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JP7361582B2 - 光電変換装置、光電変換システムおよび輸送機器 - Google Patents

光電変換装置、光電変換システムおよび輸送機器 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換装置、光電変換システムおよび輸送機器に関する。
光電変換装置において、強い光をスポット光として受光すると、受光した画素に接続された信号線と受光していない画素に接続された信号線との出力電位差によって、スポット光の周りに輝度差が生じ、画質が劣化してしまう場合がある。特許文献1には、画素から信号が出力される垂直出力線の電位が所定の電圧よりも低下しないように、垂直出力線の電位の変化可能な範囲を制限(クリップ)するため、垂直出力線にクリップ回路を接続することが示されている。また、特許文献1には、クリップ性能を向上させるために、垂直出力線の電位に基づく信号を増幅する増幅回路を含むクリップ回路を用いることが示されている。
特開2008-067344号公報
特許文献1のクリップ回路において、画素から信号を読み出す間、常にクリップ回路の増幅回路が動作する。また、クリップ回路によってクリップ可能な電位は、クリップ回路に含まれる増幅回路の電流源負荷となるトランジスタが飽和領域で動作する電位となる。したがって、垂直出力線の電位のダイナミックレンジは、増幅回路によって制限されてしまう場合がある。
本発明は、増幅回路を含むクリップ回路を用いた光電変換装置のダイナミックレンジを拡大するのに有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る光電変換装置は、複数行、複数列に配された複数の画素と、複数の画素から信号が出力される複数の垂直出力線と、複数の垂直出力線に出力された信号が読み出される列読出回路と、複数の垂直出力線のうち対応する垂直出力線の電位を制限する複数のクリップ部と、制御部と、を含む光電変換装置であって、複数のクリップ部のそれぞれは、所定の電位と垂直出力線の電位とに応じた増幅信号を出力する第1回路と、増幅信号に応じた電流を垂直出力線に供給する第2回路と、を含み、制御部は、複数のクリップ部のそれぞれを、第1回路および第2回路を用いて垂直出力線の電位の変化可能な範囲を制限する第1状態と、第2回路の出力を非アクティブとして垂直出力線の電位の変化可能な範囲を制限する第2状態と、を含む複数の状態から選択された所定の状態に制御することを特徴とする。
本発明によれば、増幅回路を含むクリップ回路を用いた光電変換装置のダイナミックレンジを拡大するのに有利な技術を提供することができる。
本実施形態おける撮像装置の構成例を示すブロック図。 図1の撮像装置の画素およびクリップ部の回路構成例を示す図。 図1の撮像装置の動作例を示すタイミング図。 図1の撮像装置の垂直出力線の電位変化を説明する図。 図1の撮像装置の画素およびクリップ部の回路構成例を示す図。 図1の撮像装置の動作例を示すタイミング図。 図1の撮像装置の画素およびクリップ部の回路構成例を示す図。 図1の撮像装置の列読出回路の回路構成例を示す図。 図8の列読出回路の増幅回路の動作例を示すタイミング図。 図1の撮像装置の垂直出力線の電位とデジタル出力との関係を示す図。 図1の撮像装置のクリップ入力電圧と垂直出力線の電位との関係を示す図。 図1の撮像装置が組み込まれた光電変換システムの構成例を示す図。 図1の撮像装置が組み込まれた光電変換システムを含む輸送機器の構成例を示す図。 図13の光電変換システムの動作例を示すフロー図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
以下に述べる各実施形態では、光電変換装置の一例として、撮像装置を中心に説明する。ただし、各実施形態は、撮像装置に限られるものではなく、光電変換装置の他の例にも適用可能である。例えば、光電変換装置として、測距装置(焦点検出やTOF(Time Of Flight)を用いた距離測定などを行う装置)、測光装置(入射光量の測定などを行う装置)などがある。
図1~14を参照して、本開示の実施形態による光電変換装置の一例である撮像装置100の構成および動作について説明する。図1は、本実施形態の撮像装置100の構成例を説明するブロック図である。撮像装置100は、複数の画素101、垂直走査回路102、制御部103、制御信号線104、垂直出力線105、列読出回路106、水平走査回路107、出力回路108、クリップ部109を含む。
図1に示されるように画素領域111には、複数の画素101が複数行、複数列にわたって配されている。図1には、V1行からVn行までのn行分の画素101を含む画素領域111が示されている。画素領域111には、撮像信号を検出するための画素101の他に、遮光されたオプティカルブラック画素や信号を出力しないダミー画素、焦点検出用の画素などが配されていてもよい。垂直走査回路102は、制御部103からの制御パルスを受けて、行列状に配された画素101に対して、行ごとに駆動パルスを供給する。各行の制御信号線104は、垂直走査回路102に接続されている。図1に示される制御信号線104は、上述した画素101を駆動するための複数の制御信号線をまとめて表している。垂直走査回路102は、画素101から信号を読み出す際に、画素101内の読出回路を駆動するための制御信号を、制御信号線104を介して画素101に供給する。垂直出力線105は、複数の画素101のうち列ごとに配された画素101から信号が出力される。列ごとに配された垂直出力線105の一端には、垂直出力線105に出力された信号が読み出される列読出回路106が配される。また、列ごとに配された垂直出力線105には、電流源負荷110が接続されている。列読出回路106は、画素101から出力された信号に対して、所定の信号処理、例えば増幅処理やAD変換処理などの信号処理を実施する回路でありうる。列読出回路106は、差動増幅回路、サンプルホールド回路、AD変換回路などを含みうる。水平走査回路107は、列読出回路106で処理された信号を列ごとに順次、出力回路108に転送するための制御信号を列読出回路106に供給する。出力回路108は、列読出回路106から転送された信号を撮像装置100の外部の信号処理部などに出力する。出力回路108は、内部に信号処理機能を持っていてもよい。クリップ部109は、上述した読出経路において、複数の垂直出力線105のうち対応する(接続された)垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限する。制御部103は、垂直走査回路102、列読出回路106、水平走査回路107、出力回路108、クリップ部109など、撮像装置100の動作や動作のタイミングを制御する制御信号を供給する。ここでは、制御部103によって撮像装置100の各構成が制御されているとして説明するが、制御信号の少なくとも一部は、撮像装置100の外部から供給されていてもよい。
図2は、撮像装置100の画素101およびクリップ部109の回路構成例を示す図である。図2には、垂直出力線105に接続された1つの画素101が示されているが、図1に示されるように、垂直出力線105には、n個の画素101が接続されうる。画素101は、フォトダイオード201、転送トランジスタ202、リセットトランジスタ203、増幅トランジスタ204、選択トランジスタ205を含む。リセットトランジスタ203および増幅トランジスタ204の主端子の一方(ドレイン)は、電源配線VDDに接続される。転送トランジスタ202は、光電変換部であるフォトダイオード201で生じた電荷を浮遊拡散部206(フローティングディフュージョン部、以下、FD206と表記する場合がある)へ転送する。増幅トランジスタ204は、FD206に応じた出力を、選択トランジスタ205を介して垂直出力線105へ出力する。増幅トランジスタ204は、ソースフォロワ回路の一部であり、その制御端子(ゲート)は、FD206と接続されている。リセットトランジスタ203は、増幅トランジスタ204の制御端子が接続されるノード、すなわちFD206を既定の電位(リセット電位)にリセットする。垂直走査回路102によって選択された行の画素101の信号は、垂直出力線105へ出力される。
次いで、クリップ部109について説明する。クリップ部109は、垂直出力線105をクリップする電位に対応する所定の電位と垂直出力線105の電位とに応じた増幅信号を出力する回路と、増幅信号に応じた電流を垂直出力線105に供給する回路と、を含む。より具体的には、クリップ部109は、所定の電位と垂直出力線105の電位とに応じた増幅信号を出力する回路として機能するゲート接地型増幅器209を含む。また、クリップ部109は、増幅信号に応じた電流を垂直出力線105に供給する回路として機能するソース接地型増幅器210を含む。ゲート接地型増幅器209とソース接地型増幅器210とは、詳細は後述するが、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限するクリップ回路として機能する。また、図2に示される構成において、クリップ部109は、電位VCLIPLが制御端子に供給され、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限するクリップ回路として機能するトランジスタ214をさらに含む。ここで、トランジスタ214は、n型のトランジスタであり、主端子の一方が電源配線VDDに接続され、他方が垂直出力線105に接続される。
ゲート接地型増幅器209は、所定の電流(定電流)を流すための電流源負荷212と、2つの主端子のうち一方が電流源負荷212に接続するノード215に接続され、他方が垂直出力線105に接続するノード216に接続され、制御端子に所定の電位VCLIPHが印加されるトランジスタ211と、を含む。ここで、トランジスタ211は、n型のトランジスタである。ゲート接地型増幅器209は、垂直出力線105の電位とトランジスタ211の制御端子に供給される電位VCLIPHとの差に応じた電位をノード215に出力する。本実施形態において、電流源負荷212は、2つの主端子のうち一方が電源配線VDDに接続され、他方がノード215に接続された負荷トランジスタによって構成されている。ここで、電流源負荷212の負荷トランジスタは、p型のトランジスタである。
ソース接地型増幅器210は、2つの主端子のうち一方が電源配線VDDに接続され、他方がノード216に接続され、制御端子がノード215に接続されるトランジスタ213を含む。トランジスタ213は、画素101と電流源負荷110を共有するp型のトランジスタであり、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限(クリップ)するように構成されている。ここで、各トランジスタの極性は、回路構成や信号電荷の極性(本実施形態において電子)に応じて、適宜選択すればよい。
図2に示される構成において、クリップ部109は、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210が接続されるノード216と、垂直出力線105と、の間にスイッチ207を含む。また、クリップ部109は、クリップ回路として機能するトランジスタ214と、垂直出力線105と、の間にスイッチ208を含む。
次に、図3を用いて本実施形態の撮像装置100の動作について説明する。時刻t0でパルス信号SELがH(ハイ)になり、選択トランジスタ205がオン状態となる。このとき、パルス信号RESはHのため、リセットトランジスタ203はオン状態である。このため、増幅トランジスタ204の入力部であるFD206の電位は、リセット電位となる。期間T1の間は、増幅トランジスタ204は、リセット電位を垂直出力線105に出力する動作をする。
次いで、時刻t1でパルス信号RESはL(ロー)となり、リセットトランジスタ203はオフ状態となる。期間T2は、期間T1と同様に、増幅トランジスタ204は、リセット電位を垂直出力線105に出力する動作をする。しかし、強い光が画素101に入射すると、フォトダイオード201からあふれ出した電荷によってFD206の電位が低下するため、増幅トランジスタ204は、通常のリセットレベルよりも低い電圧を垂直出力線105に出力しようとする。ここで、スイッチ207は導通状態のため、電位VCLIPHがゲート供給されているゲート接地型増幅器209のトランジスタ211がオン状態になり、ノード215の電位が低下する。ノード215の電位が低下すると、ソース接地型増幅器210のp型のトランジスタ213がオン状態になる。つまり、トランジスタ213の制御端子には、垂直出力線105の電位の変化に対して正の利得がかかった電位が供給される。そのため、トランジスタ213のドレイン電流が、垂直出力線105の電位の低下に伴って急激に増加する。トランジスタ213は、電位VCLIPHからの垂直出力線105の電位の低下量が小さい場合に比べて、低下量が大きい場合に大きな電位をトランジスタ211のノード216に接続された主端子(ソース)に帰還する。その後、時刻t2において、電流源負荷212とソース接地型増幅器210とに流れる電流の総和が、垂直出力線105の電流源負荷110に流れる電流値と等しくなり、垂直出力線105の電位が落ち着く。つまり、電位VCLIPHによって設定されたクリップ(クリップレベルN)がかかる。
ここで、ゲート接地型増幅器209に流れる電流量を電流源負荷110に流れる電流量よりも小さく設定し、ゲート接地型増幅器209のゲインを上げることによって、クリップ動作の効率が向上する。また、ゲート接地型増幅器209に流れる電流は、トランジスタ213に流れる電流より小さくなるようにすることによって、クリップ動作の効率が向上する。このため、トランジスタ213を含むソース接地型増幅器210のトランスコンダクタンスを、トランジスタ211と電流源負荷212のトランジスタとのトランスコンダクタンスよりも大きくしてもよい。
次に、時刻t3において、パルス信号TXがHになり、転送トランジスタ202がオンするとフォトダイオード201の電荷がFD206に転送され、増幅トランジスタ204は、FD206の電位に基づいた出力(信号電位)を垂直出力線105に出力する。また、時刻t3において、スイッチ207が非導通となり、スイッチ208が導通する。これによって、垂直出力線105の電位が下がり、所定の値より下がった場合、トランジスタ214によって構成されるクリップ回路によって、電位VCLIPLで設定されるクリップ(クリップレベルS)がかかることになる。つまり、電位VCLIPLは、電位VCLIPHよりも低い電位が設定されている。
図3に示される動作を、各行で順に行うことによって、1つの画像を生成するための信号を複数の画素101から列読出回路106に読み出すことができる。このように、1つの画像を生成するための信号を読み出す読出動作の期間において、制御部103は、スイッチ207を用いてクリップ部109を、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210を用いて垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限する第1状態と、ソース接地型増幅器210の出力を非アクティブとして垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限する第2状態と、を含む複数の状態から選択された所定の状態に制御する。ここで、増幅信号とは、上述したように、垂直出力線105をクリップする電位に対応する所定の電位(例えば、電位VCLIPH)と垂直出力線105の電位とに応じた信号のことである。また、上述のように、クリップ部109は、第1状態および第2状態の何れにおいても垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限している。また、図3に示される読出動作の期間において、撮像装置100は、FD206をリセットした際のFD206の電荷に応じた信号を読み出すリセット読出動作(時刻t0~時刻t3)と、光電変換部であるフォトダイオード201で生じた電荷を、FD206を介して読み出す信号読出動作(時刻t3~)と、を行う。このとき、制御部103は、リセット読出動作と信号読出動作との間で、クリップ部109を第1状態または第2状態に切り替える。より具体的には、制御部103は、リセット読出動作において、クリップ部109を、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210がアクティブ状態にある第1状態とする。また、制御部103は、信号読出動作において、クリップ部109を、ソース接地型増幅器210の出力が非アクティブとなる第2状態とする。
図4を用いて、信号読出動作において、クリップ部109を第2状態とする効果について説明する。図4は、FD206の電位変化に対する垂直出力線105の電位変化を表している。ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210を用いる第1状態とソース接地型増幅器210の出力を非アクティブとする第2状態とで、クリップ動作が変化することを示している。垂直出力線105の電位がクリップするための所定のクリップ電位300に達すると、クリップ部109のクリップ回路が動作し始める。このとき、クリップ回路として機能するゲート接地型増幅器209のゲインが高ければ、曲線301のように垂直出力線105の電位は、クリップ電位300に対してわずかに低下するだけでクリップ動作が行われる。これによって、クリップ能力を高めることができる。
一方、ゲインが低い場合(例えば、クリップ回路としてトランジスタ214が用いられる場合)、クリップ能力が低下し、曲線302のように緩やかに切り替わる。つまり、ゲインが低い場合、ΔVだけ垂直出力線105の電位の下限が広がることになる。
垂直出力線105の電位の下限は、電流源負荷110のトランジスタが、飽和領域で動作する電位によって決まり、飽和領域で動作する電位以下にならないように、クリップ電位300を設定する必要がある。しかしながら、電流源負荷110のトランジスタが飽和領域で動作するぎりぎりの電位で、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲の制限がかかるようにクリップ電位300を設定した場合を考える。この場合、供給される電圧や画素特性、クリップ回路の特性のばらつき次第で、クリップ電位が、垂直出力線105の下限を下回ってしまう懸念がある。そのため、本実施形態では、フォトダイオードで生成された電荷を読み出す信号読出動作において、ソース接地型増幅器210の出力を非アクティブ化させ第2状態とし、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210によって構成されるクリップ回路を用いずに、トランジスタ214によって構成されるクリップ回路を用いる。これによって、クリップ回路の垂直出力線105の電位のクリップ能力を下げ、緩やかにクリップが掛かるようにする。これによって、列ごとのクリップ部109のクリップ動作のばらつきに起因する画質への影響を低減し、さらに、撮像信号を読み出す際の垂直出力線105の電位のダイナミックレンジ(変化可能な範囲)を広く使用することが可能となる。
図2に示されるクリップ部109の構成において、スイッチ207を導通させることによって、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210によって構成されるクリップ回路が動作状態となり、クリップ部109は第1状態となる。また、スイッチ207を非導通とすることによって、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210によって構成されるクリップ回路が非動作状態となり、クリップ部109は第2状態となる。しかしながら、これに限られることはなく、クリップ部109の第1状態または第2状態の切り替えは、ゲート接地型増幅器209に流す電流量によって制御することも可能である。これについては、後述する。
また、垂直出力線105の後段の列読出回路106に増幅回路などが含まれている場合も考えられる。この場合、上述のように、リセット読出動作と信号読出動作との間で、クリップ部109を第1状態と第2状態とに切り替えるのではなく、後段のゲインが高いときだけ第1状態にするなど、設定に応じて切り替えることも可能である。つまり、増幅率が、例えば4倍の場合、クリップ部109を第1状態とし、増幅率が4倍よりも小さい1倍の場合、ゲート接地型増幅器209の出力を非アクティブとした第2状態としてもよい。また、電位VCLIPHは、外部供給を例として示したが、垂直出力線105の電位をトランジスタ211に入力および保持するような構成などの形態でも構わない。
また、クリップ部109が、垂直出力線の電位をクリップする電位は、2種類だけに限られるわけではない。例えば、クリップ部109は、トランジスタ214を含むクリップ回路と同等のクリップ回路を、さらに備えていてもよい。この場合、トランジスタの制御端子に入力される電位を電位VCLIPH、VCLIPL以外の電位とすることで、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を3種類以上としてもよい。また、例えば、クリップ部109が、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210によって構成されるクリップ回路と同等の回路を、さらに備え、3種類以上の範囲で垂直出力線105の電位を制限してもよい。
次に、図5を用いて、クリップ部109の図2に示される構成の変形例を示す。上述の図2に示される回路構成では、第1状態において、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210が、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限するクリップ回路として機能する。また、第2状態において、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限するためのクリップ回路(トランジスタ214)がさらに配されている。一方、図5に示される構成では、第1状態において、上述の図2の構成と同様に、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210が、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限するクリップ回路として機能する。一方、第2状態において、ソース接地型増幅器210の出力は非アクティブとなり、ゲート接地型増幅器209が、垂直出力線105の電位を制限するクリップ回路として機能する。
図5に示される構成において、クリップ部109のゲート接地型増幅器209のトランジスタ211の制御端子に、電位VCLIPHと電位VCLIPLとが切り替えて供給される。また、図6に示されるように、電流源負荷212のトランジスタの制御端子に供給される電圧VBが、リセット読出動作と信号読出動作とで切り替わる。リセット電位を読み出すリセット読出動作において、トランジスタ211にクリップ電位として電位VCLIPHが供給され、電流源負荷212が所定の電流を流すために、電流源負荷212のトランジスタの制御端子に電圧VBが供給されている。換言すると、制御部103は、電流源負荷212のトランジスタを所定の電流を流す定電流モードで動作させる。これによって、上述の図2の場合と同様に、クリップ部109は、ゲート接地型増幅器209およびソース接地型増幅器210が垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限する第1状態となる。
一方、信号電位を読み出す信号読出動作において、トランジスタ211にクリップ電位として電位VCLIPLが供給され、電流源負荷212のトランジスタの制御端子にはGND電位が供給される。つまり、電流源負荷212は、電流源として定電流を流す動作を非アクティブ化する。また、電流源負荷212のトランジスタの制御端子にGND電位が供給されることによって、電流源負荷212のトランジスタは、定電流モードよりも2つの主端子の間の抵抗値が小さくなるオンモードで動作する。これによって、ノード215の電位は、電源配線VDDと略同じ電位となる。この結果、ソース接地型増幅器210のトランジスタはオフ状態となる。つまり、ソース接地型増幅器210の出力が、非アクティブとなる。この場合、ゲート接地型増幅器209のトランジスタ211が、垂直出力線105の電位の変化可能な範囲を制限するクリップ回路として機能する。つまり、制御部103が電流源負荷212のトランジスタの制御端子の電位を制御し、ノード215の電位を制御することによって、クリップ部109が第1状態または第2状態に制御される。図5に示される構成は、図2に示される構成よりも回路規模を小さくしつつ、図2に示される構成と同様の効果を得ることが可能となる。
図7は、クリップ部109の図5に示される構成の変形例である。図7に示される構成において、図5に示されるクリップ部109に対して、ノード215が、電源配線VDDにスイッチ400を介して接続されている。スイッチ400を非導通とすることによって、上述の図5に示される構成と同様に、電流源負荷212のトランジスタが定電流モードで動作し、クリップ部109は第1状態となる。また、スイッチ400を導通させることによって、ノード215の電位は、電源配線VDDと略同じ電位となり、クリップ部109は第2状態となる。これによって、電流源負荷212のトランジスタの制御端子に供給する電位VBを変化させることなく、スイッチ400の動作のみでクリップ部109を、第1状態または第2状態に切り替えることが可能となる。つまり、ノード215の電位を制御することによって、クリップ部109の動作が、第1状態と第2状態との間で制御される。
上述したように、列読出回路106に増幅回路が配される場合がある。図8は、列読出回路106内に含まれる増幅回路500の例を示している。増幅回路500は、反転増幅器501、容量CIN、CFB1、CFB2、スイッチS1、S2を含む。反転増幅器501の入力端子には容量CINを介して垂直出力線105が接続されている。反転増幅器501の入力端子と出力端子との間には、スイッチS1と、容量CFB1と、直列に接続されたスイッチS2および容量CFB2と、が並列に接続される。容量CFB1は、フィードバック容量として作用する。スイッチS2のオンとオフとは、設定信号ATTによって制御され、Hレベルの場合にスイッチS2がオンとなり、容量CFB2がフィードバック容量として作用する。スイッチS1は、制御部103から送信される制御信号PCRESがHレベルの場合にオンとなり、容量CFB1、CFB2に蓄積された電荷がリセットされる。一例として、本実施形態の容量CIN、CFB1、CFB2の容量値をそれぞれ4C、C、3Cとする。そのため、スイッチS2がオフの場合に増幅回路500のゲインは4倍に設定され、スイッチS2がオンの場合に増幅回路500のゲインは1倍に設定される。つまり、増幅回路500は、増幅率が変化可能な構成を有している。
反転増幅器501は、設定されたゲインで垂直出力線105の信号を増幅することによって得られた信号を増幅信号Vampとして出力する。判定回路502は、増幅信号Vampの出力レベルを判定し、その結果に応じて設定信号ATTをLレベルもしくはHレベルとして生成する回路である。増幅信号Vampは、AD変換部503、メモリ部504を介して出力回路108へ転送される。ここで、容量CIN、CFB1、CFB2の容量値は、増幅回路500に設定したいゲインによって適宜設定される。
図9を用いて増幅回路500の動作タイミングを説明する。増幅回路500のスイッチS2は初期状態でオフとし、垂直出力線105に出力された信号ΔVvlは、増幅信号Vampに反転増幅器501の基準出力レベルに対して信号ΔV1として出力される。次に判定回路502が、増幅信号Vampの信号ΔV1が所定の判定値Vjを上回る場合、時刻t4において設定信号ATTにHレベルを出力する。その信号を受けて、スイッチS2はオンになり、増幅回路500のゲインが1倍に変わる。このような動作を行った場合の垂直出力線105と撮像装置100から出力されるデジタル信号値との関係を図10に示す。ここで、垂直出力線105の信号ΔVvlとする。信号△Vvlは、画素101へ入射した光の光量に対応する。垂直出力線105の信号Vvlが、画素101をリセットした際の信号に応じた値である場合、信号ΔVvlは、例えばゼロとなる。信号ΔVvlが小さい場合、増幅回路500の出力が所定の判定値Vjより小さいため、ゲインが4倍となる。図10において、これを曲線601で示す。一方、信号ΔVvlが大きくなり、増幅回路500の出力が所定の判定値Vjを超える他場合、ゲインが1倍となる。ゲインが1倍の場合の出力を、デジタル処理で4倍した状態を曲線602で示す。本来、曲線601と曲線602とは、ゲインの切り替えポイントでつながった特性である曲線603の特性となることが期待される。しかし、容量CFB2を接続することによって発生するスイッチS2のフィードスルーなどによって、4倍のゲインで増幅された信号と、1倍のゲインで増幅された信号と、は互いに異なるオフセットを有する。そのため、図10に示すように、ゲイン設定が切り替わる信号ΔVvlの値において、曲線602のデジタル信号と曲線601のデジタル信号との間にαのずれが生じる。曲線603は、理論値通り4倍になった表記をしているが、ゲイン成分についても理論値通りの4倍に対して、ずれが生じる。
そこで、ずれを補正する補正値を求めるために、垂直出力線105にテスト信号を入力し、テスト信号に対する出力を得る。これによって、補正値を求めることが可能である。一例として、垂直出力線105に外部からある振幅(テスト信号1)を入力し、4倍出力(D1)と1倍(D2)を取得する。さらに、D1、D2を取得した際とは異なる振幅(テスト信号2)で同様に4倍(D3)と1倍(D4)を取得する。この場合、以下のような関係となり、補正値を求めることが可能である。
α=D1-β×4×D2 ・・・ オフセット成分
β=(D3-D1)/(4×(D4-D2)) ・・・ ゲイン成分
テスト信号を入力する際の垂直出力線105の電位のダイナミックレンジ(動作範囲)は、画素101から信号が出力される動作範囲と同等であると、撮像装置100から出力される信号の精度がより高くなる。テスト信号は、画素101からの出力を遮断し、クリップ部109から入力することによって、回路素子を増やすことなく補正値を取得することが可能である。
このようなテスト信号をクリップ部109から垂直出力線105に供給する場合の、クリップ部109の入力電位と垂直出力線105の電位との関係が、図11に示される。曲線700は、クリップ部109が上述の第1状態の場合、曲線701は、クリップ部109が第2状態の場合の特性をそれぞれ示している。また、電位702は、画素101のリセットレベルの電位を示している。クリップ部109からのテスト信号の入力電位が高い領域では、電流源負荷212の動作電圧分だけ、電流源負荷212のトランジスタの出力変化に応じた出力が垂直出力線105に出力されなくなってしまう。一方、曲線701は、クリップ部109を第2状態としているため、クリップ部109からのテスト信号の入力電位が高い場合であっても、電位ドロップがない出力が垂直出力線105に出力される。このように、垂直出力線105の動作範囲を広げることで、本来の画素101のリセットレベルと同等の動作範囲を使用して、増幅回路500の補正値を取得することができるようになる。つまり、撮像装置100は、増幅回路500の補正を行うために、複数の画素101のそれぞれの画素から垂直出力線105に信号を出力させずに、垂直出力線105に入力されたテスト信号を列読出回路106に読み出す補正動作を行う期間において、制御部103は、クリップ部を第2状態としてもよい。また、この補正動作を画素101から信号を出力する前などに行うことによって、フレームごとに補正値を更新することも可能である。
以下、上述の実施形態に係る撮像装置100の応用例として、撮像装置100が組み込まれたカメラなどの光電変換システム、自動車などの輸送機器について例示的に説明する。ここで、カメラの概念には、撮影を主目的とする装置のみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータやタブレットのような携帯端末など)も含まれる。
図12は、光電変換装置の一例である本実施形態の撮像装置100が組み込まれた光電変換システム1200の構成を示すブロック図である。光電変換システム1200の具体例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラなどが挙げられる。図12に、上述の撮像装置100を適用したデジタルスチルカメラの構成例を示す。
図12に例示した光電変換システム1200は、撮像装置100、被写体の光学像を撮像装置100に結像させるレンズ1201、レンズ1201を通過する光量を可変にするための絞り1202、レンズ1201の保護のためのバリア1203を有する。レンズ1201(および絞り1202)は、撮像装置100に光を集光し、撮像装置100の撮像面(画素101が配される面)へ像を形成する光学系である。
光電変換システム1200は、また、撮像装置100から出力される信号の処理を行う信号処理部1204を有する。信号処理部1204は、必要に応じて入力する信号に対して各種の補正、圧縮を行って出力する信号処理の動作を行う。信号処理部1204は、撮像装置100から出力される信号に対してAD変換処理を実施する機能を備えていてもよい。この場合、撮像装置100の内部には、必ずしもAD変換回路を有する必要はない。
光電変換システム1200は、さらに、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部1205、外部コンピュータなどと通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)1206を有する。さらに光電変換システム1200は、撮像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリなどの記録媒体1207、記録媒体1207に記録または読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)1208を有する。なお、記録媒体1207は、光電変換システム1200に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
さらに光電変換システム1200は、各種演算を行うとともにデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部1209、撮像装置100と信号処理部1204に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部1210を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、光電変換システム1200は、少なくとも撮像装置100と、レンズ1201などの光学系と、撮像装置100から出力された出力信号を処理する信号処理部1204とを有すればよい。全体制御・演算部1209およびタイミング発生部1210は、撮像装置100の制御機能の一部または全部を実施するように構成してもよい。
撮像装置100は、画像用の信号を信号処理部1204に出力する。信号処理部1204は、撮像装置100から出力される画像用の信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。また、信号処理部1204は、画像用の信号を用いて、画像を生成する。
上述した撮像装置100を用いて光電変換システムを構成することによって、画素101から垂直出力線105に出力される信号のダイナミックレンジを広げることが可能となる。これによって、より良質な画像を取得可能な光電変換システムが実現できる。
また、撮像装置100が組み込まれたカメラは、監視カメラや、自動車や飛行機、鉄道車両などの輸送機器に搭載される車載カメラなどにも適用されうる。ここでは、撮像装置100が組み込まれたカメラを輸送機器に適用した例を説明する。輸送機器1300は、例えば、図13(a)、13(b)に示す光電変換システム1301(車載カメラ)を備えた自動車である。図13(a)は、光電変換システム1301、図6(b)は、輸送機器1300の主な構成例を模式的に示している。図14は、光電変換システム1301の動作を示すフロー図である。
光電変換システム1301は、撮像装置100、画像前処理部1315、集積回路1303、光学系1314を含む。光学系1314は、撮像装置100に被写体の光学像を結像する。撮像装置100は、光学系1314により結像された被写体の光学像を電気信号に変換する。画像前処理部1315は、撮像装置100から出力された信号に対して所定の信号処理を行う。画像前処理部1315の機能は、撮像装置100内に組み込まれていてもよい。本実施形態において、光電変換システム1301には、光学系1314、撮像装置100および画像前処理部1315が、少なくとも2組設けられており、各組の画像前処理部1315からの出力が集積回路1303に入力されるようになっている。
集積回路1303は、光電変換システム用途向けの集積回路であり、メモリ1305を含む画像処理部1304、光学測距部1306、視差演算部1307、物体認知部1308、異常検出部1309を含む。集積回路1303は、撮像装置100から出力された信号を処理する信号処理部として機能する。画像処理部1304は、画像前処理部1315の出力信号に対して、現像処理や欠陥補正などの画像処理を行う。メモリ1305は、撮像画像の一次記憶、撮像画素の欠陥位置を格納する。光学測距部1306は、被写体の合焦や、測距を行う。視差演算部1307は、複数の撮像装置100によって取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う。物体認知部1308は、車、道、標識、人等の被写体の認知を行う。異常検出部1309は、撮像装置100の異常を検出すると、主制御部1313に異常を発報する。
集積回路1303は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
主制御部1313は、光電変換システム1301、車両センサ1310、制御ユニット1320などの動作を統括・制御する。なお、主制御部1313を持たず、光電変換システム1301、車両センサ1310、制御ユニット1320が個別に通信インターフェースを有して、それぞれが通信ネットワークを介して制御信号の送受を行う(例えばCAN規格)方法も取りうる。
集積回路1303は、主制御部1313からの制御信号を受け、あるいは、自身の制御部によって、撮像装置100へ制御信号や設定値を送信する機能を有する。例えば、集積回路1303は、撮像装置100内の各構成を駆動させるための設定などを撮像装置100に送信する。この設定に応じて、撮像装置100の制御部103は、撮像装置100内のそれぞれの構成要素を動作させうる。
光電変換システム1301は、車両センサ1310に接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの自車両走行状態及び自車外環境や他車・障害物の状態を検出することができる。車両センサ1310は、視差画像から対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段でもある。また、光電変換システム1301は、自動操舵、自動巡行、衝突防止機能などの種々の運転支援を行う運転支援制御部1311に接続されている。特に、衝突判定機能に関しては、光電変換システム1301や車両センサ1310の検出結果を基に他車・障害物との衝突推定・衝突有無を判定する。これにより、衝突が推定される場合の回避制御、衝突時の安全装置起動を行う。
また、光電変換システム1301は、衝突判定部での判定結果に基づいて、ドライバーに警報を発する警報装置1312にも接続されている。例えば、衝突判定部の判定結果として衝突可能性が高い場合、主制御部1313は、ブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなど輸送機器1300の駆動装置を制御して、衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置1312は、音などの警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムやメーターパネルなどの表示部画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施例では、車両の周囲、例えば、前方または後方を光電変換システム1301で撮影する。図13(b)に、車両前方を光電変換システム1301で撮像する場合の光電変換システム1301の配置例を示す。
2つの撮像装置100は、輸送機器1300の前方に配置される。具体的には、輸送機器1300の進退方位または外形(例えば車幅)に対する中心線を対称軸に見立て、その対称軸に対して2つの撮像装置100が線対称に配置される。この配置によって、輸送機器1300と被写対象物との間の距離情報の取得や衝突可能性の判定を行う上で、判定の精度がより高くなりうる。また、撮像装置100は、運転者が運転席から輸送機器1300の外の状況を視認する際に運転者の視野を妨げない配置でありうる。警報装置1312は、運転者の視野に入りやすい配置であってもよい。
次に、光電変換システム1301における撮像装置100の故障検出動作について、図14を用いて説明する。撮像装置100の故障検出動作は、図14に示すステップS1410~S1480に従って実施される。
ステップS1410は、撮像装置100のスタートアップ時の設定を行うステップである。すなわち、光電変換システム1301の外部(例えば、主制御部1313)または光電変換システム1301の内部から、撮像装置100の動作のための設定を送信し、撮像装置100の撮像動作および故障検出動作を開始する。
次いで、ステップS1420において、有効画素から画素信号を取得する。また、ステップS1430において、故障検出用に設けた故障検出画素からの出力値を取得する。この故障検出画素は、有効画素と同じく光電変換部を備える。この光電変換部には、所定の電圧が書き込まれる。故障検出用画素は、この光電変換部に書き込まれた電圧に対応する信号を出力する。なお、ステップS1420とステップS1430とは逆でもよい。
次いで、ステップS1440において、故障検出画素の出力期待値と、実際の故障検出画素からの出力値との該非判定を行う。
ステップS1440における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致している場合は、ステップS1450に移行し、撮像動作が正常に行われていると判定し、処理ステップがステップS1460へと移行する。ステップS1460では、走査行の画素信号をメモリ1305に送信して一次保存する。そののち、ステップS1420に戻り、故障検出動作を継続する。
一方、ステップS1440における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致していない場合は、処理ステップはステップS1470に移行する。ステップS1470において、撮像動作に異常があると判定し、主制御部1313、または、警報装置1312に警報を発報する。警報装置1312は、表示部に異常が検出されたことを表示させる。その後、ステップS1480において撮像装置100を停止し、光電変換システム1301の動作を終了する。
なお、本実施形態では、1行毎にフローチャートをループさせる例を例示したが、複数行毎にフローチャートをループさせてもよいし、1フレーム毎に故障検出動作を行ってもよい。
ここで、ステップS1470の警報の発報は、無線ネットワークを介して、車両の外部に通知するようにしてもよい。
また、本実施形態では、他の車両と衝突しない制御および故障検出動作を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、光電変換システム1301は、自動車などの車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)など、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:撮像装置、101:画素、103:制御部、105:垂直出力線、106:列読出回路、109:クリップ部

Claims (20)

  1. 複数行、複数列に配された複数の画素と、前記複数の画素から信号が出力される複数の垂直出力線と、前記複数の垂直出力線に出力された信号が読み出される列読出回路と、前記複数の垂直出力線のうち対応する垂直出力線の電位を制限する複数のクリップ部と、制御部と、を含む光電変換装置であって、
    前記複数のクリップ部のそれぞれは、所定の電位と前記垂直出力線の電位とに応じた増幅信号を出力する第1回路と、前記増幅信号に応じた電流を前記垂直出力線に供給する第2回路と、を含み、
    前記制御部は、前記複数のクリップ部のそれぞれを、
    前記第1回路および前記第2回路を用いて前記垂直出力線の電位の変化可能な範囲を制限する第1状態と、
    前記第2回路の出力を非アクティブとして前記垂直出力線の電位の変化可能な範囲を制限する第2状態と、
    を含む複数の状態から選択された所定の状態に制御することを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第2状態において、前記複数のクリップ部のそれぞれが、前記垂直出力線の電位を制限するクリップ回路として機能することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
  3. 前記複数の画素のそれぞれは、光電変換部および前記光電変換部で生じた電荷が転送される浮遊拡散部を含み、
    信号を前記複数の画素から前記列読出回路が読み出す読出動作の期間において、前記光電変換装置は、前記浮遊拡散部をリセットした際の前記浮遊拡散部の電荷に応じた信号を読み出すリセット読出動作と、前記光電変換部で生じた電荷を、前記浮遊拡散部を介して読み出す信号読出動作と、を行い、
    前記制御部は、前記リセット読出動作と前記信号読出動作との間で、前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第1状態または前記第2状態に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
  4. 前記制御部は、
    前記リセット読出動作において、前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第1状態とし、
    前記信号読出動作において、前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第2状態とすることを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  5. 前記列読出回路は、前記複数の垂直出力線のそれぞれの垂直出力線に出力された信号を増幅する増幅回路を含み、
    前記増幅回路は、増幅率が変化可能な構成を有し、
    前記制御部は、前記増幅率に応じて前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第1状態または前記第2状態に制御することを特徴とする請求項1または2に記載の光電変換装置。
  6. 前記制御部は、
    前記増幅率が第1増幅率の場合、前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第1状態とし、
    前記増幅率が前記第1増幅率よりも小さい第2増幅率の場合、前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第2状態とすることを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  7. 前記列読出回路は、前記複数の垂直出力線のそれぞれの垂直出力線に出力された信号を増幅する増幅回路を含み、
    前記増幅回路は、増幅率が変化可能な構成を有することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記光電変換装置は、前記増幅回路の補正を行うために、前記複数の画素のそれぞれの画素から前記垂直出力線に信号を出力させずに、前記垂直出力線に入力されたテスト信号を前記列読出回路に読み出す補正動作をさらに行い、
    前記補正動作を行う期間において、前記制御部は、前記複数のクリップ部のそれぞれを前記第2状態とすることを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の光電変換装置。
  9. 前記テスト信号が、前記複数のクリップ部のそれぞれから入力されることを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  10. 前記第1状態において、前記第1回路および前記第2回路が、前記垂直出力線の電位を制限する第1クリップ回路として機能し、
    前記複数のクリップ部のそれぞれは、前記第2状態において前記垂直出力線の電位を制限する第2クリップ回路をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の光電変換装置。
  11. 前記第1回路が、ゲート接地型増幅器を含み、
    前記ゲート接地型増幅器は、所定の電流を流すための電流源負荷と、2つの主端子のうち一方が前記電流源負荷に接続する第1ノードに接続され、他方が前記垂直出力線に接続する第2ノードに接続され、制御端子に前記所定の電位が印加されるトランジスタと、を含み、
    前記第2回路が、ソース接地型増幅器を含み、
    前記ソース接地型増幅器は、2つの主端子のうち一方が電源配線に接続され、他方が前記第2ノードに接続され、制御端子が前記第1ノードに接続されるトランジスタを含み、
    前記複数のクリップ部のそれぞれは、前記垂直出力線と前記第2ノードとの間にスイッチを含み、
    前記制御部が、
    前記スイッチを導通させることによって、前記第1状態となり、
    前記スイッチを非導通とすることによって、前記第2状態となることを特徴とする請求項10に記載の光電変換装置。
  12. 前記第状態において、前記第1回路および前記第2回路が、前記垂直出力線の電位を制限するクリップ回路として機能し、
    前記第2状態において、前記第1回路が、前記垂直出力線の電位を制限するクリップ回路として機能することを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の光電変換装置。
  13. 前記第1回路が、ゲート接地型増幅器を含み、
    前記ゲート接地型増幅器は、所定の電流を流すための電流源負荷と、2つの主端子のうち一方が前記電流源負荷に接続する第1ノードに接続され、他方が前記垂直出力線に接続する第2ノードに接続され、制御端子に前記所定の電位が印加されるトランジスタと、を含み、
    前記第2回路が、ソース接地型増幅器を含み、
    前記ソース接地型増幅器は、2つの主端子のうち一方が電源配線に接続され、他方が前記第2ノードに接続され、制御端子が前記第1ノードに接続されるトランジスタを含むことを特徴とする請求項12に記載の光電変換装置。
  14. 前記制御部が、前記第1ノードの電位を制御することによって、前記複数のクリップ部のそれぞれが前記第1状態または前記第2状態に制御されることを特徴とする請求項13に記載の光電変換装置。
  15. 前記電流源負荷が、2つの主端子のうち一方が前記電源配線に接続され、他方が前記第1ノードに接続された負荷トランジスタを含み、
    前記制御部が、前記負荷トランジスタの制御端子の電位を制御することによって、前記第1ノードの電位が制御されることを特徴とする請求項14に記載の光電変換装置。
  16. 前記制御部が、
    前記負荷トランジスタを前記所定の電流を流す定電流モードで動作させることによって、前記第1状態となり、
    前記負荷トランジスタを前記定電流モードよりも前記負荷トランジスタの2つの主端子の間の抵抗値が小さくなるオンモードで動作させることによって、前記第2状態となることを特徴とする請求項15に記載の光電変換装置。
  17. 前記第1ノードが、前記電源配線にスイッチを介して接続され、
    前記制御部が、
    前記スイッチを非導通とすることによって、前記第1状態となり、
    前記スイッチを導通させることによって、前記第2状態となることを特徴とする請求項14に記載の光電変換装置。
  18. 前記所定の電位が、前記第1状態と前記第2状態とで異なる電位であることを特徴とする請求項1乃至17の何れか1項に記載の光電変換装置。
  19. 請求項1乃至18の何れか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置の撮像面へ像を形成する光学系と、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理する信号処理部と、
    を備えることを特徴とする光電変換システム。
  20. 駆動装置を具備する輸送機器であって、請求項1乃至18の何れか1項に記載の光電変換装置を搭載し、前記光電変換装置で得られた情報に基づいて前記駆動装置を制御する制御装置を備えることを特徴とする輸送機器。
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