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JP7246843B2 - スポーツ飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、脂質をエネルギー源として含有するスポーツ飲料に関する。更に詳しくは、本発明は、脂質の吸収性を高めて、脂質をエネルギー源として利用しやすく改良されたスポーツ飲料に関する。
スポーツ飲料は、運動時の発汗などによって失われる水分や電解質の補給を主目的とする飲料であるが、昨今はさらに栄養成分等の補給の目的も担う機能性飲料として、より高度な要求性能が求められるようになってきた。特に、エネルギー補給の点からは、素早く吸収されてエネルギーに転換され、しかも運動中の可搬性の点から、単位質量当たりのエネルギー含有量、すなわちエネルギー密度が十分に高いことが要求されるようになってきた。
糖類は、消化吸収の負担を運動時の肉体に課すことなく、エネルギー密度を満たす栄養成分であるが、エネルギー密度を上げるにつれて甘味に伴う不快感が増す。このため、ブドウ糖等の即吸収性の単糖・二糖類を部分的にポリデキストロース等の多糖類に置き換え、嫌な甘味を減らすことが行われている(例えば、特許文献1)。しかし、糖類の分子量の増加に伴って甘味は減るものの、吸収速度は低下してしまい、即時的なエネルギー補給の面からは望ましくない方向となってしまう。
一方で脂質は、糖類よりもさらにエネルギー密度が高いが、消化吸収が遅いため、運動時への身体への負担が大きく、スポーツ飲料としてはほとんど利用されて来なかった。脳はグルコースを優先的にエネルギー源として利用するが、グルコースが少ない時には、脂質代謝で生じるケトン体を主たるエネルギー源とするということが知られている(非特許文献1)。脂質がエネルギー源として利用できるようになれば、競技等の運動に際して明晰な頭脳状態を維持できる等、肉体面に止まらず頭脳面においても有用性の高いスポーツ飲料が提供されるといえる。
特開平8-173113号公報
Manninen A. H., "Metabolic effects of the very-low-carbohydrate diets: Misunderstood "Villains" of human metabolism", Journal of the International Society of Sports Nutrition., 2004年12月10日, 1(2), p.7-11.
本発明の課題は、消化吸収性に優れ、かつ、エネルギー密度を高めたスポーツ飲料を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、脂質を油滴として含有し、この油滴の粒子径を特定の大きさに調整することにより、上記の課題が解決することの知見を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の〔1〕および〔2〕である。
〔1〕
中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質を油滴として含有し、前記油滴の粒子径がメディアン径として1μm以下である、スポーツ飲料。
〔2〕
前記粒子径がメディアン径として100nm以下である、〔1〕に記載のスポーツ飲料。
本発明によれば、消化吸収性に優れ、かつ、エネルギー密度を高めたスポーツ飲料を提供することができる。
また、エネルギー補給のための成分として脂質を利用するため、糖質を利用する場合に比べて甘味を抑えることができる。
また、脂質として中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有することにより、脂質をエネルギーとして利用されやすく、即時的なエネルギー補給の観点において、特に優れた効果を発揮することができる。
中鎖脂肪酸トリグリセリドの油滴の粒子径が86nm(メディアン径)である乳化組成物(試料1)について、吸収性の評価結果を示す図である。図1(A)は、試料1を投与後のラットの血漿中に含まれるカプリル酸濃度の経時的変動を示す図である。図1(B)は、試料1を投与後のラットの血漿中に含まれるカプリン酸濃度の経時的変動を示す図である。 中鎖脂肪酸トリグリセリド(試料2)について、吸収性の評価結果を示す図である。図2(A)は、試料2を投与後のラットの血漿中に含まれるカプリル酸濃度の経時的変動を示す図である。図2(B)は、試料2を投与後のラットの血漿中に含まれるカプリン酸濃度の経時的変動を示す図である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
<スポーツ飲料>
本発明においてスポーツ飲料とは、運動前、運動中または運動後に飲用される飲料であって、運動時に発汗などによって失われる水分、電解質、ミネラル、エネルギーを効率的に補給することを可能にした飲料をいう。本発明のスポーツ飲料では、中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質を油滴として含有し、油滴の粒子径がメディアン径として1μm以下であることを特徴とする。
本発明のスポーツ飲料の浸透圧は、特に限定されないが、好ましくは5~500mOsm/kgであり、より好ましくは50~450mOsm/kgであり、更に好ましくは150~400mOsm/kgであり、特に好ましくは250~350mOsm/kgである。
本発明のスポーツ飲料の形態は、通常、液体であるが、使用時に水などの液体に溶解する粉状のものや、ゼリー状としてもよい。
以下に、本発明のスポーツ飲料に含有する成分について詳細に説明する。なお、本発明のスポーツ飲料は中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質を含有すればよく、中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質以外の成分については、特に制限されない。
<中鎖脂肪トリグリセリド>
本発明の中鎖脂肪トリグリセリドとは、炭素数が6から12の脂肪酸によってのみ構成されるトリグリセリドであり、炭素数8から10の脂肪酸が特に好ましい。炭素数が6から12の脂肪酸から構成されていれば、単一の脂肪酸のみであっても、複数の脂肪酸から構成されていても良く、また各脂肪酸のグリセロール骨格への結合位置も特に限定されない。また単一のトリグリセリド分子種のみであっても、複数のトリグリセリド分子種が混合されていても良い。
中鎖脂肪トリグリセリドは、消化、吸収、代謝において一般の油脂と大きく異なる生理学的特性を有する。主な特徴としては、膵リパーゼや胆汁酸がなくても加水分解され、糖質、蛋白質などと同様に門脈を経て肝臓に運ばれる。その後、カルニチンの介在を必要とせず、ミトコンドリアに運ばれ、速やかに酸化されてエネルギーとなり、その際、ケトン体が生成されることが知られている。
中鎖脂肪トリグリセリドは、上記の通り、消化吸収がきわめて容易であり、消化吸収系統器官の衰弱した状態であっても、消化吸収における負担を非常に軽くしながら高カロリーを与えることができる。従って中鎖脂肪トリグリセリドを含む食品は一般食品から十分なカロリーを摂取しにくい急性腎不全、慢性腎不全、人工透析患者などをはじめ、体力を回復するのに十分なカロリー摂取が望まれる術後患者、未熟児などの治療食に幅広く応用されてきている。
本発明の中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質中に含有する中鎖脂肪酸トリグリセリドの含有量は、特に制限されないが、脂質に対して、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは50質量%以上であり、更に好ましくは80質量%以上であり、特に好ましくは90質量%以上である。
<脂質>
本発明の中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質とは、中鎖脂肪酸トリグリセリドのほかに、水に溶解しない成分を含んでいても良く、例えば、油脂、ロウ、炭素数が8以上の脂肪酸、炭素数が8以上の脂肪族アルコール等が挙げられる。また、コレステロールやフィトステロールなどのステロール類でもよい。油滴を構成する脂質として、これらの成分を1種又は2種以上を混合して使用することができる。エネルギーとして利用されやすいという観点から、油脂が特に好ましい。
<油脂>
油脂としては、食用可能な油脂であれば特に制限はなく、例えば、大豆油、菜種油、サフラワー油、ヒマワリ油、米糠油、コーン油、椰子油、パーム油、パーム核油、落花生油、オリーブ油、ハイオレイック菜種油、ハイオレイックサフラワー油、ハイオレイックコーン油又はハイオレイックヒマワリ油等の植物油脂、牛脂、ラード、魚油又は乳脂等の動物油脂、更にこれらの動植物油脂を分別、水素添加あるいはエステル交換したもの又は中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)等が挙げられる。エネルギーとして利用されやすいという観点から、好ましくは融点が25℃以下の油脂であり、炭素数6から12の脂肪酸を含む油脂が好ましく、特に好ましくは中鎖脂肪酸トリグリセリドである。
<ロウ>
ロウとしては、動物、植物、微生物由来の天然ワックスが挙げられ、例えば、植物起源の天然ワックスとしては、米糠ワックス(ライスワックス)、さとうきびワックス、カルナウバワックス、カンデリラワックス、ホホバ油、木ろうなどが挙げられる。また、動物起源の天然ワックスとしては、ビーズワックス(蜜蝋)、マッコウ鯨油、羊毛脂などが挙げられる。
<炭素数が8以上の脂肪酸>
脂肪酸としては、炭素数が8以上の脂肪酸であり、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、αリノレン酸、γリノレン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
<炭素数が8以上の脂肪族アルコール>
脂肪族アルコールとしては、炭素数が8以上の脂肪族アルコールであり、例えば、カプリルアルコール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、エイコサノール、ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、ノナコサノール、ミリシルアルコール、メリシルアルコール、ラクセリルアルコール、セロメリシルアルコール、テトラトリアコンタノール、ヘプタトリアコンタノール、ヘキサトリアコンタノール、エイコサン1,2-ジオール、ドコサン1,2-ジオール、テトラコサン1,2-ジオール、ドコサン1,3-ジオール、トリコサン1,3-ジオール、テトラコサン1,3-ジオールなどが挙げられる。炭素数が20以上の脂肪族アルコールを含有することにより脂質の代謝を促進することができる。
本発明のスポーツ飲料における中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質の含有量は、特に制限されないが、好ましくは0.01~30質量%であり、より好ましくは0.1~20質量%であり、更に好ましくは1~10質量%であり、特に好ましくは3~7質量%である。脂質の含有量を0.01質量%以上とすることにより、スポーツ飲料のエネルギー密度を高めることができる。また、脂質の含有量を30質量%以下とすることにより、軽い飲み口のスポーツ飲料を提供することができる。更には、7質量%以下とすることにより、透明感に優れ、清涼感を有するスポーツ飲料を提供することができる。
[脂質の油滴の粒子径]
本発明のスポーツ飲料は、中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質を油滴として含有し、該油滴の粒子径は、メディアン径として1μm以下である。粒子径を1μm以下とすることにより、中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質を素早く消化吸収することができるため、胃もたれ等、運動時の身体的な負荷を低減することができる。
また、油滴の粒子径(メディアン径)は、好ましくは400nmであり、より好ましくは200nmであり、特に好ましくは100nmである。油滴の粒子径を100nm以下とすることにより、消化吸収がより高まるだけでなく、脂質特有のコク味も低減され、軽い口当たりで喉越しの良いスポーツ飲料を提供することができる。また、透明感が高まり、清涼感に優れるという効果もある。更に、乳化安定性にも優れ、長期保管における脂質成分の分離を抑制することができる。
なお、粒子径の測定方法は、(株)堀場製作所製レーザー回折式粒度分布計LA-950を用いて測定する。本発明における粒子径とは、当該粒度分布計により算出されたメディアン径であり、以下、単に粒子径と記載する場合もある。
[脂質の油滴の製造方法]
脂質の油滴を製造する方法は、水溶液中に粒子径が1μmの油滴を形成することができれば、特に制限されない。例えば、高圧ホモジナイザー(商品名「マイクロフルイダイザー」(みずほ工業(株)製)、商品名「アルティマイザー」((株)スギノマシン製)、ホモミキサー(商品名「TKホモミクサー」(特殊機化工業(株)製)、商品名「クレアミックス」(エム・テクニック(株)製))等の均質化装置を用いて脂質を微細化処理する方法などが挙げられる。これらの微細化装置は、必要に応じて組み合わせて使用してもよいし、同一装置で複数回の処理を施してもよい。
脂質の油滴を製造する際、スポーツ飲料として酸味料等を配合した水溶液中に脂質を添加・微細化処理を施してもよいし、脂質を界面活性剤と共に水相部に添加・微細化して乳化組成物を調製した後、該乳化組成物をスポーツ飲料に添加してもよい。脂質の微細化処理には高エネルギーを利用するため、予め容量の小さい乳化組成物を調製後にスポーツ飲料へ添加することが好ましい。
<乳化剤>
乳化剤は、脂質をスポーツ飲料に乳化するための成分であり、例えば、モノグリセライド、有機酸モノグリセライド等のグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノール酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチン、カゼインナトリウム、サポニンなどが挙げられる。
<モノグリセライド>
モノグリセライドとしては、例えば、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノベヘネート、グリセリンモノ12-ヒドロキシステアレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンモノ・ジステアレート、グリセリンモノ・ジベヘネート、グリセリンモノ・ジオレート等が挙げられる。
<有機酸モノグリセライド>
有機酸モノグリセライドとしては、例えば、クエン酸モノグリセライド、コハク酸モノグリセライド、酢酸モノグリセライド、乳酸モノグリセライド、ジアセチル酒石酸モノグリセライド等が挙げられる。
<ポリグリセリン脂肪酸エステル>
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、2以上のグリセリンが重合して得られるポリグリセリンに脂肪酸がエステル結合したものであり、グリセリンの重合度、脂肪酸の種類、エステル化率により多様な性質ものが得られる。グリセリンの重合度、脂肪酸の種類、エステル化率は特に制限されないが、例えば、グリセリンの重合度は2~40程度であり、脂肪酸の種類は炭素数6~24の飽和又は不飽和脂肪酸であり、エステル化率は10~90%である。
<ショ糖脂肪酸エステル>
ショ糖脂肪酸エステルとしては、例えば、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖べへニン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル等が挙げられる。
<ソルビタン脂肪酸エステル>
ソルビタン脂肪酸エステルとしては、例えば、ソルビタンラウレート、ソルビタンステアレート、ソルビタンオレート、ソルビタンカプリレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタントリオレート、ソルビタントリべへネート等が挙げられる。
<プロピレングリコール脂肪酸エステル>
プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、例えば、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールモノパルミテート、プロピレングリコールモノステアレート、プロピレングリコールモノオレート、プロピレングリコールモノベヘネート等が挙げられる。
乳化剤の種類は、脂質の油滴の粒子径をメディアン径として1μm以下とすることができれば、特に制限されないが、モノグリセライド、レシチン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルを含有することが好ましい。これらの乳化剤を用いることにより、脂質の油滴の粒子径をより微細化することができる。更には、乳化安定性にも優れ、脂質の油滴の粒子径を長期間維持することができる。
モノグリセライドのHLBは、好ましくは1~5であり、脂質に溶解して使用することが好ましい。モノグリセライドの含有量は、特に制限されないが、脂質の含有量に対して、好ましくは1/200~1/2倍量であり、より好ましくは1/100~1/5倍量であり、更に好ましくは1/50~1/10倍量であり、特に好ましくは1/30~1/15倍量である。
レシチンの含有量は、特に制限されないが、脂質の含有量に対して、好ましくは1/200~1/2倍量であり、より好ましくは1/100~1/5倍量であり、更に好ましくは1/80~1/10倍量であり、特に好ましくは1/60~1/30倍量である。
ショ糖脂肪酸エステルのHLBは、好ましくは7~15であり、水相に溶解して使用することが好ましい。ショ糖脂肪酸エステルの含有量は、特に制限されないが、脂質の含有量に対して、好ましくは1/200~1倍量であり、より好ましくは1/100~1/2倍量であり、更に好ましくは1/50~1/5倍量であり、特に好ましくは1/30~1/10倍量である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの重合度は、好ましくは3~20であり、より好ましくは5~15であり、特に好ましくは7~12である。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBは、好ましくは8以上であり、より好ましくは10以上であり、特に好ましくは15以上である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの含有量は、特に制限されないが、脂質の含有量に対して、好ましくは1/200~1倍量であり、より好ましくは1/100~1/2倍量であり、更に好ましくは1/50~1/5倍量であり、特に好ましくは1/20~1/8倍量である。
<その他の成分>
本発明のスポーツ飲料には、必要に応じて甘味料、酸味料、無機塩、アミノ酸、ポリペプチド・タンパク質、核酸、有機酸塩、香料、果汁、栄養強化剤、着色料、保存料、抗酸化剤等を添加することができる。また、多糖類や増粘剤を加えて、ゼリー状形態としてもよい。
<甘味料>
甘味料としては、例えば、ショ糖、ブドウ糖、果糖、異性化液糖、D-キシロース、D-リボース、グリチルリチン、ステビア、アスパルテーム、キシリトール、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、水飴、エリスリトール、スクラロース、マルチトール、ソルビトール、サッカリンナトリウム、アセスルファムカリウム、カンゾウ抽出物等が挙げられる。
<酸味料>
酸味料としては、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、フマル酸、グルコン酸、コハク酸、リン酸、イタコン酸等が挙げられる。
<無機塩>
無機塩としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸三カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム等が挙げられる。
<アミノ酸>
アミノ酸としては、例えば、L-アスパラギン酸ナトリウム、L-アラニン、L-イソロイシン、L-グリシン、L-グルタミン、L-グルタミン酸、L-グルタミン酸ナトリウム、L-グルタミン酸カリウム、L-テアニン、L-トレオニン、L-バリン、L-フェニルアラニン、L-メチオニン、L-リシン塩酸塩、L-アスパラギン、L-アスパラギン酸、L-アルギニン、L-シスチン、L-セリン、L-チロシン、L-ヒスチジン、L-プロリン、L-ロイシン等が挙げられる。栄養強化の観点から、L-バリン、L-ロイシン、L-イソロイシンを含有することが好ましい。
<ポリペプチド・タンパク質>
ポリペプチド・タンパク質としては、例えば、魚由来コラーゲン、豚由来コラーゲン、牛由来コラーゲン、鳥由来コラーゲン、すっぽん由来コラーゲン、魚由来ポリペプチド、豚由来ポリペプチド、牛由来ポリペプチド、魚由来ゼラチン、豚由来ゼラチン、牛由来ゼラチン等が挙げられる。
<核酸>
核酸としては、例えば、5’-イノシン酸二ナトリウム、5’-ウリジル酸二ナトリウム、5’-グアニル酸二ナトリウム、5’-シチジル酸二ナトリウム、5’-リボヌクレオチドカルシウム、5’-リボヌクレオチド二ナトリウム等が挙げられる。
<有機酸塩>
有機酸塩としては、例えば、クエン酸一カリウム、クエン酸三カリウム、クエン酸三ナトリウム、グルコン酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリウム、L-酒石酸水素カリウム、L-酒石酸ナトリウム、乳酸カリウム、乳酸ナトリウム、フマル酸一ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム等が挙げられる。
<香料>
香料としては、例えば、グレープフルーツ香料、レモン香料、マスカット香料、グレープ香料、オレンジ香料、みかん香料、梨香料、アップル香料、ストロベリー香料、メロン香料、パイナップル香料、ピーチ香料、ヨーグルト香料、ミント香料等が挙げられる。
<果汁>
果汁としては、例えば、グレープフルーツ果汁、レモン果汁、マスカット果汁、グレープ果汁、オレンジ果汁、みかん果汁、梨果汁、アップル果汁、ストロベリー果汁、メロン果汁、パイナップル果汁、ピーチ果汁等が挙げられる。
<栄養強化剤>
栄養強化剤としては、水溶性ビタミン、脂溶性ビタミン、ミネラル成分の他、カルニチン、タウリン、ヒアルロン酸、セサミン、ポリフェノール、グルコサミン、コンドロイチン、牡蠣エキス、シジミエキス、すっぽんエキス、大麦若葉エキス、ケールエキス、ブルーベリーエキス、クランベリーエキス、カシスエキス、バラの花エキス、ノコギリ椰子エキス等が挙げられる。
<水溶性ビタミン>
水溶性ビタミンとしては、例えば、ビタミンB1(チアミン塩酸塩、チアミン硝酸塩)、ビタミンB2(リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビン5’-リン酸エステルナトリウム)、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB12(シアノコバラミン)、葉酸、ナイアシン、パントテン酸ナトリウム、パントテン酸カルシウム、ビタミンC(アスコルビン酸)等が挙げられる。
<脂溶性ビタミン>
脂溶性ビタミンとしては、例えば、ビタミンA(レチノール、レチナール、レチノイン酸)、ビタミンD(エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール)、ビタミンE(トコフェロール、トコトリエノール)等が挙げられる。なお、脂溶性ビタミンは、単独で乳化して添加しても、本発明の脂質に溶解して添加してもよい。
<ミネラル成分>
ミネラル成分としては、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、クエン酸カルシウム、クエン酸鉄、グルコン酸亜鉛、グルコン酸カルシウム、グルコン酸第一鉄、グルコン酸銅、酢酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、乳酸カルシウム、乳酸鉄、リン酸三カルシウム、リン酸三マグネシウム、骨焼成カルシウム、乳清焼成カルシウム、卵殻カルシウム等が挙げられる。
<多糖類>
多糖類としては、例えば、デンプン、デキストリン、加工デンプン等が挙げられる。
<増粘剤>
増粘剤としては、例えば、ペクチン、グアーガム、キサンタンガム、タマリンドガム、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
[乳化組成物の製造]
(1) 乳化組成物の配合
油相部:
中鎖脂肪酸トリグリセリド(※1) 30.0質量%
モノグリセライド(※2) 1.5質量%
レシチン 0.8質量%
水相部:
ポリグリセリン脂肪酸エステル(※3) 2.5質量%
ショ糖脂肪酸エステル(※4) 2.0質量%
ブドウ糖果糖液糖 49.2質量%
アスコルビン酸Na 1.5質量%
水 12.5質量%
上記乳化組成物に使用された原料は以下のとおりである。
(※1)脂肪酸組成:カプリル酸85質量%、カプリン酸15質量%
(※2)グリセリンモノオレート、HLB4
(※3)デカグリセリンモノオレート、HLB19
(※4)構成脂肪酸:ステアリン酸、HLB9
(2)乳化組成物の調製
a)水相部、油相部をそれぞれ75~80℃に加熱・撹拌して、各成分を溶解した。
b)該水相部をプロペラ撹拌器で撹拌しながら油相部を徐々に加え、更に75~80℃で20分間撹拌し、粗乳化液を得た。
c)該粗乳化液を、高圧ホモジナイザー(商品名:マイクロフルイダイザー(みずほ工業(株)製))を用いて均質化し(処理圧:130MPa)、乳化組成物を得た。該乳化組成物の油滴の粒子径は、86nm(メディアン径)であった。
[脂質の吸収性の評価]
ラット(Crl:CD(SD);日本チャールス・リバー(株))に、上記乳化組成物(以下、「試料1」という。)及び中鎖脂肪酸トリグリセリド(以下、「試料2」という。)を投与し、吸収性を比較評価した。ラットの数は、各群2匹とした。
(投与方法)
各試料を、カニューレを用いて胃内へ直接投与した。投与量は、中鎖脂肪酸トリグリセリドの量が同等となるように、試料1は3300mg/kg体重、試料2は1000mg/kg体重とした。
(採血方法)
採血は、門脈に留置したカニューレを介して行い、投与前、投与後15分後、30分後及び120分後の各時点において、約0.3mLを採血した。
(吸収性の評価)
採血した各血液は、3000rpm、4℃、10分間遠心し、血漿を採取した。得られた各血漿について遊離脂肪酸を測定した。遊離脂肪酸の測定は、LC-MSを用いて行った。試料1の結果を図1、試料2の結果を図2に示す。
図1を見ると、試料1を投与したラットでは、中鎖脂肪酸トリグリセリド由来のカプリル酸およびカプリン酸が投与後15分に門脈中に検出され、その後、低下している。すなわち、中鎖脂肪酸トリグリセリドの油滴の粒子径が86nm(メディアン径)である試料1では、投与後15分以内に中鎖脂肪酸トリグリセリドの吸収が開始したといえる。
一方、図2を見ると、中鎖脂肪酸トリグリセリドをそのまま投与したラットでは、カプリル酸およびカプリン酸が投与後30分で検出され、投与後120分後では更に高濃度で検出された。すなわち、中鎖脂肪酸トリグリセリドをそのまま投与すると、投与後約30分後に吸収が開始することがわかる。
これらの結果から、脂質の油滴の粒子径をメディアン径として1μm以下とすることにより、優れた吸収性を有する脂質を提供することができる。そして、これをスポーツ飲料に利用すれば、甘味を抑えつつ、エネルギー密度を高めることができる。
以下に、本発明のスポーツ飲料の処方例を挙げる。
〔処方例1〕
試料1 1.0質量%
グラニュー糖(ショ糖) 2.2質量%
ブドウ糖 1.1質量%
クエン酸 0.5質量%
塩化ナトリウム 0.13質量%
塩化カリウム 0.15質量%
乳酸カルシウム 0.03質量%
塩化マグネシウム 0.03質量%
グレープフルーツ香料 0.1質量%
水 残部
〔処方例2〕
試料1 3.0質量%
グラニュー糖(ショ糖) 3.5質量%
バリン 0.1質量%
ロイシン 0.2質量%
イソロイシン 0.1質量%
塩化ナトリウム 0.1質量%
塩化カリウム 0.2質量%
グレープフルーツ香料 0.1質量%
水 残部
処方例1および2により得られたスポーツ飲料によれば、試料1を添加することにより、エネルギー密度の高いスポーツ飲料を提供することができる。また、甘味が抑えられ、軽い口当たりのスポーツ飲料を得ることができた。さらに、スポーツ飲料は透明であり、清涼感に優れていた。
なお、処方例1の試料1に代えて、脂質の粒子径がメディアン径として1μmより大きい乳化液を添加したスポーツ飲料を調製し、処方例1と飲み比べたところ、油脂特有のコクが強く、重たい口当たりとなった。また、処方1と比べて、透明感が劣り、清涼感が低下した。
〔処方例3〕
試料1 13.3質量%
クエン酸 0.5質量%
塩化ナトリウム 0.13質量%
塩化カリウム 0.15質量%
乳酸カルシウム 0.03質量%
塩化マグネシウム 0.03質量%
グレープフルーツ香料 0.1質量%
水 残部
〔処方例4〕
試料1 16.7質量%
クエン酸 0.5質量%
塩化ナトリウム 0.13質量%
塩化カリウム 0.15質量%
乳酸カルシウム 0.03質量%
塩化マグネシウム 0.03質量%
グレープフルーツ香料 0.1質量%
水 残部
処方例3および4により得られたスポーツ飲料によれば、脂質を高濃度で含有しており、エネルギー密度の観点において、特に優れたスポーツ飲料を提供することができる。また、透明感も維持しており、清涼感にも優れたスポーツ飲料であった。
本発明のスポーツ飲料によれば、甘味を抑えつつ、エネルギー密度が高められたスポーツ飲料に利用することができる。また、DHA、EPA、α-リノレン酸、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンD等の栄養成分を強化したスポーツ飲料を提供することもできる。
また、本発明のスポーツ飲料は、粉末飲料として提供することもできる。

Claims (1)

  1. 中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質を油滴として含有し、前記油滴の粒子径がメディアン径として100nm以下であり、
    前記中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質の含有量が0.1質量%以上7質量%以下であり
    前記中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する脂質中の中鎖脂肪酸トリグリセリドの含有量が脂質に対して80質量%以上である、スポーツ飲料。
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