JP7489714B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
そこで、例えば特許文献1には、色彩の異なるインキが含浸された複数の芯体により単一の先端部を形成し、複数本の線を一度に描くことが出来る複数色フェルトペンが提案されている。
しかし、前記複数色フェルトペンにそれぞれ含浸されているインキ成分は、消色出来るインキではない為、一度描いた筆跡を消すことは出来なかった。従って、前記の複数色フェルトペンは、筆記時に筆跡を強調することは出来るが、筆跡の一部は、文字を覆うこととなるため、文字の読みやすさ、即ち視認性に問題があった。従って、例えば、前記複数色フェルトペンで、筆跡の強調を行った書類をモノクロコピーして他人に配布するような場合や、書類に筆記を行った時から時間が経過し改めて見直しを行うような場合においては、書類中の文字の視認がしにくいという不具合が生じていた。
図1は、フェルトペン本体の外面斜視図、図2はフェルトペン本体の断面図、図3は、フェルトペン本体仕切り板に対し直行する方向の縦断面図、図4は、フェルトペン本体仕切り板に対し平行な方向の縦断面図、図5は、第2芯体の上面斜視図である。
第1芯体2及び第2芯体3の筆記部下端の幅αは、本体1の第2段部の内壁と仕切り板6との距離βより大きく設計されている為、筆記部の下端が、本体1の第2段部で規制され、芯体が本体1下端側に抜け落ちることが無い。
また、本実施形態の筆記具は、インキが混ざらないように、第1芯体と第2芯体との間に、仕切り版6を配置する構成としているが、前記仕切り版6を設けず、芯体2と、芯体3をインキ非透過の接着剤で張り合わせる構成としても良い。
本実施形態では、芯体は第1芯体と第2芯体からなる2色マーカーであるが、芯体は2本に限られず、3本以上あっても良い。
前記当接部8aを筆記対象物に当接させて、a方向に筆記線を描くと、第1芯体2及び第2芯体3に含浸されたインキが紙に筆記され、第1芯体2に含浸されたインキの筆記線は太字、第2芯体3に含浸されたインキの筆記線は細字で紙などの筆記対象物に筆記される。前記当接部8bを筆記対象物に当接させて、b方向に向って筆記線を描くと、芯体2に含浸されたインキのみが紙に筆記される。
前記当接部8cを筆記対象物に当接させて、c方向に向って筆記線を描くと、芯体2及び芯体3に含浸されたインキが紙に筆記され、芯体2に含浸されたインキの筆記線は細字、芯体3に含浸されたインキの筆記線は太字で筆記対象物に筆記される。前記当接部8dを筆記対象物に当接させて、d方向に、筆記線を描くと芯体3に含浸されたインキのみが筆記対象物に筆記される。本実施形態の筆記具によれば、筆記対象物に当接させる当接部を、a~dの内に選択することによって、筆記線のバリエーションを多様なものとすることが出来る。
なお、本発明の課題を解決する為には、筆記部天面の4辺の内、当接部8aを捺印対象物に当接させてa方向に筆記線を筆記するか、又は当接部8cを捺印対象物に当接させてc方向に筆記線を筆記することが望ましい。
また、前記形態のL字形状の当接部8を備える芯体をそれぞれ組み合わせる必要はなく、例えば略角柱形状の芯体中央部に仕切り板6を配置する構成とした筆記具としても良い。
さらに、本発明に用いられる筆記具は、公知のノック式キャップレス機構の筆記具を採用しても良い。
色の属性により消色するインキの性質を利用して、例えば、モノクロ印刷によるカラー/モノクロ画像変換により、一方のインキを消色させる構成とすることが出来る。
モノクロコピーは、コピー機の設定にもよるが、一般的に、カラー画像の明るさを表す指標を閾値として、閾値以上の値で読み取られた箇所を黒色、閾値以下の値で読み取られた箇所を白色として出力する。コピー機の2値化手段は、単純2値化法、ディザ法、誤差拡散法などが考えられるが、本発明において、2値化手法は問わない。
明るさを表す指標は、JIS Z 8781-4において定められるCIE1976の明度指数であるL*値、JIS Z 8701において定められるXYZ表色系空間における明度指標であるY値、RGB値を元に算出される輝度などが挙げられる。RGB値を元に算出される明るさの指標として、HSV色空間における輝度は下記式(1)、HDTV方式における輝度は下記式(2)、NTSC方式における輝度は下記式(3)で表される。
(1)輝度(HSV色空間) =(RGBの最大値+RGBの最小値)/2
(2)輝度(NTSC方式) =0.21×R+0.72×G+0.07×B
(3)輝度(NTSC方式) =0.30×R+0.59×G+0.11×B
L値は、最小値0、最大値100であり、指数が大きいほど明るい色を表す。また、XYZ表色系とは、[R][G][B]の混色量では、正確に再現できない不都合を数学的に回避するために考えられた表色系であり、Y値は、緑成分とともに原刺激の中で明るさ(視感反射率、視感透過率)を表す刺激値である。Y値は、値が高いほど、明るい色を表すと考えられる。
インクの属性により消色するインクの性質について、少なくともL値(平均値)が77以上、Y値(平均値)が54以上、好ましくは、L値(平均値)が79以上、Y値(平均値)が56以上であることが望ましい。
塩基染料(カチロン染料含む)、直接染料、蛍光増白染料等各種の染料群より選択使用でき、特に昼光蛍光染料の一種及び二種以上及び昼光蛍光染料と普通染料(蛍光性の無い染料)との併用が有効であるが、これに限定されるものではない。具体的には、カラーインデックスナンバー(C・I)で示して、BASIC YELLOW 1、BASIC YELLOW 40、BASIC RED 1、BASIC RED 13、BASICVIOLET 7、BASIC VIOLET 10、BASIC ORANGE 22、BASIC BLUE 7、BASIC GREEN 1、DIRECT YELLOW 85、DIRECT ORANGE 8、DIRECTRED 9、DIRECT BLUE 22、DIRECT GREEN 6、FLUORESCENT BRIGHTENING AGENT 55、FLUORESCENT BRIGHTENING WHITEX WS 52、FLUORESCENT 162、FLUORESCENT 112等が挙げられるが、これらのうちではBASIC YELLOW 40、BASIC RED1、BASIC VIOLET 10、FLUORESCENT BRIGHTENING WHITEX WS 52が好ましい。また、前記の輝度は、色相及び濃度で調整することが出来る為、添加量は一概には言えないが、概ね蛍光染料はインキ全量に対して0.1~20重量%程度、好ましくはインキ全量に対して0.5~10重量%程度が用いられる。
また、着色剤としてポリアミド樹脂・ホルムアルデヒド重縮合物・ケトン樹脂などの合成樹脂(担体)中に油性染料や塩基性染料を溶解(固溶)染色させた溶解型蛍光顔料を用いることも出来る。本発明に用いることのできる溶解型蛍光顔料は、例えば、MPI-501・502・503・504・505・506・507・508・501C・503C・504C・505C・506C・507C・508C(以上、日本蛍光化学(株)製)、FM-11・12・13・14・15・16・17・18・25・27・47・103・104・105・106・107・108、SF-3022N・3014N、3015N、3017N、3037N、3038N、5012、5013、5014、5015、5017、5027、5037、5018(以上、シンロイヒ(株)製)等を挙げることができる。
黄色系顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1(ハンザイエローG)、2、3(ハンザイエロー10G)、4、5(ハンザイエロー5G)、6、7、10、11、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、16、17、24(フラバントロンイエロー)、55(ジスアゾイエローAAPT)、61、61:1、65、73、74(ファストイエロー5GX)、75、81、83(ジスアゾイエローHR)、93(縮合アゾイエロー3G)、94(縮合アゾイエロー6G)、95(縮合アゾイエローGR)、97(ファストイエローFGL)、98、99(アントラキノン)、100(タートラジンイエローレーキ)、108(アントラピリミジンイエロー)、109(イソインドリノンイエロー2GLT)、110(イソインドリノンイエロー3RLT)、113、115(キノリンイエローレーキ)、117(銅アゾメチンイエロー)、120(ベンズイミダゾロンイエローH2G)、123(アントラキノンイエロー)、124、128(縮合アゾイエロー8G)、129、133、138(キノフタロンイエロー)、139(イソインドリノンイエロー)、147、151(ベンズイミダゾロンイエローH4G)、153(ニッケルニトロソイエロー)、154(ベンズイミダゾロンイエローH3G)、155、156(ベンズイミダゾロンイエローHLR)、167、168、172、173(イソインドリノンイエロー6GL)、180(ベンズイミダゾロンイエロー)等黄色顔料;C.I.ピグメントオレンジ1、2、5、7、13、14、15、16(バルカンオレンジ)、24、31(縮合アゾオレンジ4R)、34、36(ベンズイミダゾロンオレンジHL)、38、40(ピラントロンオレンジ)、42(イソインドリノンオレンジRLT)、43、51、60(ベンズイミダゾロン系不溶性モノアゾ顔料)、62(ベンズイミダゾロン系不溶性モノアゾ顔料)等橙色顔料を挙げることができる。
更に、C.I.ピグメントバイオレット5:1(アルカリブルー)、19(キナクリドン)、23(ジオキサジンバイオレット)、31、32、33、36、38、43、50等紫色顔料を挙げることができる。
これらの顔料は単独で用いても2種以上の組み合わせで用いてもよい。
電子供与基としては、フタリド化合物、フルオラン化合物、スチリノキノリン化合物、ジアザローダミンラクトン化合物、ピリジン化合物、キナゾリン化合物、ビスキナゾリン化合物等が挙げられ、これらのうちフタリド化合物およびフルオラン化合物が好ましい。フタリド化合物としては、例えばジフェニルメタンフタリド化合物、フェニルインドリルフタリド化合物、インドリルフタリド化合物、ジフェニルメタンアザフタリド化合物、フェニルインドリルアザフタリド化合物、およびそれらの誘導体などが挙げられ、これらの中でも、フェニルインドリルアザフタリド化合物、ならびにそれらの誘導体が好ましい。また、フルオラン化合物としては、例えば、アミノフルオラン化合物、アルコキシフルオラン化合物、およびそれらの誘導体が挙げられる。
活性プロトンを有する化合物及びその誘導体としては、例えばフェノール性水酸基を有する化合物及びその金属塩、カルボン酸及びその金属塩、好ましくは、芳香族カルボン酸、炭素数2~5の脂肪族カルボン酸及びそれらの金属塩、酸性リン酸エステル及びその金属塩、並びにアゾ-ル系化合物及びその誘導体、1、2、3-トリアゾール及びその誘導体が挙げられ、これらの中でも、有効な熱変色特性を発現させることができることから、フェノール性水酸基を有する化合物が好ましい。
フェノール性水酸基を有する化合物はモノフェノール化合物からポリフェノール化合物まで広く含まれ、更にビス型、またはトリス型フェノール等およびフェノール-アルデヒド縮合樹脂等もこれに含まれる。フェノール性水酸基を有する化合物の中でも、少なくともベンゼン環を2以上有するもの、またはビスヒドロキシフェニルスルフィド構造を有するものが好ましい。また、これら化合物は置換基を有していてもよく、置換基としてアルキル基、アリール基、アシル基、アルコキシカルボニル基、カルボキシ基及びそのエステル又はアミド基、ハロゲン基等が挙げられる。
前記反応媒体成分として好ましくは、色濃度-温度曲線に関し、大きなヒステリシス特性(温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線が、温度を低温側から高温側へ変化させる場合と、高温側から低温側へ変化させる場合で異なる)を示して変色する、色彩記憶性を示す可逆熱変色性組成物を形成できる5℃以上50℃未満のΔT値(融点-曇点)を示すカルボン酸エステル化合物、例えば、分子中に置換芳香族環を含むカルボン酸エステル、無置換芳香族環を含むカルボン酸と炭素数10以上の脂肪族アルコールのエステル、分子中にシクロヘキシル基を含むカルボン酸エステル、炭素数6以上の脂肪酸と無置換芳香族アルコール又はフェノールのエステル、炭素数8以上の脂肪酸と分岐脂肪族アルコール又はエステル、ジカルボン酸と芳香族アルコール又は分岐脂肪族アルコールのエステル、ケイ皮酸ジベンジル、ステアリン酸ヘプチル、アジピン酸ジデシル、アジピン酸ジラウリル、アジピン酸ジミリスチル、アジピン酸ジセチル、アジピン酸ジステアリル、トリラウリン、トリミリスチン、トリステアリン、ジミリスチン、ジステアリン等が用いられる。
また、炭素数9以上の奇数の脂肪族一価アルコールと炭素数が偶数の脂肪族カルボン酸から得られる脂肪酸エステル化合物、n-ペンチルアルコール又はn-ヘプチルアルコールと炭素数10乃至16の偶数の脂肪族カルボン酸より得られる総炭素数17乃至23の脂肪酸エステル化合物も有効である。
図8は、本発明に係るインキの温度-色濃度の関係を表すヒステリシス曲線である。ヒステリシス曲線において、温度が上昇する過程では、第2の温度t3 に達すると、第1色相は変色し始め、第2の温度t3 より高い温度t4 以上の温度域で完全に第2色相となり、該顔料が第2色相状態にあって温度が下降する過程では、前記第2の温度t3 より低い第1の温度t2 に達すると、第2色相は変色し始め、第1の温度t2 より低い温度t1 以下の温度域で完全に第1色相となり、前記第1の温度t2 と第2の温度t3 の温度の間の温度域で第1色相と第2色相の両相が互変的に選択可能である大きなヒステリシス特性の色彩記憶性感温変色性を示し、ここで前記温度t1 は-15℃乃-5℃の間の温度であり、第1の温度t2 と第2の温度t3 の間の温度域は-5℃乃至60℃の範囲内の温度であり、温度t4 は60℃乃至80℃の間の温度であり、熱又は冷熱の適用により筆跡を着色状態と無色状態の何れか、或いは有色1と有色2の状態の何れかに前記-5℃乃至60℃の温度域で互変的に記憶保持できる筆跡を与える。
なお、前記電子供与性呈色性有機化合物、電子受容性化合物、反応媒体を、公知の手法にて、前記電子供与性呈色性有機化合物、前記電子受容性化合物、反応媒体成分を内包するマイクロカプセルを作成しても良い。
具体的に用いるフタレイン指示薬としては、α-ナフトールフタレイン、p-クレゾールフタレイン、o-クレゾールフタレイン、m-クレゾールフタレイン、フェノールフタレイン、チモールフタレイン、キシレノールフタレイン、ジブロモフェノールテトラブロモフェニルスルホンフタレイン、ニトロフェノールスルホンフタレイン等が用いられる。これらのフタレイン系指示薬は、pHが塩基性側で発色し、酸性側で消色するものである。また、フタレイン系指示薬はインキ全量に対して0.1~20重量%程度、好ましくはインキ全量に対して0.5~10重量%程度が用いられる。
また、前記酸化還元色素の酸化反応を促進させる為、還元剤を併用することが出来る。
グルコース、フルクトース、キシロースなどの単糖類、マルトースなどの二糖類、アスコルビン酸およびその塩、亜ジチオン酸およびその塩、システインおよびその塩などが挙げられる。これらは、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。中でも、還元力及び安全性の点で単糖類が好ましく、フルクトースがより好ましく、D-フルクトースが特に好ましい。
滲み防止剤とは、筆記対象物への筆記後、筆記線が浸透・拡散などによって、広がっていくことを防止する目的で添加するものであり、インキの表面張力の低下によって滲みを抑止するレべリング剤(エーテルリン酸エステル界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤)や、インキが筆記対象物中で、凝集して滲むことを抑制する凝集防止剤(ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリル酸アンモニウム)や、溶剤の一部を筆記対象物中で即時に揮発させることにより、筆記対象物中にインキが浸透することを防止する揮発性溶剤(ポリプロピレングリコール)などが挙げられる。
滲み防止剤を添加することにより、筆記対象物への筆記後、筆記線の浸透、拡散が防止される為、芯体2及び芯体3にそれぞれ含浸されたインキが、筆記対象物中で混ざって、インキが消色する範囲が、不明確となるという不具合がない。
なお、本発明における筆記対象物は、吸収面である紙に限られず、ホワイトボートや、フィルム、金属、木材、エラストマーなどが考えられる。
さらに、本発明に用いる溶剤は、水を主溶剤としたいわゆる水系インキとしても良い。
水系インキに、水溶性有機溶剤を添加することが出来る。水溶性有機溶剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、またはグリセリンなどのグリコール類、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、イソプロパノール、イソブタノール、t-ブタノール、プロパギルアルコール、アリルアルコール、3-メチル-1-ブチン-3-オール、エチレングリコールモノメチルエーテルアセタートやその他の高級アルコールなどのアルコール類、およびエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、3-メトキシブタノール、または3-メトキシ-3-メチルブタノールなどのグリコールエーテル類などが挙げられる。水溶性有機溶剤の添加量は、水性インキ組成物に対して、0.1~10質量%であることが好ましく、0.1~7質量%であることがより好ましい。
(インキ配合1)
溶解型蛍光顔料 FM-108(シンロイヒ(株)製) 8.5%
n-プロパノール 80.5%
アルキルフェノール樹脂 3.0%
パーフルオロアルキルスルホン酸塩 1.0%
ベンジルアルコール 7.0%
以上物質を混合し、蛍光青色インキを得た。
(インキ配合2)
溶解型蛍光顔料 FM-105(シンロイヒ(株)製) 9.0%
n-プロパノール 65.0%
エタノール 15.0%
ケトンホルムアルデヒド樹脂 4.9%
融点47℃のパラフィンワックス 2.0%
ベンジルアルコール 4.0%
以上物質を混合し、蛍光黄色インキを得た。
(インキ配合3)
蛍光顔料 シンロイヒカラーSF-5015(シンロイヒ(株)製) 50.0%
ポリアルキレンオキサイドと脂肪族アルコールとのエーテル 1.0%
(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンとイソデシルアルコールとのエーテル、HLB値:13.9、商品名:ノイゲンLF-80X、第一工業製薬株式会社製)
グリセリン 10.0%
塩化カルシウム 0.25%
防腐剤 0.1%
(4-クロロ-3-メチルフェノール、商品名:ホクサイドPCMC、北興産業株式会社製)
水 38.65%
(インキ配合4)
溶解型蛍光顔料 FM-105(シンロイヒ(株)製) 9.0%
n-プロパノール 65.0%
エタノール 15.0%
ケトンホルムアルデヒド樹脂 4.9%
融点47℃のパラフィンワックス 2.0%
パーフルオロアルキルスルホン酸塩 0.1%
ベンジルアルコール 4.0%
以上物質を混合し、蛍光黄色インキを得た。
(インキ配合5)
ステアリルアミン(化合物A) 2.0%
ポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテルリン酸(化合物B) 2.0%
イソプロパノール 2.0%
アルキド樹脂ベッコゾール OED-230-70(大日本インキ(株)製) 8.0%
ロジン変性マレイン酸樹脂マルキード33号(荒川樹脂工業(株)製) 18.0%
キシレン 67.0%
顔料C.I.ピグメントイエロー1(ハンザイエローG) 1.0%
(インキ配合6)
溶解型蛍光顔料 FM-16(シンロイヒ(株)製) 8.5%
n-プロパノール 81.5%
アルキルフェノール樹脂 3.0%
ベンジルアルコール 7.0%
以上物質を混合し、蛍光橙色インキを得た。
(インキ配合7)
蛍光顔料FZ-2001(シンロイヒ(株)製) 8.5%
n-プロパノール 81.5%
アルキルフェノール樹脂 3.0%
ベンジルアルコール 7.0%
以上物質を混合し、蛍光緑色インキを得た。
(インキ配合8)
マイクロカプセル顔料 30.0%
アクリル系高分子分散剤 0.4%
(商品名:ソルスパース43000 日本ルーブリゾール(株)製)
ピリジン‐2‐チオール 1‐オキシド,ナトリウム塩 0.2%
(商品名:ソジウムオマジン ロンザジャパン(株)製)
水 69.4%
以上物質を混合し、48℃を超えると、青色から無色に変色するインキを得た。
前記マイクロカプセル顔料は、電子供与性呈色性有機化合物として、3-(4-ジエチルアミノ-2-ヘキシルオキシフェニル)-3-(1-エチル-2-メチルインドール-3-イル)-4-アザフタリド0.6%、電子受容性化合物としてビス(3-メチル-4-ヒドロキシフェニル)スルフィド2.4%、2,2-ビス(4′-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン1.5%部、反応媒体としてカプリン酸4-ベンジルオキシフェニルエチル15%からなる可逆熱変色性組成物を内包している。
(インキ配合9)
o-クレゾールフタレイン 2.0%
1,2-プロピレングリコールモノメチルエーテル 10.0%
炭酸ナトリウム 2.0%
1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オンナトリウム塩 1.0%
水 55.0%
グリセリン 30.0%
※インキ配合6のph値は、9であった。
(インキ配合10)
メチレンブルー 1.0%
ローズマリー抽出物(還元剤a) 4.0%
水性アクリル樹脂 47.0%
イソプロピルアルコール 24.0%
水 24.0%
(インキ配合11)
溶解型蛍光顔料 FM-16(シンロイヒ(株)製) 10.0%
n-プロパノール 80.0%
アルキルフェノール樹脂 3.0%
ベンジルアルコール 7.0%
以上物質を混合し、橙色インキを得た。
(インキ配合12)
溶解型蛍光顔料 FM-108(シンロイヒ(株)製) 12.0%
n-プロパノール 80.0%
アルキルフェノール樹脂 3.0%
ベンジルアルコール 5.0%
以上物質を混合し、蛍光青色インキを得た。
(インキ配合13)
溶解型蛍光顔料 FM-47(シンロイヒ(株)製) 12.0%
n-プロパノール 80.0%
アルキルフェノール樹脂 3.0%
ベンジルアルコール 7.0%
以上物質を混合し、紫色インキを得た。
実施例1においては、第2芯体に配合1が、第1芯体に配合2がそれぞれ芯体に含浸された筆記サンプルで、文字がプリントされた普通紙の文字部分を、筆記線の一部が覆うように筆記した後、前記筆記された普通紙のモノクロコピーを行って、モノクロコピーにより複写された普通紙の文字視認性を確認した。モノクロコピーの濃度設定は、「標準」モードと「濃い」モードで合計2回実施した。
モノクロコピーの濃度設定によらず、モノクロコピーによって、文字部分を覆う筆記線(第1芯体によって描かれた筆記線)が消色し、かつ消色しない文字部分以外の筆跡(第2芯体によって描かれた筆記線)がぼやけておらず、極めて鮮明で、全体の視認性が高いと判断された場合は◎。モノクロコピーの濃度設定によらず、モノクロコピーによって、文字部分を覆う筆記線が消色し、全体の視認性が高いと判断された場合は○。モノクロコピーの「濃い」モードにおいて、文字部分を覆う筆記線(第1芯体によって描かれた筆記線)が消色せず、文字の視認性が低いと判断された場合は△。モノクロコピーの濃度設定によらず、文字部分を覆う筆記線(第1芯体によって描かれた筆記線)が全く消色せず、文字の視認性が低いと判断される場合は×として評価した。
実施例1~6及び比較例1~3については、本発明の筆記具が備える第1芯体によって、普通紙に筆記されたインキ筆跡のL*値及びY値を測定した。測定方法は、第1芯体によって普通紙に筆跡された部分を色査計によって、L*値及びY値を3回測定し、その平均値をとって、色の属性である明るさを表す指標とした。 インクの属性により消色するインクの性質は、少なくともL値(平均値)が77以上、Y値(平均値)が54以上、好ましくは、L値(平均値)が79以上、Y値(平均値)が56以上であることが望ましい。
実施例1~9及び比較例1~3において、筆記対象物へ筆記後の筆記線の混色について確認を行った。試験方法としては、2色マーカーである筆記サンプルで、筆記対象物へ筆記した1時間後に、2色の筆記線が混色するかを目視で確認した。時間経過後においても、2色の筆記線が全く混色しておらず、筆記線の境界が非常に鮮明である場合は○。2色の筆記線が若干混色しているが、筆記線の境界は一応に確認出来る場合は△。滲みにより、2色の筆記線が混色し、筆記線の境界が認識できない場合は×とした。
実施例2においては、第1芯体に配合3が、実施例3においては、第1芯体に配合4が、実施例4においては、第1芯体に配合5が、実施例5においては、第1芯体に配合6が、実施例6においては、第1芯体に配合7が、それぞれ芯体に含浸された筆記サンプルで、実施例1と同様の方法で、モノクロコピー後の視認性、第1芯体の筆跡のL*値及びY値測定、筆跡のインキ混合を確認した。配合3は、水性蛍光顔料インキであり、配合5は、蛍光顔料でない黄色顔料が配合されているが、配合3インキを第1芯体に含浸させている実施例2及び配合5インキを第2芯体に含浸させている実施例4において、消色作業後の視認性が良好であった。図8のL値及びY値に注目すると、消色作業後の視認性評価において、良好な結果が得られたインキは、L値及びY値が高い結果が得られていることから、前記視認性は、明るさを表す指標であるL値及びY値に依存し、水性なのか油性なのか、使用する顔料を問わないものと考えられる。
実施例7においては、第2芯体に配合1が、第1芯体に配合8がそれぞれ含浸された筆記サンプルで、文字がプリントされた普通紙の文字部分を、第1芯体に含浸された配合8のインキが覆うように筆記した後、従来公知のラバー製のインキ消去具で、筆記された部分を擦り、摩擦熱を発生させて、普通紙の文字視認性を確認した。
また、前記される方法で、筆跡のインキ混合についても確認を行った。
インキ消去具で文字部分を擦ることにより発生する摩擦熱よって、文字部分を覆う筆記線が消色し、消色後の文字の視認性が高いと判断される場合は○。インキ消去具を擦ることにより発生する摩擦熱によって、文字部分を覆う筆記線が消色せず、消色後の文字の視認性が高くないと判断される場合は△。インキ消去具を擦ることにより発生する摩擦熱によって、文字部分を覆う筆記線が全く消色せず、消色後の文字の視認性が低いと判断される場合は×として評価した。
実施例8においては、第2芯体に含浸された配合1と第1芯体に含浸された配合9のインキを備える筆記具サンプルで、文字がプリントされたPETフィルムの文字部分を、第1芯体に含浸された配合9のインキが覆うように筆記を行った後、水を含ませた不織布を塗布し、その後に文字視認性を確認した。また、前記される方法で筆跡のインキ混合についても確認を行った。
水が含まれた不織布を塗布することにより、文字部分を覆う筆記線が消色し、消色後の文字の視認性が高いと判断された場合は○。水が含まれた不織布を塗布することにより、文字部分を覆う筆記線が消色せず、消色後の文字の視認性が高くないと判断される場合は△。水が含まれた不織布を塗布することにより、文字部分を覆う筆記線が全く消色せず、消色後の文字の視認性が低いと判断される場合は×として評価した。
実施例9においては、第2芯体に含浸された配合1と第1芯体に含浸された配合10のインキを備える筆記具サンプルで、文字がプリントされた筆記対象物の文字部分を第1芯体に含浸された配合10のインキが覆うように筆記を行った後、筆記対象物を空気中で、1週間放置させた後に、普通紙の文字視認性を確認した。また、前記される方法で筆跡のインキ混合についても確認を行った。
書類を空気中に放置し、筆記線が酸化されることにより、文字部分を覆う筆記線が消色し、全体の視認性が高いと判断される場合は○。筆記線が酸化されることにより、文字部分を覆う筆記線が完全に消色せず、全体の視認性が高くないと判断される場合は△。筆記線が酸化されることにより、文字部分を覆う筆記線が全く消色せず、全体の視認性が低いと判断される場合は×として評価した。
(比較例1~3:各種試験)
比較例1~3においては、図8に記載のインキがそれぞれ芯体に含浸された筆記サンプルで、モノクロコピー後の視認性、熱消色後の視認性、水消色後の視認性、酸化・消色後の視認性、第1芯体の筆跡のL*値及びY値測定、筆跡のインキ混合の確認を行った。比較例において第2芯体に含まれたインキの消色作業後の視認性は低いと評価されており、そのL値、Y値は、実施例と比べ低い値となっていることからも、前記視認性は、インキの属性を表すL値、Y値に依存していることが判る。
図8の試験結果に見られるとおり、実施例1~9の2色マーカインキは、モノクロ印刷、熱処理、水の塗布、酸化などの処理を行うことにより、書類中の文字部分にハイライトされたインキが消色し、文字部分の視認が可能となった。例として、実施例1の結果を図6に表す。一方、比較例1~3の2色マーカインキは、モノクロ印刷、熱処理、水の塗布、酸化などの処理を行っても、書類中の文字部分にハイライトされたインキは消色せず、文字部分の視認がしにくいままであった。例として、比較例1の結果を図7に表す。実施例1~6及び比較例1~3の結果から、モノクロ印刷により消色するインキの属性は、少なくともL値(平均値)が77以上、Y値(平均値)が54以上、好ましくは、L値(平均値)が79以上、Y値(平均値)が56以上であることが望ましい。
また、実施例1と実施例3を比較した場合、滲み防止剤であるパーフルオロアルキルスルホン酸塩添加の有無により、筆跡のインキ混合の結果及び文字部分の視認性に差異が生じた。さらに、主溶剤をn-プロパノールとしている実施例1、3、5、6、比較例1~3に着目した場合には、滲み防止剤であるパーフルオロアルキルスルホン酸塩を添加している実施例3が、筆跡のインキ混合の結果が良好であり、文字部分の視認性も極めて良好な結果となった。
1a 第1段部
1b 第2段部
1c 本体突起部
2 第1芯体
2a 第1 インキ誘導体
2b 第1 筆記部
3 第2芯体
3a 第2 インキ誘導体
3b 第2 筆記部
4 第1吸収体
5 第2吸収体
6 仕切り板
7 尾栓
8a 当接部
8b 当接部
8c 当接部
8d 当接部
Claims (6)
- インキを含浸させた複数の芯体により単一の先端部を形成する筆記具であって、前記芯体のいずれか一方に含浸されるインキが消色可能なインキであり、その他の芯体に含浸されるインキは前記消色可能なインキが消色される要因では消色しないことを特徴とする筆記具。
- 前記消色可能なインキが、色の属性により消色されるインキであることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
- 前記消色可能なインキが、熱消色性を有するインキであることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
- 前記消色可能なインキが、水で消色するインキであることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
- 前記消色可能なインキが、酸化により消色するインキであることを特徴とする請求項1に記載の筆記具。
- 前記芯体に含浸されるインキに滲み防止剤が含まれることを特徴とする請求項1~5いずれかに記載の筆記具。
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