JP7259922B2 - Motor with reducer - Google Patents
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Description
本発明は、減速機付モータに関する。 The present invention relates to a motor with a speed reducer.
下記特許文献1には、モータの回転を出力ギヤであるピニオンに減速して伝達させる減速機を備えた減速機付モータが開示されている。この文献に記載された減速機付モータでは、偏心軸を有するギヤリングによってプラネタリギヤ(他のギヤリング)を公転させて、この公転されたプラネタリギヤによって内ギヤ(インナギヤリング)を回転させることで、モータの回転を高い減速比で減速してピニオンに伝達させることが可能となっている。 Patent Literature 1 listed below discloses a motor with a speed reducer provided with a speed reducer that reduces and transmits the rotation of the motor to a pinion that is an output gear. In the motor with a speed reducer described in this document, a planetary gear (another gear ring) is caused to revolve by a gear ring having an eccentric shaft, and an inner gear (inner gear ring) is rotated by the revolved planetary gear, thereby rotating the motor. can be reduced at a high reduction ratio and transmitted to the pinion.
ところで、ギヤ強度を確保することやギヤどうしの噛み合いに伴う騒音を低減する等の観点では、公転するプラネタリギヤの傾きを抑制できることが望ましい。 By the way, it is desirable to be able to suppress the tilt of the revolving planetary gears from the viewpoint of securing the strength of the gears and reducing the noise caused by the meshing of the gears.
本発明は上記事実を考慮し、公転するプラネタリギヤの傾きを抑制することができる減速機付モータを得ることが目的である。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a motor with a speed reducer capable of suppressing inclination of a revolving planetary gear.
第1の態様の減速機付モータは、回転軸を有するモータと、前記モータが固定されたハウジングと、前記回転軸と一体に回転するウォームギヤと、前記ハウジングに回転可能に支持され、前記ウォームギヤと噛み合うヘリカルギヤと、前記ヘリカルギヤと一体回転可能に設けられ、該ヘリカルギヤの回転中心に対して該ヘリカルギヤの回転径方向にオフセットされた支軸部を有する偏心軸と、前記支軸部に支持され、前記ヘリカルギヤが前記偏心軸と共に回転することで該ヘリカルギヤの回転軸の回りを公転するプラネタリギヤと、前記プラネタリギヤと噛み合う内ギヤを有し、前記ヘリカルギヤとの間に前記プラネタリギヤを挟み込み、前記プラネタリギヤが公転することで回転する出力部と、を備えている。 A motor with a speed reducer according to a first aspect includes a motor having a rotating shaft, a housing to which the motor is fixed, a worm gear that rotates integrally with the rotating shaft, and a worm gear that is rotatably supported by the housing. a helical gear that meshes with the helical gear; an eccentric shaft that is rotatable integrally with the helical gear; The helical gear has a planetary gear that revolves around the rotation axis of the helical gear by rotating together with the eccentric shaft, and an internal gear that meshes with the planetary gear. and an output that rotates at.
第1の態様の減速機付モータによれば、モータの回転軸の回転が、ウォームギヤ、ヘリカルギヤ、プラネタリギヤ、及び内ギヤで減速されて出力部に伝達される。すなわち、モータの回転軸が回転するとウォームギヤが回転する。また、ウォームギヤが回転すると、当該ウォームギヤと噛み合うヘリカルギヤが偏心軸と共に回転すると共に、偏心軸の支軸部に支持されたプラネタリギヤが公転する。さらに、プラネタリギヤが公転すると、当該プラネタリギヤと噛み合う内ギヤを有する出力部が回転する。ここで、請求項1記載の減速機付モータでは、プラネタリギヤが、ヘリカルギヤと出力部との間に挟み込まれている。これにより、公転中におけるプラネタリギヤの傾きを抑制することができる。 According to the motor with a speed reducer of the first aspect, the rotation of the rotating shaft of the motor is reduced by the worm gear, helical gear, planetary gear, and internal gear and transmitted to the output section. That is, when the rotating shaft of the motor rotates, the worm gear rotates. Further, when the worm gear rotates, the helical gear meshing with the worm gear rotates together with the eccentric shaft, and the planetary gear supported by the support shaft of the eccentric shaft revolves. Furthermore, when the planetary gear revolves, the output portion having the inner gear meshing with the planetary gear rotates. Here, in the motor with a speed reducer according to claim 1, the planetary gear is sandwiched between the helical gear and the output section. As a result, tilting of the planetary gear during revolution can be suppressed.
第2の態様の減速機付モータは、第1の態様の減速機付モータにおいて、前記出力部と前記支軸部とが離間している。 A motor with a speed reducer according to a second aspect is the motor with a speed reducer according to the first aspect, in which the output portion and the support shaft portion are separated from each other.
第2の態様の減速機付モータによれば、出力部と偏心軸の支軸部とが離間していることにより、偏心軸と出力部との間に配置されたプラネタリギヤの傾きを許容するクリアランスが、当該偏心軸と出力部との間に形成されることを防止又は抑制することができる。 According to the motor with a speed reducer of the second aspect, the output section and the support shaft section of the eccentric shaft are spaced apart, thereby providing a clearance that allows the inclination of the planetary gear arranged between the eccentric shaft and the output section. can be prevented or suppressed from being formed between the eccentric shaft and the output portion.
第3の態様の減速機付モータは、第1の態様又は第2の態様記載の減速機付モータにおいて、前記偏心軸と前記ハウジングとの間又は前記ヘリカルギヤと前記ハウジングとの間には、前記偏心軸又は前記ヘリカルギヤを前記出力部側へ向けて付勢するスプリングが設けられている。 A third aspect of the motor with a speed reducer is the motor with a speed reducer according to the first aspect or the second aspect, wherein between the eccentric shaft and the housing or between the helical gear and the housing, the A spring is provided to urge the eccentric shaft or the helical gear toward the output portion.
第3の態様の減速機付モータによれば、偏心軸又は第2ギヤがスプリングによって出力部側へ向けて付勢されていることで、プラネタリギヤがヘリカルギヤと出力部との間で挟み込まれた状態が保たれる。これにより、公転中におけるプラネタリギヤの傾きをより一層抑制することができる。 According to the motor with a speed reducer of the third aspect, the planetary gear is sandwiched between the helical gear and the output section because the eccentric shaft or the second gear is biased toward the output section side by the spring. is preserved. As a result, tilting of the planetary gear during revolution can be further suppressed.
図1~図4を用いて本発明の実施形態に係る減速機付モータ10について説明する。なお、図中に適宜示す矢印Z方向、矢印R方向及び矢印C方向は、出力ギヤであるピニオンギヤ28の回転軸方向一方側、回転径方向外側及び回転周方向一方側をそれぞれ示すものとする。また以下、単に軸方向、径方向、周方向を示す場合は、特に断りのない限り、ピニオンギヤ28の回転軸方向、回転径方向、回転周方向を示すものとする。
A
図1、図2及び図3に示されるように、本実施形態の減速機付モータ10は、車両用シートのシートクッションをシート上下方向に移動させるためのパワーシート用モータである。この減速機付モータ10は、直流モータであるモータ12と、当該モータ12が取付けられていると共にその内部にモータ12の回転軸12A(図6参照)の回転を出力部としての出力ギヤ体30に減速して伝達させるための減速機14が設けられたハウジング16と、を備えている。また、減速機14は、モータ12の回転軸12Aに固定されたウォームギヤ18と、ウォームギヤ18と噛み合うヘリカルギヤ20と、ヘリカルギヤ20と一体に設けられた偏心軸22と、を備えている。さらに、減速機14は、偏心軸22に支持されたプラネタリギヤ24と、プラネタリギヤ24と噛み合う内ギヤとしてのインターナルギヤ26及び出力ギヤとしてのピニオンギヤ28を有する出力ギヤ体30と、を備えている。また、減速機14は、プラネタリギヤ24の回転を制限するスライダプレート32と、スライダプレート32を保持する保持プレート34と、を備えている。また、減速機付モータ10は、偏心軸22及びヘリカルギヤ20等の軸方向へのガタ付きを抑制するための弾性部材としてのスプリング36を備えている。
As shown in FIGS. 1, 2 and 3, a
図2及び図3に示されるように、ハウジング16は、樹脂材料を用いて形成されている。このハウジング16は、モータ12の回転軸12Aが軸方向(矢印Z方向)と直交する方向に向けられた状態で固定されるモータ固定部16Aと、モータ12へ給電するための外部コネクタが接続されるコネクタ部16Bと、を備えている。また、ハウジング16は、減速機14が収容される減速機収容凹部16Cを備えている。この減速機収容凹部16Cは、軸方向一方側(矢印Z方向側)が開放された凹状に形成されている。この減速機収容凹部16Cは、当該減速機収容凹部16Cの底を形成する底壁部16Dと、底壁部16Dの外周部から軸方向一方側へ延びると共に内周面が略円筒面状に形成された側壁部16Eと、を含んで構成されている。図4に示されるように、減速機収容凹部16Cの底壁部16Dの中央部には、後述する回転軸部としての回転中心軸31の軸方向他方側の端部が挿入される回転中心軸挿入孔16Fが形成されている。また、回転中心軸挿入孔16Fの開放端側の周縁部には、回転中心軸31が挿入される円柱状のボス部16Gが立設されている。なお、回転中心軸31がハウジング16に設けられた回転中心軸挿入孔16Fに固定されるように圧入され、偏心軸22と出力ギヤ30が回転中心軸31に対して回転可能に保持されていてもよい。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
また、底壁部16Dにおけるボス部16Gのまわりには、軸方向一方側へ向けて突出する複数の位置規制部としての位置規制凸部16Jが形成されている。この位置規制凸部16Jは、軸方向一方側(矢印Z方向側)から見て周方向を長手方向とする楕円形状に形成されている。また、各々の位置規制凸部16Jは周方向に沿って環状に配置されていると共に周方向に等間隔に配置されている。そして、底壁部16Dにおけるボス部16Gと複数の位置規制凸部16Jとの間の部分は、後述するスプリング36が配置されるスプリング配置部16Kとされている。
In addition, around the
図2に示されるように、減速機収容凹部16Cの側壁部16Eの内周部には、後述する保持プレート34の一部が嵌合されることで、当該保持プレート34の周方向への回転変位を規制する3つの保持プレート係合凹部16Hが形成されている。3つの保持プレート係合凹部16Hのうち2つの保持プレート係合凹部16Hの軸方向他方側(矢印Z方向とは反対側)には、後述するタッピングスクリュ46が螺入されるタッピングスクリュ螺入孔16Lが形成されている。また、ハウジング16における減速機収容凹部16Cの開放端側の外周部には、3つのカラム38がインサート成形により固定されている。この3つのカラム38にボルトが螺入されることで、減速機付モータ10をシートクッションフレーム等の被取付部に取付けることが可能となっている。さらに、ハウジング16における減速機収容凹部16Cの開放端側の外周部には、カバープレート40に設けられた3つの係止爪部40Aがそれぞれ係止される3つの被係止部16Iが設けられている。そして、図3に示されるように、カバープレート40に設けられた3つの係止爪部40Aが3つの被係止部16Iにそれぞれ係止されることで、減速機収容凹部16Cの開放端側がカバープレート40によって閉止されるようになっている。なお、図2に示されるように、カバープレート40には、ピニオンギヤ28を減速機収容凹部16Cの外側へ露出させるための露出開口40Bが形成されており、この露出開口40Bの周縁部には、軸方向他方側へ向けて屈曲された環状のリブ40Cが形成されている。
As shown in FIG. 2, a part of a
図4に示されるように、ウォームギヤ18は、金属材料を用いて形成されており、このウォームギヤ18の外周部には螺旋状の歯部が形成されている。このウォームギヤ18が回転軸12Aに固定された状態のモータ12が、ハウジング16に固定されることで、ウォームギヤ18がハウジング16の減速機収容凹部16Cの底壁部16D側かつ側壁部16Eの内周面側に配置されている。
As shown in FIG. 4, the
図1及び図4に示されるように、ヘリカルギヤ20は、樹脂材料を用いて形成されている。このヘリカルギヤ20の外周部には、ウォームギヤ18の歯部と噛み合う複数の外歯が形成されている。また、ヘリカルギヤ20の軸方向他方側の端面においてハウジング16の複数の位置規制凸部16Jと軸方向に対向する面は、径方向及び周方向に延在する平面状の規制面20Aとされている。なお、ウォームギヤ18の歯部の捩れ角度及びヘリカルギヤ20の外歯の捩れ角度は、一例として7°程度に設定されている。当該設定では、ウォームギヤ18とヘリカルギヤ20間の伝達効率を良好にすることができ、モータ12の小型化を図ることができる。しかしながら、後述するピニオンギヤ28側からの回転力がヘリカルギヤ20及びウォームギヤ18に伝達された際に、両者をロック状態にすること(セルフロックさせること)が難しい。そのため、本実施形態では、図示しないクラッチ機構を設け、後述するピニオンギヤ28側からの回転力がヘリカルギヤ20及びウォームギヤ18に伝達された際にクラッチ機構が作動されることで、上記セルフロックと同様の状態を実現することが可能となっている。また、ヘリカルギヤ20の軸心部には、後述する偏心軸22がインサート成形により固定されている。そして、ヘリカルギヤ20は、偏心軸22及び回転中心軸31を介してハウジング16に回転可能に支持されている。
As shown in FIGS. 1 and 4, the
図4に示されるように、偏心軸22は、金属材料を用いて形成されていると共にその一部がヘリカルギヤ20にインサートされることで当該ヘリカルギヤ20と一体回転可能となっている。具体的には、偏心軸22は、軸方向を厚み方向として径方向に延在する円板状に形成された円板部22Aを備えている。この円板部22Aの軸中心とヘリカルギヤ20の回転中心とが一致した状態で、円板部22Aがヘリカルギヤ20の内周部に固定されている。また、偏心軸22は、円板部22Aの中心部から軸方向一方側へ向けて突出すると共に径方向外側の面が円筒面状に形成された支軸部22Bを備えている。この支軸部22Bの軸中心は、円板部22Aの軸中心に対して径方向外側にオフセットされている。また、偏心軸22には、円板部22A及び支軸部22Bを軸方向に貫通すると共に回転中心軸31が挿通される回転中心軸挿通孔22Cが形成されている。この回転中心軸挿通孔22Cの軸中心(回転中心軸挿通孔22Cに挿通された回転中心軸31の軸中心)は、円板部22Aの軸中心と一致している。
As shown in FIG. 4 , the
図1及び図2に示されるように、プラネタリギヤ24は、金属材料を用いて形成されており、このプラネタリギヤ24はその外周部に複数の外歯が形成されたプラネタリギヤ本体部24Aを備えている。また、プラネタリギヤ本体部24Aの軸心部には、偏心軸22の支軸部22Bが挿通される支軸部挿通孔24Bが形成されている。そして、偏心軸22の支軸部22Bが支軸部挿通孔24Bに挿通された状態で、プラネタリギヤ24が偏心軸22の支軸部22Bに支持されている。なお、支軸部挿通孔24Bの内周面には、樹脂材料等を用いて形成された軸受コーティング部42が接合されている。これにより、プラネタリギヤ24と偏心軸22の支軸部22Bとの金属同士の接触が防止又は抑制されている。また、図1に示されるように、プラネタリギヤ24は、プラネタリギヤ本体部24Aの軸方向他方側の面から軸方向他方側へ向けて突出する2つの制限突起部24Cを備えている。この2つの制限突起部24Cは周方向に沿って等間隔に(180度のピッチで)配置されている。そして、2つの制限突起部24Cが後述するスライダプレート32に係合されることで、プラネタリギヤ24の偏心軸22の支軸部22Bまわりへの回転(自転)が制限されるようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1及び図2に示されるように、出力ギヤ体30は、金属材料を用いて形成されている。この出力ギヤ体30の軸方向他方側には、プラネタリギヤ24側(軸方向他方側)が開放されていると共に当該プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aが内部に配置されるプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bが形成されている。このプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの径方向外側の部分は、プラネタリギヤ24と噛み合う複数の内歯が内周部に形成されたインターナルギヤ26とされている。また、出力ギヤ体30は、インターナルギヤ26に対して軸方向一方側において当該インターナルギヤ26と同軸上に配置されていると共に複数の外歯が外周部に形成されたピニオンギヤ28を備えている。また、出力ギヤ体30におけるインターナルギヤ26とピニオンギヤ28との間には、インターナルギヤ26とピニオンギヤ28とをつなぐと共にカバープレート40に形成されたリブ40Cに軸支される被軸支部30Aが設けられている。なお、リブ40Cの内周面には、樹脂材料等を用いて形成された軸受ブッシュ44が接合されている。これにより、出力ギヤ体30の被軸支部30Aとカバープレート40のリブ40Cとの金属同士の接触が防止又は抑制されている。また、出力ギヤ体30の軸心部には、金属材料を用いて棒状に形成された回転中心軸31が圧入等により固定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1に示されるように、スライダプレート32は、金属製の板材を用いて形成されている。このスライダプレート32は、軸方向視で矩形状に形成されていると共にプラネタリギヤ24の2つの制限突起部24Cが係合される制限孔32Aが形成されたスライダプレート本体部32Bを備えている。なお、制限孔32Aの中心部には、回転中心軸31が挿通されるようになっている。また、スライダプレート32は、スライダプレート本体部32Bから径方向外側へ向けて突出する2つの回止突起部32Cを備えている、この2つの回止突起部32Cは周方向に沿って等間隔に(180度のピッチで)配置されている。
As shown in FIG. 1, the
図2に示されるように、保持プレート34は、スライダプレート32と同様に金属製の板材を用いて形成されている。この保持プレート34は、軸方向視で環状に形成されていると共にスライダプレート32のスライダプレート本体部32Bが内部に配置されるスライダプレートガイド孔34Aが形成された保持プレート本体部34Bを備えている。また、保持プレート本体部34Bにおけるスライダプレートガイド孔34Aの内周部には、スライダプレート32の2つの回止突起部32Cがそれぞれ係合される2つの回止凹部34Cが形成されている。そして、スライダプレート32のスライダプレート本体部32Bがスライダプレートガイド孔34Aの内部に配置されると共に、スライダプレート32の2つの回止突起部32Cが2つの回止凹部34Cにそれぞれ係合されることで、スライダプレート32の保持プレート34に対する周方向への回転変位が規制された状態で、スライダプレート32が径方向へ所定の範囲で移動することが可能となっている。これにより、偏心軸22が回転した際に、当該偏心軸22の支軸部22Bに支持されたプラネタリギヤ24の自転が制限された状態で、当該プラネタリギヤ24が回転中心軸31の軸中心回りに公転するようになっている。また、保持プレート34は、保持プレート本体部34Bから径方向外側へ向けて突出すると共にハウジング16に形成された3つの保持プレート係合凹部16Hにそれぞれ係合される3つの回止突起部34Dを備えている。なお、3つの回止突起部34Dのうち2つの回止突起部34Dには、タッピングスクリュ46が挿通されるタッピングスクリュ挿通孔34Eが形成されている。そして、タッピングスクリュ挿通孔34Eに挿通されたタッピングスクリュ46がハウジング16に形成されたタッピングスクリュ螺入孔16Lに螺入されることで、保持プレート34がハウジング16に固定されている。なお、他の方法によって保持プレート34をハウジング16に固定してもよい。一例として、タッピングスクリュ挿通孔34Eに挿通されるポール部をハウジング16に立設し、ポール部にプッシュナット等を係止させることで、保持プレート34をハウジング16に固定してもよい。
As shown in FIG. 2, the holding
図2及び図4に示されるように、スプリング36は、金属製の材料を用いて形成された環状のスプリングワッシャである。具体的には、スプリング36は、軸方向を厚み方向とすると共に周方向の所定の箇所において軸方向に湾曲された帯状の金属板が周方向に螺旋状に巻回されることによって形成されている。図4に示されるように、このスプリング36は、ハウジング16に形成されたボス部16Gと複数の位置規制凸部16Jとの間のスプリング配置部16Kに配置された状態で、偏心軸22とハウジング16の底壁部16Dとの間で圧縮されている。これにより、偏心軸22が軸方向一方側へ付勢されて、ヘリカルギヤ20の規制面20Aと複数の位置規制凸部16Jとが離間した状態で、減速機14を構成する各部品の軸方向へのガタ付きが抑制されるようになっている。なお、本実施形態では、金属性のワッシャ48が、スプリング36とハウジング16の底壁部16Dとの間に設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
次に、プラネタリギヤ24の傾きを抑制するための本実施形態の設定について説明する。
Next, the setting of this embodiment for suppressing the inclination of the
図4に示されるように、本実施形態では、プラネタリギヤ24の傾きを抑制するために、当該プラネタリギヤ24の一部が軸方向に挟み込まれるように各部材の寸法等が設定されている。具体的には、プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aが出力ギヤ体30のプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの内部に配置されていると共に、プラネタリギヤ本体部24Aの軸方向一方側の端面24Dがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cに当接した状態において、プラネタリギヤ本体部24Aの軸方向他方側の端面24Eがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの開放端30Dよりも軸方向他方側に位置するように、プラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cから開放端30Dまでの軸方向への寸法D(プラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの深さ寸法)が設定されている。これにより、スプリング36の付勢力が偏心軸22に入力されている状態では、当該付勢力が偏心軸22、ヘリカルギヤ20及びスライダプレート32を介してプラネタリギヤ24に伝達されて、当該プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aの軸方向一方側の端面24Dがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cに密着するようになっている。換言すると、プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aが出力ギヤ体30とヘリカルギヤ20との間で挟み込まれるようになっている。また、本実施形態では、プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aが出力ギヤ体30とヘリカルギヤ20との間で挟み込まれた状態において、偏心軸22の支軸部22Bの軸方向一方側の端面22Hがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cと離間するように、支軸部22Bの軸方向への寸法H1が設定されている。
As shown in FIG. 4, in the present embodiment, in order to suppress the inclination of the
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
(Action and effect of the present embodiment)
Next, the operation and effects of this embodiment will be described.
図4に示されるように、本実施形態の減速機付モータ10によれば、モータ12の回転軸12Aの回転が、減速機14で減速されて出力ギヤ体30に伝達される。すなわち、モータ12の回転軸12Aが回転するとウォームギヤ18が回転する。また、ウォームギヤ18が回転すると、当該ウォームギヤ18と噛み合うヘリカルギヤ20が偏心軸22と共に回転すると共に、偏心軸22の支軸部22Bに支持されたプラネタリギヤ24が公転する。さらに、プラネタリギヤ24が公転すると、当該プラネタリギヤ24と噛み合うインターナルギヤ26を有する出力ギヤ体30が回転する。これにより、出力ギヤ体30のピニオンギヤ28と噛み合うギヤを介して車両のパワーシートを作動させることができる。
As shown in FIG. 4 , according to the speed reducer-equipped
ここで、本実施形態の減速機付モータ10では、プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aが出力ギヤ体30とヘリカルギヤ20との間で挟み込まれている。これにより、プラネタリギヤ24は、出力ギヤ体30のプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cと密着しながら公転する。これにより、公転中におけるプラネタリギヤ24の傾きを抑制することができる。
Here, in the
また、本実施形態では、偏心軸22の支軸部22Bの軸方向一方側の端面22Hがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cと離間するように、支軸部22Bの軸方向への寸法H1が設定されている。これにより、偏心軸22と出力ギヤ体30との間に配置されたプラネタリギヤ24の傾きを許容するクリアランスが、当該偏心軸22と出力ギヤ体30との間に形成されることを防止又は抑制することができる。なお、図5に示された対比例に係る減速機付モータ50では、偏心軸22の支軸部22Bの軸方向一方側の端面22Hがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cと当接しているため、偏心軸22と出力ギヤ体30との間に配置されたプラネタリギヤ24の傾きを許容するクリアランスC4が、当該偏心軸22と出力ギヤ体30との間に形成されている。
Further, in this embodiment, the axial dimension H1 of the
さらに、図4に示されるように、本実施形態では、前述のスプリング36を設けることにより、プラネタリギヤ24のプラネタリギヤ本体部24Aの軸方向一方側の端面24Dがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cに密着している。これにより、プラネタリギヤ24がヘリカルギヤ20と出力ギヤ体30との間で挟み込まれた状態が保たれる。その結果、公転中におけるヘリカルギヤ20の傾きをより一層抑制することができる。
Furthermore, as shown in FIG. 4, in the present embodiment, by providing the
なお、本実施形態では、スプリング36が、偏心軸22とハウジング16の底壁部16Dとの間で圧縮されている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スプリング36が、ヘリカルギヤ20とハウジング16の底壁部16Dとの間で圧縮されるように構成してもよい。また、ハウジング16に形成された減速機収容凹部16Cの深さ寸法の設定によっては、スプリング36を設けない構成としてもよい。また、スプリング36が、偏心軸22とハウジング16の底壁部16Dとの間にあり、かつプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cとプラネタリギヤ24との間にスプリングやゴム等の弾性体を入れることで軸方向への移動を抑制してもよい。
Although the
また、本実施形態では、偏心軸22の支軸部22Bの軸方向一方側の端面22Hがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cと離間するように、支軸部22Bの軸方向への寸法H1を設定した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プラネタリギヤ24がヘリカルギヤ20と出力ギヤ体30との間で挟み込まれた状態が保たれる構成においては、偏心軸22の支軸部22Bの軸方向一方側の端面22Hがプラネタリギヤ本体部収容凹部30Bの底面30Cと接触していてもよい。
Further, in this embodiment, the axial dimension H1 of the
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above, and can be implemented in various modifications other than the above without departing from the spirit of the present invention. is of course.
10…減速機付モータ、12…モータ、12A…回転軸、16…ハウジング、18…ウォームギヤ、20…ヘリカルギヤ、22…偏心軸、22B…支軸部、24…プラネタリギヤ、26…インターナルギヤ(内ギヤ)、30…出力ギヤ体(出力部)、36…スプリング
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記モータが固定されたハウジングと、
前記回転軸と一体に回転するウォームギヤと、
前記ハウジングに回転可能に支持され、前記ウォームギヤと噛み合うヘリカルギヤと、
前記ヘリカルギヤと一体回転可能に設けられ、該ヘリカルギヤの回転中心に対して該ヘリカルギヤの回転径方向にオフセットされた支軸部を有する偏心軸と、
前記支軸部に支持され、前記ヘリカルギヤが前記偏心軸と共に回転することで該ヘリカルギヤの回転軸の回りを公転するプラネタリギヤと、
前記プラネタリギヤが係合され、該プラネタリギヤの前記支軸部まわりへの回転を制限するスライダプレートと、
前記プラネタリギヤと噛み合う内ギヤを有し、前記ヘリカルギヤとの間に前記プラネタリギヤを挟み込み、前記プラネタリギヤが公転することで回転する出力部と、
を備え、
前記偏心軸と前記ハウジングとの間又は前記ヘリカルギヤと前記ハウジングとの間には、前記偏心軸を前記出力部側へ向けて付勢するスプリングが設けられており、
前記スプリングの付勢力が前記偏心軸に入力されている状態では、前記スプリングの付勢力が前記偏心軸、前記ヘリカルギヤ及び前記スライダプレートを介して前記プラネタリギヤに伝達されて、前記プラネタリギヤが前記出力部に密着していると共に、前記ヘリカルギヤと前記スライダプレートと前記プラネタリギヤとが互いに密着しており、
前記出力部と前記支軸部とが離間している減速機付モータ。 a motor having a rotating shaft;
a housing to which the motor is fixed;
a worm gear that rotates integrally with the rotating shaft;
a helical gear rotatably supported by the housing and meshing with the worm gear;
an eccentric shaft provided to be rotatable integrally with the helical gear and having a support shaft portion offset from the center of rotation of the helical gear in the radial direction of rotation of the helical gear;
a planetary gear that is supported by the support shaft portion and that revolves around the rotation axis of the helical gear as the helical gear rotates together with the eccentric shaft;
a slider plate to which the planetary gear is engaged and which restricts rotation of the planetary gear around the support shaft;
an output unit having an inner gear that meshes with the planetary gear, sandwiching the planetary gear between itself and the helical gear, and rotating when the planetary gear revolves;
with
a spring is provided between the eccentric shaft and the housing or between the helical gear and the housing to urge the eccentric shaft toward the output portion,
When the biasing force of the spring is input to the eccentric shaft, the biasing force of the spring is transmitted to the planetary gear through the eccentric shaft, the helical gear and the slider plate, and the planetary gear moves to the output section. the helical gear, the slider plate, and the planetary gear are in close contact with each other;
A motor with a speed reducer in which the output portion and the support shaft portion are separated from each other.
前記出力部には、前記プラネタリギヤ側が開放されていると共に前記プラネタリギヤ本体部が内部に配置されるプラネタリギヤ本体部収容凹部が形成されていると共に、前記プラネタリギヤ本体部収容凹部の径方向外側の部分の内周部には、複数の前記内ギヤが形成されており、
前記プラネタリギヤ本体部の軸方向一方側の端面がプラネタリギヤ本体部収容凹部の底面に当接した状態において、前記プラネタリギヤ本体部の軸方向他方側の端面が前記プラネタリギヤ本体部収容凹部の開放端よりも軸方向他方側に位置するように、前記プラネタリギヤ本体部収容凹部の底面から開放端までの軸方向への寸法が設定されており、
前記支軸部の軸方向一方側の端面が前記プラネタリギヤ本体部収容凹部の底面と離間するように、前記支軸部の軸方向への寸法が設定されている請求項1に記載の減速機付モータ。 The planetary gear includes: a planetary gear main body having a plurality of external teeth formed on an outer peripheral portion that mesh with the internal gear; and a limiting projection projecting from the planetary gear main body toward the slider plate and engaged with the slider plate. and
The output portion is formed with a planetary gear main body accommodating recess which is open on the planetary gear side and in which the planetary gear main body is disposed, and which is located inside the radially outer portion of the planetary gear main body accommodating recess. A plurality of internal gears are formed on the periphery,
In a state in which one end surface of the planetary gear main body portion in the axial direction is in contact with the bottom surface of the planetary gear main body accommodating recessed portion, the end surface of the planetary gear main body portion on the other axial direction side is axially further than the open end of the planetary gear main body accommodating recessed portion. The dimension in the axial direction from the bottom surface of the planetary gear main body housing recess to the open end is set so as to be located on the other side of the direction,
2. The speed reducer according to claim 1, wherein the axial dimension of the support shaft is set so that the end surface of the support shaft on one side in the axial direction is separated from the bottom surface of the planetary gear main body housing recess. motor.
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