JP7475646B2 - 微細構造転写装置及び微細構造転写方法 - Google Patents
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また、上述の特許文献7に開示されるNIL装置では、モールドを用いて中間スタンパ(レプリカ)を形成後、中間スタンパをピッチ送りし、中間スタンパにより基板を1枚毎にインプリントする構成である。従って、高価なモールドが、中間スタンパが形成される透明フィルムが接着固定される光硬化性転写層を有する光硬化性転写シートの下部に常時配される構成であるため、光硬化性転写シートから落下する異物等によりモールドを損傷する虞がある。
さらに、本発明者らの検討によれば、シート状体(フィルム)に複数のレプリカを固着する際と、シート状体に連続した複数のレプリカを用いて、連続的に基板にパターン形成する際とでは、下流ガイドロールの配置を異なる構成にすることにより、良品のレプリカを形成し、かつ、良品のパターンを形成することが可能であることを見出した。
本発明は、シート状体(フィルム)に複数の良品のレプリカを固着し得る微細構造転写装置及び微細構造転写方法を提供する。また、本発明は、シート状体に連続した複数のレプリカを用いて、連続的に基板に良品のパターン形成し得る微細構造転写装置及び微細構造転写方法を提供する。
より具体的には、本発明に係る微細構造転写装置及び微細構造転写方法は、例えば、可撓性を有するシート状体(フィルム)をインプリントロールにより微細凹凸パターンが形成された表面に光硬化性樹脂が塗布されたモールドに押圧し、前記モールドに押圧された前記シート状体(フィルム)に硬化光を照射し、前記光硬化性樹脂が硬化後に前記シート状体(フィルム)を前記モールドから剥離することにより前記シート状体(フィルム)に複数のレプリカを固着し、前記シート状体(フィルム)に固着された複数のレプリカのうち一のレプリカを前記インプリントロールにより前記シート状体(フィルム)を介して表面に光硬化性樹脂が塗布された基板に押圧し、前記基板に押圧された前記シート状体(フィルム)に硬化光を照射し、前記光硬化性樹脂が硬化後に前記シート状体(フィルム)を前記基板から剥離することにより、前記基板に前記レプリカの微細凹凸パターンを転写するようにした微細構造転写装置及び微細構造転写方法であって、前記シート状体(フィルム)または前記レプリカが固着されたシート状体を捲回し、前記シート状体(フィルム)または前記レプリカが固着されたシート状体を巻き出す巻出機と、複数のガイドロールを介して搬送される前記シート状体(フィルム)または前記レプリカが固着されたシート状体を巻き取る巻取機と、前記巻出機と前記巻取機の間に配され、前記モールドまたは前記基板を載置するステージと、少なくとも前記モールドまたは前記基板の両端部間を往復移動する前記インプリントロールと、前記硬化光を照射する硬化光照射器と、を備え、前記複数のガイドロールは、前記シート状体(フィルム)を前記モールドに対向させて、または前記レプリカが固着されたシート状体を前記基板に対向させて搬送するガイドロールであって、搬送方向において前記インプリントロールの上流側に位置する第1ガイドロールと、搬送方向において前記インプリントロールの下流側に位置する第2ガイドロールと、を備え、前記第2ガイドロールは、前記シート状体(フィルム)を前記インプリントロールにより前記モールドに押圧する際には、前記インプリントロールと所定の距離となる位置まで上流側に移動し、前記インプリントロールより上方に位置し、前記インプリントロールと共に等速にて移動するようにし、前記レプリカが固着されたシート状体を前記インプリントロールにより前記基板に押圧する際には、前記基板の下流側端部を超える位置にて前記レプリカが固着されたシート状体を前記基板に対して位置決めした位置に停止させておくようにしたものである。
例えば、シート状体に複数のレプリカを連続的に固着し得ることから、レプリカ形成のスループットの向上が図られる。また、仮に、シート状体に固着された複数のレプリカのうち、一のレプリカが使用限界に達した場合であっても、シート状体をピッチ送りすることのみで、次の新たなレプリカの使用が可能となることから、レプリカの交換と段取り作業におけるコストを低減できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
また、本明細書では、モールド(金型)の微細パターンが転写されたレプリカにより、微細パターンが転写される被転写体としてガラス基板を一例として説明するが、これに限らず、被転写体として、樹脂基板或はフィルム基板等の様々なパネル材料の基板も含まれることは言うまでもない。すなわち、レプリカにより、微細パターンが転写される被転写体は、基板である。
上述したように、本発明者らは、シート状体(フィルム)に複数のレプリカを固着する際と、シート状体に連続して固着した複数のレプリカを用いて、連続的に基板にパターン形成する際とでは、下流ガイドロールの配置を異なる構成にすることにより、良品のレプリカを形成し、かつ、良品のパターンを形成することが可能であることを見出した。
すなわち、レプリカ形成の際とパターン形成の際では樹脂の塗布量が異なる。レプリカ形成時、モールド(金型)上に塗布される樹脂は、インプリント硬化後の膜厚が、例えば、数μm~数十μmとなる必要がある。これはパターン形成の際にレプリカとして繰り返しインプリント動作に耐えうる寿命を確保するためである。
一方、パターン形成時、例えばガラス基板上に塗布される樹脂は、インプリント硬化後の膜厚が例えば100nm~150nmとなる。インプリントにより形成されるパターンの残膜を20nm以下に抑えドライエッチングによる加工性を高めるため薄く塗布するものである。このナノメートルオーダの厚みとなると、塗布した樹脂にレプリカを高い圧力で押し付けても、樹脂が流動できないため、薄くすることはできない。このため塗布量で残膜を制御する必要がある。
これらプロセス条件によりレプリカ形成時とパターン形成時の塗布量は大きく異なる。また、樹脂の塗布は、例えば、ガラス基板面内で複数のセルに分かれたパターン形状に塗布するため、スピンコートのように全面に広がる塗布方式とは異なる方式が用いられ、インクジェット方式等の塗布となる。
一方、パターン形成時は、ガラス基板とレプリカの位置決めをする必要があるため、フィルムに形成したレプリカを基板と平行に広げ、カメラによりレプリカおよび基板の位置関係を認識して、基板を載置しているステージを移動させ位置決めする(詳細は後述)。この後、インプリントロールによりインプリントを行うときに、レプリカ形成と同様にフィルムを一定角度まで動かすと、位置決めしたフィルムにずれが生じインプリント後の貼り合せ精度が悪くなる可能性がある。このため、パターン形成時はガラス基板と略平行に位置決めしたフィルム姿勢を維持したまま、フィルムを傾斜させずインプリントすることが好ましい。パターン形成時の樹脂の塗布量は極少量であることから、フィルム傾斜が少なくても気泡を巻き込むことはない。
図1に示すように、微細構造転写装置1は、上流側より、巻出しフィルム(シート状体)を捲回する巻出機5、巻出機5より送り出されるシート状体(フィルム)4を搬送するガイドロール3、シート状体(フィルム)4に空気を当ててフィルム表面に付着する塵埃を除去するドライクリーナ9、シート状体(フィルム)4を鉛直方向下方へと搬送する2つのガイドロール3、詳細後述するインプリントロール2に硬化光照射器8を介して上流側に配される上流側ガイドロール(第1ガイドロール)3a、硬化光照射器8、インプリントロール2、及びインプリントロール2に隣接しその下流側に配される下流側ガイドロール(第2ガイドロール)3bを備える。なおここで、硬化光照射器8は、硬化光として、例えば紫外線(紫外光)を照射する。
また、微細構造転写装置1は、下流側ガイドロール(第2ガイドロール)3bを通過するシート状体(フィルム)4を鉛直方向上方へと案内するガイドロール3、当該ガイドロール3よりシート状体(フィルム)4は水平に下流側へと搬送すると共に鉛直方向下方へとシート状体(フィルム)4を案内するガイドロール3、当該ガイドロール3をシート状体(フィルム)4が通過する際にモールド(金型)に形成された微細パターン領域の始端及び終端に相当する位置にマーカを付加するためレーザを照射するレーザーマーカ10、シート状体(フィルム)4に空気を当ててフィルム表面に付着する塵埃を除去するドライクリーナ9、ドライクリーナ9よりも下方に配される2つのガイドロール3、ダンサーロール7、クリーニングロール12、2つのガイドロール3、及びシート状体(フィルム)4を巻き取る巻取機6を備える。
図3A乃至図3Eはレプリカ形成時における各工程を示している。図3Aに示す撮像部による位置合わせ工程では、下流側ガイドロール(第2ガイドロール)3bは、ステージ11に載置されるモールド(金型)14の表面と所定の間隔を維持しつつ下流側へと、ステージ11の端部を超える位置まで移動する。また、上流側撮像部17a及び下流側撮像部17bは、それぞれ、シート状体(フィルム)4の鉛直方向上方であって、モールド(金型)14の表面の微細パターン領域の始端(シート状体(フィルム)4の搬送方向における上流側の端部)及び微細パターン領域の終端(シート状体(フィルム)4の搬送方向における下流側の端部)に相当する位置まで移動する。そして、上流側撮像部17a及び下流側撮像部17bは、搬送されるシート状体(フィルム)4に付加されたマーカを検出すると、巻取機6はシート状体(フィルム)4の巻取動作を停止する。
次に、図3Eに示す剥離工程では、インプリントロール2は、下流側ガイドロール(第2ガイドロール)3b及びその鉛直方向上方に配されるガイドロール3と等速にて上流側へと移動することにより、シート状体(フィルム)4に固着されたレプリカが均一な状態にて、モールド(金型)14の表面より剥離される。すなわち、シート状体(フィルム)4に固着されたレプリカ及びモールド(金型)14に損傷を与えることなく剥離することが可能となる。
位置決めが完了すると、図4Cに示すように縦断面が略L字状のフィルムクランプ16がシート状体(フィルム)4をモールド(金型)14の表面に押圧しクランプする。また、上流側ガイドロール(第1ガイドロール)3aもクランプする。
以下に、微細構造転写装置1により、ガラス基板へレプリカによる微細凹凸パターンを形成(転写)する動作について説明する。図6は、図1に示す微細構造転写装置の概略構成を示す側面図であって、ガラス基板へレプリカによる微細凹凸パターン転写時の側面図であり、図7は、図6に示す微細構造転写装置の平面図である。上述の図1及び図2と異なる点は、ステージ11に、モールド(金型)14が載置される構成に代えて、ガラス基板15を載置する構成としたことにある。よって、ここでは、図6及び図7についての説明を省略する。
その後、インプリントロール2の移動に追従もしくは、インプリントロール2の移動後、紫外線(硬化光)を照射しつつ下流側へ移動する硬化光照射器8により、ガラス基板15の光硬化性樹脂が硬化される。そして所定の角度ΘP2による剥離動作により、ガラス基板へパターン形成を行う。このとき剥離角度ΘP2を大きくすることで、剥離速度アップに対し剥離性を向上することができ、生産タクトの向上に寄与できる。そのため量産時の歩留り向上に寄与できるように、実験等により確認のうえ剥離角度ΘP2を決めておき、インプリントロール2の位置に対し、下流側ガイドロール(第2ガイドロール)3bの鉛直方向および水平方向の位置調整を行うことで、所定の角度ΘP2をなす様に制御する。すなわちレプリカ形成の際は、関連する角度としてΘP1<ΘR1かつΘR1<ΘR2が好ましい。また、パターン形成の際は、ΘP1<ΘR1かつΘP1<ΘP2が好ましい。
また、本実施例によれば、シート状体に連続的に複数のレプリカを固着し得ることから、レプリカ形成のスループットの向上が図られる。
また、仮に、本実施例の微細構造転写装置にて、レプリカ形成とガラス基板上へのレプリカの微細凹凸パターンの転写によるパターン形成を行えば、シート状体に固着された複数のレプリカのうち、一のレプリカが使用限界に達した場合であっても、シート状体をピッチ送りすることのみで、次の新たなレプリカの使用が可能となることから、レプリカの交換と段取り作業におけるコストを低減できる。
また、本実施例によれば、レプリカ形状検査装置31にて不良判定されたセルをパターン形成装置41にて、自動的にスキップすることができ、良品のレプリカのみを用いた微細凹凸パターン形成が可能となるため、微細凹凸パターンが表面に形成されたガラス基板の歩留まりを向上することが可能となる。
また、更に、バックアップロール機構55によりインプリントロール2の高さ及び押圧力を個別に調整できることから、インプリントロール2によりシート状体(フィルム)をモールド(金型)に対し柔軟に追従し均一な圧力でインプリントすることが可能となる。
また、バックアップロール機構55の設置時の配列は、図示された1列に限られるものでは無い。例えば、インプリントロール2の外周上に2列、3列等、複数列、バックアップロール機構55を配する構成としても良い。
2・・・インプリントロール
3・・・ガイドロール
3a・・・上流側ガイドロール(第1ガイドロール)
3b・・・下流側ガイドロール(第2ガイドロール)
4・・・シート状体(フィルム)
5・・・巻出機
6・・・巻取機
7・・・ダンサーロール
8・・・硬化光照射器
9・・・ドライクリーナ
10・・・レーザーマーカ
11・・・ステージ
12・・・クリーニングロール
13・・・ガントリー
14・・・モールド(金型)
15・・・ガラス基板
16・・・フィルムクランプ
17a・・・上流側撮像部
17b・・・下流側撮像部
18・・・撮像部支持部
19・・・レジン
20・・・レプリカ
21・・・レプリカ連続形成装置
22・・・光硬化性樹脂塗布機構
22a・・・レプリカ用光硬化性樹脂塗布機構
22b・・・ガラス基板用光硬化性樹脂塗布機構
31・・・レプリカ形状検査装置
41・・・パターン形成装置
42・・・搬送機構
51・・・Z軸駆動部
52・・・ロードセル
55・・・バックアップロール機構
56・・・ウレタンゴムライニング
Claims (5)
- 可撓性を有するシート状体をインプリントロールにより微細凹凸パターンが形成された表面に光硬化性樹脂が塗布されたモールドに押圧し、前記モールドに押圧された前記シート状体に硬化光を照射し、前記光硬化性樹脂が硬化後に前記シート状体を前記モールドから剥離することにより前記シート状体に複数のレプリカを固着し、
前記シート状体に固着された複数のレプリカのうち一のレプリカを前記インプリントロールにより前記シート状体を介して表面に光硬化性樹脂が塗布された基板に押圧し、前記基板に押圧された前記シート状体に硬化光を照射し、前記光硬化性樹脂が硬化後に前記シート状体を前記基板から剥離することにより、前記基板に前記レプリカの微細凹凸パターンを転写するようにした微細構造転写装置であって、
前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を捲回し前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を巻き出す巻出機と、
複数のガイドロールを介して搬送される前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を巻き取る巻取機と、
前記巻出機と前記巻取機の間に配され、前記モールドまたは前記基板を載置するステージと、
少なくとも前記モールドまたは前記基板の両端部間を往復移動する前記インプリントロールと、
前記硬化光を照射する硬化光照射器と、を備え、
前記複数のガイドロールは、前記シート状体を前記モールドに対向させて、または前記レプリカが固着されたシート状体を前記基板に対向させて搬送するガイドロールであって、搬送方向において前記インプリントロールの上流側に位置する第1ガイドロールと、搬送方向において前記インプリントロールの下流側に位置する第2ガイドロールと、を備え、
前記第2ガイドロールは、
前記シート状体を前記インプリントロールにより前記モールドに押圧する際には、前記インプリントロールと所定の距離となる位置まで上流側に移動し、前記インプリントロールより上方に位置し、前記インプリントロールと共に等速にて移動するようにし、
前記レプリカが固着されたシート状体を前記インプリントロールにより前記基板に押圧する際には、前記基板の下流側端部を超える位置にて前記レプリカが固着されたシート状体を前記基板に対して位置決めした位置に停止させておくようにしたことを特徴とする微細構造転写装置。 - 請求項1に記載の微細構造転写装置において、
前記インプリントロールが前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を押圧しつつ移動する場合、前記モールド又は前記基板の端部のうち前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体の搬送方向において上流側に位置する端部に前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体をクランプするフィルムクランプを備えることを特徴とする微細構造転写装置。 - 請求項1または2に記載の微細構造転写装置において、
前記硬化光照射器は、前記インプリントロールと前記第1ガイドロールとの間に位置し、前記インプリントロールが前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を押圧しつつ移動する場合、硬化光を照射しつつ前記インプリントロールに追従するよう下流側に移動することを特徴とする微細構造転写装置。 - 請求項1または2に記載の微細構造転写装置において、
前記硬化光照射器は、前記インプリントロールと前記第1ガイドロールとの間に位置し、前記インプリントロールが前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を押圧しつつ下流側に移動した後に、硬化光を照射しつつ下流側へと移動することを特徴とする微細構造転写装置。 - 可撓性を有するシート状体をインプリントロールにより微細凹凸パターンが形成された表面に光硬化性樹脂が塗布されたモールドに押圧し、前記モールドに押圧された前記シート状体に硬化光を照射し、前記光硬化性樹脂が硬化後に前記シート状体を前記モールドから剥離することにより前記シート状体に複数のレプリカを固着し、
前記シート状体に固着された複数のレプリカのうち一のレプリカを前記インプリントロールにより前記シート状体を介して表面に光硬化性樹脂が塗布された基板に押圧し、前記基板に押圧された前記シート状体に硬化光を照射し、前記光硬化性樹脂が硬化後に前記シート状体を前記基板から剥離することにより、前記基板に前記レプリカの微細凹凸パターンを転写するようにした微細構造転写方法であって、
前記微細構造転写方法を行う微細構造転写装置として、
前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を捲回し前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を巻き出す巻出機と、
複数のガイドロールを介して搬送される前記シート状体または前記レプリカが固着されたシート状体を巻き取る巻取機と、
前記巻出機と前記巻取機の間に配され、前記モールドまたは前記基板を載置するステージと、
少なくとも前記モールドまたは前記基板の両端部間を往復移動する前記インプリントロールと、
前記硬化光を照射する硬化光照射器と、を備え、
前記複数のガイドロールは、前記シート状体を前記モールドに対向させて、または前記レプリカが固着されたシート状体を前記基板に対向させて搬送するガイドロールであって、搬送方向において前記インプリントロールの上流側に位置する第1ガイドロールと、搬送方向において前記インプリントロールの下流側に位置する第2ガイドロールと、を備えたものを用い、
前記シート状体を前記インプリントロールにより前記モールドに押圧する際には、前記第2ガイドロールを、前記インプリントロールと所定の距離となる位置まで上流側に移動させ、前記インプリントロールより上方に位置させ、前記インプリントロールと共に等速にて移動させるようにし、
前記レプリカが固着されたシート状体を前記インプリントロールにより前記基板に押圧する際には、前記第2ガイドロールを、前記基板の下流側端部を超える位置にて前記レプリカが固着されたシート状体を前記基板に対して位置決めした位置に停止させておくようにしたことを特徴とする微細構造転写方法。
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