JP7441635B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
特に、LED(発光ダイオード)は、熱や湿気に弱く、温度や湿度の上昇とともに発光効率が下がったり、素子が劣化してしまったりするという問題があった。多くの電力を消費するLED照明器具ともなると、無視できないほどの熱がLEDから放出されるため、発光効率を維持し、かつ、劣化を防止するための適切な放熱設計を施す必要がある。
具体的な放熱設計としては、例えば特許文献1で提案されているように、LED回路基板の裏側に放熱フィンを設けることが考えられる。これによれば、放熱フィンによってLED回路基板から熱が吸収され、当該放熱フィンの表面から周囲に放熱されることで、LEDが高温になることが抑制される。
(1)外筐体と、前記外筐体の内側に固定される内蓋と、前記外筐体の下端部に固定される、透光性を有するカバーと、前記カバーに固定され、かつ、前記カバーの上方に搭載されるLEDを有するLED光源ユニットと、を備えた照明器具であって、
前記内蓋と前記LED光源ユニットによって形成される第1閉空間の周りに、前記外筐体と前記内蓋によって形成される第2閉空間が存する二重構造になっているとともに、前記LED光源ユニットと前記カバーによって第3閉空間が形成されており、
前記第1閉空間内に前記LED光源ユニットの放熱フィンが配置され、
前記照明器具の外部から前記第1閉空間内に冷却空気を送り込むためのエア吸気口と、前記第1閉空間内に送り込まれた前記冷却空気を前記照明器具の外部に排出するためのエア排気口と、を更に備えたことを特徴とする。
また、前記第1閉空間内に前記LED光源ユニットの放熱フィンが配置され、前記照明器具の外部から前記第1閉空間内に冷却空気を送り込むためのエア吸気口と、前記第1閉空間内に送り込まれた冷却空気を前記照明器具の外部に排出するためのエア排気口と、を更に備えていることにより、前記第1閉空間内に前記エア吸気口を介して送り込まれた冷却空気は、前記第1閉空間内で循環して前記エア排気口から外部に排出される間に、前記LED光源ユニット、特に前記放熱フィンに効率良く当たる。このため、効率の良い放熱が可能となる。その結果、前記LEDの温度上昇を回避して、前記LEDの発光効率を向上させ、かつ、長寿命化を図ることが可能となる。
[照明器具の構成]
まず、本発明の実施形態1における照明器具の構成について、図1から図5を参照しながら説明する。
吊り下げアングル10には、ボルト孔10aが形成されている。これにより、吊り下げアングル10をボルト(図示せず)によって天井等14に固定することで、照明器具25を天井等14に吊り下げ設置することができる(図6を参照)。
また、ユニット本体19の下端部外周には、フランジ部19aが形成されており、当該フランジ部19aの4つのコーナー部には、カバー4に取り付けるための2つの第3貫通孔23がそれぞれ形成されている。
次に、本発明の実施形態1における照明器具の組立方法について説明する。
次いで、フランジ部3cの第1ネジ孔15に外筐体2の第1貫通孔8を一致させて、ネジ(図示せず)を螺合することにより、外筐体2の内側に内蓋3を固定する。このとき、上部蓋体3aの天板が上部筐体2aの天板に当接した状態となる。
最後に、フレーム16の第2ネジ孔18に外筐体2の第2貫通孔9を一致させて、ネジ(図示せず)を螺合することにより、外筐体2の下端部にカバー4を固定する。
以上により、照明器具25の組立が完了する。組み立てられた照明器具25は、内蓋3と光源ユニット5によって形成される第1閉空間の周りに、外筐体2と内蓋3によって形成される第2閉空間が存する二重構造となっている(図3を参照)。これにより、外気の温度・湿度が、光源ユニット5が存する第1閉空間内に伝わることを防止して、LED22ひいては照明器具1の劣化を抑えることが可能となる。また、上記したように、外筐体2、アングル取付板2c,2d、吊り下げアングル10、枢着ピン11、ボルト13、内蓋3及びフレーム16は、熱伝導率の低いステンレス鋼(SUS)製であるため、外気の温度・湿度が、光源ユニット5が存する第1閉空間内に伝わることを更に防止して、LED22ひいては当該照明器具1の劣化を確実に抑えることが可能となる。
なお、各部材の接続部にシリコーンゴム等のシール材を介在させれば、外気の温度・湿度が、光源ユニット5が存する第1閉空間内に伝わることを更に確実に防止することが可能となる。
次に、本発明の実施形態1における照明器具の設置方法について、図6をも参照しながら説明する。
次いで、吊り下げアングル10をボルト(図示せず)によって天井等14に固定することにより、照明器具25を天井等14に吊り下げ設置する。このとき、照明器具25は、透光板17が鉛直下方を向いた状態となる。
次に、本発明の実施形態1における照明器具の作用効果について、図7をも参照しながら説明する。
このように、本実施形態の照明器具25の構成によれば、例えば、紙を抄く工場ライン等の高温・多湿環境下でも好適に使用することが可能な照明器具を提供することができる。すなわち、本実施形態の照明器具25の構成によれば、例えば、紙を抄く工場ライン等の高温・多湿環境下においても、長時間交換せずに使用できる照明器具を提供することが可能となる。
照明器具25を上記のように構成したことにより、外気温度(TA)80℃において、電源投入(図7の時間軸「16:47:08」)後、LED22の表面温度、放熱フィン21の温度、照明器具25の周囲の測定温度は、徐々に上昇し、3時間20分経過後に(図7の時間軸「20:07:08」)、それぞれ、78.0℃、76.0℃、69.0℃に安定している。
この結果、本実施形態の照明器具25は、外気の温度・湿度の影響を受けず、また、十分な放熱特性を有し、LED22の寿命劣化が防止されると言える。
[照明器具の構成]
次に、本発明の実施形態2における照明器具の構成について、上記実施形態1で参照した図2,図4,図5、及び、図8,図9を参照しながら説明する。
吊り下げアングル10には、ボルト孔10aが形成されている。これにより、吊り下げアングル10をボルト(図示せず)によって天井等14に固定することで、照明器具1を天井等14に吊り下げ設置することができる(図6を参照)。
また、ユニット本体19の下端部外周には、フランジ部19aが形成されており、当該フランジ部19aの4つのコーナー部には、カバー4に取り付けるための2つの第3貫通孔23がそれぞれ形成されている。
次に、本発明の一実施形態における照明器具の組立方法について説明する。
次いで、フランジ部3cの第1ネジ孔15に外筐体2の第1貫通孔8を一致させて、ネジ(図示せず)を螺合することにより、外筐体2の内側に内蓋3を固定する。このとき、上部蓋体3aの天板に形成された貫通孔(図示せず)を、エア吸気口6及びエア排気口7等の下端部が貫通し、上部蓋体3aの天板が上部筐体2aの天板に当接した状態となる。
最後に、フレーム16の第2ネジ孔18に外筐体2の第2貫通孔9を一致させて、ネジ(図示せず)を螺合することにより、外筐体2の下端部にカバー4を固定する。
以上により、照明器具1の組立が完了する。組み立てられた照明器具1は、内蓋3と光源ユニット5によって形成される第1閉空間の周りに、外筐体2と内蓋3によって形成される第2閉空間が存する二重構造となっている(図9,図10を参照)。これにより、外気の温度・湿度が、光源ユニット5が存する第1閉空間内に伝わることを防止して、LED22ひいては照明器具1の劣化を抑えることが可能となる。また、上記したように、外筐体2、アングル取付板2c,2d、吊り下げアングル10、枢着ピン11、ボルト13、内蓋3及びフレーム16は、熱伝導率の低いステンレス鋼(SUS)製であるため、外気の温度・湿度が、光源ユニット5が存する第1閉空間内に伝わることを更に防止して、LED22ひいては当該照明器具1の劣化を確実に抑えることが可能となる。
なお、各部材の接続部にシリコーンゴム等のシール材を介在させれば、外気の温度・湿度が、光源ユニット5が存する第1閉空間内に伝わることを更に確実に防止することが可能となる。
次に、本発明の実施形態2における照明器具の設置方法について、上記実施形態1で参照した図6をも参照しながら説明する。
次いで、吊り下げアングル10をボルト(図示せず)によって天井等14に固定することにより、照明器具1を天井等14に吊り下げ設置する。このとき、照明器具1は、透光板17が鉛直下方を向いた状態となる。
次に、本発明の一実施形態における照明器具の作用効果について、図10,図11をも参照しながら説明する。
また、図10に示すように、光源ユニット5が存する第1閉空間内にエア吸気口6を介して送り込まれた冷却空気(図10の矢印⇒を参照)は、前記第1閉空間内で循環してエア排気口7から外部に排出される間に、放熱フィン21に効率良く当たる。このため、効率の良い放熱が可能となる。その結果、LED22の温度上昇を回避して、LED22の発光効率を向上させ、かつ、長寿命化を図ることが可能となる。なお、エア排気口7からは常に冷却空気が排出されることとなるので、エア排気口7を通して外気が第1閉空間内に入って来ることはない。
このように、本実施形態の照明器具1の構成によれば、例えば、紙を抄く工場ライン等の高温・多湿環境下でも好適に使用することが可能な照明器具を提供することができる。すなわち、本実施形態の照明器具1の構成によれば、例えば、紙を抄く工場ライン等の高温・多湿環境下においても、長時間交換せずに使用できる照明器具を提供することが可能となる。
照明器具1を上記のように構成したことにより、外気温度(TA)が80℃において、電源投入(図11の時間軸「9:05:13」)後、LED22の表面、照明器具1の周囲の測定温度は、徐々に上昇し、2時間48分経過後に(図11の時間軸「11:53:13」)、それぞれ、80.0℃、67.0℃に安定している。
この結果、本実施形態の照明器具1は、外気の温度・湿度の影響を受けず、また、十分な放熱特性を有し、LED22の寿命劣化が防止されると言える。
2 外筐体
2a 上部筐体
2b 下部筐体
2c,2d アングル取付板
3 内蓋
3a 上部蓋体
3b 下部蓋体
3c,19a フランジ部
4 カバー
5 光源ユニット
6 エア吸気口
7 エア排気口
8 第1貫通孔
9 第2貫通孔
10 吊り下げアングル
10a ボルト孔
11 枢着ピン
12 弧状の貫通孔
13 ボルト
14 天井等
15 第1ネジ孔
16 フレーム
17 透光板
18 第2ネジ孔
19 ユニット本体
20 LED回路基板
21 放熱フィン
22 LED(発光ダイオード)
Claims (3)
- 外筐体と、前記外筐体の内側に固定される内蓋と、前記外筐体の下端部に固定される、透光性を有するカバーと、前記カバーに固定され、かつ、前記カバーの上方に搭載されるLEDを有するLED光源ユニットと、を備えた照明器具であって、
前記内蓋と前記LED光源ユニットによって形成される第1閉空間の周りに、前記外筐体と前記内蓋によって形成される第2閉空間が存する二重構造になっているとともに、前記LED光源ユニットと前記カバーによって第3閉空間が形成されており、
前記第1閉空間内に前記LED光源ユニットの放熱フィンが配置され、
前記照明器具の外部から前記第1閉空間内に冷却空気を送り込むためのエア吸気口と、前記第1閉空間内に送り込まれた前記冷却空気を前記照明器具の外部に排出するためのエア排気口と、を更に備えたことを特徴とする照明器具。 - 前記エア吸気口に、紙を抄く工場内に配設された送風管に一端が接続されたホースの他端が接続される、請求項1に記載の照明器具。
- 前記外筐体及び内蓋がステンレス鋼製である、請求項1又は2に記載の照明器具。
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JP2010257760A (ja) | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Stanley Electric Co Ltd | 車両用led灯具 |
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JP2012174481A (ja) | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Panasonic Corp | 非常用照明器具 |
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