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JP7275507B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
被記録媒体に対して画像を定着させる定着装置として、定着ベルトまたは定着ローラ等の定着部材に対し表面層に弾性体を有する加圧部材を押圧させて定着ニップを形成し、この定着ニップに対して静電的に付着したトナー像を有する被記録媒体を進入させ、定着ニップにおいて熱と圧力とによってトナー像を被記録媒体上に定着する定着装置が知られている。
このような加圧を行う定着装置において、被記録媒体が普通紙のように厚みが薄く一定のものである場合は特に問題はないが、封筒等のように厚みが厚くかつ部分的に厚みが異なる被記録媒体の場合には、定着ニップを通常のニップ圧力とすると被記録媒体にしわが発生してしまうという問題点があった。そこで、被記録媒体が封筒であるか否かを検知し、封筒である場合には普通紙の場合に比してニップ圧力を減少させ、さらに被記録媒体の最前部及び最後部において他の部位に比してさらにニップ圧力を減少させる技術が提案されている(例えば「特許文献1」参照)。
上述の技術において、被記録媒体の搬送方向と直交する方向である搬送直交方向(被記録媒体の幅方向)において搬送される被記録媒体に厚みが異なる部分があると、厚みが厚い側の定着ニップ幅が増加して搬送速度が速くなり、被記録媒体が斜めに搬送されて搬送ジャムが発生してしまうという問題点がある。また、厚みが厚い側ではニップ圧力が高くなるため、被記録媒体とこれに接触するローラやベルト等の定着部材との摩擦力が増大して定着部材が偏摩耗してしまうという問題点がある。そのため、厚みが異なる被記録媒体を用いる場合には搬送直交方向における厚みが均一となるように、画像形成装置本体に対して被記録媒体をセットするように運用をお願いしている。
しかし実際の使用に際しては、厚みが均一となる例えば縦送りに被記録媒体をセットしなくてはならないところ、不用意に厚みが均一とはならない例えば横送りに被記録媒体がセットされて画像形成が行われてしまう場合がある。この場合には、上述したように被記録媒体の搬送ジャムや定着部材等の偏摩耗といった不具合が生じるという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、被記録媒体として搬送直交方向に厚みが異なるものが用いられた場合であっても、搬送ジャムや定着部材等の偏摩耗の発生を防止することが可能な定着装置及びこれを備えた画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、給紙ローラ及び前記給紙ローラの変位量を検知する位置センサを有する給紙装置と定着装置を備える画像形成装置であって、前記定着装置は、被記録媒体の搬送直交方向である幅方向において、該被記録媒体を所定のニップ圧力で挟持して該被記録媒体にトナー像を定着する定着部材及び加圧部材と、前記幅方向に少なくとも2箇所配設され、それぞれABS樹脂製のカムを有し、前記定着部材に前記加圧部材を圧接する付勢手段と、前記給紙ローラの位置情報に基づいて、前記被記録媒体が前記幅方向において厚みが厚い部位と厚みが薄い部位とを有する被記録媒体であるか、前記幅方向において厚みが均一な被記録媒体であるかを検知する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記幅方向において厚みが厚い部位と厚みが薄い部位とを有する前記被記録媒体が通紙された際に、前記厚みが厚い部位における前記定着部材に対する前記加圧部材の圧接力を前記厚みが薄い部位における前記定着部材に対する前記加圧部材の圧接力よりも低減させことを特徴とする。

本発明によれば、その幅方向において厚みが厚い部位と薄い部位とを有する被記録媒体が通紙された際に、被記録媒体の厚みが厚い部位における定着部材に対する加圧部材の圧接力が、厚みが薄い部位における前記圧接力よりも低減される。これにより、定着ニップにおけるニップ圧力が被記録媒体の厚みが厚い側と厚みが薄い側とで均一化され、通常のニップ圧力が作用した場合に比して厚みが厚い側の定着ニップ幅が小さくなり厚みが薄い側の定着ニップ幅との差が減少するので、厚みが厚い側と厚みが薄い側とで被記録媒体の搬送速度差が減少し、被記録媒体が直線的に搬送されて搬送ジャムの発生が抑制される。
また、定着部材に対する加圧部材の圧接力が被記録媒体の幅方向において制御され、被記録媒体の厚みが厚い部位における前記圧接力が、厚みが薄い部位における前記圧接力よりも低減されるので、厚みが厚い側においてニップ圧力が高くなることが抑制され、定着部材における偏摩耗の発生を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の一実施形態に用いられる定着装置の概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる定着ローラ及び加圧ローラ及び付勢手段を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる被記録媒体を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる偏心カムを説明する概略図である。 本発明の一実施形態の変形例に用いられる給紙ローラ及び給紙トレイ及び位置センサを説明する概略図である。
先ず、本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置について説明する。
図1は、電子写真方式の画像形成装置である複写装置1を示す概略構成図である。複写装置1は、被記録媒体である転写シートSに画像を形成する画像形成部2、画像形成部2に転写シートSを供給する給紙装置3、原稿画像を読み取る画像読取部4、画像読取部4に原稿を自動的に供給するADF5等を備えている。
画像読取部4では、原稿照明用の光源やミラー等を搭載した第1走行体6と複数の反射ミラーを搭載した第2走行体7とが往復移動することに伴い、コンタクトガラス8上に載置された図示しない原稿の画像読取走査が行われる。第2走行体7から射出される走査光は、結像レンズ9によってその後方に配設された読取センサ10の結像面に集光された後、読取センサ10によって画像信号として取り込まれる。
複写装置1の装置本体11の側面には、手差し用の転写シートSを載置する手差しトレイ12及び装置本体11から排出された転写シートSが積載される排紙トレイ13が配設されている。
画像形成部2には、像担持体である無端ベルト状の中間転写ベルト14、中間転写ベルト14を張架する複数のローラ等を有する転写装置としての転写ユニット15が配設されている。中間転写ベルト14は、図示しない駆動手段によって図において時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ16、二次転写バックアップローラ17、従動ローラ18、4個の一次転写ローラ19Y,19C,19M,19Kによって張架されており、駆動ローラ16から与えられる回転駆動力によって図において時計回り方向に走行駆動される。
なお、一次転写ローラ19Y,19C,19M,19Kに使用しているY,C,M,Kという添え字は、それぞれイエロ用、シアン用、マゼンタ用、ブラック用の部材であることを示している。以下の構成においても同様である。
中間転写ベルト14は、駆動ローラ16、二次転写バックアップローラ17、従動ローラ18により張架されている箇所においてそれぞれ大きく湾曲されており、外観上底辺を鉛直上方に向けた逆三角形状を呈している。逆三角形状の底辺に当たるベルト上部展張辺は水平方向に延在しており、ベルト上部展張辺の上部には感光体ドラム21Y,21C,21M,21Kを有する4個のプロセスユニット20Y,20C,20M,20Kが水平方向に並列配置されている。
従動ローラ18と対向する位置には、中間転写ベルト14の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置24が配設されている。中間転写ベルト14、各ローラ16,17,18、各一次転写ローラ19、及びベルトクリーニング装置24はユニットとして一体構成されており、装置本体11に対して着脱可能に構成されている。
本実施形態において、各プロセスユニット20はそれぞれ使用されるトナーの色を除いて同様に構成されている。なお、各プロセスユニット20は、使用されるトナーの色に応じてそれぞれの構成が異なる場合もある。
各プロセスユニット20の上方には、光書込ユニット22が配設されている。光書込ユニット22は、画像読取部4によって読み取られた原稿画像情報に基づいて、図示しないレーザ制御部により4個のそれぞれ図示しない半導体レーザを駆動し、4本の書込光であるレーザ光Lを射出する。各レーザ光Lは、各感光体ドラム21をそれぞれ暗中にて走査し、各感光体ドラム21の表面に静電潜像を形成する。
本実施形態では、光書込ユニット22として半導体レーザから射出したレーザ光Lを図示しないポリゴンミラーによって偏向させつつ、図示しない反射ミラーによって反射させたり光学レンズに通したりすることによって光走査を行う構成を採用しているが、この構成に代えて、例えばLEDアレイによって光走査を行う構成の光書込ユニットを用いてもよい。
各感光体ドラム21は、走行駆動される中間転写ベルト14の上部展張辺に当接しつつ、各一次転写ローラ19と共に一次転写ニップを形成している。中間転写ベルト14の裏面に接触して一次転写ニップを形成する各一次転写ローラ19には、それぞれ図示しないバイアス供給手段からトナーの帯電極性とは逆極性の一次転写バイアスが印加される。この一次転写バイアスにより、イエロ、シアン、マゼンタ、ブラック用の各一次転写ニップには、各色トナーを感光体ドラム21側から中間転写ベルト14側に静電移動させる一次転写電界が形成される。
各感光体ドラム21上に形成された各色トナー像は、各感光体ドラム21の回転によって各色用の一次転写ニップに進入すると、一次転写電界及びニップ圧の作用により中間転写ベルト14上に順次重畳転写される。これにより、中間転写ベルト14のオモテ面(ループ外周面)には、4色のトナー像が重ね合わされたフルカラートナー像が形成される。なお一次転写部材として、各一次転写ローラ19に代えて、一次転写バイアスが印加される導電性ブラシ、非接触方式のコロナチャージャ等、周知の他の構成を採用してもよい。
二次転写バックアップローラ17は、金属からなる円筒状の芯金と、芯金の外周面に被覆された導電性の弾性層とを有しており、図示しない二次転写電源からトナーと同極性の二次転写バイアスが印加される。中間転写ベルト14を介して二次転写バックアップローラ17と対向する位置には、中間転写ベルト14上に一次転写されたフルカラートナー像を転写シートSに二次転写させる二次転写ローラ23が配設されている。二次転写ローラ23は、金属からなる円筒状の芯金と、芯金の外周面に被覆された導電性の弾性層と、弾性層の外周面に被覆された導電性樹脂からなる表面層とを有しており、グランドに接地されている。中間転写ベルト14を介して、二次転写バックアップローラ17に対して二次転写ローラ23を所定の圧力で圧接させることにより二次転写ニップが形成されている。
二次転写ローラ23のシート搬送方向上流側には、転写シートSを一時停止させた後に二次転写ニップに向けて給送するレジストローラ対25が配設されている。
次に、複写装置1の動作について説明する。
画像形成動作が開始されると、各感光体ドラム21が図示しない駆動手段の作動によりそれぞれ反時計回り方向に回転駆動され、各感光体ドラム21の外周面が図示しない各帯電装置によってそれぞれ所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体ドラム21の外周面は光書込ユニット22からのレーザ光Lによってそれぞれ照射され、各感光体ドラム21の外周面に各色の静電潜像が形成される。このとき、各感光体ドラム21に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの各色情報に色分解した単色の画像情報である。このように形成された静電潜像は、各感光体ドラム21と各現像装置との間を通過する際に、各現像装置内の各色トナーによってトナー画像としてそれぞれ可視像化される。
中間転写ベルト14が図示しない駆動手段からの駆動力によって時計回り方向に走行すると、各プロセスユニット20のうち最上流位置を占めるプロセスユニット20Yにおいて感光体ドラム21Yの外周面上に形成されたイエロトナー画像が一次転写ローラ19Yの作用によって中間転写ベルト14上に一次転写される。この一次転写されたイエロトナー画像には、他のプロセスユニット20C,20M,20Kにおいて形成されたシアントナー画像、マゼンタトナー画像、ブラックトナー画像が重畳転写され、これにより中間転写ベルト14上にはフルカラーのトナー像が担持される。
トナー画像が転写された後、各感光体ドラム21の外周面上に付着した残留トナーは、各感光体クリーニング装置によって各感光体ドラム21の外周面上から除去される。クリーニングがなされた各感光体ドラム21は除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
一方、給紙装置3からは用紙Pが給送され、給送された用紙Pは用紙搬送路に送り込まれる。用紙搬送路に送り込まれた用紙Pは、二次転写ローラ23の用紙搬送方向上流側に配置されたレジストローラ対25において一時停止され、所定のタイミングで二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ23には中間転写ベルト14上に担持されたトナー画像のトナー帯電極性とは逆極性の転写電圧が印加され、これにより中間転写ベルト14上のフルカラートナー像が用紙P上に一括して二次転写される。
フルカラートナー像が転写された用紙Pは、二次転写ニップの用紙搬送方向下流側に配設された搬送コンベヤ26を介して本発明の特徴部である定着装置27へと搬送され、定着装置27を通過する際に加えられる熱と圧力とによって用紙P上のフルカラートナー像が溶融されて用紙P上に定着される。フルカラートナー像が定着された用紙Pは、定着装置27の用紙搬送方向下流側に配置された排出ローラ対28に向けて搬送され、排出ローラ対28によって機外へと排出されて排紙トレイ13上に排出積載される。
フルカラートナー像を用紙Pに転写した後の中間転写ベルト14は、ベルトクリーニング装置24によって残留トナーをクリーニングされて次の画像形成に備えられる。
ここで、本発明の特徴部である定着装置27について説明する。
定着装置27は、図2に示すように、定着部材である定着ローラ29、加熱ローラ30、定着ベルト31、テンションローラ32、加圧部材である加圧ローラ33、付勢手段35等を有している。
定着ベルト31は、樹脂材料からなるベース層上に弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端状ベルトである。定着ベルト31は、その弾性層がフッ素系ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されており、離型層はPFA(四フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等の材料で形成されている。定着ベルト31の表層に離型層を設けることにより、被記録媒体に付着したトナー像に対する離型性が担保される。
定着ベルト31は、定着ローラ29、加熱ローラ30、テンションローラ32に張架支持されており、図示しない駆動手段によって定着ローラ29が回転駆動されることにより図2において時計回り方向に走行駆動される。テンションローラ32は定着ベルト31の外周面に接触しており、定着ベルト31に対して所定の張力を付与している。定着ベルト31として熱容量の低いものを用いることにより、定着装置27の昇温特性が向上する。
定着ローラ29は、SUS304製の芯金上に層厚が15mm程度の発泡シリコーンゴムからなる弾性層が形成されたローラ部材であり、定着ベルト31を介して加圧ローラ33に圧接して定着ニップNを形成する。弾性層を発泡材料で形成することにより、定着ニップNにおけるニップ幅を比較的大きく設定することができると共に、定着ベルト31の熱が定着ローラ29に移行しにくくなる。なお、弾性層の材料としては、発泡シリコーンゴムに代えてフッ素ゴム、シリコーンゴム等を用いてもよい。
加熱ローラ30は、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料からなる中空構造のローラであり、その内部には図示しないヒータが配設されている。加熱ローラ30は、耐食性を向上させるために、その表面にアルマイト処理が施されている。図示しないヒータからの輻射熱によって加熱ローラ30が加熱され、加熱ローラ30によって加熱された定着ベルト31の表面から被記録媒体上のトナー像に加熱が行われる。
図3に示すように、加圧ローラ33はその支軸両端を、軸受36を介して定着装置27の奥側側板37及び手前側側板34に回転自在に支持されており、軸受36は各側板37,34に形成された図示しない長穴内に上下動自在に支持されている。また、加圧ローラ33の上方に配設された定着ローラ29もその支軸両端を、軸受38を介して各側板37,34に回転自在に支持されている。
加圧ローラ33は、定着ニップNにおけるニップ圧力を調整する付勢手段35によって、定着ベルト31を介して定着ローラ29に圧接され、これにより定着ニップNが形成される。付勢手段35は、軸受36に係合する加圧レバー39、加圧レバー39に作用して加圧ローラ33を定着ローラ29に向けて付勢するカムとしての偏心カム40、偏心カム40を回転させるモータ41、偏心カム40の位置を検知する位置センサ42、加圧レバー39に付勢力を付与する圧縮ばね43等を有している。
加圧レバー39は、定着装置27を排出ローラ対28側から見た図3において、被記録媒体の搬送直交方向である幅方向Xにおいて左側である装置奥側に位置する奥側側板37、及び幅方向Xにおいて右側である装置手前側に位置する手前側側板34によってその支軸39aを回動可能支持されている。加圧レバー39と共に付勢手段35を構成する偏心カム40、モータ41、位置センサ42、圧縮ばね43も加圧レバー39に付帯してそれぞれ配設されている。従って、定着装置27の装置奥側には付勢手段35Aが、装置手前側には付勢手段35Bがそれぞれ配置されている。
偏心カム40は、定着ニップNのニップ圧力を増減させる方向に加圧レバー39を移動させる。すなわち、ニップ圧力を高く設定したい場合には、偏心カム40を図2に示す状態から時計回り方向に回転させて大径部を加圧レバー39に接触させる。これにより、加圧レバー39が軸受36を介して加圧ローラ33を上方に押し上げ、定着ローラ29に対する加圧ローラ33の加圧力が増加する。
これに対してニップ圧力を低く設定したい場合には、偏心カム40を図2に示す状態から反時計回り方向に回転させて小径部を加圧レバー39に接触させる。これにより加圧レバー39が加圧ローラ33の自重と定着ニップNにおける反発力と圧縮ばね43の付勢力とによって下方に移動し、定着ローラ29に対する加圧ローラ33の加圧力が減少する。
偏心カム40の回転位置制御は、偏心カム40に取り付けられ偏心カム40と一体的に回転する被検知部材40aの有無を位置センサ42によって光学的に検知することにより、後述する制御手段によって認識される。また、本発明の特徴部である偏心カム40の形状については後述する。
付勢手段35は定着ローラ29に対する加圧ローラ33の加圧力を調整するものであり、加圧力の調整は上述したように偏心カム40の回動によって行われる。偏心カム40は、図2に示すようにモータ41によって回動され、モータ41の作動は図2に示す制御手段44によって行われる。CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピュータからなる制御手段44は、図2に示すように複写装置1の操作パネル45からの入力に基づいてモータ41の作動を制御する。なお、図2では一方の付勢手段35のみを示しているが、制御手段44は両方の付勢手段35における各モータ41の作動をそれぞれ制御する。
ここで、複写装置1の使用者による操作パネル45からの入力について説明する。
使用者は、使用する被記録媒体の幅方向Xにおける厚みに応じて各モータ41の作動をそれぞれ制御する。ここで、本実施形態において使用可能な被記録媒体は3種類であり、図4(a)に示すように通常の転写シートSのように厚みが均一なものである第1の被記録媒体46、図4(b)に示すように装置手前側に位置する部位の厚みが他の部位に比して厚いものである第2の被記録媒体47、図4(c)に示すように装置奥側に位置する部位の厚みが他の部位に比して厚いものである第3の被記録媒体48の3種類である。なお、第2の記録媒体47及び第3の被記録媒体48では、厚みの薄いまたは厚い側から徐々に厚みの厚いまたは薄い側に各被記録媒体47,48の厚みが変化する構成を示したが、本発明が適用可能な被記録媒体としては、装置奥側または装置手前側の何れか一方の一部のみが厚い構成であってもよい。
使用者は、操作パネル45において使用される被記録媒体の種類を第1ないし第3の何れかから選択する。制御手段44は、使用者によって選択された被記録媒体に応じて偏心カム40の回動制御を行う。
次に、偏心カム40について説明する。本発明の構成において、偏心カム40としては、付勢手段35Aに用いられる偏心カム40Aと、付勢手段35Bに用いられる偏心カム40Bとを備えている。図5に示すように、偏心カム40Aと偏心カム40Bとは、偏心カム40Aを裏返すと偏心カム40Bとなるように構成されている。各偏心カム40A,40Bは、製造コストを考慮するとABS樹脂やこれ以上の強度を有する樹脂製であることが望ましい。
各偏心カム40A,40Bは、それぞれモータ41によって回動される支軸40bを有しており、各支軸40bに固定されるカム部40cをそれぞれ有している。カム部40cは、所定角度θに対応した部分だけ支軸40bの軸心を中心とした円弧40dとなるように形成されており、他の部位は円弧40dよりも直径が小さくなるように形成されている。
偏心カム40Aと偏心カム40bとは、図5に示す位置でそれぞれ支軸40bに取り付けられている。この状態において、範囲Aでは偏心カム40A及び偏心カム40B共に円弧40dが各加圧レバー39に接触するため、加圧ローラ33には装置奥側と装置手前側の両方において規定荷重が加えられ、範囲Aは第1の被記録媒体46の定着に適した両方規定荷重域となる。
範囲Bでは、偏心カム40Aは円弧40dが加圧レバー39に接触するものの偏心カム40Bは円弧40d以外の部分が加圧レバー39に接触するため、加圧ローラ33には装置奥側では規定荷重が装置手前側では規定荷重よりも低い低荷重が加えられ、範囲Bは第2の被記録媒体47の定着に適した一方低荷重他方規定荷重域となる。
範囲Cでは、偏心カム40Bは円弧40dが加圧レバー39に接触するものの偏心カム40Aは円弧40d以外の部分が加圧レバー39に接触するため、加圧ローラ33には装置手前側では規定荷重が装置奥側では規定荷重よりも低い低荷重が加えられ、範囲Cは第3の被記録媒体47の定着に適した一方低荷重他方規定荷重域となる。
上述の構成より、画像形成動作に先立ち複写装置1の使用者は操作パネル45によって使用する被記録媒体の種類を第1の被記録媒体46または第2の被記録媒体47または第3の被記録媒体48の何れかに設定する。制御手段44は、設定された被記録媒体に応じて各モータ41をそれぞれ作動させ、偏心カム40A,40Bをそれぞれ所定位置に位置決めさせる。使用する被記録媒体として、第1の被記録媒体46が設定された場合には上述した範囲Aが各加圧レバー39と接触するように、第2の被記録媒体47が設定された場合には上述した範囲Bが各加圧レバー39と接触するように、第3の被記録媒体48が設定された場合には上述した範囲Cが各加圧レバー39と接触するように、制御手段44は各モータ41の作動を制御する。そして、各被検知部材40aを検知した各位置センサ42の信号より偏心カム40A,40Bが設定された位置に位置決めされたと判断されると、制御手段44から複写装置1の作動を制御する図示しない制御手段に信号が送られ、複写装置1によって上述と同様の画像形成動作が行われる。
この定着動作時において、本発明によれば、その幅方向において厚みが厚い部位と薄い部位とを有する被記録媒体が通紙された際に、制御手段44による偏心カム40A,40Bの位置制御により定着ニップNでの、定着ローラ29に対する加圧ローラ33の圧接力が被記録媒体の幅方向Xにおいて制御され、被記録媒体の厚みが厚い部位における前記圧接力が、厚みが薄い部位における前記圧接力よりも低減される。これにより、定着ニップNにおけるニップ圧力が被記録媒体の厚みが厚い側と厚みが薄い側とで均一化され、通常のニップ圧力が作用した場合に比して厚みが厚い側の定着ニップ幅が小さくなり厚みが薄い側の定着ニップ幅との差が減少するので、厚みが厚い側と厚みが薄い側とでの被記録媒体の搬送速度差が減少し、被記録媒体が直線的に搬送されて搬送ジャムの発生が抑制される。
また、定着ローラ29に対する加圧ローラ33の圧接力が被記録媒体の幅方向Xにおいて制御され、被記録媒体の厚みが厚い部位における前記圧接力が、厚みが薄い部位における前記圧接力よりも低減されるので、厚みが厚い側においてニップ圧力が高くなることが抑制され、定着部材における偏摩耗の発生を抑制することができる。
本発明において、定着装置27はそれぞれのカム線図が異なる2種類の偏心カム40A,40Bを有する2つの付勢手段35A,35Bを有するので、定着ローラ29に対する加圧ローラ33の圧接力を被記録媒体の幅方向Xにおいて容易に制御することができる。
また、各偏心カム40A,40Bはそれぞれのカム線図を、互いに位相を異ならせることによって変更しているので、各偏心カム40A,40Bを回動することによって簡単に定着ローラ29に対する加圧ローラ33の圧接力を制御することができ、構成を簡略化することができる。
また、各偏心カム40A,40Bは同形状のものを表裏反対に使用しているので、一つ一つ異なるものを作成する必要がなく製造コストを低減することができる。
上述した実施形態では、幅方向Xに厚みが異なる被記録媒体に画像形成を行う場合に、複写装置1の使用者が被記録媒体の種類を予め操作パネル45によって設定する構成を示したが、この構成に代えて複写装置1が使用する被記録媒体の種類を自動的に検知する構成を採用してもよい。この構成としては、例えば図1に示す複写装置1において、給紙装置3に用いられる給紙ローラ49にセンサを設け、給紙ローラ49の幅方向Xにおける位置の違いから被記録媒体を上述した第1ないし第3の何れかに選別する。
この構成を、図6を用いて説明する。図6は、給紙装置3において被記録媒体S1を収容する給紙トレイ50を、図1における左側面から見た図である。給紙トレイ50内に収容された被記録媒体S1は図示しない底板によって、所定の圧接力で給紙ローラ49の周面に圧接されている。給紙ローラ40の周面上方には、無負荷時に対する給紙ローラ40の変位量を検知する位置センサ51A,51Bが、それぞれ装置奥側近傍と装置手前側近傍とに配設されている。各位置センサ51A,51Bからの位置情報は制御手段44に向けて送られる。
信号を受けた制御手段44は、各位置センサ51A,51Bの位置情報が概ね等しい場合には給紙トレイ50内の被記録媒体が第1の被記録媒体46であると認識する。また、位置センサ51Aの検知位置に比して位置センサ51Bの検知位置が大きい場合には、給紙トレイ50内の被記録媒体が幅方向Xの奥側に比して手前側の厚みが厚い第2の被記録媒体47であると制御手段44は認識する。また、位置センサ51Aの検知位置に比して位置センサ51Bの検知位置が小さい場合には、給紙トレイ50内の被記録媒体が幅方向Xの手前側に比して奥側の厚みが厚い第3の被記録媒体48であると制御手段44は認識する。
この構成により、被記録媒体の種類を予め設定する必要がなくなるので、作業効率を大幅に向上することができる。
上記実施形態及び各変形例では、液体吐出装置としてカラープリンタを用いた例を示したが、液体吐出装置としてはこれに限られず、プリンタ、ファクシミリ、複合機等にも本発明は適用可能である。また本実施形態及び変形例では、画像が形成される被記録媒体として第1ないし第3の被記録媒体46,47,48を用いる構成を示したが、被記録媒体46,47,48とは封筒や包袋には限定されず、厚紙、ハガキ、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、OHPフィルム、樹脂フィルム等も含まれ、シート状を呈し画像形成可能な物質であって、幅方向Xにおいて厚みが異なる構成であればどのようなものを用いてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 画像形成装置(複写装置)
27 定着装置
29 定着部材(定着ローラ)
33 加圧部材(加圧ローラ)
35,35A,35B 付勢手段
40 カム(偏心カム)
44 制御手段
46,47,48 被記録媒体
X 幅方向
特公平5-19713号公報

Claims (5)

  1. 給紙ローラ及び前記給紙ローラの変位量を検知する位置センサを有する給紙装置と定着装置を備える画像形成装置であって、
    前記定着装置は、被記録媒体の搬送直交方向である幅方向において、該被記録媒体を所定のニップ圧力で挟持して該被記録媒体にトナー像を定着する定着部材及び加圧部材と、
    前記幅方向に少なくとも2箇所配設され、それぞれABS樹脂製のカムを有し、前記定着部材に前記加圧部材を圧接する付勢手段と、
    前記給紙ローラの位置情報に基づいて、前記被記録媒体が前記幅方向において厚みが厚い部位と厚みが薄い部位とを有する被記録媒体であるか、前記幅方向において厚みが均一な被記録媒体であるかを検知する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記幅方向において厚みが厚い部位と厚みが薄い部位とを有する前記被記録媒体が通紙された際に、前記厚みが厚い部位における前記定着部材に対する前記加圧部材の圧接力を前記厚みが薄い部位における前記定着部材に対する前記加圧部材の圧接力よりも低減させことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記各カムはそれぞれのカム線図が異なることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記各カムは互いに位相を異ならせることによって前記カム線図を変更していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記各カムは表裏を変更して装着することによって前記カム線図を変更していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4記載の画像形成装置において、
    前記各カムは、一方低荷重他方規定荷重域、両方規定荷重域の2つの領域をそれぞれ有することを特徴とする画像形成装置。
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