JP7501156B2 - 包装袋の把手構造 - Google Patents
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Description
かかる開口部のような把持構造を備えた包装袋の一例が特許文献1に記載されている。
把手片がカールする原因としては、把手片を構成するフィルムが湿気を含むことにより僅かに延びて発生する場合がある。また、フィルムを製造する際に、フィルムの搬送方向に張力がかかった状態で積層された無延伸フィルムが、包装袋製造後に僅かに縮むことにより、カールが発生する場合もある。
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
図1に、本実施形態における包装袋の正面図を示す。また、図2(a)は、包装袋を構成するフィルムの断面模式図を示し、図2(b)は、図1に示した包装袋のA-A線に沿った断面模式図を示す。
また、第2胴部フィルム2及び補強フィルム3も第1胴部フィルム1と同じ一層以上の構造を有している。
また、包装袋が大容量の場合でも、PET/NY/LLDPEの3層構成として、突き刺し性や落下耐性、及び剛性を持たせることができる。
また、本実施形態では、各フィルムを二層構成としているが、各フィルムの構成は、三層以上のフィルムを積層してもよい。また、シーラント層と基材層との間に他の層を介在させてもよい。
図1に示すように、第1及び第2胴部フィルム1,2の両側の側縁に沿って、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2とがヒートシールされた下部サイドシール部4が形成されている。第1及び第2胴部フィルム1,2では、それぞれ、シーラント層101が互いに対向するように重ね合わされているため、シーラント層101どうしが熱融着されることにより下部サイドシール部4が形成される。
また、シーラント層101が互いに対向するように重ね合わされているため、シーラント層101どうしが熱融着されることによりボトムシール部6aが形成される。
図2(b)に示すように、補強フィルム3は、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2との間に挿入される。このため、第1及び第2胴部フィルム1及び2と補強フィルム3とが重なった領域で包装袋100の両側縁をヒートシーラ(図示せず)で圧着して熱融着することにより、第1胴部フィルム1と補強フィルム3とが熱融着した上部サイドシール部5が形成されるとともに、第2胴部フィルム2と補強フィルム3とが熱融着した上部サイドシール部5が形成される。
上述したように、補強フィルム3は、第1胴部フィルム1と第2胴部フィルム2との間に挿入される。このため、第1及び第2胴部フィルム1及び2と補強フィルム3とが重なった領域で包装袋100の両側縁をヒートシーラ(図示せず)で圧着して熱融着することにより上部サイドシール部5が形成される。図2(b)では、トップシール部6の熱融着面を黒い太線で模式的に示す。
本実施形態では、図2(b)に示すように、第1及び第2胴部フィルム1,2の両側縁に沿って、第1胴部フィルム1及び第2胴部フィルム2と補強フィルム3とがそれぞれヒートシールされることにより、接着部9が形成されている。
その結果、店頭の陳列棚に展示されている包装袋の見栄えが把手片8のカールにより悪くなることが防止される。
次に、本発明の第2実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
なお、以下の各実施形態では、上述した第1実施形態と同じ構成要素の説明を省略する。
図4(a)に、本実施形態による包装袋の要部正面図を示す。同図に示すように、本実施形態の把手構造は、把手片8の両側縁81及び下縁82と開口部の縁とをそれぞれ連結する点状の連結部11を有する。このように、連結部11を設けたことにより、把手片8がカールすることを一層防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
図4(b)に、本実施形態による包装袋の要部正面図を示す。同図に示すように、本実施形態では、接着部9aは、把手片8の両側縁81に沿って選択的に位置する。すなわち、本実施形態では、接着部9aは、把手片8の下縁82には設けられていない。
なお、開口部70の縁のうち、切れ目7を挟んで接着部9aと対向する部分もヒートシールにより開口縁接着部10aが形成されている。
次に、本発明の第4実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
図5(a)に、本実施形態による包装袋の要部正面図を示す。同図に示すように、本実施形態では、接着部9bが切れ目7に沿って断続的に形成されている。これにより、少ない接着部9bによって、把手片8がカールすることを効果的に防止することができる。
なお、開口部70の縁のうち、切れ目7を挟んで接着部9bと対向する部分もヒートシールにより開口縁接着部10bが形成されている。
次に、本発明の第5実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
図5(b)に、本実施形態による包装袋の要部正面図を示す。同図に示すように、本実施形態では、接着部9は、把手片8の両側縁81及び下縁82に沿って位置する。実施形態では、接着部は、開口部70の縁には設けられていない。
ところで、ヒートシールされた部分は、ヒートシールされていない部分よりも固くなるため、開口部70の縁(開口縁)をヒートシールすると、開口縁も固くなる。その結果、開口部70に挿入した手指がヒートシールされて固くなった開口縁に当たると、不快に感じることがある。
これに対し、本実施形態では、開口縁がヒートシールされていないため、開口縁が固くなっていない。このため、開口部70に挿入した手指が開口縁部に当たたときに、当たりが柔らかであり、不快感を低減することができる。
次に、本発明の第6実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
図6に、本実施形態における包装袋の正面図を示す。なお、同図においては、図1に示した第1実施形態における包装体100の構成要素と同一のものについては同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第7実施形態による包装袋の把手構造を説明する。
図8に、本実施形態における包装袋の把手構造を示す要部正面図を示す。図8に示すように、本実施形態における包装体の把手構造においては、開口部70aの周縁のうち、少なくとも下縁がヒートシールされておらず、把手片8aの縁部のみがヒートシールされている。開口部70aのヒートシールされていない下縁は固くなっていない。このため、開口部70に挿入した手指が開口縁70aの下縁に当たたときに、当たりが柔らかであり、不快感を低減することができる。
また、上述した実施形態では、図1に示したように、正面から見た外形が長方形の包装袋の把手構造の例を説明したが、本発明では包装袋の形状は、これに限定されず、例えば、台形の外形であってもよいし、不定形の外形であってもよい。
また、上述した実施形態では、上部シール部を設けた包装袋の把手構造の例を説明したが、本発明は、上部シール部のない包装袋の把手構造にも適用できる。
また、上述した第1~第5実施形態では、切れ目7の全部が、開口部70の周囲へ向かって凸状に湾曲した湾曲形状を有した例を説明したが、本発明は、切れ目7の一部分のみが湾曲形状を有する場合にも適用できる。
2 第2胴部フィルム
3 補強フィルム
4 下部サイドシール部
5 上部サイドシール部
6 トップシール部
6a ボトムシール部
7 切れ目
70,70a 開口部
8 把手片
81 両側縁
82 下縁
9,9a,9b,9c 接着部
10,10a,10b,10c 開口縁接着部
11 連結部
100,200 包装袋
100a 上縁
100b 下縁
110 補強領域
S 収納部
Claims (10)
- 包装袋の把手構造であって、
少なくともシーラント層を備える2枚のフィルムが、前記シーラント層どうしが対向するように重ね合わされた領域において、把手用の開口部に把手片が形成され、
前記把手片は、前記2枚のフィルムが互いにヒートシールされた接着部と、前記2枚のフィルムがヒートシールされていない部位とを含み、
前記接着部は、前記把手片の縁部に沿って当該縁部と並行に延在する部位の少なくとも一部に選択的に形成されている
ことを特徴とする、包装袋の把手構造。 - 前記把手片は、前記2枚のフィルムを貫通する切れ目によって、両側縁と前記両側縁の間の下縁とが画成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の包装袋の把手構造。 - 前記接着部は、前記把手片の前記両側縁及び前記下縁の少なくとも一部分に沿って形成されている
ことを特徴とする、請求項2記載の包装袋の把手構造。 - 前記把手片の前記両側縁及び前記下縁の少なくとも一方と前記開口部の縁とを連結する点状の連結部を更に有する
ことを特徴とする、請求項2又は3記載の包装袋の把手構造。 - 前記切れ目の一部分又は全部が、前記開口部の周囲へ向かって凸状に湾曲した湾曲形状を有し、
前記接着部は、前記把手片の前記両側縁及び前記下縁のうち、前記湾曲形状の曲率半径が20mm以下の部分に沿って形成されている
ことを特徴とする、請求項2~4のいずれかに記載の包装袋の把手構造。 - 前記接着部が、前記下縁の少なくとも一部分に沿って形成されているときに、
前記切れ目を挟んだ前記把手片の前記下縁と前記開口部の縁のうち、前記把手片の前記下縁においてのみ、前記2枚のフィルムが互いにヒートシールされている
ことを特徴とする、請求項2~5のいずれかに記載の包装袋の把手構造。 - 前記把手片は、前記開口部の上縁部分を構成し、下側に向かって凸状の形状を有する
ことを特徴とする、請求項1記載の包装袋の把手構造。 - 前記開口部の周縁のうち、少なくとも下縁がヒートシールされていない
ことを特徴とする、請求項7記載の包装袋の把手構造。 - 前記2枚のフィルムの少なくとも一方は、シーラント層と前記シーラント層に積層された基材層とを備え、
前記基材層は、延伸フィルムである
ことを特徴とする、請求項1~8のいずれかに記載の包装袋の把手構造。 - 前記シーラント層は、無延伸フィルムである
ことを特徴とする、請求項1~9のいずれかに記載の包装袋の把手構造。
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