[go: up one dir, main page]

JP7365824B2 - 回転電機の固定子および回転電機 - Google Patents

回転電機の固定子および回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP7365824B2
JP7365824B2 JP2019155066A JP2019155066A JP7365824B2 JP 7365824 B2 JP7365824 B2 JP 7365824B2 JP 2019155066 A JP2019155066 A JP 2019155066A JP 2019155066 A JP2019155066 A JP 2019155066A JP 7365824 B2 JP7365824 B2 JP 7365824B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
irregularly shaped
segment conductor
head
conductors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019155066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021035241A (ja
Inventor
英樹 佐藤
孝 石上
恭弘 藤岡
宏至 金澤
省三 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Astemo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Astemo Ltd filed Critical Hitachi Astemo Ltd
Priority to JP2019155066A priority Critical patent/JP7365824B2/ja
Priority to CN202080053962.7A priority patent/CN114175463B/zh
Priority to PCT/JP2020/018590 priority patent/WO2021038966A1/ja
Publication of JP2021035241A publication Critical patent/JP2021035241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7365824B2 publication Critical patent/JP7365824B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Processes or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/04Processes or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of windings prior to their mounting into the machines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Processes or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/08Forming windings by laying conductors into or around core parts
    • H02K15/085Forming windings by laying conductors into or around core parts by laying conductors into slotted stators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、回転電機の固定子および回転電機に関する。
車両等に搭載されて使用される電動機や発電機などの回転電機は、回転可能に設けられた回転子と、この回転子と径方向に対向して配置された固定子とを備えている。回転電機の固定子は、周方向に配列された複数のスロットを有する鉄心と、この鉄心の複数のスロットに複数の種類のセグメント導体を嵌装している。
特許文献1には、周方向に配列された複数のスロットを有する鉄心と、スロットに嵌装されたセグメント導体とを円環状に備える回転電機の固定子が記載されている。そして、セグメント導体はそのターン部に複数の段部を設けている。
特開2009-112186号公報
セグメント導体同士が干渉してスロットへの挿入位置が制限される課題があった。
本発明による回転電機の固定子は、複数の標準セグメント導体と、前記標準セグメント導体と形状が異なる複数の異形セグメント導体と、複数のスロットが形成された鉄心とを有する回転電機の固定子であって、前記標準セグメント導体及び前記異形セグメント導体の其々は、所定の間隔にある前記スロット内に配置される一対の直線部と、前記固定子の軸方向における前記鉄心の一方の片側にあり、頭部を有する折り曲げ部と、前記鉄心の他方の片側に形成される一対の端末部と、を有し、前記鉄心の円周方向に沿って配置されて、内側コイルと前記内側コイルの外側にある外側コイルを形成し、前記複数の異形セグメント導体は、前記内側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して内側に頭部位置がある内側異形セグメント導体、もしくは、前記外側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して外側に頭部位置がある外側異形セグメント導体を含み、前記内側異形セグメント導体もしくは前記外側異形セグメント導体の頭部は、前記標準セグメント導体の頭部よりも、前記固定子の軸方向における位置が前記鉄心に近く、前記異形セグメント導体の頭部は、前記異形セグメント導体の折り曲げ部における他の部分よりも、前記鉄心から遠い位置にある
本発明による回転電機は、複数の標準セグメント導体と、前記標準セグメント導体と形状が異なる複数の異形セグメント導体と、複数のスロットが形成された鉄心とを有する固定子と、前記固定子の内周側に配置される回転子とを備える回転電機であって、前記標準セグメント導体及び前記異形セグメント導体の其々は、所定の間隔にある前記スロット内に配置される一対の直線部と、前記固定子の軸方向における前記鉄心の一方の片側にあり、頭部を有する折り曲げ部と、前記鉄心の他方の片側に形成される一対の端末部と、を有し、前記鉄心の円周方向に沿って配置されて、内側コイルと前記内側コイルの外側にある外側コイルを形成し、前記複数の異形セグメント導体は、前記内側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して内側に頭部位置がある内側異形セグメント導体、もしくは、前記外側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して外側に頭部位置がある外側異形セグメント導体を含み、前記内側異形セグメント導体もしくは前記外側異形セグメント導体の頭部は、前記標準セグメント導体の頭部よりも、前記固定子の軸方向における位置が前記鉄心に近く、前記異形セグメント導体の頭部は、前記異形セグメント導体の折り曲げ部における他の部分よりも、前記鉄心から遠い位置にある
本発明によれば、セグメント導体同士の干渉を回避することでスロットへの挿入位置に自由度を持たせることが可能になる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
回転電機の外観図である。 回転電機の断面図である。 コイルが配置された固定子の上面図である。 コイルが配置された固定子の側面図である。 標準セグメント導体の外観図である。 口出し用セグメント導体の外観図である。 内側第1異形セグメント導体の外観図である。 内側第2異形セグメント導体の外観図である。 外側第1異形セグメント導体の外観図である。 外側第2異形セグメント導体の外観図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
同一あるいは同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
図1は、回転電機100の外観図である。回転電機100は、車両用の補機類、例えば電動パワーステアリングに用いられる。回転電機100は、ハウジング1と、ブラケット2と、シャフト3とを備える。ブラケット2からは出力軸であるシャフト3が突出している。シャフト3の反対側に駆動回路(不図示)が配置される。ハウジング1の反対側、すなわちブラケット2の取り付け側とは反対の側からは、複数の口出し用セグメント導体32が延出している。
図2は、回転電機100の断面図である。ハウジング1とブラケット2との間にはOリング6が設けられている。ブラケット2には、シャフト3の一端側を支持するフロントベアリング5がベベル型トメワ4で固定されている。一方、ハウジング1には、シャフト3の他端側を支持するリアベアリング10が設けられている。シャフト3は、フロントベアリング5およびリアベアリング10により回転可能に支持されている。シャフト3に設けられたロータ(回転子)12は、ロータコア8の中に永久磁石7が設けられた埋め込み構造や表面磁石構造となっている。ハウジング1の内周側であり、ロータ(回転子)12の外周には、固定子40が設けられる。言い換えれば、固定子40の内周側にロータ(回転子)12が配置される。固定子40は、ステータコア(鉄心)9と、ステータコア9の周方向に配列された複数のスロットと、当該スロットに嵌装された3相のコイル20を備えている。複数の口出し用セグメント導体32は反出力側のコイルエンド部側に引き出され、ハウジング1から図示右側の制御回路側に突出している。
図3は、コイル20が配置された固定子40の上面図である。この図は、ブラケット2の取り付け側とは反対の側から見た上面図である。図4は、コイル20が配置された固定子40の側面図である。
図3、図4に示すように、ステータコア9の軸方向上側に配置されたコイルエンド部からは、複数の口出し用セグメント導体32が引き出されている。コイル20は、図3に示すように、ステータコア9の円周方向に沿って配置され、内側コイル20aと内側コイル20aの外側にある外側コイル20bを備えている。
図4に示すように、ステータコア9のコイルエンド部の反対側にはコイル20を構成するセグメント導体30の接続部13が設けられている。各セグメント導体30はステータコア9の軸方向であって、図4の上側からスロットに挿入される。挿入されたセグメント導体30の端末部はスロットの反対側、すなわちステータコア9の軸方向であって、図4の下側から突出している。ステータコア9の軸方向から下側に突出したセグメント導体30の端末部は、半田、Tig溶接およびレーザー溶接等により接続され接続部13を構成する。
セグメント導体30は標準セグメント導体31、口出し用セグメント導体32、異形セグメント導体33、34で構成されている。これらのセグメント導体30をステータコア9のスロットに嵌装することにより、内側コイル20aと外側コイル20bとを形成する。異形セグメント導体33、34は、内側コイル20aの一部を構成する内側第1異形セグメント導体33a、内側第2異形セグメント導体34aがあり、外側コイル20bの一部を構成する外側第1異形セグメント導体33b、外側第2異形セグメント導体34bがある。
図5は、標準セグメント導体31の外観図である。図5に示すように、標準セグメント導体31は、所定の間隔にあるスロット内に配置される一対の直線部311と、固定子40の軸方向におけるステータコア9の一方の片側にあり、頭部312を有する折り曲げ部313と、ステータコア9の他方の片側に形成される一対の端末部314とを有する。一対の端末部314の図示点線は、標準セグメント導体31を端末部314の先端からスロット内へ挿入するために直線形状になっているが、スロットへ挿入後に曲げ成形されて他のセグメント導体と接続される。
図6は、口出し用セグメント導体32の外観図である。図6に示すように、スロット内に配置される直線部321と、口出し線としてステータコア9の外部へ導出される口出し線部323と、ステータコア9の他方の片側に形成される端末部324とを有する。端末部324の図示点線は、口出し用セグメント導体32を端末部314の先端からスロット内へ挿入するために直線形状になっているが、スロットへ挿入後に曲げ成形されて他のセグメント導体と接続される。
図7は、内側第1異形セグメント導体33aの外観図である。図7に示すように、内側第1異形セグメント導体33aは、所定の間隔(標準セグメント導体31における間隔と同じ間隔)にあるスロット内に配置される一対の直線部331と、固定子40の軸方向におけるステータコア9の一方の片側にあり、頭部332aを有する折り曲げ部333aと、ステータコア9の他方の片側に形成される一対の端末部334とを有する。一対の端末部334の図示点線は、内側第1異形セグメント導体33aを端末部334の先端からスロット内へ挿入するために直線形状になっているが、スロットへ挿入後に曲げ成形されて標準セグメント導体31の端末部314と接続される。
内側第1異形セグメント導体33aは、図3に示すように、内側第1異形セグメント導体33aの頭部332aが標準セグメント導体31の頭部312の上に存在しており、標準セグメント導体31の頭部312を複数跨ぐ直線状となっている。仮に、この内側第1異形セグメント導体33aのみをステータコア9に組み込んだ場合は、複数の内側第1異形セグメント導体33aを近傍に配置すると、その頭部332aが互いに干渉してしまう。このため、内側第1異形セグメント導体33aが挿入されるスロット間隔よりも離れた位置に、各口出し用セグメント導体32を組み付ける必要がある。この場合は、口出し用セグメント導体32同士が離れてしまうため、各口出し用セグメント導体32の口出し線部323をステータコア9上に這わせて近接させる必要があり、口出し線部323が長くなる欠点がある。このような欠点を解消するために、本実施形態では、次に説明する内側第2異形セグメント導体34aを新たに設けた。
図8は、内側第2異形セグメント導体34aの外観図である。図8に示すように、内側第2異形セグメント導体34aは、所定の間隔にあるスロット内に配置される一対の直線部341と、固定子40の軸方向におけるステータコア9の一方の片側にあり、頭部342aを有する折り曲げ部343aと、ステータコア9の他方の片側に形成される一対の端末部344とを有する。一対の端末部344の図示点線は、内側第2異形セグメント導体34aを端末部344の先端からスロット内へ挿入するために直線形状になっているが、スロットへ挿入後に曲げ成形されて標準セグメント導体31の端末部314と接続される。
図7に示す内側第1異形セグメント導体33aの折り曲げ部333aの起点から頭部332aまでの高さh1は、図8に示す内側第2異形セグメント導体34aの折り曲げ部343aの起点から頭部342aまでの高さh2より大きい。
内側第1異形セグメント導体33a、内側第2異形セグメント導体34aは、図3に示すように、標準セグメント導体31、口出し用セグメント導体32とともにステータコア9のスロットに嵌装されて、内側コイル20aを形成する。ここで、内側第2異形セグメント導体34aは、内側コイル20aを形成する標準セグメント導体31の頭部位置に対して、固定子40の内側に頭部位置がある。そして、内側第2異形セグメント導体34aの頭部は、標準セグメント導体31の頭部よりも、固定子40の軸方向における位置がステータコア9に近い。さらに、複数の内側第2異形セグメント導体34aの其々は、複数の標準セグメント導体31の間に頭部位置がある。また、固定子40に配置される内側第2異形セグメント導体34aの数は、標準セグメント導体31の数より少ない。また、内側第2異形セグメント導体34aの頭部342aは、内側第2異形セグメント導体34aの折り曲げ部343aにおける他の部分よりも、ステータコア9から遠い位置にある。この場合、頭部342aは、ステータコア9の片側端面に平行な直線状であってもよく、直線状に限らずその他の形状、例えば、S字状であってもよい。なお、頭部342aは、内側第2異形セグメント導体34aの折り曲げ部343aにおける他の部分よりも、固定子40の軸方向においてステータコア9から遠い位置にあってもよい。
このように、頭部342aを固定子40の内周側に配置した内側第2異形セグメント導体34aを設けたので、内側第1異形セグメント導体33aと内側第2異形セグメント導体34aとの干渉を回避して、異形セグメント導体33、34を近接して配置できる。これにより、異形セグメント導体33、34の配置自由度が高くなり、複数の口出し用セグメント導体32を近場に配置する配線が可能になるため、口出し用セグメント導体32の口出し線部323の長さを短くすることが可能である。さらに、内側第1異形セグメント導体33aに比べて内側第2異形セグメント導体34aは頭部343aの位置をステータコア9に近い位置に配置することで、内側第2異形セグメント導体34aの長さを低減することも可能である。例えば、内側第1異形セグメント導体33aでは長さが145mmであったものが、内側第2異形セグメント導体34aの長さは132mmに低減可能である。
次に、外側コイル20bを構成する外側第1異形セグメント導体33b、外側第2異形セグメント導体34bについて説明する。図3に示すように、外側第1異形セグメント導体33bはその頭部332b(図9参照)が固定子40の外周側を向くように形成されており、内側第1異形セグメント導体33aとはその頭部332a(図7参照)の向きが異なる。さらに、図3に示すように、外側第2異形セグメント導体34bはその頭部342b(図10参照)が固定子40の外周側を向くように形成されており、内側第2異形セグメント導体34aとはその頭部342a(図8参照)の向きが異なる。
図9は、外側第1異形セグメント導体33bの外観図である。図9に示すように、外側第1異形セグメント導体33bは、所定の間隔にあるスロット内に配置される一対の直線部331と、固定子40の軸方向におけるステータコア9の一方の片側にあり、頭部332bを有する折り曲げ部333bと、ステータコア9の他方の片側に形成される一対の端末部334とを有する。一対の端末部334の図示点線は、外側第1異形セグメント導体33bを端末部334の先端からスロット内へ挿入するために直線形状になっているが、スロットへ挿入後に曲げ成形されて標準セグメント導体31の端末部314と接続される。
外側第1異形セグメント導体33bは、図3に示すように、外側第1異形セグメント導体33bの頭部332bが標準セグメント導体31の頭部312の上に存在しており、標準セグメント導体31の頭部312を複数跨ぐ直線状となっている。仮に、この外側第1異形セグメント導体33bのみをステータコア9に組み込んだ場合は、複数の外側第1異形セグメント導体33bを近傍に配置すると、その頭部332bが互いに干渉してしまう。このため、外側第1異形セグメント導体33bが挿入されるスロット間隔よりも離れた位置に、各口出し用セグメント導体32を組み付ける必要がある。この場合は、口出し用セグメント導体32同士が離れてしまうため、各口出し用セグメント導体32の口出し線部323をステータコア9上に這わせて近接させる必要があり、口出し線部323が長くなる欠点がある。このような欠点を解消するために、本実施形態では、次に説明する外側第2異形セグメント導体34bを新たに設けた。
図10は、外側第2異形セグメント導体34bの外観図である。図10に示すように、外側第2異形セグメント導体34bは、所定の間隔にあるスロット内に配置される一対の直線部341と、固定子40の軸方向におけるステータコア9の一方の片側にあり、頭部342bを有する折り曲げ部343bと、ステータコア9の他方の片側に形成される一対の端末部344とを有する。一対の端末部344の図示点線は、外側第2異形セグメント導体34bを端末部344の先端からスロット内へ挿入するために直線形状になっているが、スロットへ挿入後に曲げ成形されて標準セグメント導体31の端末部314と接続される。
図9に示す外側第1異形セグメント導体33bの折り曲げ部333bの起点から頭部332bまでの高さh1は、図10に示す外側第2異形セグメント導体34bの折り曲げ部343bの起点から頭部342bまでの高さh2より大きい。
外側第1異形セグメント導体33b、外側第2異形セグメント導体34bは、図3に示すように、標準セグメント導体31、口出し用セグメント導体32とともにステータコア9のスロットに嵌装されて、外側コイル20bを形成する。ここで、外側第2異形セグメント導体34bは、外側コイル20bを形成する標準セグメント導体31の頭部位置に対して、固定子40の外周側に頭部位置がある。そして、図4に示すように、外側第2異形セグメント導体34bの頭部は、標準セグメント導体31の頭部よりも、固定子40の軸方向における位置がステータコア9に近い。さらに、複数の外側第2異形セグメント導体34bの其々は、複数の標準セグメント導体31の間に頭部位置がある。また、固定子40に配置される外側第2異形セグメント導体34bの数は、標準セグメント導体31の数より少ない。また、外側第2異形セグメント導体34bの頭部342bは、外側第2異形セグメント導体34bの折り曲げ部343bにおける他の部分よりも、ステータコア9から遠い位置にある。この場合、頭部342bは、ステータコア9の片側端面に平行な直線状であってもよく、直線状に限らずその他の形状、例えば、S字状であってもよい。なお、頭部342bは、外側第2異形セグメント導体34bの折り曲げ部343bにおける他の部分よりも、固定子40の軸方向においてステータコア9から遠い位置にあってもよい。
このように、頭部342bを固定子40の外周側に配置した外側第2異形セグメント導体34bを設けたので、外側第1異形セグメント導体33bと外側第2異形セグメント導体34bとの干渉を回避して、異形セグメント導体33、34を近接して配置できる。これにより、異形セグメント導体33、34の配置自由度が高くなり、複数の口出し用セグメント導体32を近場に配置する配線が可能になるため、口出し用セグメント導体32の口出し線部323の長さを短くすることが可能である。さらに、外側第1異形セグメント導体33bに比べて外側第2異形セグメント導体34bは頭部343aの位置をステータコア9に近い位置に配置することで、外側第2異形セグメント導体34bの長さを低減することも可能である。例えば、外側第1異形セグメント導体33bでは長さが145mmであったものが、外側第2異形セグメント導体34bの長さは132mmに低減可能である。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)回転電機100の固定子40は、複数の標準セグメント導体31と、標準セグメント導体31と形状が異なる複数の異形セグメント導体(内側第2異形セグメント導体34a、外側第2異形セグメント導体34b)と、複数のスロットが形成された鉄心9とを有し、標準セグメント導体31及び異形セグメント導体(内側第2異形セグメント導体34a、外側第2異形セグメント導体34b)の其々は、所定の間隔にあるスロット内に配置される一対の直線部311、341と、固定子40の軸方向における鉄心9の一方の片側にあり、頭部312、342a、342bを有する折り曲げ部313、343a、343bと、鉄心9の他方の片側に形成される一対の端末部314、344と、を有し、鉄心9の円周方向に沿って配置されて、内側コイル20aと内側コイル20aの外側にある外側コイル20bを形成し、複数の異形セグメント導体(内側第2異形セグメント導体34a、外側第2異形セグメント導体34b)は、内側コイルを形成する標準セグメント導体31の頭部位置に対して内側に頭部位置がある内側第2異形セグメント導体34a、もしくは、外側コイル20bを形成する標準セグメント導体31の頭部位置に対して外側に頭部位置がある外側第2異形セグメント導体34bを含み、内側第2異形セグメント導体34aもしくは外側第2異形セグメント導体34bの頭部342a、342bは、標準セグメント導体31の頭部312よりも、固定子40の軸方向における位置が鉄心9に近い。これにより、セグメント導体同士の干渉を回避することでスロットへの挿入位置に自由度を持たせることが可能になる。
(2)回転電機100は、複数の標準セグメント導体31と、標準セグメント導体31と形状が異なる複数の異形セグメント導体(内側第2異形セグメント導体34a、外側第2異形セグメント導体34b)と、複数のスロットが形成された鉄心9とを有する固定子40と、固定子40の内周側に配置される回転子12とを備える回転電機100であって、標準セグメント導体31及び異形セグメント導体(内側第2異形セグメント導体34a、外側第2異形セグメント導体34b)の其々は、所定の間隔にあるスロット内に配置される一対の直線部311、341と、固定子40の軸方向における鉄心9の一方の片側にあり、頭部312、342a、342bを有する折り曲げ部313、343a、343bと、鉄心9の他方の片側に形成される一対の端末部314、344と、を有し、鉄心9の円周方向に沿って配置されて、内側コイル20aと内側コイル20aの外側にある外側コイル20bを形成し、複数の異形セグメント導体(内側第2異形セグメント導体34a、外側第2異形セグメント導体34b)は、内側コイルを形成する標準セグメント導体31の頭部位置に対して内側に頭部位置がある内側第2異形セグメント導体34a、もしくは、外側コイル20bを形成する標準セグメント導体31の頭部位置に対して外側に頭部位置がある外側第2異形セグメント導体34bを含み、内側第2異形セグメント導体34aもしくは外側第2異形セグメント導体34bの頭部342a、342bは、標準セグメント導体31の頭部312よりも、固定子40の軸方向における位置が鉄心9に近い。これにより、セグメント導体同士の干渉を回避することでスロットへの挿入位置に自由度を持たせることが可能になる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態を次のように変形して実施することができる。
(1)実施形態では、内側第2異形セグメント導体34aの折り曲げ部343a起点から頭部342aまでの高さh2は、複数の内側第2異形セグメント導体34aにおいて同じ高さの例で説明したが、複数の内側第2異形セグメント導体34aにおいて異なる高さであってもよい。同様に、外側第2異形セグメント導体34bの折り曲げ部343bの起点から頭部342bまでの高さh2は、複数の外側第2異形セグメント導体34bにおいて同じ高さの例で説明したが、複数の外側第2異形セグメント導体34bにおいて異なる高さであってもよい。これにより、異形セグメント導体33、34の干渉を回避して、異形セグメント導体33、34を近接して配置でき、異形セグメント導体33、34の配置自由度が高くなる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の実施形態と変形例を組み合わせた構成としてもよい。
1・・・ハウジング、2・・・ブラケット、3・・・シャフト、4・・・ベベル型トメワ、5・・・フロントベアリング、6・・・Oリング、7・・・永久磁石、8・・・ロータコア、9・・・ステータコア(鉄心)、10・・・リアベアリング、12・・・ロータ(回転子)、20・・・コイル、31・・・標準セグメント導体、32・・・口出し用セグメント導体、33a・・・内側第1異形セグメント導体、34a・・・内側第2異形セグメント導体、33b・・・外側第1異形セグメント導体、34b・・・外側第2異形セグメント導体、40・・・固定子、100・・・回転電機。

Claims (9)

  1. 複数の標準セグメント導体と、前記標準セグメント導体と形状が異なる複数の異形セグメント導体と、複数のスロットが形成された鉄心とを有する回転電機の固定子であって、
    前記標準セグメント導体及び前記異形セグメント導体の其々は、所定の間隔にある前記スロット内に配置される一対の直線部と、前記固定子の軸方向における前記鉄心の一方の片側にあり、頭部を有する折り曲げ部と、前記鉄心の他方の片側に形成される一対の端末部と、を有し、前記鉄心の円周方向に沿って配置されて、内側コイルと前記内側コイルの外側にある外側コイルを形成し、
    前記複数の異形セグメント導体は、前記内側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して内側に頭部位置がある内側異形セグメント導体、もしくは、前記外側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して外側に頭部位置がある外側異形セグメント導体を含み、前記内側異形セグメント導体もしくは前記外側異形セグメント導体の頭部は、前記標準セグメント導体の頭部よりも、前記固定子の軸方向における位置が前記鉄心に近く、
    前記異形セグメント導体の頭部は、前記異形セグメント導体の折り曲げ部における他の部分よりも、前記鉄心から遠い位置にある回転電機の固定子。
  2. 請求項に記載の回転電機の固定子において、
    前記異形セグメント導体の頭部は、前記異形セグメント導体の折り曲げ部における他の部分よりも、前記固定子の軸方向において前記鉄心から遠い位置にある回転電機の固定子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子において、
    前記複数の異形セグメント導体は、前記内側異形セグメント導体および前記外側異形セグメント導体を含む回転電機の固定子。
  4. 請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子において、
    前記異形セグメント導体の其々の前記端末部は、前記鉄心の前記他方の片側において、前記標準セグメント導体の前記端末部と溶接される回転電機の固定子。
  5. 請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子において、
    前記複数の異形セグメント導体の其々は、前記複数の標準セグメント導体の間に頭部位置がある回転電機の固定子。
  6. 請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子において、
    前記固定子に配置される前記異形セグメント導体の数は、前記標準セグメント導体の数より少ない回転電機の固定子。
  7. 請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子において、
    前記標準セグメント導体と前記異形セグメント導体の其々の前記折り曲げ部は、前記鉄心の前記一方の片側において、前記一対の直線部が配置された異なる2つのスロットから当該スロット外に露出した導体である回転電機の固定子。
  8. 複数の標準セグメント導体と、前記標準セグメント導体と形状が異なる複数の異形セグメント導体と、複数のスロットが形成された鉄心とを有する固定子と、前記固定子の内周側に配置される回転子とを備える回転電機であって、
    前記標準セグメント導体及び前記異形セグメント導体の其々は、所定の間隔にある前記スロット内に配置される一対の直線部と、前記固定子の軸方向における前記鉄心の一方の片側にあり、頭部を有する折り曲げ部と、前記鉄心の他方の片側に形成される一対の端末部と、を有し、前記鉄心の円周方向に沿って配置されて、内側コイルと前記内側コイルの外側にある外側コイルを形成し、
    前記複数の異形セグメント導体は、前記内側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して内側に頭部位置がある内側異形セグメント導体、もしくは、前記外側コイルを形成する前記標準セグメント導体の頭部位置に対して外側に頭部位置がある外側異形セグメント導体を含み、前記内側異形セグメント導体もしくは前記外側異形セグメント導体の頭部は、前記標準セグメント導体の頭部よりも、前記固定子の軸方向における位置が前記鉄心に近く、
    前記異形セグメント導体の頭部は、前記異形セグメント導体の折り曲げ部における他の部分よりも、前記鉄心から遠い位置にある回転電機。
  9. 請求項に記載の回転電機において、
    前記複数の異形セグメント導体は、前記内側異形セグメント導体および前記外側異形セグメント導体を含む回転電機。
JP2019155066A 2019-08-27 2019-08-27 回転電機の固定子および回転電機 Active JP7365824B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019155066A JP7365824B2 (ja) 2019-08-27 2019-08-27 回転電機の固定子および回転電機
CN202080053962.7A CN114175463B (zh) 2019-08-27 2020-05-07 旋转电机的定子以及旋转电机
PCT/JP2020/018590 WO2021038966A1 (ja) 2019-08-27 2020-05-07 回転電機の固定子および回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019155066A JP7365824B2 (ja) 2019-08-27 2019-08-27 回転電機の固定子および回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021035241A JP2021035241A (ja) 2021-03-01
JP7365824B2 true JP7365824B2 (ja) 2023-10-20

Family

ID=74676268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019155066A Active JP7365824B2 (ja) 2019-08-27 2019-08-27 回転電機の固定子および回転電機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7365824B2 (ja)
CN (1) CN114175463B (ja)
WO (1) WO2021038966A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024186406A1 (en) * 2023-03-07 2024-09-12 American Axle & Manufacturing, Inc. Electric motor with field winding arrangement that is shrunk-fit to a stator body

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112186A (ja) 2007-03-05 2009-05-21 Denso Corp 回転電機の固定子およびそれを用いた回転電機
JP2010136537A (ja) 2008-12-05 2010-06-17 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機およびその製造方法
JP2018042423A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 株式会社明電舎 コイルおよびコイルを備えた回転電機

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006033964A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Denso Corp 回転電機および回転電機の製造方法
JP5040303B2 (ja) * 2006-12-28 2012-10-03 株式会社日立製作所 回転電機
JP5088584B2 (ja) * 2009-01-23 2012-12-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機
JP6410104B2 (ja) * 2015-07-31 2018-10-24 株式会社デンソー 回転電機の固定子及びその固定子を備えた回転電機
CN108604844B (zh) * 2015-12-22 2021-02-02 日立汽车系统工程株式会社 定子和旋转电机
JP2019022424A (ja) * 2017-07-21 2019-02-07 日本電産株式会社 ステータの製造方法、モータの製造方法、ステータの製造装置、ステータ、及びモータ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009112186A (ja) 2007-03-05 2009-05-21 Denso Corp 回転電機の固定子およびそれを用いた回転電機
JP2010136537A (ja) 2008-12-05 2010-06-17 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機およびその製造方法
JP2018042423A (ja) 2016-09-09 2018-03-15 株式会社明電舎 コイルおよびコイルを備えた回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021035241A (ja) 2021-03-01
WO2021038966A1 (ja) 2021-03-04
CN114175463A (zh) 2022-03-11
CN114175463B (zh) 2025-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150155750A1 (en) Stator and manufacturing method of stator
CN104756370B (zh) 旋转电机的定子
US11594927B2 (en) Rotating electric machine and manufacturing method therefor
CN107210660A (zh) 内燃机用旋转电机及其定子
US11469637B2 (en) Stator comprising an insulator having a restriction portion and covering a tooth
JP6952757B2 (ja) 回転電機
JP7365824B2 (ja) 回転電機の固定子および回転電機
EP2768121B1 (en) Lead wire connection structure of rotating electric machine
CN115349214A (zh) 马达
JP7081429B2 (ja) モータ
JP2006180618A (ja) アキシャルギャップ型電動機
JP5327348B2 (ja) 電動機
CN113098176B (zh) 旋转电机
CN111194518B (zh) 电动助力转向装置
JP6296137B1 (ja) 電機子用インシュレータ、モータ
JP7019452B2 (ja) ステータおよび回転電機
JP2021016293A (ja) モータ
JP7604810B2 (ja) モータおよび送風装置
CN216774538U (zh) 马达和电气产品
JP6945611B2 (ja) 回転電機の固定子
CN110785914A (zh) 旋转电机
JP2018164368A (ja) モータ
JP6305604B1 (ja) 回転電機
WO2024252694A1 (ja) 回転電機の電機子、回転電機、および、回転電機の電機子のリード線の製造方法
CN109417334B (zh) 汽车电动机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231010

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7365824

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150