JP7509525B2 - レール取付け構造 - Google Patents
レール取付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7509525B2 JP7509525B2 JP2019185033A JP2019185033A JP7509525B2 JP 7509525 B2 JP7509525 B2 JP 7509525B2 JP 2019185033 A JP2019185033 A JP 2019185033A JP 2019185033 A JP2019185033 A JP 2019185033A JP 7509525 B2 JP7509525 B2 JP 7509525B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- slab
- groove
- mounting structure
- reinforcing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 claims description 26
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 23
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 17
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 2
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
- Floor Finish (AREA)
Description
このような構造では、電子機器をレールに沿って移動させることにより、取付け及び入れ替え工事が容易となり、電子機器の寸法やレイアウトに応じて設置位置を変えることも可能で、フロアパネルの下方の空間を空調空間および配線空間として利用できる、等の利点がある。
本発明が解決しようとする課題は、既存のスラブにレールを簡単に取り付けることができ、コストが低廉で済み、スラブの割れや塵埃の発生を防止できるレール取付け構造を提供することにある。
請求項2に係る発明は、前記溝の底面に均し部材が設置され、該均し部材の上に前記レールが載置されていることを特徴とする請求項1に記載のレール取付け構造である。
請求項3に係る発明は、前記スラブに打ち込んだスリーブと、前記レールの底板を貫通して前記スリーブに螺合した極低頭ボルトよりなるホールインアンカーを介して前記レールが前記スラブに固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレール取付け構造である。
請求項4に係る発明は、スラブにレールを固定するレール取付け構造であって、前記スラブに補強板が固定されるとともに前記補強板に前記レールが固定され、前記スラブ及び補強板上に打設した仕上げモルタルに形成される溝に前記レールが配置されており、前記レールの側面と前記溝の側壁との間に緩衝材が介在していることを特徴とするレール取付け構造である。
請求項5に係る発明は、前記スラブの上面にレベル出しモルタルを打設し、該レベル出しモルタルの上面に前記補強板を設置したことを特徴とする請求項4に記載のレール取付け構造である。
請求項6に係る発明は、前記補強板及びレールが金属製であり、前記レールの底板を貫通する皿ビスによって、前記レールが前記補強板に固定されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のレール取付け構造である。
請求項7に係る発明は、前記レールは、サーバーラック取り付け用であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載のレール取付け構造である。
また、別発明として、以下のものでもよい。
手段1は、スラブにレールを固定するレール取付け構造であって、前記スラブに形成した溝に前記レールが嵌め込まれて固定され、前記溝の側壁と前記レールの側面との間に緩衝材が介在されていることを特徴とするレール取付け構造である。
また、溝の側壁とレールの側面との間に緩衝材が介在されているので、地震等による振動や、スラブの伸縮を緩衝材が吸収し、この結果、レールの側面と溝の側壁がぶつかってスラブが割れるのを防止できる。
さらに、溝とレールとの隙間を緩衝材が閉鎖するため、溝内に埃が溜まったり、コンクリート粉等の塵埃が溝から外部へ飛散することもない。
以下、本発明の第1の実施形態を図1及び図2と共に説明する。
図1は第1の実施形態を示すレール取付け構造の断面図、図2は第1の実施形態を示すレール取付け構造の平面図である。
レール1は、サーバーラック取り付け用であって、その断面形状はリップ付き溝形状である。レール1は金属板を曲げ加工して形成されるので、ウェブ1aとフランジ1bとの角部、及び、フランジ1bとリップ1cとの角部は、外面側に凸に湾曲した湾曲部を備えている。
コンクリートスラブ2の上面には、レール1を嵌め込むための溝3が形成されている。溝3は、コンクリートを打設する際に箱抜きによって形成するようにしても良いし、コンクリートを打設後にコンクリートを削ることにより形成するようにしても良い。レール1をスムーズに嵌め込めるように、溝3の幅はレール1の幅よりもやや広くなっている。
そして、レール1を、その断面の開口部分を上にして溝3に嵌め込み、均し部材4の上にレール1の底板(ウェブ)を載せ、レール1をコンクリートスラブ2にホールインアンカー14で固定する。
また、均し部材4の上に載置されたレール1は、フランジ1bとリップ1cとの湾曲した角部の湾曲部よりも上の部分のみがコンクリートスラブ2の外部(溝3の外部)に露出している。従って、コンクリートスラブ2の上を家具等のキャスターが移動する際にも、引っかかることはない。また、レール1の上面がコンクリートスラブ2の上面より上方に位置するので、コンクリートスラブ2上の埃が溝3内に侵入し溜まったりすることを防ぐことができる。
この隙間をふさぐために、溝3の両側の側壁とレール1の両側面との間に緩衝材15が介在される。緩衝材15は、合成ゴム、弾力性を有する発泡プラスチック等を素材とし、予め棒状に成形したものを溝3の側壁とレール1の側壁との間に押し込んでもよいし、流動性を有する状態で溝3の側壁とレール1の側壁との間に充填してもよい。
このように緩衝材15でレール1の側面と溝3の側壁との隙間を塞ぐと、溝3内に埃が侵入して溜まったり、溝3内のコンクリート粉が飛散することがない。
また、緩衝材15が振動やコンクリートの収縮を吸収し、レール1と溝3の側面がぶつかってコンクリートが割れるのを防ぐことができる。
この時、極低頭ボルト12の頭部はレール1の内部に大きく突出しないので、取付金具8の摺動を邪魔することはない。
以下、本発明に係る第2の実施形態について図面の図3及び図4と共に説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
また、レベル出しモルタル16の上面に金属製の補強板17を載せて、補強板17をコンクリートスラブ2に固定し、補強板17の上面にレール1を載置して固定してある。
補強板17はレール1の長手方向に延伸する長尺板であってもよいし、レール1の長手方向に適宜間隔ごとに配置された短尺板であってもよい。
また、補強板17は、両端部がホールインアンカー14’でコンクリートスラブ2に固定されている。ホールインアンカー14’は、第1の実施形態におけるホールインアンカー14と同様の構造を有するが、極低頭ボルトを用いずに、一般的なボルトを使用してある。
そして、補強板17の上面にレール1の底板を載せ、螺子孔5と挿通孔6を位置合わせして、皿ビス7をレール1の底板の上方から挿通孔6に通して螺子孔5へねじ込むことにより、レール1がコンクリートスラブ2に固定される。
補強板17及びレール1は共に金属製なので、螺子孔5及び挿通孔6は、予め工場で位置及び寸法を高精度で形成することができる。
また、レール1の底板の上面と皿ビス7の頭部とはほぼ面一なので、レール1内を金具が摺動するのを阻害することはない。
従って、仕上げモルタル18は、図4の(イ)に示すように、レール1の近傍では均一な厚みを有し、レール1の上面と仕上げモルタル18の上面(スラブの上面)とを面一にした場合[図4の(ロ)参照]のように、レール1のフランジ1bとリップ1cとの湾曲した角部の上面を覆って次第に薄くなる部分(斜線部分)がない。このため、仕上げモルタル18の次第に薄くなる弱い部分が上を通過する物品の重量等により割れ、発生した埃がサーバーに悪影響を与える心配がない。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
1a ウェブ
1b フランジ
1c リップ
2 コンクリートスラブ
3,3’ 溝
4 均し部材
5 螺子孔
6 挿通孔
7 皿ビス
8 取付金具
11 スリーブ
12 極低頭ボルト
13 ワッシャ
14,14’ ホールインアンカー
15 緩衝材
16 レベル出しモルタル
17 補強板
18 仕上げモルタル
Claims (7)
- スラブに底板と該底板から立ち上がる側壁とを有する物品取り付け用のレールを固定するレール取付け構造であって、前記スラブに形成した溝に前記レールが嵌め込まれて固定され、前記溝の側壁と前記レールの側壁の側面との間に緩衝材が介在されていることを特徴とするレール取付け構造。
- 前記溝の底面に均し部材が設置され、該均し部材の上に前記レールが載置されていることを特徴とする請求項1に記載のレール取付け構造。
- 前記スラブに打ち込んだスリーブと、前記レールの底板を貫通して前記スリーブに螺合した極低頭ボルトよりなるホールインアンカーを介して前記レールが前記スラブに固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレール取付け構造。
- スラブにレールを固定するレール取付け構造であって、前記スラブに補強板が固定されるとともに前記補強板に前記レールが固定され、前記スラブ及び補強板上に打設した仕上げモルタルに形成される溝に前記レールが配置されており、前記レールの側面と前記溝の側壁との間に緩衝材が介在していることを特徴とするレール取付け構造。
- 前記スラブの上面にレベル出しモルタルを打設し、該レベル出しモルタルの上面に前記補強板を設置したことを特徴とする請求項4に記載のレール取付け構造。
- 前記補強板及びレールが金属製であり、前記レールの底板を貫通する皿ビスによって、前記レールが前記補強板に固定されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のレール取付け構造。
- 前記レールは、サーバーラック取り付け用であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか1項に記載のレール取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019185033A JP7509525B2 (ja) | 2019-10-08 | 2019-10-08 | レール取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019185033A JP7509525B2 (ja) | 2019-10-08 | 2019-10-08 | レール取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021059907A JP2021059907A (ja) | 2021-04-15 |
JP7509525B2 true JP7509525B2 (ja) | 2024-07-02 |
Family
ID=75379698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019185033A Active JP7509525B2 (ja) | 2019-10-08 | 2019-10-08 | レール取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7509525B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001032880A (ja) | 1999-07-21 | 2001-02-06 | Tokkyokiki Corp | ローラーを用いた免震・制振装置用支承部材 |
JP2002227144A (ja) | 2001-02-01 | 2002-08-14 | National Traffic Safety & Environment Laboratory | 軌道用吸音構造 |
JP2009043989A (ja) | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd | レール式耐震構造及びそれに用いられるカバー部材 |
JP2010037753A (ja) | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Nippon Kido Kogyo Kk | 軌道構造 |
JP2018003449A (ja) | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 株式会社竹中工務店 | 床制振構造 |
JP2019028780A (ja) | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 日本電気株式会社 | ラック固定装置及びサーバラック |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3054072B2 (ja) * | 1996-02-13 | 2000-06-19 | 日本ファイリング株式会社 | 移動棚免震装置 |
-
2019
- 2019-10-08 JP JP2019185033A patent/JP7509525B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001032880A (ja) | 1999-07-21 | 2001-02-06 | Tokkyokiki Corp | ローラーを用いた免震・制振装置用支承部材 |
JP2002227144A (ja) | 2001-02-01 | 2002-08-14 | National Traffic Safety & Environment Laboratory | 軌道用吸音構造 |
JP2009043989A (ja) | 2007-08-09 | 2009-02-26 | Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd | レール式耐震構造及びそれに用いられるカバー部材 |
JP2010037753A (ja) | 2008-08-01 | 2010-02-18 | Nippon Kido Kogyo Kk | 軌道構造 |
JP2018003449A (ja) | 2016-07-01 | 2018-01-11 | 株式会社竹中工務店 | 床制振構造 |
JP2019028780A (ja) | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 日本電気株式会社 | ラック固定装置及びサーバラック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021059907A (ja) | 2021-04-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108622310B (zh) | 船用连接系统 | |
KR102422117B1 (ko) | 내진부착형클립을 갖는 패널조립체 | |
KR101726779B1 (ko) | 중공슬래브를 위한 중공체의 부력방지장치 | |
JP7509525B2 (ja) | レール取付け構造 | |
JP7449668B2 (ja) | レール取付け構造 | |
JP2017020324A (ja) | 防振装置および移動間仕切り装置 | |
KR100993901B1 (ko) | 벽체용 마감부재의 고정구 | |
KR200419563Y1 (ko) | 픽쳐레일 및 천장몰딩용 코너바 | |
RU2361046C2 (ru) | Устройство крепления для облицовки стен | |
JP2021059913A (ja) | 目地プレートの支持構造及び床用目地装置 | |
KR101185846B1 (ko) | 슬래브철근 배근용 판재절곡형 스페이서 및 이의 이용방법 | |
KR101772001B1 (ko) | 화장실용 칸막이패널 | |
JP3444594B2 (ja) | 根太施工方法及びそれに用いる根太ユニット | |
JP3837686B2 (ja) | 水平二次元免震床への渡り床構造 | |
JP4768425B2 (ja) | 免震建物の伸縮床カバー装置 | |
JP4845678B2 (ja) | 防水パンの支持金物 | |
KR100621643B1 (ko) | 건축물 내부 천장 구조 | |
JP7495219B2 (ja) | レール取付け構造 | |
JP3081827B2 (ja) | 床支持脚 | |
JP3850278B2 (ja) | レベル調整床パネルの壁際縁部の補強構造、および同壁際縁部の補強工法 | |
CN205329944U (zh) | 墙面骨架连接板及其应用节点结构 | |
CN214272570U (zh) | 一种幕墙装饰板之间的拼接结构 | |
KR102255185B1 (ko) | 내진성능과 단열성능이 향상된 결합어셈블리를 갖는 건축외장재 | |
CN219654360U (zh) | 一种砌体圈梁加固结构 | |
JP4627322B2 (ja) | 二重床構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220829 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230926 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231121 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20231121 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20231121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7509525 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |