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JP7414652B2 - 電気掃除機の集塵装置およびそれを備えた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の集塵装置およびそれを備えた電気掃除機 Download PDF

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JP7414652B2 JP2020105391A JP2020105391A JP7414652B2 JP 7414652 B2 JP7414652 B2 JP 7414652B2 JP 2020105391 A JP2020105391 A JP 2020105391A JP 2020105391 A JP2020105391 A JP 2020105391A JP 7414652 B2 JP7414652 B2 JP 7414652B2
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Description

本発明は、電気掃除機の集塵装置およびそれを備えた電気掃除機に関する。
従来の電気掃除機として、電動送風機を内蔵する吸引装置と、外部に露出するように吸引装置に着脱可能に装着されてダストを捕集する集塵装置とを備えたサイクロン方式の電気掃除機が公知である(例えば、特許文献1)。
特開2016-067614号公報
従来のこの種の電気掃除機は、集塵装置の集塵容器内でダストが旋回して遠心分離されるよう構成されており、このとき集塵容器内で風切り音が発生するため、風切り音を抑制することが望まれていた。
本発明は、以上のような事情を考慮してなされた電気掃除機の集塵装置およびそれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明によれば、ダストを吸引する吸引装置に着脱可能に装着されて吸引したダストを捕捉する集塵装置であって、
ダストカップと、前記ダストカップに着脱可能なダスト分離部とを有し、
前記ダストカップは、送られたダストを溜める集塵容器部と、前記集塵容器部の外周側に設けられた外側容器部とを有し、
前記集塵容器部内へ送られたダストを前記ダスト分離部によって空気と分離しかつダストが除去された空気を前記吸引装置へ送ると共に、前記ダストカップの前記外側容器部内の空気を前記吸引装置へ送るように構成された電気掃除機の集塵装置が提供される。
また、本発明によれば、ダストを吸引する吸引装置と、前記吸引装置に着脱可能に装着される前記集塵装置とを備えた電気掃除機が提供される。
本発明によれば、清掃時の集塵装置の静音化を図ることができる。
本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す構成図である。 第1実施形態の集塵装置の外観を示す斜視図である。 図2の集塵装置の縦断面図である。 図2の集塵装置のダストカップの縦断面図である。 図2の集塵装置のダスト分離部の縦断面図である。 第2実施形態の電気掃除機の左側断面図である。 第2実施形態の集塵装置の外観を示す斜視図である。 図7の集塵装置の縦断面図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(第1実施形態)
図1は本発明の電気掃除機の第1実施形態を示す構成図である。なお、図1中に電気掃除機1を使用する使用者から視た前後上下方向を矢印にて示しており、これら前後上下方向と直交する方向(図1の紙面と垂直な方向)が左右方向であり、これら前擬左右上下方向に基づいて電気掃除機1の構成が説明される。
図1に示すように、この電気掃除機1は、ダストを吸引する吸引装置10と、吸引装置10に着脱可能に装着される集塵装置50とを備えたサイクロン方式のキャニスター型電気掃除機である。
吸引装置10は、車輪を有する筐体11と、筐体11内の前部に設けられた電動送風機12および後部に設けられたコードリール13とを備える。
筐体11は、可撓性ホース21と着脱可能に接続されように前端に設けられたる接続部11aと、集塵装置50が載置されるよう前後中間位置に設けられた載置部11bと、電動送風機12を収納するよう載置部11bよりも前方に設けられた電動送風機収納部11cと、コードリール13を収納するよう載置部11bよりも後方に設けられたコードリール収納部11dと、コードリール収納部11dよりも後方に設けられた排気口11eとを有する。また、筐体11は、載置部11bに載置された集塵装置50の後述するダストカップ51(図2参照)を外部に露出する図示しない窓部を左右側部に有している。なお、載置部11bは電動送風機収納部11cよりも前方に配置されてもよい。
筐体11の内部において、接続部11aと載置部11bとは連通し、載置部11bと電動送風機収納部11cとは連通し、電動送風機収納部11cとコードリール収納部11dとは連通し、コードリール収納部11dと排気口11eとは連通しており、これによって通風経路を構成している。
図1中の太線矢印は空気の流れを示しており、電動送風機12が駆動した集塵時において、接続部11aに流入したダスト含有空気は、載置部11bに載置された集塵装置50内に送られ、集塵装置50内でダストが捕捉される。ダストが除去された空気は電動送風機12およびコードリール13を通過して排気口11eから外部に排出される。
〈集塵装置について〉
図2は第1実施形態の集塵装置の外観を示す斜視図であり、図3は図2の集塵装置の縦断面図である。また、図4は図2の集塵装置のダストカップの縦断面図であり、図5は図2の集塵装置のダスト分離部の縦断面図である。
図1~図5に示すように、集塵装置50は、ダストカップ51と、ダストカップ51に着脱可能なダスト分離部52とを有する。
ダストカップ51は、送られたダストを溜める集塵容器部51aと、集塵容器部51aの外周側に設けられた外側容器部51bとを有する。
この集塵装置50は、集塵容器部51a内へ送られたダストをダスト分離部52によって空気と分離しかつダストが除去された空気を吸引装置10へ送ると共に、ダストカップ51の外側容器部51b内の空気を吸引装置10へ送るように構成されている。具体的には、ダストカップ51の集塵容器部51a内の上部でダストが分離され、分離されたダストは集塵容器部51a内の下部に溜まる。
図2~図4に示すように、ダストカップ51は、集塵容器部51aを構成する円筒形の内側壁51wiと、外側容器部51bを内側壁51wiと共に構成する円筒形の外側壁51woとを有してなる2重壁構造を備えると共に、集塵容器部51aおよび外側容器部51bの底となる底壁51cを有する。つまり、ダストカップ51において、集塵容器部51aは内側壁51wiと底壁51c(外周部を除く)によって構成され、外側容器部51bは内側壁51wiと外側壁51woと底壁51cの外周部によって構成されている。
なお、本実施形態において、ダストカップ51の底壁51cは集塵容器部51aおよび外側容器部51bと一体状であるが、底壁51cは集塵容器部51aおよび外側容器部51bとは別の部材にて構成されてもよい。
ダストカップ51において、内側壁51wiの底壁51cとは反対側の端部には縦断面L字形に拡径した円環状の内側受け部51abが設けられており、その内側受け部51abの底壁51cとは反対側に突出した端部が集塵容器部51aの開口端部51acとなっている。
ダストカップ51において、外側壁51woの底壁51cとは反対側の端部には縦断面L字形に拡径した円環状の外側受け部51bbが設けられており、その外側受け部51bbの底壁51cとは反対側に突出した端部が外側容器部51bの開口端部51bcとなっている。
本実施形態の場合、外側壁51wo側の外側受け部51bbの高さは、内側壁51wi側の開口端部51acの高さより少し高くなっている。これにより、外側壁51woと内側壁51wiの開口端部51acとの間は、外側容器部51bの幅W(内側壁51wiと外側壁51abとの間隔)よりも狭い円環状の隙間S1となっており、この隙間S1が外側容器部51b内の空気が抜ける出口となっている。
また、外側壁51abの外周面には、ダストカップ51に装着したダスト分離部52の装着状態をロックするためのフックレバー53が設けられると共に、フックレバー53に隣接した位置に流入口51xが設けられている(図2参照)。この流入口51xは、外側壁51woおよび内側壁51wiを貫通して集塵容器部51aの内部に連通する流入路の入り口となっている。
また、底壁51cの内面中心位置にはダスト分離部52の後述する内筒部52bを位置決めする位置決め凸部51caが設けられている。
図3と図5に示すように、ダスト分離部52は、ダストカップ51の集塵容器部51aの開口部および外側容器部51bの開口部に嵌め込まれるカップ部52aと、カップ部52aの底部に着脱可能に結合する前記内筒部52bと、カップ部52aの底部とは反対側の開口部に着脱可能に装着されるフィルター部52cと、フィルター部52cを覆うようにフィルター部52cに着脱可能に装着されるカバー部52dと、フィルター部52cに付着したダストを除去する除塵機構52eとを備える。
カップ部52aは、底部の外周側がすり鉢形に傾斜すると共に、底部の中央部に孔52aaが設けられた円筒形に形成されている。
また、カップ部52aは、底部における傾斜した外周側の外面に設けられた円環状の内側パッキン52abと、内側パッキン52abよりも外側に位置するように外周部における外面に設けられた円環状の外側パッキン52acと、外周部における底部とは反対側の端部に設けられた縦断面L字形に拡径した円環状の受け部52adとを有する。
さらに、カップ部52aは、外周部における内側パッキン52abと外側パッキン52acとの間の1箇所以上に設けられた貫通孔状の連通路52aeを有している。この連通路52aeは、ダストカップ51の集塵容器部51a内と連通して空気が流れるダスト分離部52内の通風路(カップ部52aの内部)と、ダストカップ51の外側容器部51bの内部とを連通する。
内筒部52bは、一端側がカップ部52aの底部の孔52aaの周囲部に着脱可能に結合する円筒枠部52baと、円筒枠部52baの周囲を覆うように巻き付けられたメッシュ部(不図示)と、円筒枠部52baの他端に着脱可能に結合する大径フランジ部52bbと、大径フランジ部52bbと一体に連設された小径筒部52bcとを有し、内筒部52bの内部はカップ部52aの内部と連通している。
ダスト分離部52のカップ部52aがダストカップ51に嵌め込まれた状態において、カップ部52aの内側パッキン52abおよび外側パッキン52acは、ダストカップ51の内側受け部51abおよび外側受け部51bbに当接し支持されている(図3参照)。これにより、ダストカップ51とカップ部52aとの間は外気から遮断される。それに加え、ダスト分離部52の内筒部52bの小径筒部52bcがダストカップ51の位置決め凸部51caに嵌って位置決めされる。
フィルター部52cは、カップ部52a内に嵌め込まれるよう円形に形成されており、プリーツ状のフィルター本体52caと、フィルター本体52caの周囲部に設けられた円環状のパッキン52cbとを有する。
フィルター部52cがカップ部52a内に嵌め込まれた状態において、フィルター部52cのパッキン52cbはカップ部52aの受け部52adに当接し支持される(図3、図5参照)。これにより、カップ部52aとフィルター部52cとの間は外気から遮断される。
また、フィルター本体52caの中心位置には、除塵機構52eの後述する軸52eaを挿通させる貫通孔が形成されている。
除塵機構52eは、フィルター本体52caの貫通孔を回動可能に挿通した前記軸52eaと、軸52eaのカップ部52a側の一端に設けられたワイパー52ebと、軸52eaの他端に設けられた第1ギア52ecと、第1ギア52ecに連設された枠体52edと、フィルター本体52caに摺接可能なように枠体52edに設けられた複数の摺接部材52eeとを有する。さらに、除塵機構52eは、後述するカバー部52dに回動可能に取り付けられたレバー52efと、第1ギア52ecと歯合するようにレバー52efに設けられた第2ギア52egとを有する。
カバー部52dは、空気を排出する排出口52daaを有するカバー本体52daと、カバー本体52daに揺動可能に設けられた把手52dbと、把手52dbに設けられたロック爪(不図示)とを有する。なお、ロック爪は、集塵装置50が吸引装置10の載置部11bに装着されたときに、載置部11bに設けられた係止凹部(不図示)に係止して装着状態をロックする。また、集塵装置50を吸引装置10から取り外す際に、把手52dbが引き上げられて揺動すると、ロック爪は係止凹部から離脱する。
カバー本体52daは、カバー部52dがフィルター部52cに装着されたときにパッキン52cbと当接するリブ52dabを有しており、これによりフィルター部52cとカバー部52dとの間が外気から遮断される。
カバー部52dをフィルター部52cに装着することにより、除塵機構52eの第2ギア52egが第1ギア52ecと歯合する。この状態において、軸52eaを中心としてレバー52efを往復方向に回動させることにより、フィルター本体52caの除塵が行われる。なお、これについて詳しくは後述する。
このように構成された集塵装置50は、図1と図3にて説明した集塵時において、集塵装置50内が負圧となり、ダストカップ51の流入口51x(図2参照)から集塵容器部51a内にダストを含む空気が流入する。比較的大きな第1のダストの一部は集塵容器部51a内を旋回し、残りの第1のダストは内筒部52bの外周のメッシュ部によって補足される。第1のダストよりも小さい第2のダストは空気と共にメッシュ部を通過して内筒部52b内からカップ部52a内に流入し、第2のダストはフィルター本体52caにて補足される。第2のダストが除去された空気はフィルター本体52caを通過してカバー部52dから吸引装置10内の通風経路に流入し、電動送風機12およびコードリール13を通過して排気口11eから外部に排出される。
このような集塵時において、ダストカップ51の外側容器部51b内の空気は、隙間S1からダスト分離部52のカップ部52aの連通路52aeを通って通風路の一部であるカップ部52a内に流入し、フィルター本体52caを通過し、吸引装置10内の通風経路を通って外部に排出される。これにより、ダストカップ51の外側容器部51b内は大気圧よりも低い圧力(真空に近い圧力)となる。つまり、外側容器部51b内に低圧層(近真空層)が形成される。
したがって、集塵時にダストカップ51の集塵容器部51a内で風切り音が発生しても、低圧層が遮音層となるため、風切り音が真空層を介して外側壁51woから外部へ漏れ出ること(音漏れ)が抑制される。すなわち、この集塵装置50によれば、集塵時の風切り音の音漏れを抑制して静音化が図られている。
また、電気掃除機1の運転を停止すると、ダストカップ51の外側容器部51b内は大気圧に戻る。遮音構造として、ダストカップの二重壁間に吸音材を挟み込んだ場合、ダストカップに集塵された塵埃を、掃除機本体にダストカップを付けた状態で確認することはできないが、ダストカップが透明樹脂にて形成されている場合は二重壁間を低圧層とすることで、塵埃量の確認と遮音性を両立することができる。
また、電動送風機の吸引力によって二重壁間の圧力を低下させるだけで済み、魔法瓶のようにほぼ真空にするわけではないため、従来の電気掃除機の集塵装置で使用されている樹脂をダストカップ形成に使用することができダストカップを軽量に形成することができる。
なお、本実施形態では、ダスト分離部52の連通路52aeは、カップ部52aの外周部における内側パッキン52abと外側パッキン52acとの間に設けられているが、気流の流れにおいてフィルター本体52caよりも下流側に連通路52aeが設けられる構造であってもよい。このような構造とすることで、外側容器部51b内に塵埃が入る可能性をより低減できる。
電気掃除機1による清掃後、集塵装置50のフィルター本体52caを簡易的にクリーニングする際は、前記のようにダスト分離部52の除塵機構52eのレバー52efを往復方向に揺動する。これにより、第2ギア52egと第1ギア52ecと軸52eaとが往復方向に回動し、それによって枠体52edおよび複数の摺接部材52eeが回動する。複数の摺接部材52eeが回動することにより、複数の摺接部材52eeがプリーツ状のフィルター本体52caの複数の山部に摺接し、それによってフィルター本体52caが振動する。この振動によって、フィルター本体52caにおけるカップ部52a側の面に付着したダストがカップ部52aの底部に振り落とされ、フィルター本体52caが除塵される。
また、軸52eaが往復方向に回動することにより、ワイパー52ebが往復方向に回動する。これにより、カップ部52aの底部の傾斜部に溜まったダストがワイパー52ebによって底部の孔52aaへ集められ、ダストは孔52aaから内筒部52b内を落下してダストカップ51の底壁51cの位置決め凸部51ca上に堆積する。
また、集塵装置50をよりきれいにクリーニングする場合は、集塵装置50を吸引装置10から取り外し、集塵装置50をダストカップ51とダスト分離部52とに分解し、ダスト分離部52をカップ部52aと内筒部52bとフィルター部52cとカバー部52dとに分解し、分解した各部品を水洗いすることができる。
なお、本実施形態では、キャニスター型電気掃除機を例示して説明したが、スティック型電気掃除機やハンディ型電気掃除機、アップライト型電気掃除機、ロボット掃除機など他の形式の電気掃除機の集塵装置にも本実施形態の遮音構造を適用可能である。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態の電気掃除機の左側断面図であり、図7は第2実施形態の集塵装置の外観を示す斜視図であり、図8は図7の集塵装置の縦断面図である。なお、図6において、電気掃除機101を水平に構えて使用するときの使用者から視た前後上下方向を矢印にて示しており、これら前後上下方向と直交する方向(図6の紙面と垂直な方向)が左右方向であり、これら前後左右上下方向に基づいて電気掃除機101の構成が説明される。
図6に示すように、第2実施形態の電気掃除機101は、ダストを吸引する吸引装置110と、吸引装置110に着脱可能に装着される集塵装置150とを備えたサイクロン方式のハンディ型電気掃除機である。なお、この電気掃除機101は、吸引装置110に延長管を介して吸込具を接続することによってスティック型電気掃除機として使用することもできる。
吸引装置110は、電動送風機112およびバッテリー113を内蔵する電気部品収納部110aと、電気部品収納部110aの後端に設けられたハンドル部110bと、電気部品収納部110aの前端部から前方へ突出して設けられたパイプ部110cとを有する。
電気部品収納部110aは、ハンドル部110bの前方上部にバッテリー113を着脱可能に装着するバッテリー装着部110aaを有すると共に、電気部品収納部110aの前端におけるパイプ部110cよりも下方に集塵装置150の後述するカバー部152bとパッキン(不図示)を介して接続可能な接続開口部110abを有している。
電気部品収納部110aにおいて、バッテリー装着部110aaに対応する部分は開閉可能となっている。また、バッテリー装着部110aaの前端には、バッテリー113の給電端子と電気的に接続可能な受電端子(不図示)が設けられている。
ハンドル部110bには、複数のスイッチを有してなる操作部110dが設けられている。
電気部品収納部110aにおいて、接続開口部110abの後方には電動送風機112が設けられると共に、電気部品収納部110aの右側面には図示しない排気口が設けられており、電動送風機112を通過した空気は排気口から外部へ排出される。
中空のパイプ部110cは、前端に設けられた空気流入口110caと、後方下部に設けられた空気流出口110cbと、前方下部に設けられたロック部110eと、空気流入口110caの下部に折り畳み可能に設けられたブラシ110fとを有している。
ロック部110eは、係止凸部110eaと、係止凸部110eaを後方へ付勢する付勢部材110eb(例えば、圧縮コイルバネ)とを有してなる。
〈集塵装置について〉
図6~図8に示すように、集塵装置150は、ダストカップ151と、ダストカップ151に着脱可能なダスト分離部152とを有する2段サイクロン方式の集塵装置である。
ダストカップ151は、内側集塵容器部151aaおよび外側集塵容器部151abを有する集塵容器部151aと、集塵容器部151aの外周側に設けられた外側容器部151bとを有する。
第2実施形態の場合、ダストカップ151は、集塵容器部151aの内側集塵容器部151aaを構成する内側壁151wiと、集塵容器部151aの外側集塵容器部151abを内側壁151wiと共に構成する中間壁151wmと、外側容器部151bを中間壁151wmと共に構成する外側壁151woとを有してなる3重壁構造を備える。なお、ダストカップ151において、集塵容器部151aおよび外側容器部151bは一体状の底壁151cを有している。
内側壁151wiは、一定の外径を有する円筒形に形成されている。
中間壁151wmは、底壁151cとは反対側にフランジ状の開口端部151emが設けられている。また、中間壁151wmは、その開口端部151em側の外径が、高さ方向の中間位置よりも高い位置から開口端部151emへ向かうにつれて拡径している。
外側壁151woは、底壁151cとは反対側にフランジ状の開口端部151eoが設けられている。また、外側壁151woは、その開口端部151eo側の外径が、高さ方向の中間位置よりも高い位置から開口端部151eoへ向かうにつれて拡径している。
中間壁151wmの開口端部151emと外側壁151woの開口端部151eoは概ね同じ高さ位置に配置されており、これらの間は狭い隙間S2となっている。
中間壁151wmおよび外側壁151woは、内側壁wiの周囲の全周ではなく一部にのみ設けられている(図7参照)。したがって、ダストカップ151の外観は、中間壁151wmおよび外側壁151woの一部を切り欠いて内側壁151wiを露出させたような外観となっている。
また、内側壁151wiが露出した部分には、内側集塵容器部151aaの内部と連通する流入口151xと、吸引装置110のロック部110eの係止凸部110eaと係止可能な係止凹部151yが設けられている。
図6~図8に示すように、ダスト分離部152は、ダストカップ151に着脱可能に嵌め込まれるダスト分離部本体152aと、ダスト分離部本体152aを覆いダストが除去された空気を吸引装置110へ送るカバー部152bとを有する。
ダスト分離部本体152aは、ダストカップ151の内側集塵容器部151aa内でダストを捕捉する内筒部152aaと、内筒部152aaと連通しかつダストカップ151の外側容器部151ab内でダストを捕捉する複数の小型遠心分離部152abと、内筒部152aaと複数の小型遠心分離部152abとを連通連結する分岐流路形成部152acと、分岐流路形成部152acに連設された気流合流部152adと、気流合流部152adに取り付けられるフィルター部152aeとを有する。
内筒部152aaは、円筒枠形に形成されており、その外周部に図示しないメッシュ部が巻き付けられている。
分岐流路形成部152acは、中空円盤形の部品であって、その中心位置には内筒部152aa側に開口する中心開口部が設けられており、この中心開口部の周囲部に内筒部152aaが着脱可能に連結する。また、分岐流路形成部152acは中心開口部の周囲に複数の周囲開口部が設けられており、これら複数の周囲開口部に複数の小型遠心分離部152abが連設されている。
また、分岐流路形成部152acはその内部に、複数の周囲開口部と連通連結する複数の小外筒部152acaを有すると共に、複数の小外筒部152aca内に設けられた複数の小内筒部152acbを有している。また、気流合流部152adは、複数の小外筒部152acaと中心開口部とが連通すると共に、複数の小内筒部152acbが気流合流部152adの内部と連通している。
さらに、分岐流路形成部152acは、その外周部にフランジ152accが設けられると共に、このフランジ152accにて保持される円環状の内側パッキン152acdおよび外側パッキン152aceを有している。
また、フランジ152accにおける内側パッキン152acdと外側パッキン152aceとの間には、1つ以上の貫通孔状の連通路152acfが形成されている。
このように構成された分岐流路形成部152acがダストカップ151に装着された状態において、複数の小型遠心分離部152abは外側集塵容器部151abの開口部に嵌め込まれると共に、内側当接部としての内側パッキン152acdと外側当接部としての外側パッキン152aceが外側集塵容器部151abの開口端部151emと外側容器部151bの開口端部151eoに当接する。これにより、分岐流路形成部152acとダストカップ151との間が外気から遮断され、かつ、外側集塵容器部151abの内部と外側容器部151bの内部が気密に遮断される。
気流合流部152adは、フィルター部152aeを嵌め入れる空気流出口152adaを有している。
フィルター部152aeは、プリーツ状のフィルター本体152aeaと、フィルター本体152aeaの外周部に設けられた円環状のパッキン152aebとを有する。フィルター部152aeは気流合流部152adの空気流出口152adaに嵌め入れられることにより、パッキン152aebが気流合流部152adの外面の空気流出口152adaの周囲部に当接する。
カバー部152bは、ダスト分離部152のダスト分離部本体152aのフランジ152accおよびダストカップ151の開口端部151eoと嵌合するサイズに形成されている。
また、カバー部152bは、フィルター部152aeを露出させる開口部152baを有すると共に、カバー部152bの内面における開口部152baの周囲部にはフィルター部152aeのパッキン152aebと当接可能な包囲当接部としての円環状のリブ152bbが設けられている。
さらに、リブ152bbの1箇所以上に貫通孔状の連通路152bbaが設けられている。なお、本実施形態の場合、フィルター部152aeのフィルター本体152aeaの外周部は、カバー部152bの内面と当接可能となっているため、その外周部におけるカバー部152b側の部分の1箇所以上にも貫通孔状の連通路152aexが設けられている。
このように構成された集塵装置150は、内側集塵容器部151aaが外部に露出した部分を吸引装置110のパイプ部110cに向けて装着される。装着状態において、パイプ部110cのロック部110eにおける付勢部材110ebの付勢力によって係止凸部110eaがダストカップ151の係止凹部151yに嵌り込み、かつ、集塵装置150のカバー部152bを吸引装置110の接続開口部110ab側へ押圧する。また、ダストカップ151の流入口151xとパイプ部110cの空気流出口110cbとが図示しないパッキンを介して気密に接続する。
このように構成された電気掃除機101の吸引装置110を駆動することにより、図6と図8中の太線矢印で示すように空気が流れる。
具体的に説明すると、吸引装置110の空気流入口110caに流入したダストを含む空気は、パイプ部110cを通って空気流出口110cbから集塵装置150の流入口151x(図7参照)に流入してダストカップ151の内側集塵容器部151aa内へ送られる。内側集塵容器部151aa内へ流入したダストのうち、比較的大きい第1のダストの一部は内側集塵容器部151aa内を旋回して分離され内側集塵容器部151aa内の下部に集積し、残りの第1のダストは内筒部152aaのメッシュ部(不図示)にて捕捉される。第1のダストよりも小さい第2のダストは空気と共にメッシュ部を通過して内筒部152aaの内部から分岐流路形成部152ac内へ流入し、分岐流路形成部152ac内の複数の小外筒部152acaから複数の小型遠心分離部152ab内へ送られる。
第2のダストは複数の小型遠心分離部152ab内で旋回して空気から遠心分離されてダストカップ151の外側集塵容器部151ab内に堆積する。第2のダストが除去された空気は、複数の小型遠心分離部152ab内から複数の小内筒部152acbを通って気流合流部152ad内に流入し、空気中に第2のダストよりも小さい第3のダストが含まれているときは第3のダストはフィルター本体152aeaにて捕捉される。第3のダストが除去された空気は、フィルター本体152aeaを通過して吸引装置110の接続開口部110abから電機部品収納部110a内に流入し、電動送風機112を通過して排気口(不図示)から外部に排出される。
このような集塵時において、ダストカップ151の外側容器部151b内の空気は、隙間S2からダスト分離部152のダスト分離部本体152aのフランジ152accに設けられた連通路152acfを通ってカバー部152bとダスト分離部本体152aとの間のスペース(連通路)に流入し、カバー部152bのリブ152bbの連通路152bbaとフィルター部152aeの外周部の連通路152aexを通って吸引装置110の接続開口部110abから電機部品収納部110a内に流入し、電動送風機112を通過して排気口(不図示)から外部に排出される。これにより、ダストカップ151の外側容器部151b内は大気圧よりも低い圧力(真空に近い圧力)となる。つまり、外側容器部151b内に低圧層(近真空層)が形成される。
したがって、集塵時にダストカップ151の内側集塵容器部151aaおよび外側集塵容器151abの内部で風切り音が発生しても、低圧層(近真空層)が遮音層となるため、風切り音が低圧層(近真空層)を介して外側壁151woから外部へ漏れ出ること(音漏れ)が抑制される。すなわち、この集塵装置150によれば、集塵時の風切り音の音漏れを抑制して静音化が図られている。
電気掃除機101による清掃後、吸引装置110に対して集塵装置150を前方へ移動させることにより簡単に取り外すことができ、集塵装置150をダストカップ151とダスト分離部152とに分解してダストカップ151内のダストを廃棄することができる。また、ダスト分離部152をダスト分離部本体152aとフィルター部152aeとカバー部152bとに分解し、ダストカップ151およびダスト分離部152の分解した各部品を水洗いすることができる。
なお、本実施形態では、ハンディ型電気掃除機を例示して説明したが、キャニスター型電気掃除機やアップライト型電気掃除機、ロボット掃除機など他の形式の電気掃除機の集塵装置にも本実施形態の遮音構造を適用可能である。
(第3実施形態)
第1実施形態(図1~図5参照)の集塵装置50において、ダストカップ51の底壁51cを開閉可能としてもよい。この場合、底壁51cにおける集塵容器部51aに対応する部分のみを開閉可能とすることが好ましいが、集塵容器部51aと外側容器部51bの両方に対応する部分が開閉可能となっていてもよい。
また、第2実施形態(図6~図8参照)の集塵装置150において、ダストカップ151の底壁151cを開閉可能としてもよい。この場合、底壁151cにおける内側集塵容器部151aaおよび外側集塵容器部151abに対応する部分のみを開閉可能とすることが好ましい。
(第4実施形態)
第1~第3の実施形態では、電気掃除機の運転時に、集塵装置のダストカップの外側容器部内の空気を吸いだすことで、外側容器部内に低圧層(近真空層)を形成する構造であったが、外側容器部内を低圧(近真空)にした状態で密閉したダストカップであってもよい。この場合、外側容器部内は、常時、低圧(近真空)状態となる。これにより、電気掃除機の電動送風機の吸込力を塵埃吸込みに集中できるため、効率向上となるとともに、集塵時の風切り音の音漏れを抑制して静音化を図ることができる。
(まとめ)
本発明の電気掃除機の集塵装置は、ダストを吸引する吸引装置に着脱可能に装着されて吸引したダストを捕捉する集塵装置であって、
ダストカップと、前記ダストカップに着脱可能なダスト分離部とを有し、
前記ダストカップは、送られたダストを溜める集塵容器部と、前記集塵容器部の外周側に設けられた外側容器部とを有し、
前記集塵容器部内へ送られたダストを前記ダスト分離部によって空気と分離しかつダストが除去された空気を前記吸引装置へ送ると共に、前記ダストカップの前記外側容器部内の空気を前記吸引装置へ送るように構成されたものである。
この構成によれば、吸引装置が駆動する清掃時において、ダストカップの外側容器部内の空気は吸引装置へ吸引されるため、外側容器部内は大気圧よりも低い圧力(真空に近い圧力)の低圧層(近真空層)となる。したがって、集塵容器部内にダストおよび空気が流入したときに発生する風切り音が、集塵容器部の外周側に存在する低圧層(近真空層)によってダストカップの外周面から外部へ漏れ出ること(音漏れ)が抑制され、集塵装置の静音化が図られる。この集塵装置は、サイクロン方式の集塵装置、特に外部に露出するように吸引装置に装着される集塵装置、言い換えると吸引装置の内部に収納されない集塵装置に好適である。
本発明の電気掃除機の集塵装置は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
・前記ダスト分離部は、空気を通すように前記ダストカップの前記集塵容器部の内部と連通する通風路と、前記ダストカップの前記外側容器部の内部と前記通風路とを連通させる連通路とを有し、
前記吸引装置の駆動時に前記通風路内が負圧となることによって前記外側容器部内の空気が前記連通路を介して前記通風路内へ流れるように構成されてもよい。
この構成によれば、通風路内が負圧となることによって外側容器部内の空気が連通路を介して通風路内へ流れる構造を簡素化することができる。
・前記ダストカップは、前記集塵容器部を構成する内側壁と、前記外側容器部を前記内側壁と共に構成する外側壁とを有してなる2重壁構造を備え、
前記外側容器部の内部が、前記内側壁と前記外側壁との間の空間部であってもよい。
この構成によれば、静音化された1段サイクロン方式の集塵装置を得ることができる。
・前記ダスト分離部が、前記ダストカップに着脱可能に嵌め込まれるカップ部と、前記カップ部内に設けられるフィルター部と、前記フィルター部を覆いダストが除去された空気を前記吸引装置へ送るカバー部とを有し、
前記カップ部は、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記内側壁の開口端部と気密に当接する内側当接部と、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記外側壁の開口端部と気密に当接する外側当接部とを有し、
前記通風路は、前記カップ部の内部を含み、
前記連通路は、前記カップ部における前記内側当接部と前記外側当接部との間に設けられて前記通風路と連通する貫通孔であってもよい。
この構成によれば、1段サイクロン方式の集塵装置において、通風路内が負圧となることによって外側容器部内の空気が連通路を介して通風路内へ流れる構造を簡素化することができる。
・前記集塵容器部は、内側集塵容器部と、前記内側集塵容器部の外周側に設けられた外側集塵容器部と有し、
前記ダストカップは、前記内側集塵容器部を構成する内側壁と、前記外側集塵容器部を前記内側壁と共に構成する中間壁と、前記外側容器部を前記中間壁と共に構成する外側壁とを有してなる3重壁構造を備え、
前記外側容器部の内部が、前記中間壁と前記外側壁との間の空間部であってもよい。
この構成によれば、静音化された2段サイクロン方式の集塵装置を得ることができる。
・前記ダスト分離部が、前記ダストカップに着脱可能に嵌め込まれるダスト分離部本体と、前記ダスト分離部本体を覆いダストが除去された空気を前記吸引装置へ送るカバー部とを有し、
前記ダスト分離部本体は、前記内側集塵容器部内でダストを捕捉する内筒部と、前記内筒部と連通しかつ前記外側容器部内でダストを捕捉する複数の小型遠心分離部と、前記複数の小型遠心分離部と連通する気流合流部と、前記気流合流部に設けられた空気流出口と、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記中間壁の開口端部と気密に当接する内側当接部と、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記外側壁の開口端部と気密に当接する外側当接部とを有し、
前記カバー部は、前記空気流出口を包囲するように前記ダスト分離部本体と気密に当接する包囲当接部を有し、
前記通風路は、前記包囲当接部の内側における前記ダスト分離部本体と前記カバー部との間の空間を含み、
前記連通路は、前記カップ部における前記内側当接部と前記外側当接部との間に設けられた第1貫通孔と、前記包囲当接部に設けられた第2貫通孔と、前記カバー部内における前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間の空間とを含むものであってもよい。
この構成によれば、2段サイクロン方式の集塵装置において、通風路内が負圧となることによって外側容器部内の空気が連通路を介して通風路内へ流れる構造を簡素化することができる。
・前記ダストカップが有する底部が開閉可能に構成されてもよい。
この構成によれば、集塵容器の底部を開くことによって内部に溜まったダストを排気することができて便利である。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:電気掃除機、 10:吸引装置、 11:筐体、 11a:接続部、 11b:載置部、 11c:電動送風機収納部、 11d:コードリール収納部、 11e:排気口、 12:電動送風機、 13:コードリール、 21:可撓性ホース、 50:集塵装置、 51:ダストカップ、 51a:集塵容器部、 51ab:内側受け部、 51ac:開口端部、 51b:外側容器部、 51bb:外側受け部、 51bc:開口端部、 51c:底壁、 51ca:位置決め凸部、 51wi:内側壁、 51wo:外側壁、 51x:流入口、 52:ダスト分離部、 52a:カップ部、 52aa:孔、 52ab:内側パッキン、 52ac:外側パッキン、 52ad:受け部、 52ae:連通路、 52b:内筒部、 52ba:円筒枠部、 52bb:大径フランジ部、 52bc:小径筒部、 52c:フィルター部、 52ca:フィルター本体、 52cb:パッキン、 52d:カバー部、 52da:カバー本体、 52daa:排出口、 52dab:リブ、 52db:把手、 52e:除塵機構、 52ea:軸、 52eb:ワイパー、 52ec:第1ギア、 52ed:枠体、 52ee:摺接部材、 52ef:レバー、 52eg:第2ギア、 53:フックレバー、 101:電気掃除機、 110:吸引装置、 110a:電気部品収納部、 110aa:バッテリー装着部、 110ab:接続開口部、 110b:ハンドル部、 110c:パイプ部、 110ca:空気流入口、 110cb:空気流出口、 110d:操作部、 110e:ロック部、 110ea:係止凸部、 110eb:付勢部材、 110f:ブラシ、 112:電動送風機、 113:バッテリー、 150集塵装置、 151:ダストカップ、 151a:集塵容器部、 151aa:内側集塵容器部、 151ab:外側集塵容器部、 151b:外側容器部、 151c:底壁、 151em:開口端部、 151eo:開口端部、 151wi:内側壁、 151wm:中間壁、 151wo:外側壁、 151x:流入口、 151y:係止凹部、 152:ダスト分離部、 152a:ダスト分離部本体、 152aa:内筒部、 152ab:小型遠心分離部、 152ac:分岐流路形成部、 152aca:小外筒部、 152acb:小内筒部、 152acc:フランジ、 152acd:内側パッキン、 152ace:外側パッキン、 152acf:連通路、 152ad:気流合流部、 152ada:空気流出口、 152ae:フィルター部、 152aea:フィルター本体、 152aeb:パッキン、 152aex:連通路、 152b:カバー部、 152ba:開口部、 152bb:リブ、 152bba:連通路、 S1:隙間、 S2:隙間、 W:幅

Claims (8)

  1. ダストを吸引する吸引装置に着脱可能に装着されて吸引したダストを捕捉する集塵装置であって、
    ダストカップと、前記ダストカップに着脱可能なダスト分離部とを有し、
    前記ダストカップは、送られたダストを溜める集塵容器部と、前記集塵容器部の外周側に設けられた外側容器部とを有し、
    少なくとも吸引装置が吸引している状態において、外側容器部内が大気圧よりも低い低圧状態であり、
    前記集塵容器部内へ送られたダストを前記ダスト分離部によって空気と分離しかつダストが除去された空気を前記吸引装置へ送ると共に、前記ダストカップの前記外側容器部内に前記ダスト分離部からの空気を流入させずに前記外側容器部内の空気を前記吸引装置へ送るように構成されたことを特徴とする電気掃除機の集塵装置。
  2. 前記ダスト分離部は、空気を通すように前記ダストカップの前記集塵容器部の内部と連通する通風路と、前記ダストカップの前記外側容器部の内部と前記通風路とを連通させる連通路とを有し、
    前記吸引装置の駆動時に前記通風路内が負圧となることによって前記外側容器部内の空気が前記連通路を介して前記通風路内へ流れるように構成された請求項に記載の集塵装置。
  3. 前記ダストカップは、前記集塵容器部を構成する内側壁と、前記外側容器部を前記内側壁と共に構成する外側壁とを有してなる2重壁構造を備え、
    前記外側容器部の内部が、前記内側壁と前記外側壁との間の空間部である請求項に記載の集塵装置。
  4. 前記ダスト分離部が、前記ダストカップに着脱可能に嵌め込まれるカップ部と、前記カップ部内に設けられるフィルター部と、前記フィルター部を覆いダストが除去された空気を前記吸引装置へ送るカバー部とを有し、
    前記カップ部は、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記内側壁の開口端部と気密に当接する内側当接部と、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記外側壁の開口端部と気密に当接する外側当接部とを有し、
    前記通風路は、前記カップ部の内部を含み、
    前記連通路は、前記カップ部における前記内側当接部と前記外側当接部との間に設けられて前記通風路と連通する貫通孔である請求項に記載の電気掃除機の集塵装置。
  5. 前記集塵容器部は、内側集塵容器部と、前記内側集塵容器部の外周側に設けられた外側集塵容器部と有し、
    前記ダストカップは、前記内側集塵容器部を構成する内側壁と、前記外側集塵容器部を前記内側壁と共に構成する中間壁と、前記外側容器部を前記中間壁と共に構成する外側壁とを有してなる3重壁構造を備え、
    前記外側容器部の内部が、前記中間壁と前記外側壁との間の空間部である請求項に記載の集塵装置。
  6. 前記ダスト分離部が、前記ダストカップに着脱可能に嵌め込まれるダスト分離部本体と、前記ダスト分離部本体を覆いダストが除去された空気を前記吸引装置へ送るカバー部とを有し、
    前記ダスト分離部本体は、前記内側集塵容器部内でダストを捕捉する内筒部と、前記内筒部と連通しかつ前記外側容器部内でダストを捕捉する複数の小型遠心分離部と、前記複数の小型遠心分離部と連通する気流合流部と、前記気流合流部に設けられた空気流出口と、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記中間壁の開口端部と気密に当接する内側当接部と、前記ダストカップに嵌め込まれたときに前記外側壁の開口端部と気密に当接する外側当接部とを有し、
    前記カバー部は、前記空気流出口を包囲するように前記ダスト分離部本体と気密に当接する包囲当接部を有し、
    前記通風路は、前記包囲当接部の内側における前記ダスト分離部本体と前記カバー部との間の空間を含み、
    前記連通路は、前記ダスト分離部本体における前記内側当接部と前記外側当接部との間に設けられた第1貫通孔と、前記包囲当接部に設けられた第2貫通孔と、前記カバー部内における前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間の空間とを含む請求項に記載の集塵装置。
  7. 前記ダストカップが有する底部が開閉可能に構成されている請求項請求項1~のいずれか1つに記載の集塵装置。
  8. ダストを吸引する吸引装置と、前記吸引装置に着脱可能に装着される請求項1~のいずれか1つに記載の集塵装置とを備えた電気掃除機。
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