JP7424811B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents
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<第1の態様>
幅方向の両側から起き上がる起き上がりギャザーをそれぞれ備え、
前記起き上がりギャザーは、使い捨て着用物品に固定された付根部分と、この付根部分から延び出る本体部分と、前記本体部分の前端部及び後端部が倒伏状態に固定されて形成された倒伏部分と、前記本体部分の前端部の前記倒伏部分と前記本体部分の後端部の前記倒伏部分との間に位置し、倒伏状態に固定されていない非固定の起き上がり部分とを有し、
前記起き上がり部分は、前後方向の少なくとも一部に、前記付根部分から延び出た第1部分と、前記第1部分の先端から内側に延び出た後、途中で外側に折り返されて前記第1部分の先端上に至る第2部分と、前記第2部分の先端から外側に延び出た第3部分とを有しており、
前記起き上がり部分には、前後方向に沿う細長状のギャザー弾性部材が、幅方向に間隔を空けて3本以上取り付けられているとともに、前記第2部分及び第3部分はそれぞれ少なくとも一本の前記ギャザー弾性部材を有しており、
前記ギャザー弾性部材を有する部分は前記ギャザー弾性部材により収縮しているとともに、前記ギャザー弾性部材とともに前後方向に伸長可能であり、
前記第2部分及び第3部分の境界部に最も近いギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率よりも、その幅方向両側に位置するギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率が、1.1~1.5倍高い、
ことを特徴とする使い捨て着用物品。
本使い捨て着用物品の起き上がりギャザーは、各ギャザー弾性部材を有する部分の前後方向の最大伸長率の違いにより、装着前の自然状態では、起き上がり部分の断面がほぼY字状になる。そして、第2部分及び第3部分が身体表面に対して十分に押し付けられている装着状態(比較的にフィットしやすい装着状態)では、第2部分及び第3部分が開いて、第2部分及び第3部分の上面がほぼ全体にわたり身体表面にフィットする。一方、装着者の身体表面の複雑な表面形状やその動的変化に起因して、身体表面と第2部分及び第3部分の境界部との間に隙間がある装着状態(比較的にフィットしにくい装着状態)であっても、第2部分及び第3部分の境界部に最も近いギャザー弾性部材を有する部分に対して、その幅方向両側の部分が装着者の身体表面側に持ち上がり(つまり自然状態に戻るように変形し)、第2部分及び第3部分の少なくとも一方と身体表面との接触が維持される。しかも、第2部分及び第3部分は身体表面に対して相互独立に追従変形可能である。
なお、ギャザー弾性部材を有する部分の最大伸長率は、各ギャザー弾性部材を有する部分を切り出して、他のギャザー弾性部材を有する部分から独立した状態で測定する。
前記第2部分におけるギャザー弾性部材であってかつ前記境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率よりも、前記第3部分におけるギャザー弾性部材であって、かつ前記境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率の方が、0.7~0.9倍低い、
第1の態様の使い捨て着用物品。
第2部分及び第3部分の境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材は、第2部分側及び第3部分側のどちらに位置するものの前後方向の最大伸長率が高くてもよいが、漏れ防止性及びより好ましい装着感の観点からは、本態様の高低関係を有していると好ましい。すなわち、本態様では、より幅方向の内側に位置する第2部分の方が第3部分よりも装着者の身体表面側に持ち上がり(つまり自然状態に戻るように変形し)、身体表面との接触が維持される。第3部分は、第2部分よりも外側に位置し、比較的に肌から離れにくいため、本態様のように第3部分の前後方向の最大伸長率を第2部分より低くしても(したがって身体表面に対する押し付け力が低くても)、漏れ防止性が低下しにくく、かえってきつい装着感となりにくい。
前記第2部分のシート積層数が、前記第3部分のシート積層数よりも多い、
第1又は2の態様の使い捨て着用物品。
これにより、第2部分の剛性が第3部分の剛性よりも高くなり、第2部分による漏れ防止性が高いものとなる。
前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は、前記第1部分から第1部分の先端を経て前記第2部分の折り返し端に至った後、前記第2部分の折り返し端で外側に折り返されて、前記第2部分の先端を経て前記第3部分の先端まで続く複数層のシート層により形成され、前記ギャザー弾性部材は前記複数層のシート層の間に挟まれており、
前記第1部分の先端で、前記第1部分から前記第2部分に続く複数層のシート層と、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層とが接合されている、
第3の態様の使い捨て着用物品。
本態様は、簡素な構造で、第2部分のシート積層数が第3部分のシート積層数よりも多い起き上がりギャザー(第3の態様)が構築されるものである。
なお、第2部分の折り返し端及び第3部分の先端は、展開状態における折り返し端及び先端を意味する(以下同じ)。
前記第2部分における折り返し端を含む部分及び前記第3部分における先端を含む部分の少なくとも一方が中空筒状をなしている、
第1~4のいずれか1つの態様の使い捨て着用物品。
本態様のように、第2部分における折り返し端を含む部分及び第3部分における先端を含む部分の少なくとも一方が中空筒状をなしていると、身体表面に対する第2部分及び第3部分の先端のあたりが柔軟になるため好ましい。
<第6の態様>
前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は、前記第1部分から前記第1部分の先端を経て前記第2部分の折り返し端に至った後、前記第2部分の折り返し端で外側に折り返されて、前記第2部分の先端を経て前記第3部分の先端まで続く複数層のシート層により形成され、前記ギャザー弾性部材は前記複数層のシート層の間に挟まれており、
前記第1部分の先端で、前記第1部分から前記第2部分に続く複数層のシート層と、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層とが接合されており、
前記第2部分における折り返し端を含む部分に、前記第1部分に続く複数層のシート層と、前記第3部分に続く複数層のシート層とが接合されていない非接合領域を有しており、
前記非接合領域の表側に位置する、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層の間であって、かつ前記第2部分の折り返し端を除く位置に、前記第2部分及び第3部分の境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材を有しており、
前記非接合領域の裏側に位置する、前記第2部分から前記第1部分に続く複数層のシート層の間に、前記ギャザー弾性部材を有しておらず、
前記非接合領域の表側に位置する、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層が、前記非接合領域の裏側に位置する、前記第2部分から前記第1部分に続く複数層のシート層と離間することにより、前記第2部分における折り返し端を含む部分が中空筒状をなしている、
第5の態様の使い捨て着用物品。
本態様は、簡素な構造で、第2部分のシート積層数が第3部分のシート積層数よりも多く(第3の態様)、かつ第2部分における折り返し端を含む部分が大きく膨らんだ中空筒状をなす(第5の態様)起き上がりギャザーが構築されるものである。本態様は、特に第2部分の先端のあたりが柔軟になるため、第2の態様との組合せに好適である。
内装体200は任意の形状を採ることができるが、図示例ではほぼ長方形である。内装体200は、図3~図5に示されるように、身体側となるトップシート30と、液不透過性シート11と、これらの間に介在された吸収要素50とを備えているものであり、吸収機能を担う。符号40は、トップシート30を透過した液を速やかに吸収要素50へ移行させるために、トップシート30と吸収要素50との間に設けられた中間シートを示しており、符号60は、内装体200の両脇に排泄物が漏れるのを防止するために、内装体200の両側部から装着者の脚周りに接するように延び出た起き上がりギャザー60を示している。
トップシート30は、液を透過する性質を有するものであり、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを例示することができる。また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
トップシート30を透過した液を速やかに吸収体へ移行させるために、トップシート30より液の透過速度が速い、中間シート(「セカンドシート」とも呼ばれている)40を設けることができる。この中間シート40は、液を速やかに吸収体56へ移行させて吸収体56による吸収性能を高めるとともに、吸収した液の吸収体56からの逆戻り現象を防止するためのものである。中間シート40は省略することもできる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂等からなるプラスチックフィルムや、不織布の表面にプラスチックフィルムを設けたラミネート不織布、プラスチックフィルムに不織布等を重ねて接合した積層シートなどを例示することができる。液不透過性シート11には、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材を用いることが好ましい。透湿性を有するプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性プラスチックフィルムが広く用いられている。この他にも、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂又は疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、プラスチックフィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができるが、後述するカバー不織布13とのホットメルト接着剤を介した接着時に十分な接着強度を得るため、樹脂フィルムを用いるのが望ましい。
吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の全体を包む包装シート58とを有する。包装シート58は省略することもできる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100~300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30~120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1~16dtex、好ましくは1~10dtex、さらに好ましくは1~5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、2.54cm当たり5~75個、好ましくは10~50個、さらに好ましくは15~50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いることができる。吸収体56中には高吸収性ポリマー粒子を分散保持させるのが好ましい。
吸収体56には、その一部又は全部に高吸収性ポリマー粒子を含有させることができる。高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子としては、この種の使い捨ておむつに使用されるものをそのまま使用でき、例えば500μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が30重量%以下のものが望ましく、また、このふるい分けでふるい下に落下する粒子について180μmの標準ふるい(JIS Z8801-1:2006)を用いたふるい分け(5分間の振とう)でふるい上に残る粒子の割合が60重量%以上のものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMS不織布(SMS、SSMMS等)が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレン複合材などを使用できる。目付けは、5~40g/m2、特に10~30g/m2のものが望ましい。
起き上がりギャザー60は、内装体200の側部から起き上がる起き上がり部分68を有しており、この起き上がり部分68が、内装体の幅方向の両側で装着者の身体表面に接して横漏れを防止するものである。
内装体200の両側部には、図示例のように、吸収体56の側方に延び出たサイドフラップ70が設けられていなくてもよいが、設けられていると好ましい。各サイドフラップ70は、図示例のように、折り返し等なく、側方にのみ延び出た扁平な部分となっていることが好ましい。各サイドフラップ70の幅方向WDの寸法は適宜定めることができるが、例えば内装体200の幅方向WDの寸法の0.1~0.2倍とすることができる。
外装二分割タイプのパンツタイプ使い捨ておむつでは、前外装体12F及び後外装体12Bとの間に内装体200が露出するため、内装体200の裏面に液不透過性シート11が露出しないように、内装体200の裏面には、前外装体12Fと内装体200との間から、後外装体12Bと内装体200との間にわたるカバー不織布13を備えていることが好ましい。カバー不織布13の内面及び外面は、それぞれ対向面にホットメルト接着剤を介して接着することができる。カバー不織布13に用いる不織布は、例えば外装体12F,12Bの素材と同様のものを適宜選択することができる。
本例の外装体12F,12Bは、前身頃Fの少なくとも胴周り部を構成する部分である長方形の前外装体12Fと、後身頃Bの少なくとも胴周り部を構成する部分である長方形の後外装体12Bとからなり、前外装体12F及び後外装体12Bは股間側で連続しておらず、前後方向LDに離間されたものとなっている(外装二分割タイプ)。この前後方向の離間距離12dは例えば全長Yの40~60%程度とすることができる。図示例では、前外装体12F及び後外装体12Bの下縁は幅方向WDに沿う直線状となっているが、前外装体12F及び後外装体12Bの少なくとも一方の下縁が脚周りに沿うような曲線状となっていてもよい。
内装体200の外装体12F,12Bに対する接合は、ヒートシール、超音波シールのような素材溶着による接合手段や、ホットメルト接着剤により行うことができる。この内装体200と外装体12F,12Bとを接合する内外接合部201,202は、図2に示すように、両者が重なる領域のほぼ全体に設けることができ、例えば内装体200の幅方向両端部を除いた部分に設けることもできる。
上記説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となったものを含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となったものを含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
Claims (6)
- 幅方向の両側から起き上がる起き上がりギャザーをそれぞれ備え、
前記起き上がりギャザーは、使い捨て着用物品に固定された付根部分と、この付根部分から延び出る本体部分と、前記本体部分の前端部及び後端部が倒伏状態に固定されて形成された倒伏部分と、前記本体部分の前端部の前記倒伏部分と前記本体部分の後端部の前記倒伏部分との間に位置し、倒伏状態に固定されていない非固定の起き上がり部分とを有し、
前記起き上がり部分は、前後方向の少なくとも一部に、前記付根部分から延び出た第1部分と、前記第1部分の先端から内側に延び出た後、途中で外側に折り返されて前記第1部分の先端上に至る第2部分と、前記第2部分の先端から外側に延び出た第3部分とを有しており、
前記第2部分及び第3部分には、前後方向に沿う細長状のギャザー弾性部材が、幅方向に間隔を空けて3本以上取り付けられているとともに、前記第2部分及び第3部分のいずれか一方は複数本、及び他方は少なくとも一本の前記ギャザー弾性部材をそれぞれ有しており、
前記ギャザー弾性部材を有する部分は前記ギャザー弾性部材により収縮しているとともに、前記ギャザー弾性部材とともに前後方向に伸長可能であり、
前記第2部分及び第3部分の境界部に最も近いギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率よりも、前記境界部に最も近いギャザー弾性部材よりも幅方向の外側に位置するギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率、並びに前記境界部に最も近いギャザー弾性部材よりも幅方向内側に位置するギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率が、1.1~1.5倍高い、
ことを特徴とする使い捨て着用物品。 - 前記第2部分におけるギャザー弾性部材であってかつ前記境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率よりも、前記第3部分におけるギャザー弾性部材であって、かつ前記境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材を有する部分の、前後方向の最大伸長率の方が、0.7~0.9倍低い、
請求項1記載の使い捨て着用物品。 - 前記第2部分のシート積層数が、前記第3部分のシート積層数よりも多い、
請求項1又は2記載の使い捨て着用物品。 - 前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は、前記第1部分から第1部分の先端を経て前記第2部分の折り返し端に至った後、前記第2部分の折り返し端で外側に折り返されて、前記第2部分の先端を経て前記第3部分の先端まで続く複数層のシート層により形成され、前記ギャザー弾性部材は前記複数層のシート層の間に挟まれており、
前記第1部分の先端で、前記第1部分から前記第2部分に続く複数層のシート層と、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層とが接合されている、
請求項3記載の使い捨て着用物品。 - 前記第2部分における折り返し端を含む部分及び前記第3部分における先端を含む部分の少なくとも一方が中空筒状をなしている、
請求項1~4のいずれか1項に記載の使い捨て着用物品。 - 前記第1部分、前記第2部分及び前記第3部分は、前記第1部分から前記第1部分の先端を経て前記第2部分の折り返し端に至った後、前記第2部分の折り返し端で外側に折り返されて、前記第2部分の先端を経て前記第3部分の先端まで続く複数層のシート層により形成され、前記ギャザー弾性部材は前記複数層のシート層の間に挟まれており、
前記第1部分の先端で、前記第1部分から前記第2部分に続く複数層のシート層と、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層とが接合されており、
前記第2部分における折り返し端を含む部分に、前記第1部分に続く複数層のシート層と、前記第3部分に続く複数層のシート層とが接合されていない非接合領域を有しており、
前記非接合領域の表側に位置する、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層の間であって、かつ前記第2部分の折り返し端を除く位置に、前記境界部に最も近いギャザー弾性部材以外のギャザー弾性部材を有しており、
前記非接合領域の裏側に位置する、前記第2部分から前記第1部分に続く複数層のシート層の間に、前記ギャザー弾性部材を有しておらず、
前記非接合領域の表側に位置する、前記第2部分から前記第3部分に続く複数層のシート層が、前記非接合領域の裏側に位置する、前記第2部分から前記第1部分に続く複数層のシート層と離間することにより、前記第2部分における折り返し端を含む部分が中空筒状をなしている、
請求項5記載の使い捨て着用物品。
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