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JP7321272B2 - 音響再生/シミュレーションシステムおよび音響再生をシミュレーションするための方法 - Google Patents

音響再生/シミュレーションシステムおよび音響再生をシミュレーションするための方法 Download PDF

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JP7321272B2 JP2021535812A JP2021535812A JP7321272B2 JP 7321272 B2 JP7321272 B2 JP 7321272B2 JP 2021535812 A JP2021535812 A JP 2021535812A JP 2021535812 A JP2021535812 A JP 2021535812A JP 7321272 B2 JP7321272 B2 JP 7321272B2
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Description

本発明の実施形態は、音響再生/シミュレーションシステムに関し、音響再生をシミュレーションするための方法に関する。さらに望ましい実施形態は、たとえばマルチチャネル音響再生のための、汎用オーディオ再生デバイスを提供する。
マルチチャネル音響に対して、通常、いくつかの個別のラウドスピーカが、聴取環境の前のエリアだけでなく、付加的に横および後ろにも設置される。水平のみのラウドスピーカ配列に加えて、高い位置にある(elevated)ラウドスピーカを有する配置も使用されている。そのような再生システムは、空間に広がる没入型の音響再生を可能にする。
そのようなラウドスピーカ配置に代わるものが、サウンドバーである。サウンドバーは、通常、単一の筐体内にいくつかのドライバ(すなわち、「単一のラウドスピーカの膜」)を収容する(host)。いくつかは、具体的に、ディスプレイの下または上に搭載されることを意図されている。今日、大部分のサウンドバーは、(ワイヤレス)サブウーファーとともに提供されるが、外部サブウーファーを必要としない変異形態もある。
たとえばサウンドプレート、サウンドベースなどと呼ばれる同様のデバイスは、通常、たとえばテレビジョンセットがそれらの上部に直接設置され得るように、サウンドバーの筐体より深い奥行きがある筐体を有する。
現今、サウンドバーは、主に、消費者用オーディオプレイバックにおいて使用される。サウンドバーは、通常、オーディオ再生に必要なすべての接続性/コネクタ、増幅器、処理、ラウドスピーカなどを1つの筐体の中で組み合わせるオーディオ再生デバイスである。サウンドバーの多くの変異形態が市場に存在し、サウンドバーは、種々の価格範囲で、種々の特徴を有して、種々の品質レベルで入手可能である。それらの差は、たとえば、筐体のサイズおよび形状、使用されるラウドスピーカドライバの数および/またはサイズおよび/または品質および/または位置および/または配列、入力信号に加えられる処理の種類におけるものであり得る。いくつかのサウンドバーは、単に、統合された単一の筐体内に入れられた複数のラウドスピーカとして働く(増幅以外の高度な信号処理を有しない)。その他は、単一のデバイスから納得のいく(空間に広がる)オーディオプレイバックを達成するために、様々な程度の精巧さの処理を加える。
いくつかのサウンドバーは、それらが使用されるプレイバック室の特定の幾何形状(geometry)および音響特性を考慮しないが、より精巧なサウンドバーは、(たとえば、測定信号に基づく較正の使用によってまたはユーザ調整によって)上記を考慮する。いくつかのサウンドバーデバイスは、たとえば、処理を実際のプレイバック室および/または聴取者の位置にマッチするように適応するように較正するために、マイクロフォンを使用する。
以下の説明と同じコンセプトが、同様に、3Dサウンドバーに、(たとえばディスプレイを取り巻いて配列された)ラウドスピーカフレームに、ラウドスピーカの円筒形配列に、ラウドスピーカの球形配列に、およびドッキングステーション様の大型ラジカセまたはスマートスピーカ再生デバイスに適用され得る。
サウンドバーは、消費者の家庭内で非常に人気のあるプレイバックデバイスであるので、専門家およびコンテンツ製作者も、そのようなデバイス上で彼らの製作物を(たとえば、製作中/創作プロセス中に直接)モニタしたいと欲する。
これは、いくつかの問題をもたらす。なぜならば、その結果は、たとえば、ターゲットデバイスの品質および特定のサウンドバーによって加えられる処理に大幅に依存するからである。この変動性は、モニタするための単一のサウンドバーを決定することを困難にする。非常に多くのサウンドバー製品を選択することも、便利な解決策ではない。さらに、消費者デバイスを専門的環境に円滑に接続することは、容易ではない。大部分の消費者デバイスは、消費者用接続性/コネクタ(たとえば、HDMI(登録商標))のみを特徴とする一方で、製作環境では、専門的コネクタ(たとえば、MADI)が使用される。さらに、大部分の消費者デバイスは、(消費者)フォーマット(たとえば、MP3、AACなど)で圧縮またはコード化されたコンテンツを予期している一方で、専門的環境では、非圧縮オーディオが、大抵の場合に使用される。それに関連する重要な問題は、同様に、そのようなデバイス上でリアルタイムモニタリングを可能にするための、システムのリアルタイム能力である。製作目的に対して、たとえば、リアルタイムは、もたらされる遅延が、製作ステップの間にコンテンツに加えられるあらゆる変化が、少なくとも、オーディオ再生デバイス上で知覚的に円滑にモニタされ得るように十分に短くなければならないことを意味することができる。それゆえ、改善された手法が必要である。
本発明の目的は、(複数のターゲットシステムの中からの)1つのターゲットシステムに匹敵するかまたは同様の音響を再生することを可能にするコンセプトを提供することである。
この目的は、独立クレームの主題によって解決される。
一実施形態は、サウンドバーおよびプロセッサのような少なくとも1つの音響再生デバイスを含む音響再生システムを提供する。音響再生デバイスは、1つまたは複数のオーディオ信号(たとえば、2チャネルステレオまたは5.1もしくは5.1+4H)によって駆動される。プロセッサは、入力オーディオストリームを処理して1つまたは複数のオーディオ信号を生成するように構成される。ここで、プロセッサは、ターゲットシステムの音響特性を規定する処理パラメータに基づいて処理を実行する。
本発明の実施形態は、高品質のオーディオ再生デバイス、たとえば高品質の構成要素およびデジタル信号処理を有するサウンドバーの使用によって、他のサウンドバーシステム/ターゲットシステムが行うであろうものを模倣/シミュレーションすることができる、との結論に基づく。高品質の音響再生デバイスと、ターゲットシステムの音響特性を規定する処理パラメータを使用する処理との組合せは、たとえば、種々のサイズの、種々の品質の、または各種の内在する処理(underlying processing)を特徴とする、ターゲットシステムとも呼ばれるいくつかの他の/同様の/関連する/相補のオーディオ再生システムをシミュレーションするその能力によって特徴づけられるオーディオ再生システムを形成する。処理パラメータは、音響再生/シミュレーションシステムをターゲットシステム、たとえば消費者再生システム/消費者サウンドバーに適応させるために使用される調整可能なパラメータである。結果として、そのようなハイエンドの汎用サウンドバーは、ユーザが、単一のデバイスのみから種々のサウンドバーデバイスをシミュレーションすることを可能にする。これは、製作中に、予期される消費者デバイスの性能をモニタするのを助ける。そのように規定されたシステムは、たとえば、製作されたコンテンツを顧客/消費者がどのように聞くであろうかを、コンテンツ製作者が製作中に(リアルタイムで)モニタすることを欲する、専門的製作環境におけるアプリケーションを発見することができる。
望ましい実施形態によれば、音響再生システム/モニタリングシステムは、たとえば、2つ以上の変換器を含むサウンドバーである。これは、音響再生デバイスに、1つ、2つまたはそれ以上のチャネルを作り出す能力を与える。類似的に、ターゲットデバイスも、サウンドバーであり得る。ターゲットデバイスの音響特性は、処理パラメータによって記述され得る。たとえば、処理パラメータのうちの1つは、ターゲットシステムの変換器構成を記述する。ここで、別々のチャネルの数に関するおよび/またはチャネル当たりの変換器の数に関する情報が、変換器構成情報に含まれ得る。さらに、たとえばビームフォーミングが使用される場合、変換器構成を記述する処理パラメータは、種々のチャネルのために使用される変換器の数を含み得る。一般に、この処理パラメータは、ターゲットシステムの変換器の数を記述し得る。ターゲットシステムの変換器の数が知られている場合、プロセッサは、この処理パラメータを使用して、使用されるべき音響再生/シミュレーションシステムの変換器の数を規定することができる。詳細には、音響再生/シミュレーションシステムの変換器は、この情報に基づいて選択されてよく、それにより、選択とそれぞれの処理パラメータとの間には直接的依存性が存在する。
処理パラメータは、種々の「ディメンション(dimension)」に関する音響再生の修正を可能にする。特性/ディメンションに対する、小さいが必ずしも完全であるとは限らない概観が、以下に与えられる。
- 第1の特性/ディメンションは、ハードウェアによって主に影響を受けるターゲットデバイスの再生能力を指し得る。たとえば、ターゲットデバイスのハードウェアは、周波数応答に関する特定の伝送特性を有する。したがって、処理パラメータのうちの1つは、ハードウェア特性を記述する。
- 別の処理パラメータは、ターゲットデバイスの実行されたコーディング/符号化を記述する。その背景は、いくつかのターゲットデバイスが、再生中に音響挙動に対する影響を有する特定の復号を実行することである。このコーディングディメンションは、少なくとも1つの処理パラメータによって表され得る。
- 第3の特性/ディメンションは、動作モード、すなわち、ビームフォーミング、ダイポーリング、または従来のプレイバックが、ターゲットデバイスによって再生されるかどうかの問いを指す。
- 第4の特性/再生ディメンションは、ターゲットシステムが、アップミックスまたはダウンミキシングを実行するかどうかの問いを指す。
- 別の特性/再生ディメンションは、ラウドスピーカ配列を指す。この処理パラメータは、ターゲットシステムの信号変換器の種々の位置またはターゲットシステムの筐体のサイズを記述する。
複数の他のディメンションが存在してもよく、これらのディメンションのうちの少なくとも1つ、しかし望ましくは複数が、ターゲットシステムの伝送挙動全体を記述し、それにより、上記で説明した音響再生システム/モニタリングシステムは、ターゲットシステムによって実行されることになる音響再生に匹敵する音響を再生するための、異なるディメンションについての情報を含む処理パラメータの使用によって可能にされることに留意されたい。言い換えれば、これは、処理が、各々が1つまたは複数の処理パラメータによって記述される上記のディメンションのうちの1つまたは望ましくは複数に関してオーディオストリームSTを処理することを意味する。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータは、ターゲットシステムの1つまたは複数の変換器のうちの1つの変換器周波数応答、1つの変換器インパルス応答、1つの変換器位相応答、1つの変換器のインピーダンスを記述し得る。この変換器周波数応答/変換器インパルス応答/変換器位相応答/変換器のインピーダンスは、上記で説明したプロセッサによってオーディオ信号を出力する前に、オーディオ信号を処理またはフィルタ処理するために使用される。別の処理パラメータは、筐体性能、たとえば、筐体が、開いた(たとえば、通気口付き、ポート付きの)筐体もしくは閉じた筐体であるか、またはパッシブラジエーターを備えられた筐体であるか、を記述し得る。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータのうちの1つは、ターゲットシステムまたは使用される符号化フォーマットによって実行されるデジタル処理を記述し得る。ディスクベースフォーマット(たとえば、CD、ブルーレイ)からのプレイバックに加えて、消費者音響再生デバイス(ターゲットシステム)は、一般的に、ブロードキャストまたはストリーミングを介して受信されるコンテンツをプレイバックするために使用される。そのようなコンテンツの配信のために、特定の符号化フォーマットが使用される。符号化フォーマットが知られている場合、処理は、符号化されたコンテンツをプレイバックするターゲットシステムの挙動をシミュレーション/エミュレーションするために、上記で説明した音響再生/シミュレーションシステムのプロセッサによって実行され得る。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータのうちの1つは、動作モード(たとえば、ビームフォーミング、ダイレクトフリーチャネルオーディオ、ダイポール処理、クロストーク消去、HRTFフィルタリングなど)を記述し得る。この処理パラメータに基づいて、音響再生/シミュレーションシステムは、その処理を決定することができる。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータのうちの1つまたは複数は、追加の音響強化特性(たとえば、マルチチャネルアップミキシング、低音強化、ダイナミック処理など)を記述し得る。この処理パラメータに基づいて、音響再生/シミュレーションシステムは、ターゲットデバイスを構成する(消費者)プレイバックシステム内で発見され得る様々な強化およびオーディオ処理のステップをシミュレーションするために、その処理を決定することができる。
さらなる実施形態によれば、ターゲットシステムの音響挙動がどのようにシミュレーション/エミュレーションされ得るかを規定する処理パラメータのすべては、(メモリに含有される)データベース内に記憶され得る。このデータベースは、外部データベースまたはプロセッサに属するデータベースまたはプロセッサに接続されるデータベースであり得る。このデータベースおよびプロセッサはまた、それが、さらなるターゲットシステムのエミュレーションを可能にするために後で更新され得るように設計される場合がある。
別の実施形態は、ターゲットシステムの性能をシミュレーションするための方法を提供する。この方法は、1つまたは複数のオーディオ信号を生成するために入力オーディオストリームを処理する2つの基本的ステップを含み、処理は、ターゲットシステムの音響特性を規定する処理パラメータに基づいて実行され、少なくとも1つの音響再生デバイスを駆動するために1つまたは複数のオーディオ信号を出力する。
別の実施形態は、処理パラメータを取得するためにターゲットシステムを分析するための方法を提供する。ここで、方法は、試験信号音の使用によってターゲットシステムを分析するステップを含み得る。
さらなる実施形態によれば、この方法または方法の部分は、コンピュータの使用によって実行され得る。したがって、一実施形態は、コンピュータプログラムを指す。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照しながら以下で説明される。
基本的実施形態による音響再生/シミュレーションシステムの概略表現を示す図である。 一実施形態による、音響再生/シミュレーションシステムに属する音響再生デバイスを使用して再生される例示的なターゲットシステムを示す図である。 一実施形態による、音響再生/シミュレーションシステムに属する音響再生デバイスを使用して再生される例示的なターゲットシステムを示す図である。 一実施形態による、音響再生/シミュレーションシステムに属する音響再生デバイスを使用して再生される例示的なターゲットシステムを示す図である。 さらなる実施形態による、音響再生をシミュレーションするための方法を示す概略フローチャートを示す図である。
本発明の以下の実施形態を、添付の図面を参照しながら説明する。ここで、同一の参照番号は、同一のまたは同様の機能を有する対象物に与えられ、それにより、それらの記述は、相互に適用可能で交換可能である。
図1は、プロセッサ14を使用して制御される少なくとも1つの音響再生デバイス12を含む音響再生/シミュレーションシステム10を示す。プロセッサは、随意のデータベース16を含んでよく、またはそれに接続されてよく、またはそれへのアクセスを有してよい。
音響再生デバイス12は、たとえば、サウンドバー、望ましくは高品質のサウンドバーであり得る。サウンドバーは、たとえば、複数のチャネル、たとえば2つのチャネルまたは3つのチャネルがサウンドバー12によって再生され得るように、たとえば選択的に制御され得る複数の変換器12a~12c(たとえば、同様/同等のまたは異なる変換器、すなわち同じまたは異なるタイプおよび/またはモデルの変換器)を有することができる。変換器12a、12bおよび12cは、(ほぼ)理想的な周波数応答、または一般に、(たとえば、それらの周波数応答、位相応答などに関して)同一の挙動を有する。ここで、変換器12a~12cの各々は、単一の膜変換器によって実現されてよく、または、変換器システム、たとえば同軸変換器システムもしくは別のツーウェイ変換器システムもしくはそれぞれの周波数範囲に対して複数のそれぞれの変換器を有する変換器システムとして実現されてよいことに留意されたい。変換器12a、12bおよび12cは、1つまたは複数のオーディオ信号ASを供給される。望ましくは、各変換器または変換器の組合せは、プロセッサ14によって出力されるそれ自体のオーディオ信号ASによって制御される。
この高品質のサウンドバーは、最適な形で1つまたは複数のオーディオ信号を再生することを可能にし、それにより、オーディオ信号AS内に含まれる音響特性さえも再生され得る。
これらの音響特性、たとえば特定の音響のカラーレーション(sound coloration)は、プロセッサ14によってオーディオ信号AS上に刷り込まれる。たとえば、再生特性は、たとえば特定の周波数部分が増幅または減衰されるようにオーディオ信号ASを等化することによって、プロセッサによって生成される刷り込まれた周波数-応答特性であり得る。代替的に、再生特性は、特定のインパルス応答、すなわち高調波ひずみを生じるインパルス応答、または特定の位相応答をもたらすことができる。音響特性に対するさらなる例は、平行(独立)チャネルの数である。それらの背景は、どれだけ多くのチャネルが再生され得るかが、音響システムに対する1つの特性であることである。再生されるチャネルの数は、音響再生によって生成される空間効果に重大な影響を及ぼす。この空間効果は、特定の音響特性でもあり得る。たとえば、空間効果は、いわゆる動作モードに直接的に依存し得る。市場において、仮想サラウンドを生成するためのダイポーリングもしくはサイコアコースティック効果の使用、サラウンド信号を一定の方向に向けるためのビームフォーミング音響信号、または単純な2チャネルステレオのように、種々の動作モードがある。
チャネルは、独立した再生要素、たとえばラウドスピーカによる一定の方向への出力を指すことに留意されたい。各チャネルは、それ自体のコンテンツを有することができる。たとえば、ステレオは、一般的に、2つのチャネルを有し、左チャネルのコンテンツは、右チャネルのコンテンツと異なる。5.1再生は、一般的に、5+1チャネルを有する。チャネルの数は、ソースチャネルの数と、並列に異なるチャネルを再生するためのラウドスピーカシステムの機能とに依存する。チャネルの数は、アップミキシングまたはダウンミキシングの使用による処理に起因して変化する場合がある。たとえば、ダウンミキシングは、2つの変換器の使用によって5.1表現を再生することを可能にし、2つのチャネルは、2つの変換器によって生成される。反対に、ステレオ信号は、5.1再生を実行するように構成されたサウンドバーにアップミックスされ得る。ここで、アップミキシングは、ステレオ信号の情報を強化して、または強化せずに実行され得る。
さらなる実施形態によれば、プロセッサは、アップミックス手段を特徴とし、その手段によって、マルチチャネル信号は、少なくとも1つの入力信号を有するが、所望のマルチチャネル出力より少ないチャネルの信号から生成され得る。
さらなる実施形態によれば、プロセッサは、ダウンミックス手段を特徴とし、その手段によって、入力マルチチャネル信号は、入力信号より少ないチャネルを有する出力信号をもたらすように処理され得る。
上記で説明したように、従来のサウンドバーのような消費者音響再生デバイスは、しばしば、それらの音響特性に起因して音響再生を修正する。別の観点から表現すると、これは、(特定のターゲットシステムの)特定の音響特性を(モデリングまたは模倣の意味で)印象付けるとき、ターゲットシステムの音響再生をシミュレーションすることが可能であることを意味する。この結論は、ターゲットシステムの音響特性をオーディオ信号に刷り込むことによって、オーディオストリームSTを処理するプロセッサ14によって使用される。これは、音響が、別の音響システム/別のサウンドバー上でどのように再生されることになるかがリアルタイムで決定され得るように、ターゲットシステムの音響再生をシミュレーションする目的を有する。
処理に関して、すべての音響特性は、処理パラメータ、たとえばフィルタパラメータまたはたとえば変換器構成を規定するパラメータによって規定され得ることに留意されたい。この処理パラメータに基づいて、プロセッサ14は、変換器12a~12cを駆動する1つまたは複数のオーディオ信号ASを生成するためにオーディオストリームSTを処理する。さらなる実施形態によれば、処理パラメータは、プロセッサに接続される随意のデータベース16内に記憶される。このデータベース16は、第1のターゲットシステムに対する処理パラメータを記憶し、さらなる実施形態によれば、第2の/さらなるターゲットシステムに対する処理パラメータを記憶し得る。上記で説明したように、ターゲットシステムは、変換器周波数応答、変換器インパルス応答、変換器の位相応答に関して、またはその変換器構成に関して、または別の特性に関して互いに異なる場合がある。
以下に、種々の音響特性およびそれらの影響を説明する。影響の第1の要因は、すでに説明したように、それらの変換器周波数応答、変換器のインパルス応答、または変換器位相応答に関する特性を有する変換器のタイプである。たとえば、異なる変換器は、それらが動作され得る周波数範囲に関して、またはそれらが生じさせることができる音圧レベルに関して異なる動作範囲を有する。さらなる例として、いくつかの変換器は、特徴として、一定の周波数を他の周波数より大きく増幅する場合がある。代替または追加として、高調波ひずみまたは非調波ひずみが、いくつかの周波数内で生成される場合がある。たとえば、しばしば、低い周波数範囲が減衰される。時には、中間周波数が増幅され得る。さらに、周波数帯域は、特定のユースケースおよびドライバが最適化された周波数帯域に応じて、高周波数部または低周波数部に関して制限され得る。そのような伝送特性は、オーディオ信号を等化することまたはひずませることによって、アクティブに生成され得る。ここで、音響特性に関する情報は、処理パラメータ、たとえばフィルタパラメータとして記憶される。これらの処理パラメータから開始して、プロセッサ14は、オーディオ信号ASを出力する(等化する、ひずませる、処理する)ためにオーディオストリームSTを処理する。その結果、種々のラウドスピーカタイプおよびターゲットシステムの性能は、それらの性能(たとえば、周波数応答、位相応答、空間化、仮想化、レンダリング)を模倣することによってシミュレーションされ得る。
さらなる実施形態によれば、ターゲット音響デバイスの筐体は、音響再生に影響を及ぼし得る。たとえば、筐体のサイズは、しばしば、インパルス応答および放射パターンを変化させる。この影響をマッピングするために、筐体特性、または筐体特性に起因して導かれるアコースティック効果を記述するそれぞれのプロセスパラメータが使用され得る。ここで、これらのパラメータは、インパルス応答も記述してよく、それにより、プロセッサ14は、それに応じてオーディオストリームSTを処理することができる。その結果、種々の筐体の性能が、それらの性能をデジタルにシミュレーションすることによって模倣され得る。
さらなる実施形態によれば、変換器自体を記述する処理パラメータおよび筐体を記述する処理パラメータは、共通処理パラメータに組み合わされ得る。たとえば、特定の参照デバイスまたは消費者デバイスの特性は、特定のオリジナルデバイスの測定値に基づいてシミュレーションされ得る。プロセッサが特定のデバイスの性能をシミュレーションすることを可能にするそのような測定値に対して、特別な試験信号が使用される。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータは、ラウドスピーカ配列を記述することができる。それらの背景は、種々のオーディオ再生デバイスが利用可能であることである。たとえば、3つの独立した(出力)チャネルを再生するために、3つの独立に制御される変換器を有するデバイスが存在し、各チャネルは、たとえば、専用の変換器に直接リンクされかつそれによって再生される一方で、他のデバイスは、2つだけの変換器の使用によって3つの(出力)チャネルを再生する。音圧を高めるために、1つだけの(同じ信号ASによって駆動される)変換器の代わりに、時には、複数の変換器が使用されることに留意されたい。他のデバイスは、ビームフォーミングを実行するために2つ以上の独立に制御される変換器を使用することができ、(たとえば、3つの)独立した(出力)チャネルのうちの1つの再生のために、利用可能なドライバの一部または全部が、たとえば配列処理技法(array processing technique)を使用して一緒に使用され得る/使用される。たとえば、2つまたは3つの変換器が利用可能である場合、5つのチャネルに対して複数のビーム、たとえば5つのビームが生成され得る。この配置は、オーディオ信号ASを生成するために、プロセッサ14が、それに応じてオーディオストリームSTを処理することができるように、処理パラメータとして記憶され得る。代替または追加として、変換器構成についての情報は、チャネル当たり2つ以上の変換器、たとえば異なる周波数範囲(ミッドレンジスピーカおよびツイーター)を再生するための変換器が使用されるかどうかの情報を含むことができる。そのような構成を再生するために、サウンドバー12は、複数のツイーターおよび複数のミッドレンジスピーカを含んでよく、各変換器は、個別に制御可能である。プロセッサは、各変換器に対してそれぞれのオーディオ信号ASを出力することができる。そのような場合、異なるチャネルの異なる変換器への割り当てならびにアクティブ周波数帯域割り当てが、プロセッサによって実行され得る。言い換えれば、これは、プロセッサ14が、複数の変換器12a~12cを制御するために複数のオーディオ信号ASを生成するために、オーディオストリームをアクティブにフィルタ処理しかつ異なるチャネルをアクティブに計算するように構成されることを意味する。これは、変動する数の内臓のドライバを用いてサウンドバーをシミュレーションする(たとえば、多くのラウドスピーカを有する高品質バージョンにおいて、2つだけのラウドスピーカを特徴とするサウンドバーをシミュレーションするために2つだけのラウドスピーカが選択され得る)可能性を提示する。処理は、それに応じて適応され得、たとえば、より多くのまたはより少ないドライバを有するシステムのシミュレーションに適応するために、異なるダウンミックスおよびアップミックスバージョンまたは再ルーティング行列を含むことができる。そのような高品質システムにおいて、より低品質の消費者システムの特性がシミュレーションされ得る(たとえば、周波数応答および/または位相応答および/またはそれらのもしくは異なるパラメータの変動性をシミュレーションする)。さらに、汎用音響デバイスは、異なる周波数範囲(たとえば、ウーファー、ミッドレンジ、ツイーター)のために構成された複数の変換器を有することができる。これは、マルチウェイシステム(たとえば、専用のツイーターおよびウーファーを有する2ウェイ)または広帯域ドライバのみを使用する(すなわち、専用のツイーターを有しない)システムのシミュレーションを可能にする。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータは、どのオーディオストリームが符号化/復号されるかの使用によって、符号化フォーマットを規定し得る。その背景は、サウンドバーのような音響再生デバイスが、再生性能に影響を及ぼし得るオーディオ復号を実行することはごく当たり前であることである。プロセッサ内でそのようなコーディング/符号化を適用することによって、ターゲットシステムにおけるそれぞれの再生が、シミュレーションされ得る。
さらなる実施形態によれば、処理パラメータは、特に、ターゲットデバイスが、異なる動作モードの使用によって働くように構成されるとき、ダイポーリング、ビームフォーミング、または従来のオーディオプレイバックのような動作モードを記述する。これは、異なる種類のサウンドバー処理(たとえば、出力ラウドスピーカに対する入力信号の単純な1対1マッチング、HRTFまたはクロストークベースの仮想化方法、ビームフォーミング技法、ダイポールシステムなど、およびそれらの組合せ)をシミュレーションする可能性を提示する。
以下に、図2a、図2bおよび図2cに関して、3つの異なる目標構成が、それらをシミュレーションするための手法とともに説明される。
図2aは、5つのミッドレンジスピーカ12am~12emならびにツイーター12at~12etを有するサウンドバー12を示す。ミッドレンジスピーカ12am~12emは、サウンドバー12に沿って配列される一方で、ツイーター12at~12etは、それぞれのミッドレンジスピーカ12am~12emに隣接して配列される。変換器(ミッドレンジスピーカ、ツイーター)の数は、図示の数に限定されず、それゆえ変化することができ、両変換器タイプに対して同じである必要はないことに留意されたい。さらに、サウンドバー12は、同様に、1つまたは複数の追加のウーファーおよび1つまたは複数の内部または外部のサブウーファー(図示せず)を含んでもよい。
図2aの実施形態によれば、サウンドバー12は、隅に示される単純なサウンドバー12'をシミュレーションするために使用される。見られるように、サウンドバー12'は、2つの変換器、すなわち、いわゆるフルレンジラウドスピーカだけを含む。そのようなサウンドバー12'をシミュレーションするために、処理パラメータは、サウンドバー12'を2つのチャネルを有するとして特徴づけ、各チャネルは、全周波数範囲を再生するために単一の変換器によって形成される。そのようなフルレンジスピーカは、しばしば、低周波数および高周波数に対して限定的な再生品質を有する。この情報は、周波数/再生特性を記述する処理パラメータを使用して記憶される。
プロセッサは、記述された処理パラメータを処理して、たとえば、ミッドレンジスピーカ12bmおよび12dmがターゲットデバイス12'をシミュレーションするために音響を再生するために使用されるように、変換器12にオーディオ信号を出力する。ここで、変換器12bmおよび12dmは、全周波数範囲を含むそれぞれのオーディオ信号によって制御され、それぞれの周波数インパルス応答を考慮に入れながら出力される。当然ながら、プロセッサは、異なる変換器、たとえば変換器12amおよび12emまたは複数の変換器の組合せ、たとえば12bm+12btおよび12dm+12dt、または12am+12bmおよび12dmおよび12emを使用し得る。
今日利用可能な安いサウンドバーの大半は、2チャネルステレオだけを再生することができるが、より精巧な製品は、サラウンドおよび3D/没入型コンテンツも再生することができる。図2bに関して、別の構成を説明する。
図2bは、同じサウンドバー12を示しており、ここでは、異なるターゲットデバイス12''がシミュレーションされる。ターゲットデバイス12''は、それが3つの出力チャネルを使用するという意味で、ターゲットデバイス12'と異なる。たとえば、プロセッサ(図示せず)は、サウンドバー12が、少なくとも3つの変換器、たとえば変換器12am、12cmおよび12emを使用するように、サウンドバー12を制御する。ターゲットデバイス12''は、ターゲットデバイス12'に匹敵するタイプの変換器に関する(かつ数は無関係の)ものであるので、変換器12am、12cm、12emは、そのようなスピーカに典型的な伝送特性を有するフルレンジスピーカとして使用される。上記で説明したように、フルレンジスピーカは、代替的に、ミッドレンジスピーカとツイーターとの組合せ、たとえば12am+12atによってエミュレーションされ得る。
ターゲットデバイス12''に関して、これは、3つの独立したチャネルを再生するターゲットデバイスであり得るか、または代替的に、たとえば、ターゲットデバイスは、ビームフォーミング用に構成されることに留意されたい。ビームフォーミングは、音響を特定の方向に誘導するために変換器配列を使用する再生に使用され得る方法である。ここで、ビームフォーミングを使用して、サラウンド信号は、横/後ろに向けられ、周囲の壁から反射される。このようにして、横/後ろから知覚される音響を有する仮想サラウンドが、サラウンドラウドスピーカなしに再生される。それぞれの動作モードが、それに応じて再生デバイス12を制御するために使用される。単に網羅性のために、仮想サラウンドを生成するための別の方法は、サイコアコースティック効果の使用であることに留意されたい。この方法は、2チャネルサウンドバー(ターゲットデバイス12')、またはターゲットデバイス12''のような他のサウンドバーに適用され得る。さらに別のクラスのデバイスは、ダイポール処理を使用して空間効果を生成する。ここで、ダイポーリングは、少なくとも2つのチャネルを有するターゲットデバイス(ターゲットデバイス12'参照)上で使用され得る。当然ながら、同じく、それらの方法の組合せが、動作モード内で規定され得る。
図2cに示すターゲットデバイス12'''は、ターゲットデバイス12''に匹敵し、ここでは、フルレンジスピーカの代わりに同軸スピーカが使用される。この同軸スピーカの良好な再生を可能にするために、プロセッサは、各同軸スピーカに対してミッドレンジスピーカとツイーターとの組合せを制御する。したがって、マークされた変換器12am、12at、12cm、12ct、12emおよび12etは、ターゲットデバイス12'''をシミュレーションするために使用される。ここでは、変換器構成のみでなく、伝送特性も異なっており、それゆえ、ターゲットデバイス12''をシミュレーションするために使用される処理パラメータと比較するとき、他の処理パラメータが使用される。当然ながら、本発明の方法による再生/シミュレーションシステムデバイスは、次いで、他のウーファー/ツイーターの組合せ、またはフルレンジドライバをシミュレーションするために使用され得る同軸スピーカを備えられることも可能である。
それぞれのターゲットデバイス12'、12''、12'''に対するすべてのプロセスパラメータが、データベース内に記憶され得る。ここで、1つのターゲットデバイス12'、12''または12'''を再生することを可能にする、異なる処理パラメータセットが存在し得ることに留意されたい。
これらの処理パラメータの使用は、デバイス12の使用によって、他のサウンドバーシステム12'、12''または12'''(ターゲットシステム)がオーディオストリームを再生するために使用される場合、それらのターゲットシステムが行うであろうものを模倣/シミュレーションすることを可能にする。ターゲットデバイスをシミュレーションするためのこの方法を、図3を参照しながら説明する。
図3は、3つの基本的ステップ110、120および130を有する方法100を示す。さらに、方法100は、随意のステップ115および140を含み得る。
第1の基本的ステップ110内で、オーディオストリームSTは、たとえば、ソースから受信される。オーディオストリームSTは、単一のチャネルであってよく、または2チャネルステレオ信号、5.1サラウンド信号、もしくはさらに大きいチャネル数を有する3D/没入型オーディオ信号のようなマルチチャネルソースであってもよい。
このオーディオストリームSTは、オーディオ信号AS(ステップ120参照)を生成するために処理パラメータPPを使用して処理される。ここで、処理パラメータPPは、使用される再生デバイスが、ターゲットデバイスが出力するのと同様に、音響信号を出力するように、ターゲットデバイスの音響特性をオーディオ信号ASにモデル化することを可能にする。
これらのオーディオ信号ASは、ステップ130で示すように、それぞれのデバイス(サウンドバー12参照)に供給するために使用される。オーディオ信号ASに応答するとき、サウンドバーは、音響を出力する(ステップ140参照)。このステップ140は、ターゲットデバイスのシミュレーションの最後を表す。
方法100が汎用的方法であることを可能にするために、方法は、シミュレーションされるターゲットデバイスに応じて処理パラメータPPを選択するためのステップ115をさらに含み得る。ステップは、正しい処理パラメータPPがステップ120内で使用され得るように、ステップ110と並列に配列される。
図1および図2a~図2cに関して、ここで、再生デバイス12(サウンドバー)は、前面における変換器だけを有するサウンドバーであるとして説明されたことに留意されたい。さらなる実施形態によれば、同じく、種々の面において、たとえば側面、上部プレートもしくは背面、または底において配列される変換器が存在してもよい。
実施形態によれば、発明的サウンドバーは、専門的な非圧縮信号に基づく信号もプレイバックすることができ、同時に、専門職のユーザが、サウンドバーデバイス上で聴取するときに、コンテンツの異なってコード化されたバージョンの性能をチェックするために、それらを選択してそれらのパラメータ(たとえば、ビットレート)を調整することができるように、種々のオーディオコーディング方法/種々のオーディオコーデック(エンコーダおよび/またはデコーダ)が含まれ得る。
以下で、さらなる実施形態を説明する。第1の実施形態は、他のオーディオ再生デバイスをシミュレーションすることができるオーディオ再生デバイスを提供する。このオーディオ再生デバイスは、たとえば、サウンドバー12によって形成されてよく、プロセッサ14を含む。別の観点から表現すると、これは、実施形態によれば、オーディオ再生デバイスはサウンドバータイプであることを意味する。代替的に、オーディオ再生デバイスは、1つのラウドスピーカタイプであってもよく、あるいは複数の変換器を特徴とするラウドスピーカシステムまたは1つもしくは複数のラウドスピーカタイプもしくは変換器タイプを有するラウドスピーカシステムによって形成されてもよい。したがって、核となるアイデアは、高品質の構成要素を有し、一連の異なるコネクタを特徴とし、デジタル信号処理を特徴とするデバイスを作り上げることである。そのようなデバイスを用いて、他のサウンドバーシステムまたはラウドスピーカシステムが行うであろうものを模倣/シミュレーションすることが可能である。
一実施形態によれば、デバイスは、処理パラメータの使用によって、実際に使用されるドライバの数が選択可能であるように構成され得る。
さらなる実施形態によれば、プロセッサは、少なくとも1つのチャネルを有する入力信号を処理することができ、ここで、処理は、デバイスから空間に広がる音響再生を生成するように適用される。さらなる実施形態によれば、プロセッサは、少なくとも1つのチャネルを有する入力信号を処理することができ、処理は、他のデバイスの性能および/または処理をシミュレーションするように適用される。さらなる実施形態によれば、プロセッサは、空間に広がる音響の印象を生成するためにダイポール処理を使用することができる。さらなる実施形態によれば、プロセッサは、空間に広がる音響の印象を生成するためにビームフォーミングを使用することができる。さらなる実施形態によれば、プロセッサは、空間に広がる音響の印象を生成するためにサイコアコースティック処理を使用することができる。
さらなる実施形態によれば、プロセッサは、ユーザによって選択されて調整され得る種々のオーディオ圧縮コーデックを特徴とするように構成される。プロセッサは、たとえば、非圧縮のもしくは圧縮されたオーディオ信号としてオーディオ信号を受信するか、またはビデオストリームからオーディオ信号を抽出することができることに留意されたい。したがって、プロセッサは、ビデオ入力を特徴とする。プロセッサは、異なるタイプを有する信号を受信するための複数の入力((消費者のおよび専門的な)様々のコネクタ)を有し得ることに留意されたい。
別の処理パラメータは、ターゲットシステムによって再生される音響の指向性(指向性パターン)を記述し得る。指向性は、一般的に、ターゲットデバイス内の種々の変換器タイプの正確な位置に依存し、周波数にわたって変動する。しばしば、指向性は、水平方向および垂直方向に変動する。そのような指向性効果は、高品質の再生/シミュレーションシステム/デバイスによってシミュレーションされ得、たとえば、再生デバイスは、ビームフォーミングを実行するための配列、またはターゲットシステムの指向性挙動をシミュレーションするために種々の周波数範囲に対して処理する他の配列を使用し得る。
別の実施形態は、ターゲットデバイスの音響特性を記述する処理パラメータを取得するために、1つまたは複数のターゲットデバイスを分析するための方法を提供する。ここで、方法は、処理全体についての情報を生成するために、単一のチャネルまたはマルチチャネルの試験信号音と、たとえば異なるチャネルにわたるスウィープを含みかつ異なる周波数範囲にわたってスウィープするシーケンスとのセットを再生するステップを含み得る。この方法は、ハードウェアデバイスによって実行され得、ハードウェアデバイスは、たとえば、種々のチャネルに対する音響ソースと、種々の方向に作り出される試験信号音の再生の応答を受信するためのマイクロフォン配列とを含む。
いくつかの態様が装置の文脈で説明されたが、これらの態様は、対応する方法の説明も表すことは明らかであり、ここで、ブロックまたはデバイスは、方法ステップまたは方法ステップの特徴に対応する。類似的に、方法ステップの文脈で説明される態様は、対応する装置の対応するブロックまたは項目または特徴の説明も表す。方法ステップの一部または全部は、たとえば、マイクロプロセッサ、プログラマブルコンピュータ、または電気回路のようなハードウェア装置によって(または、を使用して)実行され得る。いくつかの実施形態では、最重要方法ステップのうちのいくつか、1つまたは複数は、そのような装置によって実行され得る。
発明的な符号化オーディオ信号は、デジタル記憶媒体上に記憶され得るか、またはワイヤレス送信媒体などの送信媒体もしくはインターネットなどのワイヤード送信媒体上で送信され得る。
いくつかの実装形態の要件に応じて、本発明の実施形態は、ハードウェアでまたはソフトウェアで実装され得る。実装形態は、それらの上に記憶された電子的に読み出し可能な制御信号を有し、それぞれの方法が実行されるようにプログラマブルコンピュータシステムと協働する(または、協働することができる)、デジタル記憶媒体、たとえばフロッピーディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、またはFLASH(登録商標)メモリを使用して実行され得る。それゆえ、デジタル記憶媒体は、コンピュータ可読であり得る。
本発明によるいくつかの実施形態は、電子的に読み出し可能な制御信号を有するデータキャリアを含み、それらの制御信号は、本明細書で説明する方法のうちの1つが実行されるように、プログラマブルコンピュータシステムと協働することができる。
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを有するコンピュータプログラム製品として実装され得、プログラムコードは、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、方法のうちの1つを実行するように動作可能である。プログラムコードは、たとえば、機械可読キャリア上に記憶され得る。
他の実施形態は、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するための、機械可読キャリア上に記憶されたコンピュータプログラムを含む。
言い換えれば、発明的方法の一実施形態は、それゆえ、コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作するときに、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
発明的方法のさらなる実施形態は、それゆえ、データキャリア(または、デジタル記憶媒体もしくはコンピュータ可読媒体)であり、データキャリアは、その上に記録された、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを含む。データキャリア、デジタル記憶媒体、または記録された媒体は、一般的に、有形であり、かつ/または非一時的である。
発明的方法のさらなる実施形態は、それゆえ、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを表すデータストリームまたは信号のシーケンスである。データストリームまたは信号のシーケンスは、たとえば、データ通信接続を介して、たとえばインターネットを介して転送されるように構成され得る。
さらなる実施形態は、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するように構成された、または適応された処理手段、たとえばコンピュータまたはプログラマブル論理デバイスを含む。
さらなる実施形態は、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムをその上にインストールされたコンピュータを含む。
本発明によるさらなる実施形態は、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するためのコンピュータプログラムを受信機に(たとえば、電子的にまたは随意に)転送するように構成された装置またはシステムを含む。受信機は、たとえば、コンピュータ、モバイルデバイス、メモリデバイスなどであり得る。装置またはシステムは、たとえば、コンピュータプログラムを受信機に転送するためのファイルサーバを含み得る。
いくつかの実施形態では、プログラマブル論理デバイス(たとえば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)が、本明細書で説明する方法の機能の一部または全部を実行するために使用され得る。いくつかの実施形態では、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書で説明する方法のうちの1つを実行するために、マイクロプロセッサと協働し得る。一般に、方法は、任意のハードウェア装置によって実行されることが望ましい。
上記で説明した実施形態は、本発明の原理に対する実例にすぎない。配列の修正形態および変更形態ならびに本明細書に説明された詳細が、当業者に明らかになることは理解されよう。それゆえ、本明細書の実施形態の記述および説明によって提示される特定の詳細によって限定されるのではなく、直下の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図される。
10 音響再生/シミュレーションシステム
12 音響再生デバイス
12a 変換器
12b 変換器
12c 変換器
12am ミッドレンジスピーカ
12bm ミッドレンジスピーカ
12cm ミッドレンジスピーカ
12dm ミッドレンジスピーカ
12em ミッドレンジスピーカ
12at ツイーター
12bt ツイーター
12ct ツイーター
12dt ツイーター
12et ツイーター
12' サウンドバー、ターゲットデバイス
12'' サウンドバー、ターゲットデバイス
12''' サウンドバー、ターゲットデバイス
14 プロセッサ
15 矢印
16 随意のデータベース

Claims (19)

1つまたは複数のオーディオ信号(AS)によって駆動される少なくとも1つの音響再生デバイス(12)と、
入力オーディオストリーム(ST)を処理して前記1つまたは複数のオーディオ信号(AS)を生成するためのプロセッサ(14)とを含み、
前記プロセッサ(14)が、少なくとも2つの異なるターゲット音響システム(12'、12''、12''')からの1つのターゲット音響システム(12'、12''、12''')の音響特性を規定する処理パラメータ(PP)の使用によって前記処理を実行し、前記処理パラメータが、前記音響再生デバイス(12)の使用によって前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')を模倣および/またはシミュレーションすることを可能にするように構成され、
音響再生/シミュレーションシステム(10)が、前記少なくとも2つの異なるターゲット音響システム(12'、12''、12''')に対する前記処理パラメータ(PP)を記憶するデータベース(16)をその上に記憶したメモリを含むか、またはデータベース(16)に接続され、前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')が、サラウンドの3Dコンテンツおよび/または没入型コンテンツを再生するように構成されたサウンドバーを含み、
前記処理パラメータのうちの1つの処理パラメータが、前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')によって再生される音響の指向性を記述する、音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記少なくとも1つの音響再生デバイス(12)がサウンドバーである、請求項1に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記少なくとも1つの音響再生デバイス(12)が、少なくとも2つの変換器または3つ以上の変換器を含む、請求項1または請求項2に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記音響再生/シミュレーションシステム(10)が、少なくとも2つのチャネルまたは3つ以上のチャネルを再生するように構成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')が、1つまたは複数の変換器を有するサウンドバーを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記処理パラメータ(PP)のうちの少なくとも1つの処理パラメータが、音響特性の前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の変換器構成を記述する、請求項1から5のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記変換器構成が、別々のチャネルの数に関する、および/またはチャネル当たりの前記変換器の数に関する、または種々のチャネルに対する情報を含み、ならびに/あるいは前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の前記変換器の数に関する情報を含む、請求項6に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記音響再生デバイス(12)の使用された変換器の数および/または選択が、前記処理パラメータ(PP)のうちの1つの処理パラメータに依存し、および/または変換器構成に依存する、請求項1から7のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記処理パラメータ(PP)のうちの1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の前記変換器の変換器周波数応答、変換器インパルス応答、または変換器位相応答を記述するか、または、
前記処理パラメータ(PP)のうちの1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の前記変換器の変換器周波数応答、変換器インパルス応答、または変換器位相応答を記述し、前記1つまたは複数のオーディオ信号(AS)が、前記変換器周波数応答および/または変換器インパルス応答および/または変換器位相応答をシミュレーションするために処理および/またはフィルタ処理される、請求項1から8のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記処理パラメータ(PP)のうちの1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の筐体性能を記述する、請求項1から9のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記処理パラメータ(PP)のうちの少なくとも1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')のデジタル処理および/またはコンテンツ符号化フォーマットを記述するか、または
前記処理パラメータ(PP)のうちの少なくとも1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')のデジタル処理コーディングおよび/またはコンテンツ符号化フォーマットを記述し、前記処理が、前記1つまたは複数のオーディオ信号(AS)を出力するために前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')と同じデジタル処理および/またはデジタル符号化/復号を実行する、請求項1から10のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記処理パラメータ(PP)のうちの少なくとも1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の動作モードおよび/またはアップミキシング/ダウンミキシングモードを記述する、請求項1から11のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記処理パラメータ(PP)のうちの少なくとも1つの処理パラメータが、音響特性として前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')の指向性を記述する、請求項1から12のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記音響再生/シミュレーションシステム(10)が、前記入力オーディオストリーム(ST)を受信するための入力を含み、および/または
前記入力オーディオストリーム(ST)が、1チャネルオーディオストリーム(ST)であり、および/または
前記音響再生/シミュレーションシステム(10)が、前記入力オーディオストリーム(ST)を受信するためのビデオ入力を含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
前記音響再生/シミュレーションシステム(10)が、前記ターゲットシステム(12'、12''、12''')に対する前記処理パラメータ(PP)を記憶するデータベース(16)を記憶するメモリを含むか、またはデータベース(16)に接続されるか、または
前記音響再生/シミュレーションシステム(10)が、少なくとも2つのターゲットシステム(12'、12''、12''')に対する前記処理パラメータ(PP)を記憶するデータベース(16)をその上に記憶したメモリを含むか、またはデータベース(16)に接続される、請求項1から14のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
1つまたは複数の処理パラメータを決定するための装置であって、1つまたは複数の処理パラメータを取得するためにターゲットシステムを分析するように構成された分析器を含み、前記分析が、少なくとも2つの特性に関して実行される装置を備える、請求項1から15のいずれか一項に記載の音響再生/シミュレーションシステム(10)。
ターゲット音響システム(12'、12''、12''')の性能をシミュレーションするための方法であって、
入力オーディオストリーム(ST)を処理して1つまたは複数のオーディオ信号(AS)を生成するステップであって、前記処理が、少なくとも2つの異なるターゲット音響システム(12'、12''、12''')からの前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')の音響特性を規定する処理パラメータ(PP)の使用によって前記処理を実行し、前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')がサラウンドの3Dコンテンツおよび/または没入型コンテンツを再生するように構成されたサウンドバーを含む、ステップと、
少なくとも1つの音響再生デバイス(12)を駆動するために前記1つまたは複数のオーディオ信号(AS)を出力するステップであって、前記処理パラメータが、前記音響再生デバイス(12)の使用によって前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')を模倣および/またはシミュレーションすることを可能にするように構成されるステップとを含み、
少なくとも2つの異なるターゲット音響システム(12'、12''、12''')に対する前記処理パラメータ(PP)はデータベース(16)によって記憶され、前記処理パラメータのうちの1つの処理パラメータが、前記ターゲット音響システム(12'、12''、12''')によって再生される音響の指向性を記述する
方法。
1つまたは複数の処理パラメータを決定するためのステップによって強化される方法であって、以下の、
1つまたは複数の処理パラメータを取得するためにターゲットシステムを分析するステップをさらに含み、前記分析が、少なくとも2つのディメンションに関して実行される、請求項17に記載の方法。
コンピュータ上で動作するとき、請求項17または18に記載の前記方法を実行するためのプログラムコードを有する、コンピュータプログラム。
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