[go: up one dir, main page]

JP7349371B2 - 放電制御回路 - Google Patents

放電制御回路 Download PDF

Info

Publication number
JP7349371B2
JP7349371B2 JP2020003933A JP2020003933A JP7349371B2 JP 7349371 B2 JP7349371 B2 JP 7349371B2 JP 2020003933 A JP2020003933 A JP 2020003933A JP 2020003933 A JP2020003933 A JP 2020003933A JP 7349371 B2 JP7349371 B2 JP 7349371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
control circuit
discharge control
battery
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020003933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021112079A (ja
Inventor
光一 八幡
聡 平沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Astemo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Astemo Ltd filed Critical Hitachi Astemo Ltd
Priority to JP2020003933A priority Critical patent/JP7349371B2/ja
Publication of JP2021112079A publication Critical patent/JP2021112079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7349371B2 publication Critical patent/JP7349371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

本発明は、放電制御回路に関する。
故障発生時に確実に放電を停止する直流電源平滑用コンデンサの放電回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、電圧平滑用キャパシタに蓄積する電圧から電源をとる、放電制御用専用のコントローラを別途用意してキャパシタを放電する手段を提案している。
特開2011-41363号公報
特許文献1の方法では、VBやモータコントローラの放電制御が失陥した場合に、放電専用コントローラが放電を担当する。放電コントローラは電圧平滑用キャパシタの電圧値をモニタし、バッテリーと電圧平滑用キャパシタがコンタクタにより接続され、放電スイッチ素子をオンしても電圧が低下しないような状態では、放電抵抗を保護するために放電スイッチ素子とオフとして途中で放電を停止する。
また、その後コンタクタがオフされる場合のために、一定間隔で前記放電処理を試す機能を有している。
しかし、この一定間隔で放電処理に入る機能があるために、例えば、イグニッションIGNがオフされてモータコントローラが起動していない状態でバッテリーを充電する場合、バッテリーと電圧平滑用キャパシタがコンタクタにより接続された状態で、一定間隔で前記放電処理が繰り返されることになる。一定間隔で放電処理が実施されると、放電抵抗には所定期間電圧が印加されるために、V^2/R 分の損失が発生して、抵抗の温度が上昇する。エネルギー的にも損失であるに加え、放電抵抗を劣化させることにもつながる。
本発明の目的は上記課題を解決し、充電時に不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗の劣化を防止する放電制御回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、放電抵抗に直列接続されるスイッチ素子と、前記スイッチ素子を制御するマイコンと、を備える放電制御回路であって、前記放電抵抗は、前記スイッチ素子を介してキャパシタに並列接続され、前記キャパシタは、コンタクタを介してバッテリーに並列接続され、前記マイコンは、放電の開始又は停止を示す放電指令が外部コントローラから入力される場合、前記放電指令に応じて前記スイッチ素子をオン/オフする第1制御信号を出力し、前記放電指令が前記外部コントローラから入力されず、かつ前記バッテリーが充電状態である場合、前記スイッチ素子をオフする前記第2制御信号を出力する。
本発明によれば、充電時に不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗の劣化を防止することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
モータ駆動用システムのブロック図である。 本発明の実施例1に係る放電制御回路を説明するブロック図である。 本発明の実施例1に係る放電制御を説明するタイミングチャート図である。 本発明の実施例1に係る充電中の制御を説明するタイミングチャート図である。 本発明の実施例2に係る放電制御回路を説明するブロック図である。 本発明の実施例2に係る放電禁止モードを説明する図である。 本発明の実施例2に係る放電制御回路の具体例Aを説明するブロック図である。 本発明の実施例2に係る放電制御回路の具体例Bを説明するブロック図である。
次に本発明の実施例に係る放電制御回路について、図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、本発明の実施例は電力変換装置(インバータ装置)に係り、特に車両用電力変換装置の内部電荷放電制御に関する。
(モータ駆動用システムの構成)
図1に電力変換装置の一例(比較例)であるモータ駆動インバータ装置を含むモータ駆動用システムの構成を示す。900はモータ、200はインバータ装置(モータ駆動用インバータ装置)、901はバッテリー(高圧バッテリー)、902はインバータ装置とバッテリー901の接続をコントロールするコンタクタである。
インバータ装置200は、主たる部品として、インバータに入力される直流電圧を平滑するキャパシタ500(電圧平滑用キャパシタ)、パワー半導体素子をモジュール化したパワー半導体モジュール250、ドライバ回路102(ゲートドライバ回路)、モータコントローラ101(モータ制御用コントローラ)とから構成される。図示しない上位コントローラがトルクや回転指令などのモータを駆動するための指令をモータコントローラ101に与え、モータコントローラ101は指令に応じたPWM信号をドライバ回路102に送信する。ドライバ回路102はPWM信号に応じて、パワー半導体モジュール250(電力用半導体)をスイッチング制御して、バッテリー901からのDC電圧を、モータ900を駆動するためのAC電圧に変換する。
その他、安全対策用の部品として、電圧センサ60、放電抵抗70、放電スイッチ71(放電用スイッチ)がある。モータ駆動後、インバータ装置200は、上位コントローラの指令によりコンタクタ902がオフされ、バッテリー901と電気的に切り離される。しかし、インバータ装置200内のキャパシタ500には、バッテリー901に接続されていた際の電圧が残存している。
インバータ装置はモータ停止後、メンテナンスのため作業者がインバータ装置内に触れる可能性があるため、通常、モータ駆動停止後、このキャパシタに残存する電荷を急速放電するための手段が用意されている。例えば、この手段は、モータ停止後、放電スイッチ71をオンさせて、放電抵抗70により、キャパシタ500の電圧を低下させる。
しかし、なんらかの原因により、モータコントローラ101に電圧を供給する低圧系のバッテリー電圧VBが喪失した場合や、モータコントローラ101が故障した場合、放電制御を行うことができなくなりインバータ装置内に電荷が残存することになる。
(実施例1)
図2に本発明の実施例1に係る回路ブロック図を示す。図2において、105は車両コントローラで、モータコントローラ101にトルクと回転指令を送り車両の状態をコントロールする。
106はバッテリーコントローラで、バッテリー901の充電量等の状態を監視するとともに、充電コネクタ905に充電用コネクタが接続された場合には、それを検知して図示しない外部充電装置と通信を行い、コンタクタ902をオンして、充電装置とバッテリー901を接続する。また、充電状態であることを検知判断して充電状態であることを外部のコントローラ(マイコン310)に送信する機能を有する(充電モード検知信号335)。
101はモータコントローラであり、前述したように、車両コントローラ105からの回転とトルク指示に従い、モータ900をコントロールするとともに、車両停止時や異常時には、キャパシタ500の残存電荷を放電する指令を送信する。
300は放電制御回路で、マイコン310、マイコン電源311、電源312等から構成される。
312は電源で高電圧入力からマイコン電源へ7Vを出力する。
311はマイコン電源で7V入力からマイコン310へ供給する5Vを出力しつつ、マイコン310の監視機能も有する。
310はマイコン(放電用マイコン)で、モータコントローラ101からの放電指令330に従い、第1制御信号をバッファ315を介して放電スイッチ71に入力して放電スイッチ71をオンさせることで、放電抵抗70により、キャパシタ500の残存電荷の放電処理を行う。
換言すれば、放電制御回路300は、放電抵抗70に直列接続される放電スイッチ71(スイッチ素子)と、放電スイッチ71を制御するマイコン310と、を少なくとも備える。放電抵抗70は、放電スイッチ71を介してキャパシタ500に並列接続され、キャパシタ500は、コンタクタ902を介してバッテリー901に並列接続される。マイコン310は、放電の開始又は停止を示す放電指令330がモータコントローラ101(外部コントローラ)から入力される場合、放電指令330に応じて放電スイッチ71をオン/オフする制御信号332(第1制御信号)を出力する。これにより、モータコントローラ101(外部コントローラ)からの放電指令330に応じてキャパシタ500の電荷が放電される。
放電指令330は、通常放電時はモータコントローラ101からのデューティー指令で行われ、75%duty時は放電、25%duty時は放電停止指示となっている。マイコン310(放電マイコン)はモータコントローラ101からの指示通りに放電処理を行う。
換言すれば、放電指令330は、デューティー比を示す信号から構成される。デューティー比が75%(第1設定値)の場合、放電指令330は放電の開始(実行)を示し、デューティー比が25%(第2設定値)の場合、放電指令330は放電の停止を示す。なお、マイコン310は、信号が固着している場合、放電指令330がモータコントローラ101(外部コントローラ)から入力されていないと判定する。これにより、放電指令の入力の有無を容易に判定することができる。
次に、図3を用いて、通常放電処理における異常状態での放電処理について説明する。通常放電処理はモータコントローラ101からの放電duty指令によって、マイコン310が放電スイッチ71に対して第1制御指令を入力することにより行われる。しかし、放電指令330がHもしくはL固着時は、モータコントローラ101、もしくは放電指令330の信号ラインに異常があると判断し、放電処理はマイコン310が管理することになる。マイコン310が放電を管理している状態で、マイコン310から放電スイッチ71に送られる駆動信号を第2制御信号と呼ぶ。
この際、コンタクタ902がオフされ、キャパシタ500とバッテリー901が切り離された状態であれば、キャパシタ500の電圧は低下して問題なく放電処理が行われるが、なんらかの異常により、コンタクタ902がオンされた状態のままとなるケースが存在する。
この場合、放電スイッチ71がオンされたままだと、V^2/R の損失により放電抵抗70の温度が上昇して、過温度で放電抵抗70が焼損する。そのため、マイコン310はキャパシタ500の電圧低下を監視して、電圧低下が一定値以下であれば、放電処理を停止する。そして、所定時間Tintv後に再度、放電処理を実施することを繰り返す。その後、コンタクタ902がオフされた場合は、キャパシタ500の電圧が問題なく低下するため、放電処理を継続して一定電圧以下となったところで放電スイッチ71をオフとする処理を行う。
次に、図4を用いて、バッテリー901を充電する際の動作について説明する。
バッテリー901充電時は、充電コネクタ905に図示しない充電装置がケーブルを介して接続され、バッテリーコントローラ106と通信しながら充電制御が行われる。充電コネクタ接続時は、外部充電装置とバッテリー901を接続するため、コンタクタ902がオンされる。
また、充電中は、モータコントローラ101はVIGN信号が入力されず停止状態であるため、放電処理はマイコン310が管理する。ここで、マイコン310は先に述べたように、キャパシタ500の電圧が一定レベルを超えると電源312が動作してマイコン310も起動する。
その後、バッテリーコントローラ106から充電モード検知信号335が送信され、マイコン310が受信することで、マイコン310は充電モード状態であることを認識し、放電処理を停止する。
換言すれば、マイコン310は、放電指令がモータコントローラ101(外部コントローラ)から入力されず、かつバッテリー901が充電状態である場合、放電スイッチ71(スイッチ素子)をオフする制御信号332(第2制御信号)を出力する。これにより、放電指令330が入力されず、かつバッテリー901が充電状態である場合に放電が停止される。その結果、充電時に不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗70の劣化を防止することができる。
本実施例では、マイコン310は、バッテリー901が充電状態であることを検知するバッテリーコントローラ106からバッテリー901が充電状態であることを示す充電モード検知信号335(検知信号)を受信した場合、バッテリー901が充電状態であると判定する。これにより、バッテリーコントローラ106からの充電モード検知信号335により充電状態を判定することができる。
特許文献1で開示されるような技術では、放電指令330(入力信号)がL固定の場合は、マイコン310は放電処理を開始する。充電中はバッテリー901とキャパシタ500はコンタクタ902で接続されているので、先に説明したコンタクタ異常時と同様に、放電抵抗70を保護するために、キャパシタ500の電圧を監視しながら放電処理+停止を充電中繰り返し、放電抵抗70で損失を発生させ、放電抵抗70の温度上昇で劣化を早めることにつながっていたが、本実施例ではそれを防止することが可能となっている。
以上説明したように、本実施例によれば、充電時に不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗の劣化を防止することができる。
(実施例2)
次に、図5を用いて、本発明の実施例2について説明する。
実施例2において、350は放電禁止モード検知部である。低圧バッテリー電圧VBとイグニッション信号VIGNを入力として、放電抵抗70によるキャパシタ500の電荷の放電を禁止するモードを判別してマイコン310をリセット信号337により停止させる。
具体的には図6に示す論理にて放電禁止モード検知部350は動作する。
条件1、2はVBがLレベルであり、車両がクラッシュしてVBが断線した場合を想定している、出力はHとなり、マイコン310は放電指令330の状態に応じて動作する。VBがないため、放電指令はLレベル固着となるため、マイコン310が放電管理状態となる。
条件3はVBがHレベル、VIGNがLレベルであり、VBが接続され、IGNがオフされている状態である。出力はLとなり、マイコン310はリセットされて、放電処理は停止する。充電コネクタ905に充電器が接続された状態を想定している。
換言すれば、放電禁止モード検知部350(放電禁止回路)は、VB(低圧バッテリーの電圧)がHレベルであり、かつVIGN(イグニッション信号)がLレベルの場合、放電スイッチ71(スイッチ素子)をオフする。これにより、例えば、充電コネクタ905に充電器が接続され、かつ車両のパワースイッチがオフの場合、放電が禁止(停止)される。
本実施例では、放電禁止モード検知部350(放電禁止回路)は、VB(低圧バッテリーの電圧)がHレベルであり、かつVIGN(イグニッション信号)がLレベルの場合、マイコン310をリセットする。マイコン310をリセットすることで放電が禁止(停止)される。
条件4はVBがHレベル、VIGNがHレベルであり、モータコントローラがオンされてモータ制御が行える状態である。出力はHであり、マイコン310は動作。モータコントローラ101からの放電停止指令に応じてマイコン310が放電スイッチ71をオンオフする。
(具体例A)
次に、図7を用いて、実施例2の具体例Aについて説明する。
図7において、D1、D2はダイオード。R11,R12、R21,R22は抵抗体。TR1、TR2はFET。355は絶縁素子であるフォトカプラである。
TR1はVBの入力が所定レベル以上でオンして、フォトカプラ355をオンさせて出力をLにしてマイコン310のリセット信号をLにして、放電マイコンを停止させる。
ここで、VIGNが所定レベル以上となるとTR2がオンして、TR1のゲートをLレベルにすることでTR1がオフ、フォトカプラ355はオフして、出力信号はHとなり、マイコン310のリセット信号は解除され、マイコン310は通常動作となる。なお、本実施例ではフォトカプラを使用しているが、他の絶縁素子でも問題ない。
換言すれば、放電禁止モード検知部350(放電禁止回路)は、VB(低圧バッテリーの電圧)がHレベルであり、かつVIGN(イグニッション信号)がLレベルの場合にオンするフォトカプラ355(絶縁素子)と、一端がフォトカプラ355のコレクタに接続され、かつ他端が電源312に接続される抵抗R3と、を含む。マイコン310のリセット端子は、フォトカプラ355のコレクタと抵抗R3との接続点に接続される。
これにより、フォトカプラ355(絶縁素子)がオンした場合、リセット端子の電圧がHレベルからLレベルに切り替わる。また、マイコン310に一般的に設けられているリセット端子(ポート)を利用するため、製造コストを低減することができる。
なお、放電制御回路300は、キャパシタ500から電力が供給される。これにより、コンタクタ902がオフの場合にも放電制御を行うことができる。
(具体例B)
次に、図8を用いて、実施例2の具体例Bについて説明する。
図8ではフォトカプラ355の出力トランジスタのコレクタ端子を放電スイッチ71のゲート端子に接続している。VBがHレベル、VIGNがLレベルの場合に放電スイッチ71のゲート端子をLレベルとすることで、マイコン310のコントロールにかかわらず、放電を停止することができる。
換言すれば、放電禁止モード検知部350(放電禁止回路)は、VB(低圧バッテリーの電圧)がHレベルであり、かつVIGN(イグニッション信号)がLレベルの場合、放電スイッチ71(スイッチ素子)をオフするように放電スイッチ71のゲート端子(制御端子)のレベルを変更する。これにより、例えば、充電コネクタ905に充電器が接続され、かつ車両のパワースイッチがオフの場合、マイコン310を介さずに放電スイッチ71を直接オフすることで放電が禁止(停止)される。なお、本実施例の放電スイッチ71は、一例としてNMOS(Negative-channel Metal Oxide Semiconductor)であるため、ゲート端子(制御端子)のレベルをHレベルからLレベルへ変更することで放電スイッチ71はオフする。
詳細には、放電禁止モード検知部350(放電禁止回路)は、VB(低圧バッテリーの電圧)がHレベルであり、かつVIGN(イグニッション信号)がLレベルの場合にオンするフォトカプラ355(絶縁素子)と、一端がフォトカプラ355のコレクタに接続され、かつ他端が放電スイッチ71(スイッチ素子)のゲート端子(制御端子)に接続される抵抗R3と、を含む。これにより、マイコンの状態(正常/異常)に関わらずスイッチ素子を確実にオフすることができる。
以上の実施例2に係る放電制御回路によれば、充電中に放電を繰り返して放電抵抗で損失を発生させ、放電抵抗の温度上昇で劣化を早めることを防止することが可能となっている。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサ(マイコン)がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
なお、本発明の実施例は、以下の態様であってもよい。
(1).放電抵抗に直列接続される半導体スイッチング素子のオンオフを制御することにより、コンデンサ素子に蓄積された電荷を放電する放電制御回路であって、外部コントローラ(MC)からの放電指示に基づいて前記半導体スイッチング素子を制御する第1制御信号を出力する放電制御ICと、コンタクタを介して前記コンデンサ素子と接続されている直流バッテリーが充電状態であることを検知または判断する充電モード検知部と、を備え、前記放電制御ICは、前記外部コントローラからの放電指示がない場合に、異常状態である判断して前記半導体スイッチング素子を制御する第2制御信号を出力する機能を有するとともに、前記充電モード検知部において前記直流バッテリーが充電状態であると検知または判断された場合には、前記放電制御ICは、前記第2制御信号の出力を禁止することを特徴とする放電制御回路。
これにより、充電時には放電を停止することで放電抵抗による不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗の劣化を防止する放電手段を提供することができる。
(2).放電抵抗に直列接続される半導体スイッチング素子のオンオフを制御することにより、コンデンサ素子に蓄積された電荷を放電する放電制御回路であって、外部コントローラ(MC)からの放電指示に基づいて前記半導体スイッチング素子を制御する第1制御信号を出力する放電制御ICと、コントタクタと前記コンデンサ素子が接続されている可能性があることを検知または判断する放電禁止モード検知部と、を備え、前記放電制御ICは、前記外部コントローラからの放電指示がない場合に、異常状態である判断して前記半導体スイッチング素子を制御する第2制御信号を出力する機能を有するとともに、前記放電禁止モート検知部において、放電禁止モードであると検知または判断された場合には、前記放電制御ICは、前記第2制御信号の出力を禁止することを特徴とする放電制御回路。
これにより、外部コントローラが起動していない状態、かつ充電状態時に、放電抵抗による不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗の劣化を防止する放電手段を提供することができる。
(3).(2)に記載の、放電禁止モード検知部は低圧系バッテリー電圧とイグニッション信号を入力信号とし、前記コンデンサ素子に蓄積された電圧を入力とする絶縁電源の出力を電源とし、信号絶縁素子を介して、前記放電制御ICに出力信号を送信するともに、前記低圧系バッテリー電圧のみが所定電圧を超え、前記イグニッション信号が所定電圧以下である場合のみ、コントタクタと前記コンデンサ素子が接続されている可能性があると検知または判断して、前記放電制御ICに出力(放電)を禁止する信号を送ることを特徴とする。
外部コントローラが起動していない状態、かつ充電時に放電抵抗による不要なエネルギー損失をなくし、放電抵抗の劣化を防止する放電手段を提供することができる。また、外部コントローラ起動検知部の信号出力を高圧側にある放電制御ICに伝える際のエネルギーをコンデンサ素子に蓄積された電圧を入力とする絶縁電源の出力から受け取るため、低圧バッテリーからの消費電流を抑えることができる。
50 電流センサ
70 放電抵抗
71 放電スイッチ
101 モータコントローラ
102 ドライバ回路
200 インバータ装置
250 パワー半導体モジュール
500 キャパシタ
900 モータ
901 バッテリー
902 コンタクタ
VB 低圧系バッテリー電圧
VIGN イグニッション信号
105 車両コントローラ
106 バッテリーコントローラ
300 放電制御回路
310 マイコン
311 マイコン電源
312 電源
314 電圧検出部
315 バッファ
320 放電指令絶縁素子
321 エラー信号絶縁素子
322 充電モード検知信号 絶縁素子
330 放電指令
331 放電エラー信号
335 充電モード検知信号
350 放電禁止モード検知部
400 バッテリーコントローラ
402 充電コネクタ間通信指令
403 コンタクタ制御指令
905 充電コネクタ

Claims (9)

  1. 放電抵抗に直列接続されるスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子を制御するマイコンと、を備える放電制御回路であって、
    前記放電抵抗は、前記スイッチ素子を介してキャパシタに並列接続され、
    前記キャパシタは、コンタクタを介してバッテリーに並列接続され、
    前記マイコンは、
    放電の開始又は停止を示す放電指令が外部コントローラから入力される場合、前記放電指令に応じて前記スイッチ素子をオン/オフする第1制御信号を出力し、
    前記放電指令が前記外部コントローラから入力されず、かつ前記バッテリーが充電状態である場合、前記スイッチ素子をオフする第2制御信号を出力する
    ことを特徴とする放電制御回路。
  2. 請求項1に記載の放電制御回路であって、
    前記マイコンは、
    前記バッテリーが充電状態であることを検知するバッテリーコントローラから前記バッテリーが充電状態であることを示す検知信号を受信した場合、前記バッテリーが充電状態であると判定する
    ことを特徴とする放電制御回路。
  3. 請求項1に記載の放電制御回路であって、
    低圧バッテリーの電圧がHレベルであり、かつイグニッション信号がLレベルの場合、前記スイッチ素子をオフする放電禁止回路を備える
    ことを特徴とする放電制御回路。
  4. 請求項3に記載の放電制御回路であって、
    前記放電禁止回路は、
    低圧バッテリーの電圧がHレベルであり、かつイグニッション信号がLレベルの場合、前記マイコンをリセットする
    ことを特徴とする放電制御回路。
  5. 請求項3に記載の放電制御回路であって、
    前記放電禁止回路は、
    低圧バッテリーの電圧がHレベルであり、かつイグニッション信号がLレベルの場合、前記スイッチ素子をオフするように前記スイッチ素子の制御端子のレベルを変更する
    ことを特徴とする放電制御回路。
  6. 請求項4に記載の放電制御回路であって、
    前記放電禁止回路は、
    低圧バッテリーの電圧がHレベルであり、かつイグニッション信号がLレベルの場合にオンする絶縁素子と、
    一端が前記絶縁素子のコレクタに接続され、かつ他端が電源に接続される抵抗と、を含み、
    前記マイコンのリセット端子は、
    前記絶縁素子のコレクタと前記抵抗との接続点に接続される
    ことを特徴とする放電制御回路。
  7. 請求項5に記載の放電制御回路であって、
    前記放電禁止回路は、
    低圧バッテリーの電圧がHレベルであり、かつイグニッション信号がLレベルの場合にオンする絶縁素子と、
    一端が前記絶縁素子のコレクタに接続され、かつ他端が前記スイッチ素子の制御端子に接続される抵抗と、を含む
    ことを特徴とする放電制御回路。
  8. 請求項1に記載の放電制御回路であって、
    前記放電制御回路は、
    前記キャパシタから電力が供給される
    ことを特徴とする放電制御回路。
  9. 請求項1に記載の放電制御回路であって、
    前記放電指令は、
    デューティー比を示す信号から構成され、
    前記デューティー比が第1設定値の場合、放電の開始を示し、
    前記デューティー比が第2設定値の場合、放電の停止を示し、
    前記マイコンは、
    前記信号が固着している場合、前記放電指令が前記外部コントローラから入力されていないと判定する
    ことを特徴とする放電制御回路。
JP2020003933A 2020-01-14 2020-01-14 放電制御回路 Active JP7349371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003933A JP7349371B2 (ja) 2020-01-14 2020-01-14 放電制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020003933A JP7349371B2 (ja) 2020-01-14 2020-01-14 放電制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021112079A JP2021112079A (ja) 2021-08-02
JP7349371B2 true JP7349371B2 (ja) 2023-09-22

Family

ID=77060409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020003933A Active JP7349371B2 (ja) 2020-01-14 2020-01-14 放電制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7349371B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206909A (ja) 2009-03-03 2010-09-16 Hitachi Automotive Systems Ltd 電力変換装置
JP2011041363A (ja) 2009-08-07 2011-02-24 Hitachi Automotive Systems Ltd 直流電源平滑用コンデンサーの放電回路
JP2011205755A (ja) 2010-03-25 2011-10-13 Toyota Motor Corp 充電装置
JP2016086578A (ja) 2014-10-28 2016-05-19 株式会社デンソー 放電制御装置、及び、これを備える電力変換装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010206909A (ja) 2009-03-03 2010-09-16 Hitachi Automotive Systems Ltd 電力変換装置
JP2011041363A (ja) 2009-08-07 2011-02-24 Hitachi Automotive Systems Ltd 直流電源平滑用コンデンサーの放電回路
JP2011205755A (ja) 2010-03-25 2011-10-13 Toyota Motor Corp 充電装置
JP2016086578A (ja) 2014-10-28 2016-05-19 株式会社デンソー 放電制御装置、及び、これを備える電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021112079A (ja) 2021-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5533799B2 (ja) 車載用電子制御装置
US20190326843A1 (en) Motor driving apparatus and motor driving method
WO2010055657A1 (ja) 車両用通信制御装置
US11973368B2 (en) Control apparatus of power converter
CN114365064B (zh) 电子控制装置
US8566631B2 (en) Serially shutting down extension units to time extend power to CPU from charging backup supply
JP4391513B2 (ja) 車両用交流発電機の制御装置
US20090146594A1 (en) Inverter system for vehicle-mounted air conditioner
JP5047269B2 (ja) 車載空気調和機用インバータシステム
JP3997969B2 (ja) 発電制御装置
US11888388B2 (en) Electric compressor control device
US7365520B2 (en) Vehicle-generator output voltage control apparatus
JP5099041B2 (ja) 燃料ポンプ制御装置
JP7349371B2 (ja) 放電制御回路
WO2021161798A1 (ja) 電力変換器の制御回路
WO2021161795A1 (ja) 電力変換器の制御回路
US20220385206A1 (en) Inverter device
US12107571B2 (en) Control circuit for power conversion apparatus
CN114450197A (zh) 电子控制装置
CN112313874A (zh) 控制开关的系统、开关臂和电气装置
EP1489509B1 (en) Control system
JP6214712B2 (ja) 電力変換装置
WO2014106889A1 (ja) セルコントローラ、電池制御装置
CN115149876A (zh) 功率转换控制装置
WO2021220908A1 (ja) 電力変換器の制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7349371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150