JP7395949B2 - 積層濾材 - Google Patents
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Description
前記支持層は、ポリエチレンテレフタレートのみから構成されていてもよい。
また、積層濾材を用いたフィルターも本発明の範疇である。
[測定方法]
不織布からランダムに小片サンプル10個を採取し、走査型電子顕微鏡で500~3000倍の写真を撮影し、各サンプルから10本ずつ、計100本の繊維直径を測定し、平均値の小数点以下第一位を四捨五入し算出する。
不織布を200mm角の寸法で切り出し、試料の重量をそれぞれ測定し、単位面積当たりに換算、小数点以下第一位を四捨五入する。
60mm角のアクリルカラムにサンプルをセットし、線束5cm/sに設定した空気を流して、積層濾材の上流側と下流側の空気をサンプリングし、パーティクルカウンター(RION社製:KC-01)を用いて1.0~5.0μの粒子の粒子数をカウントする。捕集効率の計算式は下式を用いて求める。
捕集効率(%)=〔1-(D1/D2)〕×100 ここで、D1:下流の粒子数(2回の合計)、D2:上流の粒子数(2回の合計)である。
積層濾材について10cm角のサンプルを採取し、このサンプルのスパンボンド不織布が最下流になり支持層が上流側になるように配置させて、オゾン濃度10ppm、通過風速1m/sでオゾンを一定時間通風させ、サンプルの酸化度合を次のように測定した。オゾンの通風に対して最下流に配置させたスパンボンド不織布をFT-IRにて測定し、PPのスパンボンド不織布については1710cm-1/1460cm-1の比率、PETのスパンボンド不織布については、1610cm-1/1580cm-1の比率を算出し、オゾン負荷前を1としたときの比率を酸化比率とした。値が大きくなるほど酸化が進んでいることがわかる。
[実施例1]
ポリエチレンテレフタレート製スパンボンド不織布(平均繊維径30μm、目付20g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリプロピレンメルトブロー不織布(平均繊維径3μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートを作製し、さらに作製したシートのメルトブロー側に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリエチレンテレフタレート製サーマルボンド不織布(平均繊維径40μm、目付45g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して実施例1の積層濾材を作製した。実施例1の積層濾材については、通風において、PETのスパンボンド不織布が最下流、PETのサーマルボンド不織布が最上流になる。表1に実施例1の積層濾材の測定値を示す。
ポリエチレンテレフタレート製スパンボンド不織布(平均繊維径30μm、目付10g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリプロピレンメルトブロー不織布(平均繊維径3μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートを作製し、さらに作製したシートのメルトブロー側に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリエチレンテレフタレート製サーマルボンド不織布(平均繊維径40μm、目付45g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して実施例2の積層濾材を作製した。実施例2の積層濾材については、通風において、PETのスパンボンド不織布が最下流、PETのサーマルボンド不織布が最上流になる。表1に実施例2の積層濾材の測定値を示す。
まず、以下のように積層シートAを作製した。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(平均繊維径30μm、目付15g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、支持層としてポリプロピレン・ポリエステル製の不織布(平均繊維径28μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートAを作製した。
次に、ポリエチレンテレフタレート製スパンボンド不織布(平均繊維径30μm、目付20g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリプロピレンメルトブロー不織布(平均繊維径3μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートを作製し、さらに作製したシートのメルトブロー側に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、上記の積層シートAの支持層側を接着し、カレンダーロールを通して比較例3の積層濾材を作製した。比較例3の積層濾材については、通風において、PETのスパンボンド不織布が最下流、PPのスパンボンド不織布が最上流になる。表1に比較例3の積層濾材の測定値を示す。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(平均繊維径30μm、目付15g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリプロピレンメルトブロー不織布(平均繊維径3μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートを作製し、さらに作製したシートのメルトブロー側に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリエチレンテレフタレート製サーマルボンド不織布(平均繊維径40μm、目付45g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して比較例1の積層濾材を作製した。比較例1の積層濾材については、通風において、PPのスパンボンド不織布が最下流、PETのサーマルボンド不織布が最上流になる。表1に比較例1の積層濾材の測定値を示す。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(平均繊維径30μm、目付30g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリプロピレンメルトブロー不織布(平均繊維径3μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートを作製し、さらに作製したシートのメルトブロー側に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、積層シートAの支持層側を接着し、カレンダーロールを通して比較例2の積層濾材を作製した。比較例2の積層濾材については、通風において、PPのスパンボンド不織布が最下流、積層シートAのPPのスパンボンド不織布が最上流になる。表1に比較例2の積層濾材の測定値を示す。
ポリプロピレン製スパンボンド不織布(平均繊維径40μm、目付15g/m2)に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、ポリプロピレンメルトブロー不織布(平均繊維径3μm、目付30g/m2)を積層し、カレンダーロールを通して積層シートを作製し、さらに作製したシートのメルトブロー側に合成ゴム系接着剤を霧状に2g/m2で噴射し、積層シートAの支持層側を接着し、カレンダーロールを通して比較例3の積層濾材を作製した。比較例3の積層濾材については、通風において、PPのスパンボンド不織布が最下流、積層シートAのPPのスパンボンド不織布が最上流になる。表1に比較例3の積層濾材の測定値を示す。
Claims (2)
- ポリエチレンテレフタレートを含む平均繊維径が10~40μmの繊維からなるスパンボンド不織布と、平均繊維径が1~8μmの繊維からなるメルトブロー不織布と、平均繊維径が20~50μmの繊維からなる支持層と、の少なくとも3層が記載順に積層されている積層濾材であり、
前記スパンボンド不織布と前記メルトブロー不織布とは接着されており、
前記支持層は、ポリエチレンテレフタレートのみから構成されるサーマルボンド不織布であることを特徴とする積層濾材。 - 請求項1に記載の積層濾材を用いたフィルター。
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