JP7398220B2 - 止水栓及び水栓 - Google Patents
止水栓及び水栓 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7398220B2 JP7398220B2 JP2019135771A JP2019135771A JP7398220B2 JP 7398220 B2 JP7398220 B2 JP 7398220B2 JP 2019135771 A JP2019135771 A JP 2019135771A JP 2019135771 A JP2019135771 A JP 2019135771A JP 7398220 B2 JP7398220 B2 JP 7398220B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- bonnet
- groove
- water
- water stop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
Description
図11に示すように、止水栓61は、水栓60の取付ベース62に取り付けて用いられる。取付ベース62内には、給水管(図示省略)に接続される第1流路60aと、弁機構(図示省略)に接続される第2流路60bと、第1流路60aと第2流路60bの間に位置する中間流路60cとを有する。中間流路60cに面する第1流路60aの端部が弁口60dとして機能している。
図1に示すように、水栓10は、キッチンキャビネットのカウンタである壁部11に設置されている。水栓10は、壁部11上に配置される筒状の取付ベース12と、取付ベース12上に取り付けられる筒状の水栓本体13と、水栓本体13の上部に取り付けられる操作レバー14と、水栓本体13の斜め上方に突出する吐水ヘッド15とを備えており、シングルレバー水栓として構成されている。
図3に示すように、止水栓20は、筒状のボンネット30と、ボンネット30の内周に螺合した状態でボンネット30に取り付けられるスピンドル40とを備える。止水栓20は、さらにボンネット30に取り付けられるOリング31と、スピンドル40に取り付けられるOリング41、パッキン42、ネジ43とを備える。止水栓20は、以上の各部材が組み付けられた状態で構成されている。
図3~5に示すように、ボンネット30の軸方向における中央部には、径方向外側に突出した鍔部30aが形成されている。鍔部30aよりもボンネット30の軸方向における一端側(以下、単に「ボンネットの一端側」ともいう。)の外周にはネジ溝30bが設けられている。このネジ溝30bと鍔部30aとの間にOリング31が取り付けられている。鍔部30aよりもボンネット30の軸方向における他端側(以下、単に「ボンネットの他端側」ともいう。)の外径は、ネジ溝30bの外径よりも若干小さく構成されている。
図6に示すように、ボンネット30の一端側の端部には、他端側に窪んだ凹部30cが設けられている。凹部30cは、ボンネット30の一端側に面する底壁30dを有し、底壁30dの中央部に、ボンネット30を軸方向に貫通する貫通孔30eが設けられている。ボンネット30の一端側において、貫通孔30eの内周にネジ溝30fが形成されている。後述のように、このネジ溝30fにスピンドル40が螺合した状態で取り付けられる。凹部30cの底壁30dの幅の寸法分だけ、ボンネット30の一端側の端部は貫通孔30eよりも開口が大きく構成されている。
図3、6に示すように、スピンドル40は円柱状に構成されており、スピンドル40の軸方向における一端側(以下、単に「スピンドルの一端側」ともいう。)の外周にはネジ溝40aが形成されている。このネジ溝40aは、ボンネットの一端側の内周に形成されたネジ溝30fに螺合することができるように構成されている。
止水栓20による止水機構について説明する。
図6に示すように、取付ベース12内には、給水路16が設けられている。給水路16は、取付ベース12の下部から延びる第1流路16aと、取付ベース12の上部の弁機構に連通する第2流路16bと、第1流路16aと第2流路16bの間に位置して止水栓20が取り付けられる中間流路16cとを有する。中間流路16cは、第1流路16a及び第2流路16bよりも内径が大きく構成されており、中間流路16cに面する第1流路16aの端部が弁口16dとして機能する。給水源から供給された水は、第1流路16a、中間流路16c、第2流路16bを経由して、弁機構に到達する。取付ベース12内の給湯路も同様に構成されている。
図6に示すように、ボンネット30に対してスピンドル40が最も他端側の位置にある状態であっても、スピンドル40の他端側の端部は、ボンネット30の他端側の端部よりも一端側に位置している。すなわち、スピンドル40の他端側の端部に位置する溝40fの周囲が、ボンネット30の他端側の端部の内周に囲まれた状態となっている。作業者がスピンドル40を移動させるために工具を溝40fに係合させる際に、ボンネット30の他端側の端部の内周に工具が接触することによって、目視のみに頼らず溝40fの大まかな位置を把握したうえで、工具を係合させることができる。また、工具の操作中に工具が溝40fから外れても、工具はボンネット30の他端側の端部の内周に接触して止まるため、工具が止水栓20の他端側の端部から離脱することを抑制することができる。
(1)作業者がスピンドル40を移動させるために工具を溝40fに係合させる際に、ボンネット30の他端側の端部の内周に工具が接触することによって、目視のみに頼らず溝40fの大まかな位置を把握したうえで、工具を係合させることができる。そのため、水栓10における外側から比較的目立ちにくい場所に止水栓20が取り付けられていたとしても、止水栓20の操作を効率良く行うことができる。さらに、止水栓20の操作中に工具が溝40fから外れても、工具が止水栓20の他端側の端部から離脱することを抑制することができるため、再度、工具を溝40fに係合させることが容易になる。したがって、止水栓20を操作する際の作業性を向上させることができる。
・本実施形態において、係合部としての溝40fは、一本の直線状に構成されていたが、溝40fの形状は一本の直線状に限定されない。例えば、互いに平行に並設された複数の直線状の溝で構成されていてもよいし、十字状に構成されていてもよい。多角形状の窪みで構成されていてもよい。
図9に示すように、例えば、溝40fの長手方向の両端部は、スピンドル40の外周縁40gに達していてもよい。溝40fの長手方向の両端部がスピンドル40の外周縁40gに達していることにより、溝40fの長さを相対的に長くすることができるため、工具を係合させやすくすることが可能になる。
図10に示すように、例えば、スピンドル40の他端側の端部に、長円の環状の凸部40hを設け、この凸部40hの内側に工具が係合するように構成してもよい。すなわち、長円の環状の凸部40hによって係合部が構成されていてもよい。また、凸部40hと溝40fの両方で係合部が構成されていてもよい。環状の凸部40hの形状は長円に限定されず、矩形状であってもよい。係合部が凸部40hによって構成されている態様では、凸部40hの先端である他端側の端部が、ボンネット30の他端側の端部よりも一端側に位置することが好ましい。すなわち、係合部を含んだスピンドル40の他端側の端部が、ボンネット30の他端側の端部よりも一端側に位置することが好ましい。
・ボンネット30の一端側の外周に取り付けられたOリング31は、省略されていてもよい。例えば、水栓10の取付ベース12の開口12aの内周にOリングが取り付けられており、このOリングによって、取付ベース12の開口12aとボンネット30の一端側外周との間がシールされるように構成されていてもよい。
・本実施形態の止水栓20が取り付けられる水栓10は、キッチン用のシングルレバー水栓に限定されない。例えば、浴室用や洗面化粧室用の水栓に取り付けられていてもよい。給湯路を有さず、給水路16のみを有する水栓に取り付けられていてもよい。また、水栓10に止水栓20が直接取り付けられた態様に限定されず、水栓10の給水路16に接続された給水管や、水栓10の給湯路に接続された給湯管に止水栓20が取り付けられていてもよい。
Claims (5)
- 筒状のボンネットと、前記ボンネットの内周に螺合したスピンドルとを備え、前記スピンドルを回転させて前記ボンネットの軸方向に対して奥側と手前側とに移動させることによって吐止水を切り換えることができるように構成された止水栓であって、
前記ボンネットは、内周にネジ溝を有するとともに、前記ネジ溝よりも手前側に径方向内側に突出した段部を有しており、
前記スピンドルは、外周に前記ネジ溝に螺合するネジ溝を有するとともに、当該ネジ溝よりも手前側に径方向内側に凹んだ段部を有しており、
前記スピンドルの段部が、前記ボンネットの段部に当接することによって、前記ボンネットの手前側に対する前記スピンドルの移動が規制され、
前記スピンドルの手前側の端部には、前記スピンドルを回転させるための工具を係合させる係合部が設けられ、
前記スピンドルが最も手前側の位置にある状態において、前記スピンドルの手前側の端部が、前記ボンネットの手前側の端部よりも奥側に位置することを特徴とする止水栓。 - 前記係合部は、前記スピンドルの手前側の端部における外周縁よりも内側に設けられている請求項1に記載の止水栓。
- 前記係合部は、前記スピンドルの手前側の端部に設けられた溝である請求項1又は2に記載の止水栓。
- 前記ボンネットの手前側の端部の内周には、奥側に向かうにつれて径方向内側に傾斜したテーパが設けられており、
前記スピンドルが最も手前側の位置にある状態において、前記スピンドルの手前側の端部は、前記テーパの奥側の端部と同じ位置にあるか、あるいは、前記テーパの奥側の端部よりも奥側に位置する請求項1~3のいずれか一項に記載の止水栓。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載された止水栓が取り付けられた水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135771A JP7398220B2 (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 止水栓及び水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135771A JP7398220B2 (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 止水栓及び水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021017970A JP2021017970A (ja) | 2021-02-15 |
JP7398220B2 true JP7398220B2 (ja) | 2023-12-14 |
Family
ID=74563550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019135771A Active JP7398220B2 (ja) | 2019-07-24 | 2019-07-24 | 止水栓及び水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7398220B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121786A (ja) | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Inax Corp | 止水栓 |
JP2002206262A (ja) | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Kvk Corp | 台付き水栓 |
JP2003239335A (ja) | 2002-02-12 | 2003-08-27 | Toto Ltd | 止水栓装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2572380Y2 (ja) * | 1992-09-03 | 1998-05-20 | 株式会社イナックス | 止水栓 |
-
2019
- 2019-07-24 JP JP2019135771A patent/JP7398220B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002121786A (ja) | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Inax Corp | 止水栓 |
JP2002206262A (ja) | 2001-01-10 | 2002-07-26 | Kvk Corp | 台付き水栓 |
JP2003239335A (ja) | 2002-02-12 | 2003-08-27 | Toto Ltd | 止水栓装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021017970A (ja) | 2021-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130192686A1 (en) | Fluid Delivery Assembly (1-In, Combined with Centering Stop) | |
CA2686583A1 (en) | Swivel joint for faucet | |
US20020148516A1 (en) | Ceramic disc diverter valve | |
US20090120519A1 (en) | Water outlet device | |
US4051869A (en) | Mixing valve | |
JP7398220B2 (ja) | 止水栓及び水栓 | |
US20160312448A1 (en) | Unibody thermostatic rim or deck mount faucet assembly | |
JP2005536702A (ja) | 混合水栓 | |
US20140326342A1 (en) | Single-lever mixing cartridge | |
US3770017A (en) | Mixing valve | |
US7188641B2 (en) | Water valve assembly for bathroom faucets | |
JP2002153776A (ja) | 止水機構付給水具 | |
KR200461766Y1 (ko) | 원터치형 수도 꼭지 | |
US4183501A (en) | Control valve | |
JP5876241B2 (ja) | 切替弁 | |
JP2001271941A (ja) | タップ | |
JP4883485B2 (ja) | 湯水混合水栓及びそれを備えた吐水装置 | |
ES2863987T3 (es) | Parte superior de válvula | |
US3727637A (en) | Replaceable combination valve seat and flow diverter | |
KR200251455Y1 (ko) | 볼 밸브식 수도꼭지 | |
US988017A (en) | Faucet. | |
TW201938937A (zh) | 衛生設備配件 | |
JP4534257B2 (ja) | 湯水混合水栓装置 | |
JP2022112641A (ja) | 水栓構造、及び不凍水栓柱 | |
KR200388676Y1 (ko) | 개수대용 급수전의 방향절환장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7398220 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |