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JP7244512B2 - 血管インプラントデバイスを配備するためのインターロッキングループ結合/分離システム - Google Patents

血管インプラントデバイスを配備するためのインターロッキングループ結合/分離システム Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、35U.S.C.119条(e)の下、2017年11月9日に出願された米国仮出願第62/584,047号の利益を請求し、その開示は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
連邦政府による資金提供を受けた研究開発
適用できない。
本開示は、例えば血管閉塞デバイス等の血管インプラントの配備及び関連する方法に関する。より具体的には、本開示は、標的血管部位での血管インプラントデバイスの配備及び解放のためのシステム、デバイス及び方法に関する。
例えば血管腔又は他の体管腔の閉塞に使用されるような特定のインプラント手順では、インプラントデバイスが体内に挿入されるとともに管腔内の標的部位で解放される。例えば、血管閉塞インプラントデバイスを血管内に挿入して、血管を閉鎖又は密閉したり、心臓の欠損を閉鎖したりすることができる。インプラントデバイスを挿入するために、インプラントデバイスは、配備ツールの端部に取り外し可能に又は解放可能に有利に結合され、例えばマイクロカテーテル等の送達デバイスを介して血管内に配備され得る。標的部位にインプラントデバイスを配置した後、インプラントデバイスは、適切な解放機構によって配備ツールから解放又は取り外され、配備ツールは自由に引き抜かれる。
標的血管部位でのその最適な位置からのデバイスの動きを最小限にするために、インプラントデバイスへの最小の軸力の適用でインプラントデバイスの解放又は取り外しが行われることが重要である。このため、例えば電流等を介した熱エネルギーの適用に応答して破壊する例えば熱溶融性リンク等を使用する解放機構が考案された。他の解放機構は、剪断又は切断器具によって切断されるリンクを使用する。これらの機構は、程度の差はあるが、インプラントデバイスへの軸力の伝達を最小化するという目的を達成するかもしれないが、それらは、しばしば製造が複雑でコストがかかり、及び/又は使用が面倒である。
さらに、従来の血管内インプラント配備ツールは、配備ツールからインプラントを分離するために必要なすべての動きのフェーズを通して解放ワイヤの係合を必要とする。しかしながら、これは、解放ワイヤが配備ツールの作動によって引き戻されることに加えて、解放ワイヤが配備ツールによって押されることもできることを意味する。
従って、依然として、必要な臨床基準を満たしつつ、製造が簡単で使いやすいインプラントデバイスの解放/取り外し機構を提供することが、関連技術の目標である。
本開示は、配備中にインプラントデバイスが結合される配備ツールから配備されたインプラントデバイスを分離するためのシステムであって、その遠位端に取り付けられたインプラントデバイスを有する配備ツールが、血管内マイクロカテーテルを通過して血管標的部位に到達するシステムの実施形態に関する。
開示される実施形態は、インプラントデバイスを配備ツールに取り外し可能に連結する遠位端を有する解放ワイヤを係合及び引き抜くための引き戻しデバイスと、インプラントデバイスを配備ツールの遠位端に取り外し可能に結合するためのシステムとを含む。
開示された取り外しシステムの特定の実施形態は、インプラントデバイスを配備ツールに結合するためのインターロッキングループを使用する。
一態様では、本開示は、ユーザが引き戻しデバイスへの単一の動作を通じて血管インプラントデバイスを配備ツールから取り外し又は解放することを可能にするように構成されたインターロッキングループ結合/分離システムに関する。
より具体的には、本明細書に開示されるシステムは、解放ワイヤによってインプラントデバイスを配備ツールに取り外し可能に結合するためのインターロッキングループ結合機構と、インプラントデバイスに大きな軸力を与えずにインプラントデバイスを配備ツールから分離するように解放ワイヤを引き戻す解放ワイヤ引き戻しデバイスとを含む。
本開示の単一動作の引き戻しデバイスは、移動のすべての段階で引き戻しデバイスが解放ワイヤに作用しないので、解放ワイヤの再挿入を回避することができる。
代わりに、引き戻しデバイスは、解放ワイヤの引き戻し中に解放ワイヤにのみ作用し、別の配備ツール及びインプラントデバイスで使用するために引き戻しデバイスをリセットできる。
本明細書に記載のシステム及び方法は、血管閉塞インプラントの血管内配備に特に有用であるが、それらはまた、患者の治療又は診断上の利益のためのステント、コイル、プラグ及び他のインプラントデバイスの配備にも有用であり得る。
一態様では、本開示による血管インプラントを配備するためのシステムは、
近位端及び遠位端を有するインプラントアッセンブリであって、インプラントアッセンブリの近位端に第1ループが取り付けられているインプラントアッセンブリと、
近位端及び遠位端を有する配備ツールであって、配備ツールの遠位端に第2ループが取り付けられている配備ツールと、
配備ツール内にスライド可能に配置されるとともに、近位端及び遠位端を有する解放ワイヤであって、解放ワイヤの遠位端は、第1及び第2ループを通過して延在して、インプラントアッセンブリを配備ツールに解放可能に結合し、解放ワイヤの近位端は、配備ツールの近位端から近位に延びる、解放ワイヤと、
(a)配備ツールの近位端を保持し、(b)解放ワイヤの近位端を解放可能に把持し、(c)解放ワイヤの遠位端が第1及び第2ループから引き抜かれてインプラントアッセンブリが配備ツールから分離されるまで、配備ツールを通して解放ワイヤを近位に引っ張るように動作可能な解放ワイヤ引き戻しデバイスと
を備えている。
別の態様では、インプラントデバイスを配備ツールに結合し、そこからインプラントデバイスを分離する方法が開示される。
本開示の一態様によるインターロッキングループインプラント結合システムとともに使用するための解放ワイヤ引き戻しデバイスの部分切取りを含む斜視図である。 第1のクランプされていない非作動状態の引き戻しデバイスの部分断面図である。 第2のクランプされた非作動状態の引き戻しデバイスの部分断面図である。 第3のクランプされた作動状態の引き戻しデバイスの部分断面図である。 第4のクランプされていない作動状態の引き戻しデバイスの部分断面図である。 第5のリセット状態にある引き戻しデバイスの部分断面図である。 第6のリセット状態にある引き戻しデバイスの部分断面図である。 作動前に、配備されたインプラントデバイスを解放ワイヤから分離するように構成された、インターロッキングループ結合/分離システムの部分断面図である。 図8のインターロッキングループ結合システムの遠位端及びインプラントデバイスの側面図である。 分離後のインターロッキングループ結合システムの部分断面図である。 分離後のインターロッキングループ結合システムの遠位端及びインプラントデバイスの側面図である。 図1-図7の引き戻しデバイスのカム傾斜面の周りのガイドアームのための例示的なガイドトラックを示す図である。 解放ワイヤフェルール及びストップチューブを有する結合システムの実施形態を示す図である。 図13の線A-Aに沿った断面図である。 図13の線B-Bに沿った断面図である。
添付の図面に関連して以下に述べる詳細な説明は、本開示の態様に従って提供される解放ワイヤ引き戻しデバイスを備えたインターロッキングループインプラント結合/分離システムの現在好ましい実施形態の説明として意図されている。現在開示されているコンポーネント、アッセンブリ及び方法を構築又は使用できる唯一の形態を表すことは意図されていない。説明は、図示された実施形態に関連して、現在開示されているコンポーネント、アッセンブリ及び方法の実施形態を構築及び使用するための特徴及びステップを説明する。しかしながら、同じ又は同等の機能及び構造が、本開示の精神及び範囲内に包含されることも意図される異なる実施形態によって達成されてもよいことが理解されるべきである。本明細書の他の場所で示されるように、同様の要素番号は、同様又は類似の要素又は特徴を示すことを意図している。
図1-図7は、本開示によるインターロッキングループインプラント結合/分離システムのための引き戻しデバイス10の例示的実施形態の部分切取りを示す。これらの図は、ハウジング100の半分と、ガイドアッセンブリ200、アクチュエータ300及び解放ワイヤガイド400の断面図とを示す。
いくつかの実施形態では、ガイドアッセンブリ200及びアクチュエータ300は、ユニットとして一体的に形成され得る。選択的に、ガイドアッセンブリ200及びアクチュエータ300は、別個の、機械的に接続された構成要素であり得る。
ガイドアッセンブリ200及びアクチュエータ300は、引き戻しデバイス10の遠位端又は前端110から近位端又は後端112まで延びる軸に沿って対称であると理解することができる(本開示において使用されている用語「遠位」及び「近位」は、デバイス10のユーザの視点からとられている)。従って、ガイドアッセンブリ200及びアクチュエータ300の他の半分(図示せず)は、図1-図7に示される半分を反映していると理解することができる。
組み立てを容易にするために、ハウジング100は、内部構成要素の取り付け後に、接着剤又は他の適切な結合/溶接手段によって互いに接合される2つの軸方向の半分から有利に作製され得る。この目的のために、各ハウジングの半分は、相補的な雄型位置決めピン106及び雌型位置決めソケット107を備える。適切な耐久性のあるプラスチック又は高分子材料がハウジングに適しているが、ハウジングは適切な金属又は合金でできていてもよい。
引き戻しデバイス10の実施形態は、射出成形又は機械加工等の製造プロセスによって形成された構成要素で作製することができる。選択的に、3D印刷等の形成プロセスを使用することもできる。
ハウジング100は、完全に組み立てられたとき、装置が使用されるときに快適かつ確実に保持及び操作され得るハンドピースとして、有利な外形寸法及び構成であるべきである。
引き戻しデバイス10のハウジング100は、ガイドアッセンブリ200、アクチュエータ300の内部ボディ302、及び解放ワイヤガイド400を含む。
アクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200は、ハウジング100の外側のフィンガーグリップ304の操作によって、遠位位置と近位位置との間でハウジング100に対して軸方向に移動可能である。具体的には、アクチュエータ300の内部ボディ302は、ハウジング100の上部の長手方向スロット308を通って延びる接続部分又はステム306によってフィンガーグリップ304に接続される。次に、ガイドアッセンブリ200は、アクチュエータ300の内部ボディ302と一緒に移動できるように、その内部ボディ302に接続されている。
ハウジング100の上部には、フィンガーグリップ304がスライド可能に着座する平面トラック面104が設けられている。スロット308及びトラック面104は、ハウジング100に対するガイドアッセンブリ200及びアクチュエータ300の長手方向の移動の係る経路を区画するように構成される。
ガイドアッセンブリ200は、側壁200a、底壁又はベース200b、及び上壁302を含み得る。以下で説明するように、これらは全体として、ガイドアッセンブリ200の動作構成要素のための中央空間を一般に画定する。
引き戻しデバイス10の実施形態では、ガイドアッセンブリ200は、カム傾斜面128、ガイドレバー210、及び「アンビル」と呼ばれ得る固定された解除ワイヤ把持要素220の周りにガイド経路を設けるガイド溝又はトラック120を含み得る。(ハウジング100の図示されていない他の半分に、対応するガイドトラック120が設けられていることが理解される。)
アンビル220は、ガイドアッセンブリ200の側壁200a及び上壁302の少なくとも1つに取り付けられ得る。アンビル220は、アルミニウム若しくは類似の金属であり得るか、又は耐久性のあるポリマーまたは複合材料であり得る。
ガイドレバー210は、その遠位端の近くで、ガイドアッセンブリ200の側壁200aの少なくとも1つにヒンジピン211により回転可能にピン留めされ得る。
ガイドレバー210は、可動把持要素212をさらに備えることができる。可動把持要素212は、ガイドレバー210の遠位端の近くに位置するガイドレバーの挿入物として設けられているとともに、(以下で説明するように)ガイドレバー210が旋回する時に、可動把持要素212がアンビル220に近づいたり離れたりすることができるように構成される。これにより、ハウジング100の遠位端110に挿入された配備ツールシース800の端から延びる解放ワイヤ802の近位端を、可動把持要素212とアンビル220との間で把持することができる。
可動把持要素212は、図示されるようにガイドレバー210内の挿入物であり得るか、又はまたはガイドレバー210と一体であり得る。可動把持要素212は、固定把持要素又はアンビル220に対するガイドワイヤの確実であるが解放可能な係合を提供するための任意の適切な形状を有し得る。
ガイドレバー210は、一対のガイドアーム216(その1つだけが図示されている)で終わる自由な近位端を有している。ガイドアーム216のそれぞれは、対応するハウジング半分のガイドトラック120に着座されている。
ガイドレバー210は、ガイドレバー付勢ばね214(図2-図7)によって上向きに付勢されているとともに、図2-図7を参照して以下で説明されるようにアクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200がそれらの異なる位置に移動される時に、アーム216が内部に着座されたガイドトラック120によって設けられる連続閉路に沿って移動するようにガイドされる。
図1に最も良く示されているように、ガイドアッセンブリ200は、上壁302から近位に延びるばね支持体204をさらに含むことができる。軸方向に向けられた前方付勢ばね700は、第1端部が、ばね支持体204を取り囲むとともに、ばね支持体204と上壁302との接合部によって形成されるばね座に当接するように配置され得る。前方付勢ばね700は、上側チャンバ壁114aと下側チャンバ壁114bとの間に画定されたばねチャンバを通って近位に延在するとともに、近位ばね座115に着座された第2端部で終わる。このようにして、前方付勢ばね700は、ガイドアッセンブリ200に対して遠位方向の付勢力を提供し、それにより、ハウジング100内で後方(すなわち、近位)への移動に逆らうようにガイドアッセンブリ200を付勢する。
ハウジング100の遠位端110は、遠位開口部111を含む。解放ワイヤ802を含む配備ツール800は、遠位開口部111を通して、引き戻しデバイス10の解放ワイヤガイド400に入ることができる。本開示の実施形態では、配備ツール800は、解放ワイヤ802が軸方向及びスライド可能に配置されるシース(sheath)であり得る(この説明の目的のため、配備ツールを「シース」と呼ぶが、他の構成が配備ツールに使用されてもよい)。
解放ワイヤガイド400は、有利には、軸方向通路404に対して内向きかつ近位に先細りになる円錐形の入口402を有し得る。この先細り形状により、解放ワイヤ802を有するシース800は、ガイドアッセンブリ200を通しての挿入のために配置されている間に、ユーザによって挿入されることが可能になる。
シース800は、解放ワイヤガイド400の近位部分410に収容された例えばボールノーズスプリングプランジャ又は他の同様の保持要素若しくは機構等の、シース800に対して半径方向の保持力を提供するシース保持デバイス450によって、通路404内に有利に保持され得る。これにより、以下で説明するように、引き戻しデバイス10によって解放ワイヤ802がシース800を通して近位に引っ張られる時に、シース800の近位端が固定位置に保持される。
いくつかの実施形態では、シース保持デバイス450は、Vlier Products(www.vlier.com)によって市販されているタイプのばねプランジャー等の一体型ユニットであり得る。他の実施形態では、シース保持デバイス450は、例えばボールベアリング、ばね及び止めねじ等の別個の構成要素を備えることができる。
解放ワイヤガイド400は、ハウジング100とは別個の構成要素であり得るか、又はハウジング100と一体成形され得る。シース保持デバイス450は、ネジ接続によるか、又は例えば接着剤、ファスナー若しくは他の適切な方法等の代替手段によって、解放ワイヤガイド400に取り付けられ得る。
図2-図7は、アクチュエータ300の手動操作による解放ワイヤの直線的な近位移動のための作動サイクルの様々なステージにおける引き戻しデバイス10の部分断面図である。
以下に説明する動作は、一連のステップ又はステージで定義され、それらの各々は、アクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200の位置、特にガイドトラック120内のガイドアーム216の位置に対応する。
ガイドアーム216が従うガイドトラック120によって区画される経路は、例えば概して卵形、楕円形、台形、菱形、長方形又は三角形等であり得る閉ループ形状を区画する。図示される例示的な実施形態では、ガイドトラック120は、概ね台形の形状を有する。
動作中、可動把持要素212は、経路の最も遠位の位置及び最も近位の位置で、解放ワイヤ802から係合解除され得る。可動把持要素212は、最も遠位の位置と最も近位の位置との間の経路の中間位置で、解放ワイヤ802と係合され得る。
図2は、「休止位置」と見なされる第1の非作動ステージにある引き戻しデバイス10を示す。この第1ステージでは、ガイドアーム216は、ガイドトラック120の第1又はスタート位置122bに配置されている。スタート位置122bは、ガイドトラック120の下部遠位部分122aと上部遠位部分122cとの間にある。
この第1ステージでは、アクチュエータ300は前方(遠位)位置にあり、前方付勢ばね700はガイドアッセンブリ200を前方(遠位)に付勢している。さらに、ガイドレバー付勢ばね214は、ガイドレバー210をアクチュエータ300に向かって上方に付勢している。前方付勢ばね700及びガイドレバー付勢ばね214の組み合わされた力により、ガイドアーム216は、ガイドトラック120のスタート位置122bに接触して停止する。
この時点では、いくつかの実施形態では、シース800の外へ近位方向に延在する解放ワイヤ802の近位部分に可動把持要素212が接触しないように、ガイドレバー210が位置されている。
図3は、クランプされているが作動されていない第2ステージにある引き戻しデバイスを示す。このステージでは、アクチュエータ300は、上部軌道面104に沿って第1中間位置までユーザによって後方(近位)に移動される。
この位置では、ガイドトラック120の開始位置122bから離れるようにガイドアーム216がシフトされるようにガイドアッセンブリ200が後方に(近位に)移動し、それによって、ガイドトラック120の上部遠位部分122cに向けてガイドアーム216がトラックをたどるにつれて、ガイドレバー210の近位端をガイドレバー付勢ばね214が上方に付勢することが可能になる。
この状態において、アクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200の後方への動きは、前方付勢ばね700を圧縮する。
ガイドレバー210が上向きに付勢されると、可動把持要素212とアンビル220との間に解放ワイヤ802が把持されるとともに、アクチュエータ300と共にガイドアッセンブリ200が近位に移動されると、それに比例して解放ワイヤ802がハウジング100内に向けて後方(近位)に引き戻され始める。
図4は、第3の作動ステージにある引き戻しデバイスを示している。このステージでは、アクチュエータ300は、図3に示す第1中間位置から後方(近位)の第2中間位置まで上部軌道面104に沿ってユーザによってさらに後方(近位)に移動される。
この位置では、ガイドトラック120の第1又は上部近位部分126及びカム傾斜面128の近位端にガイドアーム216が位置されるように、ガイドアッセンブリ200が後方(近位)に移動している。
ガイドトラック120が凡そ台形の形状を有する図示された例示的な実施形態では、ガイドレバー210の後方への移動により、ガイドトラック120の第1近位部分126にガイドアーム216が位置される一方で、(可動把持要素212が配置されている)ガイドレバー210の遠位端が解放ワイヤ802から離れるように移動される。
ガイドトラック120の近位部分の傾斜のために、ガイドレバー210は、ガイドレバー付勢ばね214の付勢力に抗して下向きに付勢される。それにより、解放ワイヤ802との係合から把持挿入物212が外され、従ってハウジング100内への解放ワイヤ802の近位方向の移動が停止される。
解放ワイヤ802が停止される前に、第2及び第3ステージ(それぞれ図3及び図4)間でハウジング内に向けて近位方向に解放ワイヤ802が前進する距離は、ガイドトラックの第2遠位部分122cから第1近位部分126までガイドアーム216がガイドトラック120内で移動する経路の長さによって主に決定される。
図5は、第4の作動ステージにある引き戻しデバイスを示している。このステージでは、アクチュエータ300が上部軌道面104に沿う最も後方(近位)の位置にある。
この位置では、ガイドアーム216が、カム傾斜面128の近位端を越えて、ガイドトラック120の第2又は下部近位部分127に達するように、ガイドアッセンブリ200が後方に移動している。ここでは、アクチュエータ300及びガイドアッセンブリは、前方付勢ばね700の付勢力に抗して、それらの近位の移動限界に達している。
同様に、ガイドレバー210は、ガイドレバー付勢ばね214の付勢力に抗して、その移動範囲の下部まで下方に移動し、それにより、可動把持要素212を解放ワイヤ802からさらに遠ざける(および係合から外す)。
ガイドアーム216は、図12に示されるように(シース800及び解放ワイヤ802の移動の軸に平行な)長手方向距離Lが横方向距離Tよりも大きい閉経路内で移動し得る。
いくつかの実施形態では、横方向距離に対する長手方向距離の比(L/T)は、少なくとも1.25であり、約1.5から15の間であり得る。
いくつかの実施形態では、経路は、約3から6の間の実質的に直線状の側面を有する閉じた形状を区画し得る。
カム傾斜面128の周りのガイドアーム216の例示的な閉ループ移動経路216pが、移動経路における様々な位置216’、216’’及び216’’’を示す破線によって、図12に示されている。
図6及び図7は、第5のリセットステージにある引き戻しデバイスを示す。このステージでは、引き戻しデバイス10の遠位端110に向かってアクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200が前方に移動する。
アクチュエータ300のフィンガーグリップ304が解放される時、前方付勢ばね700は、アクチュエータ300及びガイドアッセンブリを遠位方向に付勢する。
ガイドトラック120の形状(ジオメトリ)により、ガイドアーム216は、ガイドアーム216がカム傾斜面128の上の移動経路をたどる作動ステージ(すなわち、図4及び図5にそれぞれ示される第3及び第4ステージ)とは対照的に、カム傾斜面128の下の移動経路をたどる。
カム傾斜面128の下のガイドトラック120の部分においてガイドアーム216が遠位に移動する時、ガイドレバー210の近位端は、ガイドレバー付勢ばね214の上向きの付勢力に抗して、下向き(図面に示されるように時計回り)に回転される。このとき、ガイドレバー付勢ばね214は、さらに圧縮される。
ガイドレバー210の時計回りの回転は、可動把持要素212を解放ワイヤからさらに遠くに移動させるので、アクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200が前方付勢ばね700によって遠位に移動して図2に示す第1のステージに戻る時、ハウジング100内の解放ワイヤ802の軸方向位置が変化しないか又は影響を受けない。
図7は、図6に示されるよりも引き戻しデバイス10の遠位端110に近い図2に示される位置の近くまで遠位に戻されたアクチュエータ300及びガイドアッセンブリ200を示す。
ガイドアーム216がカム傾斜面128の遠位端に到達するまで、ガイドアーム216がカム傾斜面128の下の移動経路に従い続ける。
カム傾斜面128の下のガイドアーム216の移動経路において、可動把持要素212が解放ワイヤ802からの係合解除を維持している状態で、ガイドレバー210は、図6に示されるその移動範囲の下部に維持される。
ガイドトラック120内でガイドアーム216がさらに遠位に移動すると、ガイドアーム216がカム傾斜面128の遠位端を通過する。
ガイドアーム216がガイドトラック120の第1遠位部分122aに入る時、ガイドレバー付勢ばね214は、ガイドレバー210を付勢して、図2に示すように、ガイドトラックの第1又はスタート位置122bに戻す。ここでは、把持要素212は解放ワイヤ802と接触していない。この時点で、引き戻しデバイスは、図2に示される第1又は休止ステージにリセットされる。
引き戻しデバイスのリセット中又はリセット後(すなわち、可動把持要素がガイドワイヤ802を解放すると)、引き戻しデバイス10がシース800及びガイドワイヤ802から分離されてもよく、それによって、リセットされると、引き戻しデバイス10を別のインプラントデバイスの分離用途に使用することが可能になる。
要約すると、図2-7は、引き戻しデバイス10の一連の動作ステップ又はステージを示しており、引き戻しデバイス10は、標的血管部位に配備されたインプラントから解放ワイヤ802を引き戻すか又は引き抜くように動作可能であり、それにより、その引き抜きは、インプラントを妨害又は移動させたり、インプラント又は配備ツールに大きな軸力を加えたりすることなく、一方向に(すなわち、近位方向に)達成される。
ガイドトラック120及びカム要素128の異なる形状が設けられ得る。図示の例示的な実施形態では、ガイドトラック120の概ね台形の形状が、傾斜面状のカム要素128と共に設けられる。
しかしながら、代替のガイドトラック及びカム要素の形状を使用して、解放ワイヤ802の移動方向を逆にすることなく(すなわち、解放ワイヤ802を進めることなく)ガイドアッセンブリをリセットすることができるようにしながら、作動中に解放ワイヤを引き戻す結果を達成することができる。
ガイドレバー210の支点(すなわち、ピン211)、及び/又はガイドレバー210の形状は、ガイドアーム216の動きが図2-図7に示される実施形態の動きとは異なるように規定され得る。
例えば、ガイドアーム216が上部ではなくガイドトラック120の底部に係合する時に、固定把持要素(「アンビル」)220及び可動把持要素212が解放ワイヤ802に作用する実施形態が設けられてもよい。
さらに、ガイドトラック120によって提供されるガイド機能は、ハウジング100の内面上の隆起した壁又はリブによって提供することができる。各ガイドアーム216は、隆起した壁又はリブに沿って移動する。
また、アクチュエータのバリエーションは、他の機構によって実現できる。例えば、一方向の回転スプールを使用することができ、その場合、ユーザによる作動のために回転ダイヤルを設けることができる。そのような装置は、例えばラチェット式ソケットレンチ等から理解されるように、一方向への回転と反対方向への滑りによって解放ワイヤの引き戻しを可能にすることができる。
図8-図11は、インターロッキングループ結合システムによって配備ツール(例えばシース800等)に解放可能に結合されたインプラントアッセンブリ900と組み合わせた引き戻しデバイス10を示す。インプラントアッセンブリ900は、インプラントデバイス901(例えば、示されるような血管閉塞器)と、インプラントデバイス901の近位端のクリンプ(crimp)部分906によってインプラントデバイス901に取り付けられ得るインプラントループ904とを含み得る。
図8及び図9は、非分離状態の、すなわち、標的血管部位でのインプラントアッセンブリの配備中にインプラントアッセンブリ900が配備ツール(例えばシース800等)に結合されるときのインターロッキングループ結合システムを示す。
図8は、図9に示されるように、シース800の近位端から近位に延在し、その遠位端がシース800の遠位端から遠位に延在する解放ワイヤ802の近位部分と係合する引き戻しデバイス10を示す。
引き続き図9を参照すると、ツールループ804は、解放ワイヤ802を含むシース800の遠位端に取り付けられ、それにより、ツールループ804は、インプラントループ904を通して配置されるか、又はインプラントループ904と重ねて配置されることができる。
解放ワイヤ802の遠位端又は遠位部分は、ツールループ804及びインプラントループ904を通って延在し、それにより、ループ804,904を取り外し可能に接続する。
従って、ループ804,904を通る解放ワイヤ802の配置は、インプラントアッセンブリ900を配備ツール(シース)800に解放可能に結合し、それらの分離を防止する。
いくつかの実施形態では、クリンプ部分906は、ツールループ804及びインプラントループ904がインターロッキングループとして一緒に結合される時に、解放ワイヤ802の遠位端を受容するための凹部を有し得る。
代替的に、インプラントループ904がツールループ804の内側に設けられ得るか、又はインプラントループ904及びツールループ804は、いずれかのループが他のループに入ることなく重ねられた様式で組み立てられ得る。
インプラントアッセンブリ900の態様では、インプラントループ904は、クリンピング、溶接、接着剤又は他の適切な方法によってインプラント901にインプラントループ904が固定されるクリンプ部分906内にのみ延びるループであってよい。このようにして、インプラントループ904に必要な材料の量を減らすことができ、インプラント技法に応じてインプラントループ904を独立して調整することができる。例示的な実施形態はループを使用するが、代替の形状を使用することができる。例えば、ひも(braid)、ケーブル若しくは巻きループ、又はループ内のコイル構造を提供することができる。
図10及び図11は、分離状態の、すなわち、配備後にインプラントアッセンブリ900がシース800から解放又は分離された時のインターロッキングループ結合システムを示す。
インプラントアッセンブリを取り外すために、解放ワイヤ802は、例えば上述の引き戻しデバイス10等の手段によって、ツールループ804およびインプラントループ904の両方から(近位方向に)引き抜かれる。
従って、引き戻しデバイス10(又は機能的に同等のもの)は、解放ワイヤ802を引き戻すように操作され、それにより、インプラントループ904をツールループ804から分離する。
インプラントループ904及びツールループ804は、互いに結び付けられていないか、又は互いに機械的に接続されていないので、これらは、解放ワイヤ802の後退にのみ応答して互いに解放され、それによりインプラントアッセンブリ900をシース800から解放又は分離する。
従って、インプラントアッセンブリが標的血管部位に位置されて配備されると、インプラントに大きな軸力が加えられることなく、インプラントアッセンブリの分離が達成され、それにより、標的部位からのインプラントの移動又は変位の可能性が最小限に抑えられる。
結果的にインプラントの解放をもたらす、ツールループ804及びインプラントループ904との係合からの解放ワイヤ802の引き抜きは、引き戻しデバイス10内のセンサー(図示せず)によって検出され得る。これは、取り外しが発生したことの確認をユーザに示すことができる。
センサは、解放ワイヤ802又は解放ワイヤに接続された要素との近接又は接触を検出することができる。
センサは、ユーザと視覚的若しくは物理的に接触しているか又はユーザに見えるインジケータ要素と、機械的又は電気的にコミュニケーションすることができる。
例えば、小さなライト又は発光ダイオード(LED)は、インプラントの解放に十分な解放ワイヤ802の動きを示すように、電源及びセンサに接続された引き戻しデバイス10に組み込まれ得る。
いくつかの実施形態では、図13-図15に示されるように、オーバーコイル808は、シース800の遠位端とインプラントアッセンブリ900の近位端(例えば、クリンプ部分906等)との間で軸方向に延び、それにより、ループ804,904、及びそれらを相互接続する解放ワイヤ802の遠位端の周りで同軸に延びていてよい。
オーバーコイル808は、金属、ポリマー又は複合材から作製されたユニファイラ又はマルチファイラのらせん状コイルのいずれかであり得る。
さらに図13-図15に示されるように、インターロッキングループ結合システムの実施形態は、ツールループ804から近位でオーバーコイル808に取り付けられた管状又は環状ストップ812と、ストップ812から近位で解放ワイヤ802に取り付けられた管状フェルール810とを含み得る。フェルール810及びトップ812は、以下で説明するように、解放ワイヤ802の望ましくない動きの可能性を低減するように構成される。
解放ワイヤ802の蛇行した動きを最小限に抑えるとともに、解放ワイヤ802がオーバーコイル808の遠位端を越えて延在することを回避することは有利であり得る。具体的には、解放ワイヤ802のルーズな端部がオーバーコイル808又はインプラントアッセンブリ900から離れて延在することを回避することが有利である。蛇行した動きは、例えばインプラントアッセンブリ900が送達マイクロカテーテルにおいて高い摩擦に遭遇するとき等に発生する可能性がある。
ユーザが送達デバイスの近位端を押し続ける時に摩擦が増加するので、オーバーコイル808は圧縮し始めることがある。インプラント位置が軸方向に固定されている間にオーバーコイル808が圧縮すると、解放ワイヤ802の遠位端が望ましくない方向に潜在的に延びる可能性がある。解放ワイヤフェルール810及びストップチューブ812は、送達デバイスの移動中及び標的部位におけるインプラントアッセンブリ900の位置決め中の解放ワイヤ802の望ましくない移動を最小化するのに役立つ。
フェルール810及びストップ812は、例えば、ステンレス鋼、ポリマー又は複合材等の任意の適切な金属又は非金属材料で作製されてもよい。フェルール810は、例えば接着剤等の任意の適切な手段によって、又は圧着、溶接、はんだ付け若しくは他の適切な方法によって、解放ワイヤ802に取り付けられ得る。
フェルール810及びストップ812は、ツールループ804および解放ワイヤ802がオーバーコイル808内で自由に動くことができるように内部寸法が決められている。
ストップ812は、例えばレーザー溶接、音波溶接、接着剤又は他の方法等によって、1つ又は複数の取付点814でオーバーコイル808の内面に取り付けられてもよい。
フェルール810の遠位にあるストップ812は、それにより、フェルール810の遠位移動を制限するためのストップとして機能することができる。フェルール810が解放ワイヤ802に取り付けられると、それによって、ストップ812は、ループ804,904に対する解放ワイヤ802の遠位移動を制限するためのストップとしても機能する。
ストップ812の内径は、有利には、ツールループ804及び解放ワイヤ802を許容するが、フェルール810がストップ812を自由に通過できないようなサイズである。従って、高摩擦シナリオの下でも、フェルール810は、ストップ812に対して押し付けられるとともに、オーバーコイル808に対する解放ワイヤ802のさらなる遠位方向の動きを防止する。また、解放ワイヤ802が自由に通過できるため、ストップ812は、インプラントの取り外しに必要な逆方向の動きを妨げない。従って、フェルール810は、その外径がストップ812の内径に適合しないため、遠位方向へのさらなる前進が阻止される。
図14は、図13の線A-Aに沿った断面図であり、解放ワイヤ802を同軸に取り囲むフェルール810の配置を示している。ツールループ804は、オーバーコイル808の内側の解放ワイヤフェルール810に隣接していてよい。
図15は、図13の線B-Bに沿った断面図であり、オーバーコイル808内のストップ812の配置を示している。ツールループ804及び解放ワイヤ802の両方が、ストップ812の内側にあってもよい。すなわち、ストップ812は、ツールループ804及び解放ワイヤ802の両方を同軸で囲む。
本開示の主題によるインプラント結合/分離システムは、以下のように動作/操作され得る:
近位端と第1ループで終わる遠位端とを有する配備ツール内にスライド可能に配置される解放ワイヤが設けられる。解放ワイヤは、配備ツールの近位端から短い距離だけ近位に延びる近位端と、インプラントデバイスを配備ツールの遠位端に解放可能に結合するように、インプラントデバイスの近位端で第1ループ及び第2ループを通過する遠位端とを有する。
配備ツールの近位端は、解放ワイヤ引き戻しデバイスの遠位開口部に導入されるとともに、解放ワイヤの近位端が配備ツールの近位端から近位に延びる状態で引き戻しデバイス内に固定される。
(1)解放ワイヤの近位端をつかみ、(2)配備ツールを通して解放ワイヤを近位に引っ張り、解放ワイヤを第1及び第2ループから引き抜き、それによってインプラントデバイスを配備ツールから分離し、及び(3)解放ワイヤの近位への移動後に、解放ワイヤを結合解除するように、引き戻しデバイスが動作/操作される。
別の態様では、本開示による方法は、
(1)その遠位端に取り付けられた第1ループを有する配備ツールを設けること、
(2)その近位端に第2ループを有するインプラントデバイスを設けること、
(3)解放ワイヤが軸方向に配備ツールを通過することにより、解放ワイヤの遠位端が第1及び第2ループを通過させてインプラントデバイスを配備ツールに解放可能に連結するとともに、配備ツールの近位端で解放ワイヤの一部が露出するようにすること、
(4)解放ワイヤの露出部分をつかむこと、及び
(5)解放ワイヤの遠位端が第1及び第2ループから引き抜かれて、インプラントデバイスが配備ツールから分離されるまで、配備ツールを通して解放ワイヤを近位に引くこと
を含んでいてよい。
本開示の主題の例示的な実施形態を本明細書で具体的に説明および図示してきたが、多くの修正および変形が当業者には明らかであろう。
従って、本明細書に開示されるような引き戻しデバイス及びインターロッキングループ結合システム、それらのそれぞれの構成要素、並びに関連する方法は、本明細書に記載されるもの以外に具体化され得ることが理解されるべきである。上記のインターロッキングループ結合システムは、前述の解放ワイヤ引き戻しデバイスとの使用によく適していることも理解されよう。
従って、解放ワイヤによってインプラントデバイスが配備されるインプラントデバイス配備システム及び方法においてそれらが一緒に使用される多くの用途及び状況が存在すると考えられる。しかしながら、他の用途および状況では、他のタイプの引き戻しデバイスとともに上記のインターロッキングループ結合システムを使用するか、又は他のタイプのインプラント/解放ワイヤ結合システム及び配置とともに上記の引き戻しデバイスを使用することが有利であり得る。

Claims (14)

  1. 血管内に導入された配備ツールの遠位端に血管インプラントデバイスを解放可能に結合する遠位端を有する解放ワイヤを引き戻すためのデバイスであって、前記配備ツールは、前記解放ワイヤの近位部分が露出される近位部分を有しており、
    前記解放ワイヤの前記近位部分が露出される前記配備ツールの前記近位部分を受け入れるように構成された遠位開口部を有するハウジングと、
    前記ハウジング内のガイドアッセンブリであって、遠位位置と近位位置との間で移動可能なガイドアッセンブリと
    を備え、
    前記ガイドアッセンブリは、
    前記ガイドアッセンブリ内の固定位置にある第1把持要素と、
    前記ガイドアッセンブリに枢動可能に取り付けられた第2把持要素と
    を備え、
    前記遠位位置と前記近位位置との間の前記ガイドアッセンブリの移動は、前記ガイドアッセンブリが前記遠位位置及び前記近位位置にある時、前記解放ワイヤの前記露出された部分から解放されるように構成された第1相対位置と、前記ガイドアッセンブリが前記遠位位置と前記近位位置との間の中間位置にある時、前記解放ワイヤの前記露出された部分と係合するように構成された第2相対位置との間で、前記第2把持要素を移動させ、それにより、前記中間位置から前記近位位置への前記ガイドアッセンブリの移動は、前記第1及び第2把持要素が前記第2相対位置にある状態で、前記解放ワイヤを前記ハウジング内で近位に移動させるように動作可能である、
    デバイス。
  2. 前記ガイドアッセンブリは、前記第2把持要素が配置されている第1端部と、前記ハウジングにおいて区画されたガイド経路に移動可能に着座された第2端部とを有するレバーを備え、
    前記ガイド経路は、前記ガイドアッセンブリが前記遠位位置と前記近位位置との間で動かされる時に前記第2相対位置と前記第1相対位置との間で前記第2把持要素を移動させるように前記レバーを枢動させるように構成されている、
    請求項1に記載のデバイス。
  3. ユーザによる遠位及び近位の操作のために構成された外部部分と、前記遠位位置と前記近位位置との間で前記ガイドアッセンブリを移動させるために前記ガイドアッセンブリに動作可能に接続された内部部分とを有するアクチュエータをさらに備える、
    請求項1に記載のデバイス。
  4. 前記ガイドアッセンブリは、前記遠位位置に向かってばねで付勢されている、
    請求項1に記載のデバイス。
  5. 前記ガイド経路は、閉ループとして構成されている、
    請求項2に記載のデバイス。
  6. 前記レバーの前記第2端部は、前記ガイド経路と移動可能に係合されたガイドアームとして構成される、
    請求項2に記載のデバイス。
  7. 前記ガイド経路は、前記ハウジングにおいてトラックによって区画されている、
    請求項2に記載のデバイス。
  8. 血管インプラントデバイスを配備するためのアッセンブリであって、
    遠位端及び近位部分を有する血管内配備ツールと、
    前記血管内配備ツールを通過して延在する解放ワイヤであって、前記血管内配備ツールの前記遠位端に血管インプラントデバイスを解放可能に結合するように構成された遠位端、及び前記血管内配備ツールの前記近位部分から延びる露出された近位部分を有する解放ワイヤと、
    解放ワイヤ引き戻しデバイスと
    を備え、
    前記解放ワイヤ引き戻しデバイスは、
    前記解放ワイヤの前記近位部分が露出される前記配備ツールの前記近位部分を受け入れるように構成された遠位開口部を有するハウジングと、
    前記ハウジング内にあるとともに、遠位位置と近位位置との間で移動可能なガイドアッセンブリであって、前記ガイドアッセンブリ内の固定位置にある第1把持要素と、前記ガイドアッセンブリに枢動可能に取り付けられた第2把持要素とを含むガイドアッセンブリと
    を備え、
    前記遠位位置と前記近位位置との間の前記ガイドアッセンブリの移動は、前記ガイドアッセンブリが前記遠位位置及び前記近位位置にある時、前記解放ワイヤの前記露出された部分から解放されるように構成された第1相対位置と、前記ガイドアッセンブリが前記遠位位置と前記近位位置との間の中間位置にある時、前記解放ワイヤの前記露出された部分と係合するように構成された第2相対位置との間で、前記第2把持要素を移動させ、それにより、前記中間位置から前記近位位置への前記ガイドアッセンブリの移動は、前記第1及び第2把持要素が前記第2相対位置にある状態で、前記解放ワイヤを前記ハウジング内で近位に移動させるように動作可能である、
    アッセンブリ。
  9. 前記ガイドアッセンブリは、前記第2把持要素が配置されている第1端部と、前記ハウジングにおいて区画されたガイド経路に移動可能に着座された第2端部とを有するレバーを備え、
    前記ガイド経路は、前記ガイドアッセンブリが前記遠位位置と前記近位位置との間で動かされる時に前記第2相対位置と前記第1相対位置との間で前記第2把持要素を移動させるように前記レバーを枢動させるように構成されている、
    請求項8に記載のアッセンブリ。
  10. ユーザによる遠位及び近位の操作のために構成された外部部分と、前記遠位位置と前記近位位置との間で前記ガイドアッセンブリを移動させるために前記ガイドアッセンブリに動作可能に接続された内部部分とを有するアクチュエータをさらに備える、
    請求項8に記載のアッセンブリ。
  11. 前記ガイドアッセンブリは、前記遠位位置に向かってばねで付勢されている、
    請求項8に記載のアッセンブリ。
  12. 前記ガイド経路は、閉ループとして構成されている、
    請求項9に記載のアッセンブリ。
  13. 前記レバーの前記第2端部は、前記ガイド経路と移動可能に係合されたガイドアームとして構成される、
    請求項9に記載のアッセンブリ。
  14. 前記ガイド経路は、前記ハウジングにおいてトラックによって区画されている、
    請求項9に記載のアッセンブリ。
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