JP7316640B2 - ハンガー、天井構造、及び天井構造の組立方法 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、ハンガー背面板とハンガー正面板との間隔は50mmから54mmとされ、ハンガー背面板の延出量は34mmから36mmとされ、ハンガー正面板の延出量は20mmから24mmとされている。特に、ハンガー背面板とハンガー正面板との間隔、ハンガー正面板の延出量は、それぞれ、上述した寸法許容値を考慮した母屋の梁幅、リップ高さに対応するものであり、母屋と、当該母屋に係止したハンガーとの間に適度なクリアランスが形成されるように設定されている。本発明者らの検討によれば、このようなサイズを有するハンガーの係止部を、上述した梁成、梁幅、及びリップ高さを有する母屋のリップ部に係止させた後、ハンガー底板を軽く持ち上げるだけで、ハンガー背面板とハンガー正面板との間に母屋を嵌入させ、そのハンガーの姿勢を維持できることが判った。つまり、母屋に係止させているハンガーの姿勢を、固定部材等を用いることなく、バーを母屋に固定し終えた際のハンガーの姿勢に近いものにすることが可能になる。この結果、母屋にハンガーを係止させた後、バーをハンガーに支持させる作業や、固定部材により母屋とバーとを固定する作業を、容易に行うことが可能になる。
まず、係止工程において、図3に矢印A1で示されるように、ハンガー3を母屋2に係止させる。詳細には、図5(A)に矢印A5で示されるように、ハンガー3のハンガー正面板33と係止板34との間に形成された空間34aに、母屋2の下リップ部23の上端23aを進入させるようにして、係止板34を下リップ部23に係止させる。
バー支持工程では、母屋2に係止しているハンガー3にバー4を支持させる。詳細には、図3に矢印A2で示されるように、バー4のフランジ41をハンガー3のフランジ用スロット71(図4(C)参照)内に挿入配置するとともに、バー4のウェブ45をハンガー3のウェブ用スロット72(図4(C)参照)内に挿入配置する。
調整工程は、固定工程に先駆けて実施される。調整工程では、バー4が挿入配置されたハンガー3の位置を調整する。詳細には、図5(C)に矢印A7で示されるように、ハンガー3を、母屋2の長手方向に沿ってスライド移動させることにより、母屋2に対するバー4の位置を調整する。
固定工程では、まず、図3に矢印A4で示されるように、ねじ62によりハンガー3を母屋2に固定する。ねじ62は、ハンガー背面板32に形成されている貫通穴32aを挿通し、母屋背面板22に螺入している。これにより、ハンガー3が母屋背面板22に固定される。
パネル保持工程では、図1に示されるように、バー4に化粧パネル5を保持させる。詳細には、図2に示されるように、バー4のフランジ41,43及びウェブ45により形成される凹部に化粧パネル5の端部51を挿入することにより、化粧パネル5の四方を保持する。隣り合う複数の化粧パネル5により一連の天井面を構成することにより、天井構造1の組み立てが完了する。
2 :母屋
23 :下リップ部(リップ部)
3 :ハンガー
3b :支持部
31 :ハンガー底板
31a:開口
32 :ハンガー背面板
32a:貫通穴
33 :ハンガー正面板
34 :係止板(係止部)
34a:空間
35 :支持板
4 :バー
41,43:フランジ
5 :化粧パネル
61 :ねじ(固定部材)
71 :フランジ用スロット(スロット)
H2 :梁成
H3 :延出量
L2 :リップ高さ
L3 :延出量
W2 :梁幅
W3 :間隔(所定間隔)
Claims (10)
- 断面が略H字形状を呈するバーを、断面が略C字形状を呈する母屋に対して仮固定するためのハンガーであって、
ハンガー底板と、
前記ハンガー底板の一端から所定方向に延出するハンガー背面板と、
前記ハンガー底板の他端から前記所定方向に延出し、所定間隔を空けて前記ハンガー背面板と対向するハンガー正面板と、
前記母屋のリップ部に係止するための係止部と、
前記バーのフランジを支持するための支持部と、を有し、
前記ハンガー底板に開口が形成されており、
前記係止部は、前記ハンガー正面板の前記所定方向側の端部から前記ハンガー背面板側に傾斜して延出する係止板を有し、
前記ハンガー正面板と前記係止板との間に形成される空間は、奥行方向における両端部が開放されており、
前記支持部は、前記ハンガー底板よりも前記所定方向と反対の方向に配置された支持板を有し、
前記支持板は、前記ハンガー底板との間にスロットを形成していることを特徴とする、ハンガー。 - 前記支持板は、前記所定方向に貫通する貫通穴が形成され、前記開口の一部を覆うように配置されている、請求項1に記載のハンガー。
- 前記所定間隔は、50mmから54mmであり、
前記ハンガー背面板の延出量は、34mmから36mmであり、
前記ハンガー正面板の延出量は、20mmから24mmである、請求項1又は2に記載のハンガー。 - 天井構造であって、
断面が略C字形状を呈する母屋と、
断面が略H字形状を呈し化粧パネルを保持するバーと、
前記バーを前記母屋に仮固定するためのハンガーと、
前記バーを前記母屋に固定する固定部材と、を備え、
前記ハンガーは、
ハンガー底板と、
前記ハンガー底板の一端から所定方向に延出するハンガー背面板と、
前記ハンガー底板の他端から前記所定方向に延出し、所定間隔を空けて前記ハンガー背面板と対向するハンガー正面板と、
前記母屋のリップ部に係止するための係止部と、
前記バーのフランジを支持するための支持部と、を有し、
前記ハンガー底板に開口が形成されており、
前記固定部材は、前記開口を挿通して前記バーを前記母屋に固定しており、
前記係止部は、前記ハンガー正面板の前記所定方向側の端部から前記ハンガー背面板側に傾斜して延出する係止板を有し、
前記ハンガー正面板と前記係止板との間に形成される空間は、奥行方向における両端部が開放されており、
前記支持部は、前記ハンガー底板よりも前記所定方向と反対の方向に配置された支持板を有し、
前記支持板は、前記ハンガー底板との間にスロットを形成しており、
前記バーのフランジは、前記スロット内に配置され、前記支持板により下方から支持されていることを特徴とする、天井構造。 - 前記支持板は、前記所定方向に貫通する貫通穴が形成され、前記開口の一部を覆うように配置されており、
前記固定部材は、前記開口及び前記貫通穴を挿通して前記バーを前記母屋に固定している、請求項4に記載の天井構造。 - 前記母屋は、梁成が略100mmであり、梁幅が略50mmであり、リップ高さが略20mmであり、
前記所定間隔は、50mmから54mmであり、
前記ハンガー背面板の延出量は、34mmから36mmであり、
前記ハンガー正面板の延出量は、20mmから24mmである、請求項4又は5に記載の天井構造。 - 天井構造の組立方法であって、
ハンガー底板と、
前記ハンガー底板の一端から所定方向に延出するハンガー背面板と、
前記ハンガー底板の他端から前記所定方向に延出し、所定間隔を空けて前記ハンガー背面板と対向するハンガー正面板と、
係止部と、
前記ハンガー底板よりも前記所定方向と反対の方向に配置された支持板を有する支持部であって、前記支持板は、前記所定方向に貫通する貫通穴が形成されている、前記支持部と、
を有するハンガーの前記係止部を、断面が略C字形状を呈する母屋のリップ部に係止させる係止工程と、
断面が略H字形状を呈するバーのフランジを、前記ハンガーの支持部に支持させるバー支持工程と、
前記バーを前記母屋に固定する固定工程と、
前記バーに化粧パネルを保持させるパネル保持工程と、を有し、
前記ハンガー底板に開口が形成されており、
前記固定工程において、前記開口及び前記貫通穴に固定部材を挿通させ、該固定部材を前記バーのフランジと前記母屋とに螺入させることにより、前記バーを前記母屋に固定することを特徴とする、天井構造の組立方法。 - 前記係止部は、前記ハンガー正面板の前記所定方向側の端部から前記ハンガー背面板側に傾斜して延出する係止板を有し、
前記ハンガー正面板と前記係止板との間に形成される空間は、奥行方向における両端部が開放されており、
前記固定工程に先駆けて、前記バーを支持している前記ハンガーを前記母屋の長手方向に沿ってスライド移動させることにより、前記バーの位置を調整する調整工程を有している、請求項7に記載の天井構造の組立方法。 - 前記支持板は、前記ハンガー底板との間にスロットを形成しており、
前記バー支持工程において、前記バーの前記フランジを前記スロット内に挿入配置し、該フランジを前記支持板に下方から支持させる、請求項8に記載の天井構造の組立方法。 - 前記母屋は、梁成が略100mmであり、梁幅が略50mmであり、リップ高さが略20mmであり、
前記所定間隔は、50mmから54mmであり、
前記ハンガー背面板の延出量は、34mmから36mmであり、
前記ハンガー正面板の延出量は、20mmから24mmである、請求項7から9のいずれか一項に記載の天井構造の組立方法。
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JP2019103780A JP7316640B2 (ja) | 2019-06-03 | 2019-06-03 | ハンガー、天井構造、及び天井構造の組立方法 |
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JP2019103780A JP7316640B2 (ja) | 2019-06-03 | 2019-06-03 | ハンガー、天井構造、及び天井構造の組立方法 |
Publications (2)
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JP2020197064A JP2020197064A (ja) | 2020-12-10 |
JP7316640B2 true JP7316640B2 (ja) | 2023-07-28 |
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JP2019103780A Active JP7316640B2 (ja) | 2019-06-03 | 2019-06-03 | ハンガー、天井構造、及び天井構造の組立方法 |
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Family Cites Families (4)
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JPS52105914U (ja) * | 1976-02-09 | 1977-08-12 | ||
JPS53152418U (ja) * | 1977-05-09 | 1978-11-30 | ||
JPH0484527U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 |
-
2019
- 2019-06-03 JP JP2019103780A patent/JP7316640B2/ja active Active
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