TPA、EG、およびIPAのカラムにおいて、「-」は未測定を意味する。
Mgは、マグネシウム原子基準でのマグネシウム化合物の含有量を示す。この含有量は、ポリエステルの質量に対する、マグネシウム原子基準でのマグネシウム化合物の質量(つまり、マグネシウム原子基準でのマグネシウム化合物の質量/ポリエステルの質量)である。なお、ここでは、アルカリ土類金属化合物のうち、マグネシウム化合物の含有量だけを示す。なぜなら、原料ポリエステルが、マグネシウム化合物以外のアルカリ土類金属化合物を含まなかった(検出限界未満であった、とも言えるかもしれない)ためである。
Pは、リン原子基準でのリン化合物の含有量を示す。この含有量は、ポリエステルの質量に対する、リン原子基準でのリン化合物の質量(つまり、リン原子基準でのリン化合物の質量/ポリエステルの質量)である。
三台の押出し機を用いて、三層構成の二軸配向ポリエステルフィルムを製膜した。二軸配向ポリエステルフィルムの基層、すなわちB層を形成するために、ポリエステルAを50.0質量%、ポリエステルE-1を42.0質量%、ポリエステルGを8.0質量%使用した。いっぽう、二軸配向ポリエステルフィルムの一対の表面層、すなわち、一対のA層を形成するために、ポリエステルAを50.0質量%、ポリエステルE-1を39.0質量%、ポリエステルFを3.0質量%、ポリエステルGを8.0質量%使用した。以下、製膜の手順を説明する。
A層を形成するための原料ポリエステルを乾燥させたうえで、第一および第三の押出機に供給し、285℃で溶融させるとともに、B層を形成するための原料ポリエステルを乾燥させたうえで、第二の押出機に供給し、285℃で溶融させた。各押出機から溶融ポリエステルをTダイに導き、A層/B層/A層(厚み 1μm/10μm/1μm)となるようにTダイ内で積層したうえで、Tダイから押出し、表面温度25℃のキャスティングドラム、すなわち冷却ドラムで冷却固化させた。その際、Tダイから押出された、冷却ドラム密着前のフィルムを、直径0.15mmのワイヤー状電極で帯電させた。キャスト速度は70m/分であった。このような手順で未延伸フィルムを作製した。
未延伸フィルムを赤外線ヒーターで120℃に加熱し、延伸倍率4.0倍で長手方向(すなわちMD)に一段延伸した。
引き続き、テンター式横延伸機にて予熱温度120℃、延伸温度130℃、延伸倍率4.2倍にて幅方向(すなわちTD)に延伸し、245℃で熱固定し、幅方向に5%熱弛緩処理をおこなった。なお、幅方向延伸ゾーンの長さは12.2m、幅方向延伸速度(すなわちTD延伸倍率)は122.66%/秒であった。次いで、一対のA層のうち、冷却ドラムに接触したA層に、40W・min/m2の条件でコロナ処理をおこなったうえで、ワインダーでロール状に巻取った。
このような手順で厚み12μmの二軸配向ポリエステルフィルムのマスターロール(巻長60000m、幅8000mm)を得た。
マスターロールから二軸配向ポリエステルフィルムを巻出し、800mm幅でスリットしながら、かつ、コンタクトロールで面圧を、2軸ターレットワインダーで張力をかけながら、スリットされた二軸配向ポリエステルフィルムを、直径6インチ(152.2mm)の巻芯にロール状に巻き取った。
このような手順で、二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
表2の処方にしたがって、原料ポリエステルの混合比や製膜条件を変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で二軸配向ポリエステルフィルムを作製した。なお、キャスト速度は、これらすべての例で70m/分であった。これらすべての例で、幅方向延伸ゾーンの長さは12.2m、幅方向延伸速度(すなわちTD延伸倍率)は122.66%/秒であった。
表2の処方にしたがって、原料ポリエステルの混合比や製膜条件を変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で二軸配向ポリエステルフィルムを作製した。なお、キャスト速度は65m/分であった。幅方向延伸ゾーンの長さは12.2m、幅方向延伸速度(すなわちTD延伸倍率)は113.7%/秒であった。
表2の処方にしたがって、原料ポリエステルの混合比を変更したこと以外は、実施例1と同様の方法で未延伸フィルムを得た。なお、キャスト速度は70m/分であった。
未延伸フィルムの端部をテンター式同時二軸延伸機のクリップで把持し、120℃の予熱ゾーンを走行させた後、130℃、長手方向(すなわちMD)4.0倍、幅方向(すなわちTD)4.2倍で同時二軸延伸した。次いで、幅方向の弛緩率を5%として、温度245℃で熱処理を施した後、室温まで冷却して巻き取り、厚み12μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
シリカ含有量は、対象とする層の質量に対する、シリカの質量(つまり、シリカの質量/対象とする層の質量)である。対象とする層の質量は、対象とする層を形成するための原料(たとえばポリエステルや粒子)の総質量を意味する。「CRPET」は、ポリエステルA、BおよびCの総称である。
Mgは、マグネシウム原子基準でのマグネシウム化合物の含有量を示す。この含有量は、二軸配向ポリエステルフィルムの質量に対する、マグネシウム原子基準でのマグネシウム化合物の質量である。
Pは、リン原子基準でのリン化合物の含有量を示す。この含有量は、二軸配向ポリエステルフィルムの質量に対する、リン原子基準でのリン化合物の質量である。
Claims (11)
- ケミカルリサイクルポリエステルを含み、
前記ケミカルリサイクルポリエステルがケミカルリサイクルポリエチレンテレフタレートを含み、前記ケミカルリサイクルポリエチレンテレフタレートが、共重合成分として少なくともイソフタル酸成分を含み、
ゲル浸透クロマトグラフィーで得られる分子量分布曲線において、分子量1000以下の領域の面積割合が、全ピーク面積の1.9%以上5.5%以下であり、
固有粘度が0.50dl/g以上0.70dl/g以下であり、
融点が251℃以上である、
二軸配向ポリエステルフィルム。 - 前記二軸配向ポリエステルフィルム中の全ジカルボン酸成分のモル数を100モル%としたとき、イソフタル酸成分のモル数は0.1モル%以上3.0モル%以下である、請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
- 前記二軸配向ポリエステルフィルムの突刺し強さが0.50N/μm以上である、請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
- 前記ケミカルリサイクルポリエステルの含有量が20質量%以上である、請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
- 請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルムと、
シーラント層とを含む、
積層体。 - 印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記印刷層、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記シーラント層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
請求項5に記載の積層体。 - 印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記印刷層、前記シーラント層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
請求項5に記載の積層体。 - 請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルムと、
粘着層とを含む、
積層体。 - 印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記印刷層、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記粘着層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
請求項8に記載の積層体。 - 印刷層をさらに含み、
前記積層体の少なくとも一部において、前記二軸配向ポリエステルフィルム、前記印刷層、前記粘着層が、前記積層体の厚み方向でこの順に並んでいる、
請求項8に記載の積層体。 - 請求項5~10のいずれかに記載の積層体を含む、包装容器。
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