JP7380257B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
この空気調和機の室外機は、冷媒を圧縮する圧縮機101と、圧縮機101を駆動する圧縮機駆動回路102と、通電により発熱するベースヒーター103と、ベースヒーター103へ交流電源106を印加/遮断するスイッチであるヒーター駆動回路104と、交流電源106から供給される電流を検出する電流検出回路107と、電流検出回路107の出力である電流信号が入力され、圧縮機駆動回路102を制御し、ヒーター駆動回路104を制御してベースヒーター103へ交流電源106を印加/遮断させるマイクロコンピュータ108を備えている。
入力された交流電源を整流して直流電源に変換する整流器と、前記整流器から出力された直流電圧を昇圧して出力すると共に力率を改善する昇圧部と、前記昇圧部から出力された直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータ部と、前記インバータ部で駆動される圧縮機と、前記昇圧部へ電圧制御信号を出力すると共に、前記インバータ部へ前記圧縮機の回転数と前記交流電圧の大きさを指示する制御部と、前記交流電源が印加されるヒーターと、前記制御部から出力される駆動信号により前記ヒーターへ前記交流電源を印加/遮断するスイッチと、同スイッチを駆動する駆動回路とを有する室外機を備えた空気調和機であって、
前記室外機は、
前記交流電圧を検出する交流電圧検出部と、
前記ヒーターと前記整流器を流れる交流電流を検出する交流電流検出部と、
検出した前記交流電流及び前記交流電圧から力率を算出して出力する力率検出部と、
前記駆動信号と前記力率から、前記ヒーター又は前記スイッチ又は前記駆動回路のうち少なくとも一つが正常か異常かを判定する故障判定手段とを備えたことを特徴とする。
図1は本発明による空気調和機1を示すブロック図である。
この空気調和機1は交流電源2が接続された室外機40と、室外機40と通信線で接続された室内機50を備えている。
室外機制御部20は、整流器3の2つの入力端とベースヒーター10を接続する一対の電源線9と、一方の電源線9に直列に接続されたスイッチであるリレー22と、リレー22を駆動する駆動回路24と、整流器3から出力される直流電源の電圧が目的とする電圧になるように昇圧部4を制御する電圧制御信号を出力し、また、インバータ部5へ圧縮機7の回転数と圧縮機7を駆動する三相交流の電圧の大きさを制御するインバータ制御信号を出力し、また、リレー22の開閉を制御するヒーター駆動信号(駆動信号)を出力し、また、室外機40の全体の制御を行う制御部21と、力率を検出する力率検出部30と、入力されたヒーター駆動信号と力率により、ベースヒーター10とリレー22と駆動回路24のうち少なくとも1つの故障判定を行う故障判定部(故障判定手段)23を備えている。なお、故障判定部23については後で詳細に説明する。
力率検出部30は、交流電圧検出部34と、有効電力を算出する有効電力算出部31と、皮相電力を算出する皮相電力算出部32と、力率を算出する力率算出部33とを備えている。交流電圧検出部34は、入力された直流電圧信号(整流器3で全波整流された電圧の検出信号)における瞬時値を検出し、この瞬時値を交流電圧信号として有効電力算出部31と皮相電力算出部32へ出力する。一方、有効電力算出部31と皮相電力算出部32は、交流電流検出部8から交流電流信号がそれぞれ入力されている。
故障判定部23は、力率算出部33から力率が入力され、さらに制御部21からヒーター駆動信号が入力されている。故障判定部23は、常に力率の変化を監視しており、ヒーター駆動信号によりリレー22が閉になっている間、予め記憶した判定閾値(例えば83%)以上に力率がなった時、また、リレー22が開になっている間、力率が判定閾値(83%)未満なっている状態を正常と判定する。これ以外の状態の時、故障判定部23はベースヒーター10又はリレー22又は駆動回路24のいずれかの故障と判定して制御部へエラー信号を出力する。
図2は本発明の動作を説明する説明図である。図2において横軸は時間であり、縦軸は(1)圧縮機7の状態を、(2)昇圧部4の状態を、(3)ヒーター駆動信号を、(4)リレー22の接点開閉状態を、(5)ベースヒーター10の状態を、(6)力率の値を、(7)エラー信号を、それぞれ示している。また、図2の左側でベースヒーター10の断線検出を、図2の右側でリレー22又は駆動回路24の故障検出をそれぞれ示している。なお、t0~t6は時刻である。
t0の時点では空気調和機1がサーモオフ(運転停止)状態である。この場合、室外機40の電源が投入されている状態で圧縮機7と昇圧部4が停止しており、また、リレー22の接点が開でベースヒーター10に電源が供給されていない状態となっている。この時、昇圧部4が動作停止状態であるため、力率の改善が行われないので力率は60%程度になっている。
t4の時点において空気調和機1はサーモオン状態である。制御部21は昇圧部4で昇圧を行っており、圧縮機7も運転中である。制御部21は昇圧部4で昇圧を行っている間、力率の改善の動作も実行しているため、力率は85%になっている。故障判定部23は、ヒーター駆動信号による「閉」が指示された状態で、かつ、現在の力率(85%)が判定閾値(83%)以上であるため「正常」と判定してエラー信号を出力しない。なお、この時の入力電流(実効値)は8アンペアである。
故障判定部23は、ヒーター駆動信号により「開」の指示から「閉」の指示になった時、現在の力率が判定閾値(83%)未満の場合、「異常」と判定するためエラー信号を出力する。これはリレー22の巻線の断線や、リレー22の駆動用の素子が故障している場合である。
つまり、ベースヒーター10に電源が印加されていれば、印加されていない場合に比較して力率が改善されるものであり、そうでない場合はベースヒーター10の断線、または、リレー22の故障、もしくは駆動回路24の故障と判定している。
以上説明したように、圧縮機7を運転している場合であっても、ヒーター駆動信号の状態と力率の値により、ベースヒーター10の断線、もしくは、駆動回路24やリレー22の故障を判断することができる。
2 交流電源
3 整流器
4 昇圧部
5 インバータ部
6 直流電圧検出部
7 圧縮機
8 交流電流検出部
9 電源線
10 ベースヒーター(ヒーター)
20 室外機制御部
21 制御部
22 リレー(スイッチ)
23 故障判定部(故障判定手段)
24 駆動回路
30 力率検出部
31 有効電力算出部
32 皮相電力算出部
33 力率算出部
34 交流電圧検出部
40 室外機
50 室内機
Claims (2)
- 入力された交流電源を整流して直流電源に変換する整流器と、前記整流器から出力された直流電圧を昇圧して出力すると共に力率を改善する昇圧部と、前記昇圧部から出力された直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータ部と、前記インバータ部で駆動される圧縮機と、前記昇圧部へ電圧制御信号を出力すると共に、前記インバータ部へ前記圧縮機の回転数と前記交流電圧の大きさを指示する制御部と、前記交流電源が印加されるヒーターと、前記制御部から出力される駆動信号により前記ヒーターへ前記交流電源を印加/遮断するスイッチと、同スイッチを駆動する駆動回路とを有する室外機を備えた空気調和機であって、
前記室外機は、
前記交流電圧を検出する交流電圧検出部と、
前記ヒーターと前記整流器を流れる交流電流を検出する交流電流検出部と、
検出した前記交流電流及び前記交流電圧から力率を算出して出力する力率検出部と、
前記駆動信号と前記力率から、前記ヒーター又は前記スイッチ又は前記駆動回路のうち少なくとも一つが正常か異常かを判定する故障判定手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。 - 前記故障判定手段は、
前記圧縮機が運転状態であり、前記ヒーターへ前記交流電源が印加されていない時の前記力率と前記ヒーターへ前記交流電源が印加されている時の前記力率との間の値を判定閾値として予め記憶しており、
前記駆動信号が前記スイッチを閉にする指示であり、かつ、前記力率が前記判定閾値以上の場合、または、前記駆動信号が前記スイッチを開にする指示であり、かつ、前記力率が前記判定閾値未満の場合を正常と判定し、
前記駆動信号が前記スイッチを開にする指示であり、かつ、前記力率が前記判定閾値以上の場合、または、前記駆動信号が前記スイッチを閉にする指示であり、かつ、前記力率が前記判定閾値未満の場合を異常と判定することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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