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JP7489941B2 - 作業指示システム及び作業指示方法 - Google Patents

作業指示システム及び作業指示方法 Download PDF

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Description

本発明は、作業指示システム及び作業指示方法に関する。
制御盤、事務機器、自動車、航空機、産業機械、建設機械等々といった各種工場では、ライン方式やセル方式、ダイナミックセル方式等の生産方式で製品を生産する。一つの製品は、例えば、部品や素材の準備、板金、塗装、主要部品の組立、主要部品の本体への組み付け、検査などの複数の作業工程を経て生産される。
生産現場には、作業指示書を介して作業者に組立作業を指示する作業指示端末が配置される。作業指示書は、一連の作業方法を説明する図書であり、例えば、組立対象製品、該製品に取り付ける部品、該部品の取り付け方の説明等の情報等を含む。組立対象製品や部品などの情報を作業者に分かりやすく伝える目的で、これらの三次元設計データに基づく3DCADモデルを作業指示書に含めることも多く行われている。
特許文献1には、3DCADデータを基に組立順序を生成し、計算結果を出力する組立順序生成装置が記載されている。
特開2015-153237号公報
作業指示書は、サーバー等で構成される作業指示装置で生成及び記憶され、作業指示装置は、作業指示端末からの要求に応じて、作業指示書を作業指示端末に送信する。そして、作業指示端末において、作業指示装置から送信された作業指示書が表示部の画面等に表示される。
ところで、作業指示書には、画像や3DCADモデルのデータが含まれる場合が多いため、作業指示書のデータ容量も大きくなる。つまり、作業指示端末から作業指示端末に対して作業指示書が送信される時間も長くなる。したがって、作業指示端末からの作業指示書の送信要求を受け付けた時点で作業指示装置が作業指示書を作業指示端末に送信した場合、作業指示書のデータを作業指示端末が受信して作業指示書が画面に表示されるまでに長い時間がかかってしまう。この間、作業者は作業を進めることができないため、この時間は作業者の待ち時間となってしまう。
表示の待ち時間の短縮するための対策として、一般的にキャッシュの仕組みが知られている。キャッシュは、配信装置から端末に至る(端末を含む)通信経路上の装置上で、一度配信されたデータを蓄積しておき、再度データの取得依頼を受けた際に、キャッシュを持つ装置が配信装置の代理でデータを返す仕組みである。キャッシュの仕組みを利用すれば、2回目以降に作業指示書の同じコンテンツ(部品の3DCADモデル等)を表示する際に、作業指示装置からデータを取得する必要がなくなるため、短時間で作業指示端末の表示部に作業指示書を表示できる。しかしながら、キャッシュの仕組みを利用しても、初回に作業指示書を表示する場合における表示時間を短縮することは困難である。
表示の待ち時間の短縮するための別の対策として、作業者自身に必要な作業指示書を指定してもらい、作業指示書を表示する作業指示端末に予め作業指示書を保存しておく方法が考えられる。しかしながら、この方法を採用する場合、作業者自身が次に製作する製品もしくは使用する作業指示書を予め知っている必要があるため、作業に着手する前における作業者による準備作業が増えてしまう。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものである。本発明の目的は、作業者に手間をかけることなく、作業指示書の表示の待ち時間を初回の表示時から短縮できるようにすることにある。
本発明の一態様に係る作業指示装置は、作業指示装置及び作業指示端末を有する作業指示システムである。作業指示装置は、製品の組み立て作業の実施手順が記載された、製品を構成する部品の3次元モデルのデータを含む作業指示書を記憶する第1の作業指示書記憶部と、作業指示書に基づく製品の組み立て作業の実施予定日時と、組み立て作業の作業者であるユーザーのユーザー情報とを対応付けた作業計画を記憶する作業計画記憶部と、組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて作業指示端末から送信されるユーザー情報に基づいて、作業計画おいて、作業者であるユーザーが実行予定の作業の作業指示書を第1の作業指示書記憶部からを読みだして作業指示端末に送信する送信部と、を備える。作業指示端末は、作業指示装置から送信された作業指示書を取得する作業指示書取得部と、作業指示書取得部が取得した作業指示書が記憶されるキャッシュとしての第2の作業指示書記憶部と、組み立て作業の作業者による操作に基づいて、第2の作業指示書記憶部から、操作によって特定される組み立て作業に続いて行われる作業に対応する部分の作業指示書を読みだして表示部に表示させる表示処理部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る作業指示方法は、作業指示装置及び作業指示端末を有する作業指示システムによる作業指示方法である。本発明の一態様に係る作業指示方法は、作業指示装置が、製品の組み立て作業の実施手順が記載された、製品を構成する部品の3次元モデルのデータを含む作業指示書を記憶する手順と、作業指示装置が、作業指示書に基づく製品の組み立て作業の実施予定日時と、組み立て作業の作業者であるユーザーのユーザー情報とを対応付けた作業計画を第1の作業指示書記憶部に記憶させる手順と、作業指示装置が、組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて作業指示端末から送信されるユーザー情報に基づいて、作業計画おいて、作業者であるユーザーが実行予定の作業の作業指示書を第1の作業指示書記憶部から読みだして作業指示端末に送信する手順と、作業指示端末が、作業指示端末から送信された作業指示書を取得する手順と、作業指示端末が、取得した作業指示書をキャッシュとしての第2の作業指示書記憶部に記憶させる手順と、作業指示端末が組み立て作業の作業者による操作に基づいて、第2に作業指示書記憶部から、操作によって特定される組み立て作業に続いて行われる作業に対応する部分の作業指示書を読みだして表示部に表示させる手順と、を含む。
本発明の少なくとも一態様によれば、作業者に手間をかけることなく、作業指示書の表示の待ち時間を、初回の表示時から短縮できるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
従来の作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すシーケンス図である。 キャッシュ機能を有する作業指示サーバーを含む作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る作業指示システムの制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る作業指示サーバーを構成するハードウェアの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る作業指示書DBに格納された作業指示書の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る作業計画DBに格納された作業計画の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るユーザー情報DBの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る作業指示システムの制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について説明する前に、まず、本発明が解決すべき課題について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、従来の作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すシーケンス図であり、図2は、キャッシュ機能を有する作業指示サーバーを含む作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すシーケンス図である。
図1に示す、キャッシュ機能を備えない作業指示システムは、作業指示端末、作業指示サーバー及び作業指示書DB(データベース)を含む。作業指示端末は、作業者によって操作される端末であり、表示部(図示略)を有する。表示部には、作業者による操作に基づいて、作業者が製品の組み立て作業を行う際に参照する作業指示書が表示される。
作業指示サーバーは、作業指示端末からの指示に基づいて作業指示書を生成し、作業指示端末に送信する装置である。作業指示書DBには、作業指示書を構成する各データが記憶される。
まず、作業指示端末において、作業者による作業指示書表示指示を受け付ける(ステップS1)。次いで、作業指示書表示指示に基づいて、作業指示書の取得要求が作業指示サーバーに送信される(ステップS2)。次いで、作業指示端末によって取得が指示された作業指示書を、作業指示サーバーが作業指示書DBから検索する(ステップS3)。次いで、作業指示書DBにおいて検索処理が行われる(ステップS4)。
次いで、作業指示書DBから作業指示サーバーに対して、作業指示書の内容が送信される(ステップS4)。作業指示書の内容は、作業指示書を構成する各データであり、製品を構成する各部品の画像や3DCADデータなどが含まれる。次いで、作業指示サーバーにおいて、ステップS4で送信された作業指示書の内容に基づいて、作業指示書生成処理が行われる(ステップS5)。次いで、作業指示サーバーから作業指示端末に対して、作業指示書が送信される(ステップS6)。次いで、作業指示端末において、作業指示端末から送信された作業指示書の表示処理が行われる(ステップS7)。
従来の作業指示システムによってこのような処理が行われた場合、ステップS1で作業指示端末に対する作業者による作業指示書表示指示が行われてから、ステップS7で作業指示書が作業指示端末の画面に表示されるまでの時間が、作業者の待ち時間になってしまう。
次に、図2を参照して、キャッシュ機能を備えた作業指示システムによる作業指示方法について説明する。図2におけるステップS11~ステップS15までの処理は、図1に示したステップS1~ステップS5の処理と同一である。すなわち、作業者によって最初に作業指示書取得指示が行われてから、作業指示サーバーによって作業指示書が生成されるまでの処理の手順は、キャッシュ機能を持たない作業指示システムと同じである。
キャッシュ機能を備えた作業指示システムでは、ステップS5の作業指示書生成処理の後、作業指示書をキャッシュする処理が行われる(ステップS16)。次いで、作業指示サーバーから作業指示端末に対して、作業指示書が送信される(ステップS17)。次いで、作業指示端末において、作業指示端末から送信された作業指示書の表示処理が行われる(ステップS18)。
そして、作業者によって、2回目の作業指示書表示指示が行われると(ステップS19)、作業指示端末は作業指示サーバーに対して作業指示書の取得要求を送信する(ステップS20)。作業指示サーバーにおいて、ステップS20で取得が指示された作業指示書はすでにキャッシュに格納済みであるため、作業指示サーバーは、キャッシュから作業指示書を読み出す処理を行う(ステップS21)。次いで、作業指示サーバーから作業指示端末に対して、キャッシュから読みだされた作業指示書が送信される(ステップS22)。次いで、作業指示端末において、作業指示端末から送信された作業指示書の表示処理が行われる(ステップS23)。
このように、キャッシュ機能を備えた作業指示システムによれば、2回目以降の作業指示書表示指示に基づく処理は、キャッシュに格納されたデータを使用できるため、作業指示書表示指示から作業指示書の表示までの時間は短縮される。しかしながら、初回の作業指示書表示指示に基づく処理により発生する作業者の待ち時間は、キャッシュ機能を備えた作業指示システムによっても短縮できない。
<第1の実施形態>
次に、本発明を実施するための第1の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値等は例示である。また、本明細書及び図面において、同一の構成要素又は実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することとし、重複する説明は省略する。
[作業指示システムの構成]
図3は、本発明の第1の実施形態に係る作業指示システムの制御系の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、作業指示システム1は、作業指示サーバー11(作業指示装置の一例)と、作業指示端末2と、を含む。作業指示サーバー11及び作業指示端末12は、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続される。
〔作業指示サーバー〕
作業指示サーバー11は、作業計画DB101、ユーザー情報DB102、作業指示書DB103、作業計画管理部104及び作業指示書送信部105等を含む。
作業計画DB101は、作業計画とユーザー情報とが対応付けて記憶されるデータベースである。ユーザー情報には、作業指示書を参照する作業者、作業者のグループ、作業者による組み立て作業の実行場所(作業指示端末の設置場所)等の情報が登録される。
作業計画には、組み立て作業の対象製品の情報と、該対象製品の組み立て作業時に作業者によって参照される作業指示書の情報と、組み立て作業の実施予定日時の情報と、が対応付けて記載される。すなわち、作業計画DB101には、どの作業者がどの対象製品の作業指示書をいつ参照するかの予定が格納される。作業計画の作業計画DB101への登録は、例えば、製造管理者等によって行われる。作業計画DB101については、後述の図6を参照して詳述する。
ユーザー情報DB102には、ユーザー情報、及び、ユーザー情報に基づく作業指示サーバー11へのログイン時に使用されるパスワードの情報が格納される。ユーザー情報DB102については、後述の図7を参照して詳述する。
作業指示書DB103(第1の作業指示書記憶部の一例)は、作業指示書が格納されるデータベースである。作業指示書の作業指示書DB103への登録は、例えば、生産技術者等によって行われる。作業指示書DB103については、後述の図5を参照して詳述する。
作業計画管理部104は、作業指示端末12から送信されるユーザー情報と対応付けられた作業計画を、作業計画DB101から取得する。そして、作業計画管理部104は、取得した作業計画を作業指示端末12に送信する。
作業指示書送信部105(送信部の一例)は、作業指示端末12から作業指示書の取得要求が送信された場合に、作業指示書DB103を検索して作業指示書を取得し、取得した作業指示書を作業指示端末12に送信する。
〔作業指示端末〕
次に、同じく図3を参照して、作業指示端末12の構成について説明する。作業指示端末12は、ログイン情報取得部106、作業計画取得部107、作業指示書取得部108、作業指示書表示処理部109、ログイン中ユーザー情報記憶部110、作業計画記憶部111及び作業指示書記憶部112等を含む。
ログイン情報取得部106は、作業者が作業指示端末12にログインした際に作業指示端末12に入力されたユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報を、ログイン中ユーザー情報記憶部110に記憶させる。
作業計画取得部107は、ログイン中ユーザー情報記憶部110に記憶されたユーザー情報に対応付けられた作業計画の取得要求を、作業指示サーバー11に送信する。そして、作業指示サーバー11から作業計画が送信された場合に、該作業計画を作業計画記憶部111に記憶させる。
作業計画取得部107が作業計画の取得要求を作業指示サーバー11に送信するタイミングは、ログイン情報取得部106によるログインの検知時や、予め定められた所定の周期に基づく所定のタイミングの到来時などの、組み立て作業の着手前の所定のタイミングである。予め定められた所定の周期に基づく所定のタイミングが到来したか否かは、任意の周期で起動するタイマーが起動したか否か等に基づいて判定することができる。
また、作業指示サーバー11に対する作業計画の取得要求において、取得を要求する作業計画の作業期間は、不図示の設定ファイル等に予め設定しておいた期間であってもよく、取得要求時に指定した期間であってもよい。取得を要求する作業計画の作業期間には、作業日の当日や、作業予定日時を起点とした直近の数時間等を設定可能である。なお、取得を要求する作業計画の作業期間は、作業計画取得部107では設定せずに、作業指示サーバー11の作業計画管理部104において設定してもよい。
作業指示書取得部108は、ログイン情報取得部106によるログインの検知時、予め定められた所定の周期に基づく所定のタイミングの到来時、又は、作業者が作業指示書のページを進める操作等を契機にして、作業指示サーバー11に対して作業指示書の取得要求を送信する。
ここで作業指示サーバー11に対して取得が要求される作業指示書は、作業計画記憶部111に記憶された作業計画に含まれる作業指示書である。なお、作業指示書取得部108は、作業計画記憶部111に記憶された作業計画に含まれる作業指示書のすべてを作業指示サーバー11に要求してもよく、作業実施予定日が近い作業指示書から順に取得を要求してもよい。もしくは、作業指示書取得部108は、作業指示書の取得要求をページ単位で行ってもよい。そして、作業指示サーバー11から作業指示書が送信された場合に、該作業指示書を作業計画記憶部111に記憶させる。
作業指示書表示処理部109(表示処理部の一例)は、作業指示書記憶部112に記憶された作業指示書を読み出して作業指示端末12の表示部(図示略)に表示させる処理を行う。また、作業指示書を表示した画面において、作業者によってページを送る操作や、作業を終了させる操作などを受け付けた際には、これらの操作の情報を作業指示書取得部108に供給する。
ログイン中ユーザー情報記憶部110は、作業指示端末12にログイン中のユーザーのユーザー情報を記憶する。作業計画記憶部111は、作業計画取得部107によって取得された作業計画を記憶する。作業指示書記憶部112(第2の作業指示書記憶部の一例)は、作業指示書取得部108によって取得された作業指示書をキャッシュする記憶部である。
[計算機のハードウェア構成]
次に、図3に示した作業指示システム1の作業指示サーバー11の制御系の機能を実現するためのハードウェア構成について、図4を参照して説明する。図4は、作業指示サーバー11を構成するハードウェアの構成例を示すブロック図である。なお、作業指示端末12を構成する計算機50のハードウェア構成例は、作業指示サーバー11と同様である。したがって、以下では、作業指示サーバー11を構成するハードウェアの構成についてのみ説明し、作業指示端末12を構成するハードウェアの構成については、説明を省略する。
図2に示すように、計算機50は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、表示部54と、操作入力部55と、不揮発性ストレージ56と、ネットワークインターフェース57と、を含む。計算機50を構成する各部は、バスBを介して相互に通信可能に接続される。
CPU51は、作業指示サーバー11の各機能を実現するソフトウェアのプログラムをROM52から読み出して実行する、もしくは、該プログラムをRAM53にロードして実行する。作業指示サーバー11内の各部の機能は、CPU51がプログラムを実行することにより実現される。なお、CPUに代えて、MPU(Micro Processing Unit)等の他の処理装置が用いられてもよい。
ROM52は、計算機50によって実行されるプログラムを格納した、コンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。ROM52には、OS(Operating System)、各種のパラメータ、計算機50を機能させるためのプログラム等が記録される。
RAM53には、CPU51の演算処理の途中で発生した変数やパラメータなどが一時的に書き込まれる。RAM53に書き込まれた変数やパラメータなどは、CPU51によって適宜読み出される。
表示部54は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどで構成される表示装置である。
操作入力部55は、例えば、マウスやキーボードなどで構成される。操作入力部55は、ユーザーにより入力された操作の内容に応じた操作信号を生成し、該操作信号をCPU51に出力する。なお、表示部54及び操作入力部55は、タッチパネルとして一体に形成されてもよい。
不揮発性ストレージ56は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等で構成される。作業指示サーバー11の作業計画DB101、ユーザー情報DB102、作業指示書DB103の各機能は、不揮発性ストレージ56によって実現される。また、作業指示端末12のログイン中ユーザー情報記憶部110、作業計画記憶部111、作業指示書記憶部112の各機能も、不揮発性ストレージ56によって実現される。
ネットワークインターフェース57は、例えば、NIC(Network Interface Card)等で構成される。ネットワークインターフェース57は、NICに接続された回線を介して、作業指示端末12との間で行われる各種データの送受信動作を制御する。
[作業指示書の構成]
次に、図5を参照して、作業指示書の構成について説明する。図5は、作業指示書DB103に格納された作業指示書Iwの構成例を示す図である。
作業指示書Iwは、図5に示すように、組み立て作業の対象製品ごとにそれぞれ存在する。作業指示書Iwは、対象製品の製品名が表示される対象製品格納部201、作業指示の内容が格納される作業指示内容格納部202を含む。
作業指示内容格納部202は、ページ番号フィールド202a、取付部品3Dフィールド202b、補足画像フィールド202c、取付部品名フィールド202d及び作業方法フィールド202eを有する。
ページ番号フィールド202aには、作業指示書Iwのページ番号が格納される。本実施形態では、作業指示書Iwの各ページは、一つの取付部品に対応している。作業指示書Iwがこのように構成されることにより、作業者は、取付部品と作業指示書Iwのページとの対応に迷うことなく、組み立て作業に集中することができる。
取付部品3Dフィールド202bには、取付部品を3Dで表示可能にする3D形状ファイル(3DCADデータ)が格納される。補足画像フィールド202cには、取付部品や該取付部品の取り付け方の説明等の、補足内容を示す補足画像が格納される。
取付部品名フィールド202dには、取付部品の名称が格納される。なお、取付部品の名称の代わりに、取付部品の製品番号など、取付部品を識別可能な情報が格納されてもよい。作業方法フィールド202eには、「作業台に設置する」、「仮置きする」、「レンチで締結する」等の、作業方法の内容が格納される。
例えば、作業指示書Iwの作業指示内容格納部202の一番上のフィールドには、作業指示書Iwの1ページ目には、取付部品の3Dファイルは「3D形状ファイル1」であり、補足画像は無く、取付部品名は「基台5」であり、作業方法は「作業台に設置する」であることが示されている。
[作業計画の構成]
次に、図6を参照して、作業計画の構成について説明する。図6は、作業計画DB101に格納された作業計画Pwの構成例を示す図である。図6に示すように、作業計画Pwは、作業番号フィールド301、ユーザーフィールド302、作業指示書フィールド303及び作業実施予定日時フィールド304を有する。
作業番号フィールド301には、取付部品の組み立て作業のそれぞれを識別作業番号が格納される。ユーザーフィールド302には、組み立て作業を担当する作業者、作業者のグループ、作業者が操作する作業指示端末12の設置場所等の情報が格納される。作業指示書フィールド303には、作業指示書Iwによって組み立てが指示される対象製品の種類を示す情報が格納される。作業実施予定日時フィールド304には、作業者が作業を実施する予定の日時の情報が格納される。
例えば、作業計画Pwの一番上のレコードには、作業番号が「0001」であり、作業を担当するユーザー(作業者)が「User3」であり、作業指示書Iwによって組み立てが指示される対象製品の名称は「製品a」であり、作業実施予定日時は「2021/1/25 15:00」であることが示されている。
[ユーザー情報DBの構成]
次に、図7を参照して、ユーザー情報DB102の構成について説明する。図7は、ユーザー情報DB102の構成例を示す図である。
図7に示すように、ユーザー情報DB102は、ユーザーフィールド401及びパスワードフィールド402を有する。ユーザーフィールド401には、組み立て作業を担当する作業者の識別情報、作業者のグループの識別情報、作業者が操作する作業指示端末12の設置場所等の識別情報が格納される。パスワードフィールド402には、作業指示端末12にログインする際に用いられるパスワードの情報が格納される。
例えば、図7に示すユーザー情報DB102には、ユーザーの「User1」と対応付けられたパスワードは「PW1」であり、ユーザーの「User2」と対応付けられたパスワードは「PW2」であり、ユーザーの「UserM」と対応付けられたパスワードは「PWM」であることが示されている。
<作業指示システムによる作業指示方法>
次に、図8を参照して、本実施形態に係る作業指示システム1による作業指示方法について説明する。図8は、作業指示システムによる作業指示方法の手順の例を示すフローチャートである。
組み立て作業の実行にあたり、まずユーザーは、ユーザー情報及びパスワードを作業指示端末12に入力してログインする。そして、作業指示端末12のログイン情報取得部106によって、ログイン時に入力されたユーザー情報が、ログイン中ユーザー情報記憶部110に記憶される。
作業計画取得部107は、作業者によるログインを検知したか、もしくは、予め定められた所定のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップSA1)。なお、作業者によるログインを検知したか否かの判定と、所定のタイミングが到来したか否かの判定は、同時に行われるものではなく、設定等に基づいて2つのうちのいずれか一つの判定が行われる。
作業者によるログインの検知は、例えば、ログイン中ユーザー情報記憶部110にユーザー情報が記憶されたか否かの情報に基づいて、作業計画取得部107が行うことができる。所定のタイミングが到来したか否かは、例えば、所定の周期で起動するタイマー(図示略)が起動したか否かに基づいて判定することができる。なお、所定のタイミングは、作業者によるログインの検知後のタイミングであるものとする。
ステップSA1において、作業者によるログインを検知していない、もしくは、所定のタイミングは到来していないと判定された場合(ステップSA1がNO判定の場合)、作業計画取得部107はステップSA1の判定を繰り返す。
一方、ステップSA1で作業者によるログインを検知した、又は、所定のタイミングが到来したと判定された場合(ステップSA1がYES判定の場合)、作業計画取得部107は、ログイン中の作業者が実行予定の作業計画Pwの取得要求を、作業指示サーバー11の作業計画管理部104に送信する(ステップSA2)。
次いで、作業計画取得部107は、作業計画管理部104から作業計画Pwを取得したか否かを判定する(ステップSA3)。ステップSA3で、作業計画Pwを取得していないと判定された場合(ステップSA3がNO判定の場合)、作業計画取得部107は、ステップSA3の判定を繰り返す。
一方、ステップSA3で、作業計画Pwを取得したと判定された場合(ステップSA3がYES判定の場合)、作業計画取得部107は、取得した作業計画Pwを作業計画記憶部111に記憶する(ステップSA4)。ステップSA4の処理後、作業計画取得部107による処理は終了する。
作業指示書取得部108は、作業計画取得部107による処理が完了したか、又は、所定のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップSB1)。なお、作業計画取得部107による処理が完了したか否かの判定と、所定のタイミングが到来したか否かの判定は、同時に行われるものではなく、設定等に基づいて2つのうちのいずれか一つの判定が行われる。
ステップSB1で、作業計画取得部107による処理は終了していない、もしくは、所定のタイミングは到来していないと判定された場合(ステップSB1がNO判定の場合)、作業指示書取得部108はステップSB1の判定を繰り返す。
一方、ステップSB1で、作業計画取得部107による処理は終了した、もしくは、所定のタイミングは到来したと判定された場合(ステップSB1がYES判定の場合)、作業指示書取得部108は、作業計画記憶部111に記憶されている作業計画Pwに含まれる作業指示書Iwの取得要求を、作業指示サーバー11の作業指示書送信部105に送信する(ステップSB2)。
次いで、作業指示書取得部108は、作業指示書送信部105から作業指示書Iwを取得したか否かを判定する(ステップSB3)。ステップSB3で、作業指示書Iwを取得していないと判定された場合(ステップSB3がNO判定の場合)、作業指示書取得部108は、ステップSB3の判定を繰り返す。
一方、ステップSB3で、作業指示書Iwを取得したと判定された場合(ステップSB3がYES判定の場合)、作業指示書取得部108は、取得した作業指示書Iwを作業指示書記憶部112に記憶する(ステップSB4)。ステップSB4の処理後、作業指示書取得部108による処理は終了する。
作業指示書表示処理部109は、操作入力部等を介して作業者より作業指示書Iwの表示指示を受け付けたか否かを判定する(ステップSC1)。ステップSC1で、作業指示書Iwの表示指示は受け付けていないと判定された場合(ステップSC1がNO判定の場合)、作業指示書表示処理部109は、ステップSC1の判定を繰り返す。
一方、ステップSC1で、作業指示書Iwの表示処理を受け付けたと判定された場合(ステップSC1がYES判定の場合)、作業指示書表示処理部109は、作業指示書Iwを表示部の画面に表示させる(ステップSC2)。次いで、作業指示書表示処理部109は、作業者による作業指示書Iwに対する操作内容に応じて、作業指示書Iwの該当ページを作業指示書記憶部112から読みだして表示部の画面に表示させる(ステップSC3)。
次いで、作業指示書表示処理部109は、作業者による作業が終了したか否かを判定する(ステップSC4)。作業者による作業が終了したか否かは、例えば、画面に表示された作業指示書Iwを閉じる操作を検知したか否かに基づいて判定することができる。ステップSC4で、作業者による作業は終了していないと判定された場合(ステップSC4がNO判定の場合)、作業指示書表示処理部109は、ステップSC3の処理を行う。一方、ステップSC4で、作業者による作業が終了したと判定された場合(ステップSC4がYES判定の場合)、作業指示書表示処理部109による処理は終了する。
上述した実施形態では、作業指示システム1の作業指示サーバー11は、作業指示書Iwを記憶する作業指示書DB103と、作業指示書Iwに基づく製品の組み立て作業の実施予定と、ユーザー情報とを対応付けた作業計画Pwを記憶する作業計画DB101と、組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて、作業計画Pwに記載された作業指示書Iwを作業指示書DB103から読みだして作業指示端末12に送信する作業指示書送信部105と、を備える。
また、作業指示システム1の作業指示端末12は、作業指示サーバー11から送信された作業指示書Iwを取得する作業指示書取得部108と、作業指示書取得部108が取得した作業指示書Iwが記憶される作業指示書記憶部112と、作業者による操作に基づいて、作業指示書記憶部112から作業指示書Iwを読みだして表示部に表示させる作業指示書表示処理部109と、を備える。
そして、本実施形態では、事前に設定されたユーザー情報と対応付けられた作業計画Pwに基づいて、組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて、作業指示書Iwが作業指示サーバー11から送信されて作業指示端末12の作業指示書記憶部112に記憶される。そして、作業者による操作に基づいて、作業指示書表示処理部109によって、作業指示書Iwが画面に表示される。
それゆえ、本実施形態によれば、作業者自身が次に製作する製品もしくは使用する作業指示書を予め知っておく必要がなく、すなわち、作業者に手間をかけることなく、作業指示書を表示部に表示させることができる。また、本実施形態によれば、組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて、作業計画Pwに記載された作業指示書Iwが、作業指示装置11から送信される。それゆえ、本実施形態によれば、作業指示書Iwの表示の待ち時間を、初回の表示時から短縮することができる。
また、上述した実施形態では、ユーザー情報DB102に記憶されるユーザー情報は、作業者の識別情報、作業者のグループの識別情報、作業指示端末の識別情報のうちの少なくとも1つを含む。したがって、本実施形態によれば、これらの識別情報に対応する作業計画Pwに基づく作業指示書を、作業指示端末12の画面に表示させることができる。つまり、作業者が業務で使用している区分を、ユーザー情報DB102の識別情報に登録できるため、作業者の利便性を向上させることができる。
また、上述した実施形態では、作業指示端末12の作業指示書取得部108は、表示部に表示された作業指示書に対する作業者による操作の内容に基づいて、操作によって特定される組み立て作業に続いて行われる作業に対応する作業指示書Iwを、作業指示書DB103から読み出して作業指示端末12に送信する。したがって、本実施形態によれば、作業指示サーバー11から作業指示端末12に対して作業指示書Iwが分散して配信されるため、作業指示サーバー11及び作業指示端末12間における通信の負担を軽減できる。また、作業指示書を一度に取得する場合と比較して、取得にかかる時間を節減できる。
また、上述した実施形態では、作業指示端末12の作業指示書取得部108は、作業計画取得部107が取得した作業計画Pwに基づいて、作業指示サーバー11に作業指示書Iwの送信を要求する。したがって、本実施形態では、予め用意された作業計画Pwに基づいて、作業指示書Iwの取得要求が作業指示端末12から作業指示サーバー11に送信され、作業指示サーバー11から作業指示端末12に作業指示書が送信される。
それゆえ、本実施形態によれば、作業計画Pwに基づいて組み立て作業に必要となる分の作業指示書のみが、作業指示サーバー11から作業指示端末12に送信されるため、作業指示サーバー11及び作業指示端末12間における通信の負担を軽減でき、作業指示書を一度に取得する場合と比較して、取得にかかる時間を節減できる。
<第2の実施形態>
次に、本実施形態の第2の実施形態に係る作業指示システム1Aによる作業指示方法について説明する。まず、図9を参照して、作業指示システム1Aの構成について説明する。
[作業指示システムの構成]
図9は、本発明の第2の実施形態に係る作業指示システム1Aの制御系の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、作業指示システム1Aは、作業指示サーバー11と、作業指示端末12Aと、を含む。作業指示サーバー11及び作業指示端末12Aは、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続される。
〔作業指示サーバー〕
上述した第1の実施形態と第2の実施形態とで、作業指示サーバー11の構成は同じであるため、構成に関する説明は省略する。第1の実施形態と第2の実施形態とでは、作業計画管理部104の処理の内容が異なる。本実施形態では、作業計画管理部104は、作業指示端末12Aから送信されたユーザー情報に基づいて、該ユーザー情報と対応付けられた作業計画Pwを作業計画DB101から取得し、該作業計画Pwに含まれる作業指示書の作業指示端末12Aへの送信を、作業指示書送信部105に指示する。
〔作業指示端末〕
本実施形態に係る作業指示端末12Aと、上述した第1の実施形態に係る作業指示端末12とでは、本実施形態に係る作業指示端末12Aが、作業計画取得部107及び作業計画記憶部111を備えない点で異なる。本実施形態に係る作業指示端末12Aでは、作業指示書取得部108は、ログイン情報取得部106が取得したユーザー情報を作業指示サーバー11に送信する。そして、作業指示サーバー11から作業指示書が送信された場合に、作業指示書取得部108が該作業指示書を受信し、該作業指示書を作業指示書記憶部112に記憶させる。
[作業指示システムによる作業指示方法]
次に、図10を参照して、本実施形態に係る作業指示システム1Aによる作業指示方法について説明する。図10は、作業指示システム1Aによる作業指示方法の手順の例を示すフローチャートである。
作業指示端末12Aの作業指示書取得部108は、作業者によるログインを検知したか、もしくは、予め定められた所定のタイミングが到来したか否かを判定する(ステップSD1)。ステップSD1において、作業者によるログインを検知していない、もしくは、所定のタイミングは到来していないと判定された場合(ステップSD1がNO判定の場合)、作業指示書取得部108はステップSD1の判定を繰り返す。
一方、ステップSD1で作業者によるログインを検知した、又は、所定のタイミングが到来したと判定された場合(ステップSD1がYES判定の場合)、作業指示書取得部108は、ログイン中のステータスのユーザー情報を、作業指示サーバー11の作業計画管理部104に送信する(ステップSD2)。ステップSD2の処理後に、作業指示サーバー11の作業計画管理部104及び作業指示書送信部105による後述の処理が行われることにより、作業指示サーバー11から作業指示端末12Aに対して、作業指示書Iwが送信される。
次いで、作業計画取得部107は、作業指示書送信部105から作業指示書Iwを取得したか否かを判定する(ステップSD3)。ステップSD3で、作業指示書Iwを取得していないと判定された場合(ステップSD3がNO判定の場合)、作業指示書取得部108は、ステップSD3の判定を繰り返す。
一方、ステップSD3で、作業指示書Iwを取得したと判定された場合(ステップSD3がYES判定の場合)、作業指示書取得部108は、取得した作業指示書Iwを作業指示書記憶部112に記憶する(ステップSD4)。ステップSD4の処理後、作業指示書取得部108による処理は終了する。
作業指示サーバー11の作業計画管理部104は、作業指示端末12Aからユーザー情報を取得したか否かを判定する(ステップSE1)。ステップSE1でユーザー情報を受信していないと判定された場合(ステップSE1がNO判定の場合)、作業計画管理部104は、ステップSE1の判定を繰り返す。
一方、ステップSE1でユーザー情報を取得したと判定された場合(ステップSE1がYES判定の場合)、作業計画管理部104は、取得したユーザー情報と対応付けられた作業計画Pwを、作業計画DB101から取得する(ステップSE2)。
次いで、作業計画管理部104は、ステップSE2で取得した作業計画Pwに含まれる作業指示書Iwを取得し、該作業指示書Iwの作業指示端末12Aへの送信を、作業指示書送信部105に指示する(ステップSE3)。次いで、作業指示書送信部105は、作業指示書を作業指示端末12Aに送信する(ステップSE4)。ステップSE4の処理後、作業指示書送信部105による処理は終了する。
作業指示書表示処理部109によって行われるステップSF1~ステップSF3の各処理は、図8に示したステップSC1~ステップSC3の各処理と同一であるため、ここではこれらの各処理の説明は省略する。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、作業者に手間をかけることなく、作業指示書の表示の待ち時間を初回の表示時から短縮できるようになる。また、第2の実施形態では、作業計画Pwを作業指示端末12Aに記憶させる必要がないため、作業指示端末12Aの記憶領域をその分節減できる。さらに、第2の実施形態では、作業指示装置11及び作業指示端末12A間でデータが送受信される回数が少なくなるため、通信のトラフィックを減らすことができる。
なお、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために装置(作業指示サーバー、作業指示端末)及びシステム(作業指示システム)の構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、図3中に、実線又は実線の矢印で示した制御線又は情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1、1A…作業指示システム、2、2A…作業指示端末、11…作業指示サーバー、12、12A…作業指示端末、101…作業計画DB、102…ユーザー情報DB、103…作業指示書DB、104…作業計画管理部、105…作業指示書送信部、106…ログイン情報取得部、107…作業計画取得部、108…作業指示書取得部、109…作業指示書表示処理部、110…ログイン中ユーザー情報記憶部、111…作業計画記憶部、112…作業指示書記憶部

Claims (5)

  1. 作業指示装置及び作業指示端末を有する作業指示システムであって、
    前記作業指示装置は、
    製品の組み立て作業の実施手順が記載された、前記製品を構成する部品の3次元モデルのデータを含む作業指示書を記憶する第1の作業指示書記憶部と、
    前記作業指示書に基づく前記製品の組み立て作業の実施予定日時と、前記組み立て作業の作業者であるユーザーのユーザー情報とを対応付けた作業計画を記憶する作業計画記憶部と、
    前記組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて前記作業指示端末から送信される前記ユーザー情報に基づいて、前記作業計画において、前記作業者であるユーザーが実行予定の作業の前記作業指示書を前記第1の作業指示書記憶部から読みだして前記作業指示端末に送信する送信部と、を備え、
    前記作業指示端末は、
    前記作業指示装置から送信された前記作業指示書を取得する作業指示書取得部と、
    前記作業指示書取得部が取得した前記作業指示書が記憶されるキャッシュとしての第2の作業指示書記憶部と、
    記組み立て作業の作業者による操作に基づいて、前記第2の作業指示書記憶部から、前記操作によって特定される組み立て作業に続いて行われる作業に対応する部分の前記作業指示書を読みだして表示部に表示させる表示処理部と、を備える
    作業指示システム。
  2. 前記ユーザー情報は、前記作業者の識別情報、前記作業者のグループの識別情報、前記作業指示端末の識別情報のうちの少なくとも1つを含む
    請求項1に記載の作業指示システム。
  3. 前記組み立て作業の着手前の所定のタイミングは、前記ユーザー情報に示される前記作業者が前記作業指示端末にログインしたタイミング、又は、予め定められた所定の周期に基づくタイミングである
    請求項2に記載の作業指示システム。
  4. 前記作業指示端末は、前記組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて、前記作業指示装置に前記作業計画の送信を要求し、前記作業指示装置から送信された前記作業計画を取得する作業計画取得部をさらに備え、
    前記作業指示書取得部は、前記作業計画取得部が取得した前記作業計画に基づいて、前記作業指示装置に前記作業指示書の送信を要求する
    請求項に記載の作業指示システム。
  5. 作業指示装置及び作業指示端末を有する作業指示システムによる作業指示方法であって、
    前記作業指示装置が、製品の組み立て作業の実施手順が記載された、前記製品を構成する部品の3次元モデルのデータを含む作業指示書を記憶する手順と、
    前記作業指示装置が、前記作業指示書に基づく前記製品の組み立て作業の実施予定日時と、前記組み立て作業の作業者であるユーザーのユーザー情報とを対応付けた作業計画を第1の作業指示書記憶部に記憶させる手順と、
    前記作業指示装置が、前記組み立て作業の着手前の所定のタイミングにおいて前記作業指示端末から送信される前記ユーザー情報に基づいて、前記作業計画おいて、前記作業者であるユーザーが実行予定の作業の前記作業指示書を前記第1の作業指示書記憶部から読みだして前記作業指示端末に送信する手順と、
    前記作業指示端末が、前記作業指示端末から送信された前記作業指示書を取得する手順と、
    前記作業指示端末が、取得した前記作業指示書をキャッシュとしての第2の作業指示書記憶部に記憶させる手順と、
    前記作業指示端末が、前記組み立て作業の作業者による操作に基づいて、前記第2に作業指示書記憶部から、前記操作によって特定される組み立て作業に続いて行われる作業に対応する部分の前記作業指示書を読みだして表示部に表示させる手順と、を含む、
    作業指示方法。
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