JP7440901B2 - トレーニング器具、トレーニング方法、およびトレーニング椅子 - Google Patents
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Description
特に、インナーマッスルとも呼ばれる深部体幹筋を鍛えることが寝たきりにならないために特に重要だといわれている。
着座時に曲面状の凸部の天頂部で前記利用者の坐骨を支持する曲面凸部を有する坐骨キャッチシートと、前記利用者が前記坐骨キャッチシートに着座した状態で、後方側から前記利用者の腰椎部にあてて、前記利用者が腰部で押し返すための腰椎コントロールパッドとを備えることを特徴とするトレーニング椅子が提供される。
図1は、本実施の形態に係るトレーニング椅子を示す斜視図である。
図1に示すようにトレーニング椅子100は、前脚部110、後脚部120、坐骨キャッチシート130、および腰椎コントロールパッド140を備えている。
通常、ヒトの腰椎は前側に反るようにして前彎している。また「良い姿勢を取ってください」と指示すると、前彎した腰椎はさらに強く前彎する傾向がある。
図2に示すように、坐骨キャッチシート130は、坐骨キャッチシート130の高さを調節する高さ調節機構131を介して前脚部110に固定されている。
図3に示すように、坐骨キャッチシート130は円柱を高さ方向に分割した半円柱形状の曲面凸部133を有しており、弾性を有する弾性部材で形成されている。
図4に示すように、腰椎コントロールパッド140は、当て部141、ステー部142、角度調節機構143、延長材144、および角度調節機構145を備えている。
なお当て部141は、利用者Uが腰椎を後ろ側に押し返したときに痛みを伴わないように、たとえばウレタンフォームなどの軟質な素材で形成するとよい。
図5に示すように、利用者Uがトレーニング椅子100に着座すると、坐骨キャッチシート130が利用者Uの体重で潰れるように変形し、このことで利用者Uは坐骨で体重を支持していることを自身で理解することができる。
図6に示すように、骨盤は、左右一対で腸骨、坐骨、および、ここでは図示しない恥骨で構成される寛骨、仙骨、尾骨で構成されている。坐骨・腸骨・恥骨の結合部が大腿骨と接続して股関節となっている。
一方で、上前腸骨棘Aと上後腸骨棘Pとを結んだ線が前側に傾斜している場合は、骨盤が前傾した状態、つまり骨盤が前側に傾いた状態であると考えることができる。
図7に示すように、一般に製造されている座面が後傾した椅子などに座ってリラックスした状態と、トレーニング椅子100の坐骨キャッチシート130に座って腹横筋を収縮させた状態とを、超音波診断装置で腹横筋の厚さを測定すると、明らかにトレーニング椅子100の坐骨キャッチシート130に座った場合のほうが、筋肉の厚さ、特に深部体幹筋である腹横筋の筋厚が増加していることがわかる。
図8に示すように、頚椎(Cervical spine)はC1~C7、胸椎(Thoracic)はT1~T12、腰椎(Lumbar)はL1~L5で表現される。
また第4腰椎棘突起(L4棘突起、以下、第4腰椎Lと称する)は、左右の腸骨の最高点を結んだヤコビ線状に存在する第4腰椎Lの棘突起である。
図9(A)は、従来の椅子に利用者Uが座った状態、図9(B)は、本実施の形態のトレーニング椅子100の坐骨キャッチシート130に利用者Uが座った状態を示している。
図10に示すように、坐骨キャッチシート130に着座した利用者Uの腰椎部に当て部141を当てることで、腹横筋が最も収縮するように腰椎の位置を導くことができ、さらに腹横筋が最も収縮する腰椎の位置を持続させることができる。
110 前脚部
111 高さ目盛り
120 後脚部
121 回動接続部
130 坐骨キャッチシート
131 高さ調節機構
132 水平台座
133 曲面凸部
134 天頂部
135 分割断面
136 延設部
140 腰椎コントロールパッド
141 当て部
142 ステー部
142C 中心線
143、145 角度調節機構
143K 角度目盛り
144 延長材
A 上前腸骨棘
L 第4腰椎
P 上後腸骨棘
T 第7胸椎
U 利用者
Claims (8)
- 利用者の深部体幹筋を強化するトレーニング器具において、
着座時に半円曲面状の凸部の天頂部で前記利用者の坐骨の下部を支持する半円曲面凸部を有する坐骨キャッチシートと、
前記坐骨キャッチシートに着座した利用者の腰椎部に後方側からあてがうことで、前記利用者の背面が鉛直に近くなる姿勢で支持され、前記利用者が腰部で押した力に対抗する腰椎コントロールパッドと、
を備えることを特徴とするトレーニング器具。 - 前記天頂部を形成する曲面は、
前記利用者の着座時に、前記利用者の骨盤傾斜角度が中間位で起立するために十分な曲率半径で形成されること、
を特徴とする請求項1記載のトレーニング器具。 - 前記坐骨キャッチシートは、
前記利用者の着座時に、前記利用者の骨盤傾斜角度が中間位で保持できる弾性を備えた弾性部材で形成されること、
を特徴とする請求項2記載のトレーニング器具。 - 前記弾性部材は、
エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂であること、
を特徴とする請求項3記載のトレーニング器具。 - 利用者の深部体幹筋を強化するトレーニング方法において、
半円曲面凸部を有する坐骨キャッチシートが、着座時に半円曲面上の凸部の天頂部で前記利用者の坐骨の下部を支持する工程と、
腰椎コントロールパッドを前記坐骨キャッチシートに着座した利用者の腰椎部に後方側からあてがうことで、前記利用者の背面が鉛直に近くなる姿勢で支持される工程と、
前記利用者が腰部で押した力に前記腰椎コントロールパッドが対抗する工程と、
を備えることを特徴とするトレーニング方法。 - 利用者の深部体幹筋を強化するトレーニング椅子において、
着座時に半円曲面状の凸部の天頂部で前記利用者の坐骨の下部を支持する半円曲面凸部を有する坐骨キャッチシートと、
前記坐骨キャッチシートに着座した利用者の腰椎部に後方側からあてがうことで、前記利用者の背面が鉛直に近くなる姿勢で支持され、前記利用者が腰部で押した力に対抗する腰椎コントロールパッドと、
を備えることを特徴とするトレーニング椅子。 - 前記坐骨キャッチシートの高さを調節する高さ調節機構、
を備えることを特徴とする請求項6記載のトレーニング椅子。 - 前記腰椎コントロールパッドを前記腰椎部にあてる位置を調節する腰椎あて位置調節機構、
を備えることを特徴とする請求項6記載のトレーニング椅子。
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001129120A (ja) | 1999-11-01 | 2001-05-15 | Kenshiyoku Kyo | スポーツ椅子 |
JP2014200461A (ja) | 2013-04-04 | 2014-10-27 | 寧波日進家居用品有限公司 | ビーズクッション |
JP2015229062A (ja) | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 津田駒工業株式会社 | 椅子形腰椎前弯形成運動器具 |
JP2016059577A (ja) | 2014-09-17 | 2016-04-25 | 祥光 桝井 | 座具及び椅子 |
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JP3225040U (ja) | 2019-05-29 | 2020-02-06 | 株式会社P3 | 可搬式座位姿勢保持支援具 |
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2020
- 2020-04-16 JP JP2020073281A patent/JP7440901B2/ja active Active
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