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JP7491231B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、内装部品の内部に収容された状態で電装部品が組み付けられた車両に関するものである。
自動車等の車両には種々の電装部品が搭載される。そうした電装部品のうち、電子制御装置などの乗員によって直接操作されないものについては、センターコンソールなどの内装部品の内部に収容された状態で車両における組付対象部位に固定されている。
また、車両の様々な部分(いわゆるデッドスペース)には、同部分の補強のための補強部材が設けられている。こうした補強部材を設けることで、車両の各部に高い剛性が付与されている。特許文献1に記載の車両では、センターコンソールの内部に補強部材が設けられている。
特開2020-185902号公報
ここで、近年における車両の高機能化によって、同車両における電装部品の搭載数が増加している。これに対して、内装部品の内部において電装部品を配置可能なスペースは限られている。そのため、特許文献1に記載の車両のように、内装部品の内部に補強部材が設けられる車両においては、電装部品の配置スペースの確保が困難になる。
上記課題を解決するための車両は、電装部品が、内装部品の内部に収容された状態でブラケットを介して車両組付部に組み付けられている車両において、前記ブラケットは、前記電装部品が固定される第1固定部と、前記内装部品に固定される第2固定部と、前記車両組付部に固定される第3固定部と、を有する。
上記構成によれば、内装部品の内部(詳しくは、内装部品と車両組付部との隙間)において、電装部品の車両組付部への組み付けに用いるブラケットを利用して、車両組付部と内装部品とを一体に連結することができる。これにより、ブラケットを、電装部品の車両組付部への組み付けに用いることに加えて、内装部材を補強するための補強部材として用いることができる。このように上記構成によれば、内装部材の内部の限りあるスペースを効率よく利用して、補強用の部材と電装部品とを配設することができる。したがって、電装部品の配設スペースを確保しつつ、車両各部に高い剛性を付与することができる。
上記車両において、前記内装部品は、センターコンソールである。
上記構成によれば、センターコンソールの内部において、電装部品の車両組付部への組み付けに用いるブラケットを利用して、車両組付部とセンターコンソールとを一体に連結することができる。これにより、センターコンソール内の限りあるスペースを効率よく利用して、補強用の部材と電装部品とを配設することができるため、電装部品の配設スペースを確保しつつ、センターコンソールに高い剛性を付与することができる。
上記車両において、前記センターコンソールは、車幅方向に間隔を置いて並ぶ一対の側壁部と、前記一対の側壁部の上部を繋ぐ頂壁部とを有しており、前記ブラケットは、前記第2固定部が前記頂壁部の下部に固定されるとともに前記第3固定部が前記車両組付部の上部に固定される態様で車両上下方向に延びて前記頂壁部と前記車両組付部とを一体に連結する連結柱部を有することが好ましい。
上記構成によれば、センターコンソールの頂壁部の下部と車両組付部の上部とを一体に連結する連結柱部によって、センターコンソールの剛性を高くすることができる。
本発明によれば、電装部品の配設スペースを確保しつつ車両各部に高い剛性を付与することができる。
一実施形態の車両の概略構成図。 センターコンソールの内部構造を示す略図。 車載通信装置用のブラケットおよびその周辺の構造を示す分解斜視図。 ブラケットおよびその周辺を車両後方側から見た側面図。 ブラケットおよびその周辺の図4における5矢視図。 変形例のブラケットおよびその周辺を車両後方側から見た側面図。 他の変形例のブラケットおよびその周辺を車両後方側から見た側面図。
以下、車両の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両20にはダッシュボード21が設けられている。ダッシュボード21は車室22の前壁に設けられる内装部品である。ダッシュボード21は車室22の前壁を覆う態様で、運転席23および助手席24の前方に設けられている。ダッシュボード21には、メータパネルなどの計器類が取り付けられている。
車両20には、内装部品としてのセンターコンソール25が設けられている。センターコンソール25は運転席23と助手席24との間で車両20の前後方向において延びている。センターコンソール25は、車両20のフロアに立設されている。センターコンソール25の前部には、車両20のシフト位置を操作するためのシフト装置34が取り付けられている。またセンターコンソール25の後部には、開閉可能な蓋を有するコンソールボックス40が設けられている。
図2に示すように、コンソールボックス40は、上部が開口した四角箱状をなすボックス部41と、同ボックス部41の底面に沿って延びる底部フレーム部材43と、ボックス部41の後方において上下方向に延びる後部フレーム部材44とを有している。これらフレーム部材43,44は金属板によって形成されるとともに、上記ボックス部41と一体になっている。底部フレーム部材43は、車幅方向および前後方向に延在する板状をなしている。底部フレーム部材43の前端は、センターコンソール25のフレーム部材26に固定されている。後部フレーム部材44は、ボックス部41の後方において上下方向および車幅方向に延在する板状をなしている。後部フレーム部材44の前面は上記底部フレーム部材43の後端に固定されている。後部フレーム部材44の下端は、センターコンソール25用のブラケット(以下、コンソールブラケット29)に固定されている。このコンソールブラケット29は車体に固定されている。このように本実施形態では、コンソールボックス40のボックス部41が、フレーム部材26,43,44によって支持された状態でセンターコンソール25の内部に設けられている。
図1に示すように、センターコンソール25は、基本的に、車幅方向に間隔を置いて並ぶ一対の側壁部27と、それら側壁部27の上端を繋ぐ頂壁部28とを有する断面略U字状をなしている。センターコンソール25において上記コンソールボックス40が設けられた部分では、同コンソールボックス40が頂壁部28を構成している。センターコンソール25の前端とダッシュボード21とは、それぞれの部品が組み合わせられて一体になっている。
図2に示すように、センターコンソール25の内部、詳しくは車体とセンターコンソール25の壁部27,28(図1参照)とによって区画形成されたスペースには、空調ユニット30が設けられている。空調ユニット30は、センターコンソール25の内部における前端部分に配置されている。
センターコンソール25の内部には、エアーコンディショナー用のダクト31が設けられている。ダクト31は、センターコンソール25の内部において前後方向に延びている。ダクト31の前端は空調ユニット30に接続されており、同ダクト31の後端は、センターコンソール25の後端において車室22に対して開口している。
センターコンソール25の内部には、複数(本実施形態では、8つ)の電装部品32が設けられている。本実施形態では、上記電装部品32として、各種の電子制御装置や、オーディオアンプ、ブレーキシステムのキャパシタ、DC-DCコンバータ、インバータが設けられている。
具体的には、センターコンソール25の内部における前部には、3つの電装部品32が上下方向に並ぶ態様で設けられている。またセンターコンソール25の内部における前後方向の中央部分には、3つの電装部品32が上下方向に並ぶ態様で設けられている。
センターコンソール25の内部における後部には、2つの電装部品32が上下方向に並ぶ態様で設けられている。これら電装部品32は、コンソールボックス40の下方に配置されている。
2つの電装部品32のうちの下方に配置されるものはインバータ32Aである。インバータ32Aは、車両20の組付部分、詳しくはコンソールブラケット29の上部に固定されている。また、2つの電装部品32のうちの上方に配置されるものは、車載通信システム用の車載通信装置32Bである。この車載通信装置32Bは、ブラケット50を介して、インバータ32Aの上方に配置される態様でコンソールブラケット29の上部に固定されている。
本実施形態の車両20では、複数の電装部品32が同車両20の衝突に際して影響の小さい部分、詳しくは車室22の中央に配置されるセンターコンソール25の内部に設けられている。これにより、車両20の衝突に際して、電装部品32が車両20の変形による影響を受け難くなっている。
ここで、センターコンソール25には、車両20の衝突に際して車室22の変形を抑制するために、詳しくは車幅方向への座席23,24の移動を抑制するために、所定レベルの強度が求められる。本実施形態の車両20では、センターコンソール25の強度についての要求を満たすために、同センターコンソール25の内部に補強用の部材を設けるようにしている。
センターコンソール25の内部において電装部品32を配置可能なスペースは限られている。しかも、本実施形態の車両20では、センターコンソール25の内部に多数の電装部品32が配置されている。そのため、センターコンソール25の内部に補強用部材の配置スペースを確保することが困難になっている。
この点をふまえて、本実施形態では、車載通信装置32Bをコンソールブラケット29に組み付ける際に用いるブラケット50を利用して、コンソールブラケット29とコンソールボックス40とを一体に連結するようにしている。これにより、上記ブラケット50を、車載通信装置32Bのコンソールブラケット29への組み付けに用いることに加えて、センターコンソール25を補強するための補強部材として用いるようにしている。
以下、車載通信装置32B用のブラケット50の構造について詳しく説明する。
図3および図4に示すように、ブラケット50は、車幅方向に延びるベース部51を有している。ベース部51の上部を構成する係止部52は車幅方向および上下方向に延在する板状をなしている。ベース部51の下部を構成する曲げ部53は、係止部52の下端から後方に突出するとともに、車幅方向および前後方向に延在する板状をなしている。ベース部51は、これら係止部52および曲げ部53からなる断面L字状をなしている。ベース部51の係止部52の前面には、車載通信装置32B(図3)の後壁が係止されている。なお本実施形態では、ベース部51が、車載通信装置32Bが固定される第1固定部に相当する。
ブラケット50は、ベース部51の車幅方向における両端から下方に延びる一対の固定足部54を有している。固定足部54の車幅方向における内側を構成する足本体部55は前後方向および上下方向に延在する板状をなしている。固定足部54の車幅方向における外側を構成する曲げ部56は、足本体部55の前端から車幅方向の外方に突出するとともに、車幅方向および上下方向に延在する板状をなしている。各固定足部54は、こうした足本体部55と曲げ部56とからなる断面L字状をなしている。各固定足部54の下端には、車幅方向における外側に曲げられた形状をなすとともに、車幅方向および前後方向に延びる形状の固定部57が設けられている。各固定部57には、コンソールブラケット29への締結固定に利用されるねじ挿通孔58(図3)が設けられている。
コンソールブラケット29の上部には、上記固定足部54の固定部57に対応する部分に、雌ねじ部35が設けられている。そして、固定用のボルト36が、ブラケット50の固定部57のねじ挿通孔58に挿通された状態でコンソールブラケット29の雌ねじ部35に螺合される。これにより、ブラケット50の固定足部54はコンソールブラケット29に締結固定される。本実施形態では、ブラケット50のベース部51と一対の固定足部54とが門形状をなしている。そして、それらベース部51および固定足部54がインバータ32Aを跨いた状態になるようにブラケット50はコンソールブラケット29に固定される。これにより、ブラケット50のベース部51に固定された車載通信装置32Bが、インバータ32Aの上方に配置されている。本実施形態では、各固定足部54が、車両組付部としてのコンソールブラケット29に固定される第3固定部に相当する。
ブラケット50は、ベース部51の車幅方向における両端から車幅方向の外方に向けて斜め上方に突出する固定耳部59を有している。固定耳部59は、車幅方向および上下方向に延在する板状をなしている。各固定耳部59には、センターコンソール25(詳しくは、コンソールボックス40)への締結固定に利用される雄ねじ部60が設けられている。この雄ねじ部60は、固定耳部59の後面から後方に向けて突出する雄ねじによって構成されている。
コンソールボックス40には、その底部フレーム部材43の下面における前後方向の中間部分、詳しくは上記ブラケット50の固定耳部59に対応する部分に、固定壁部45が設けられている。固定壁部45は、車幅方向および上下方向に延在する板状をなしている。コンソールボックス40の固定壁部45と、ブラケット50の固定耳部59とは略平行に延びている。固定壁部45の車幅方向の両端部分、詳しくはブラケット50の雄ねじ部60に対応する部分には、同固定壁部45へのブラケット50の固定に用いるねじ挿通孔46(図3)が設けられている。
そして、ブラケット50をコンソールボックス40に固定する際には、同ブラケット50の雄ねじ部60が固定壁部45のねじ挿通孔46に挿通されるとともに、その状態で、同雄ねじ部60に固定用のナット37が螺合される。これにより、ブラケット50の固定耳部59がコンソールボックス40の固定壁部45に締結固定される。本実施形態では、ブラケット50の各固定耳部59が、コンソールボックス40に固定される第2固定部に相当する。
以下、このようにして車載通信装置32Bを組み付けることによる作用効果について説明する。
図4および図5に示すように、本実施形態によれば、センターコンソール25の内部において、車載通信装置32B用のブラケット50を利用して、コンソールブラケット29とコンソールボックス40の底部フレーム部材43とを一体に連結することができる。これにより、上記ブラケット50を、車載通信装置32Bのコンソールブラケット29への組み付けに用いることに加えて、センターコンソール25を補強するための補強部材として用いることができる。したがって本実施形態によれば、センターコンソール25の内部の限りあるスペースを効率よく利用して、補強用の部材と車載通信装置32Bとを配設することができる。これにより、車載通信装置32Bを含む電装部品32の配設スペースを確保しつつ、センターコンソール25に高い剛性を付与することができる。
また本実施形態によれば、上記ブラケット50が、車載通信装置32Bの組付用の部材、およびセンターコンソール25の補強用の部材として共用される。そのため、組付部材と補強部材を各別に設ける場合と比較して、センターコンソール25の軽量化、ひいては車両20の軽量化を実現することができる。
本実施形態では、ブラケット50上部の固定耳部59がコンソールボックス40下部の固定壁部45に固定されるとともに、同ブラケット50下部の固定足部54がコンソールブラケット29の上部に固定されている。これにより、図4および図5から明らかなように、ブラケット50の車幅方向における両端部分がそれぞれ、コンソールボックス40の下部とコンソールブラケット29の上部とを一体に連結する態様で上下方向に延びる柱状の連結柱部61になっている。本実施形態によれば、これら連結柱部61をセンターコンソール25を補強する補強部材とすることができるため、センターコンソール25の剛性を高くすることができる。
本実施形態では、ブラケット50の固定耳部59とコンソールボックス40の固定壁部45とを固定する作業が以下のように行われる。
先ず、図3に示すように、複数の電装部品32がコンソールブラケット29の上部に固定される。このとき車載通信装置32Bの組み付けは、次のように行われる。すなわち、ブラケット50のベース部51の前面に車載通信装置32Bが係止されるとともに、同ブラケット50の固定足部54がコンソールブラケット29の上部に締結固定される。そして、このコンソールブラケット29は車体に固定される。
その後、センターコンソール25がコンソールブラケット29に固定される。このときには先ず、上記ブラケット50の後方側にコンソールボックス40の固定壁部45が配置される態様で、センターコンソール25が正規の取付位置よりも後方側の位置に配置される。その後、図5に示すように、上記ブラケット50の固定耳部59の雄ねじ部60をコンソールボックス40の固定壁部45のねじ挿通孔46に挿通させる態様で、センターコンソール25が前方に移動される。そして、その状態でブラケット50の雄ねじ部60にナット37が螺合される。これにより、ブラケット50の固定耳部59にコンソールボックス40の固定壁部45が締結固定される。
本実施形態では、センターコンソール25の内部にブラケット50が配置されている。とはいえ、ねじ挿通孔46に雄ねじ部60を挿入するといった容易な作業を通じて、センターコンソール25の内部でブラケット50の固定耳部59とコンソールボックス40の固定壁部45との位置合わせを行うことができる。そのため、センターコンソール25のコンソールブラケット29への組み付けを容易に行うことができる。
しかも、これにより、車両20の製造ラインにおけるセンターコンソール25の組み付け作業の手間を省くためにセンターコンソール25、車載通信装置32B、およびブラケット50を予め一体に組み付けた状態のものを準備する必要がなくなる。そのため、複数の電装部品32やセンターコンソール25を車両20に組み付ける際に、コンソールボックス40を含むセンターコンソール25と、車載通信装置32Bやブラケット50とを別体の状態で準備することができる。これにより、製造ラインにおける車両20への組み付けに際して、予め準備する個々の構成ユニット(いわゆるアッセンブリ)の外形を小さくすることができる。そのため、上記構成ユニットの配送を容易に行うことができる。また、各構成ユニットの保管スペースを小さくすることなども可能になる。
また、本実施形態によれば、製造ラインにおける車両20への組み付けに際して、コンソールブラケット29に複数の電装部品32が予め組み付けられた状態の構成ユニットを準備することができる。そして、製造ラインにおいては、上記構成ユニットを車両20に組み付けるといった一回の作業で、複数の電装部品32を車両20に固定することができる。これにより、車両20内部の狭い作業スペースにおいて複数の電装部品32を各別に同車両20に固定するといった煩雑な作業を省略することができる。そのため、製造ラインにおいて複数の電装部品32を車両20に組み付ける作業を容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)車載通信装置32B用のブラケット50は、車載通信装置32Bが固定されるベース部51と、コンソールボックス40の固定壁部45に固定される固定耳部59と、コンソールブラケット29に固定される固定足部54とを有している。そのため、車載通信装置32Bを含む電装部品32の配設スペースをセンターコンソール25の内部に確保しつつ、同センターコンソール25に高い剛性を付与することができる。
(2)センターコンソール25の内部において、車載通信装置32Bの組み付けに用いるブラケット50を利用して、コンソールブラケット29とセンターコンソール25とを一体に連結することができる。これにより、センターコンソール25内の限りあるスペースを効率よく利用して、同センターコンソール25を補強する部材と車載通信装置32Bを含む電装部品32とを配設することができる。
(3)ブラケット50の車幅方向における両端部分がそれぞれ、センターコンソール25の頂壁部28の下部(詳しくは、コンソールボックス40の下部)とコンソールブラケット29の上部とを一体に連結する態様で上下方向に延びる柱状の連結柱部61になっている。そのため、それら連結柱部61をセンターコンソール25を補強する補強部材とすることができ、同センターコンソール25の剛性を高くすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ブラケット50の車幅方向における両端部分を構成する一対の連結柱部61のうちの一方を省略してもよい。こうした構成としては、ブラケット50における右側の半分を省略した構成や、ブラケット50における左側の半分を省略した構成を挙げることができる。
・図6に一例を示すように、車載通信装置32B用のブラケット70として、上部ブラケット70Uと下部ブラケット70Bとに分割された分割構造のものを採用してもよい。同構成においては、車載通信装置32Bの上部とコンソールボックス40下部の固定壁部45とを上部ブラケット70Uを介して一体に固定するとともに、車載通信装置32Bの下部とコンソールブラケット29の上部とを下部ブラケット70Bを介して一体に固定すればよい。こうした構成によれば、センターコンソール25の内部において、車載通信装置32B、上部ブラケット70U、および下部ブラケット70Bを利用して、コンソールブラケット29とセンターコンソール25とを一体に連結することができる。
・図7に一例を示すように、コンソールボックス40の底部フレーム部材83を、一対の側壁部84と、それら側壁部84の上部を繋ぐ頂壁部85とからなる断面略U字状に形成してもよい。そして、底部フレーム部材83の側壁部84にブラケット50の固定耳部59を締結固定するようにしてもよい。
・コンソールボックス40下部の底部フレーム部材43とコンソールブラケット29上部とを一体に連結する構造のブラケットを、車載通信装置32B以外の電装部品32に用いられるブラケットに適用してもよい。
・電装部品32用のブラケットを、センターコンソール25の内面におけるコンソールボックス40よりも前方の部分(あるいは、同部分に沿って延設されるフレーム部材)とコンソールブラケット29との間に架設するようにしてもよい。こうした構成によっても、電装部品32の配設スペースをセンターコンソール25の内部に確保しつつ、同センターコンソール25に高い剛性を付与することができる。
・上記実施形態にかかる車両は、センターコンソール25や電装部品32が車体の上部に直接固定される構造の車両など、コンソールブラケット29を有していない車両にも適用することができる。同構成においては、車体が車両組付部に相当する。
・上記実施形態にかかる車両は、センターコンソール以外の内装部品の内部に電装部品が収容された状態で同電装部品がブラケットを介して車両組付部に組み付けられている車両にも適用することができる。こうした車両としては、例えば車両のフロアを覆う内装部材としてのフロア部材の内部、詳しくはフロア部材と車体における同フロア部材によって覆われた部分との間に電装部品が配設される構造の車両を挙げることができる。同車両においては、ブラケットとして、電装部品が固定される第1固定部と、フロア部材に固定される第2固定部と、車両組付部に固定される第3固定部とを有するものを採用すればよい。上記構成によれば、電装部品の配設スペースをフロア部材の内部に確保しつつ、同フロア部材およびその周辺に高い剛性を付与することができる。
20…車両
25…センターコンソール
26…フレーム部材
27…側壁部
28…頂壁部
29…コンソールブラケット
32…電装部品
32A…インバータ
32B…車載通信装置
40…コンソールボックス
41…ボックス部
43,83…底部フレーム部材
45…固定壁部
50…ブラケット
51…ベース部
54…固定足部
57…固定部
59…固定耳部
61…連結柱部
70…ブラケット
70U…上部ブラケット
70B…下部ブラケット

Claims (1)

  1. 電装部品が、センターコンソールの内部に収容された状態でブラケットを介して車両組付部に組み付けられている車両において、
    前記センターコンソールは、車幅方向に間隔を置いて並ぶ一対の側壁部と、前記一対の側壁部の上部を繋ぐ頂壁部と、を有し、
    前記頂壁部は、車幅方向および車両上下方向に延在する板状をなすとともに前記頂壁部の下部を構成する固定壁部を有し、
    前記ブラケットは、前記電装部品が固定される第1固定部と、前記センターコンソールに固定される第2固定部と、前記車両組付部に固定される第3固定部と、前記第2固定部が前記固定壁部に固定されるとともに前記第3固定部が前記車両組付部の上部に固定される態様で車両上下方向に延びて前記固定壁部と前記車両組付部とを一体に連結する連結柱部と、を有し、
    前記第2固定部は、車幅方向および車両上下方向に延在する板状をなしており、且つ、前記車両の前後方向において前記固定壁部に重ね合わされた状態で当該固定壁部に締結固定されている、ことを特徴とする車両。
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