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JP7410976B2 - 遠隔操縦装置 - Google Patents

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JP7410976B2
JP7410976B2 JP2021562449A JP2021562449A JP7410976B2 JP 7410976 B2 JP7410976 B2 JP 7410976B2 JP 2021562449 A JP2021562449 A JP 2021562449A JP 2021562449 A JP2021562449 A JP 2021562449A JP 7410976 B2 JP7410976 B2 JP 7410976B2
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Description

本発明は、遠隔操縦装置に関する。特に、重機などに設置した操作レバーを遠隔地から操縦できる遠隔操縦装置の構造に関する。
一般に、パワーショベルなどの重機は、運転者が運転席に着座し、操作レバーを操作することで、掘削及び運搬などの作業を実施している。しかし、災害時の危険地域などにおける運転者が立ち入り困難な場所においては、操作レバーを遠隔地から操縦できる遠隔操縦装置が必要とされていた。
従来の遠隔操縦装置は、操作機構を遠隔操作の専用機として別途製作、又は、既存の重機を遠隔操作に適するように改造する必要があったが、既存の重機を改造する必要が無く、既存の重機に設置するだけで、操作レバーを遠隔操縦できる遠隔操縦装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61-168784号公報
特許文献1による遠隔操縦装置は、遠隔操縦装置本体、受信機、及び、送信機を備えている。遠隔操縦装置本体は、x軸方向又はy軸方向に傾動できる操作レバーを囲うことができる。又、遠隔操縦装置本体は、一対のx軸ガイドと一対のy軸ガイドより構成され、それぞれ別のモータで駆動される。これらのモータの信号線は、受信機に電気的に接続している。
特許文献1による遠隔操縦装置は、送信機から発信した操作用の無線信号により、受信機を介して、x軸ガイド用のモータとy軸ガイド用のモータをそれぞれ駆動できる。これにより、特許文献1による遠隔操縦装置は、遠隔操縦装置本体を既存の重機に設置するだけで、遠隔地から操作レバーを操縦できる、としている。
しかしながら、特許文献1による遠隔操縦装置は、操作レバーの周囲を四角形の枠体で囲っている。又、この枠体には、モータの回転運動をx軸ガイド又はy軸ガイドの直線運動に変換する、例えばラック・ピニオン機構などの変換機構を内蔵している。
このように、従来技術による遠隔操縦装置は、その構成が大掛かりで複雑である。したがって、簡易な構成の遠隔操縦装置が求められている。そして以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、操作レバーを遠隔地から操縦する遠隔操縦装置であって、簡易な構成の遠隔操縦装置を提供することを目的とする。
本発明者は、ベースプレートに設置した二つのモータと二つの揺動板で遠隔操縦装置を構成し、操作レバーを保持できる保持ブロックをいずれか一方の揺動板又は双方の揺動板にボールジョイントで連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできると考え、これに基づいて、以下のような新たな遠隔操縦装置を発明するに至った。
(1)本発明による遠隔操縦装置は、x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる操作レバーを遠隔地から操縦する遠隔操縦装置であって、前記操作レバーの周囲に着脱自在に固定できるベースプレートと、前記操作レバーを外周方向から導入自在に保持できる保持ブロックと、を備え、前記ベースプレートは、前記操作レバーをx軸方向に傾動させる第1モータと、前記操作レバーをy軸方向に傾動させる第2モータと、x軸方向に揺動自在な第1揺動板と、y軸方向に揺動自在な第2揺動板と、を有し、前記保持ブロックは、前記第1揺動板又は前記第2揺動板のいずれか一方、又は双方に連結したボールジョイントを有している。
(2)前記ボールジョイントは、球部を頭部に形成したボールスタッドと、前記球部と回転自在に連結したソケットと、を備え、前記ソケットに対して、前記ボールスタッドは、多方向に傾動できると共に、分離困難に連結していることが好ましい。
(3)前記第1揺動板は、その基端部を前記ベースプレートと回動自在に連結し、前記第2揺動板は、その基端部を前記第1揺動板と回動自在に連結し、前記ボールジョイントは、前記保持ブロックと前記第2揺動板を屈曲自在に連結していてもよい。
(4)基端部を前記第1モータの出力軸に直結した回動腕と、球面すべり軸受を両端部に有し、前記回動腕の先端部と前記第1揺動板を連結したリンク棒と、前記第2揺動板と前記ボールジョイントを連結し、前記操作レバーが延びる方向に沿って、前記保持ブロックを相対移動できるリニア・モーション・ガイドと、を更に備えていてもよい。
(5)前記第1揺動板と前記第2揺動板は、前記ボールジョイントを介して、それらの先端部が前記保持ブロックを共有していてもよい。
(6)前記第1揺動板及び前記第2揺動板と前記ボールジョイントを連結し、前記操作レバーが延びる方向に沿って、前記保持ブロックを相対移動できるリニア・モーション・ガイドを更に備えていることが好ましい。
(7)前記第1揺動板及び前記第2揺動板を上面に設置し、前記ベースプレートと回転自在に連結したターンテーブルと、前記ターンテーブルを回転させる第3モータと、を更に備えていてもよい。
(8)本発明による遠隔操縦装置は、x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる操作レバーを遠隔地から操縦する遠隔操縦装置であって、前記操作レバーの周囲に着脱自在に固定できるベースプレートと、前記操作レバーを外周方向から導入自在に保持できる保持ブロックと、を備え、前記ベースプレートは、前記操作レバーをx軸方向に傾動させる第1モータと、前記操作レバーをy軸方向に傾動させる第2モータと、x軸方向に揺動自在な第1揺動板と、y軸方向に揺動自在な第2揺動板と、を有し、前記保持ブロックは、前記第1揺動板又は前記第2揺動板のいずれか一方、又は双方に連結した自在継手を有している。
(9)前記自在継手は、一方の面からセンターピンを突出した取付座、及び、一方の端部が前記センターピンと回転自在に連結し、前記センターピンが延びる方向に対して略直交する方向に連結ピンを他方の端部が支持したフォーク部材を有する第1継手部材と、一方の端部が前記連結ピンと屈折自在に連結した第2継手部材と、を備え、前記取付座に対して、前記第2継手部材は、多方向に傾動自在に連結していることが好ましい。
(10)前記操作レバーが延びる方向に沿って、前記保持ブロックに固定した直線レールと、前記直線レールとスライド自在に連結し、かつ、前記第2継手部材の他方の端部を固定した移動ブロックと、を更に備えていることが好ましい。
(11)前記第1揺動板は、その基端部を前記ベースプレートと回動自在に連結し、前記第2揺動板は、その基端部を前記第1揺動板と回動自在に連結し、前記自在継手は、前記保持ブロックと前記第2揺動板を屈曲自在に連結していてもよい。
(12)前記第1揺動板と前記第2揺動板は、前記自在継手を介して、前記直線レールと前記移動ブロックで構成したリニア・モーション・ガイドが前記保持ブロックを共有していてもよい。
(13)前記第1揺動板及び前記第2揺動板を上面に設置し、前記ベースプレートと回転自在に連結したターンテーブルと、前記ターンテーブルを回転させる第3モータと、を更に備えていてもよい。
本発明による遠隔操縦装置は、ベースプレートに設置した二つのモータと二つの揺動板で遠隔操縦装置を構成し、操作レバーを保持できる保持ブロックをいずれか一方の揺動板又は双方の揺動板にボールジョイントで連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
本発明の第1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す斜視図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す正面図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す平面図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す背面図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す右側面図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す左側面図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の要部の構成を示す斜視分解組立図であり、遠隔操縦装置を正面及び左側面側から観た状態図である。 第1実施形態による遠隔操縦装置の要部の構成を示す斜視分解組立図であり、遠隔操縦装置を背面及び左側面側から観た状態図である。 1実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す平面図であり、図9(A)は、第1揺動板をx軸方向に傾動した状態図、図9(B)は、第1揺動板をx軸方向に更に傾動した状態図である。 本発明の第2実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す斜視図である。 第2実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す正面図である。 第2実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す平面図である。 第2実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す右側面図である。 第2実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す斜視図であり、遠隔操縦装置を背面及び左側面側から観た状態図である。 第2実施形態による遠隔操縦装置の要部の構成を示す斜視分解組立図であり、遠隔操縦装置を正面及び右側面側から観た状態図である。 本発明の第3実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す斜視図である。 第3実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す正面図である。 第3実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す平面図である。 第3実施形態による遠隔操縦装置の要部の構成を示す斜視分解組立図であり、遠隔操縦装置を正面及び左側面側から観た状態図である。 第3実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す平面図であり、図20(A)は、第1揺動板をx軸方向に傾動した状態図、図20(B)は、第1揺動板をx軸方向に更に傾動した状態図である。 本発明の第4実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す斜視図である。 第4実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す正面図である。 第4実施形態による遠隔操縦装置の構成を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(遠隔操縦装置の構成)
最初に、本発明の第1実施形態による遠隔操縦装置の全体構成を説明する。
(全体構成)
図1から図9を参照すると、本発明の第1実施形態による遠隔操縦装置(以下、操縦装置と略称する)10は、重機などの運転席に配置した操作レバーLcを遠隔地から操縦できる。操作レバーLcは、x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる(図1参照)。
図1から図9を参照すると、操縦装置10は、ベースプレート1Pbと保持ブロック1Bkを備えている。ベースプレート1Pbは、操作レバーLcの周囲に着脱自在に固定できる。保持ブロック1Bkは、操作レバーLcを外周方向から導入自在に保持できる。
図1から図9を参照すると、ベースプレート1Pbは、第1モータ1mと第2モータ2mを備えている。第1モータ1mは、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。第2モータ2mは、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
又、図1から図9を参照すると、ベースプレート1Pbは、第1揺動板1rと第2揺動板2rを備えている。第1揺動板1rは、その基端部がヒンジ部材1hでベースプレート1Pbと回動自在に連結している(図1又は図5参照)。これにより、第1揺動板1rは、x軸方向に揺動できる。
図1から図4を参照すると、第2モータ2mは、第1揺動板1rに固定している。第2揺動板2rは、その基端部が第2モータ2mの出力軸に直結している。第2モータ2mを駆動することで、第2揺動板2rをy軸方向に揺動できる。
図1又は図7を参照すると、保持ブロック1Bkは、ボールジョイント1Jbを備えている。図7を参照すると、ボールジョイント1Jbは、ボールスタッド1Sbとソケット1sで構成している。ボールスタッド1Sbは、球部11bを頭部に形成している。又、ボールスタッド1Sbは、雄ねじ部11sを軸部に形成している。
図7を参照すると、ソケット1sは、球部11bと回転自在に連結している。ソケット1sに対して、ボールスタッド1Sbは、多方向に傾動できると共に、分離困難に連結している。
図1から図9を参照すると、操縦装置10は、帯板状の回動腕3、リンク棒4、及び、リニア・モーション・ガイド(以下、LMガイドという)5を更に備えている。回動腕3は、その基端部を第1モータ1mの出力軸に直結している。第1モータ1mを駆動することで、回動腕3をxy平面上で回動できる。
図1から図6又は図8及び図9を参照すると、リンク棒4は、一対の球面すべり軸受4b・4bを両端部に有している。一方の球面すべり軸受4bは、回動腕3の先端部と連結している。他方の球面すべり軸受4bは、第1揺動板1rの上面に連結している。このように、リンク棒4は、回動腕3の先端部と第1揺動板1rを連結している。
図7を参照すると、LMガイド5は、直線レール51と移動ブロック52で構成している。直線レール51は、第2揺動板2rの長手方向に沿って、第2揺動板2rに固定されている。移動ブロック52は、直線レール51とスライド自在に連結している。直線レール51に対して、移動ブロック52は、直線運動のみが許容されている。
図7を参照すると、移動ブロック52には、プレート部材53を介して、円筒状の保持部材54が固定されている。保持部材54は、ソケット1sがスラスト方向に移動困難に、ソケット1sを保持している。一方、ボールスタッド1Sbは、ナット部材(図示せず)を用いて、雄ねじ部11sを保持ブロック1Bkに締結している。
このように、図1又は図7を参照すると、LMガイド5は、第2揺動板2rとボールジョイント1Jbを連結している。又、LMガイド5は、操作レバーLcが延びる方向に沿って、保持ブロック1Bkを移動できる。なお、第2揺動板2rには、LMガイド5及び保持部材54を覆うカバー2cを取り付けている。
図1から図9を参照すると、実施形態による操縦装置10は、ベースプレート1Pbに設置した二つの第1モータ1m及び第2モータ2mと、二つの第1揺動板1rと第2揺動板2rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック1Bkを第2揺動板2rに、ボールジョイント1Jbで連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
(保持ブロックの構成)
次に、実施形態による保持ブロック1Bkの構成を説明する。図7を参照すると、保持ブロック1Bkは、外周の一部を断絶した切り欠き部1kを開口している。外形の小さい操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部1kを介して、操作レバーLcを保持ブロック1Bkの内部に導入できる。操作レバーLcに対して、保持ブロック1Bkを外形の大きい操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、余り隙間なく操作レバーLcを保持できる。対応する操作レバーLcの形状に適合するように、複数種類の保持ブロックを用意することが好ましい。保持ブロック1Bkは、ネジ止め式ではなく、ワンタッチ式のクランプを用いることもできる。
図1から図3を参照すると、保持ブロック1Bkは、三つの摘み付き止めねじ1Ssを備えている。図7を参照すると、保持ブロック1Bkは、その外周から内部に貫通した複数の雌ねじ部11mを螺設している。摘み付き止めねじ1Ssを雌ねじ部11mに螺合することで、保持ブロック1Bkを操作レバーLcに固定できる。保持ブロック1Bkは、ネジ止め式ではなく、ワンタッチ式のクランプを用いることもできる。
(第1モータの構成)
次に、実施形態による第1モータ1mの構成を説明する。図1から図3を参照すると、ベースプレート1Pbは、モータ収容箱1Bmを設置している。第1モータ1mは、その本体部がモータ収容箱1Bmに収容されている。又、第1モータ1mは、そのフランジ部がモータ収容箱1Bmの上面に固定されている。第1モータ1mの出力軸と一体に設けた円盤部11dには、回動腕3の基端部側を着脱自在に固定できる(図8参照)。
図1から図9を参照して、第1モータ1mは、その出力軸の回転角度が電気信号で制御可能なサーボモータを用いることが好ましい。第1モータ1mは、例えば、制御基板、モータ、及び、歯車機構を内部に収容している。第1モータ1mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第1モータ1mを制御可能に駆動できる。
図1から図9を参照して、第1モータ1mを駆動すると、第1モータ1mの出力軸に固定した回動腕3の回転がリンク棒4を介して、第1揺動板1rに伝動することで、第1揺動板1rは、x軸方向に揺動できる。
(第2モータの構成)
次に、実施形態による第2モータ2mの構成を説明する。図1又は図3及び図8を参照すると、第2モータ2mは、そのフランジ部が第1揺動板1rに固定されている。第2モータ2mの出力軸と一体に設けた円盤部21dには、第2揺動板2rの基端部側を着脱自在に固定できる(図8参照)。
なお、図1又は図3及び図8を参照すると、第1モータ1mと第2モータ2mは、同じものを使用しているが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図1又は図3及び図8を参照して、第2モータ2mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第2モータ2mを制御可能に駆動できる。第2モータ2mを駆動すると、第2揺動板2rをダイレクトに、y軸方向に揺動できる。
(遠隔操縦装置の作用)
次に、実施形態による操縦装置10の動作を説明しながら、操縦装置10の作用及び効果を説明する。
図1から図9を参照して、最初に、操縦装置10を重機などの運転席に設置する。操作レバーLcの周辺に固定したボルト部材(図示せず)を利用して、ベースプレート1Pbを運転席に固定する。
次に、図7を参照して、操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部1kを介して、操作レバーLcを保持ブロック1Bkの内部に導入する。次に、操作レバーLcに対して、保持ブロック1Bkを操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、操作レバーLcを保持できる。
次に、図7を参照して、摘み付き止めねじ1Ssを雌ねじ部11mに螺合し、保持ブロック1Bkを操作レバーLcに固定する。以上で、操縦装置10の設置を完了する。
図1から図9を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第1モータ1mを駆動できる。第1モータ1mの出力軸の回転は、回動腕3→リンク棒4→第1揺動板1r→第2モータ2mの出力軸→第2揺動板2r→LMガイド5→ボールジョイント1Jbの経路を経て、保持ブロック1Bkに伝動される。これにより、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる(図1参照)。
図1から図6又は図8及び図9を参照して、回動腕3の先端部とリンク棒4を一方の球面すべり軸受4bで連結することで、回動腕3の先端部の円弧運動をリンク棒4の直線運動に円滑に変換できる。又、第1揺動板1rの先端部とリンク棒4を他方の球面すべり軸受4bで連結することで、リンク棒4の直線運動を第1揺動板1rの先端部の円弧運動に円滑に変換できる。
図1から図9を参照して、第2揺動板2rを介して、保持ブロック1Bkと第1揺動板1rをボールジョイント1Jbで連結することで、第1揺動板1rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位をボールジョイント1Jbで許容できる。これにより、第1揺動板1rの円弧運動を操作レバーLcのx軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。
図1から図9を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第2モータ2mを駆動できる。第2モータ2mの出力軸の回転は、LMガイド5→ボールジョイント1Jbの経路を経て、保持ブロック1Bkに伝動される。これにより、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる(図1参照)。
図1から図9を参照して、保持ブロック1Bkと第2揺動板2rをボールジョイント1Jbで連結することで、第2揺動板2rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位をボールジョイント1Jbで許容できる。これにより、第2揺動板2rの円弧運動を操作レバーLcのy軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。又、ボールジョイント1Jbと第2揺動板2rをLMガイド5で連結することで、第2揺動板2rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位を更に許容できる。
図1から図9を参照すると、実施形態による操縦装置10は、ベースプレート1Pbに設置した二つの第1モータ1m及び第2モータ2mと、二つの第1揺動板1rと第2揺動板2rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック1Bkを第2揺動板2rに、ボールジョイント1Jbで連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
[第2実施形態]
(遠隔操縦装置の構成)
次に、本発明の第2実施形態による遠隔操縦装置の構成を説明する。
図10から図15を参照すると、本発明の第2実施形態による遠隔操縦装置(以下、操縦装置と略称する)20は、重機などの運転席に配置した操作レバーLcを遠隔地から操縦できる。操作レバーLcは、x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる(図10参照)。
図10から図15を参照すると、操縦装置20は、ベースプレート2Pbと保持ブロック2Bkを備えている。ベースプレート2Pbは、操作レバーLcの周囲に着脱自在に固定できる。保持ブロック2Bkは、操作レバーLcを外周方向から導入自在に保持できる。
図10から図15を参照すると、ベースプレート2Pbは、第1モータ3mと第2モータ4mを備えている。第1モータ3mは、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。第2モータ4mは、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
又、図10から図15を参照すると、ベースプレート2Pbは、第1揺動板3rと第2揺動板4rを備えている。
図10から図15を参照すると、操縦装置20は、二つのLMガイド5、円盤状のターンテーブル6、及び、第3モータ5mを更に備えている。ターンテーブル6は、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを上面に設置している。又、ターンテーブル6は、ベースプレート2Pbと回転自在に連結している。第3モータ5mは、ターンテーブル6を回転できる。
図10から図15を参照すると、第1揺動板3rは、その基端部が揺動ブラケットBrを介して、ターンテーブル6と回動自在に連結している。第2揺動板4rは、その基端部が揺動ブラケットBrを介して、ターンテーブル6と回動自在に連結している。なお、第1揺動板3rと第2揺動板4rは、同じものを使用しているが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図10から図15を参照すると、一方の揺動ブラケットBrと他方の揺動ブラケットBrは、略直交配置されている。一方の揺動ブラケットBrは、第2モータ4mを固定している。第2モータ4mの出力軸は、第1揺動板3rの基端部に直結している。第2モータ4mを駆動すると、第1揺動板3rをy軸方向に揺動できる。
一方、図10から図15を参照すると、他方の揺動ブラケットBrは、第1モータ3mを固定している。第1モータ3mの出力軸は、第2揺動板4rの基端部に直結している。第1モータ3mを駆動すると、第2揺動板4rをx軸方向に揺動できる。
図10から図15を参照すると、第1揺動板3rと第2揺動板4rは、ボールジョイント1Jbを介して、それらの先端部が保持ブロック2Bkを共有している。これにより、第1モータ3mを駆動すると、第2揺動板4rは、保持ブロック2Bkを介して、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。
一方、図10から図15を参照して、第2モータ4mを駆動すると、第1揺動板3rは、保持ブロック2Bkを介して、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
図15を参照すると、LMガイド5は、直線レール51と移動ブロック52で構成している。一方の直線レール51は、第1揺動板3rの長手方向に沿って、第1揺動板3rに固定されている(図10参照)。他方の直線レール51は、第2揺動板4rの長手方向に沿って、第2揺動板4rに固定されている(図10参照)。移動ブロック52は、直線レール51とスライド自在に連結している。直線レール51に対して、移動ブロック52は、直線運動のみが許容されている。
図10又は図15を参照すると、一方のLMガイド5は、第1揺動板3rとボールジョイント1Jbを連結している。又、一方のLMガイド5は、操作レバーLcが延びる方向に沿って、保持ブロック1Bkを移動できる。他方のLMガイド5は、第2揺動板4rとボールジョイント1Jbを連結している。又、他方のLMガイド5は、操作レバーLcが延びる方向に沿って、保持ブロック1Bkを相対移動できる。
図10から図15を参照して、LMガイド5を介して、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを保持ブロック1Bkに連結することで、操作レバーLcが延びる方向に移動する運動を許容できる。又、操作レバーLcの回動中心(支点)と第1揺動板3r及び第2揺動板4rの回動中心(支点)が異なる場合でも、これらの変位を許容できる。
図10から図15を参照すると、実施形態による操縦装置20は、ベースプレート2Pbと回転自在に連結したターンテーブル6に設置した二つの第1モータ3m及び第2モータ4mと、二つの第1揺動板3rと第2揺動板4rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック2Bkを第1揺動板3r及び第2揺動板4rに、それぞれボールジョイント1Jbで連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
(保持ブロックの構成)
次に、実施形態による保持ブロック2Bkの構成を説明する。図15を参照すると、保持ブロック1Bkは、外周の一部を断絶した切り欠き部2kを開口している。外形の小さい操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部2kを介して、操作レバーLcを保持ブロック2Bkの内部に導入できる。
(第1モータの構成)
次に、実施形態による第1モータ3mの構成を説明する。図10から図15を参照すると、第1モータ3mは、そのフランジ部が一方の揺動ブラケットBrの上面に固定されている。第1モータ3mの出力軸と一体に設けたサーボアームAsには、第2揺動板4rの基端部側を着脱自在に固定できる(図11又は図14参照)。
図10から図15を参照して、第1モータ3mは、その出力軸の回転角度が電気信号で制御可能なサーバモータを用いることが好ましい。第1モータ3mは、第1モータ1mより小型のサーバモータを用いることが好ましい。第1モータ3mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第1モータ3mを制御可能に駆動できる。第1モータ3mを駆動すると、第2揺動板4rをx軸方向に揺動できる。そして、保持ブロック2Bkを介して、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。
(第2モータの構成)
次に、実施形態による第2モータ4mの構成を説明する。図10から図15を参照すると、第2モータ4mは、そのフランジ部が他方の揺動ブラケットBrの上面に固定されている。第2モータ4mの出力軸と一体に設けたサーボアームAsには、第1揺動板3rの基端部側を着脱自在に固定できる(図13又は図14参照)。
なお、図10から図15を参照すると、第1モータ3mと第2モータ4mは、同じものを使用しているが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図10から図15を参照して、第2モータ4mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第2モータ4mを制御可能に駆動できる。第2モータ4mを駆動すると、第1揺動板3rをy軸方向に揺動できる。そして、保持ブロック2Bkを介して、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
(ターンテーブルの構成)
次に、実施形態によるターンテーブル6の構成を説明する。図11を参照すると、ベースプレート2Pbは、円筒状のボス2Bhを上面から突出している。ターンテーブル6は、ボス2Bhに支持されている。ターンテーブル6は、ハット状のリテーナ63を中心部の底面に固定している。ターンテーブル6とリテーナ63は、一体に回転できる。リテーナ63の内部には、ボス2Bhを導入でき、リテーナ63は、ボス2Bhと回転自在に連結している。
図11又は図13を参照すると、リテーナ63は、外径の大きい第1タイミングプーリ61pを外周に固定している。第1タイミングプーリ61pと外径の小さい第2タイミングプーリ62p(後述する)には、タイミングプーリ6Btが巻き掛けされている。
(第3モータの構成)
次に、実施形態による第3モータ5mの構成を説明する。図11から図13を参照すると、ベースプレート2Pbは、モータ取付ブラケット5Brを設置している。第3モータ5mは、モータ取付ブラケット5Brに固定されている。又、第3モータ5mは、第2タイミングプーリ62pを出力軸に固定している。第2タイミングプーリ62pと第1タイミングプーリ61pには、タイミングプーリ6Btが巻き掛けされている。
図11から図13を参照して、第3モータ5mは、その出力軸の回転角度が電気信号で制御可能なサーバモータを用いることが好ましい。第3モータ5mは、第1モータ1m及び第2モータ2mと同じものを使用しているが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。第3モータ5mを駆動することで、巻き掛け伝動装置を介して、ターンテーブル6を回転できる。
図11から図13を参照して、第3モータ5mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第3モータ5mを制御可能に駆動できる。第3モータ5mを駆動すると、ターンテーブル6を回転自在に制御できる。
図10から図15を参照して、操縦装置20は、ターンテーブル6をベースプレート2Pbに設置し、ターンテーブル6を第3モータ5mで回転することで、操作レバーLcの旋回操作を可能としている。
(遠隔操縦装置の作用)
次に、実施形態による操縦装置20の動作を説明しながら、操縦装置20の作用及び効果を説明する。
図10から図15を参照して、最初に、操縦装置20を重機などの運転席に設置する。操作レバーLcの周辺に固定したボルト部材(図示せず)を利用して、ベースプレート2Pbを運転席に固定する。
次に、図15を参照して、操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部2kを介して、操作レバーLcを保持ブロック2Bkの内部に導入する。次に、操作レバーLcに対して、保持ブロック2Bkを操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、操作レバーLcを保持できる。以上で、操縦装置20の設置を完了する。
図10から図15を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第1モータ3mを駆動できる。第1モータ3mの出力軸の回転は、第2揺動板4r→LMガイド5→ボールジョイント1Jb→保持ブロック1Bk→ボールジョイント1Jb→LMガイド5の経路を経て、第1揺動板3rに伝動される。これにより、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。
図10から図15を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第2モータ4mを駆動できる。第2モータ4mの出力軸の回転は、第1揺動板3r→LMガイド5→ボールジョイント1Jb→保持ブロック1Bk→ボールジョイント1Jb→LMガイド5の経路を経て、第2揺動板4rに伝動される。これにより、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
図10から図15を参照して、保持ブロック2Bkと第1揺動板3rをボールジョイント1Jbで連結することで、第1揺動板3rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位をボールジョイント1Jbで許容できる。これにより、第1揺動板3rの円弧運動を操作レバーLcのx軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。
図10から図15を参照して、保持ブロック2Bkと第2揺動板4rをボールジョイント1Jbで連結することで、第2揺動板4rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位をボールジョイント1Jbできる。これにより、第2揺動板4rの円弧運動を操作レバーLcのx軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。
図10から図15を参照すると、実施形態による操縦装置20は、ベースプレート2Pbに設置した二つの第1モータ3m及び第2モータ4mと、二つの第1揺動板3rと第2揺動板4rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック2Bkを第1揺動板3r及び第2揺動板4rに、それぞれボールジョイント1Jbで連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成をより簡易にできる。
図10から図15を参照すると、実施形態による操縦装置20は、LMガイド5を介して、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを保持ブロック2Bkに連結することで、操作レバーLcが延びる方向に移動する運動を許容できる。又、操作レバーLcの回動中心(支点)と第1揺動板3r及び第2揺動板4rの回動中心(支点)が異なる場合でも、これらの変位を許容できる。
図10から図15を参照すると、実施形態による操縦装置20は、ターンテーブル6をベースプレート2Pbに設置し、ターンテーブル6を第3モータ5mで回転することで、操作レバーLcの旋回操作を可能としている。
図10から図15を参照すると、実施形態による操縦装置20は、実施形態による操縦装置10と比べて、小型化できるという格別の効果がある。なお、ターンテーブルとターンテーブルを回転させる第3モータを第1実施形態による操縦装置10に設置することもできる。
[第3実施形態]
(遠隔操縦装置の構成)
次に、本発明の第3実施形態による遠隔操縦装置の全体構成を説明する。なお、第1実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、それらの作用を同じにするので、以下説明を省略することがある。
(全体構成)
図16から図20を参照すると、本発明の第3実施形態による遠隔操縦装置(以下、操縦装置と略称する)30は、重機などの運転席に配置した操作レバーLcを遠隔地から操縦できる。操作レバーLcは、x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる(図16参照)。
図16から図20を参照すると、操縦装置30は、ベースプレート1Pbと一組の保持ブロック3Bk・3Bkを備えている。ベースプレート1Pbは、操作レバーLcの周囲に着脱自在に固定できる。保持ブロック3Bkは、操作レバーLcを外周方向から導入自在に保持できる。
図16から図20を参照すると、ベースプレート1Pbは、第1モータ1mと第2モータ2mを備えている。第1モータ1mは、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。第2モータ2mは、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
又、図16から図20を参照すると、ベースプレート1Pbは、第1揺動板1rと第2揺動板2rを備えている。第1揺動板1rは、その基端部がヒンジ部材1hでベースプレート1Pbと回動自在に連結している(図16又は図17参照)。これにより、第1揺動板1rは、x軸方向に揺動できる。
図16から図18を参照すると、第2モータ2mは、第1揺動板1rに固定している。第2揺動板2rは、その基端部が第2モータ2mの出力軸に直結している。第2モータ2mを駆動することで、第2揺動板2rをy軸方向に揺動できる。
図16から図19を参照すると、操縦装置30は、自在継手7を更に備えている。自在継手7は、第1継手部材71と第2継手部材72を多方向に傾動自在に連結している。図19を参照すると、第1継手部材71は、取付座71bとフォーク部材71fを備えている。取付座71bは、第2揺動板2rの先端部側に固定している。又、取付座71bは、その一方の面からセンターピン71pを突出している。
図16又は図19を参照すると、フォーク部材71fは、その円盤状の一方の端部がセンターピン71pと回転自在に連結している。フォーク部材71fと取付座71bの間には、複数の球体が保持されている。これにより、取付座71bに対して、センターピン71pの軸回りに円滑に回転できる。
又、図16又は図19を参照すると、フォーク部材71fは、二股に分岐した他方の端部に連結ピン71sを支持している。連結ピン71sは、センターピン71pが延びる方向に対して略直交する方向に配置されている。
図16又は図19を参照すると、第2継手部材72は、四角体の台部72bと一山クレビス形のアーム部72aを有している。第2継手部材72は、台部72bの一方の面からアーム部72aを突出している。アーム部72aは、その先端部側に挿通孔72hを開口している。二股に分岐したフォーク部材71fの他方の端部にアーム部72aを導入し、挿通孔72hに連結ピン71sを挿通することで、フォーク部材71fに対して第2継手部材72を屈折自在に連結できる。なお、台部72bは、後述する移動ブロック52に着脱自在に固定できる。
図16から図20を参照すると、操縦装置30は、帯板状の回動腕3、リンク棒4、及び、LMガイド5を更に備えている。回動腕3は、その基端部を第1モータ1mの出力軸に直結している。第1モータ1mを駆動することで、回動腕3をxy平面上で回動できる(図20参照)。
図16から図18又は図20を参照すると、リンク棒4は、一対の球面すべり軸受4b・4bを両端部に有している。一方の球面すべり軸受4bは、回動腕3の先端部と連結している。他方の球面すべり軸受4bは、第1揺動板1rの上面に連結している。このように、リンク棒4は、回動腕3の先端部と第1揺動板1rを連結している。
図17又図18を参照すると、LMガイド5は、直線レール51と移動ブロック52で構成している。直線レール51は、操作レバーLcが延びる方向に沿って、保持ブロック3Bkに固定されている。実施の形態では、直線レール51は、一組の保持ブロック3Bk・3Bkに跨って、それらの外面に固定されている。移動ブロック52は、直線レール51とスライド自在に連結している。直線レール51に対して、移動ブロック52は、直線運動のみが許容されている。又、移動ブロック52には、第2継手部材72の台部72bが固定されている。つまり、移動ブロック52と第2継手部材72は、一体となって移動できる。
図1から図9を参照すると、第1実施形態による操縦装置10は、第2揺動板2r側にLMガイド5を取り付け、LMガイド5は、操作レバーLc側に設けた保持ブロック1Bkをボールジョイント1Jbで連結している。一方、図16から図20を参照すると、第3実施形態による操縦装置30は、操作レバーLc側に設けた保持ブロック3BkにLMガイド5を取り付け、LMガイド5は、第2揺動板2rを自在継手7で連結している。
図16から図20を参照すると、実施形態による操縦装置30は、ベースプレート1Pbに設置した二つの第1モータ1m及び第2モータ2mと、二つの第1揺動板1rと第2揺動板2rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック3Bkを第2揺動板2rに、自在継手7で連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
(保持ブロックの構成)
次に、実施形態による保持ブロック3Bkの構成を説明する。図19を参照すると、保持ブロック3Bkは、外周の一部を断絶した切り欠き部3kを開口している。外形の小さい操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部3kを介して、操作レバーLcを保持ブロック3Bkの内部に導入できる。操作レバーLcに対して、保持ブロック3Bkを外形の大きい操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、余り隙間なく操作レバーLcを保持できる。対応する操作レバーLcの形状に適合するように、複数種類の保持ブロックを用意することが好ましい。保持ブロック3Bkは、ネジ止め式ではなく、ワンタッチ式のクランプを用いることもできる。
(第1モータ及び第2モータの構成)
第1モータ1m及び第2モータ2mの構成は、第1実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略するが、図16から図18を参照して、第1モータ1mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第1モータ1mを制御可能に駆動できる。第1モータ1mを駆動すると、第1モータ1mの出力軸に固定した回動腕3の回転がリンク棒4を介して、第1揺動板1rに伝動することで、第1揺動板1rは、x軸方向に揺動できる。
又、図16又は図18を参照して、第2モータ2mと電気的に接続した図示しない受信機に、外部の送信機から制御信号を送信することで、第2モータ2mを制御可能に駆動できる。第2モータ2mを駆動すると、第2揺動板2rをダイレクトに、y軸方向に揺動できる。
(遠隔操縦装置の作用)
次に、実施形態による操縦装置30の動作を説明しながら、操縦装置30の作用及び効果を説明する。
図16から図20を参照して、最初に、操縦装置20を重機などの運転席に設置する。操作レバーLcの周辺に固定したボルト部材(図示せず)を利用して、ベースプレート1Pbを運転席に固定する。
次に、図19を参照して、操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部3kを介して、操作レバーLcを保持ブロック3Bkの内部に導入する。次に、操作レバーLcに対して、保持ブロック3Bkを操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、操作レバーLcを保持できる。
次に、図19を参照して、摘み付き止めねじ1Ssを保持ブロック3Bkに形成した雌ねじ部(図示せず)に螺合し、一組の保持ブロック3Bk・3bkを操作レバーLcに固定する。以上で、操縦装置30の設置を完了する。
図16から図20を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第1モータ1mを駆動できる。第1モータ1mの出力軸の回転は、回動腕3→リンク棒4→第1揺動板1r→第2モータ2mの出力軸→第2揺動板2r→自在継手7→LMガイド5の経路を経て、保持ブロック3Bkに伝動される。これにより、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる(図1参照)。
図16から図18を参照して、回動腕3の先端部とリンク棒4を一方の球面すべり軸受4bで連結することで、回動腕3の先端部の円弧運動をリンク棒4の直線運動に円滑に変換できる。又、第1揺動板1rの先端部とリンク棒4を他方の球面すべり軸受4bで連結することで、リンク棒4の直線運動を第1揺動板1rの先端部の円弧運動に円滑に変換できる。
図16から図20を参照して、第2揺動板2rを介して、保持ブロック3Bkと第1揺動板1rを自在継手7で連結することで、第1揺動板1rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位を自在継手7で許容できる。これにより、第1揺動板1rの円弧運動を操作レバーLcのx軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。より具体的には、第1継手部材71と第2継手部材72を屈折自在に連結していることで、第1揺動板1rと操作レバーLcの捩れを解消できる(図19参照)。この場合、第2継手部材72と直線レール51とスライド自在に連結していることが関与している。
図16から図20を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第2モータ2mを駆動できる。第2モータ2mの出力軸の回転は、自在継手7→LMガイド5の経路を経て、保持ブロック3Bkに伝動される。これにより、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる(図16参照)。
図16から図20を参照して、保持ブロック3Bkと第2揺動板2rを自在継手7で連結することで、第2揺動板2rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位を自在継手7で許容できる。これにより、第2揺動板2rの円弧運動を操作レバーLcのy軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。より具体的には、取付座71bに対して、フォーク部材71fを回転自在に連結することで(図19参照)、第2揺動板2rと操作レバーLcの捩れを解消できる(図16参照)。又、第2揺動板2rとLMガイド5を自在継手7で連結することで、第2揺動板2rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位を更に許容できる。
図16から図20を参照すると、第3実施形態による操縦装置30は、ベースプレート1Pbに設置した二つの第1モータ1m及び第2モータ2mと、二つの第1揺動板1rと第2揺動板2rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック3Bkを第2揺動板2rに、自在継手7で連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
図16から図20を参照すると、第3実施形態による操縦装置30は、第1実施形態による操縦装置10と比べて、組み立てが容易であるという特別な効果がある。又、第3実施形態による操縦装置30は、精密部品であり高価なボールジョイントを用いた第1実施形態による操縦装置10と比べて、市販の自在車輪の一部品を使用した安価な自在継手も7を用いているので、操縦装置30の原価低減に寄与できるという特別な効果がある。
[第4実施形態]
(遠隔操縦装置の構成)
次に、本発明の第4実施形態による遠隔操縦装置の構成を説明する。なお、第2実施形態で用いた符号と同じ符号を付した構成品は、それらの作用を同じにするので、以下説明を省略することがある。
図21から図23を参照すると、本発明の第4実施形態による遠隔操縦装置(以下、操縦装置と略称する)40は、重機などの運転席に配置した操作レバーLcを遠隔地から操縦できる。操作レバーLcは、x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる(図21参照)。
図21から図23を参照すると、操縦装置40は、ベースプレート2Pbと保持ブロック3Bkを備えている。ベースプレート2Pbは、操作レバーLcの周囲に着脱自在に固定できる。保持ブロック3Bkは、操作レバーLcを外周方向から導入自在に保持できる。
図21から図23を参照すると、ベースプレート2Pbは、第1モータ3mと第2モータ4mを備えている。第1モータ3mは、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。第2モータ4mは、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
又、図21から図23を参照すると、ベースプレート2Pbは、第1揺動板3rと第2揺動板4rを備えている。
図21から図23を参照すると、操縦装置20は、二つのLMガイド5、円盤状のターンテーブル6、及び、第3モータ5mを更に備えている。ターンテーブル6は、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを上面に設置している。又、ターンテーブル6は、ベースプレート2Pbと回転自在に連結している。第3モータ5mは、ターンテーブル6を回転できる。
図21から図23を参照すると、第1揺動板3rは、その基端部が揺動ブラケットBrを介して、ターンテーブル6と回動自在に連結している。第2揺動板4rは、その基端部が揺動ブラケットBrを介して、ターンテーブル6と回動自在に連結している。なお、第1揺動板3rと第2揺動板4rは、同じものを使用しているが、説明の便宜上、符号を変えて区別した。
図21から図23を参照すると、一方の揺動ブラケットBrと他方の揺動ブラケットBrは、略直交配置されている。一方の揺動ブラケットBrは、第2モータ4mを固定している。第2モータ4mの出力軸は、第1揺動板3rの基端部に直結している。第2モータ4mを駆動すると、第1揺動板3rをy軸方向に揺動できる。
一方、図21から図23を参照すると、他方の揺動ブラケットBrは、第1モータ3mを固定している。第1モータ3mの出力軸は、第2揺動板4rの基端部に直結している。第1モータ3mを駆動すると、第2揺動板4rをx軸方向に揺動できる。
図21から図23を参照すると、第1揺動板3rと第2揺動板4rは、自在継手7を介して、直線レール51と移動ブロック52で構成したLMガイド5が保持ブロック3Bkを共有している。これにより、第1モータ3mを駆動すると、第2揺動板4rは、保持ブロック3Bkを介して、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。
一方、図21から図23を参照して、第2モータ4mを駆動すると、第1揺動板3rは、保持ブロック3Bkを介して、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
図22又は図23を参照すると、LMガイド5は、直線レール51と移動ブロック52で構成している。一方の直線レール51は、操作レバーLcが延びる方向に沿って、保持ブロック3Bkに固定されている。実施の形態では、一方の直線レール51は、一組の保持ブロック3Bk・3Bkに跨って、それらの外面に固定されている。
図22又は図23を参照すると、他方の直線レール51は、操作レバーLcが延びる方向に沿って、保持ブロック3Bkに固定されている。実施の形態では、他方の直線レール51は、一組の保持ブロック3Bk・3Bkに跨って、それらの外面に固定されている。移動ブロック52は、直線レール51とスライド自在に連結している。直線レール51に対して、移動ブロック52は、直線運動のみが許容されている。
図21から図23を参照すると、一方の移動ブロック52は、第2継手部材72を固定している。第1揺動板3rは、その中間部に第1継手部材71を固定している。そして、フォーク部材71fとアーム部72aが屈折自在に連結している。
同様に、図21から図23を参照すると、他方の移動ブロック52は、第2継手部材72を固定している。第2揺動板4rは、その中間部に第1継手部材71を固定している。そして、フォーク部材71fとアーム部72aが屈折自在に連結している。
図21から図23を参照して、LMガイド5を介して、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを保持ブロック3Bkに連結することで、操作レバーLcが延びる方向に相対移動する運動を許容できる。又、自在継手7を介して、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを保持ブロック3Bkに連結することで、操作レバーLcの回動中心(支点)と第1揺動板3r及び第2揺動板4rの回動中心(支点)が異なる場合でも、これらの変位を許容できる。
図21から図23を参照すると、実施形態による操縦装置40は、ベースプレート2Pbと回転自在に連結したターンテーブル6に設置した二つの第1モータ3m及び第2モータ4mと、二つの第1揺動板3rと第2揺動板4rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック3Bkを第1揺動板3r及び第2揺動板4rに、それぞれ自在継手7で連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成を簡易にできる。
(保持ブロックの構成)
次に、実施形態による保持ブロック2Bkの構成を説明する。図23を参照すると、保持ブロック3Bkは、外周の一部を断絶した切り欠き部3kを開口している。外形の小さい操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部3kを介して、操作レバーLcを保持ブロック3Bkの内部に導入できる。操作レバーLcに対して、保持ブロック3Bkを外形の大きい操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、余り隙間なく操作レバーLcを保持できる。対応する操作レバーLcの形状に適合するように、複数種類の保持ブロックを用意することが好ましい。保持ブロック3Bkは、ネジ止め式ではなく、ワンタッチ式のクランプを用いることもできる。
(第1モータ及び第2モータの構成)
第1モータ3m及び第2モータ4mの構成は、第2実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略するが、いずれのモータも出力軸の回転角度が電気信号で制御可能な小型のサーバモータを用いている。
(ターンテーブル及び第3モータの構成)
図21から図23を参照すると、ターンテーブル6及び第3モータ5mの構成は、第2実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略するが、ターンテーブル6は、ベースプレート2Pbと回転自在に連結している。又、第3モータ5mは、ターンテーブル6を回転できる。そして、操縦装置40は、ターンテーブル6をベースプレート2Pbに設置し、ターンテーブル6を第3モータ5mで回転することで、操作レバーLcの旋回操作を可能としている。
(遠隔操縦装置の作用)
次に、実施形態による操縦装置40の動作を説明しながら、操縦装置40の作用及び効果を説明する。
図21から図23を参照して、最初に、操縦装置40を重機などの運転席に設置する。操作レバーLcの周辺に固定したボルト部材(図示せず)を利用して、ベースプレート2Pbを運転席に固定する。
次に、図23を参照して、操作レバーLcの基端部側から、切り欠き部3kを介して、操作レバーLcを保持ブロック3Bkの内部に導入する。次に、操作レバーLcに対して、保持ブロック3Bkを操作レバーLcのグリップGp側に移動することで、操作レバーLcを保持できる。以上で、操縦装置10の設置を完了する。
図21から図23を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第1モータ3mを駆動できる。第1モータ3mの出力軸の回転は、第2揺動板4r→自在継手7→LMガイド5→保持ブロック3Bk→LMガイド5→自在継手7の経路を経て、第1揺動板3rに伝動される。これにより、操作レバーLcをx軸方向に傾動できる。
図21から図23を参照して、図示しない外部の送信機から制御信号を送信することで、図示しない受信機から第2モータ4mを駆動できる。第2モータ4mの出力軸の回転は、第1揺動板3r→自在継手7→LMガイド5→保持ブロック3Bk→LMガイド5→自在継手7の経路を経て、第2揺動板4rに伝動される。これにより、操作レバーLcをy軸方向に傾動できる。
図21から図23を参照して、保持ブロック3Bkと第1揺動板3rを自在継手7で連結することで、第1揺動板3rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位を自在継手7で許容できる。これにより、第1揺動板3rの円弧運動を操作レバーLcのx軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。
図10から図15を参照して、保持ブロック2Bkと第2揺動板4rを自在継手7で連結することで、第2揺動板4rの円弧運動に伴う、操作レバーLcが延びる方向の変位を自在継手7で許容できる。これにより、第2揺動板4rの円弧運動を操作レバーLcのx軸方向の傾動運動に円滑に変換できる。
図21から図23を参照すると、実施形態による操縦装置40は、ベースプレート2Pbに設置した二つの第1モータ3m及び第2モータ4mと、二つの第1揺動板3rと第2揺動板4rと、を備え、操作レバーLcを保持できる保持ブロック3Bkを第1揺動板3r及び第2揺動板4rに、それぞれ自在継手7で連結することで、遠隔操縦装置の機能を充足しながら、構成をより簡易にできる。
図21から図23を参照すると、実施形態による操縦装置0は、LMガイド5を介して、第1揺動板3r及び第2揺動板4rを保持ブロック2Bkに連結することで、操作レバーLcが延びる方向に移動する運動を許容できる。又、操作レバーLcの回動中心(支点)と第1揺動板3r及び第2揺動板4rの回動中心(支点)が異なる場合でも、これらの変位を許容できる。
図21から図23を参照すると、実施形態による操縦装置40は、ターンテーブル6をベースプレート2Pbに設置し、ターンテーブル6を第3モータ5mで回転することで、操作レバーLcの旋回操作を可能としている。
図21から図23を参照すると、実施形態による操縦装置40は、実施形態による操縦装置30と比べて、小型化できるという格別の効果がある。なお、ターンテーブルとターンテーブルを回転させる第3モータを第3実施形態による操縦装置10に設置することもできる。
図21から図23を参照すると、第4実施形態による操縦装置40は、第2実施形態による操縦装置10と比べて、組み立てが容易であるという特別な効果がある。又、第4実施形態による操縦装置40は、精密部品であり高価なボールジョイントを用いた第2実施形態による操縦装置20と比べて、市販の自在車輪の一部品を使用した安価な自在継手も7を用いているので、操縦装置40の原価低減に寄与できるという特別な効果がある。
1Bk 保持ブロック
1Jb ボールジョイント
1m 第1モータ
1r 第1揺動板
2m 第2モータ
2r 第2揺動板
10 操縦装置(遠隔操縦装置)
Lc 操作レバー

Claims (13)

  1. x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる操作レバーを遠隔地から操縦する遠隔操縦装置であって、
    前記操作レバーの周囲に着脱自在に固定できるベースプレートと、
    前記操作レバーを外周方向から導入自在に保持できる保持ブロックと、を備え、
    前記ベースプレートは、
    前記操作レバーをx軸方向に傾動させる第1モータと、
    前記操作レバーをy軸方向に傾動させる第2モータと、
    x軸方向に揺動自在な第1揺動板と、
    y軸方向に揺動自在な第2揺動板と、を有し、
    前記保持ブロックは、前記第1揺動板又は前記第2揺動板のいずれか一方、又は双方に連結したボールジョイントを有している、遠隔操縦装置。
  2. 前記ボールジョイントは、
    球部を頭部に形成したボールスタッドと、
    前記球部と回転自在に連結したソケットと、を備え、
    前記ソケットに対して、前記ボールスタッドは、多方向に傾動できると共に、分離困難に連結している、請求項1記載の遠隔操縦装置。
  3. 前記第1揺動板は、その基端部を前記ベースプレートと回動自在に連結し、
    前記第2揺動板は、その基端部を前記第1揺動板と回動自在に連結し、
    前記ボールジョイントは、前記保持ブロックと前記第2揺動板を屈曲自在に連結している、請求項1又は2記載の遠隔操縦装置。
  4. 基端部を前記第1モータの出力軸に直結した回動腕と、
    球面すべり軸受を両端部に有し、前記回動腕の先端部と前記第1揺動板を連結したリンク棒と、
    前記第2揺動板と前記ボールジョイントを連結し、前記操作レバーが延びる方向に沿って、前記保持ブロックを相対移動できるリニア・モーション・ガイドと、を更に備えている、請求項3記載の遠隔操縦装置。
  5. 前記第1揺動板と前記第2揺動板は、前記ボールジョイントを介して、それらの先端部が前記保持ブロックを共有している、請求項1記載の遠隔操縦装置。
  6. 前記第1揺動板及び前記第2揺動板と前記ボールジョイントを連結し、前記操作レバーが延びる方向に沿って、前記保持ブロックを相対移動できるリニア・モーション・ガイドを更に備えている、請求項5記載の遠隔操縦装置。
  7. 前記第1揺動板及び前記第2揺動板を上面に設置し、前記ベースプレートと回転自在に連結したターンテーブルと、
    前記ターンテーブルを回転させる第3モータと、を更に備えている、請求項6記載の遠隔操縦装置。
  8. x軸方向又はy軸方向に少なくとも傾動できる操作レバーを遠隔地から操縦する遠隔操縦装置であって、
    前記操作レバーの周囲に着脱自在に固定できるベースプレートと、
    前記操作レバーを外周方向から導入自在に保持できる保持ブロックと、を備え、
    前記ベースプレートは、
    前記操作レバーをx軸方向に傾動させる第1モータと、
    前記操作レバーをy軸方向に傾動させる第2モータと、
    x軸方向に揺動自在な第1揺動板と、
    y軸方向に揺動自在な第2揺動板と、を有し、
    前記保持ブロックは、前記第1揺動板又は前記第2揺動板のいずれか一方、又は双方に連結した自在継手を有している、遠隔操縦装置。
  9. 前記自在継手は、
    一方の面からセンターピンを突出した取付座、及び、一方の端部が前記センターピンと回転自在に連結し、前記センターピンが延びる方向に対して略直交する方向に連結ピンを他方の端部が支持したフォーク部材を有する第1継手部材と、
    一方の端部が前記連結ピンと屈折自在に連結した第2継手部材と、を備え、
    前記取付座に対して、前記第2継手部材は、多方向に傾動自在に連結している、請求項8記載の遠隔操縦装置。
  10. 前記操作レバーが延びる方向に沿って、前記保持ブロックに固定した直線レールと、
    前記直線レールとスライド自在に連結し、かつ、前記第2継手部材の他方の端部を固定した移動ブロックと、を更に備えている、請求項9記載の遠隔操縦装置。
  11. 前記第1揺動板は、その基端部を前記ベースプレートと回動自在に連結し、
    前記第2揺動板は、その基端部を前記第1揺動板と回動自在に連結し、
    前記自在継手は、前記保持ブロックと前記第2揺動板を屈曲自在に連結している、請求項8又は9記載の遠隔操縦装置。
  12. 前記第1揺動板と前記第2揺動板は、前記自在継手を介して、前記直線レールと前記移動ブロックで構成したリニア・モーション・ガイドが前記保持ブロックを共有している、請求項10記載の遠隔操縦装置。
  13. 前記第1揺動板及び前記第2揺動板を上面に設置し、前記ベースプレートと回転自在に連結したターンテーブルと、
    前記ターンテーブルを回転させる第3モータと、を更に備えている、請求項12記載の遠隔操縦装置。
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