JP7264467B2 - 仮設足場用の縦支柱、及び、それを使用した仮設足場システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、幅木固定金具が開示されているが、足場板に幅木を固定するための挟持具であり、足場板の幅や厚さなどの寸法によらず、幅木を固定できるが、幅木は基本的に支持部の先端の突起部に係止する構成であるため衝撃や振動によって脱落しやすい。
また、特許文献2に開示されている足場用幅木は、縦支柱への固定腕で固定し、横架材には固定腕で固定されているが、機構が複雑であるうえ、固定腕での固定も押圧してであるので、同様に、係止する構成であるため衝撃や振動によって脱落しやすいといった問題点があった。
先ず、図1に示すように、本発明の実施例の仮設足場は、縦支柱1に配管取り付金具6と幅木取り付金具7とを溶接等で固着したものである。配管取り付金具6は従来の仮設足場と同様に、水平足場配管2が接続装置21を介して縦支柱1に固定されるが、本発明の実施例では、更に、幅木取り付金具7が固定されるのが特徴の1つである。
本発明の仮設足場システムの特徴は、従来の縦支柱1の配管取り付金具6の8cm(5~25cm)程度の上部適所に、複数の方向に幅木が取り付け可能な幅木取り付金具7を予め溶接等で固着したことを特徴の1つとしたものである。
したがって、図2(a),(b)に示すように、配管取り付金具6と幅木取り付金具7とは対応して予め配置されている。ここで、図3に示すように、配管取り付金具6に接続装置21を介し固定キー211を打ち込むことによって縦支柱1に固定し、この配管取り付金具6に水平足場配管2を組み付け、この水平足場配管2に足場板4を取り付ける。
この際に留意すべきことは、接続装置21に打ち込む固定キー211が縦支柱1の管外周から少し離れた位置にする必要があり、このようなタイプの接続装置を選ぶ必要がある。これは、本発明で配管取り付金具6の少し上に幅木取り付金具7が配置しているために、固定キー211を打ち込むために従来のような管外周に密着した位置であると固定キー211の打ち込み作業の邪魔になるからである。
本実施例では図3に示す接続装置21を使用したが、この接続装置21を図4、図5、図6、図7に沿って更に詳しく説明する。
図4は、配管取り付金具6に接続金具2を組み込む前の斜視図であるが、固定キー211は縦支柱1の管外周12から少し離れた位置にして固定キー21の打ち込み作業を容易にする必要があり、このために、図5に示すように、管外周12と固定キー211との間に可動部材212を介在させ、固定キー211を縦支柱1から離している。
組み立てに際しては、図5、図6、図7に示すように、先ず、接続装置21の先端に設けた歯形の嵌合部213を、配管取り付金具6の嵌合孔61に嵌合する(図6)。次に、この嵌合状態を固定するために、可動部材212が固定キー211の打ち込みによって、可動部材212の斜行面215と長孔216に沿って可動部材212が管外周12側に移動し、可動部材212の管外周12側の先端の押出部214が接続装置21の本体から突出することにより、接続装置21及び水平足場配管2が縦支柱1に強固に固定される。なお、図5、図6における固定ピン217に設けられた板バネ218は、接続装置21が仮設足場から外されている場合には可動部材を内側に押し込んでおくものである。
次に、図8、図11に示すように、前記足場板の側面の必要箇所に、作業員の安全や工具の落下防止のために垂直に幅木5を取り付けるが、本実施例での幅木5は垂直面52と水平面53とからなる断面L字状で、幅木5の両端には、幅木取り付金具7の嵌合孔71に、挿入する下方に向かう幅木係止片51が設けられている。
ここで、幅木5の全体形状はL字状ではなく、単純に平面でもよいが、幅木5の下辺に隙間が生じることを防ぐため、L字状の形状が好ましい。また、幅木係止片51は、幅木5とは別体にして後から幅木5の両端に固着するようにしてもよい。
また、幅木係止片51の機能も嵌合孔71に単に上から下方向に挿入し、抜くときは単に上方にあげれば抜ける構造でもよく、或いは、挿入が容易であるが着脱は困難な構造、例えば、傘のストッパー構造のような傾斜面と水平面とバネからなり、幅木係止片51の挿入時はバネ力に抗して斜面に沿って移行し、着脱時は水平面が嵌合孔71に止まるストッパー構造でもよい。
前述した幅木を縦支柱1に取り付ける幅木取り付金具7を図9、図10に沿って説明する。
図9、図10に示すように、幅木取り付金具7は、4個の嵌合孔71が設けられるが、この嵌合孔71は縦支柱1(或いは縦支柱用孔72)を囲むように等間隔でT字状の4個の嵌合孔71を設け、この嵌合孔71は縦支柱1の軸心Xに向かう短辺711とこれと直交する長辺712とからなるT字状であり、このT字状は上下を圧縮した形状ではあるが、これは幅木5の組み込み方向を2方向から3方向に増やすための形状である。
すなわち、図3及び図11に示すように、嵌合孔71に幅木端部に設けた下向きに長い係止片51を挿入して幅木5を固定し、図10に示すように、4個の嵌合孔71のそれぞれには縦支柱1の左右側と直交する3方向のいずれからも幅木5の幅木係止片51が挿入可能であり、幅木取り付金具7の嵌合孔71は、縦支柱1の外周に等間隔(90度の間隔でもある)に4個設けられているので、結局、3方向×4=12方向に幅木5が取り付けることができる。
図11は、図1の配管取り付金具6に水平足場配管2を取り付け、更に足場板4を取り付けた仮設足場において、幅木取り付金具7の1つの嵌合孔71に幅木5の幅木係止片51を挿入して仮設足場を完成させたものであり、仮設足場全体としては、図2に示すように、水平足場配管2の配管取り付金具6と一対で幅木取り付金具7が予め溶接等で固着されており、このような一対の配管取り付金具6と幅木取り付金具7と固着した仮設足場システムとすることで、従来のように幅木を取り付けるには専用金具や、クランプを使用し固定するのではなく、予め幅木取り付金具7が固着しているので、幅木5の組み込みも容易となる。
なお、本発明の特徴を損なうものでなければ、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論であり、例えば、幅木5も断面略L字状以外の平板等でもよく、また、幅木5を幅木取り付金具7の嵌合孔71に挿入し固定できるものであれば、図8や図11の形以外のものでも良い。
2・・水平足場配管、21・・接続装置、211・・固定キー、
212・・可動部材、213・・嵌合部、214・・押出部、
215・・斜行面、216・・長孔、217・・固定ピン、218・・板バネ、
3・・手摺り部、
4・・足場板、41・・掴み具、
5・・幅木、51・・幅木係止片、511・・幅木端部、
52・・垂直面、53・・水平面、
6・・配管取り付金具、61・・嵌合孔、
7・・幅木取り付金具、71・・嵌合孔、711・・短辺、712・・長辺、
72・・縦支柱用孔
Claims (2)
- 仮設足場における垂直配管である縦支柱において、該縦支柱に配管取り付金具によって水平足場配管を取り付けるとともに該水平足場配管に足場板を取り付け、該足場板の側面部に幅木を設ける縦支柱であって、
前記配管取り付金具の近傍上部に、幅木バーを取り付ける幅木取り付金具を固着し、
該幅木取り付金具は、縦支柱を囲むように等間隔でT字状の4個の嵌合孔を設け、該T字状の嵌合孔は縦支柱の軸心に向かう短辺と該短辺と直交する長辺からなり、
該嵌合孔に幅木端部に設けた下向きに長い係止片を挿入して幅木を固定し、前記4個のそれぞれの嵌合孔は3方向のいずれからも幅木を取り付けることが可能であることを特徴とする仮設足場用の縦支柱。 - 仮設足場における垂直配管である縦支柱において、該縦支柱に配管取り付金具によって水平足場配管を取り付けるとともに該水平足場配管に足場板を取り付け、該足場板の側面部に幅木を設ける縦支柱であって、
前記配管取り付金具の近傍上部に、幅木バーを取り付ける幅木取り付金具を固着し、
該幅木取り付金具は、縦支柱を囲むように等間隔でT字状の4個の嵌合孔を設け、該T字状の嵌合孔は縦支柱の軸心に向かう短辺と該短辺と直交する長辺からなり、
該嵌合孔に幅木端部に設けた下向きに長い幅木係止片を挿入して幅木を固定し、前記4個のそれぞれの嵌合孔は3方向のいずれからも幅木を取り付けることが可能である縦支柱を組み合わせて仮設足場を構築する仮設足場システム。
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