JP7322975B2 - リニアガイドの状態監視装置および状態監視方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、振動加速度センサから取得される加速度信号から、測定のタイミングを得るためのトリガー信号を構築し、定常速度運転時のみの振動測定データを切り出して状態監視を行う技術が開示されている。
また、リニアガイドは、工作機械、搬送装置、射出成型機等の各種生産設備に使用されており、リニアガイドの状態監視は、上記生産設備における生産上のタクトタイムに影響を及ぼさないようにインラインで行うことが望ましい。しかしながら、上記各特許文献に記載の技術にあっては、この点について考慮されていない。
また、本発明は、生産上のタクトタイムに影響を及ぼさず、インラインでリニアガイドの状態を診断するためのデータを収集することができるリニアガイドの状態監視装置および状態監視方法を提供することを目的とする。
ここで、無負荷状態とは、リニアガイドを備える設備がワークに対する加工処理を行っておらず、リニアガイドが当該処理による負荷を受けていない状態のことをいう。例えば工作機械等の加工装置がリニアガイドを備える場合、加工装置においてワークの加工を行っておらず、リニアガイドがワークの加工による負荷を受けていない状態のことをいう。つまり、ここでいう無負荷状態とは、予圧荷重やテーブルの重量による負荷などといった装置構成や製品仕様にてリニアガイドに作用する負荷が無い状態をいうのではない。
このように、リニアガイドを1往復以上、定速で空運転させ、その間のデータを収集するので、位置の依存性によるリニアガイドの構成部品の異常(例えば、案内レールの損傷やスライダの損傷)などをより精度良く検知可能な診断用データを収集することができる。
また、解析部を備えるので、収集されたデータを用いて、位置の依存性によるリニアガイドの構成部品の異常(例えば、案内レールの損傷やスライダの損傷)などを高精度に検知することができ、計画的な予防保全を行うことができる。
さらに、比較診断部により、リニアガイドでは往路と復路とでデータが変化することを利用して、適切に診断を行うことができるため、測定誤差等による誤診断が抑制された高精度な状態監視を行うことができる。
例えば工作機械等の加工装置がリニアガイドを備える場合、加工時にスライダが走行する区間において部品損傷などの異常が発生しやすい。データ収集を行う区間に、加工時にスライダが走行する区間を含めることで、適切に異常検知を行うことが可能となる。
この場合、収集したデータを時系列に並べ、その傾向を監視することができる。したがって、異常等の発生により状態が変化した場合には、これを適切に検知することができる。また、毎回同じ条件でデータを収集することで、診断精度を向上させることができる。
この場合、リニアガイドのどこに異常が発生しているかを特定することができるので、迅速にリニアガイドのメンテナンス等を行うことができる。
ここで、無負荷状態とは、リニアガイドを備える設備がワークに対する加工処理を行っておらず、リニアガイドが当該処理による負荷を受けていない状態のことをいう。例えば工作機械等の加工装置がリニアガイドを備える場合、加工装置においてワークの加工を行っておらず、リニアガイドがワークの加工による負荷を受けていない状態のことをいう。つまり、ここでいう無負荷状態とは、予圧荷重やテーブルの重量による負荷などといった装置構成や製品仕様にてリニアガイドに作用する負荷が無い状態をいうのではない。
このように、リニアガイドの運転サイクルや運転パターン内で、スライダが無負荷状態で一方向に定速で移動している期間をデータ収集期間とし、その間のデータを収集するので、生産上のタクトタイムに影響を及ぼさず、インラインでリニアガイドの状態を診断するためのデータを収集することができる。
また、リニアガイドが原点復帰する期間をデータ収集期間として取得するので、例えば設備が起動した直後や、工具を交換する場合、ワークを交換する場合など、決められた位置にスライダが戻る動きをする際のデータを収集することができる。
このように、リニアガイドの運転サイクルや運転パターン内で、スライダが無負荷状態で一方向に定速で移動している期間をデータ収集期間とし、その間のデータを収集するので、生産上のタクトタイムに影響を及ぼさず、インラインでリニアガイドの状態を診断するためのデータを収集することができる。
具体的には、潤滑剤(グリース、オイル)を補給した後、潤滑剤を撹拌させるために所定距離、定速で走行させる際のデータを収集することができる。
例えば工作機械等の加工装置がリニアガイドを備える場合、加工時にスライダが走行する区間において部品損傷などの異常が発生しやすい。データ収集を行う区間に、加工時にスライダが走行する区間を含めることで、適切に異常検知を行うことが可能となる。
この場合、収集したデータを時系列に並べ、その傾向を監視することができる。したがって、異常等の発生により状態が変化した場合には、これを適切に検知することができる。また、リニアガイドに関する物理量(例えば振動)が往路と復路とで異なることを考慮して、毎回スライダが同一方向に移動しているときのデータを収集することができ、診断精度を向上させることができる。
この場合、インラインで収集されたデータを用いて、リニアガイドの状態を適切に監視することができる。
この場合、リニアガイドのどこに異常が発生しているかを特定することができるので、迅速にリニアガイドのメンテナンス等を行うことができる。
さらに、上記のリニアガイドの状態監視装置において、前記物理量は、前記スライダの移動方向に対して直交する方向の振動であってもよい。この場合、スライダに発生する振動を適切に検出することができる。
また、上記のリニアガイドの状態監視装置は、前記振動のデータを検出する振動センサをさらに備え、前記振動センサは、前記スライダまたは前記スライダに連結され当該スライダとともに前記案内レールに対して移動可能な移動部材に固定されていてもよい。この場合、振動センサによって、監視対象の物理情報を直接収集することができるので、高精度な状態監視が可能となる。
この場合、サーボモータのトルクや電流を検出すればよいため、リニアガイドに関する物理量を検出するセンサを設置するための複雑な配線を必要としない。
このように、リニアガイドを1往復以上、定速で空運転させ、その間のデータを収集するので、位置の依存性によるリニアガイドの構成部品の異常(例えば、案内レールの損傷やスライダの損傷)などをより精度良く検知可能な診断用データを収集することができる。
さらに、本発明の一つの態様のリニアガイドの状態監視方法は、案内レールと、スライダと、複数の転動体と、を有するリニアガイドの状態を監視するリニアガイドの状態監視方法であって、前記リニアガイドの運転サイクル内で、無負荷状態で一方向に、前記案内レールに対して前記スライダが定速で移動している期間をデータ収集期間として取得する取得ステップと、前記データ収集期間の前記リニアガイドに関する物理量を、データとして収集する収集ステップと、を含み、前記取得ステップでは、前記リニアガイドの給脂サイクルにおいて、潤滑剤を補給した後の当該潤滑剤を撹拌させる期間を前記データ収集期間として取得する。
このように、リニアガイドの運転サイクルや運転パターン内で、スライダが無負荷状態で一方向に定速で移動している期間をデータ収集期間とし、その間のデータを収集するので、生産上のタクトタイムに影響を及ぼさず、インラインでリニアガイドの状態を診断するためのデータを収集することができる。
また、本発明の一つの態様によれば、生産上のタクトタイムに影響を及ぼさず、インラインでリニアガイドの状態を診断するためのデータを収集することができる。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
以下、本発明における第一の実施形態について説明する。
図1は、リニアガイド10の状態を監視する状態監視装置20を備えるシステムの概略構成を示す図である。
図1に示すように、リニアガイド10は、案内レール1と、スライダ2と、を備える。スライダ2は、一直線状に延びる案内レール1の上に、案内レール1の長手方向に沿って移動可能に組み付けられている。
本実施形態では、リニアガイド10は、サーボモータ11の回転軸がカップリングを介して連結された案内レールを備えるボールねじ(不図示)によって駆動される場合について説明する。なお、リニアガイド10の駆動部はボールねじに限定されるものではなく、例えばリニアモータによって駆動されるように構成されていてもよい。
リニアガイド10の案内レール1は、略四角柱形状の金属製部材からなり、図2に示すように、案内レール1の両側面には、長手方向に伸びる転動溝(軌道面)1aが2本ずつ形成されている。
スライダ2は、スライダ本体2aと、スライダ本体2aの長手方向の両端部に取り付けられたエンドキャップ2bと、を備える。
案内レール1の軌道面1aとスライダ本体2aの軌道面2cとにより、転動体3が転動する転動路が構成される。
エンドキャップ2bは、略コ字状の樹脂製部材からなる。エンドキャップ2bのスライダ本体2a側の面には、方向転換路2eが両側の脚部に2箇所ずつ形成されている。方向転換路2eは、上記転動路と戻し路2dとを連通するためのものであり、半円弧状をなしている。なお、エンドキャップ2bは、樹脂製に限らず金属製でもよい。
ここで、転動体3は、転動路においてリニアガイド10にかかる外部荷重や予圧により負荷を受けるものであり、球形の金属製部材からなる。なお、転動体3の材料は、金属に限られずセラミックス等でもよい。また、リニアガイド10が備える転動体3は、球形に限定されるものではなく、ころであってもよい。
図1に示すように、リニアガイド10のスライダ2には、被加工物であるワークWを載置するテーブル12が連結されている。このテーブル12は、スライダ2とともに案内レール1の軸方向に沿って往復移動可能である。テーブル12を移動させることで、切削バイト等の工具30によってワークWの所望の位置を加工することができる。
なお、振動センサ14を固定する位置は上記に限定されるものではなく、スライダ2の近傍で、スライダ2とともに案内レール1に対して移動可能な移動部材に固定されていればよい。また、振動センサ14によって検出するリニアガイド10に関する物理量は、スライダ2の軸方向の振動であってもよい。ただし、スライダ2の軸方向に直交する方向の振動の方が、リニアガイド10に関する物理量として望ましい。
振動センサ14によって検出された振動のデータ(振動データ)は、状態監視装置20に出力される。
図3に示すように、状態監視装置20は、信号取得部21と、駆動制御部22と、データ収集部23と、記憶部24と、解析部25と、出力部26と、を備える。この図3に示す各部の機能は、図1に示すCPU20aが所定のプログラムを実行することで実現される。
信号取得部21は、設備側からトリガー信号を取得する。ここで、トリガー信号は、例えばワークWの加工が行われる前や加工が行われた後など、ワークWの加工が行われていないタイミングで設備側から出力される。
ここで、無負荷状態とは、加工装置においてワークの加工を行っておらず、リニアガイド10がワークの加工による負荷を受けていない状態のことをいう。つまり、ここでいう無負荷状態とは、予圧荷重やテーブル12の重量による負荷などといった装置構成や製品仕様にてリニアガイド10に作用する負荷が無い状態をいうのではない。
空運転の往復回数が多いほど収集されるデータ量が増し、平均化によりノイズ成分を低減させることができるため、往復回数は多い方が望ましい。往復回数が多いほど、状態監視の精度を向上させることができる。また、SN比の観点より、スライダ2の移動速度は5m/min以上であることが望ましい。
駆動制御部22は、上記のように予め定められた条件でリニアガイド10を空運転させた後、診断モードを終了する。
なお、データ収集部23は、駆動制御部22によって診断モードが終了されたら、振動データのデータ収集を終了する。
記憶部24は、データ収集部23により収集された振動データを所定の記憶領域に保存する。
なお、データの安定性を考慮した場合、暖機状態でのデータ収集が望ましい。また、異常の発生を適切に把握するためにも、データ収集間隔は稼働日で1日1回以上となる間隔が望ましい。
出力部26は、解析部25により診断されたリニアガイド10の状態を、図1に示す表示部20dに出力し、ユーザに診断結果を提示する。
例えば図3に示すように、解析部25は、比較診断部25aと、異常箇所特定部25bと、判定部25cと、を有していてもよい。この場合、比較診断部25aは、分割した振動データの解析結果を比較し、判定部25cは、比較診断部25aによる比較結果をもとにリニアガイド10の状態を判定してもよい。
リニアガイド10においては、転動体3が転動路を転がることによる振動や、転動体3が循環経路の負荷エリアや無負荷エリアを出入りすることによる振動などが発生する。そして、リニアガイド10では、転動体が負荷エリアから無負荷エリアに移行する位置、及び転動体が無負荷エリアから負荷エリアに移行する位置が、スライダ2が移動する方向によって反転する。つまり、往路と復路とで加振位置が異なる。そのため、往路と復路とでは同一の振動データは測定されない。
したがって、図3に示す比較診断部25aが往路と復路の特徴値を比較することで、往路と復路とで振動データが変化することを利用した状態監視を行うことができ、測定誤差等による誤診断が抑制された高精度な状態監視を行うことができる。
一般に、リニアガイド10においては、負荷がかかる加工区間にて異常が発生しやすい。そのため、加工区間においてのみ異常が発生し、加工区間外では異常は発生しない(すなわち正常値である)と予め定めておけば、加工区間の特徴値と加工区間外の特徴値(正常値)とを比較するだけで、特徴値の時系列データがなくとも簡易的に状態を確認することができる。つまり、図3に示す比較診断部25aは、加工区間と加工区間外の特徴値を比較してもよい。
図4は、案内レール1の転走面の一ヶ所に傷がある場合の特徴値の一例である。この図4においては、1往復分の特徴値を示している。図4の各ポイント(点)は、分割した各小区間の振動データから計算した特徴値である。このように、案内レール1の転走面の一ヶ所に傷がある場合、往路と復路とで特徴値が大きく変動する箇所(ピーク)が確認できる。したがって、特徴値が変動する箇所を特定することで、案内レール1の傷が発生している位置(異常発生箇所)を特定することができる。
図3に示す異常箇所特定部25bは、上記のように全領域の振動データを複数のデータに分割し、分割したデータの解析結果に基づいてリニアガイド10の異常発生箇所を特定するようにしてもよい。
つまり、図3に示す比較診断部25aが往路と復路の振動データを比較し、判定部25cは、比較診断部25aにおいて往路と復路の振動データを比較した結果と、異常箇所特定部25bにおいて特定された異常発生箇所とに基づいて、検出された特徴値のピークが測定の誤差によるものであるのか、案内レール1の異常発生に起因するものであるのかを判定するようにしてもよい。
往路と復路とで転動体の衝突により加振される位置が代わるため、その違いを考慮することが望ましい。
また、解析部25は、振動データを往路、復路、加工区間、加工区間外に分けずに計算した特徴値を時系列に並べ、傾向の変化を監視するようにしてもよい。この場合、状態監視の精度は劣るが、計算を簡略化することができ、解析に必要なメモリを低減することができる。
このように、状態監視装置20は、リニアガイド10を診断モードで駆動することができるので、一連の運転サイクル中(加工サイクル中)に、定速で1往復以上の空運転動作が存在しない設備であっても、適切にデータ収集を行うことができる。また、加工時ではなく、空運転時の振動データを収集するので、加工時に発生する外乱の影響を最小限にした振動データを収集することができる。また、空運転は1往復以上とするので、状態監視の精度を向上させることができる。また、定速で空運転するので、安定したデータ測定を行うことができる。
例えば特許文献1に記載の技術のように、データ収集時間を転動体の通過周期以上に設定する場合には、転動体の通過周期を把握するためのシステムが必要となる。これに対して、本実施形態では、空運転の条件設定に必要なパラメータを把握するための複雑なシステムを別途構築する必要はない。
例えば特許文献2に記載の技術のように、加速度信号からトリガーを構築する場合、必ずしも毎回同じ条件のデータが収集できるわけではない。本実施形態では、リニアガイド10を予め定められた診断モードで駆動した際のデータを収集するので、毎回同じ条件のデータを収集することができる。
次に、本発明における第二の実施形態について説明する。
上述した第一の実施形態では、無負荷状態で1往復以上、案内レール1に対してスライダ2を定速で移動させた際の測定値を用いて、リニアガイド10の状態を診断する場合について説明した。この第二の実施形態では、所定の運転サイクルや運転パターン内で、無負荷状態で一方向に、案内レール1に対してスライダ2が定速で移動している期間の測定値を用いて、リニアガイド10の状態を診断する場合について説明する。
この状態監視装置20Aのハードウェア構成は、図1に示す状態監視装置20のハードウェア構成と同様である。
図6に示すように、状態監視装置20Aは、信号取得部21と、データ収集部23と、記憶部24と、解析部25と、出力部26と、を備える。この図6に示す各部の機能は、図5に示すCPU20aが所定のプログラムを実行することで実現される。ここで、図6に示す各部の機能の一部は、図3に示す状態監視装置20の各部の機能とは異なる。
ここで、無負荷状態とは、加工装置においてワークの加工を行っておらず、リニアガイド10がワークの加工による負荷を受けていない状態のことをいう。つまり、ここでいう無負荷状態とは、予圧荷重やテーブル12の重量による負荷などといった装置構成や製品仕様にてリニアガイド10に作用する負荷が無い状態をいうのではない。
また、リニアガイド10には給脂サイクルがあり、潤滑剤(グリース、オイル)を補給した後、潤滑剤を撹拌させるために所定距離、定速で走行させる場合がある。したがって、信号取得部21は、例えばこの給脂サイクルにあることを示すトリガー信号を取得してもよい。
このように、信号取得部21は、往復ではなく、スライダ2が一方向に移動している期間をデータ収集期間として取得する。したがって、比較的短時間でデータ収集を行うことができる。ここで、SN比の観点より、データ収集期間は、スライダ2の移動速度が5m/min以上の期間であることが望ましい。
なお、スライダ2の移動区間は、その距離が長いほど収集されるデータ量が増し、平均化によりノイズ成分を低減させることができるため、移動距離は長い方が望ましい。移動距離が長いほど、状態監視の精度を向上させることができる。
記憶部23は、データ収集部23により収集された振動データを所定の記憶領域に保存する。
リニアガイド10においては、転動体3が転動路を転がることによる振動や、転動体3が循環経路の負荷エリアや無負荷エリアを出入りすることによる振動などが発生する。そして、リニアガイド10では、転動体が負荷エリアから無負荷エリアに移行する位置、及び転動体が無負荷エリアから負荷エリアに移行する位置が、スライダ2が移動する方向によって反転する。つまり、往路と復路とで加振位置が異なる。そのため、往路と復路とでは同一の振動データは測定されない。したがって、定期的に振動データを収集する場合には、スライダ2の移動方向が常に同じ方向となる条件で振動データを収集するようにする。
また、図5では、スライダ2の移動方向を示す矢印を右方向としているが、データ収集期間にスライダ2が移動する方向はどちらであってもよい。
出力部26は、解析部25により診断されたリニアガイド10の状態を、図5に示す表示部20dに出力し、ユーザに診断結果を提示する。
例えば図6に示すように、解析部25は、比較診断部25aと、異常箇所特定部25bと、判定部25cと、を有していてもよい。この場合、比較診断部25aは、分割した振動データの解析結果を比較し、判定部25cは、比較診断部25aによる比較結果をもとにリニアガイド10の状態を判定してもよい。
加工区間の振動データから計算された特徴値と、加工区間外の振動データから計算された特徴値とを比較することで、加工区間の劣化や損傷状態を把握することができる。
一般に、リニアガイド10においては、負荷がかかる加工区間にて異常が発生しやすい。そのため、加工区間においてのみ異常が発生し、加工区間外では異常は発生しない(すなわち正常値である)と予め定めておけば、加工区間の特徴値と加工区間外の特徴値(正常値)とを比較するだけで、特徴値の時系列データがなくとも簡易的に状態を確認することができる。例えば、タクトタイムを可能な限り短くするためにデータ収集期間に適した運転パターンが極端に少ないような設備でも、状態監視が可能である。つまり、図6に示す比較診断部25aは、加工区間と加工区間外の特徴値を比較してもよい。
図7は、案内レール1の転走面の一ヶ所に傷がある場合の特徴値の一例である。図7の各ポイント(点)は、分割した各小区間の振動データから計算した特徴値である。このように、案内レール1の転走面の一ヶ所に傷がある場合、特徴値が大きく変動する箇所(ピーク)が確認できる。したがって、特徴値が変動する箇所を特定することで、案内レール1の傷が発生している位置(異常発生箇所)を特定することができる。
図6に示す異常箇所特定部25bは、上記のように全領域の振動データを複数のデータに分割し、分割したデータの解析結果に基づいてリニアガイド10の異常発生箇所を特定するようにしてもよい。
また、解析部25は、振動データを加工区間と加工区間外とに分けずに計算した特徴値を時系列に並べ、傾向の変化を監視するようにしてもよい。この場合、加工区間と加工区間外との比較による簡易診断はできないが、計算は簡略化することができ、解析に必要なメモリを低減することができる。
このように、状態監視装置20Aは、加工時ではなく、無負荷時における振動データを収集する。したがって、加工時に発生する外乱の影響を最小限にした振動データを収集することができる。また、リニアガイド10の運転サイクルや運転パターン内でデータ収集を行うので、データ収集のための診断モードを介入させる必要がない。そのため、生産性の低下を防止することができる。また、データの収集範囲は、往復ではなく、スライダ2が一方向に移動している範囲とするので、測定時間を短縮することができる。さらに、スライダ2が定速で移動している期間のデータを収集するので、安定したデータ測定を行うことができる。
例えば特許文献1に記載の技術のように、データ収集時間を転動体の通過周期以上に設定する場合には、転動体の通過周期を把握するためのシステムが必要となる。これに対して、本実施形態では、データ収集期間の設定に必要なパラメータを把握するための複雑なシステムを別途構築する必要はない。
例えば特許文献2に記載の技術のように、加速度信号からトリガーを構築する場合、必ずしも毎回同じ条件のデータが収集できるわけではない。本実施形態では、スライド2が予め定められた区間を一方向に定速で移動する期間を狙ってデータを収集するので、毎回同じ条件のデータを収集することができる。
なお、上記各実施形態においては、振動センサ14をテーブル12に固定する場合について説明したが、振動センサ14を固定する位置は上記に限定されない。設備の構造により、リニアガイド10のスライダ2に振動センサ14を固定することができる場合には、スライダ2に振動センサ14を直接固定するようにしてもよい。また、例えば、スライダ2と干渉しないように案内レール1の端部上面に振動センサ14を固定してもよい。振動センサ14が検出する振動は、軸方向の振動であっても軸方向に直交する方向の振動であってもよいが、軸方向に直交する方向の振動の方が望ましい。
また、収集された振動データをもとに特徴値を計算し、特徴値と基準値とを比較して判定したが、特徴値を計算するのではなく、振動データの波形を直接基準値波形と比較し、判定してもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、実施形態の機能が実現されるだけでなく、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記した実施形態の機能が実現されてもよい。
Claims (10)
- 案内レールと、スライダと、複数の転動体と、を有するリニアガイドの案内レールの状態を監視するリニアガイドの案内レールの状態監視装置であって、
無負荷状態で1往復以上、前記案内レールに対して前記スライダを定速で移動させるように駆動部を制御する駆動制御部と、
前記駆動制御部により前記駆動部を制御している間の前記リニアガイドに関する物理量を、データとして収集するデータ収集部と、
前記データ収集部によって収集されたデータを解析し、前記リニアガイドの案内レールの状態を監視する解析部と、を備え、
前記解析部は、前記データ収集部によって収集されたデータのうち、往路のデータと復路のデータとの解析結果を比較して、いずれか一方においてのみ特徴値のピークが存在する場合には、測定の誤差であると判断し、前記往路のデータと前記復路のデータとに特徴値のピークが存在する場合には、異常があると判断する比較診断部を有するリニアガイドの案内レールの状態監視装置。 - 前記比較診断部は、前記特徴値が変動する箇所を特定することで、前記案内レールに異常が発生している位置を特定する請求項1に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。
- 前記駆動制御部は、
前記スライダを移動させる移動区間に、前記リニアガイドを備える設備の稼働中に負荷状態で前記スライダが移動する区間を含める請求項1または2に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。 - 前記駆動制御部は、
定期的に同じ条件で前記駆動部を制御するための駆動条件を記憶する駆動条件記憶部を有する請求項1から3のいずれか1項に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。 - 前記解析部は、
前記データ収集部によって収集されたデータを複数のデータに分割し、分割したデータの解析結果に基づいて前記リニアガイドの異常発生箇所を特定する異常箇所特定部を有する請求項1から4のいずれか1項に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。 - 前記物理量は、前記スライダの移動方向に対して直交する方向の振動である請求項1から5のいずれか1項に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。
- 前記振動のデータを検出する振動センサをさらに備え、
前記振動センサは、前記スライダまたは前記スライダに連結され当該スライダとともに前記案内レールに対して移動可能な移動部材に固定されている請求項6に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。 - 前記リニアガイドを駆動するサーボモータを備え、
前記物理量は、前記サーボモータのトルクおよび電流の少なくとも一方である請求項1から5のいずれか1項に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置。 - 案内レールと、スライダと、複数の転動体と、を有するリニアガイドの案内レールの状態を監視するリニアガイドの案内レールの状態監視方法であって、
無負荷状態で1往復以上、前記案内レールに対して前記スライダを定速で移動させるように駆動部を制御する制御ステップと、
前記駆動部を制御している間の前記リニアガイドに関する物理量を、データとして収集する収集ステップと、
前記収集されたデータを解析し、前記リニアガイドの案内レールの状態を監視する解析ステップと、を含み、
前記解析ステップは、
前記収集されたデータのうち、往路のデータと復路のデータとの解析結果を比較して、いずれか一方においてのみ特徴値のピークが存在する場合には、測定の誤差であると判断し、前記往路のデータと前記復路のデータとに特徴値のピークが存在する場合には、異常があると判断する比較診断ステップを含むリニアガイドの案内レールの状態監視方法。 - コンピュータを、請求項1から8のいずれか1項に記載のリニアガイドの案内レールの状態監視装置の各部として機能させるためのプログラム。
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